グラーツ観光No4(聖心教会Herz Jesu Kircheと洗礼式の様子)
グラーツの中心地からトラムに乗って聖心教会(Herz Jesu Kirche)へと出かけました。海外では散策しながら綺麗な教会を見つけると出かけることにしています。昼食を終えてハウプト広場に戻り、そこからトラム3号線のKrenngasse行きに乗り、5つ目の停留所「Herz-Jesu-Kirche」で下りると高い尖塔が観ててきます。
Wikipediaによるとヘルツ・イエズス教会聖心教会:Herz Jesu Kirche) は、オーストリアのグラーツで最大の教会だとことです。建築家ゲオルグ・ハウバーリッサーによって細部に至るまで設計され、1881 年から 1887 年にかけて建設されたそうですので、思ったより新しい教会です。 ネオゴシック様式で設計された教会となっています。

信者ではありませんので、詳しいことは分かりませんが、Wikipedeaによると洗礼は「キリスト教の入信に際して行われるサクラメントの中心的な儀式で、水の中に沈める」と言う意味。儀式は、浸水または灌水や滴礼によって行われる。 カトリック教会、正教会、聖公会および大半のプロテスタントで「洗礼」と表記されるが、バプテスト教会では専ら「浸礼」または「バプテスマ」と表記される」と書いてありました。
これまで旅行の時に洗礼式をやっている所を見たことがあったのですが、今回ほぼ始まりから終わりまで見ることができました。
(幼児)洗礼式はBattesimo(バッテジモ)と呼ばれ、1歳ごろまでの赤ちゃんが教会で神父様からの洗礼を受けます。洗礼式では親が赤ちゃんの代わりにカトリックになる宣誓をしたり、神父様が聖水でお浄めをしたりします。これが済むと、赤ちゃんにも周りの人から「あなたもキリスト教徒の仲間入りね」とされるそうです・・・私なら勝手に決めないでと赤ちゃんながら思っていたかも😅
式の後は参列者を交えて皆でパーティを開き、ランチをみんなで楽しんだり、赤ちゃんへはギフトが配られたりと、昼から盛大に祝福をします。
なんとなく日本の伝統行事の子供が1歳の誕生日を迎える「初誕生」に似ている感じです(日本では宗教的な意味合いは少ないですね)。子供が何を取るのかという「選び取り」をするのは日本の伝統行事で、親やジジババが勝手にこの子にはこの才能があると思い込んで喜ぶ行事です😛。
本当は綺麗な写真を撮ったのですが、許可を頂いていませんので、わざと遠方からのぼやけた写真を提示します😅
私達は中で子供の洗礼式が行われているのも知らずに、教会に入りました(ドアも開いていたので問題ないと思いますが・・・)流石にこれから式が始まる感じでしたので私達は入り口のドアの近くで静かに待機しました。音を立てないように観察しました。
祭壇の前で、両親と祖母が乳児を抱いて、神父さんの話や、両親の宣言(?)などの読み上げがあったり、音楽が鳴って皆で唄ったりしながら行われていました。細かいのは見えませんでしたが、子供の頭に水をかける様子もありました。ここでは全身をつけたりはしてないようでした(全身を浸したりする場合もあるようですが・・)。これをやることで「この子はキリスト教徒の仲間入り」が出来るとのことです。その後18歳の時に本当にキリスト教徒になるのかどうかを尋ねる儀式?もあるようです。
両親や家族、またお姉ちゃん?などの小さな子供の民族衣装も可愛らしいかったです。
20分程度で式も滞りなく終わり、皆が連れだって正面の通路を出てきたので「おめでとう」と一応声をかけたら、嬉しそうに返してくれました。キリスト教徒に取っては特別な儀式なのでしょうね。
教会の入り口で皆で写真を撮って、その後は食事会をするようで、これが一連の洗礼式の流れのようです。初めて最初から最後まで儀式を観れてよい経験になりました。お子様がすくすくと元気に育つことをお祈り致します。
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