日光が身体に与える影響
今日のFM放送は太陽光線が人間の肌と目に与える影響について話をしました。ずっと以前にも記載した事がありますが、まとめながら追記いたします。
太陽光線(主に紫外線)から肌を守るために、メラニン色素の誘導が起こります。太陽光線には私達の体に良い部分と悪い部分があります。
太陽光線を浴びると皮膚を守るためにメラニン色素が誘導されます。太陽光線が強いとメラニン色素が増え褐色の肌になり、紫外線が皮膚の中まで入ることをブロックしてくれます。人間の皮膚の防衛反応と言うことが出来ます。
人間の肌の色は、長年の太陽光線を浴びる量によって変化しました。黒人は日光に対して抵抗性がありますが、白人は弱く、日本人は中間でしょうか? ただ日本人でも太陽光線に関しては、それぞれ個人差があり違いがあります。
これまでの経験で、太陽光線を浴びると、①直ぐに日焼けするが色が黒くなりにくい、②日焼けもするがあとで黒くなる、③日焼けしづらいが後で白くなりにくい・・・大きく日本人を分けるとこんな感じでしょうか? お解りと思いますが①、②、③の順に日光に弱い肌で、日焼け対策がより重要となります。
紫外線が私達の肌のしなやかさ保っている真皮のコラーゲン(膠原繊維)やエラスチン(弾性繊維)に影響を及ぼすと、次第に皮膚の弾力が失われて「シワ」となってしまいます。
子供の夏休み期間は海や山のレジャーに出かける機会もあると思います。 大人は日傘に日焼け止めを充分に塗って対策をしていると思いますが、子供達にも帽子や日焼け止めクリームを適切に塗ってあげて欲しいですね。今の両親は子供達にもこのような対策をする方が増えましたが、私の子供の頃は大人は無頓着でした。
夏休み明けの教室で、皆の顔が真っ黒に日焼けしていて教室内の雰囲気が変わったことを今でも思い出します。 昔は何も対策を取らずに、日焼けして水ぶくれなって、皮がむけて、痛て〜と思いながら、夏休みを楽しく過ごしていました
・・・いかん!医療ブログなのに私の思い出に浸ってしまいました🙏
日光を浴びるとその紫外線の影響で表皮の部分が火傷を起こし、水脹れや発赤を起こしますし、真皮のコラーゲンやエラスチンを硬くして後々シワの原因にもなります。 近年はこのような日光による傷害も判るようになったため、あえて無防備に太陽光線を浴びることも少なくなりました
(昔救急医療をやっていると、夏場になると沖縄の太陽の下で海水浴などを行って、夜中から日焼けによる痛みや水膨れで救急外来を受診する観光客が非常に多かったです。次第に少なくなっています・・・沖縄の海を楽しいで欲しいでしが、沖縄の夏の太陽を侮ってはいけませんよ😆)
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