レガレイラ宮殿(後半):地下から地上へ、五感を揺さぶるミステリアスな迷宮
前回の続きとなります(⇨レガレイラ宮殿No1)。
シントラ観光で外せないスポットといえば、シントラ王宮(Palácio Nacional de Sintra) 、ペーナ宮殿(Palácio Nacional da Pena) 、そして今回ご紹介する レガレイラ宮殿(Quinta da Regaleira) 、さらに ムーアの城跡(Castelo dos Mouros) です。
今回は前回の続きレガレイラ宮殿(後半)を紹介いたします。
前回、この宮殿で最も象徴的な「天と地をつなぐ地下の井戸(イニシエーション・ウェル)」を見学しました。
一説にはフリーメイソンの通過儀礼に使われていたとも言われるこの場所。歴史のロマンに浸りながら、9層構造の螺旋階段をゆっくりと降りていきました。
井戸の深さは約27メートルですが、底から見上げるとそれ以上の深淵を感じさせる圧倒的な空間です。
地下から地上へ——光へ抜ける道
前回、この宮殿で最も象徴的な場所である
「天と地をつなぐ地下の井戸(イニシエーション・ウェル)」を見学しました。一説にはフリーメイソンの通過儀礼に使われていたとも言われるこの空間。
9層構造の螺旋階段を、歴史のロマンに思いを馳せながらゆっくりと降りていきます。井戸の深さは約27メートル。
しかし底から見上げたときに感じるのは、単なる深さではなく、どこまでも続くような「精神的な深淵」でした。
そして——その底から、さらに地下道へと進みます。暗く湿ったトンネルを黙々と歩き続ける時間。その先に突然現れたのは、光に満ちた庭園でした。まるで異世界に抜け出たような感覚です。
静かな森。やわらかな風。そして、何事もなかったかのように置かれたベンチ。地下の緊張から解放され、思わず足を止めてしまいました。
随所にちりばめられた「象徴」とマヌエル様式
敷地内にある礼拝堂に立ち寄ってみました。正面入口にはサンゴや海藻、ロープなどを思わせる装飾が施されています。これこそが、大航海時代の豊かさを象徴するポルトガル特有の**「マヌエル様式」**の特徴です。
ふと天井を見上げると、印象的な紋章が刻まれています。これは**「プロビデンスの目(万物を見通す目)」**。すべてを見通す神の存在を表すとされています。
この宮殿を建てたアントニオ・アウグスト・カルヴァリョ・モンテイロも、フリーメイソンとの深い関わりがあったと言われており、この場所全体にこうした象徴的な意味が込められているようです。
芸術的なディテールと、かつての生活の息遣い
礼拝堂から宮殿へ向かう途中のベンチですら、一つの芸術作品のようでした。ポルトガル十字架、天体の位置を測る渾天儀(こんてんぎ)、複雑なロープ装飾など、ここにもマヌエル様式の意匠がふんだんに使われています。

















































































































































































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