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2026年2月

2026年2月27日 (金)

今週の生け花(令和8年2月第4週)

今日は時間が取れませんでしたので写真だけアップいたします。まあ私のコメントは必要ありませんね(笑)。

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<花材:桃、金魚草、チューリップ、ストック、ユーカリ>

2026年2月25日 (水)

下肢一次性静脈瘤 ― なぜ足の血管は太くなるのか

人間の血管には、大きく分けて動脈と静脈があります。

私たちの血液は、心臓の拍動によって生み出される圧力(血圧)で全身へ送り出されます。この高い圧力を受け止めているのが動脈です。

そして、全身の組織に酸素や栄養を届けたあとの血液が、心臓へ戻るための血管が静脈です。

静脈にはポンプがない代わりに逆流を防ぐ弁がある。

血液が心臓へ戻るとき、実は動脈のような強いポンプ機能はありません。

静脈の圧は低く、そのままでは重力の影響で逆流してしまいます。特に手足では、立ったり歩いたりするたびに血液は下へ引っ張られます。

そこで重要になるのが静脈弁です。


Th_静脈弁はとても薄い逆流防止装置で、血液が上に流れるときは開き、逆流しようとすると閉じる仕組みになっています。動脈には存在しない、静脈特有の構造です。

 

動脈の病気と静脈の病気はまったく違う

同じ血管でも、動脈と静脈では性質が大きく異なります。

・動脈の病気:高い圧にさらされるため、動脈硬化が進行し、狭窄や破裂が起こります

(虚血性心疾患、脳卒中、下肢閉塞性動脈硬化症、動脈瘤破裂など)

・静脈の病気:うっ滞や弁の機能不全が中心となります

(下肢静脈瘤、深部静脈血栓症・肺塞栓、食道静脈瘤など)

原因も進み方も、まったく別のメカニズムなのです。

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人間は「足に負担のかかる生き物」

話を足の静脈に戻します。

私たち人間は、進化の過程で二足歩行を選びました。

四足動物と比べると、心臓から足までの高さに大きな差があります。

つまり、足の静脈は常に重力の影響を受け、うっ血しやすい状態に置かれているのです。

もともと静脈は壁が薄い血管です。

そこに長年、圧がかかり続けると血管は徐々に拡張していきます。

しかし静脈弁は成長するわけではありません。血管が太くなるにつれて弁は閉じきれなくなり、逆流が起こります。

さらに逆流が圧を高め、血管がますます拡張する──この悪循環によって、静脈は蛇行し、皮膚の表面に浮き出てくるのです。

これが下肢一次性静脈瘤の基本的な発症メカニズムです。

 

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なぜ女性に多いのか

静脈瘤は決して珍しい病気ではありません。

・女性:20〜40%

・男性:5〜10%

女性に多い理由としては、ホルモンの影響に加え、妊娠があります。

妊娠中は骨盤内で静脈が圧迫され、足から心臓へ戻る血流が妨げられます。その結果、静脈圧が上昇し、静脈瘤を発症・悪化させやすくなります。

予防のためにできること

静脈瘤は「重力と上手に付き合う病気」です。

・同じ姿勢での立ち仕事を続けない

・ときどき足を上げる

・ふくらはぎの運動を行う(筋ポンプを働かせる)

・医療用弾性ストッキングを活用する

こうした習慣が、うっ血を防ぎ、進行を抑えることにつながります。

 

今回は「なぜ人間の足に静脈瘤が起こりやすいのか」

その仕組みをお話ししました。

知ることは、予防の第一歩です。

足のだるさや血管の浮き出しが気になる方は、どうぞ早めにご相談ください。

静脈瘤は命に直結する病気ではない場合が多いですが、放置してよい病気でもありません。皮膚炎や潰瘍へ進む前に、きちんと向き合うことが大切です。

また一緒に、わかりやすい医学を届けていきましょう。

ChatGPTに私の絵を元に書かせたらこのようなイラストを作ってくれました。やはり賢いです。

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2026年2月22日 (日)

川から完成する街 ― サンセットクルーズが描いたリスボン

リスボンをこれまで陸から様々な角度で紹介してきましたが、今回は川から眺めるリスボンです。

海運によって発展してきた街は、不思議なことに「船の高さ」から見たときに最も美しく見えることが多い——私はそんな確信を持っています。

現代ではドローンによって鳥の目線の映像を見ることもできます。確かに空からの景色は新鮮で魅力的です。

しかし人は鳥にはなれません。

だからこそ、自分の足で歩いた目線、車窓からの高さ、そして船上から見上げる街の姿こそが、旅人にとって最も実感の伴う風景なのではないかと思うのです。 川から眺めたことで、リスボンは“訪れた街”から“理解した街”に変わりました

 

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今回、可能な限り公共交通機関と徒歩で巡ってきたリスボン。その締めくくりとして、サンセットクルーズからの眺めを記しておきたいと思います。
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このサンセットクルーズは、実は旅の計画段階から組み込んでいました。
リスボンに来たなら、最後は必ず川から街を見てみたい——そんな思いがあったからです。
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事前にネットで予約し、スマートフォンにバウチャーを保存。さらに念のため紙にも印刷して持参しました。これは私なりの旅の原則です。

スマートフォンの不具合や盗難、通信障害は決して珍しいことではありません。準備は静かな安心につながります。

集合場所のヨットハーバーには目印の旗が掲げられており、出航15分ほど前になると参加者が20名ほど集まってきました。 やがてスタッフの女性が現れ、私たちは船へと案内されます。


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とても快活な方で、はきはきと説明をしてくれるのですが、私の語学力ではすべてを聞き取ることはできません。 こういう時は、旅の勢いと笑顔で乗り切ります(笑)。
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全員が席に着いたのを確認すると、静かに出航しました。

港内をエンジンでゆっくりと進み、周囲には大小さまざまなヨットが係留されています。

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やがて港を出ると、視界の先にリスボンの街並みが広がりました。9月の少し冷たい風が頬をかすめていきます。

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テージョ川の中央に出ると帆が張られ、エンジン音が消えました。聞こえるのは波の音だけ。

この静けさは、船でしか味わえない贅沢かもしれません。

しばらくするとスタッフが景色を解説しながら、ウェルカムシャンパンを注いでくれました。

 
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遠くに見えていた赤い吊り橋、「4月25日橋」の下をくぐり、船は下流へと進みます。
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対岸の高台に立つのがクリスト・レイ。 リオデジャネイロのキリスト像に触発されて建てられた記念碑で、台座75m、その上に28mの像が立っています。

もしあの展望台に立てば、どれほどの景色が広がるのだろう——そんな想像も旅の楽しみです。


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そして今回のクルーズ最大の見どころが、テージョ川に向かって建つ「発見のモニュメント」でした。

大航海時代を切り開いた偉人たちの姿が船首に向かって並び、まさにこれから未知の海へ漕ぎ出すかのようです。

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先頭に立つエンリケ航海王の顔を正面から見たのは今回が初めてでした。
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実際に海へ向かうその姿は圧巻の一言です。
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なかなか見れる角度ではないために、写真や動画に収めることにしました。
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この場所から命を懸けて旅立った航海者たちを思うと、胸に迫るものがありました。
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本来であれば同じくらい期待していたベレンの塔ですが、改修工事のため全体が柵に覆われており、今回は遠目に眺めるだけとなりました。

私の歳になるともうないかも知れないことでも、旅にはこうした「次回への宿題」も残してくれます。
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さらに下流へ進むと、やがて視界の先には大西洋。

陸地の見えない海へ出ていった航海者たちの不安と希望を想像すると、やはり自然と胸が熱くなります。
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折り返し、船は上流へ。

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再びドリンクが配られました。グラスは一見ガラスに見えますが、実は割れにくいプラスチック製。安全への配慮が感じられます。
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第に太陽が傾き、街が柔らかな光に包まれていきました。

正直を言えば、出航があと30分遅ければさらに劇的な夕景になったかもしれません。

けれど旅とは、自然と時間を受け入れるものなのでしょう。

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コメルシオ広場を過ぎ、船は出航した港へ戻っていきます。

8月末とはいえ、川の上は冷えるほどで、半袖の乗客には毛布が配られていました。

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港に戻る頃には、すっかり日も暮れていました。
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約90分のクルーズ。

日中は歩き続けていたこともあり、心地よい休息の時間にもなりました。こうして川から眺めたリスボンは、私の中で立体的な街へと変わりました。

これでリスボンの紹介は最終回となります。

次回からは、この街を離れ、新たな景勝地をご紹介したいと思います。

2026年2月20日 (金)

今週の生け花(令和8年2月第3週)

時間が過ぎるのは本当に早いものです。

今年も二月の第三週となりました。

この時期になると、二年に一度の診療報酬改定の発表が近づき、医療界は一気に慌ただしくなります。国の方針が徐々に示されるとはいえ、最終決定はぎりぎりまで分からない。準備を進めながらも、最後で方向が変わることもあり、決定打が打てないもどかしさがあります。

昨年末から新聞等でも報じられるようになりましたが、医療界の経営環境は年々厳しさを増しています。

医療機関は自由に価格を決めることができません。医療費は長年抑制されてきました。国民にとっては安心材料かもしれません。しかし、CTやMRIといった高額医療機器、検査器具、光熱費、そして人件費——すべてが上昇しています。

特に入院機能を持つ病院の多くは、昨年赤字決算となりました。

今後さらに深刻になるのは、老朽化した病院の建て替え問題です。資金調達が難しくなれば、経営は維持できても、やがて静かに消えていく医療機関が増えるのではないかと危惧しています。

……何の話だったでしょうか。

つい、生け花に愚痴をこぼしてしまいました(笑)。

 

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今週の花たちは、私の愚痴を聞いて少し肩を落としているようにも見えます。

向かって左は雪柳、右はミモザアカシア。

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黄色と白、軽やかさとしなやかさ。向きを変えるだけで、前後関係が生まれ、印象も大きく変わります。
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色も形も違う花々が、それぞれの個性を保ちながら一つの美を形づくる。

違いを消すのではなく、違いを活かすことで全体が調和する姿は、どこか医療の現場にも通じるものがあります

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厳しい環境の中でも、それぞれの役割を果たしながら、ひとつの「場」を支える。

花を眺めながら、そんなことを考える二月の午後でした。



<花材:ミモザアカシア、カンパニューラ、雪柳、ガーベラ>

2026年2月18日 (水)

はじめてのマカオへ ― EVAビジネスクラスと入国の小さな注意点

前回の続きです(➡︎台北桃園空港ラウンジ)。初めてのマカオ・香港旅行。今回は台北桃園国際空港からマカオ到着までを紹介致します。

旅は、飛行機を降りた瞬間から「現実」になる。

初めてのマカオは、EVAの上質な機内と、入国・通貨の小さな注意点から始まりました。

 

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今回、私はマイルを利用したビジネスクラス、相方は通常運賃のエコノミークラスを手配し、沖縄 → 台北 → マカオというルートとなりました(帰路は香港 → 台北 → 那覇)。

乗り継ぎまで時間があったため、台北桃園国際空港でエバー航空のラウンジを楽しんだ後、いよいよ人生初のマカオへと向かいました。

 

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定刻より約40分遅れての出発となりました。外の景色も次第に暗くなり始めています。

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今回のルートはこんな感じです。マカオから香港の移動はフェリーを利用しました。

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同じビジネスクラスでも、那覇―台北線と台北―マカオ(香港)線では距離の違いもあるためか、機材はB787-9。シートはフルフラット仕様でした。

飛行時間は2時間に満たないため横になることはありませんでしたが、座席配列は1-2-1で快適そのものです。

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全体的に色合いもシックな感じで統一されていて落ち着きがあります。

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ビジネスクラスということもあり、CAの方が挨拶に来てくださりウェルカムドリンクをいただきました。普段はお酒を飲まない私ですが、機上では不思議とシャンパンに手が伸びます。

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日本語の映画も用意されていましたが、私の場合は機内エンターテインメントよりも、飛行ルートを表示するモニターを眺めながら旅の実感を味わう時間の方が好きです。

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写真に示すように足元が細くなるタイプの座席ですが、長距離路線なら横になれるかどうかは雲泥の差が出ます。いつかエバー航空で長距離のヨーロッパ路線も試したくなります。

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前方正面の間接照明も気が利いています。EVA AIRの文字も浮かんで綺麗です。

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短距離ですが、国際便だけあってちゃんとした食事も出ました(相方の方はパンのような軽食が出たようです)。少し夕食には早いのですが、機内でもしっかり食べて今日の夕食はこれで十分でした。

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<マカオ入国について>

マカオ空港はコンパクトで迷うことはありません。入国審査も至って簡単。なんたって日本のパスポートさえあればそれ以外の手続きは必要ありません(滞在日数が90日以内ならビザは必要なし)。 マカオ空港到着後楽勝と考えていましたが、自動ゲートはマカオ在住(+中国の方?)以外は使用できずに入国に意外と時間がかかりました。

入国時にはスタンプの代わりに「Landing Slip(入境申報表)」という小さな紙が渡されます。帰国・出国時まで大切に保管してください。

薄い紙のため捨ててしまいそうになりますが、パスポートに挟んでおくのが無難です。

万が一紛失してもデータは記録されているため出国自体に問題はないようですが、ホテル等で提示を求められる場合があります。

<エバー航空ビジネスクラスの荷物の受取にびっくり>

入国審査後マカオ空港で、那覇からの預けたスーツケースを受け取るために台北便の荷物のターンテーブルを探して進むことに・・・なかなか出てこないので、近くの係員に聞いたら・・・なんとエバ航空ビジネスクラスの方は係員がすでに取っていてくれて、ターンテーブルの横に並べて置いてあったのです。マイルを使った私としてはここまでしていただくと恐縮してしまいます。

これまでに欧州便などでファーストクラスは別としてビジネスクラスでこの様なことはありませんでした。 マイルを使った私としてはここまでしてもらうと恐縮してしまいます。

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香港と比べてもマカオはまだまだタクシーなどでも紙幣が必要です。大型ホテルやカジノ、商業施設ではクレジットカードが使えますが、小規模店舗やタクシーでは現金が必要になる場面も多く、紙幣を用意しておくと安心です。

 

<気をつけたいマカオの通貨>

香港の通貨は「香港ドル(HKD)」、マカオの通貨は「パタカ(MOP)」となっています。レートはどちらも大体1ドル(パタカ)=20円程度で、人民元のレートとほぼ同じです。 

注意点①:マカオでは香港ドルも人民元もパタカも使うことができます。マカオではほぼクレジットカードは使えませんので紙幣に両替しておく必要があります。以下のことがありますので、マカオと香港の両方に行かれる方は日本円を香港ドルに替えるのが得策です。

注意点②:香港では香港ドルを使う頻度が多いのですが、ややこしいのは香港政府が発行するのではなく、香港にある3つの銀行が独自に紙幣を作っています(値段は同じです)。短期間の観光客にとってその違いは分かりませんので、偽装されても違いがきっと分かりません😅。 ただマカオと違い最近からiPhoneを持っている方なら電子決済の「Octopus」が使えて便利です。一応チャージ代金がかかりますが、6ヶ月使わなければ手数料なしで戻って来ますので、余分に入金していても大丈夫な様です。これは確かに便利でした。公共交通機関やコンビニなども使えます。

注意点③:マカオのパタカはマカオでしか使えません!。マカオで香港ドルが使えるためタクシー(その他)では香港ドルを使いますが、なんとお釣りが「パタカ」で返って来ることが殆どです。そして、日本ではパタカから日本円に両替できません!

・・・私たちは最後のマカオから香港行きのフェリー乗り場のコンビニでほぼ全て使い切りました。この点注意が必要です。

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<マカオ内の移動手段>

マカオの飛行場を出ると沢山のタクシーが並んでいて、比較的短時間に乗り込むことが可能です。香港でもそうでしたがタクシーは比較的安かったです。今回一番長く使っても日本円にして2,000円を超えることはありませんでした。

荷物がある場合は空港からホテルまではタクシーを利用した方が便利な気がします(もう少し時間があればホテル行きの無料の送迎バスがありますのでこれを利用してもいいと考えます。マカオでの移動は2回ほどこの無料のバスを利用しましたが実に快適でした)。

 

初めて降り立ったマカオと香港。近いはずの二つの街ですが、異質の文化を感じるほどの違いがありました。今回の旅は、その対比を味わう時間にもなりそうです。

 

2026年2月15日 (日)

リスボンの7つの丘と展望台(まとめ)


いよいよリスボンの紹介も終盤となりました。

陸から眺めるリスボンの風景は今回で一区切りです(あと一回、テージョ川から望むリスボンをご紹介する予定です)。

リスボンは「7つの丘の街(Cidade das Sete Colinas)」として知られ、歴史的中心部は7つの丘に囲まれています。

それぞれの丘にはサン・ジョルジェ城やサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台などがあり、この高低差に富んだ地形こそが、美しい街並みと数多くの展望スポットを生み出しています。

今回の旅で訪れた場所も含め、代表的な丘と展望台をご紹介します。

 

サント・アンドレ (Santo André):私たちが宿泊している宿の隣の「セニョーラ・ド・モンテ展望台」があります。展望台としてはリスボンでも最も高い場所のひとつで、街全体を見渡せる開放感が印象的でした。
➡︎セニョーラ・ド・モンテ展望台

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宿泊施設から数分ですので、朝夕この景色を眺めることが出来たのは最高でした。
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今回滞在したアパートメントの窓からもこのような風景が望めました。
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②サン・ジョルジェ (São Jorge): 7つの丘の中でも特に存在感のある丘です。丘の上にはサン・ジョルジェ城があり、歴史を感じさせる景観が広がります。丘の高さはここがリスボンで最高位となるとのことですが、展望台の位置の高さだけで言えば 『サン・ジェルジェ展望台」よりも、「セニョーラ・ド・モンテ展望台」 が上にあるようです。➡︎サン・ジェルジェ展望台

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サン・ジョルジェ城は有料で入れ、中も広々とした公園のような場所となっています。
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要塞としての機能もあるのでテージョ川を往来する船舶の監視も出来たのでしょう。
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サンタ・アナ (Sant'Ana):韓国のアイドル(=私は全く知りませんが)がPA撮影をした「トレル展望台」がある丘とのことです。 宿から徒歩圏内だったにもかかわらず事前にチェックできておらず、今回は訪れることができませんでした。調べてみると、純粋な眺望というよりも、プールや建築と調和した雰囲気を楽しむタイプの場所かもしれません。

次回訪れる理由がまた一つ増えました。

 

④ サン・ヴィセンテ (São Vicente): 前回紹介の「サンタ・ルジア展望台」「ポルタス・ド・ソル展望台」がある丘。アルファマ地区らしい、オレンジ色の屋根が連なる景色が印象に残っています。
➡︎サンタ・ルジア展望台・ポルタス・ド・ソル展望台

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<サンタルジア展望台>
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<ポルタス・ド・ソル展望台>

⑤シャガス (Chagas):ここも以前紹介した「サンタ・ジュスタのリフト」を上がった先に広がるエリアです。➡︎サンタ・ジュスタのリフト

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⑥サンタ・カタリーナ (Santa Catarina):ビカ線のケーブルカーを降りて少し歩いた場所にある展望台。

ビガ線のケーブルカーを降りてしばらく進んだ場所にある「サンタ・カタリーナ展望台」(ここも夕日が綺麗な場所です)がある丘。ここも
夕日の美しさでも知られる丘です。時間帯が合えば、ゆっくりと日没を待つのも良い旅の過ごし方だと思います。 ➡︎サンタ・カタリーナ展望台

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<サンタ・カタリーナ展望台
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⑦サン・ロケ (São Roque) :バイロ・アルト地区の東隣に位置し、グローリア線ケーブルカーの終点からすぐの展望台。日本の消臭力のCMの撮影で使われたことのある「サン・ペテロ・デ・アルカンタラ展望台」のあります。➡︎サン・ペテロ・デ・アルカンラタ展望台

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サン・ペテロ・デ・アルカンラタ展望台
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様々な場所から異なる角度で街を眺められる——それがリスボンの大きな魅力です。

しかし観光する際には、この街特有の高低差を常に意識する必要があります。地図アプリで近くに見えても、実際には想像以上に体力を使うことも少なくありません。

そのため、トラムやバス、ケーブルカー(昨年の事故の影響で一部運休が続いていました)、タクシー、そしてツクツクなどを上手に組み合わせることが、快適に旅を楽しむコツだと感じました。

坂の多い街だからこそ出会える景色がある——

そう思うと、この起伏さえもリスボンの魅力の一部なのかもしれません。

2026年2月13日 (金)

乗り継ぎ時間が楽しみに変わる — 台北桃園国際空港 ラウンジ体験記(エバー航空)

(今日は生け花が飾られていませんでしたので、代わりに年末・年始の旅行記を記載致します)

台湾へはこれまで何度か出かけています。多くは大晦日から元旦にかけての1泊2日の短い旅です。那覇からは福岡へ行くよりも近く、コロナ禍以前はLCCで片道6,000円ほどという手軽さも魅力でした。

LCC利用時は、台北桃園国際空港の第3ターミナルの端から搭乗することが多く、Priority Passで利用できるラウンジを使っていました。

何度も訪れている空港でしたが、新しく整備されたターミナル中央部を通ったことがなく、今回エバー航空で到着した第二ターミナルの規模の大きさにあらためて驚かされました。これまで「台北桃園国際空港」と聞きながら、日本の地方空港のようなイメージを勝手に抱いていたことを少し反省しています。台北の皆様には失礼しました。

今回初めて搭乗したエバー航空は、英国のSKYTRAX社による格付けで最高評価の5つ星を獲得している、世界でも限られた航空会社の一つです。以前から気になる存在ではありましたが、那覇―台北や那覇―高雄といった短距離路線では荷物も少なく、ついLCCを選んでいました。

 

*LCC(Low Cost Carrier)は「低コスト航空会社」の略称で、日本では格安航空会社と呼ばれています。ANAやJALなどのフルサービスキャリア(FSC)とは異なり、サービスを必要最低限にすることで運賃を抑えているのが特徴です。*

 

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エバー航空(BR)は台北近郊の台湾桃園国際空港(TPE)を拠点とし、台湾ではチャイナエアラインに次ぐ規模を誇る航空会社です。

余談ですが、私がいつも混同してしまうのが「チャイナエアライン(中華航空)」と「エア・チャイナ(中国国際航空)」です。後者は中華人民共和国のフラッグキャリアで、まったく別の航空会社となります。

空港内の案内板にもあるように、チャイナエアラインのラウンジは1か所ですが、エバー航空は複数のラウンジを展開しており、その質の高さにも定評があります。

今回は乗り継ぎまで時間があったため、いくつかのラウンジを巡ってみることにしました。

まずは 「The STAR」 から。

<The STAR>
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The STARは、ビジネスクラス利用者やスターアライアンス上級会員が利用できるラウンジです。
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台湾らしい中華料理が充実しているだけでなく、洋食などのメニューも豊富で、思わず目移りしてしまいます。
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座席は広々としており、それぞれ用途に応じた椅子が配置されています。電源やUSBポートも完備されており、乗り継ぎ前の時間を快適に過ごせる環境です。

 

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私たちはここで魯肉飯(ルーローファン)と、おでんのような煮込み料理をいただきました。短時間でもその土地の味に触れられるのは嬉しいものです。



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ラウンジの奥には、カーテンで仕切られた横になれるシートも用意されていました。仮眠をとるには理想的な空間です。
<The INFINITY>

続いて、私だけ「The INFINITY」を見学しました。

こちらはエバー航空のロイヤルローレル/プレミアムローレル/ビジネスクラス利用者、またはスターアライアンス加盟航空会社のファーストクラス・ビジネスクラス搭乗者のみが利用できます。同行者はエコノミークラスだったため入室できませんでしたが、ピーク時にはマイル利用者に制限がかかることもあるそうです



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ドライエリアとウェットエリアが分けられた設計で、全体的に明るく開放感があり、洗練された印象のラウンジでした。シャワールームも4室備えられています。


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どこか都会的で、少しだけ“流行”を感じさせる空間です。
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こちらも中華や洋食のメニューが豊富でした。
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アイスクリームが好きな方なら食べ放題ですので嬉しいかもです。
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今回は食事をいただきませんでしたが、全体のクオリティの高さは十分に伝わってきました。

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続いて、反対側にあるシンガポール航空のラウンジへ向かいました。
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台北桃園国際空港のシルバークリスラウンジは、ビジネス・ファーストクラス利用者、またはスターアライアンスゴールド会員が利用できます。軽食、Wi-Fi、シャワーなど設備も整っています。

シンガポール航空は世界的に評価の高い航空会社であり、ラウンジの満足度が高いことでも知られています。そういえば、ポルトガル旅行の帰路にロンドン・ヒースロー空港で同社のファーストクラスラウンジを利用しましたが、その体験はいずれご紹介したいと思います。

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ラウンジ自体はコンパクトながら非常に静かで落ち着いた空間でした。
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今回は食事を取りませんでしたが、魯肉飯や肉骨茶(バクテー)が人気とのこと。特にバクテーは本格的な味付けだそうで、「胃袋がもう一つあれば」と思ってしまいます。
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ちょうど大晦日だったため、日本とは違い、空港にはまだクリスマスの飾りが残っていました。どこか旅情を感じさせる光景です。

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<The CLUE>
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最後に「The CLUB」にも立ち寄る予定でしたが、入口に「本日は営業中止」との案内があり利用できませんでした。少し残念ではありましたが、搭乗時間も近づいていたため、マカオ行きのゲートへ向かうことにしました。

次回は、台北からマカオのホテルまでの移動ルートをご紹介したいと思います。

2026年2月11日 (水)

いびきはなぜ起こる?—放置してはいけない体からのサイン

「いびきくらい誰でもかくもの」そう思っていないでしょうか。実際日本人の40代以上の %がイビキをかきます。

実はいびきは、体の構造が関係する“音”であり、場合によっては重大な病気のサインになることがあります。今回は、いびきが起こる仕組みを分かりやすく解説します。

 

・いびきはどこで起こるのか?

いびきとは、睡眠中に上気道——つまりノドが狭くなり、そこを空気が通るときに周囲の組織が振動して生じる音です。

気管支ぜんそくのように炎症で気道が狭くなって起こる音とは異なり、「構造的な狭さ」が主な原因です。

いびきが生じる場所は**咽頭(いんとう)**と呼ばれ、次の3つに分けられます。

・上咽頭:鼻の奥から喉の上部

・中咽頭:舌や口蓋垂(のどちんこ)が見える部分

・下咽頭:気管と食道の分かれ道

つまり、鼻や口の入り口から気管・食道へ至る空気の通り道で、いびきは起こります。

ここで一度、構造をイメージしてみましょう。



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・咽頭は「つぶれやすい」構造です

この部分はもともと狭いうえに、周囲を骨で支えられていないため非常につぶれやすい特徴があります。息を吸うと内側へ引き寄せられ、さらに狭くなります。

強くストローで飲み物を吸うと頬が内側に寄る——あの感覚に似ています。

一般的に、いびきは息を吸うときに起こりやすいとされています(往復の場合もありますが・・)。狭い通路を速く流れる空気が組織を振動させ、音になるのです。

・狭いが通る → いびき ・完全にふさがる → 無呼吸

この差はとても重要です。

 

・なぜ眠るといびきをかくのでしょうか?

起きているときにいびきをかく人はほとんどいません。それは、ノドを支える筋肉がしっかり働いているからです。しかし眠ると筋肉がゆるみ、気道が狭くなります。

健康な方でも、深い睡眠時にはいびきをかくことがあります。特に注目したいのがです。舌は口の中で最も大きな筋肉で、眠ると後方へ落ち込み、気道を狭くしてしまいます。

次のようなときにいびきが起こりやすくなります。

・強い疲労がある・お酒を飲んだあと・睡眠薬を服用したとき

 ➡︎もう皆様方もお分かりでしょう・・・いずれも筋肉がゆるむためです。 

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・いびきを悪化させる要因

①肥満→ ノドの内側にも脂肪がつき、気道が狭くなります。(日本時は顎が小さな人が多く、その体型の方は痩せていてもイビキをかきやすいタイプです)

②仰向け寝→ 舌が落ち込みやすく、気道をふさぎやすい。仰向けでイビキをかくかたはまずは横向きで寝ることを試してみましょう。

③加齢→ 粘膜や組織がゆるみ、いびきをかきやすくなります。

 

・いびきを「ただの音」と思わないでください

いびき自体は珍しいものではありません。しかし、強いいびきや無呼吸を伴う場合は体に大きな負担をかけます。

・日中の強い眠気 ・集中力の低下 ・高血圧や心疾患のリスク上昇

などにつながることも知られています。

 

・次のような症状があれば要注意です

・大きないびきを指摘される ・睡眠中に呼吸が止まっていると言われたことがある ・しっかり寝ても日中に強い眠気がある

「年齢のせい」「疲れているだけ」と思い込まず、体からのサインを見逃さないことが大切です。

ご本人だけでなく、ご家族が先に異変に気づくケースも少なくありません。

 

・最後に

たかがいびき、されどいびき。——その背後に、寿命に関わる病気が隠れていることがあります。

気になる症状がある方は、まずはお気軽にご相談ください。早めの気づきが、これからの健康を守ります。

2026年2月 8日 (日)

サンタルシア展望台・ポルタス・ド・ソル展望台・ファド美術館・港・コメルシオ広場

リスボンは「7つの丘の街(Cidade das Sete Colinas)」として知られ、場所ごとに異なる表情の街並みを眺められることが大きな魅力です。

ただし観光においては、この高低差を常に意識しながらルートや移動手段を選ぶ必要があります。

地図アプリでは近くに見えても、実際に歩いてみると想像以上に体力を要することも少なくありません。トラムやバス、ケーブルカー(昨年の事故以降、現在も運休が続いています)、タクシー、トゥクトゥクなどを上手に組み合わせて利用することをお勧めします。

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今回のブログでは、有名なトラム28番線でサンタ・ルジア展望台近くまで向かい、隣接するポルタス・ド・ソル展望台からの眺望を楽しんだ後、古い街並みが残るアルファマ地区を歩き、リスボン大聖堂やファド博物館の外観を写真に収めながら、テージョ川沿いを進んで街の中心・コメルシオ広場までをご紹介いたします。

 

<サンタルシア展望台>

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なだらかな坂の向こうから、トラム28号線が登ってきました。写真の左側がサンタルシア展望台となります。

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坂の上を登るトラムもリスボンらしい風景の一つです。
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観光客が並ぶ足元の壁には、美しいアズレージョが施されています。

この日は若い女性が多く、タイルを撮影しようとするとどうしても足元が写り込んでしまいます。誤解を招きかねない構図(=エロ親父😅)になりそうでしたので、今回は撮影を控えることにしました。


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左側に丸いドームを持つ建物がサンタ・エングラシア教会(Igreja de Santa Engrácia)、その右手に見えるのがサント・エステヴォン教会(Igreja de Santo Estêvão)です。いずれも歴史あるアルファマ地区を象徴する教会で、18世紀のバロック様式の美しい建築が印象的でした。



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中央の白い建物が港になります・・・沖縄に暮らす私には、その広がりが海のように見えましたが、実はこれがテージョ川です。

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<サンタルシア展望台から隣のポルタス・ド・ソル展望台へ移動>


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サンタルシア展望台から隣のポルタス・ド・ソル展望台へ移動します。徒歩1〜2分の距離です。道路に面した右側の壁の部分はサンタ・ルジア教会 (Igreja de Santa Luzia)外壁で、そこにはリスボンの歴史を描いた美しいアズレージョ(タイル画)が飾られています。すぐ先の右側がポルタス・ド・ソル展望台があります。

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広場の中心には、リスボンの守護聖人・聖ヴィセンテの像が立っています。

伝説によれば、殉教後に野ざらしにされた遺体を2羽の白いカラスが守り続け、その後リスボンへ運ばれる航海の間もカラスが寄り添っていたとされています。


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この物語から、「船の両端に2羽のカラス」を配した意匠がリスボン市の紋章として採用されました。マンホールや街灯、市旗など、市内の至るところでこの象徴を見ることができます。

またサン・ジョルジェ城では伝説を記念して、この城には現在も2羽のカラスが飼育されていることで知られています。
 



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ヤシの木を挟んで左側の2つの尖塔があるのが近くにサン・ヴィセンテ・デ・フォーラ修道院で、右側のドーム状の白い建物がサンタ・エングラシア教会 (Igreja de Santa Engrácia)となります。ポルトガルの首都リスボンにある17世紀創立の教会。その後20世紀に入ってから国立のパンテオン(名士合祀殿)となり、ポルトガルの著名な人物が葬られているそうです。今回入っていませんので内部の構造はわかりません。

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<ポルタス・ド・ソル展望台>

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左の人だかりがあるテラスのような場所がポルタス・ド・ソル展望台となります。この階段を降りると旧市街地となります。後でここを降りて向かいました。


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ポルタス・ド・ソル展望台の先端からはこのようにテージョ川を含めたリスボン旧市街地が見えてきます。


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テージョ川には沢山のヨットが浮かび、ヨットクルージングも楽しそうです。

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展望台からアルファマ地区を拡大して写すと特徴的な建物が見えてきました。これはファド博物館となっています。



<ポルタス・ド・ソル展望台からバイシャ地区を降りて、リスボン大聖堂とファド美術館>


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せっかくですのでこのまま降りずにまずはリスボン大聖堂(Sé de Lisboa)へと向かいました。大聖堂の前の線路を有名なトラム28号線が通り、有名な観光スポットにもなっています。

正式名称はサンタ・マリア・マイオール・デ・リシュボア大聖堂。1147年に建設が始まったリスボン最古の教会です。

幾度もの地震に耐えてきましたが、1755年のリスボン大地震ではゴシック様式の主礼拝堂が崩壊。大火も重なり、多くが廃墟となりました。

その後長い年月をかけて修復が進められ、20世紀初頭にほぼ現在の姿となったそうです。



実はこの教会は今回の旅行の最後の場所となるスペインのサンディエゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の旅に必要な巡礼手帳(クレデンシャル)を入手できます。

私も日本で巡礼手帳を手に入れたのですが、今回は一度も使用せず。退職後のささやかな夢の一つに、ポルトガルの巡礼路を歩いてみたいという思いがあります。ここはその起点となる場所でもありました。

斜めに降りてゆくとコメルシオ広場になるのですが再度旧市街地のアルファマ地区へと向きを変えて散策しました。

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アルファマ地区はリスボン大地震でも大きな被害は少ない地域で昔の狭い路地に建物が密集しています。
Th_51_20260127153801道幅も狭く車1台がやっと通れます。横の建物のバランでには洗濯物が干されていてどこか懐かしさを感じさせる、下町の風景が今も息づいている地区でした。

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建物に囲まれた細い路地を歩くと、この先どんな風景が待ち受けているのかと旅心を刺激されます😆
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GoogleMapを頼りながら坂を降りてゆくとファドが聞けるようなお店がありました。
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明るい茶色の建物がファド博物館となっています。入り口で入ろうとしたら係の方が1時間後ぐらいにはファドの演奏が聴けるので後で来たらとのことでした・・・1時間はいられないと入場はパスすることに。それよりまだまだ街をある行きたい方を優先してしまいました。
<ファド博物館からクルーズ船ターミナルからコメシオン広場へ>

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坂道を降りやっと平地に出て来ました。そこからコメルシオ広場へ向かいます。
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ちょうどその途中に展望台からも見えた大きな港(クルーズ船を初め定期便も出ているようです)が見えて来たので、飲み物・トイレ休憩として入ることに。
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綺麗なターミナルで、私はコーラをいただきながら一休みです。トイレは50セント程度で入り口の係の方に渡して入る有料トイレになっていました。
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港からさらに川沿いを下流側に向かうと、有名なコメルシオ広場に出ます。
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16世紀初頭にマヌエル1世が市の城壁外に宮殿を建てたことから、このテージョ川岸の都市開発が開始されました。ポルトガル繁栄の場所となります。特にこの一帯は大航海時代の貿易の窓口として栄え、他国との取引のため港湾関係の建物が建設されました。

しかし1755年リスボン大地震の際に、津波と火災による大きな被害を受け全壊しました。現在の姿はその後、ポンバル公爵の力により改修されたものです。
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広場の中央に立つ騎馬像は前述のポンバル侯爵だと思っていましたが、実際はジョゼ1世騎馬像でした。

ジョゼ1世は、ポルトガル王国ブラガンサ王朝の国王で、在位中の1755年11月1日にリスボン地震が発生しリスボンは大変な被害に遭います。
地震後、リスボンはポンバル侯の指揮の下で再建され、コメルシオ広場の中心にはジョゼ1世の騎馬像が建てられました。
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テージョ川に面するコメルシオ広場の北側にそびえる巨大な門は「アルコ・ダ・ルア・アウグスタ(アウグスタ通りアーチ)」です。1755年の大震災からの復興を記念して建設が始まり、1875年に完成した記念碑的なアーチで、広場からバイシャ地区の中心であるアウグスタ通りへ続く入り口の役割を果たしています

勝利のアーチの上には、大きな像があります。頂上には勝利の女神、その下の(アーチの上)ポルトガル王室の文様が彫刻されています。その両横の人物像は向かって左が大航海時代の偉人ヴァスコ・ダ・ガマ、右側に立っているのがリスボン大震災の復興を指揮したポンバル侯爵の像となります。



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アウグスタ通りからみたコメルシオ広場となります。
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これは以前紹介した サン・ジェルジェ城がらみたコメルシオ広場。
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テージョ川からみたコメルシオ広場となります。
リスボンは、同じ街でありながら立つ場所によってまったく異なる表情を見せてくれます。

次回は今回の旅で訪れた展望台をまとめ、それぞれの魅力をご紹介したいと思います。引き続きお付き合いいただけましたら幸いです。

2026年2月 6日 (金)

今週の生け花(令和8年2月第1週)

2月に入りました。まだ寒い日が続いています。北国では厳しい寒さに加え、今年は例年以上の雪が降り積もっている地域も多いと伺います。日々の生活にもご苦労が多いことと思います。

そのような季節の中、沖縄では日本一早い桜祭りが開催されています。沖縄の桜は濃いピンク色が特徴の**寒緋桜(かんひざくら)**で、一年で最も寒い時期に花を咲かせます。

興味深いことに、桜は暖かい南からではなく、寒さの残る沖縄本島北部の山原(やんばる)から咲き始め、次第に南部の那覇へと広がっていきます。いわば沖縄の桜前線は「南下」してくるのです。

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今日の生け花は、縦の伸びやかさが印象的な構図です。春の光へ向かうように伸びる木蓮が、季節の訪れを静かに告げているように感じられます。木蓮は春を代表する花のひとつですね。沖縄では3月頃に開花し、本土よりも1〜2か月早く春を知らせてくれます。
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斜めから眺めると、やや不安定にも見える白い花器が独特の緊張感を生み、作品全体に現代的な印象を与えています。

その中で、前方へと大胆に伸びる赤いアンスリウムが、木蓮と対角線上に配置され、ひときわ強い存在感を放っています。赤いアンスリウムの花言葉は「情熱」。ハート型の仏炎苞と鮮やかな色彩が、愛や力強さを連想させることに由来します。

まるで情熱がほとばしり、「さあ前へ」と皆を導いているかのようです。

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帰り際に見ると、木蓮の花がほころび始めていました。つぼみの時とは異なり、花が開くことで作品全体が柔らかな表情へと変わります。このような小さな変化に気づけるのも、生け花を楽しむ魅力のひとつですね。
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花が開く様子を見ていると、物事は急がずとも、時が来れば自然に開いていくのだと感じます。

私たちもまた、季節に背中を押されるように、それぞれの歩みを進めているのかもしれません。
<花材:木蓮、カンパニューラ、千年木、小菊>

2026年2月 4日 (水)

認知症について

・認知症とは何か ― 正しく知り、予防を考える

2月に入り、寒さの厳しい日が続いていますが、沖縄では寒緋桜が咲き始め、春がもう少しと感じられる季節となりました。
今回のラジオ放送では、今後ますます身近な問題となる「認知症」についてお話ししました。

日本では現在、約443万人の高齢者が認知症とされ、65歳以上では約12%(8〜9人に1人)が認知症です。さらに、認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)を含めると、高齢者の3〜4人に1人が認知機能低下を抱えていると推計されています。将来的には、認知症患者数はさらに増加すると見込まれています。

まあ誰にでも起こり得る身近な疾患なのです

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・認知症は「単なるもの忘れ」ではありません

年齢とともに物忘れが増えるのは自然な老化現象です。一方、認知症は病気であり、脳の神経細胞が障害されることで、記憶力や判断力が低下し、日常生活に支障をきたす状態を指します。

老化による物忘れでは「体験の一部」を忘れるのに対し、認知症では「体験そのもの」を忘れてしまう点が大きな違いです。

たとえば、夕食のおかずを思い出せないのは老化ですが、夕食を食べたこと自体を覚えていない場合は、認知症が疑われます。

・認知症の主な症状

認知症の症状には、必ずみられる中核症状と、人によって異なる周辺症状があります。

中核症状には、①記憶障害 ②見当識障害(時間・場所・人物が分からなくなる) ③理解力・判断力の低下 などがあります。

また、不安が強くなったり、怒りっぽくなったりするなどの周辺症状がみられることもあります。

・認知症の主な原因

認知症の原因で最も多いのはアルツハイマー型認知症で、全体の約7割を占めます。

次いで、脳梗塞や脳出血などが原因となる脳血管性認知症があります。

アルツハイマー型認知症では、脳内にβアミロイドやタウ蛋白が蓄積し、神経細胞が徐々に障害されていきます。

近年では、これらの仕組みに基づいた新しい治療薬も登場してきています。

 

 

・認知症は予防できるのか

認知症のすべてを防ぐことはできませんが、発症を遅らせる・進行を抑えることは可能と考えられています。

特に脳血管性認知症の予防には、高血圧、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病の管理が重要です。

また、アルツハイマー型認知症についても、バランスの良い食事、適度な運動、脳を使う活動、情緒の安定 が予防につながる可能性が示されています。

・脳を元気に保つ生活習慣

脳を活性化するためには、「読書や編み物、囲碁・将棋、楽器演奏」、「旅行やダンスなどの余暇活動」、「楽しいこと、好きなことに挑戦する」、「十分な睡眠とストレス解消」 といった日常の積み重ねが大切です。

食事では、「野菜を多くとる」「魚を積極的に食べる」「甘いものを控える」ことが、動脈硬化予防、ひいては認知症予防につながります。

・おわりに

認知症は誰にとっても他人事ではありません。しかし、過度に恐れる必要もありません。医者の言うことではありませんが「なるようにしかならない」こともあります。

それより日々の生活を大切にし、体と心、そして脳をバランスよく使い続けることが、将来の自分を守ることにつながります。

気になる場合は専門医を受診して診断を受けて欲しいと考えています。

2026年2月 1日 (日)

サン・ジョルジェ城(Castelo de São Jorge)― エレベーターを使った楽な行き方

「サン・ジョルジェ城へ ― エレベーターを使った楽な行き方」
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今日のリスボンも良い天気です。上の写真で指マークが示しているのが、これから紹介するサン・ジョルジェ城(Castelo de São Jorge)になります。
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サン・ジョルジェ城は眺めが良いことで知られていますが、その分、坂道の多いリスボンの中でも丘の上に位置しています。歩いて登ることももちろん可能ですが、各所で紹介されているように、2つの無料エレベーターを乗り継ぐことで比較的楽に上がることができます

事前にGoogle Mapに登録しておくととても便利です。

まずは**ヴィトーリア通り(Rua da Vitória)**を目印に、城の方向へ突き当たりまで進むと、上の写真のようなアズレージュで飾られた建物が見えてきます。

人のマンションに入るようで少し不安になりますが、この建物の上部にはちゃんと「エレベーター」と書かれた看板があります😸

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小心者の私にとっては少し躊躇しますが、中に入ると簡単な受付のようなスペースがあり(この時は誰もいませんでしたが係がいるのかな?)、その奥にエレベーターがあります。
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このエレベーターで最上階まで上がり、反対側から一旦ビルの外に出ます。
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外に出ると、サン・ジョルジェ城のある丘が目の前に現れ、かなりきつそうな階段が見えてきます。

「これは大変だ…」と思いますが、ここを登ってはいけません(笑)

矢印の示す建物の中に入ります(私が指マークをつけたので実際の看板はありません🤭)
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外からは分かりませんが、中に入るとエレベーターの案内表示があり、もう迷うことはありません。何階だったかは覚えていませんが、案内表示に従ってボタンを押し、反対側へ降りれば大丈夫です。
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降りてみると、かなり高いところまで登ってきたことがよく分かります。
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下から坂道を歩いてきた観光客も多く、この辺りから一気に人が増えてきます。
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城の入口前にはチケット売り場があります。

観光に便利なリスボアカードでここも無料で入れます✌️ ただし一旦受付をして、この城のゲートを通るためのQRコードを発券してもらわなければなりません。

チケット売り場には日本語のパンフレットも置いてあるので、もらっておくと理解が深まると思います。


**城の風景を紹介する前に ― サン・ジョルジェ城の歴史**

この城の歴史は実に古く、興味深いものがあります。

考古学的調査によると、丘の上が最初に要塞化されたのは紀元前2世紀頃とされ、紀元前6世紀までにはフェニキア人、古代ギリシャ人、カルタゴ人の影響を受けながら、土着のケルト人やイベリア人が居住していたことが分かっています(地理や世界史の授業で聞いたことのある名前ばかりです😌)。

その後、古代ローマ帝国、スエビ族、西ゴート王国、ムーア人と支配者が変遷し、現在の城の原型は8世紀にイスラム勢力によって築かれたと考えられています。

ポルトガルもスペインも一時期イスラム勢力の支配を受けましたが、1147年頃、教科書でもおなじみのレコンキスタによって、城とリスボンの町は初代ポルトガル王アフォンソ1世がムーア人から奪還しました。その後は首都リスボンを守る重要な城として利用されてきました。

ちなみに「サン・ジョルジェ」とは、**ゲオルギオス(Georgios)**のポルトガル語読みで、ローマ末期のキリスト教殉教者です。ドラゴン退治の伝説でも有名で、さまざまなゲームや物語にも名前が登場します。

英語では「セント・ジョージ」と呼ばれ、白地に赤い十字の「セント・ジョージ・クロス」はイングランドの国旗(ユニオンジャックの一部)にも使われています。またモスクワの守護聖人としても知られています。

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城内に入ると、すぐに広々とした広場に出ます。大きな木々があり、強い日差しを遮ってくれるので、のんびり過ごすことができます。
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古びた大砲が、テージョ川の方向に向けて設置されています。
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城壁からは眼下にこのような景色が広がり、観光客に人気の撮影スポットとなっています。
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コメルシオ広場や「4月25日橋」、テージョ川を挟んだ対岸まで見渡すことができます。
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城内をぐるりと一周すると、リスボン中心部がほぼ見渡せる立地であることがよく分かります。
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天然の高台に加え、高い城壁も備えているため、この城を攻め落とすのは相当困難だったと想像できます。実際、数々の侵略に対しても簡単には陥落しなかったようです。
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狛犬のような像も見かけました。沖縄のシーサーと同じく、エジプトのスフィンクスに由来するのでしょうか
(☞シルクロードの終着点
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ヨーロッパ各地でクジャクの放し飼いを見かけることがありますが、この城にも多くのクジャクがいます。芝生の上、城壁の上、さらには木の上にとまっている姿も見ることができます。

本来クジャクはヨーロッパ原産ではありませんが、その優雅さから輸入され、貴族のステータスとして飼われていたのかもしれません。また、キリスト教文化圏では宗教的・精神的な象徴としても重んじられてきました。

**古代ギリシャ・ローマ時代には「クジャクの肉は腐敗しない」という俗信があり、そこからキリスト教では「不死と復活」や「神の全能の目」と結び付けられたとも言われています**

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中庭を進むと、さらに高い城壁が見えてきます。
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城壁の内部に入り、さらに上を歩くこともできますが、今回は時間の都合でここで引き返しました。城壁の上からは、より一層リスボンの街並みが見渡せるとのことです。

お時間に余裕のある方は、ぜひ挑戦してみてください。

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城を出たところにこのような祠があり、気にもせず写真を撮っていました。なんと後でわかってことですが、彼はサン・ジョルジェ上の主「サン・ジョルジェ(ゲオルギオス)」の像でした😅

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