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旅行・地域

2019年6月16日 (日)

世界を夢みて(133); アントワープ中央駅

短いながらもアントワープを堪能して、次の目的地ゲントへ向かいます。朝、ホテルにスーツケースを預けていましたので、受け取ってアントワープ中央駅へ。歩くには距離があった為、ホテルからタクシーを呼んで貰うことに。 運転手は音楽が好きなようでiPhoneの楽曲を流していて、丁度ノラ・ジョーンズの曲がかかっていました。 中央駅まで依頼すると、「何か好きな音楽あるかい?」と聞くので、「ノラ・ジョーンズも好きだよ」と私。 今自分が好きなのは「Diana Krall」だけど彼女の曲でもいいかいと・・・・もちろん「いいよ」と私。     
Diana Krallは5回もグラミー賞を取っている方なので聞いたことはありました。 彼女の唄う昔の名曲「Cry Me A River」を聞きながら通り過ぎるアントワープの街並が名残惜しい。なんだかジャズが似合う街だなと感じながら眺めていました。
もう少し浸ってみたかったのですが15分程度でアントワープ中央駅です。
旅行本などでも有名な美しい駅です。やはりこの駅は観てみたかった駅の1つです。
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一見すると博物館や王宮のような佇まいです。確かに「鉄道の大聖堂」と呼ばれるだけに壮麗な建物です。

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中に入ると更にそれを実感します。これが駅?と思える程です。

アントワープ中央駅は「世界で最も美しい駅」として常に上位に選ばれるほどの美しい駅舎です。元は木造の駅舎だったそうですが、1895年にブリュッセルからの電車を入れるために大改築が行われ現在の形になったとのことです。
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ベルギーの建築家ルイ・デラサンセリのよって設計され、ベルギーで取れる色大理石を使用したネオ・バロック式の豪勢な駅舎となっています(上の写真はプラットホーム側から見た入り口です)。

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駅舎側の時計部分にはアントワープ市の紋章、プラットホーム側にはアントワープの文字と紋章が黄金色で光輝いています。やはり駅はこの街の玄関口でアントワープ市の威信をかけた建築物だと理解できます。

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駅舎の天井がまた高くキューポラは教会のような造りになっています。ここに宗教画でも描いていたら大聖堂と間違うでしょうね。大理石の柱の色も美しいです。ドームの作りはスペインのメスキータを思い出しました。

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駅舎の階段を登って振り返った写真です。1階の部分に案内所や有人のチケット売り場があります。私の方はその入り口の自動券売機にて、アントワープからゲントまでの2等車のチケットを購入しました。

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2階にあがり、駅舎内にこの様な素敵な「LE ROYAL CAFE」があります。ちょっと写真を撮るだけでしたのでiPhoneでパシャリ、人が入ってしまいましたので一部カットしましたので全体のイメージが湧かないと思いますが、結構広いです。食事も取れますので、時間のある方は試しては如何でしょう

Th_dsc01967私は時間がもったいないので、プレットホームへと向かいました。鉄とガラスで出来たアーチ状の構造で高さ185m幅が44mある奥行きを感じさせるホームです。
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出発まで後20分ほどありましたのでホームの横にある売店にてサンドイッチとコーラでの昼食です。食事を取っている間に、ホームにゲント行きの電車が入って来ました。 次はゲントの街を紹介致します。

2019年6月 2日 (日)

世界を夢みて(132); 世界遺産「プランタン・モレトゥス博物館」

今回の旅行は完全な個人旅行でしたので、なるべく多くの世界遺産も回りたいと考えていました。 ベルギーのアントワープには「ベルギーとフランスの鐘楼群」の世界遺産として、有名な聖母大教会の鐘楼が入っていました。
それ以外にあまり有名ではないのですが「プランタン・モレトゥスの家具・工房・博物館複合体」2005年の世界文化遺産に登録されています。
Th_dsc01948聖母大教会からiPhoneのMAP頼りにこの場所に向かいました。周りも全部古い建物ですので、入り口もこれが世界遺産なのという感じでした
入り口で8€で入場券を購入し、荷物はロッカーに預けます。係の方から何処から来たのと尋ねられたのですが、日本語のパンフレットはなかったため「英語のパンフレット」と頂くことに。
Th_dsc01885この敷地内は思ったよりも広くじっくりを観るには時間がかかるかも知れません。途中にあったこの敷地の模型図です。やはり大きな商館だったようです。
Th_dsc01926ここは世界でも類を見ない活版印刷の博物館です。1576年にスペイン人の商家をプランタン家とモレトゥス家が買い取って、1605年(日本では江戸時代慶長10年)からはヨーロッパ初の活版印刷の新聞も発行されたそうです。 これまで手で写していた本がそれ以降一気に多量生産が出き庶民の手にも活字が手に入ったことになるのです。 現代文明の礎を作ったとも言えるかも知れません。

Th_dsc019471867年まで印刷業に使用されていた建物は、その建築的価値と当時のヨーロッパ最大の印刷出版工房の生活と仕事の完全なる例証であることが評価され、2005年に世界文化遺産に登録認定されました。また同博物館所蔵の古文書は、2001年にユネスコの記憶遺産として認定を受けています。

Th_dsc01887活字をはじめとする活版印刷用の道具や、世界で最も古いとされるプレス機器、2万5000冊もの古書、昔の郵便物、更にはこの家は知識人階級や芸術家のサロンとしても使われ、当時ヨーロッパで1番の印刷所だったことが覗えます。
Th_dsc01890沢山ある豪華な部屋にルーベンスによる同家の人々や有名な哲学者などの肖像画も展示されいて、まるで美術館のようです。
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Th_dsc01933二万冊以上の古書が図書館のように展示されています。今ではどれ程の値段がつくのでしょうか?
Th_dsc01942次第に印刷技術の向上に伴い文字だけでなくこの様な絵の印刷や色もつける技術が発達したようです。
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中庭も豪華です。創業者の彫刻でしょうか?

Th_dsc01907館内ではビデオによって当時の印刷のやり方や郵便の仕分けなどの説明もされています。なかなか観ていても面白かったです。
Th_dsc01922やはり見終わって、なるほど世界遺産に登録されるだけあると驚きました。16世紀イタリアやスペインにも劣らない文化芸術を極めたベルギー・オランダの実力が分かった見学となりました。
アントワープ観光では一見の価値がある場所だと思いますので、是非お立ち寄り下さいね。

2019年5月26日 (日)

世界を夢みて(131); ネロ少年とパトラッシュが最後に見た絵

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ルーベンスはベルギーを代表とする世界的な画家であることは間違いないのですが、彼の絵画より1975年の「フランダースの犬」のネロ少年とバトラッシュが最後に見た絵を描いた画家として私の記憶には残っていました。

多くの日本人はこのアニメに感激し涙したと思います。原作はイギリスの児童作家のウィーダが1875年に書いた作品です。
当のベルギーでは作家が英国人であること、悲しい物語であるため人気がなく多くの国民は知らなかったようです。  ところが日本でアニメの「フランダースの犬」が公開されて以降日本人が沢山押し寄せ、逆にベルギーで「なぜ無名な物語が日本で有名になったのか」というドキュメンタリーも作成されたとのことです。
かつて号泣して見ていたアニメのネロ少年の気持ちになってルーベンス作品を観にアントワープ大聖堂(聖母大聖堂)を訪ねることに。
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聖母大聖堂はアントワープの守護聖人である聖母マリアに捧げられたゴシック様式の教会で、1352年から1521年にかけて建築されています。

塔(鐘楼)の高さが123m、長さが124m、幅65mの立派な大聖堂です。ユネスコの世界文化遺産に登録されているのですが、登録されているのはこの高い鐘楼の部分だけで大聖堂全体ではありません。
現在のユネスコの登録名も「ベルギーとフランスの鐘楼群」となっているのです。 少し面白いのは、この塔の部分は時間を知らせたりする鐘楼として使用されていましたので、教会のものではなくて市の所有財産なのだそうです。なにか複雑ですね。

 

10時からの開館を待って入ることに。料金は6ユーロで日本語のパンフレットもありました。
Th_dsc01786内部も天井が高く、白いシンプルな柱に美しいステンドグラス、さらにはこの教会を有名にしている絵画が張り巡らされいます。Th_dsc01793
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沢山のステンドグラスは美しいだけでなく教会内に優しい光を注いでくれます。マリア様の像もあり厳粛な気分になります。

Th_dsc01830沢山の宗教画で教会内は埋め尽くされています
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沢山の彫刻も見逃せません。Th_dsc01814

天井が高く、更に高いキューポラの部分にも天井画が描かれています。

・・・さあ、これから「フランダースの犬」のネロ少年が憧れていたルーベンスの作品と対面です。貧しいながら愛犬パトラッシュと共に牛乳配達で生計を立てていた少年は画家を夢見ていました。全ての夢が絶たれたネロは死ぬ前にルーベンスの絵を見たいと考えて吹雪の中を聖母大聖堂に向かいます。
Th_dsc01811最後、彼の夢は叶えられ、夢見ていたルーベンスの「キリストの昇架」を見ることが出来ます・・・もうこの時点で私の方は昔を思いだして、涙がチョチョキレの状態に・・・ 上の三連作の正面の絵画の左下にもう一つ秘密があります。Dsc01861

ルーベンスは「キリストの昇架」の向かって左下に当時、彼が飼っていた愛犬の「パトラッシュ」を描いています。それでネロは子供の頃に拾って来た犬にルーベンスの愛犬と同じ名前をつけたのです。

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いよいよ「フランダースの犬」の最後の場面になります。「キリストの降架」の前でパトラッシュと共にいます。  飢えと吹雪の中を歩いてきて低体温症(?)になり、意識がもうろうとする中でネロはパトラッシュに呼びかけます「パトラッシュ、僕は見たんだよ。1番見たかったルーベンスの2枚の絵。だから僕は今凄く幸せなんだよ」と・・・書きながら、私の方がもう駄目です。更に

・・・静かに息絶えたネロとパトラッシュが天使とともに天国に旅立ってこの物語は終わりました。
辛い作品ではありましたが、このようなアニメは今でもあって欲しいと願います。海外では子供向けには余りにも寂しすぎてハッピーエンドで終わらせようという向きもあるとのことですが・・・
ルーベンスの絵に会いに来たのかネロ(昔の思い出に)に会いに来たのか分からない状態で教会を後にしました。
外は今日もいい天気です。さあ次の場所に移ります💖

2019年5月19日 (日)

世界を夢見て(130); アントワープ早朝の散歩とルーベンスの家

旅行の宿泊地に関して私が1番重要視しているのは、立地条件です。私自身の旅行スタイルとしては朝から夜まで目一杯その土地を楽しみたいと考えてプランを立てています。その1番の条件が観光の中心地なのです。
 どんなに豪華なホテルであっても郊外にある場合、そのホテルに着いてからはホテル内で楽しむか、何もない周りを散策するかしか手がありません。 旅行期間が限られている中で実にもったいなく感じてしまいガッカリすることがありました。
Th_dsc01779しかし今回の旅行は自分で全て企画しましたので、自分の旅行スタイルに合う条件の宿泊施設を選びました。アントワープでは聖母大聖堂(ノートルダム大聖堂)がみえるヒルトンを選びました。
ホテルに着いて直ぐに行動して夜の街を散策してからホテルでのシャワー後直ぐ睡眠を取ることに。Th_dsc01641

早朝から行動開始です。夜の街や早朝の街は静かだったり、人々の暮らしの息づかいも伝わって来ることがあります。早朝のトラムはまだ人の気配が少ないです。

Th_dsc01659丁度、市庁舎広場は工事中で、広場には重機や機材が山積みにされて綺麗な写真は撮れませんが、このように上に向けると夜明けに浮かぶ「ブラボーの像」やグローテマルクト広場に建つ建物のシルエットが美しいです。
Th_dsc01657_1  ここで「ブラボー像」の説明を・・ブラボーはベルギーの伝説の登場する巨人のローマ戦士の名前です。この伝説では、昔シュケンデ川に川を通る通行人に重い税を課し、払わない場合は通行人の手首を切り落として捨てたという「アンティゴーン」という巨人が住んでいたそうです。その巨人を征伐し、その手首を切り取って川に投げたのがブラボーでした。
巨人の手「ant」を切り取って投げた「werpen」ことより、アントワープの地名になったと言う説もあります。
本来の彫刻では切り取った手や像の下から噴水が出ているのですが、今は工事中で水は出ていませんでした(残念)。
Th_dsc01649アントワープで1番有名なノートルダム大聖堂も殆ど人影もなく静かに見ることが出来ます。
Th_dsc01679街のカフェはもう既に開店しているのでしょうか?灯りが灯っています。
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レストランも開店の準備でしょうか?少しずつ明るくなり、それに伴い街も目覚めて、人々の動きを感じることが出来ました。1時間ほどブラブラしてホテルに戻り朝食。

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短い滞在でしたが、ヒルトンホテルも楽しめました。ラウンジから見るノートルダム大聖堂が朝焼けに照らされています。

直ぐにチェックアウトし、今日の予定の行動に取りかかります。
Th_dsc01714アントワープの主な観光施設は10時からの開館となっています。街を散策しながら10時前に「ルーベンスの家」に到着。 
Th_dsc01713チケットはその入口で買うのではなくて道向かいにチケット売り場があります。入場券は8ユーロで、リュックサックなどの大きな荷物はこの場所で無料のロッカーに預けることになります(鍵をかける時に1ユーロのコインが必要で、後で戻ってきます)
Th_dsc01739ベルギーの巨匠ルーベンスは画家としての名声だけでなく、7ヵ国語を話す外交官としても活躍していました。8年に渡るイタリアでの絵画修行を終えてアントワープに戻ったルーベンスが5年をかけて創った家で、居住兼アトリエとして使ったそうです。また多くの貴族や芸術家もこの家を訪ねて来たそうです。
Th_dsc01718内部には絵画や日常で使っていた調度品も展示されています。このルーベンス師匠は53歳のこの時期に再婚しているのですが・・・奥様はなんと16歳だったとのことです・・・当時何と言われたかは知りませんが、今なら「なんちゅーう叔父だ!」と非難されていたかも知れませんTh_dsc01744

ルーベンスの印象は巨大な宗教画家というイメージで実際に自画像は余り描かず4点ほど残されているそうです。上の絵は16歳のエレーヌ・フールマンと再婚した年(ルーベンス53歳)の自画像です。Th_dsc01729

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この家はルーベンスが自宅としても使用していましたが、やあり多くの作品を書いたアトリエとして、また多くの弟子達を育て、沢山の訪問客をもてなした場所で在ったことも想像出来ます。

Th_dsc01750現在は市の美術館として「ルーベンスの家」として公開されているのです。
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巨大敷地には中庭の庭園があり、季節季節の花も楽しめるようです。Th_dsc01765本来ならこの家を取り巻くように回廊が伸びていて彫刻などで囲まれているそうですが、現在改築工事で写真を撮るには残念な光景となっています。

ルーベンスに興味のある方は訪ねてみては如何でしょうか?

2019年5月15日 (水)

世界を夢見て(128); ブレダ(Breda)

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・・・世界を夢みてを順番に書いていたのですが、なんと「ブレダ」の街を紹介する前に、アントワープに記事を載せてしまいました。道順が逆になりますが、今日は水曜日ですがFM放送もないので医療情報はなく、飛ばしたブレダの記事を載せたいと思います。前回のアントワーブヒルトンホテルの前のNo128の記事です😅

風車で有名な世界遺産キンデルダイクからベルギーのアントワープに向かう途中にネーデルランド(オランダ)北ブラバンド洲のブレダという街があります。古くから通商の要所として栄えた街だそうです。

今回、荷物の移動や交通手段の乗り換えも多く発生するため、ロッテルダムからチーズで有名なゴーダ、そしてキンデルダイクをみてアントワープのホテルまでをタクシーでお願いしました。おおよそ6時間でこれ以上の滞在ならば追加料金とのことでした。
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予定時間よりも早く廻ったので、アントワープを行く途中のブレダにも寄って貰えることに。オランダの高速道路は全て無料です。

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下車したところから既に聖母教会の尖塔が見えています。そちらが街の中心となります。

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街に入る運河沿いに、スペイン門があります。玉ねぎの形をした屋根が特徴です。塔と塔との間に水門があるせいでしょうか「スペインの穴」とか「双子の塔」と書いてあるものもあります。16〜17世紀にスペインに支配された時期の名残と言われています。

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直ぐに街の中心のグローテ・マルクト広場に出ます。ここのは沢山のカフェやレストランのテーブルが所狭しと並べられています。かなりの人数分ありそうです。

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聖母教会はグローテ・マルクトの一角にそびえる、97mの尖塔を持った優雅な教会です。15世紀から16世紀に建てられたゴシック形式のプロテスタントの教会だそうです。 Th_dsc01565近くで見るとやはり迫力があります。塔には49個のカリヨンがあり時を告げるそうです。内部も10時から17時まで見学出来るとのことですが、今回は時間のないためスルーです。

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急ぎ足で寄ったのは、ベギン会修道院です。16世紀にベギン会修道院です。この会の修道院はオランダやベルギーの各地に創られた、神に仕える一人暮らしの女性のための仕事場と生活の場を提供していた場所となります。ブレダのベギン会修道院はこれらが完全に残っていると言うことでした。

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静かな公園の中のベギン会修道院の壁に銅像が建っていました(何の銅像でしょう?)

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現在のブレダ城は軍事学校などとして使われているそうです。内部は入れませんでした。

ブレダの名前は知らなくても、お菓子の「メントス」「フリスク」の製造元のペルフェティ・ファン・メレの本拠地があるそうです。
直ぐに、今日の最終目的地のアントワープに向かいました。追加料金なくアントワープのホテルに到着しました。(前回、この記事を飛ばして、アントワープのヒルトンホテルを紹介してしまいました・・悪しからず😰)

2019年5月 5日 (日)

世界を夢見る て 世界を夢見て(129); アントワープヒルトンホテル

オランダ南西部を一気に駆け巡って、ベルギーのアントワープへ。国境を越えたというイメージもなくオランダからベルギーに入りました。
個人旅行ですので、アントワープの宿泊は街の中心にあるヒルトンホテルを選びました。私自身は学会などで出かける時もホテルパックで一番安いビジネスクラスにか泊まりません。ホテルは寝る場所としか考えていませんので十分なのです。
 ヒルトンホテルは世界的に名が通ったホテルチェーンですが、私自身は初めての宿泊になりました。
今回の旅行は私の旅行スタイルの朝から夜まで観光を十分に楽しめる場所で比較的リーゾナブルな値段の宿泊施設を選びました。
 アントワープでもっとも有名なのがノートルダム大聖堂だと考えています。日本では特にフランダースの犬のネロ少年とバトラッシュが最後に見たルーベンスの絵画があるのがこの教会です。この教会(街の中心地)に近く、ラウンジからこの教会が見える位置にヒルトンホテルは建っています。思ったよりも格安で予約出来たため、ここを選んだのです。
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クラッシックな外観でこの街の風景にも溶け込んでいます。

当日はネーデルランドのデン・ハーグを朝早く出発し、夕方にヒルトンホテル到着しました。
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やはり綺麗なホテルです。デスクの上にはウェルカムシャンパンも準備されています。時間に余裕のある人はこの様なホテルを十分に使いこなすことが出来るのだろうと想像します。

Th_dsc01584大理石で出来たレストルームも綺麗ですTh_dsc01579

早朝から行動開始でしたので、ベットに横になって休みたい衝動に駆られるのですが、時間貧乏の私はすぐに街の散策に出かけました。

街の中心地にあるホテルは本当に便利です💖
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ホテルの前の広場に出ると、ノートルダム大聖堂の鐘楼がすぐに見えます。

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ほんの2〜3分歩くとノートルダム大聖堂の正面広場に出ました。夕陽に輝く美しい建物です。私がいつも無理をしてでも夜まで街歩きをするのは、街は刻々と時間帯によって表情が変わるからなのです。

Th_dsc01612市庁舎前広場のブラボー像
Th_dsc01613_220時過ぎて軽く夕食をとって再び街歩きです。この僅かな時間で日は落ちて、街のライトアップが美しく点滅してゆきます。
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街を散策しながら、20時過ぎてホテル前の広場に戻りました。ライトで照らされた街はホテルを出た2〜3時間前とは違う表情を見せてくれます。Th_dsc01626

この広場から眺めたヒルトンもライトアップされていました。

遅くまで街を歩いたせいで、今回宿泊のホテルのラウンジが使える時間が過ぎてしまい、そこからの夜景を眺めることは出来ませんでしたが、次の朝は楽しめました。
今日もよく遊んだと感心しながら、シャワーを浴びて爆睡でした・・・・アッという間に朝です。
Th_dsc01692今日は折角ヒルトンに泊まったのでそのラウンジからの眺めを写真に収めました。この眺めが観られるのはラウンジが利用出来る部屋だけです。又ここは開いている時間帯なら何時でもラウンジで飲み物や軽食が食べれる特典付きです。
Th_dsc01700朝食は階下でも利用出来ますが、折角ですので5階のラウンジを利用しました。ドアは閉まっていますが、利用出来る部屋のカードキーがあると出入りが可能です。もちろん上のノートルダム大聖堂が見える屋外のスペースで食事を摂ることも出来ます。
Th_dsc01708中は思ったより広く凄くゆったりとしていていました。プライベートな割には食材も多くどれも上品で美味しかったです。Th_dsc01706調度品もクラシカルで落ち着いていました。
初めてヒルトンホテルを利用しますが、私の旅行スタイルではその良さを十分に楽しめてないと考えました。時間とお金に余裕がある方はホテルライフも充実したものになるに違いありません。
次回はルーベンスの絵画を楽しみたいと思います。

2019年4月28日 (日)

世界を夢見て(127); キンデルダイク

ゴーダチーズで有名なゴーダから南に向けて車を走らせ、世界遺産の風車が見えるキンデルダイクを目指します。
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オランダは殆ど平地ですが、少し内陸のゴーダから下ると更に湿地帯のような場所が多くなります。

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しばらくすると遠くに時々風車が見える景色が出てきました。キンデルダイクはロッテルダムの南13Kmに位置し、レク川とノールト川に囲まれた地区で、オランダで一番多くの風車が保存されている地域となっています。

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キンデルダイクの駐車場で降りて、直ぐに、いかにも私達が抱いている、オランダらしい景色が広がって来ます。ここの風車網は1997年に「キンデルダイク=エルスハウストの風車網」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。

私の晴れ男は今日も健在です(これまで振り返っても旅行中は結構晴れの天気が多いです)。 9月の爽やかな風と青空と風車の景色が広がって気持ちがいい散歩となっています。
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風車には単なる動力源ではなくて、オランダの開墾の歴史そのものが詰まった施設のように感じます。オランダは国土の1/4が海面より低い位置にあります。このような低い土地では、開拓した土地よりも運河(川)の水面が高い位置となっているのです。そのために堤防のところに風車を造り、低い所の水を風車の動力を利用してで運河に水をかき出したのです。

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途中に実際の風車の中を見学出来る「風車博物館」がありましたので、入ってみました。

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中には昔の写真が飾られていたり

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実際の風車守の家族が暮らしていた調度品や日常品、ベットなどを観ることが出来ます。風車の動力は水をくみ上げるだけでなく、脱穀や菜種油搾りなど幅広く使われいました。

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風車小屋の上からはこのような感じで見えて来ました。オランダらしい景色の1つですね。Th_dsc01545

風車の羽は想像した以上に大きかったです。この力強さがオランダ人と共にあったのかも知れません。

これまで何度となく水害にありながらも、オランダ人は今でも新たに堤防を造り国土を造成しているのです。この大きな羽は妥協せず、非常に理論的に物事を進めるオランダ人気質を創りだした原動力かも知れません。Th_dsc01549

さあ、次に向かいます。

2019年4月21日 (日)

世界を夢見て(126); ゴーダ(Gouda)

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ロッテルダムからゴーダ、キンデルダイクからアントワープへ向かうことに。この場所をスーツケースを抱えて、電車やバスの移動は大変なことと時間がかかるために、タクシーでの移動手段を選びました。 日本で手配は済んでいます。 この場所をどう電車やバスで回ればいいのかをずっと悩んでいたのですが、オランダもベルギーもあまり大きくはないため、車(タクシー)で移動出来ないかどうか? あるいはレンタカーを借りることも考えました。レンタカーはイギリスならいいのでしょうが左ハンドルでカーナビがあるとは言え現実的ではないと考えました。 タクシーは移動手段で観光案内は出来ませんので、街から街への道は運転手にまかせて、どの街で何分待って貰うかなども自分で決めて、街歩きも事前にコースを予定を書き込んで臨みました。メールでどのように回るか、時間配分なども記載して現地のタクシー会社に依頼のやり取りで決定しました。

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ロッテルダムから北へ車で20分ほどでゴーダに着きました。料理や食べ歩きが好きな人ならゴーダと言えば判る方も多いかも知れません。ゴーダチーズで有名な街で、運河に囲まれた童話に出てきそうな小さな街です。Th_th_dsc01451

ここで1時間ぐらいの予定で運転手さんには、待って貰うことに(待ち時間はカフェなどで過ごしているようです)。徒歩で街の中心のマルクト広場に向かいます。真ん中の小さな建物がチーズ計量所です。

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マルクト広場からチーズ計測所(De Goudse Waag)を観たところです(中央)。1668年に建てられたチーズの計量所で、昔は広場で売っていたチーズを計ることに利用していましたが、現在は博物館となっています。Th_dsc01457

広場の中央にあるのがゴーダの市庁舎になります。白い窓枠と赤い覆いがあるテーマパークに使われるかのような可愛らしい建物ですが15世紀のゴシック様式の建物で歴史は長いのです。

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円盤状の大きなゴーダチーズ(1個10〜15Kg)。この広場で何個かをカゴに乗せて2人で運ぶ競争をするイベントも行われています(TVなどでご覧になった方も多いかも知れません)。私のスーツケースの半分は空いていますので、1個買おうかと一瞬思いましたが、これからの旅程のことを考え断念しました。
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市庁舎を回り込んだところです。こちらが正面なのでしょうか? だいぶ雰囲気が違います。

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マルクト広場から直ぐ後ろに聖ヤンス教会があります。ステンドグラスが美しいと言われています。多くの街では教会の前に広場があり写真を撮りやすいのですが、広場と教会の間に家があり、広角レンズでも全体を撮すことが出来ません。路地に面して直ぐに教会の玄関となっています。時間も無いため中に入らずに外観だけ撮影しました。

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更に運河沿いを歩くと、可愛い街並みであることが分かります。Th_dsc01470運河沿いにかつては病院であった建物がゴーダ博物館として利用され、当時の人々の暮らしや武器や金銀細工を観ることが出来ます。運河とこの建物がよく調和しています。入口に架かる橋も可愛らしいです。中世のおとぎの国に迷い込んだ様に感覚に陥りました。

更にこのまま進むと街を囲む運河の縁に到着。 運河に囲まれた街がゴーダですので、歩くことでこの街が如何に小さいかも分かりました。僅かな滞在時間でしたが、それなりにゴーダの雰囲気を楽しめました、
急いで歩い来た道を戻り、これから最も(?)オランダらしい風車の見えるキンデルダイクに向かいます。

2019年4月14日 (日)

世界を夢見て(125); キューブハウス(Cube house Rotterdam)

オランダのロッテルダムにはユニークな建物が多いのですが、その中でも群を抜くのがキューブハウス・ロッテルダム(Cube house Rotterdam)だと思います。
ロッテルダムは第二次世界大戦で壊滅状態の破壊されてしまいます。戦後新しい街作りを進める中で一部の古い地区を除いて、斬新な建築物が次々と造られようまるようになります。まるで奇抜な建物の見本市のように競い合った感があります。
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キューブハウスはロッテルダムの街の中心部にあり、最近出来たマルクトハル(http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2019/04/post-37ed.html )のある広場に面した場所にあります。

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皆が集うことが出来る集合住宅として設計されています。1984年(昭和59年)に完成していますので、当時としては本当に先駆的な建物だったと考えます。

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次第に近づくと、青い空と相まってより一層黄色の住宅が目立ってしまいます。

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45度の傾いた住宅部分は採光がよく、どの部屋も明るいのが特徴でした。傾きがあるお陰で、光が入りやすい構造になっていることを実感することが出来ます。

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1階部分にはカフェや幾つかのショップも並んでいます。変わった風景の中でゆったりとコーヒーを飲むのもいいかも知れません。

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この一棟がミュージアムとして公開されています。1人3ユーロで見学出来ます。私は2階の受付に上がる階段でいきなり壁にぶつかってしまいました・・・人間の意識は簡単に変えられないのかも知れません。45度のキューブ内ではバランス感覚がおかしくなりそうです。

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部屋の中も皆45度です。慣れるまでは気をつける必要があるのでしょうか?

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キッチンも斜めです。

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しかし、キッチンに立ってみると、意外と外の景色もよく見えて開放的でした・・

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住宅部分の2階、3階へも階段を登って行けます。次第の慣れて来ました。家具などの調度品を壁側につけるためには特注でなければはめ込めない気がします。市販のものは使えずお金がかかりそうです。

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最上階の部分です。やはり光が四方からはいり明るい部屋となっています。

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その場所からはこのような光景が見えます。やはり見慣れない斜め感ですね。

入って直ぐはいきなりぶつかりましたが、しばらくすると感じがつかめてだいぶ違和感もなくなりました。 形は変ですが、済んでいると採光がいいことや、廻りも良く見えるなどの満足感もある気がします。なんたってこのキューブに住んでいると言う楽しさもあるのかも知れません。
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最後に1階に降りて、もう一度写真を、青空に木々の緑と黄色の住宅が映えます。

これ以上体験したい方の場合は、一部を宿泊施設としても提供しているようで検討して下さいね。 平衡感覚がおかしくなる経験でした

2019年4月 7日 (日)

世界を夢見て(124); マルクトハル

世界的にもユニークな建築群が多いロッテルダムです。その最たるものがキューブハウスとして非常に有名で、色々なテレビ番組や雑誌で紹介されています。キューブハウスと同じ広間に面して新しく出来たのがマルクトハルです。先にここを紹介致します。
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ロッテルダム駅から南下し、歩行者専用通路もあるラインバーン商店街を聖ローレンス教会に向かって進んで行くと大きな広場に出ます。観覧車の横に大きなかまぼこ状のマルクトハル(Markthal)が現れます。

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2014年に完成したマルクトハルはロッテルダムの新名所となっています。大きさも巨大でサッカー競技場ほどの広さで、内部がアーチ状に開いた空間構造になっています。 このアーチ状の前面の部分は巨大なガラスで出来ていて、鏡のように反対の建物が映ったり、逆にガラスを通して向こうの建物まで見渡せるようになっています。なんとも不思議な形です。

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内部の方から入ると、1階と2階の部分は100店舗以上の屋台やショップ、レストランなどが建ち並び、更に地下にはスーパーマーケットもある建物です。内部の壁はカラフルにペイントされていて、おとぎの国に入ったようなわくわく感があります。

・・・・さてこのユニークな建物本体部分(外側部分)はなにに使われていると思いますか?・・・
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これは実はマンションなのです。全部で228個のマンションで外側はマンションのバルコニー・居住空間になっていて、カマボコ状の内側はキッチンやダイニングルーム、収納スペースになっているとのことですが、一般公開はされていませんので分かりません。

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筒抜けの内の1・2階には沢山の店舗が並び、中を歩きながらも色々な食材も売っていて、楽しみながら歩けますし、食事も出来ます。そういえば内部の壁にペインティングされていない四角いガラス張りの部分が見えると思います。カーブをきったマンションの部屋からこの窓を通して、我々(筒抜けの内部の部分)を観ることが出来るそうですよ。ただし高所恐怖症の人には覗けないかも知れませんが・・・

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地下にはスーパーマーケットもあることより、マンションの住民に取っては居住環境はとてもいいかも知れません。 一戸当たりいったいどれぐらいの値段なのでしょうか?

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外に出て改めて観てみると、このガラス張りの部分にはうっすらとハード型の模様が浮かび上がっています。憎らしい演出です💕

夜のマルクトハルも素敵だそうですよ。ロッテルダムで宿泊する方は是非見に行って下さいね。

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