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2017年11月17日 (金)

今週の生け花(平成29年11月第3週)

11月も中旬を迎え、日本列島にも寒波が押し寄せていよいよTh_img_6122_2 本格的な冬のシーズンとなりそうです。ここ南国の沖縄もだいぶ涼しくなりました。朝晩は少し寒い感じとなっています。それでも北の地方から比べると暑いぐらいかも知れませんが・・・

今週も生け花クラブの皆様が2階のいつもの場所にも生け花を飾ってくれていました。今週の生け花はしっとりと奥ゆかしい感じを受けます。

今回は丸い茶褐色の花器とそれと色を合わせたかのようなドラセナの葉を上手く使うことで落ち着いた雰囲気をだしています。その為に単独では目立つ、赤いカーネーションや黄色のガーベラも調和を保って飾られています。

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赤く細い枝はレッドウイローです、日本では赤柳と呼ばれています。丈夫で曲げても折れにくい性質があり生け花ではよく用いられています。単独で観ると人口的な色彩ですが、今回は赤いカーネーションがあるお陰で浮き足立っていない感じを受けます。

生け花の花の組み合わせ、色の組み合わせを見事に行える生け花クラブの皆様のセンスの良さが覗える作品となっています。

<花材:レッドウイロー、ガーベラ、カーネーション>

2017年11月10日 (金)

今週の生け花(平成29年11月第2週)

11月も第2週となり、この週末は日本列島に寒気が流れ込むようで、一気に冬の気配が増すかも知れません。沖縄も涼しくなりますが、この時期になると寒さに弱い私としては沖縄でよかったと思います。20度を切ると冬眠体勢に入ってしまいますcoldsweats01

今週はタイトなスケジュールに見舞われ、今日も朝からノンストップで12時間が経過して、やっと一息しています・・・コーヒーを飲みながらノンビリと・・・・ア!・・・今週の生け花の紹介をするのを忘れたと・・・もぞもぞとブログを書いているしだいです。それでもこの生け花を見ると元気が出て来ましたscissors                   Th_img_6094

今週も2階のいつもの場所に生け花クラブの皆さんがお花を飾ってくれていました。
本当に疲れを吹き飛ばすほどの元気があるお花達です。

前方と側面に穴が開いている少し変わった形の花器が使われています。この様な形のお陰で奥行きのある花を配列することが出来ます。

花器の色が茶褐色で落ち着いているせいで、より花の色が際立って来ます。もう1つ葉を落とした雲竜柳の蛇行した枝のお陰で、中心部の花がギュッと濃縮された印象を与えてくれています。

グラジオラスのピンクの花々が目立っています。私的にはグラジオラスは夏のお花のイメージですが南国沖縄では今でも開花して売っているのでしょうか? ともあれアヤメ科のグラジオラスはオランダショウブを呼ばれるだけあって、目立つ花なのですが、柔らかいイメージを与えてくれます。 

グラジオラスと言う名前はなんと古代ローマの剣であるグラディウスに由来するそうですがこの可憐な花と剣はあまり想像出来ません。 そう言えば第73回アカデミー賞と第58回ゴールデングローブ賞を受賞した剣闘士の映画のタイトルも「グラディエーター」でした・・・・ごつい剣闘士が剣ではなくてピンクのグラジオラスの花束を抱えて歩いたら可愛いのだろうかと・・・つい訳の分からない想像をしてしまうのです(今日は私の脳も疲れていますcoldsweats02

Th_29112 花器とグラジオラスの間に配置した、スプレーカーネーションの色が実に絶妙です。この色使いしかないと言わんばかりにマッチしています。生け花クラブのセンスの良さを感じます。 今回はこれだけでも十分な気もしますが、普段は目立つ黄色のヒマワリも脇役程度に飾りつけられています。

・・・また余計なことを書いてしまいましたので生け花クラブの皆様に怒られそうですrundash

少し元気が出ましたので、これから病室に上がって患者さんの顔をみたら帰ることにします。 これから寒くなりそうですので、温かくしてお過ごし下さいねheart04

<花材:雲竜柳、グラジオラス、ヒマワリ、スプレーカーネーション>

2017年11月 3日 (金)

今週の生け花(平成29年11月第1週)

今日は11月3日文化の日です。沖縄は晴れ渡り清々しい風が駆け抜けています。私も穏やかな時間を過ごしています。日々の慌ただしさに追われて自分を見つめ直すことも疎かになってしまっています。 私は公休日のなかで「文化の日」が1番好きです。「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨として制定されました。
人間が人間たり得る知性を感じてしまいます。

Th_img_6068 今週も生け花クラブの皆様が2階のいつもの場所にもお花を飾ってくれていました。

硬い岩のような花器の上に雪冠杉の緑と黄緑の葉が伸びやかに広がっています。その間から、赤いグラジオラスと黄色いヒマワリが柔らかく輝いています。その左には葡萄の実のでしょうか? 赤紫の落ち着いた色合いで調和しています。

夏の太陽の下で輝く大輪のヒマワリ以外に沢山の種類のヒマワリがあります。今回のヒマワリはレモンエクシアやゴッホのヒマワリに近い品種でしょうか? 糸菊のように細い花びらが印象的です。華奢ですが情熱を感じさせてくれるヒマワリです。

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ヒマワリはゴッホやモネなど多くの画家が描いていますし、ヨーロッパの旅行の際に辺り一面ヒマワリの畑の中を歩いたこともありました。ヒマワリはヨーロッパの印象があるのですが、原産国は北アメリカ西部だそうです。コロンブスの新大陸発見後ヨーロッパに広まったようです。花を愛でるだけではなく油をとったりと農作物として植えられたいます。 ヒマワリはペルーでは太陽神の象徴として崇められ、ヨーロッパに渡ったときも「インディアンの太陽の花」「ペルーの黄金の花」と呼ばれたとのことです。

本土の方では晩秋を迎えるでしょうか。沖縄は1番過ごしやすい時期を迎えています。

<花材:雪冠杉、グラジオラス、ヒマワリ>

2017年10月27日 (金)

今週の生け花(平成29年10月第4週)

Th_img_6048 10月も後半になりました。台風22号が明日、明後日にかけて沖縄本島を直撃しそうです。
いつも台風の進路を観ながら思うのですが、太平洋はこんなに広いのになんで向かってくるのよ。沖縄観光でもしたいのと。 実にシャクに障る進路方向です。 

病院も対策を講じなければなりませんし、私にとってはいつから病院の外来などを中止するかを決めなければなりません。一番このことが大変です。 今回も気象台の予想とにらめっこで眠れそうにありませんweep

こんな外の世界とは関係なく、2階のいつもの場所に生け花クラブの皆様がお花を飾ってくれていました。Th_29104_2

今週の生け花は観音竹の葉が瑞々しく伸びやかな印象を与えてくれています。丸くオレンジ色の丸い実が連なっているのは月桃の実です。月桃は白く柔らかい花が咲いたあとこの様に丸い実をつけます。お花の香りがいいので月桃の花が咲く季節は嬉しくなってしまいます。普段は実の生る頃には注目されません。生け花ではこの様な使い方は新鮮です。

それに観音竹に負けないぐらい、キラキラと輝いているのが、唐辛子です。赤い実をつけた唐辛子を前方と中段配置する位置どりも見事です。

<花材:観音竹、月桃、唐辛子>

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今回は生け花クラブの年2回(?)の発表会もあり、病院の入り口や表示板などの前に生け花クラブの作品が一同に飾られています。

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外来受診や入院、検診などで来られた方が足を止めて作品を眺めていました。少しでも皆さま方の気持ちが穏やかになれれば嬉しいなと感じながら、外来の診察を終えて上がって来ました。

2017年10月20日 (金)

今週の生け花(平成29年10月第3週)

10月も第3週となりましたが、沖縄地方はだんだんと雲が厚くなって来ています。まだ風雨は強くありませんが、明日、明後日と台風の影響を受けそうです。Th_img_6005
本土の方も雨が強くなる地域もありそうですので十分気をつけて欲しいですし、選挙の投票日も気になると所です。

外の状況はどうであれ、いつもの2階の角には爽やかな秋風が吹いています。今週も生け花クラブの皆様がお花を飾ってくれていました。有り難いことですheart04

今週の生け花はもちろん黄色のヒマワリが目立つのですが、これよりも先に流木のような枯れ木と花器の組み合わせに眼が止まってしまいました。 熱帯魚をやっている方にとっては水草水槽のレイアウトとして、この様な流木をよく使います。緑の水草の中に古い流木を使用するとより緑が鮮やかになることで使うケースが多いようです。

Th_29103 しかしながら生け花では少し枝が伸びたような古木を使っているのを見たことがありますが、この様に重そうなどっしりとした木を使うのは始めてみました。それに2つの花器を組み合わせるのも実に斬新です。 

大きな帆のようなハラン、ドングリのような形の赤い実のヒペリカム、丸い赤い実の梅擬きもアクセントがあります。

ヒペリカムは黄色の可愛らしい花を咲かせますが、今度は実も綺麗な形ですので、花の時期も実の生る時期も楽しめます。

梅もどきは葉や枝振りが梅に似ているので名付けられているそうです。この実は「発芽抑制物質」を含んでいるそうで、鳥に食べて貰いその種を出すことで発芽するという巧妙な仕組みを持っているそうです(急に偉く思えてしまいましたcoldsweats01)。

次第に台風が近づきます、どうか被害が少ないことを祈りたいです。

<花材:ヒマワリ、ハラン、ヒペリカム、梅もどき、流木、ゼンマイ(加工品)>

2017年10月13日 (金)

今週の生け花(平成29年10月第2週)

10月も中旬になりました。沖縄は穏やかな天候(?暑い)が続いています。夏場に大きな台風が来なかったことや少雨が続いていて、農家の方は水不足がTh_img_5985 心配となっているとお聞きしました。
確かにこの夏は私達の病院からも那覇市内を挟んで遠くに慶良間諸島がよく見えますし、海も青く輝いています。美しい景色が広がっています。

今週も2階のいつものスペースに生け花クラブの皆様がお花を飾ってくれています。外来や内視鏡室に向かいながらこの花を見ながら、ホッとする瞬間が嬉しいです。

今週の生け花は面白い組み合わせで、おのおの特徴的な花材を良くまとめ上げているなと感心します。
まず目に飛び込んで来るのは、ユニークな形をした花器と沢山の小さな実をつけた豆柿です。豆柿は中国が原産で、古い時代には日本にも渡来して柿渋を摂るために栽培されたようです。沖縄で見たことがない柿ですので、主に寒い地方で栽培なのでしょうか? 信越から東北にかけてよく栽培されているために「しなのがき(信濃柿)」とも呼ばれるそうです。

Th_29102 今日の豆柿は黄色ですが、その後黒紫色に熟し、渋みもとれて食べることも出来るとのことです。1度食べて見たいですねhappy01

この豆柿の対角線上の根本にあるスプレー菊の花弁が放射状に伸びていてその形もユニークで目立っています。リンドウドラセナも控えめですし、普段なら赤いガーベラは目立つのですが、豆柿とスプレー菊のユニークさに押され気味になっています。 

今回正面だけからは判らないかもしれませんが、もう一つ秘密があります。花器を2個前後に並べることで立体感や奥行きが出ています(下の写真)。

本土の方では一次的に温かくなったようですが、これから徐々に冷え込んで秋を深めて行くのでしょうね。沢山の美味しい果物も味わうことが出来る季節なのでしょう。綺麗な花を眺めながら美味しそうな果実を想像する贅沢な季節ですねshine

<花材:豆ガキ、ガーベラ、スプレー菊、リンドウ、ドラセナ>

2017年10月 6日 (金)

今週の生け花(平成29年10月第1週)

10月に入りましたが、沖縄は天気が良くて日中は30度越えで、Th_img_5968_2 汗ばんできます。この時期になると日本が南北に長いことが分かるようになって来ます。北の地方では朝晩は暖房を入れたくなると思いますし、沖縄はまだまでクーラーをかけないと寝苦しい夜です。それでも暑さのピークは過ぎたように感じます。   

今週も生け花クラブの皆様が2階の小さなスペースにも生け花を飾ってくれていました。
今週の生け花は白い花器と相まって、とても清々しく感じられます。空気の澄んだ秋の青空の下にいるかのように思えてしまいます。

Th_29101 今回ガーベラの黄色の花弁に中央部のピンクは目立ちますし、元気が貰えそうです。全体が鮮やかな色彩で包まれているのを締めているのが葉材として用いるドラセナです。この辺りは生け花クラブのセンスの良さを感じさせますshine

それともう一つ感心したのは、同じ枝振りに赤い実を連ねる、トウガラシまゆみ(真弓)の使い方です。 トウガラシの赤い実は光沢があり、キラキラと光っています。これに対してまゆみは光を吸収する細かな絨毯のような赤い実をつけています。 この2つの異なった実のお陰で濃淡や奥行きが出ているように感じられます。

その赤い実の間にポツポツとピンクのミニバラがアクセントをつけています。この大きさも微妙にバランスが取れていて好感が持てます。

これから1年で1番いい季節がやってくるかもしれません。美味しい果物や新米が出てくるのでしょうね・・・アラマァ!・・・食い意地が出てしまいました(私の頭は花より団子でしょうか?coldsweats01

<花材:まゆみ、トウガラシ、ガーベラ、ミニバラ、ドラセナ>

2017年9月29日 (金)

今週の生け花(平成29年9月第5週)

9月も最後となって来ました。8月が終わり9月になるといつもTh_img_5924 もの悲しさを感じるのですが、今年は私にとってはあまりに忙しくて考える(感じる)暇もなく終わろうとしています。

南国の沖縄でもやっと朝晩は強烈な暑さから解放されてきました。先ほどまで明るかった外が、ブログを書こうと思ったらもう真っ暗になっていました。

今では「釣瓶(つるべ)」をみたこともない日本人も多いと思うのですが、この様に秋の日の短さを表現した「秋の日はつるべ落とし」はこの時期妙に納得できる諺です。

Th_2995 今週も2階のいつもの場所に生け花クラブの皆様がお花を飾ってくれていました。

ちょっと落ち着いた大人の感じが致します。舟形の白に茶が混ざった花器にドラセラの葉がしっとりと連続しています。
その上に淡いピンクのバラが気品良く咲いています。そして薄い黄色のカーネーションも自己主張をすることもなく穏やかに寄り添っています。

9月から10月になると最初は緑がかった野バラの実も赤く色づきます。枝の途中の実を落として、先端にたわわに実がなるように形を整えて、上手く上方に枝が伸びるように配置する生け花クラブの皆さんのセンスの良さがみて取れます。

さあ、もうすぐ10月。1年で1番実りの多い時期かもしれません。豊かな秋を楽しみたいものです。

<花材:野バラ、薔薇、カーネーション、ドラセナ>

2017年9月15日 (金)

今週の生け花(平成29年9月第3週)

那覇市も台風の影響で僅かに風が強い状況が続いていいますが、これから九州・本州地方への影響が心配です。

Th_img_5794 先週は生け花クラブの活動がありませんでしたので2週間ぶりにいつもの2階の場所にお花が飾られていました。
外の雨風とは違い、この場所は静寂な気品さで満ち溢れています。

花崗岩の庭石のような花器がどっしりとした安定感を醸し出しています。その上にモンステラの青い大きな葉が被さり、更にリンドウの紫の花が自然の風景を思い浮かべさせてくれています。
スプレーカーネーションがワンポイントとして添えてあり、そのお陰で思い雰囲気になっていません。
今回はツルウメモドキの直線的な枝振りに沢山の黄色い実が全体を引き締める作用があり、印象的な作品となっています。

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ツルウメモドキは盆栽などの観賞用や生け花、フラワーアレジメントの花材としても使われるつる性木本だそうで、秋に黄色の実がつき次第に赤い色に変化しますが、長い間実が落ちずに鑑賞できるために重宝がられているようです。この様に色づく実をみると秋の気配を感じますね。

<花材:ツルウメモドキ、リンドウ、スプレーカーネーション、モンステラ>

(暫く出張が続きますので返事や更新が滞るかもしれませんがご了承下さい)

2017年9月 1日 (金)

今週の生け花(平成29年9月第1週)

Th_img_5737 季節は9月となり秋へと向かってゆきます。まだまだ暑い沖縄ですが、肌で感じる暑さのピークは過ぎた気が致します。私の方は30年以上1日の半分以上を病院の冷暖房の中で過ごし夏でも冬でもあまり温度差の無い生活を続けてしています。ヤワな体ですので1日中外にいたら夏バテしてしまうかもしれませんweep             

今週も生け花クラブの皆様が2階のいつもの場所にもお花を飾ってくれていました。今週の生け花はギュッと濃縮された美しさです。

落ち着いた花器とビバの緑の硬い葉を後方に置くことで、ひときはダリアの大輪が目立ちます。そのダリアの花の色がとても上品で美しいです。複色系の品種で、白い花弁の先が桃色から赤いに近い色に移ってゆき、柔らかな美しい女性をみているようです。

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まだ開ききっていない黄色のも今回は主役の座を奪われてしまっているようです。おそらくこの3種類だけでは物足りなかったのかもしれませんが、そこは生け花クラブの皆様の美的感覚でしょうか、その合間から覗くヒペリカムのつぶらな赤い実がアクセントをつけてくれています。ピペリカムの花は黄色なのですが実が鮮やかな赤になるために生け花にもよく使われているようです。

9月に入ると月日が進むのが速くなります。休眠しているとあっという間に冬になりそうです。なまった私の頭に気合いを入れなければと思う9月です。

<花材:ビバ、ダリア、菊、ヒペリカム>

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