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2024年8月

2024年8月30日 (金)

今週の生け花(令和6年8月第5週)

8月も最後に近くなりましたが、全国的に台風10号による雨や風の被害が広範囲に出ているようです。これまで台風の通り道だった沖縄の方は殆ど影響がなく九州、四国、本州で被害が出ています。地球の温暖化の影響でしょうか、台風の進路にも変化が出ているかも知れません。まだまだ雨や風の影響があると思いますが、気をつけて欲しいと願っています。

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今週も生け花がいつもの2階のスペースにも飾られていました。いつものように素敵な生け花です。今回も写真だけ紹介したいと思います。台風が熱帯低気圧に変わっても雨などの影響が懸念されます。皆様方も気をつけてお過ごし下さいね。
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<花材:レッドジンジャー、クルクマ、百合、小菊>

2024年8月28日 (水)

尿管結石が出来やすい条件とは

今日のFM「いきいきタイム」は尿管結石について話をしました

ブログでは尿管結石が男性に多い理由や、原因や対策について書いてみたいと思います(泌尿器科医ではありませんのでおおよそです)

私達の尿をつくり、体外に排出する組織は,泌尿器系と呼ばれ、腎臓、尿管、膀胱、尿道から構成されます。尿を実際に作るのは左右にある腎臓で、腎臓以外の尿管、膀胱、尿道は尿を体外に排泄する通路ですので、ひっくるめて尿路と呼んでいます。この尿路に石ができたのを尿路結石と呼んでいます。

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尿路結石が出来る場所により、腎臓・尿道など上部尿管結石、膀胱や尿道などの下部尿路結石に分ける場合があります。 尿路結石は95%は上部尿管結石で殆どを占め、膀胱や尿道に出来る場合は前立腺肥大や尿道の狭窄など特殊な場合に出来、症状も強くありません。

私達の尿は腎臓で血液を濾過して造られます。尿路結石の原因として、尿の成分が結石(結晶)を造りやすい状態になっていることが上げられます。 

尿管結石は人種間で発症率に違いがありませんが、逆に食生活とは大きな影響があると言われています。日本人の尿管結石は増加の一途を辿っていますが、それは食生活の欧米化にあるとされています。

尿に溶ける成分が必要以上に高くなると、石の元となる、微小な結晶が出来ます。脱水になると尿は濃縮しますので、結晶が出来やすくなります。これが夏場に尿管結石が起きやすい原因となります。

尿管結石の成分はシュウ酸カルシウムが圧倒的に多く、その他リン酸カルシウム、尿酸などがあります。 男性ホルモンは結石の成分のシュウ酸を増やす作用があり、女性ホルモンは結石を出来にくくするクエン酸の増する作用があります。これが中年男性に結石が多い理由となります。また閉経後の女性は男性と同様な頻度で尿管結石が起こりやすくなります。                                       

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動物性タンパクは尿中のカルシウムの増加、尿の酸性化、尿中尿酸の増加を来します。また塩分や糖分を多く摂っても尿中のカルシウムの増加を来します。

 

一方、食事を分解吸収する腸の中の過程でシュウ酸はカルシウムと結合し便として体外に排出されます。しかし脂肪分の多い食べ物は消化管の中でカルシウムと結合しやすくなり、結果としてシュウ酸の吸収を増加させ、尿中のシュウ酸を増やして尿管結石の増加の原因となります。

この様な原因を考えると対策を取ることが出来ます。男性が女性に変身するのは可能ですが一般的ではないでしょうから・・・対策としては、水分を多めにとる、食生活を見直して、脂肪分、動物性タンパク、塩分、糖分を控えるとなります・・・・

何となくメタボリック症候群の予防と同じ気になりませんか。

尿管結石は日本国民の10%程度の方が持っています(必ずしも症状が出るわけではありません)。

もしもこれまでに結石の痛みを経験したことのある方は予防に心がけて下さい。尿路結石は再発率が高く、食事指導や生活指導が適切になされなければ80~90%が再発します。まずは水分を多めに取るようにして下さい。

今回の原因を考えると尿管結石の向こうにメタボリック症候群が潜んでいるかも知れませんので御注意下さいね(ちょっと脅かしすぎましたでしょうか・・・

2024年8月25日 (日)

ウィーン美術史美術館(独: Kunsthistorisches Museum)No1

初めてのヨーロッパはウィーンでした。あの時の感動や今も忘れていません。ウィーンは今回4回目となりますが、必ず出かけたのがウィーン美術史美術館です。私に取っても4回訪ねた美術館はここ以外はありません。それだけ特別な美術館の1つです。それは建物自体の美しさ、作品の素晴らしさ、そしてこの美術館の中で一息つける喫茶室の存在があるからです。

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マリア・テレージアの像を中心に美術史美術館の全体風景です。
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像の反対側に回り込んで観たのが、自然史博物館となっています。向かい合った美しい建物の広場にマリア・テレージアの像が威風堂々と建っている訳です。どっちがどっちなのか殆ど似ているために外観では区別が付きにくいのです(私はマリア・テレージの向きによって区別しています)。 この広い空間、美しい建物を初めて見た時の感動は今でも克明に覚えているのです。これがヨーロッパかと単純に思えたのです😃
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美術館自体はフランツ・ヨーゼフ1世の命により1872年から建設が始り、1881年に完成したとのことです。 


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美術史美術館に1歩踏み入れた瞬間にこれが美術館なのかと思える程に圧倒されます。大理石で覆われた床や柱、高いクーポラの天井、この豪華さに驚嘆し立ちすくんでしまうほどです。20代の私が初めてこの場所に入った時の驚きは今でも克明に覚えています。もしも初めてでしたら受付で日本語のオーディオガイド(6€)借りて、説明を受けながら見学したら良いのかも知れません(私は借りたことがないので分かりませんが)

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様式はネオ・ルネサンス様式となり、建物は主に3フロアから構成され、中間階(1階)に絵画が展示されている(このコレクションがまたまた凄いので次回紹介したいと思います)。 1階の下に位置する0.5階(←とは言ってもかなり大きいです)では古代エジプト・古代ギリシア・古代ローマの彫刻等が展示され、上に位置する2階では貨幣コレクションが展示されるなど、博物館としての側面を持ち合わせているとのことです。
展示室の数は50近い巨大な美術館で、美術館入り口の柱頭は0.5階からドーリア式、イオニア式、コリント式と並ぶとのこと(私には分かりませんが😂)
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階段を登るとギリシャ彫刻(テセウスとミノタウロス )が迎えてくれます。
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階段の彫刻を初め、柱の1つ1つ、そして壁一面を被う絵画、どれも素晴らしくため息しか出ません。
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この美術館入り口の正面にある豪華な中央階段を上がると装飾の綺麗な円柱や壁画に圧倒されます。誰が描いたかお分かりになりますか?

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正面の上の柱の部分を拡大すると(👆)と誰が描いたか分かると思います。そうですウィーン分離派の巨匠クリムトの作品となっています。クリムトの時代より古い美術館と思っていましたので最初は不思議(?)でした。 
実は美術館が一般公開される1年前(1890年)にグスタフ・クリムトが弟のエルンストや友人のアーティストと描いたのだそうです。美術史美術館側もまだ若いクリムトの才能を信じて依頼したのでしょうか?

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私のような語彙力のない人間では言い表せない空間となっています。
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作品を観る前に休憩したかったので、先にクーポラの天井部分がみえる3階まで上がりました。
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階下に見えるのが、私がこの美術館のもう1つのお気に入りの「喫茶室」です。
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中央の円形の場所にこのようなカフェがあります。初めてこの美術館に入った時にこのカフェの入り口で入って良いのかどうか分からずに戸惑った美しい空間です。余りに美しいために当時20代の若者1人で入るには勇気がいりました。 後で調べたら世界で最も美しいカフェと賞賛されているとのことで納得出来る場所です。
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今回は1人でもありませんし、4回目ですので一応堂々と中に入りました(まだちょっとビビるけれど・・)
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カフェのテーブルから見上げたクーポラです。(次回は作品を紹介したいと思います)

2024年8月23日 (金)

今週の生け花(令和6年8月第4週)

8月も色々なことが多くて時間が取れない日々が続いています。今週も生け花が飾られていましたので写真だけアップ致します。

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<花材:オリーブ、クルクマ、小菊、スプレーカーネーション>

2024年8月21日 (水)

カフェザッハー Café Sacher

日曜日にカフェザッハを他の内容と抱き合わせて2部に分けて同日に紹介しようと思っていました。今日(8月21日)は会議の為私のFM放送もありませんので水曜日の医療ネタもありません。 それではと医療ネタがないので8月25日にアップ予定のウィーンのカフェ文化を紹介したいと思います。
ウィーンには伝統的なカフェ文化がまだ残っている気がしました。パリなどでもスタバなどの世界的なチェーン店を初め、簡易的に飲める場所が増えていると思います。
私が若かりし頃に初めて来たウィーン旅行でもカフェに入りたいと考えていました。この時の記事はウィーンとコーヒーに関しては随分以前のブログに記載しました。宜しければ昔の記事を読まれて下さい ☞世界を夢みて「ウィンナーコーヒー」、☞ウィーン包囲網 、☞ウィーンとコーヒーの歴史 


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ウィーンで有名な「ホテル・ザッハー」の中にカフェ・ザッハーはあるのですが、ホテルザッハーの正面ではなくアルベティーナ側にも同じ建物に内にカフェ・(レストラン・)モーツァルト があります(むかし場所がこんがらかったことがありました)。  ここはグレアム・グリーンが『第三の男』の脚本を書いたという逸話がある「カフェ(レストラン)モーツァルト」となります。カフェ・ザッハーは始終混んでいますので待ち時間が長い場合にはカフェ・レストラン・モーツァルトもお薦めです。(上の写真の正面の白い建物がホテル・ザッハーで、右側の緑の屋根のある建物がオペラ座になっています)
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夏の期間はアルベティーナ 広場側にはテラス席が設けられ、多くの方がくつろいでいました。この様に店外でくつろぐ人々が多いのはヨーロッパの特徴にも思えました。
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ホテル・ザッハの正面側に回り込むとカフェ ザッハーがあります。ウィーンでも老舗中の人気店だと思います。最初の頃(38年前)にここにも入ったことがあったのですが、朝早かったせいもあるのでしょうか?待つこともなくお一人様で入る事が出来ました。今は予約なしではかなり待たされるようです。
上の写真はお店の入り口の所に予約外の方が沢山並んでいるために、入り口の上部しか写真に撮れなかった為です。 私達は旅行前から予約を入れていましたので、時間が来て受付の方に申し出ると直ぐに入る事が出来ました。 人気店ですので皆様方も予約をして来た方が良いかも知れませんね。
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店内に入るとこんな感じの落ち着いた雰囲気です。
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係の方に案内されて奥の席につくことができました。ちょうど館内が見渡せるような奥の座席となりました。
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店内はスタバやマックと違い、静かで騒ぎ立てるような客はいませんでした。それなりに覚悟(😅)して入るからかも知れません😆
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メニューも重厚で、色合い素敵です。(公式ホームページのメニューです☞カフェザッハ−のメニュー
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食事に余り興味のない私でも知っているザッハトルテの元祖の店となっています。
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相棒は定番の三角形のザッハトルテと紅茶を注文。カフェ・ザッハーのザッハトルテにはHOTEL SACHERの文字が入ったチョコレートがトルテの上に乗っています。この丸いチョコレートの部分は中世のヨーロッパで使われた手紙などに使用する封蠟(シーリングワックス)のような感じがして、このザッハトルテがホテルザッハーが元祖だと主張している気がしました😊
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私は少し小さい角張ったザッハトルテとコーヒーを注文しました。色々とコーヒーの種類もあるようですので迷うかも知れません。何となく小さいのですがもの凄く濃厚で見た目以上にボリュームがあります。これ1個で私は十分でした。見た目より全然甘くなくて食べやすい味となっています。
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コーヒーの模様も綺麗です。飲むのがもったいない気もします。口の周りに泡が付きそうで心配ですが、飲み方ってあるのでしょうか? どこから飲んだ方が良いのだろうかと妙なことを考えながらありがたく頂いた次第です。

それなりの値段になりますが、折角ウィーンに来たらカフェに入り一休みは如何でしょうか?

2024年8月18日 (日)

ウィーン観光(王宮広場、モーツァルト記念像、ミノリーテン教会)

ウィーンは歩いて回れる距離に沢山の名所が並んでいます。街を歩くだけでもワクワクして楽しい街です。

(今回も書き上げた後に量が多くて間延びしたブログになったので、2つに分けて同日アップしました🙇前半で「王宮広場、モーツァルト記念像、ミノリーテン教会」、後半に「プラフッタでの夕食と聖ペーター教会」を分けました)

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ヘルデンプラッツ(Heldenplats)にある騎馬像です。奥がホーフブルグ宮殿です。カール・フォン・エスターライヒはカール大公として慕われ、フランス革命戦争、ナポレオン戦争期に活躍したオーストリア帝国の軍人、皇族です。
間違えやすいのにが宮殿の前にあるオイゲン フランツ フォン ザヴォイエン像ですし、ブルグ門の外の美術史美術館の所にはマリア・テレジアの騎馬像もありまり、こんがらがる原因ともなっています😰
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少し進むと噴水があり、近づくとなんと鴨がノンビリと日向ぼっこをしたり泳いだりしていました。この鴨たちもしかしたら王宮附属の鴨で間違って食べたら外交問題になるのかも知れません😸
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ウィーンは40年前に初めて来た時と印象が変わりません。広々とした道に大きな石作の建物、華やかな装飾、チリも殆ど落ちていない街並み・・・やはり素晴らしいです。 英国の政治経済誌エコノミストの調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が、2024年の「住みやすさ指数」を発表、ウィーンが3年連続で「世界で最も住みやすい都市」に選ばれているのです。納得です❤️

 右側の緑の建物は元々は王宮の温室パルメンハウス(Palmenhaus)として珍しい植物を植えて楽しんだ場所でした。
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現在はガラス張りの温室を利用したカフェ・レストランとなっています。比較的リーゾナブルな値段でこの場所を楽しめるとのことです。私は入っていませんが、時間帯が合えば食事をしても良いかもしれませんね。
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懐かしいモーツァルト像です。彼は38年間何一つ変わりませんが、初めて出会った当時ふさふさだった髪の毛が、壊滅状態となった私に取っては年月を感じてしまいます😂 彼の事はザルツブルクの時に色々書きました(→ザルツブルクとモーツァルト)。 ザルツブルク出身のモーツァルトは、25歳の時ウィーンにやってきてから亡くなるまでの10年間に、歴史に残る数々のオペラや交響曲を完成させた天才音楽家です。白い大理石で造られたモーツァルト像は、今でも美しく輝いていました。ウィーン王宮近くのブルク庭園にあり、モーツァルト像の手前にはト音記号の形の花壇が美しく整備されています。花壇の形も昔と変わりません。
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ちょっと格好良すぎる気もしますが、また会えて嬉しいです😉
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少し前後しますが、ミノリーテン教会を紹介します。ミノリーテン教会では、13 世紀に建てられ、フランス ゴシック様式の特徴である美しい尖頭アーチと八角形の鐘楼が特徴ある教会です。教会の外壁にある美しい彫刻が施されています。

特段興味がある訳ではありませんでしたが、この教会に入ったのは「最後の晩餐のモザイク画」があると聞いていたからです。入場無料でしたが、私が入った時には丁度ミサが行われていて写真を撮れる雰囲気ではなくて、写真機をサイレントモードにして2,3枚撮って退散しました。
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ミノリーテン教会にはレオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」と同サイズのコピーがあります。モザイク画なので鮮やかです。聖母マリアの石像も有名と言うことでしたがミサの最中でしたので断念しました。 何故13世紀に建てられた教会にレオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」があるのかが興味があって入ったのです。 

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ネットで調べてもはっきりしませんが、 フランスのナポレオン1世がミラノで実物の「最後の晩餐」を観て感動し、立ち寄ったウィーンで1809年にジャコモ・ラファエリによって制作されたモザイク画だそうです(もの凄く細かなモザイクで一見したらモザイクとは思えません)。ウィーンで作られ、その後はパリに持って行く予定でした。しかし完成した時にはナポレオンは皇帝ではなくなったために、ハプスブルク家が買い取り、このままになった様です(詳細は分かりません)。 オリジナルと同じサイズ幅9.18メートル、高さ4.47メートルで制作されているとのこと。オリジナルは色が落ちたり不鮮明になってしまったのですが、こちらはモザイク画で色が鮮明に残っています。

今回は珍しく、夕食を予約をした素敵なレストランで頂きました。予約時間になりましたのでこれから向かいます(→次回へ

ウィーン観光(プラフッタでの夕食と聖ペーター教会)

(今回も長過ぎたので2つに分けて同日アップしました→前回)ウィーンは歩いて回れる距離に沢山の名所が並んでいます。街を歩くだけでもワクワクして楽しい街です。

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2023年の旅行もコロナの影響で渡航などの制限はなくなって来たのですが、帰国後直ぐに仕事になるために、少しでもコロナの感染を防ぎたい思惑があり、その為に部屋からの眺めが素晴らしい宿泊施設を選んでいました。 毎日のように観光の最後に地元のスーパーで夕食の食材を買って部屋で外の景色を眺めながらのスタイルが殆どでした。 この日はウィーン在住の日本の方にも勧められた為に予約をして入る事にしました。

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外観もシックなプラフッタ『PLACHUTTA』です。時間の5分前に到着しましたが、予約した名前を言うと直ぐに席に案内して貰いました。
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このブログを長年観ていらっしゃる方々はご存じと思いますが、料理に関しての知識はほぼゼロに近く、味の微妙さや善し悪しも理解出来ない私ですので、あまり美味しさをお伝え出来ません。ご了承を🙇
メニューを一応見ていますが、最初から薦められた料理を注文しました😅
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メニューだけでなくお皿の部分にも牛の各部分の名前が記載されていました。ウィーン在住の日本の方に「ウィーンらしい食事の店でお薦めありますか」と質問をして紹介して貰ったお店です。ターフェルシュピッツ(Tafelspitz)専門店プラフッタ『PLACHUTTA』で、ターフェルシュピッツとは「尻と腿の間の肉」のことのようです。


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ウェーターからどこから来たのと聞かれて「日本」と答えると、日本語で書かれたターフェルシュピッツの食べ方カードを準備してくれました。成る程とこの説明文を見ながら食べることに(有難いサービスです)。

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プラフッタでターフェルシュピッツを注文すると、野菜と肉が入った鍋がすぐにテーブルに運ばれてきます。結構の量があります😃
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具も柔らかく食べやすいです。スープは絶妙な味で薄くもなく濃厚で在りながら味が強くないのも次の料理の邪魔をしない味付けでした。他の方のブログ記事を見ても絶品と書いている方も多く、まあ私の舌も妥当な意見を述べた様です😅

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ジャガイモなどにかける2種類のソース(前がタルタルソース?のような奴で、奥がリンゴをスリスリした少し酸味のあるソース。🙇私には表現出来ません)が準備されていました。こんなに使わないと思う程盛られています。
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メインのお肉と後ろの丸いものは牛の骨髄が入ったいます。写真を撮る前に少し食べたために減ってしまっています🙏 付け合わせは定番のほうれん草クリームとカリカリポテトとなっています。

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私は先に食べてしまったので、隣の相棒に「待って」と遮って撮りました(笑)。いわゆる神経叢の部位で脂分が多い場所になっています。弾力がありスプーンで取りながらパンと一緒に食べる方が良いかも知れません。初めて食べた微妙😅な味でした。
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 細かいことは忘れましたが、想像したよりも安くて1人1万~1万5千円程度だったと思います(最近欧米の食事はバカ高いです😢)。初めて食べるような料理もあり店の雰囲気も良くて来た甲斐がありました。満足して外に出たらすっかり暗くなっていました。

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宿泊のアパートメントのあるシュテファン大聖堂の広場に寄り道しながら向かいます。旅行も残す1日となりましたが、改めて異国の空間に身を置いているのだと感動しながらの散策です。明日の昼間の無料(パイプオルガン)コンサートで入る予定の聖ペーター教会です。灯りが付いていて、近くで写真を撮っていたら観光客らしい方々が出てきました。
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私は勘違いをして夜も入れるのだと間違って入ったのです(後で気づいてことですが。入り口でノーチェックでした)。中には数名が残っていて教会の写真を撮っていました。私も何も考えずに写真を撮らせて貰いました(おそらく係の方もコンサートを聞いた観客だと思ったのかも知れません😅)
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実はこれまで有料のコンサートを行っていたようでそれが終了した出てきた方とコンサートを聴いた後に残って写真を撮っている方達でした。制服を着た方が「そろそろ閉めますよ」と声をかけられ、私も残っていた数名と供に教会を出ました(コンサートを聴いていないのでゴメンなさいです)
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教会の入り口にある案内板です。この教会は毎日13時30分から無料のコンサートがあることでも有名です。私達も明日はこの時間に合わせて街歩きを計画していました。
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翌日13時頃には教会の中に入り写真などを撮って、コンサートを待つことにしました。私達以外の観光客も続々と集まって来ました。
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ペーター教会はウィーン1区の歩行者天国グラーベン通りの少し奥に位置するローマ・カトリック教会で今回宿泊のアパートメントからも直ぐでしたので朝に夕に何度もその前を通りました。
創設は4世紀後半と言われ、ウィーンで最も古い教会の一つだそうです。現在の建物は1701年から1733年に建設され、設計はベルヴェデーレ宮殿も手がけた建築家ルーカス・フォン・ヒルデブラントによるものです。ウィーンでは初のバロック様式のドーム建築だそうですが、やはりカトリックの教会だけあって内装も豪華絢爛です。
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高い天井のドーム最高部位には鳩が絵がかれていました。
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パイプオルガンも豪華で、今日はこのオルガンの音色が聞けるのかと嬉しくなります。無料でやっているのは特に有り難いです。
・・・しかし時間近くになるとどうもコンサートの様子が違う気になりました。私達のような観光客もそわそわとしています。次第に正装した紳士淑女の皆様方が集まって来て、秘密結社の集まりのようになって来ました。私達もここにいて良いのかと思いながら席を立たずに観ていると、司祭が何やら話して式典が始まりました・・・いくつか写真を撮りましたが・・厳粛な雰囲気なので1枚だけ紹介致します。
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はっきりはしませんが、長年軍にいた方の名誉ある式典のようでした。1時間ぐらい続きましたが終わるまで観て教会を後にしました。コンサートを聴くことは出来ませんでしたが、ある意味このような式典を観ることが出来たのはラッキーだったのかも知れません。こんなことも旅の楽しみなのです😃

2024年8月16日 (金)

今週の生け花(令和6年8月第3週)

今日から沖縄はお盆になります。今日はいつもより検査なども少なく帰宅しようと思ったら生け花を紹介するのを忘れて慌ててしまいました。ご先祖さんも相変わらずの私のことを笑っているかも知れません😃・・・と言うことで一旦部屋から出たのですがもう一度戻って来て写真をアップ致します😅 今日はお盆ですので早めの帰宅です。

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<花材:雲竜柳、ストレリチア、トルコキキョウ、スプレーカーネーション、ブラック・ハイビスカス>

2024年8月14日 (水)

アニサキスの食中毒

今日の食中毒について話をしました。十数年ラジオ放送をやっていると何度も話したテーマですので、今回は発生頻度としては高いアニサキスの食中毒について初めてですので解説したいと思います。

 

アニサキスによる食中毒は、魚介類の生食が一般的な日本で特に問題となる寄生虫感染症です。以下に、日本での発生数、原因、症状、治療、予防についてまとめます。

1. 日本での発生数

日本ではアニサキス食中毒の発生件数が年々増加しています。線虫による食中毒となる感染のために、集団食中毒となることはないのですが、現在日本での食中毒の発生件数だけでみると、50%以上がアニサキスが原因となっています😲

特に刺身や寿司などの生魚を食べる文化が根付いているため、2010年代以降、年間数千件の報告がされています。近年では、観光客や訪日外国人の間でも問題視されることが増えています。

2.アニサキスの自然界での循環

アニサキスが線虫と呼ばれる寄生虫で、海の中で生活しています。私達がアニサキスが感染した魚介類を生で食べて感染するケースが殆どとなります。

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3. 原因

アニサキス症は、アニサキスという寄生虫の幼虫を含む魚介類を生または加熱不十分な状態で摂取することによって引き起こされます。アニサキスの宿主となる魚介類には、サバ、イワシ、サケ、タラ、スルメイカなどが含まれます。アニサキスの幼虫は魚介類の内臓に寄生していますが、漁獲後(死後)は内臓から筋肉部分(食用部分)に移動することがあります。

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4. 症状

アニサキスによる症状は、摂取後数時間から数日以内に現れます。主な症状には以下が含まれます:

・急性胃痛: 胃に到達した幼虫が胃壁に侵入しようとするため、強い腹痛が生じることがあります☞これが1番の症状です。本来なら人間に食べられることもなく自然界で循環していたと思うのですが、魚介類の刺身として一緒に人間に食べられると消化管(特に最初は胃)に入ります。 胃酸などの環境ではアニサキスはもだえ苦しみ、そのために人間の胃や腸の壁の中に頭から潜り込もうとします。そのために胃や腸に激痛を感じてしまうのです。 アニサキスもこんなはずじゃなかった(?)と思うのですが、私達人間も、美味しい刺身を食べただけなのにこんなはずじゃなかったと思うのです😂

・嘔吐、悪心: 幼虫が胃壁に侵入する過程で、嘔吐や悪心が引き起こされることがあります。

・アレルギー反応: アニサキスの体内成分に対するアレルギー反応として、蕁麻疹や呼吸困難が生じることがあります。

5. 治療

アニサキス症の治療は、主に症状に対する対症療法です。胃痛や嘔吐が強い場合、病院で内視鏡を用いて幼虫を取り除くことが行われます。

当院でも年間数人の方をアニサキスで検査治療しています。 内視鏡で観ると胃の壁に頭を数㎜突っ込んだ糸状の線虫を確認出来ます。内視鏡鉗子を挿入してそっと引き抜いて治療終了です。

アレルギーなどに対しては一般的な薬物治療としては、抗ヒスタミン薬やステロイドが用いられることがありますが、幼虫が体内に残存しない限り症状は自然に治癒することが多いです。

6. 予防

アニサキス症の予防には以下の対策が有効です:

  • 魚介類の冷凍: アニサキス幼虫は-20℃で24時間以上冷凍することで死滅します。家庭用冷凍庫での冷凍も有効ですが、厚生労働省は-20℃で48時間以上の冷凍を推奨しています。
  • 加熱調理: アニサキス幼虫は60℃で1分間の加熱で死滅するため、魚介類を十分に加熱することが重要です。
  • 生食の注意: 生魚を食べる場合は、新鮮で信頼できる店舗から購入し、適切に処理されたものを選ぶことが大切です。また、内臓はすぐに除去し、魚体の管理を徹底することが予防に繋がります。自分で釣りをする場合には、釣り上げたら直ぐに内臓を処理して冷凍保存しましょう。

アニサキス食中毒のリスクは、適切な知識と対策によって大幅に減少させることができます。安全な魚介類の消費を心がけ、食中毒のリスクを最小限に抑えることが重要です。 

*自宅などで購入した刺身を食べる場合には、再度切り分けたりしながら、アニサキスがいないかどうか目視で確認するのも予防になります。流石に外食の場合にはそうは行きませんのでお店と運を信じるしかありません😅*

 

追加時々民間で聞かれるようなわさび、醤油、酢を使えば大丈夫」は間違っていますよく噛めば大丈夫?・・・これもまず駄目です。たまたまアニサキスを綺麗に噛みきることが出来ればですが? 普通は刺身をこのように食べませんヨネ😅

2024年8月11日 (日)

ウィーン王宮と付属図書館(オーストリア国立図書館プルンクザール)及び霊廟


今回のブログではウィーン王宮とこの旅行で行きたかった王宮内の付属図書館、そして歴代のハウスブルック家の霊廟を紹介したいと思います。

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<ウィーン王宮>

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王宮の正面は現在工事中で正面かは綺麗に撮れませんでした。
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40年近く前に初めて訪れたウィーンで石の文化に圧倒されたものでした。日本の木の文化も繊細で美しいのですが、石で建築された建物は何百年経っても変化がありません。巨大で天井も高いのです😃
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姿形は違えど2対の彫刻でイメージするのは、日本では「風神と雷神」の像になるのかも知れません。いずれも迫力のある姿です。
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<オーストリア国立図書館プルンクザール>
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今回初めて王宮内の附属図書館を予約して見学しました。オーストリア国立図書館プルンクザールは少し分かりづらいのですが、ホーフブルク王宮のミヒャエル門からアルベルティーナ広場へと向かう右手、ヨーゼフ広場に位置しています。
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ヨーロッパ諸国を旅行すると美しい図書館に出会えます。それだけ書物は大切だったと思いますし文化の象徴だったのかも知れません。ハプスブルク皇帝が暮らしたホーフブルク王宮の中に「オーストリア国立図書館プルンクザール」があります。1723年に皇帝カール6世(マリア・テレジアの父)の命によって建設された壮麗な図書館です。
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歴史的価値の高い手稿や稀覯本を含む20万冊以上の蔵書が18メートルに達する天井ギリギリまで陳列されている光景は、圧巻の一言です。実際に係りの方が梯子に登って図書を整理(チェック?)していました。かなりの高さがあるので当時も取り出すのも大変だったかも知れません。
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宮廷建築の巨匠フィッシャー・フォン・エルラッハ父子によるバロック建築の傑作であると言われています。
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中央には英雄姿のカール6世の彫像が鎮座しています。カール6世を知らなくても、長女のマリア・テレジアは多くの方が知っていると思います。オーストリアでは1700年代に法律で国王に男子がいない場合には女子が王位継承をすることが明記されていました。どこかの国と違い早々と制定されています。
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内容は分かりませんが、日本の葛飾北斎の浮世絵の表紙の本がケースの中で展示されていました。きっと貴重な本なのでしょうね。
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天井にはダニエル・グランによる華麗なフレスコ画が描かれています。
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今回訪ねることが出来て良かったです(これまで日程が合わずに見ることが出来ませんでした😂)。大規模で圧巻の美しい図書館でした(小さいながらメルク修道院の図書館も美しかったですメルク修道院)。なお似たような名前ですのが、新王宮にあるオーストリア国立図書館は、現在も利用されている公立図書館ですので、間違えないようにご注意ください。 

<カプツィーナー納骨堂(KapuzinergruftWiena)>
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今回の旅行を調べる中でカプツィーナー納骨堂(KapuzinergruftWiena)がありました。これまでの記憶になかった場所でした。あまり目立つような建物ではなくて通り過ぎていたのかも知れません。

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上の写真の旗がある場所のプレートを拡大した写真です。このプレートがあるのは「ウィーン市が歴史的建物であるという認定」ということだそうです。カプツィーナー霊廟は、1618年から1633年にかけて建設されたようです。
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比較的小さな教会で、一人の女性が座っているだけで期待したより小さいと感じる大きさでした。
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1階の教会の中は自由に入れますが、地下の霊廟へは料金がかかります(8.5€?)。実際に入って観て感想ではここに来たら料金を払っても入った方が良いと思います。 私の方は次の時間が迫っていましたのでゆっくり出来なかったのが残念なほどすごい納骨堂です。駆け足で写真だけ撮って移動でしたので勿体無い気がしました。上の写真のように教会内は観光客はいなくて静かだったのですが、ここは結構人が多くて写真撮影に困るほどでした(団体客?)。
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装飾が施された霊廟の前では特に観光客が写真撮影されていて、その合間から写真を撮りました。これはあの有名な女帝マリア・テレジアとその夫シュテファンの棺となります。装飾てんこ盛りの棺となっています。
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皇帝フランツ・ヨーゼフと日本でも人気の高い皇妃エリーザベト、そしてルドルフ皇太子の棺が並でいるのがありました。時間をかけて誰の棺かを確認してから回ってみたい場所でした。 歴史が好きな人にとってはウィーンの穴場的な教会(霊廟)かも知れません。

2024年8月 9日 (金)

今週の生け花(令和6年8月第2週)

8月に入る前後から例年より暑い日が続いて、熱中症で運ばれる患者数も増えています。また沖縄県では感染のピークは過ぎましたが新型コロナウイルス感染症の増加で医療機関は逼迫していました。これから本土の方で感染のピークが来ると予想しています。
昨日の宮崎県を中心とする地震には被害も大きくビックリした思います。これに関連して気象庁は初めて「巨大地震注意」を発表し、九州だけでなく四国や本州各地も緊張したことと思っています。南海トラフ地震は時間ははっきりしないもこの2~30年で起きると予想されています。もしも大きな津波が来たら日本の大動脈が分断破壊されてしまい、経済的にも厳しい状況が予想されます。予想される事態に対して首都機能の分散化や企業の生産拠点の分散化もまだ進んでない気がしています。政治も危機意識がないように思えてしまうのです。
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大きな心配をしても何もやれませんので、まずは個人個人で地震が起きた時の避難場所や水や食料の備蓄、あるいはスマホなどの電源の確保などをチェックする必要があると考えます。 心配な時には生け花で落ち着かせましょう😊
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今週の生け花は色の対比が絶妙です。クルクマはピンク色が多いのですが、今週はハイビスカスと被らないように鮮やかな白を使っています。その二種類を際立たせてくれているのがこれも珍しいブラック・ハイビスカスの葉となっています。
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今日は79回目の長崎原爆の日でもありました。人間がもう少し知的であって欲しいと願う1日です。
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<花材:ブラック・ハイビスカス、百合、クルクア>

2024年8月 7日 (水)

夏場は注意のカンピロバクター食中毒

近年、わが国における細菌性食中毒としては、カンピロバクター食中毒が発生件数が増加し、年間300件、患者数2000人程度で推移しています(これは厚生労働省が把握している数であって実際は何倍も多いかもしれません)。(厚生労働省の統計によると令和5年の日本全体での食中毒件数は1021で患者数は11803名となり、死亡は4名となっています。ノロウイルス、カンピロバクター、ウエルシュ菌が上位を占めています。件数の多さでは刺身などの魚類で感染するアニサキスが1番多く注意が必要です。)

これからの夏場の細菌性食中毒の三大起因菌として、カンピロバクタ、サルモネラ、腸炎ビブリオが有名ですが、近年カンピロバクター食中毒が増加傾向にあります。 主に肉類(鶏、牛など)の調理不十分で起こる場合がおおく、屋外などでも飲食店やキャンプなどでも提供されているために、肉類を介して食中毒が起こる機会が増えたのではないかといわれています。平成5年の統計でカンピロバクター食中毒は前年から大幅に増加(26件増、1,267人増)したのですが、これは2023年8月に石川県で発生した飲食店の事例(原因食品は「湧水を使用した食事」)において患者の数が1件で892人発症したのが原因と考えます。

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そもそもカンピロバクター菌は普通に動物達が持っている菌で、特別な菌ではありません。ニワトリや牛などの家きんや家畜はもちろんののこと、ベット、野鳥などの野生生物など多くの動物が保菌しています。

これを書くと皆恐れてしまうかもしれませんが、厚生労働省の研究によると、鶏肉(通常の食肉用として流通している状態)がどれぐらいカンピロバクターに汚染されているかと調べた調査があります。 鶏レバーで66%、砂肝67%、鶏肉40〜100%という結果でした。

さて皆様方はこれを聞くともう食べられないと思っているかも知れませんが、何も心配することはありません。

カンピロバクターは熱に弱いのです。ですから食べるときに中心部まで火を通しすと死滅します。75度で1分あれば死滅します。 普通に火を通しさえすれば完全に死滅します。心配しないでいいのです。

食肉を扱う時の基本中の基本ですが、生肉をとったりするお箸を食べるお箸は分けること、肉を切った庖丁などで,サラダなどを野菜を切って使わないことなど・・・肉類は感染しているかもと考えて処置すれば大丈夫です。

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屋外で折角のキャンプなどで楽しんだあと、1〜7日(カンピロバクター食中毒は潜伏期間が長いのも特徴です)して下痢、腹痛、嘔吐などが来たら、折角の楽しみもおじゃんになりますので、気をつけて楽しんで下さいね。

2024年8月 4日 (日)

ウィーン最高の宿泊地(Pension Sacher)とシュテファン大聖堂

2023年のオーストリア旅行の最後となるウィーン観光です。私が初めて出かけたヨーロッパがウィーンでした。その時の衝撃が今でも私をヨーロッパへと向かわせているのかも知れません(→華の都ウィーン)。その後ウィーンへは4回ほど立ち寄ったことがありました。 毎回この整然とした美しい街には感動します。 世界は美しい場所や見るべき場所が沢山ありますのでここが1番と言える場所は私にはありません。しかし少なくともウィーンは訪ねた方が良い場所に絶対上げる場所だと思っています。

 

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初めて出かけたザルツブルグで音楽祭も楽しんだ後に早朝にウィーンへと移動しました。
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ザルツブルグからリンツ(オーストリア第二の都市)を経由してウィーンに向かいますが途中途中は長閑な田園風景が広がります。
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上にGoogle地図でウィーン中心地を示します。有名どころが全部歩いて回れる距離にあります。
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ウィーンで最も有名なのがこのステファン大聖堂だと思います。今回は個人旅行ですのでこの旅行が決まった時点で、大まかなルートと宿泊場所の選定になります。1番重要視するのが立地場所で、旅行中は寸暇を惜しんで朝から夜まで歩き回るための必須条件となります。
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ウィーンの宿泊先を色々と調べる中でPension Sacher - Apartments am Stephansplatzが見つかりました。昔訪ねた時にはなかった施設だと思います。こちらの部屋からの眺めが最高なのです。それにこの一等地にしてはリーゾナブルな値段ですぐに予約を入れました。 宿泊して後で分かったことですが、この部屋のオーナーさんの関係者で日本人の方がいらっしゃいます。部屋に置いてあったリーフレットも日本語で書かれています。これからウィーン観光をお考えの方はお薦めです。

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シュテファン大聖堂の斜めに出来たガラス張りのDo&Co Hotel viennaです。こちらからの眺めも良いと思いますが、ステファン大聖堂が見える部屋は結構な値段だと思います。私が初めてウィーンを訪ねた1986年にはなかった建物です。建築界のノーベル賞とも称されるプリツカー賞を受賞した建築家Hans Hollein氏による、ガラスとスチールを組み合わせたポストモダンなホテルとのことです。2回目か3回目の旅行の時だったお思いますが、初めてこの建物を見た時にはモダンすぎてシュテファン大聖堂の広場の一角には合わない気がしました。今ではこのガラス面から映るシュテファン大聖堂の姿も好きになりました😅 5つ星のホテルで最上階のスィートルームからの眺めは見事だそうです。興味ある方はこちらも検索してはいかがでしょうか😆

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さて、話を戻して、私がPension Sacherを選んだ理由がここらの眺めとなります。シュテファン大聖堂に面した大きな窓を持つ2部屋があります。リビングルームとベットルームです。
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私が憧れた眺めです。4回目のウィーンでシュテファン大聖堂を1日中眺められる部屋となっています。
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これまで下から見上げるシュテファン大聖堂を同じ高さから見ることが出来ました。正面に先ほどのDo&Co Hotel viennaも見えます。
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ここは昔からの建物をリノベーションして宿泊施設に変えたと思います。部屋の中も綺麗ですし調度品も整っています。私は2泊ですが洗濯機なども備え付けられていて長期滞在も良いと思います。
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夜の眺めです。何もいうことはございません😘・・・ただただ美しいです。階下は10時ごろまでは結構騒がしいのですがそれ以降は観光客も少なくなり静かです。窓のサッシもしっかりしていますので閉めればほとんど気になることはありませんでした。
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23時ごろのシュテファン大聖堂です。結構タクシーは並んでいました。
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夜明けのシュテファン大聖堂です。人通りはなくて静かな広場です。
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日中はあれほど人混みでいっぱいなこの大聖堂も朝早くは静かでした。このような静かな時間帯で観て回れるのも宿泊地選択の重要点だと感じます。
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私たちも含めてこの大きな大聖堂で数名しかいませんでした。これから1日が始まる前の静寂さが好きです。
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夢のような滞在時間でした。またいつの日か宿泊したい場所が見つかりました😆

2024年8月 2日 (金)

今週の生け花(令和6年8月第1週)

今年もとうとう8月に入りました。今年の夏は特に暑くて大変だと感じます。 またパリ・オリンピックが開催され、日本人選手の活躍も相まって連日寝不足の方も多くいらっしゃるのかもしれません。熱心に応戦しているとアドレナリン全開で眠さも忘れてついつい夜中まで覚醒してしまい・・・その反動で昼間に眠気が来なければ良いのですが😅

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2階のいつもの小さなスペースに生け花が飾られていました。ここにはオリンピックの喧騒は聞こえず、静寂な空間が広がっています。
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真夏ですが、菊や栗などを観ると次には秋が来るのだと考えてしまいます。 私も年齢を重ねて1年が速くなりました😂
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最近は仕事に追われて時間的余裕がなくなってしまいましたが、このお花達のように8月を穏やかに過ごしたいものです💖
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<花材:栗、鶏頭、クルクマ、小菊>

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