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2024年10月

2024年10月30日 (水)

ミラノ最高の眺めの宿泊施設(後半)

今回のイタリア旅行の最初の宿泊地がミラノでした。これまで3回ミラノには旅行に来ていますがいずれも半日観光宿泊もミラノ郊外や違う場所への移動でした。今回初めてのミラノ2連泊となります。そうなると俄然宿泊してみたい場所がありました。

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前回の続きとなります。今では観たことのないようなアンティークなエレベーターから上がり、施設内に入るといっぺんモダンな造りに改造されていました。

(☞前回のブログで紹介した古風なエレベーターを利用階でおりていよいよ宿泊施設内へと入ります)
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入り口からエレベーターに乗り4階で降りました。この階のいくつかの部屋に入る共通の場所(昔の貴族の館なら1区画と言うことになるのでしょうか?)に入るため、暗証番号のあるドアを開けて入ります。 ここからは突然タイムスリップしたかのように近代的でリノベーションされた宿泊施設へと変わります(写真の上が入ったところです)。 
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1つ奥の部屋までは共有スペースとなっています。これだけも豪華な部屋が作れそうです。
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最後に自分達のドゥオーモ側に面した部屋の鍵を回して中に入ることが出来ました。その中も凄く近代的で綺麗な部屋です。無料の飲料水や自動のコーヒーメーカー、ポットやお菓子、アイロンなども置いてあり、必要なものは全て整えている施設です。
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シャワールームも綺麗で水の勢いも良好です。イタリアらしく便座の横にビデが設置されています。
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1年も前から予約を入れた部屋の理由がこの眺めです。これが何時か見たかったのです。願いが叶いました
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大聖堂が正面目です。明日は広場でスポーツのイベントが開かれるようで様々なテントなどが設置されていました。
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大聖堂に夕陽が当たり刻々と変化する眺めを見ているだけ幸せになれます💝 夢の中の風景です✌️
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大聖堂の下から上へと夕陽が差し込んでゆきます。

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夜の大聖堂もライトアップされて息を飲む美しさです。
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朝日が昇る前の大聖堂のシュルエットです。大聖堂の向こうから日が昇ってきます。神秘的な空の色でした。ミラノのドゥオーモは世界最大級のゴシック建築であり、全長158m、幅92m、高さ108mの威容を誇り、5世紀もの歳月をかけて多くの芸術家によって完成されそうです。ミラノのドウォーモについては改めて中や外それに屋上のテラスからの眺めをまとめて記載したいと思います。

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この場所に泊まれて幸せでした。

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ドゥオーモ全体には、聖書の人物、聖人、預言者など、約3500体もの彫刻が存在しているそうです。また135本の尖塔があり天辺にはひとつひとつに聖人の像が立っています。

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そして一番高い位置にはこの教会の名前の通りマリア像が輝いています。昔ミラノではこのマリア像より高い建物を建ててはいけないとされていたそうです。この部屋から望遠で写真をとると金のマリア像が確認出来ました。
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この大聖堂の名称はミラノのドゥオーモ (伊:Duomo di Milano)でいいと思いますし、ミラノ大聖堂と呼んでもいいかも知れません。また元々の正式名称はサンタ・マリア・ナシェンテ教会(伊:Santa Maria Nascente)といい、日本語訳すると「生まれつつある聖母のための教会」となります。
この世界最大のゴシック建築が聖母マリアのために捧げられた教会であることを思い出しました。 ミラノのドウォーモの頂点からマリア様が手を広げてミラノ市民を守ってくれるように建てられた教会なのでしょうね。
これまでミラノの中心部で宿泊したことがなかったので、朝夕だけでなく夜間も目の前の広場を散策できる便利さがありました。価格は高いのですが泊まる価値が十分にある施設でした。旅行者のためにも早く日本の円安が改善されて欲しいです😂

(ミラノのドゥオーモについては改めて外や内、屋上などを含めて後日記載したいと考えています)

2024年10月27日 (日)

ミラノ到着から宿泊施設へ(前半)

今回のイタリア旅行最初の宿泊地がミラノでした。これまで3回ミラノには旅行に来ていますがいずれも半日観光で宿泊もミラノ郊外や違う場所への移動でした。

今回初めてのミラノ中心部で2連泊となります。そうなると俄然宿泊してみたい場所がありました。ミラノ大聖堂を1日中見れる場所を1年前からネットで探していて、個人的には最高だと思う宿泊場所を泊まることが出来ました。

少し間延びしましたので前半でミラノ到着から宿泊までの経路の紹介、後半(10月30日投稿予定)に宿泊施設の様子を記載するように2部に分けて紹介したいと思います。

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ミラノにはマルペンサ空港とリナーテ空港の2つがあり、前者が規模も大きく長距離の国際線となっています。今回利用したのはミラノ市内から近いリナーテ空港としました。

上の地図のようにリナーテ空港利用の利点はミラノ中央まで地下鉄で20分程度で行ける便利さにあります。更にリナーテ空港と大聖堂のある広場まで昨年開通した地下鉄4号線を利用出来るようになりました。 

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リナーテ空港で入国審査も終え、スーツケースも受け取りいざミラノ中心部へと進みます。地下鉄4号線は開通したばかりで到着ロビーからは空港敷地内の1番端にあるので少し歩きます。しばらく掲示している矢印通りに歩きますが、駅までの通路も凄く綺麗で、エレベーターや歩く歩道も整備されています。日本出発前は荷物の事や治安のことも考慮してバスでの移動も考えたのですが実際使用して地下鉄が便利でした。
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小さな空港のせいかまだ利用客は少ないようですし周りにイタリア名物の不審者らしき人もいません(笑)。
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今回はイタリア旅行ですので、切符売り場などで手伝う振りをしながら金銭を要求したり、切符を買う時や電車の乗り降り時にスリに遭うなどもあり注意が必要だと多くの方が忠告しています。
まずは切符売り場でモタつかないようにと考えたのですが・・・リナーテ空港からこの地下鉄の切符売り場は人が少なく危険を感じる事はありませんでした。 タッチ式の自動販売機が在りましたので、まずモニターをタッチして英語表記に変えて購入。 今回は1回券を購入。これで恐らく改札から90分は乗り換えても使える様です(2.2ユーロ)。 
改札はチケットを機械に挿入するのではなくてセンサーの上にタッチする方式でした。
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リナーテ空港からミラノのドウォーモ広場に近い、SAN BABILA駅まで乗り、そこで地下鉄M1に1駅乗り換えてもいいし、私達はSAN BABILA駅から地上に出て徒歩でドウォーモ広場へと向かいました。10分程度歩くだけですのでわざわざM1に乗り換える必要もないかと考えたのです。

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スースケースを転がしながら、ハイセンスな街並みを歩き出すといよいよミラノに到着したなという実感が湧いて来ました。角を曲がると見覚えのあるミラノのドウォーモの尖塔が見えて来ました。上部は工事中のようですね。まあ年から年中どこか補修工事をしていますので古い遺産をの残すのは常にどこかを修繕する必要があるのでしょう。
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ドウォーモを過ぎた広場の正面にあるのが今回の宿泊場所です。

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Googleマップに示しましたが、この宿泊施設(Amabilia Suites)の立地条件は最高でした。
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ホテルではありませんので、事前にオーナーと到着時刻や待ち合わせ場所をやり取りする必要があります(これが面倒くさいですが、それだけの価値はあります)。
私達は基本的に海外ではSIMを入れ替えてネットでやり取りしていますので、電話番号がなく通常の電話は出来ません。日本ではLINE電話でやれますが、ヨーロッパの多くは「What`sUp」のようなインターネット電話でやり取りをすることが多いようです。 
メールでのやり取りでお願いするように申し込んでいるのですが、到着時間が飛行機の遅延や電車のトラブルで直前まで正確な時間が分からないことがあり、これが問題となります。 
宿泊のオーナーには時間と場所を指定していて「もしも時間が遅れるようならメールをしますのでチェックして下さい」と念を押したのですが・・・メールしてもなかな返事が来ず、15分程度遅れて係の方がやって来ました。まあイタリアでは15分や30分は遅れてと見なさないようですので問題ないでしょう😃
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まずこの古い歴史ある建物に入る為の鍵を渡されます。そこから建物の中に入りますが、日本では見かけることのない古い年代のエレベーターが付いています。エレベーターがあるだけでそれはそれで凄いことです。
このエレベーターの外枠の鉄格子のような扉を開け、木製のエレベータのドアを手動で押し開けて、入ったら今度は手動で閉めなければなりません。 3人が入れる程度のエレベーターで利用階の番号を押すと上に動いて行きます。降りる時は逆に木製の扉を内向きに開け、外の鉄製の扉を外に開けて出ます。出た後もちゃんと閉めないとブザーがなって知らせてくれます。次の方のことも考えてちゃんと閉めることをしないといけません。 こんな古風なエレベーターは使用したことがないので面倒くさいよりも結構楽しく開け閉めして乗り込みました😆
(8月30日(水)のFM放送は音楽特集ですので、医療ネタがありませんので8月30日に後半で宿泊施設の中を紹介致します)

2024年10月25日 (金)

今週の生け花(令和6年10月第4週)

10月も最後に近づきました。那覇市は台風の影響でしばらく雨模様の天気でスッキリしません。時間が取れませんので写真だけ紹介致します。

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<花材:ナナカマド、ポンポン菊、リンドウ、クルクマ>

2024年10月23日 (水)

乳がん検診はマンモグラフィーかエコー検査か?

今日のFM放送は乳がんについて話をしました。

乳がんは女性が一生のうち罹る率が最も高い癌です。手術、ホルモン療法、抗がん剤、放射線療法を組み合わすことで比較的治療効果が出やすい癌(もちろん治療抵抗性のある場合もありますが)の一つで、癌による死亡数では、大腸がん、肺がん、胃がん、膵臓がんに次いで第5位となっています。
しかし、その他のがんと比べて、比較的若い年齢層から発症し、40代から50代でピークを迎えます。この若い世代の女性は、家庭でも職場でも1番中心となって頑張っている年代が多いのです。

乳がんは早期に発見できると90%の方が治癒する癌です。そのためには早期発見となる自己検診や検査が重要となります。特に乳がんは手で触れる場所、見える場所に発生しますので、自己で乳腺を触診することでしこりに気がつき、早期発見に繋がる可能性が高いのです。


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乳がんは乳汁を出す、乳腺組織(乳管と小葉)から発生します。おっぱいの大きさは乳腺組織だけでなくその周りの脂肪組織と関係が大きく、この脂肪の付き方によっても大きさがだいぶ変わります。

日本人は欧米人と比べて乳房内に脂肪が少なく、乳腺組織の密度の高い方が多いのです。おおよそ40%の方が乳腺密度の高い高濃度乳腺と考えられていますし、若い人ほど濃度の高い方が多いのが現状です。

レントゲン(マンモグラフィー)ではがんは白く写ります。しかし高濃度乳腺は全体的に白く強く移るため、乳癌の発見が難しいのです。これが注意すべき所で、乳癌のマンモグラフィー(以下MMC)の診断基準では現在では「正常」としか書くことが出来ません。

そのため、私自身は以前から乳がんを専門にしている先生方に「早期発見にマンモグラフィー」という啓蒙活動と共にMMCで写らない早期癌も多いことも明記して欲しいと希望していたのですが、聞き入れてくれない状況もありました。

これは専門医が悪いわけではなくて、日本人が欧米と比べてMMCを含めて乳がん検診を受けない方が非常に多かったために、まず乳がん検診を受ける率を上げることが日本では第1番目に求められていたからなのです。

現在、乳がん検診で有効性が確認されているのがレントゲンを使い乳房を挟み込んで撮すMMC検査です。あんなに挟み込んで痛くしなくてもいいのにと思っている方が多いと思います。

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レントゲンで撮すために、厚みが均一でないと判定しにくいのです。そのため思い切り挟み込んで、ブヨ〜ンと伸ばして均一の厚さにしているのです・・・痛いと思いますが、悪気があってからではないのです

現時点では検診を行って癌患者を見つける優位性が出ているのはMMCですので、これが第1に行われいますが、エコー検査も非常に有用な検査です。

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ここでMMCとエコー検査のそれぞれの違いを話しておきたいと思います。

・MMCは均一に伸ばせば全体が写り、画像として正確に残すことが出来ます。エコー検査が乳腺組織を一回で移す訳にはいかない(最近この装置も出て来ましたがまだまだ普及には時間がかかりそうです)ので、何度か往復しながら乳腺をスキャンしてゆきます。そのために検査を行う医師や技師の技量により違いが出てしまいます。

それぞれに得意分野があり、MMCは微小石灰化を見つけやすく、エコーは小結節を見つけることに長けています。どちらも早期乳がんの検出には有効となります。

ここまで説明しましたので、現時点で検診はMMCが多いでしょうが、もちろん両方やればいいのですが・・・

検診でMMCを受けた場合に日本人で40%近くいる高濃度乳腺の方(多くは若年者〜中年)は癌の指摘を受けなくても、更にエコーを追加した方が良いと考えます。中年〜高齢者で乳腺が脂肪化している方はMMCで十分と思われます。

現在はMMCの判定基準で正常と思われても、私の方では高濃度乳腺の場合は付記として「高濃度乳腺のためエコー検査の追加をお勧めします」と記載するようにしています。

2024年10月20日 (日)

羽田からロンドン経由でミラノへ移動

前回の続きです(→那覇から羽田まで)。今回は羽田からロンドン経由でミラノへ移動の記事です。

仕事を終え那覇から羽田へと移動し、少しだけラウンジも入り直ぐにロンドンへ向けて出発です。今回JAL特典航空券で羽田ーロンドンヒュースロー空港間はビジネスクラスを取得することが出来ました。20分程度でしたがJALのサクララウンジに入ることが出来ました。

後で分かったことですが羽田ーロンドン日本航空JL41便(深夜便)のみ限定でエコノミークラスでもラウンジ(サクララウンジ スカイビュー)を利用出来るサービスが2024年3月31日から始まったとJALのホームページで記載されていました。「お食事は、JAL特製ビーフカレー、スープ、パンなどをご用意しております。ただしシャワールームはご利用いただけません」と記載されていました。 なぜこのサービスを利用出来るようにしているかも後で分かったことでした(分かっていたらサクララウンジ沢山食べておけばよかったと思った次第です・・・後ほど説明致します)

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余り時間がなくてJALサクララウンジを出ると既に搭乗が開始となっていたためにゆっくりと写真を撮る間もなく機内へと入ることになりました。搭乗券をチェックして貰いボーディングブリッジへと進むと、これから始まる旅行への期待が一気に盛り上がります。駆け出したくなる衝動に毎回駆られてしまう瞬間です😃
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今回の私の座席は3Aで左側の通路側から、3Bの座席の前を横切って窓際に向かう席となっています。
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中に入るとこんな感じです。ビジネスクラスですのでアメニティポーチ、ノイズキャンセリングのヘッドホン、スリッパと飲料水が置かれていました。
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やや複雑な構造となっていますのでJALのホームページから写真をお借りしました。AとB席の間にはパーティションがあり、高さもありますので最大まで上げるとお互いが気になりません。ペアだとAとB席は通路の幅の分少し斜めになりますが自由に話しが出来ますし、食事も途中からお互いが交換も出来ます(私達は毎回違うメニューを選んで途中で交換して2種類のタイプの食事を試すことにしています)。


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今回のJL41便はボーイング787-9(789) で上の様な座席数となると思います(JALのホームページより)。前方にビジネスクラス、中央にプレエコ、後方がエコノミークラスとなっています。
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深夜便ですが、周りを見渡すとビジネスクラスの搭乗はほぼ満席に近い状態でした。

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今回は深夜便ですので、機内で楽しむよりは寝る時間を優先すると考えていたために食事時間は気にしていませんでした😂。




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普段自宅でお酒を飲むことがない私ですが、旅の初めにはシャンパンを頂いています。何となくこれを飲むと「いよいよ旅も始まるな」と言う気になれるのです(私の中の儀式みたいなものです😸)
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この写真に載せているのは通常の食事ではありません。冒頭で羽田ーロンドン日本航空JL41便(深夜便)のみ限定でエコノミークラスでもラウンジ(サクララウンジ スカイビュー)を利用出来きて「お食事は、JAL特製ビーフカレー、スープ、パンなどをご用意しております。・・・と記載したのは訳があります。
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JL41便は羽田を0時20分に出発する深夜便となります。14時間のフライト後同日の早朝6時30分頃にロンドン・ヒュースロー空港へと到着します(時差が7時間)。
日本の感覚ですと真夜中に食事をたっぷり取る人は少ないと思います。そして就眠後、ロンドン到着前に食事が提供となると考えるのが普通かも知れません(私達は毎回、飛行機に乗った瞬間からヨーロッパの目的地の時間に時計をセットして、少しでも時差を機内で解消するようにしています。そうなると日本時間の深夜0時20分でも私に取っては目的地のイタリアの時間は夕方の18時20分と捉えてしまったのです。その為に離陸後しばらくしたら夕食が出るものだと勘違いしていました)
この深夜発のJAL便では私の感覚の夕食は提供されず、ロンドンに着く2〜4時間程度前に1食だけ食事が提供される仕組みになっていたのです。そうなると機内に乗り込んで8〜10時間後の食事となります・・・・職場から那覇飛行場に向かいこのまま羽田行きの飛行機に飛び乗り「すぐに機内で食事が提供されるはずと思い込み、サクララウンジでほんの少し食事をとっただけ」だったのです。 カタール航空などは深夜便でも直ぐに食事が出たので勘違いしておりました😢😅
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機内にいても食事らしいのが提供されなくてひもじいと感じた頃にCAさんが挨拶に来られていて何かありますか?と丁寧に話をされたので・・・・「私、お腹減っていま〜す」と話をしましたら、上の料理を運んでくれたのです。これで安心して楽しむことが出来たのです。JALのビジネスクラスの凄いところだと改めて感じた次第です。 
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今回は昨年と同じJALの北回り路線となっています。ロシアのウクライナ侵攻後西側諸国は制裁を加えたため、ロシア上空を飛べなくなってしまいました。丁度私がヨーロッパ旅行を始めた40年近く前はアラスカのアンカレッジ経由が殆どで今回のコースに近いルートでした(当時は東西冷戦でソビエト上空が飛べず、燃料の軽油のために1度アンカレッジに下りないといけなかった時代でした)。
上にGoogleMapの北極側から観た地球です。オレンジのルートですと直線と比べて2〜3時間時間がかかってしまうことにウクライナの問題もこのように飛行機の時間と燃料の無駄を作ってしまっています。 この地図を見て、欧米各国が中国路線を相次いで撤退した記事を思い出しました。ブリティッシュエアウェイズやルフトハンザなど主要な欧米系の航空会社は中国系列の航空会社に太刀打ち出来なくなったのも理解出来ます(中国はロシアの制裁に加わっていないために最短でヨーロッパに飛ぶことが出来て時間と燃費を抑える事が出来るからなのです)。
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羽田を夜間に出発ですので窓側の席に座っても窓を開けることが出来ませんのでゆっくり外を眺める事が出来ません(残念😢)。 
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先ほども書いた様に飛行機に乗り込んだ瞬間にヨーロッパの目的地の時間(今回はイタリアですのでマイナス7時間の時差があり)に合わせて睡眠を調整しています。かなり眠くなってもどうにか映画を観たりこれからの旅行先のガイドブックや日程を確認したりして、日本時間の5〜6時(イタリアの22〜23時頃まで起きていました。殆どの方が寝ている中でCAさんが飲み物などはと声をかけて貰い、コーヒーを頼んだらつまみも一緒に持って来てくれました(🙇)。
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眠いのを我慢していましたが、時間となったために座席をフルフラットにして4〜5時間寝ることが出来ました(これが本当にビジネスクラスの有り難い所です)。
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ロンドン時間の早朝の4時過ぎになると皆起き出していて、客室乗務員も朝食(これがメインの食事)の準備に取りかかり窓も開けることが出来ます。もう周りの方も全員起きているようです。 時々チラッと窓から見ていたのですが、寝る前も起きた後も太陽が水平線から昇ったり降りたりの状況でした。つまり途中からは地球の自転と同じスピードで進んでいたのかと考えています。
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ロンドンに近づくにつれて水平線から太陽の光が機内へも差し込んで来ました。
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待ちに待った(?)食事です。出発前にネットで食事を洋食と和食を選んで、2人で途中で交換して楽しんでいます。今回は特別食として事前にの牛飯を注文できたのこちらにしました。

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こちらは和食のメニューとなります。種類も豊富で量も多くて食べきれない程でした。
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JA41便はイギリス北部地方から南部のロンドンへイギリス上空を南下してきています。この地図が見えてくるともうあと少しです。
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経由地のロンドン・ヒュースロー空港に到着です。
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今回私達はイタリアですので、ロンドンからミラノのリナーテ空港へと向かいます(ミラノには大きな空港が2箇所あり、主に国際線などが発着するマルペンサ空港と国内線や近距離のヨーロッパ便の発着があるリナーテ空港があります)。
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ミラノの空港はマルペンサ空港が大きく、ロンドン到着からの時間が近い便がありましたが、あえてリナーテ空港を選びました。1時間ぐらい遅れての出発ですが、リナーテ空港はミラノ中心部にとても近く地下鉄でミラノのドウォーモ広場へも20分で到着で便利だったのです。マルペンサ空港はミラノ中心部へは1時間半程度かかってしまうのです。
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最後のフライトはロンドン・ヒュースロー空港からリナーテ空港へとなります。こちらはJALのマイルは使えませんのでエコノミーでの移動となりました。
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2時間程度でイギリスからイタリアへ到着。ロストバゲージもなく予定通り到着。入国審査も顔認証で直ぐに入る事が出来ました。(次回は最高のロケーションの宿泊施設を紹介致します)

2024年10月18日 (金)

今週の生け花(令和6年10月第3週)と満月

10月も中旬となりました。皆様方はどうお過ごしでしょうか? 那覇市は暑さが戻っていて夏日が続いています。 急に雨が降ったり晴れたりと忙しい天気となっています。

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今日の生け花は花器そのものが面白い形をしていて、それに合わせて生け花の構図を決めているようです。今日はまさしく空中戦の様な戦いです😅
小さな生け花のスペースで在りながら空間を上手く使って実に清々しい秋の季節を感じさせてくれます💖
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花器の直線とストレリチアのシャープさに対してツルウメモドキの枝の屈曲蛇行が面白く不思議な印象を受けてしまいます。
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近くで見るとカーネーションも花の先に赤い色が散りばめられて宝石のような独特な美しさを放っています。
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<花材:ツルウメモドキ、ストレリチア、カーネーション、千年木>
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帰宅時は雨模様でしたので那覇市では満月が見れないかと諦めていたのですが、22時頃見上げたら雲が殆どない空に月が輝いていました。

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早速、カメラをセットして月を撮影しました。月の大きさが何時もより近くて大きいかどうかは分かりませんが眩しい程輝く満月でした。日本全国広範囲で昨日は満月を見ることが出来たと思いますが、皆様方の所はどうだったのでしょうか?
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満月を観ると思わず吠えたくなります😅 ・・・実際は満月に野生のオオカミなどが遠吠えすることはないそうですので、マンガや映画の影響で「ウォ〜」と吠えたくなるのかも知れません(私だけか😃)。
 
物騒な世の中でなければ月明かりで若い男女が手を繋いで楽しそうに歩く風景を想像する方がロマンチックなのかも知れませんね😍

2024年10月16日 (水)

いよいよイタリア旅行へ出発です(那覇→羽田)

(第三水曜日は会議の為FM担当ではないため、医療ネタもありません。2024年のイタリア旅行記を記載します)

2024年9月のイタリア旅行の始まりです。今後1年かけて書いてゆく予定です。こらからも宜しくお願い申し上げます🙇

いつものように休みの時間を最大限に利用したために、通常の勤務を終えて那覇空港へと向かいました。前回の旅行ではマイルを使った特典航空券にて往復でJALのファーストクラスを予約出来ました。 今回も狙ったのですがそう甘くはありません。 しかしながら羽田からロンドンへ向かう片道だけJAL特典航空券でビジネスクラスを予約出来ていました🍀 (帰路も最後までキャンセル待ちしたのですがやはり叶わずでした😂)

相棒に私の分のスーツケースも持たせて、仕事終了後19時にタクシーに飛び乗り那覇飛行場へと向かいました。那覇ー羽田間は特典航空券ではありませんのでエコノミークラスとなります。ただし同じJALを利用しましたので、那覇空港のカウンターで「那覇空港ー羽田空港」と「羽田→ロンドン・ヒュースロー空港(LHR)」の搭乗券も発券してもらえました。スーツケースもLHRで受け取りでOKです。 

今回はイタリア旅行で電車での移動が多いため極力荷物を少なくしたら2つのスーツケースを合わせて総量で16Kg しかありませんでした(今回これで十分でしたので次回はもっと減らせるかも知れません。個人旅行では荷物が軽いのがベストです😊)。

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いよいよ那覇空港を離陸です。これまで重かった体が文字通り羽が生えたように軽くなります。もう仕事の事は考えないようにします😃 遠くに那覇の街の灯りが見えて来ました(バイバイ!またね〜と言いながら眺めています)。

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夜間(0時20分発)の出発ですが、那覇からの最終便で空港内も移動となります。いつもは羽田でスーツケースを取って第2や第3ターミナルへバスでの移動ですが今回は必要ありません。 飛行機を降りたら「国際線乗り継ぎ」の印がでていましたのでいつもと反対へと進みます。



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指示に従ってエレベーターを降りて行ったのですが、誰もいませ〜ん😢・・・ だだっ広い所に私達だけだと「また間違ったか(よく間違うので😅)」と考えましたが・・・
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念のために掲示板を確認すると羽田第3ターミナルへ後15分ぐらいしたらバスが来るように書いてあります。時間がない場合は係員も居ませんので焦ったかも・・😃

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時間通りにバスが来てくれて乗り込むことに。この場所からは初めてかも知れません。窓から乗ったことのないデルタ航空の機体が見えて来ました。世界の航空連合はJALが加盟するワンワールド、ANAが加盟するスターアライアンスとデルタが入るスカイチームがあります。デルタ航空はスカイチームの航空連合ですので日本人には米国を行き来する方以外は馴染みが薄いかも知れません。

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無事バスからも連結できて、第三ターミナル内へ入りました。流石に11時過ぎると夜間便のみで利用客も少ないです。
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那覇空港で羽田ーロンドン間もチエットを貰っているためにすぐに出国ゲートへ進みました。パスポートも顔認証で済み、あっという間に制限エリア内に入ることが出来ました。

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今回お世話になるJL41便のゲートなども確認出来ました。深夜便でも世界各地に飛んでいるのですね。改めて世界と繋がっていると感じる瞬間です。
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1年前は有り難いことに特典航空券のファーストクラスでしたので、夢のファーストクラスラウンジに入る事が出来ました(→JALファーストクラスラウンジ)。今回は深夜便ですのでファーストクラスは元々なくビジネスクラス以下の機材となります。
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1時間程度時間がありましたので、JALサクララウンジに入りました。夕食を取っていませんでしたので軽く食事も取りました。
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ラウンジの入り口も立派で細い廊下の向こうのラウンジが見えない工夫もされています。曲がった先にどんな光景があるのだろうかといつも旅ではドキドキするのです😃
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食事の種類も豊富です。私の方は仕事を終わって那覇空港から直ぐに羽田行きの飛行機に乗り込んだため昼食後23時過ぎまでまだ食事を取っていませんでした。ここで夕食を少し取ることにしました。後で分かったことですが、ここでしっかりと食事を取るべきだったと反省しました(次回に書きます)。
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お酒好きの方にとって高級酒が飲み放題ですのでありがたいサービスでしょうが、私はあまり飲めないので機内まで持ち越しです。
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時間が近づいて来ましたので20分ぐらいの滞在ですがラウンジを後にして出発ロビーへと向かいます。

2024年10月13日 (日)

いよいよ2024年のイタリア旅行記の始まりです💖

2024年はシルバーウィークを利用して10日間の旅行に出かけました。今回の旅先はイタリアです。イタリアは4度目の旅行ですが、いずれも短時間の決まったコースを回っただけでした。今回のイタリア旅行は少しディープな旅行を心がけて朝から夜まで綿密な旅程を組みました。通常の旅行者の1.5倍から2倍ほど色々と見て回れたと思います。その為には宿泊先を厳選して、夕食などには余り時間をかけずに夜も街歩きです。有名な教会や美術館など前もって予約を入れることで待ち時間を最小限にする努力も行っています。

いつものように体力勝負の街歩きとなりましたが、やはり年齢と供に少ししんどい時間帯もでました。それでも体調不良や怪我も無くほぼ予定通り回ることが出来ました。今回初めて回る都市や素晴らしい美術館・教会・博物館など見所満載の旅となりました。

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イタリアですので、電車の時刻や予約時間などに関しても「きっと時間通りには来ないはず、トラブルも多いはず」と決めていましたし、電車の移動が多いために荷物も極力少なくしました(電車の移動の場合に席の上の棚にスーツケースを入れる機会も多いと予想していました)。

海外旅行でこれまで愛用していたリモアのスーツケースを諦めて、4〜5日用の布製の軽いスーツケースを購入。2個のスーツケースの総量は16Kg未満でした(1個8Kg未満)。連泊を利用すればこの重さで十分10日間旅行出来ること、軽いと移動が楽だと改めて感じた旅でした(帰りのスーツケースもまだ余裕のある状態でした)。

イタリアは国別で世界遺産の数で1番多く、観光で持っているような国であるに関わらず、時間の不正確さ、スリなどの軽犯罪の多さ、便座もないような汚いトイレ事情、日本の円安も関与した物価の高さなど・・・改善して欲しい点は多々あるも、過去の遺産に胡座をかいて改善がされていないのが実情です。じゃあ!「行かなければ良いのでは?」と言われそうですが・・・それらを差し引いても魅力のある世界遺産や教会、美術館、南北で異なる文化や自然の美しさが世界中の旅行者を惹きつけているのです。

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沢山の素晴らしい場所を回り、沢山の美しい写真を撮って来ましたので、これから1年かけてイタリアの旅行記を書き上げたいと思っています。

改めていつも見てくれている皆様方に感謝致します🙏。 一緒にディープな旅行を楽しんで欲しいと願っています。

2024年10月12日 (土)

日本被団協のたゆまぬ努力に感謝する

2024年のノーベル賞が次々と発表されるも日本の受賞者がいない状況に寂しい思いでいました。職場からの帰りの車の中で「日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)」がノーベル平和賞を受賞したニュースが飛び込んできました。びっくりと共にこれまでの実績を考えると当然だと目頭が熱くなりました。

私は2017年のノーベル平和賞を核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)が授与すると聞いた時に「それはないだろう」(決してICANを否定している訳ではありません)と思ったのです。その方々より先にもらうべき組織があるだろうと釈然としませんでした。 佐藤栄作総理のノーベル平和賞には疑問が残りましたが、今回のノーベル平和賞の発表を聞いた時に「そうか、その団体のノーベル賞があったんだ」と本当に嬉しく思えたのです。

日本政府からの後押しもないまま、草の根運動として被爆者が「もう2度と自分たちのような被爆者をつくってはだめだ」という使命感や正義感でこれまで訴え続けたことは賞賛に値する活動だと思うと共に、彼らの地道な活動がなければICANをはじめ核廃絶の運動はなかったと考えるのです。

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この受賞を踏まえて日本政府は猛省して欲しいし、方向を転換して欲しいと希望します。アメリカの核の傘の下に入っているから核兵器禁止条約に参加しないのは根拠がないと思うのです。核の傘に入っていても「悪いものは悪い」と言える国であって欲しいし、矛盾があっても唯一の戦争被爆国として堂々と正論を述べればいいだけだと思うのです。だって外交なんて矛盾だらけです。中国と敵対と言っても貿易ではお互いに交友関係を深めようと言っているではありませんか。 核兵器禁止条約の先頭に立って米国にも中国にもロシアにも核兵器は人類と共存出来ないことを訴えればいいのだと単純に思うのです。

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被団協の活動のお陰で世界中の誰もが人類と核兵器は共存出来ないと感じたはずです。広島、長崎の原爆の惨状を見て核爆弾は究極の非人道的で無差別多量破壊兵器であることを世界の指導者は知っているはずです。それが抑止力につながると期待しているかも知れません。

ただ愚かなリーダーが追い込まれた時に核使用に踏み込む危険もあり、核の連鎖が起こることも容易に想像がつきます。正常な感覚を持ったリーダーだけなら核は抑止力になるかも知れません。しかし誰がその保証が出来るのでしょうか? 核兵器があるが故に1人の狂人の手で80億人の人類(地球そのもの)が滅びる可能性があるのです。

核廃絶が簡単ではないことは百も承知です。しかしまずはお互いに半分減らしましょう、その次また半分ねと世界が核保有国にプレッシャーをかけ続けることが大切だと思うのです。この受賞がそのきっかけになってくれたら嬉しいです。

今回のノーベル平和賞のもう一つの大きな意義は被爆者が次第に少なくなる中で新しい担い手の若い人々へのバトンタッチが容易になるのではないかと期待しているのです。改めて感謝と共に今後の活躍の広がりに期待をしたいと考えています。

2024年10月11日 (金)

今週の生け花(令和6年10月第2週)

10月の中旬になり沖縄地方もやっと秋らしい青空がみえて来ました。今年は9月中旬より台風や熱帯低気圧の影響で曇りや雨の日が多かったので秋の青空は清々しくて嬉しくなってしまいます。

明日よりは三連休の方もいらっしゃって旅行や運動に最適なのかも知れません。この時期に那覇市ではギネス認定の大綱引き(→那覇大綱挽)が開催されます。今年は10月13日(日)に国際通りでの旗頭行列が11:30~14:00に催され、その後国道58号線久茂地交差点 にて那覇大綱挽(14:30~17:00)が催される予定です。 沖縄県独特の催しで多くの観光客も参加されることと思います。

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今週も2階のいつもの小さなスペースに生け花が飾られていました。沖縄はまだまだ夏が続くと思いますが、この場所は秋の気配が漂う花々で飾られています。
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ナナカマドはあまり沖縄では見かけませんが、この赤い実が見ると秋が近づいて来たなと感じます。
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リンドウや菊もやはり秋を連想させる花々ですね。南国沖縄県でも少し捜せば秋を見つけることが出来るかも知れませんね。
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<花材:ナナカマド、リンドウ、ガーベラ、菊、オオタニワタリ、あせび>

2024年10月 9日 (水)

心臓病の分類

今日のFM放送は心疾患について話をしました。今回は心臓病の大きな分類について書いてみます。

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私達が生きて行くためには、酸素を体の隅々まで循環させなければなりません。それを担うのが心臓と肺ということになり、これはひとつのセットとなり活躍しますので、肺と心臓はどの動物でも隣接して存在します。肺の呼吸作用で酸素と二酸化炭素を入れ替えて、心臓のポンプ作用で血液を体中に循環させて生命を維持しています。

 

怠け者の私でも心臓はご主人とは違い勤勉に動いてくれています。心臓が1回の拍動で送り出す血液の量は600〜700mlで1分間に70回拍動していると、1分で約5リットル、1日ではなんと7200リットル(7.2トン)の血液を送り出しています。驚異的な値です

 

心臓が弱ると、心臓のポンプ機能が働かず、全身に必要な血液を送れなくなります。これを心不全と呼んでいます。主な症状は疲労感、倦怠感、呼吸困難、むくみなどがあり、重症化すると死に至ります。

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心不全とは1つの病気の名前ではなくて、様々な病気の結果、心臓の機能が低下した病態をさしているのです。

ここで心臓の病気を大まかに分けて考えて見ます

 

①心臓そのものの構造異常で起こる心臓病; 先天的な原因が多いですね。例えば心臓の4つの部屋を仕切っている壁に穴が開いている心房中隔欠損症や心室中隔欠損症があり、チアノーゼや発育不良が起きます。

 

②心臓の筋肉自体の異常による心臓病; 肥大型心筋症、拡張型心筋症が代表で、心臓移植が必要な場合もあります。

 

③心臓の弁の異常による心臓病(いわゆる弁膜症); 心臓には4つの弁があり逆流を防ぐ作用がありますが、この弁が狭かったり、逆流が起きる心臓病です。

 

④心臓自身に血液を送り込む冠動脈の異常; 先天的、感染症の後に起こることもありますが、多くは動脈硬化に伴う狭窄・閉塞による狭心症、心筋梗塞です。

 

⑤心臓のリズムの異常による不整脈: 心臓は拡張・収縮を繰り返しますがそのリズムが一定ではない状態を不整脈と呼んでいますが、上記の心臓病に付随して起こる場合もありますし、心臓が持っているリズムを伝えるメカニズムの異常によっても起こる場合があります。

 

上記のように色々な分類があるのですが、全身に必要な血液を送れるかどうかが心臓に与えられた役割なのですね。私達がお喋りをして楽しんでいたり、寝ている間も寡黙に与えられた仕事を黙々とこなしている心臓に感謝です

2024年10月 6日 (日)

JALファーストクラスで帰国(2023年のオーストリア旅行も最後です)

沢山の素敵な出会いがあった2023年のオーストリア旅行も最後となりました。いつも見て頂いた皆様方に感謝致します🙇

人生初のJALファーストクラスの利用で今回は帰国の搭乗となります。

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2度目になるともう驚きません(いや驚いていますが・・😅)。機内とは思えない贅沢なスペースが確保されています・・・有り難いことです。(往路については→JALファーストクラスで羽田からロンドンへ
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旅の始まりと終わりに飲むウェルカムシャンパンです。このような経験をさせて貰ったJALさんには感謝です。
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ファーストクラスのポーチです。それ以外に上質なパジャマも頂けます。私は持ち帰り自宅でパジャマとして使っています。

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食事のメニューです。それ以外に飲み物めにゅーもありどれも贅沢な品々でした(私の口にはもったいないです)。
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前菜でもキャビアが瓶ごと出てきます。キャビアの食べ方は日本から出発前にYou-tubeで勉強したので知ったか振りして頂きました。
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久しぶりのご飯物が出ました。何故がホッとするひとときです😃
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ロシアの上空を飛べなくなったために、往路は北回りで復路は南周りでのコースのようです(偏西風の影響と地球の自転の影響でこの方が近くなるようです)。
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北回りだと時々オーロラが見えるので期待したのですが、今回は南周りでした。
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ファーストクラスの座席は広いために、食事の時は向かい合って食べられるのも凄いことです。
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初めての国際線のファーストクラスは夢のような世界でした。特典航空券で載せて貰えたJALには感謝しかありませんね。実は往路の飛行機でドクターコールがあり、一応私が処置をしたのでJALさんには恩返しが出来ました(なんと私に取っては4度目のドクターコールで、それも国際線で3度目のドクターコールでした。このことについては何時か書きたいと思います→以前のドクターコールの話
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2023年の旅行も素晴らしい旅でした。旅はいつもわくわく感と新しい発見、明日への活力を与えてくれます
次回からは2024年の旅について記載します。これからも宜しくお願い致します。

2024年10月 4日 (金)

ブリティッシュエアウェイズ・ファーストクラスラウンジ(ロンドン・ヒュースロー空港)

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2023年のオーストリアの旅も最後となるロンドンでの乗り換えです。
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今回は人生初めての特典航空券により羽田ーロンドン間(往復)はファーストクラスでの移動です。もう人生で最初で最後かも知れません。10日ぶりのJALのマークです。このマークにはやはり憧れがあります。エコノミークラスとプレエコのチェックイン・カウンターは右側になりますが、ビジネスクラスとファーストクラスは左側になっています。

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ビジネスクラスのチェックイン・カウンターは手前からオープンで見える位置にありました。ファーストクラスのチェックイン・カウンターはその先の囲まれた部分にあり、外からは見えませんでした。
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奥の左側に専用のカウンターがあります。
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ワンワールド系列の航空会社のファーストクラス専用デスクで、私達が来た時には他の方は居ませんでした。
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係の方が直ぐに来てくれて、手続きをしてくれました。中でのラウンジのこともその時に説明がありました。専用のレーンに係が案内してくれてこのままあっという間に出国手続き終了し、制限エリア内に入ることが出来ました。本当に貴重な経験です😍
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時間的に飛行機に乗ったら、仕事モードに切り替わり、帰国後直ぐに仕事をするために機内では時間が来たら寝ることに集中するかも知れないと考えていました。今回往路のヒュースロー空港ではファーストクラスラウンジには入れませんでしたので、ここで楽しむことにしました。
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初めて入る空間です。時間帯にもよると思いますが、これだけのスペースに数人しかいません。
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お酒に強い人なら最高なのでしょうが、私の方は飲むと直ぐに赤くなるタイプですのでここでは飲まずに飛行機に乗ってから頂くことにしました。
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空港内にこんな贅沢な場所が隠されているとは若い時には思いもしませんでした。
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この辺りまではもしかしたビジネスクラスまたはファーストクラスでもない上級会員も入れるのかも知れません?
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なぜそのように想像したかと言うと、先ほどの大きな場所から先に小さなカウンターがありました。その奥に専用のラウンジがあるようでした。ここに入る時にファーストクラスのチケットを再確認されたので、この場所は実際にファーストクラスに乗る方や最上級会員しか入れない特別なラウンジになっているかも知れないと考えたのです(恐らくファーストクラスラウンジは最上級会員のダイヤモンド会員やプラチナ会員も入る事が可能だと思うのですが・・・なったことがないので分かりません)。
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目の前には本拠地のブリティッシュエアウェイズの機体が並んでいます。
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この場所は更に特別な場所なのでしょう、係の方にこの席で良ければどうぞとのことで腰掛けることに。
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わざわざメニューを持って来てくれて専用の食事や飲み物を楽しむことが出来ました。係の女性の方は東洋系の方でとても愛嬌がある方で高感度抜群でした。私のような特典航空券での成り上がり者ではなくて、本当の金持ちにも接する方ですので接客はパーフェクトかも知れません。
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コース料理なども頼めそうですが、もう暫くすると飛行機に入りフォアグラ状態となりますので、ここでは軽めの食事を摂ることにしました。
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こんな世界もあるのだと垣間見ることが出来た経験でした(JAL様有難うございます🙇)。

2024年10月 2日 (水)

腰痛に対する外用薬も様々です

今日のFMレキオは腰痛について話をしました。国民の多くの方が腰痛に悩まされています。

厚生労働省の国民生活基調調査(→2022年の調査)の中で、自覚症状の統計があります。これは病名ではなくて、国民が日常生活や病気、怪我などで実際に感じている症状についてアンケートした結果です。                               

公表された最新のデーターは平成25年版で、それによると、男性の場合の自覚症状は多い順番に①腰痛 ②肩こり ③頻尿 ④手足の関節が痛む ⑤鼻がつまる・鼻水が出る となっています。女性では①腰痛 ②肩こり ③手足の関節が痛む ④眼のかすみ ⑤頭痛 となっています。

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男女とも腰痛が全体で一番多いことがわかります。 上記アンケート調査での回答の腰痛は、いわゆる慢性腰痛をさしていることが殆どと思います。腰痛は日本人が1番多く感じている症状ですが、実は正確な診断がつくのは15%程度で、残りの85%は明かな原因を絞れない状態で、深刻な病態ではないと考えられています。

原因がつかめない以上はリハビリや体操などの運動療法と対症療法が殆どとなります。多くの方が病院で貼付剤の処方を頂いていると考えています。

*これまでは自分で選んでも料金に差がなかったと思いますが、2024年10月1日より厚生労働省は後発医薬品(いわゆるジェネリック医薬品)がある場合に先発品を利用する場合には事後負担が発生すると通達しています。皆様方も気をつけて下さいね(→厚生労働省通達)*

腰痛に対して肌に直接貼って使うお薬で思い浮かべるのは、湿布薬だと思います。

老若男女を問わず使用した経験はお持ちだと考えます。 湿布薬にも大きく分けて冷湿布温湿布があるのをご存じでしょうか。 有効成分には大きな違いはありません。ではその使い分けはどのようにするのでしょうか?

(A)打撲や突き指など急性期の痛みは炎症のため熱を持っているので、冷やすことが必要となります。その場合に冷湿布を使用すると効果があります。 

(B)慢性的な痛みで血行をよくすることで改善するような腰痛などの場合は温湿布を使用すると、痛みだけでなく血液循環を促し、治りを促進します。 ギックリ腰などは初めに冷湿布を使用し、4〜5日たったら温湿布に変えて使用します。 

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多くの方が貼り薬と言えば、痛みを取る湿布薬が思い浮かべると思いますが、今では様々な薬品が貼り薬をして使用されています。 私があえて「貼り薬」と書いているのは、日本の薬局方では「貼付剤」は湿布薬などの「局所作用型外用剤」に限定されています。同じ様に皮膚に貼るお薬でも、皮膚から吸収されて全身に薬効を発揮する薬は「経皮吸収型製剤」と分類されているからなのです。               

 

最近では「経皮吸収型製剤」は色々な薬効の薬が製品化されています。 これまで全身に効果を表すとなれば、内服薬や注射、座薬などでした。

 

貼り薬にすることで、口内炎や吐き気が強い場合、認知症で内服の管理が難しい場合、その他内服が困難な場合には非常に有効な剤形となっています。

 

その種類も次第に増えてきています。狭心症に使用する血管拡張薬、喘息などの気管支拡張薬、様々なホルモンの調整薬、認知症の治療薬、癌を含めた強い痛みに対する麻薬鎮痛薬、禁煙補助薬などがあります。 様々な特徴もありますし、貼った部位のかぶれやお湯に浸かる場合の注意などもありますが、内服が難しいなどの場合は優れた剤形のお薬だと思います。 皮膚に貼る薬は今や湿布薬だけではないのですね。

 

今後、更に色々な薬効のお薬も出て患者さんが負担が少ないような治療薬が臨床現場で使われるようになるかもしれません、有り難いことです

 

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