今週の生け花(令和6年11月第5週)
いよいよ11月も終わりとなり、明後日からは12月となります。長年(?)生きてきたにも関わらず、満足して12月を迎えることは殆どありません。2024年も世界中で戦争のために生きるのが精一杯の人々が多い中で、私などはボケッとしながら何不自由なく生きています。 それにも関わらずいつも何か取り残したような感覚で毎年12月を迎えるのです。何もしないうちに1年が過ぎようとしていることへの焦りみたいなのを感じてしまう年末なのです😢
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いよいよ11月も終わりとなり、明後日からは12月となります。長年(?)生きてきたにも関わらず、満足して12月を迎えることは殆どありません。2024年も世界中で戦争のために生きるのが精一杯の人々が多い中で、私などはボケッとしながら何不自由なく生きています。 それにも関わらずいつも何か取り残したような感覚で毎年12月を迎えるのです。何もしないうちに1年が過ぎようとしていることへの焦りみたいなのを感じてしまう年末なのです😢
過敏性腸症候群という疾患があります。慢性的に便秘や下痢を繰り返すも、内視鏡や血液検査などをしても異常を指摘できない疾患群です(今の現代医学で解明されていないだけでもっと違う病態があるのかも知れませんが・・)。
多くの方もストレスでお腹が痛くなったり、トイレに行きたくなった経験はしたことがあるかも知れません。
私達の胃や腸(小腸、大腸)の運動は私達が意識的には調節出来ない自律神経がコントロールしています。この胃腸をコントロールする働きに異常が起こると、便秘や下痢などの排便異常、腸蠕動異常による腹痛、嘔気などが出現します。
過敏性腸症候群の診断は一般的には国際分類のRomeeⅣ診断基準を元になされます。
最近3か月間、月に4日以上腹痛が繰り返し起こり、次の項目の2つ以上があること。
① 排便と症状が関連する ②排便頻度の変化を伴う ③便性状の変化を伴う
期間としては6か月以上前から症状があり、最近3か月間は上記基準を満たすこと・・・皆様方はどうなのでしょうか?
この様な病態は日本人では10%程度の方に認められるそうで、頻度が高いのは20〜40代に多く、男女比では2:3でやや女性に多く認められます。男性では下痢型が多く、女性では便秘型が目立ちます。
過敏性腸炎のタイプは①下痢型、②便秘型、③交代型 ④分類不能型に分かれます。下痢型は突然起こる下痢が特徴です。そのために通勤や通学、あるいは仕事上で支障が出ます。便秘型は腸の蠕動がスムーズに行かずに便が停滞します。コロコロした硬い便となり排便が困難になったりします。交代型は下痢型と便秘型が交互に繰り返します。
潰瘍性大腸炎などの炎症性疾患や、食中毒や感染症では下痢などが起こりますし、腸の動きの弱い女性では便秘になったりします。 過敏性腸炎の便秘は一般的な便秘と違い、腹痛や腹部不快感を伴い、時に強く、また排便後は症状が軽快します。一般的に食事によって症状が誘発されるも、睡眠中は余り症状がないと言う特徴があります。
「腸は第二の脳」と書いてある文献もあります。以前は胃腸の動きは自律神経が担っていますので、私達の意志(脳)とは関係ないと思われていました。しかし今では脳と胃腸は自律神経やホルモンなどを介してお互いに関連しあって調整する仕組みが次第にわかってきています。「脳腸相関」と言われているメカニズムが少しずつ解明されるようになっています。
解り易い例から説明しますと、お腹が減ると食事がいつ入って来ても大丈夫のように胃腸は活発に動く準備をしています。その時に胃が「ぐ〜」となったりします。胃腸から出されるホルモンや血糖などの推移を感じ取って脳は「腹が減った〜」と私達に信号を送っています。
下痢や便秘などを繰り返しても内視鏡や検査をしても異常が見つからない過敏性腸症候群は脳が感じ取るストレスとの関連が重要と言われています。色々なストレスを受けて胃腸の自律神経に乱れがおこり、胃腸の運動障害が起こっているのです。自律神経が乱れることで頭痛や疲労感、抑うつ気分などの胃腸以外の症状も出てきたりします。
過敏性腸症候群は胃腸症状が主ですが、その原因にストレスなどの心的要因も多いため、胃腸科のみならず心療内科や精神科とも相談して治療を進める必要もあるのです。
最後に現在、主に用いられる治療薬を記載致します。
(A)高分子重合体
高分子重合体は、胃では殆ど作用せず、小腸・大腸のような中性~弱アルカリ性条件下では、大量の水分を吸収しゲル化することで小腸や大腸からの水分吸収を抑制する作用があります。便は適度の水分を含み便の容積も増すようになります。殆ど重篤な副作用も報告されていませんので、安全性も高く、現時点でIBS患者さんの基本的な治療薬と考えられています。
(B)セロトニン受容体(5-HT3受容体)拮抗薬
IBSの下痢症状は、朝の通勤通学途中で便意が切迫することが多く著しくQOLを低下させる原因となっています。5-HT3受容体拮抗薬は過剰なセロトニンの作用を抑える薬で、腸の蠕動運動の異常亢進を抑制して、腸管水分輸送異常の改善を促し、下痢や腹痛をを抑制する作用が期待されています。
(C)抗コリン薬
抗コリン薬は昔から使われている薬剤で腸管運動の活発化を抑制します。下痢型IBSの場合に他剤と併用することも可能ですが、様々な副作用もあり使用には注意が必要となります。副作用として便秘、排尿障害、眼圧上昇、口渇、眠気、めまい、心悸亢進などが認められ、前立腺肥大や眼圧の高い緑内障の患者さんに対する投与は禁忌となります。また、高齢者や自動車の運転をなさる方に投与する際は、慎重な判断が求められます。さらに、抗コリン作用を有する三環系抗うつ薬、MAO阻害薬、抗ヒスタミン薬と併用すると本剤の作用が増強されるため注意が必要です。過敏性腸症候群は比較的若い患者さんが多いので副作用に気をつけながら併用も可能な薬だと考えています。
(D)便秘治療薬
過敏性腸炎に特化した訳ではなくて、便秘型には従来の便秘薬の浸透圧性下剤、刺激性下剤が適宜使用されています。また近年、便秘治療薬としてクロライドチャネルアクチベーターやグアニル酸シクラーゼC受容体作動薬や胆汁酸トランスポーター阻害薬の新薬も使用可能です。
過敏性腸症候群は胃腸症状が主ですが、その原因にストレスなどの心的要因も多いため、胃腸科のみならず心療内科や精神科とも相談して治療を進める必要もあるのです。
今日は第3水曜日ですので会議の為に私のFM放送はありません。それで医療ネタもなくブログのアップなしで終えようかと思いましたが、前回ミラノのドゥオーモ(Duomo di Milano ) の紹介で写真が多くなり間引いた写真がありましたので、これを記載したいと思います🙇(前回☞ミラノのドウォーモ)。
これを見るとやはりミラノのドゥオーモ(Duomo di Milano )は世界的にみても美しい教会の1つだと改めて感じました。
美しい白の外観が特徴的なミラノ大聖堂は、聖母マリアに捧げられた世界最大級のゴシック建築です。建設は1386年にミラノの領主と大司教の号令で着工しますが、完成したのは、ナポレオン最盛期の1813年の事でした。実に500年近くもの歳月が費やされています。
聖堂の総面積は1万1700㎡(全長158m、幅93m、高さ108m)もあり、ゴシック建築の大聖堂としては、バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂に次ぐ大きさです。
2024年11月も中旬になりました。沖縄地方は10月後半から11月にかけてスカッと秋晴れという天気がありません。今週もいくつかの台風が南にあって台風25号は次第に速度を落として居座り続ける感じがします。 地球温暖化で台風の動きも読めなくなってしまいました。 これまでの常識ではなくて温暖化の中で、その都度情報を更新しないと予測がつかない地球環境になっているかも知れませんね。
(A)腺がん:肺がんの約60%。喫煙との関連が比較的弱い(男性で1.5倍、女性で1.3倍)。約半数は非喫煙者。
(B)扁平上皮がん:肺がんの約15%。喫煙により発症することが多い(27.5倍)。中高年の男性に多い。
(C)小細胞肺がん:肺がんの約15%。喫煙により発症することが多い(7.5倍)。中高年の男性に多い。
(D)大細胞がん:肺がんの約5%。喫煙により発症することがやや多い(5.6倍)。 腺がんと同様に肺の末梢に発生し、進行や転移その速度は比較的早い。
*喫煙による肺がんの発症リスクは、タバコを喫わない人と比較して男性で約5倍、女性で4倍程度とされています。上に記載したように同じ肺がんでも、タイプによって喫煙の影響には大きな差があり、注意が必要です*
現在日本においても男性の喫煙者の減少により、扁平上皮がんは減りつつあります。しかし、逆に肺腺がんは増加しています。現在、男性の肺がんの40%、女性の70%が腺がんということになります。その結果、「タバコを喫わないのに肺がん(肺腺がん)」というケースが、とても多くなっています。
<何故、タバコを吸わない女性に肺腺がんが多いのでしょうか?>
受動喫煙もない非喫煙者の女性の肺がん(腺がん)のなる影響として注目されているのが「女性ホルモン」との関連性です。現在色々な研究機関で関連性の有無を調べている段階で、まだ結論は出ていないようです。エストロゲンは、肺のがん細胞の増殖を直接促進したり、肺がん細胞中にあるエストロゲン受容体に、エストロゲンがつくことによってがん化を促進したりすることにより、肺がんの発生にかかわると考えられています。
これまで3回ミラノには来たことがあるのに、いつも半日観光で移動でした。『ブレダ絵画館(Pinacoteca di Brera)』 は見るべき美術館の1つだと観光本などにも書いてあることも多く、今回はこれは外せないと考えて旅程に組み込んだのです(もちろんミラノには世界的に有名なウフィツィ美術館がありますが、これまで短時間ですが3回入ったことがあり、今回はパスしました)。
Wikipediaによると、ブレラ美術館はルネサンス期から20世紀にわたるイタリア絵画の宝庫であり、とりわけヴェネツィア派、ロンバルディア派などルネサンス期を中心とした北イタリアの絵画が充実している。中部イタリアの絵画にも重要な傑作が含まれている。
ブレラ美術館の建物は、17世紀に建てられたイエズス会の施設であった。これを1772年、当時ロンバルディア王も兼ねていたマリア・テレジアが入手した。ここに1776年、美術アカデミーが設置され、絵画の収集が始まった。その後、ナポレオンによって美術館として整備され、1809年、彼の誕生日を記念して開館、一般にも公開されるようになった。1882年には国立美術館として開館したとのことです。
ブレダ美術館のいいところは第一級の絵を貯蔵しているにも関わらず比較的空いていて、他の有名美術館よりゆっくりと鑑賞できるという利点ともう一つは分かりやすい展示方法です。
イタリア美術史を代表する画家の名作が、原則として、徐々に制作年代が下るように見やすく展示されています。美術史を概観するためにも、もってこいです。いつ頃から遠近法が出て来たのとか、その過程では有名な美術作品でも顔と足がアンバランスなような今では気になる点も見つけることが出来るのです。
ジョヴァンニ・ベッリーニ(1430~1516)が1470年ごろに描いた「ピエタ」です。 新しい技法を見慣れた私たちにとってはあまり気に止めない作品ですが、これまでは3人が同じ平面に描かれることが多かった時代に、3人の前後左右の遠近感をしっかりと意識して書いた作品と言われています。そのように見ると「なるほど」と思える作品でした。
遠近法による非常に斬新な構図が用いられたのが、1480年ごろに描かれたアンドレア・マンテーニャ(1431~1906)の「死せるキリスト」です。画面に対して直角に短縮法で描かれたキリストは今までなく、のちの画家たちに大きな影響を与えたと言われる作品です。恐らくこのような角度からキリストを描いた作品は余りないと思います。
やはり新しい美術を観て来た私たちにとっては、きっと違和感があるのではないでしょうか?・・・(よく観察してみて下さいね)・・・遠近法や短縮法を用いるのであれば「キリストの顔・デカ🙇、足:小ちゃい🙏」と感じませんか? 遠くは小さく、近くは大きく描くのならもう少し顔が小さくて、足が大きければ完璧だったのかと考えてしまいました。もしかしたら作者が宗教的な意味で顔の方を強調したかったなら別の問題かも知れません?
『アレクサンドリアでの聖マルコ説教』はヴェネツィアのスクオーラ・グランデ・ディ・サン・マルコ(聖マルコ大同心会館)の集会所のために依頼された絵画だそうです。本来はベネチアに飾られる予定でした。それがナポレオンの侵攻の後、1809年にブレラ美術館に送られ現在に至るそうです。本作は、1世紀にアレクサンドリアに住んでいた聖マルコの布教活動を描いていて、イスラム教徒をキリスト教に改宗させる場面を表明しています。当時、国際都市のベネチアにおいてはキリスト教徒のベネチア人と交易で来たイスラム教徒に対して、改宗の場面を見せつける狙いがあったのかも知れません。
ドナート・ブラマンテ(1444~1514)が1490年ごろに描いた「柱に縛られたキリスト」も、解剖学的にきわめてリアルで、1500年代の画家へ影響を与えたそうです。この頃になると背景に遠い山や川などの風景を取り込む画風もよく見れるように変わって来たと思います(なんとなく有名なダビンチの「モナリザ」もこんな背景がありました)
ティントレット(1518~94)の「聖マルコの遺体の発見」は、現在の写真撮影のお手本になるような遠近法で絵がかれています。右側の一方の面を直線化することで右側の面が奥にゆくに従い次第に小さく変化することでより遠近が強調されることになります。
ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(1571~1610)の「エマオでの晩餐」。この作品を見るとまず思い浮かべるのはフェルメールやレンブラント、ヤン・ステーン、ハンスなどのオランダ絵画ではないでしょうか? これまでキリスト教のイエスや周りの聖人などは一般庶民とは違う描き方だされていました。その中でカラヴァジョのこの作品は、当時の薄暗い質素な室内で庶民の服装をした人々とキリストが一緒に描かれています。この作品が与えたインパクトは大きかったのだろうと想像してしまう作品です。
ここ何日は流石の沖縄でも秋(本土では冬でしょうか?)を感じる天気になりました。もう11月ですものね・・・あと2024年も残り2ヶ月です・・・速いような遅いような・・・今年は私にとっては掴み所のない1年となりつつあります。
何時もの2階の小さなスペースに生け花が飾られていました。偶然廊下で活けた職員と出会って話をしました。今週のテーマは秋をイメージして活けたそうです。「成る程」と言う出来栄えです😊
今日のFM放送は指の障害について話をしました。
私達の指には沢山の関節があって、繊細な動きが可能です。家事や仕事、スマホの操作などでも毎日のように沢山の動きをこなしています。
このような細かな動きを支えているのが、手を動かす為の筋肉の動きを伝える腱の存在です。腱はスジみたいなものですが、腱鞘(けんしょう)と呼ばれる包みに被われています。腱鞘は腱を取り巻くトンネルの様な構造で、腱が動くたびに周りに引っ掛からない構造となっています。腱が骨と強く結び付いてる部分は指の動きに重要で厚くて硬いトンネル部分があります。これを特に靱帯性腱鞘と名付けています。
手を動かす時に腱は腱鞘の中を動いていて、その間には常に摩擦が加わる状態となっています。その為使いすぎるとこの腱を包む腱鞘との間で炎症が起こることもしばしばです。 それを腱鞘炎と言っていて、指を動かしたりすると痛みや違和感が発生します。
最初は痛みのため動かし難い場合もありますが、この腱鞘炎が進んで、このトンネルと腱が引っ掛かると,動きそのもにも異常が出てきます。
バネ指(弾発指:だんぱつゆび)は炎症がひどくなり、手を曲げたり伸ばしたりする時に腱鞘炎のため腫れた部分の腱がトンネル(多くは靱帯性腱鞘)の部分に引っかかり、その後通過するときに一気に伸びた腱が縮むため、弾けるように「バキ〜ン」と指が伸びる「バネ現象」が起こる病態を「バネ指」と呼んでいます(図の方は曲げる所を書いてありますが、反対側も同様に腱があり同様な症状が起こります)。
バネ指は腱鞘炎ですので、炎症の時には安静が1番です。それ以外は消炎鎮痛薬の内服や湿布、バネ指の起こっている腱鞘部分にステロイドの注射をして様子を見ます。それでも改善ない場合は、図の靱帯性腱鞘の部分で引っ掛かりますので、原因となるこのトンネルを縦に裂いて広げることで治療します(腱鞘切開)。
今回も私の専門外ですので、余り深く追及しないで下さいね
4回目のミラノでどうしても入りたかった場所の1つがスカラ座でした。本来ならこの場所でオペラなどを鑑賞した方が良いと思ったのですが日程が合いませんでした。 それではと「見学ツアー」がないかと申し込むことにしました。随分前に申し込んだせいか最初の時間帯はリハーサルのため不可となってしまいました。その後の時間帯なら入場可能とのことで取り直す事になりました。
スカラ座(イタリア語: Teatro alla Scala、あるいは単にイタリア語: La Scala)は、イタリア・ミラノにある歌劇場です。 初代の宮廷劇場以来の歴史のある(イタリア)オペラ界の最高峰とされる劇場となっています。 特にスカラ座は数々の著名なオペラの初演の舞台となっていて、プッチーニの代表作である『蝶々夫人』や『トゥーランドット』はスカラ座で初演されています。
あまり知りませんでしたがジュゼッペ・ヴェルディとは切り離すことが出来ない劇場としても有名だそうです。ヴェルディは19世紀を代表するイタリアのロマン派音楽の作曲家であり、「オペラ王」の異名を持つ人物です。代表作は『ナブッコ』、『リゴレット』、『椿姫』、『アイーダ』などがあります。
2024年の旅行時は外部が改装中で天幕が張られて残念でしたので、2014年の旅行時の外の様子を追加しました。
実は現在の建物は2代目のもので、初代の歴史的建築物は1776年2月25日、謝肉祭のガラ・コンサート後に焼失したそうです。
現在の建物は新古典主義の建築家ジュゼッペ・ピエルマリーニが最初の設計案を作ったが、オーストリア長官のフィルミアン伯爵はこれを却下したそうです。1776年、第2案が女帝マリア・テレジアにより承認された(ここにもマリア・テレージの名前が出てくるとは思いませんでした。昨年のオーストリア旅行ではよく聞いた名前でしたが・・)。
新劇場はサンタ・マリア・アッラ・スカラ教会を移転して、その教会があった場所に建設されたために、「スカラ座」と劇場名がつけられたそうです。 2年を費やした新劇場は「公国立スカラ新劇場(イタリア語: Nuovo Regio Ducal Teatro alla Scala)」の名で1778年8月3日に落成したとのことです。 *何時も間違えそうになりますが「ミラノのオペラ座」じゃなくて「ミラノのスカラ座」でございます😅*
スカラ座は一貫して、バルコニー席の階上に余り裕福でない人でも観劇できるようなガレリア席を設けているそうです。写真の上端の階の部分だと思います。 この部分はロッジョーネ(天井桟敷)と呼ばれいます。ロッジョーネへの入口は、通常の正面入口とは別に建物横に造られているそうです。
熱狂的なオペラファンが多く、音楽の知識も豊富な人々や音大生など足繁く通う人々が多いそうです。 バルコニー席よりも天井桟敷の人々の評価がそのオペラの完成度を示すことが多いと言われる程だとのこと。その為に大喝采もありますが、歌手がうまく歌えたり失敗したりするのに対しは痛烈に批判され、大ブーイングを浴びることもあるそうです。スカラ座の天井桟敷はオペラ界の炎の洗礼であるとみなされ、失敗は末永く語り継がれのだそうです。
マリア・カラスの『椿姫』はスカラ座の歴史上において最大の成功作のひとつであり、記録的な収益をもたらした舞台であったそうです。今でもマリア・カラスのスカラ座での「椿姫」の公演は歌唱力や彼女の表現力に対して賞賛の声が聞こえる程です。
マリア・カラスの上演が余りにも素晴らしかった為に、その後1964年12月17日にカラヤンとミレッラ・フレーニのコンビでの上演が完全に失敗して以来、スカラ座での『椿姫』の上演が封印されることとなったそうです(「カラスの呪い」と呼ばれているとか)。 1992年になってムーティが上演を強行し、30年近くに及ぶ封印を解く事となったとのこと。これが成功かどうかは私には分かりません😅
7年ぶりにスマホを購入して、昨日の午後からは新しいiPhone16へデータの移行などを行い、おおよそ終了しました。
アップルからのサポートも1昨年でiPhoneXは終了。これまでバッテリーを交換して持ち堪えてくれていました。若い人みたいにスマホで色々とやることもありませんし、iPhoneで写真を撮ることもほとんどありません。唯一写真を撮っていたのがこのブログでの「生花」だけでした。
毎年のようにカメラの性能が良くなったと言うiPhoneですが、私にとって唯一写真を撮る海外旅行ではミラーレス一眼で撮影しています。ただ病院の職員のiPhoneの写真を見ると旅行の写真もスマホで十分と思えるほど画質の性能が向上しています。実際スマホで十分と思うのです。まあ私は使いこなすことが出来ませんが・・・😂
ただ私の場合は海外ではスマホは地図アプリとして重宝しますし、飛行機や電車のチケットから買い物の決算、情報収集が重要となってしまうために写真は写真機に任せればいいと割り切っているのです。スマホに様々な情報を入れているためにパスポートの次に無くしたり落として破損することがあれば旅行が持続できない怖さがあるのです。
まだまだiPhoneXで私は十分なのですが、2回目のバッテリー交換が必要であったり、海外で使用したいeSIMに対応できなかったり新たなソフトに対応ができない不便さも生じでしまいました。
今回とうとうiPhone16へ乗り換えることになりました。いま写真を撮って思うのですが、形の方は16よりもXの方が薄くてカッコいいと私は思ってしまいました。当然カメラ性能が気にならない私としてはProは必要なく無印にしました。
7年間ですごい進化を遂げていると思いますが、まだ2〜3時間しか触っていません。写真の顔認識の精度の向上、ディスプレイの美しさや音響も随分と良くなったと感じました。私にとっては写真の進化よりも、世界どこでも通じる同時翻訳がもっと実用的に使えるように進化して欲しいと願うのですが・・・🤭
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