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2023年12月

2023年12月31日 (日)

グラーツ観光No7(グラーツの夜景)

2023年も今日で終わりですね。この1年間ブログを通して知りあえた皆様方に感謝申しあげます。来年も皆様方にとって健康で幸多い年になりますようにお祈り致します💝

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

初めてのオーストリア・グラーツの旅ですが、世界遺産の街だけあって綺麗に整理された美しい街でした。学生や研究者が多い都市だけあって新しいものも積極的に取り入れる住民が多いと感じました。

ヨーロッパの美しい街並みは夜景も美しいです。昼間とは違うライトアップされて街並みは幻想的で街歩きにぴったりです。もちろん旅行者として治安面を考慮して、ホテルの場所を選びをする必要がありますし、事前にどのルートを歩いた方がいいかも情報を入れた方が良いと思っています。

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まずは宿泊ホテルの窓から眺めた夜景です。
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ホテルから歩いて、川を渡し市庁舎広場へと向かって行きます。
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トラムが走る道を進んで右に回るとグラーツの中心部となります。グラーツのメイン通りのHerreng通りへと向かいます。
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グラーツ市庁舎もライトアップされて美しいです。市庁舎前の広場はハウプト広場と呼ばれていて街の中心となっています。周囲は多くの市民が談笑したりしていました。
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この広場の中央に置かれた銅像は「アルプスの王」とか「シュタイヤーのプリンス」として市民から敬愛されたヨハン大公(全名はヨハン・バプティスト・ヨーゼフ・ファビアン・ゼバスティアン(Johann Baptist Joseph Fabian Sebastian)と凄く長いです)の銅像です。彼は皇位継承権を放棄し平民のバレリーナのアンナと結婚したために多くの市民から敬愛されているとのことでした。私は詳しくはありませんがオーストリア民謡にも「ヨハン大公のヨーデル」という有名な曲があるそうですよ。興味のある方はYou-tubeで検索してみて下さいね。
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折り返してムール川を戻り、クンストハウスの前を通りました。
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外観は1つ1つが946枚のアクリル板を組み合わせた様になっていています。それぞれに蛍光管が配置されていて、コンピューター制御により様々なグラフィックを描き出せるようになっています。 今回はあまり動きはなかったです😢
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昼間と違い母救済教会Mariahilfkircheもライトアップされて綺麗ですし、近くのカフェでは飲食している方を多く見かけました。ここでのんびりコーヒーでも飲んでみたいものです。
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「ムーアに浮かぶ貝」という名のムーアインゼルです。長さ約50メートル、幅約20メートル。両橋の間にはカフェやシアターなどの人工の中洲のような構造となっています。2本の桟橋によって川の両岸とつながっています
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昼間よりも夜の方が幻想的で美しいです。昼間はムーア河の水の色も余り美しくなかったので夜の方がいいです。
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グラーツの小高いシュロスベルク(城山)には、正面のジグザクの階段を登ることもできます。ここもライトアップされていて綺麗です。
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私たちは昼間にリフトで一度登ったのですが、夜も昇ることを想定して少し割高ですが24時間チケットを購入しておりました。そのため24時間以内なら何度も乗り降りが可能でした。
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小高い城山からグラーツの街並みを見下ろせます。ライトアップで市庁舎が輝いています。
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昼間もみたグラーツで有名な時計塔です。ここでのんびり過ごそうと考えていたのですが、急に右方向から雷の音が近づいて来ました。昼間は雲1つない晴天でしたが、大地が暖められ急速に上昇気流が生まれたのでしょうか? みるみるうちに雷雲が近づいてきました。
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もう少し夜景を眺めていたかったのですが、雷雲が近づいて来たので、急いで歩いて降りて来ました。
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更にホテルに近づくなかで、雨がポツポツと降って来ました。昼間から夕方までは日焼けするほどの晴れの天気でしたので、20時頃には急に雷雲になったのはビックリでした。まだこの時点ではムーア川の橋の麓では若者達を中心に飲んで踊っていました。
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夜の9時頃には雨も降り出し、雷が街の中心でも光ったいました。内陸部で日中天気が良かったので急劇な上昇気流でこのようなことも起こるのでしょうね。翌日は何もなかったかのように晴天でした。
夜の歩きも治安が良ければ楽しめます。ヨーロッパの美しい街に来ると寝るのが惜しい程です💝・・・今年1年ありがとうございました🙏🙇

2023年12月27日 (水)

グラーツ観光No7(グラーツのユニークな建物)

(今日のFM放送は今年最後の放送となり、今年1年の内外の出来事を振り返る特集としました。医療ネタがありませんので旅行記を記載致します)

グラーツを散策しているとユニークな建物が見ることが出来ました。グラーツは大学が多く、若者が多く受け入れる素地があるのかも知れません。

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ユネスコの世界文化遺産に指定されている由緒ある古い都市ですが、古いだけでなく突然街並みに新しい奇抜な建物を観ることも多くありした。
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宿泊ホテルのすぐ近くにあるクンストハウスもユーニークで宇宙船のような光沢を放つ建物でした(→グラーツNo1)。
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城山から天井部分を見ると海虫のような突起物に被われています。
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市内を流れるムーア川にかけられた金属製の遊歩道と中央にはカフェや花屋さんなどもある施設となっています(ムーアインゼル(→グラーツNo1)。
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グラーツのオペラハウスの横には鉄筋で出来た女神像が建っています。新旧が入り乱れた感じがします(→グラーツNo3)。
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街中を歩いているとこのような建物が見えて来ました。 先日解体された、黒川紀章さんが造った中銀カプセルタワービルを思い出してしまいました。中はどのようになっているのでしょうか・・興味がありますね😃

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このような一部分がマッチ棒で支えられたような建物もありました。後で調べたら住所はGrenadiergasse 12-14 8020 Grazで「Greenbox」と呼んでいるようです。はっきりしませんが一部学生寮として使われているようです(わかりません🙏)

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(名前をどう読んで良いか分かりませんが)オーストリア携帯電話大手のA1のビルディングです。写真では余りよく映っていませんが。全面ガラス張りの建物で観る角度や太陽の光具合でだいぶ変わりました。これもユニークな建物です。
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こちらも街歩き途中で見かけた教会です。建物自体は普通の教会ですが、最初にビックリしたのが白壁に書かれてた文字が余りに目立ってしまい、教会らしからぬ雰囲気でした。中は入っていませんが・・・。
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街を歩くとその都市の特徴も見えてきます。グラーツは新旧が混在しながらも住みやすそうな街に感じました。

2023年12月24日 (日)

グラーツ観光No6(バジリカ マリアトロスト : Mariatrost Basilicaほか)

今回の旅行で最後のもう1つ訪ねたかったのがグラーツ市街から少し離れたバジリカ マリアトロスト 教会 Mariatrost Basilicaがありました。時間の関係上、前回の世界遺産のエッゲンベルク城も時間通り切り上げて向かうことにしました。

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私の年齢から逆算すると、ウィーンには立ち寄ることもあると思いましたが、グラーツにはもう二度と行くことはないと考えています。そのため可能なだけ色々と観て廻りたいと考えて郊外にも出かけることにしました。ネットで調べると外観も内装も美しい教会のようでした。
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中央駅からはトラムに乗って50分程度で到着しました。ここが最終地点で線路がここからUターンして降りた所の反対側が始発の乗り場となっていました。

この教会はオーストリアのシュタイアーマルク州の最も有名な巡礼遺跡の1つだそうです。グラーツの北東にあるパーベルグの丘(469 m)の頂上にあり、遠くからも見える2つの正面の塔(61 m)とドームが教会の特徴となってる綺麗な教会です。

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トラムから降りると、直ぐに教会が見えましたので、そこに向かうと直ぐに、グラーツのトラムミュージアムがあるようです(私たちは時間がないので素通りです😅)。
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なだらかな坂を登ると、教会に向かう階段が見えてきました。この階段を昇って教会まで行くことも出来るし、なだらかな坂道を回り込んで行くことも可能のようです(と言うのは私たちの前を歩いていたご夫婦が後で教会の前で再会することになったので、真っ直ぐに坂道を歩いて行っても教会に着いたと思った次第です)。ちなみに階段は214段あります。私は写真撮影に夢中でしたが相棒が何故か数えながら歩いていたようです😃
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教会の階段を登ると途中に可愛らしい彫刻もありました。近代的な天使像です。
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結構長い階段を登って教会の前に出ました。 「Mariatrost Basilica」と書いてありますが、ネット検索では日本語でバジリカ マリアトロスト教会と書いてあるのもありますし、マリアトロスト教会と書いてあるのもあります。「バジリカ」がついいる教会をヨーロッパで観たことがありました・・・ですから同じ教義の教会群だとうと思っていたのですが・・
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バジリカについて調べてみると、ラテン語の“basilica”の語源は、「王」の意味を持つギリシア語の“basileys”からきていると考えられるようです。古代ローマ帝国でバジリカとは、法廷や商業取引などが行われるたくさんの人が集まる公共の建物のことでした。このバジリカと同じ平面と構造の様式が教会建築にも使われるようになって、長方形の平面の大きい教会堂も、バジリカと呼ぶようになったとのことです。この様式で建てられた聖堂を、バジリカ式聖堂といいます。となると信者には怒られそうですが・・ホテルのチェーン店ではなくて、建築様式から転用された名前のようなのです。上の教会の前の看板にあるように「Mariatrost Basilica Graz」と書いてありますので、日本語にあえて直すと「グラーツのバジリカ マリアトロストまたはグラーツのマリアトロスト教会」で良いのかも知れません。まあ私に取っては教会で良いのですが・・・😅 

それと以前は外観は白と黄色だったようですが、最近塗り替えられたようで、黄色よりもオレンジに近い色になっています。白とオレンジの部分も変わっていました。今の方が私は好きです・・・


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1700年頃造られてようですが、内装が豪華絢爛です。信者を惹きつけるにはこれぐらい綺麗で荘厳でなかればならなかったのかも知れません😸 形からするとバロック様式の教会となっています。
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正面の祭壇にはこの教会の由来となるマリア像が金色に光輝いています。取り囲む天使達も気品溢れています。後になってしまいましたが、この教会は1714年聖パウロ修道会の要請により建てられた、巡礼教会で、この教会の中心的存在は、マリア像で、マリアの奇跡の行いは広く語り継がれ、すでに17世紀から、数多くの巡礼者を惹きつけてきましたと市内の観光パンフレットには記載されていました。Mariatrost(マリア=マリア様、トロスト=ドイツ語の慰めから来ているのかな?)なのでマリア信仰の教会なのでしょうか?

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この教会の魅力は建物にもありますが、そこに埋め尽くされたフレスコ画や祭壇や彫刻が見事なことでした。
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入り口の上にあるパイプオルガンの装飾も美しいです。一度は教会内でオルガンの演奏を聴いてみたいと感じてしまう空間です。
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ドームの頂点の鳩からマリア様に向けて光が差し込んでいます。見飽きない程の美しい天井が続きます。
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内部から入り口に向かう左側には、このようなプレートが並んでいました。亡くなった方の名前や思いを綴っているのもありました。
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普段は行わないのですが、教会の美しさに感動しましたので、奥にある祭壇にローソクを灯して、旅の安全と世界の平和を祈りました。本当の神様なら、どんな宗教の方(私も)受け入れてくれると思いながら祈りました。
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次第に夕方に近づき日光も気になりませんでした。もと来た階段をトラム乗り場に向かい降りて行きます。緑に囲まれた丘の上に建つ教会でした。
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トラムに乗り市内へと戻ります。綺麗なトラムで、日中で日焼けしましたので西日を避けながら乗りました(笑)。
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グラーツの中心部に戻る頃にはだいぶ暗くなり夜景の綺麗な時間帯になって来ました。
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夕食はグラーツの地元料理で人気な Die Herzelに20時に予約を入れていましたので、そこに向かいました。ネットでの5段階評価では4.3でした。1番人気のチキンの唐揚げと薄くスライスしたトンカツ(シュニッツェル;Schnitzel) を注文。両方ともかなりおすすめです。食べ慣れたケンタッキーとは全然比べものにならない、体にもやさしそうな優しい味でした。
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2023年12月22日 (金)

今週の生け花(令和5年12月第4週)

今週も忙しくてお花の写真だけの紹介となります。今日は4年ぶりのクリスマスコンサートを病院の7階職員食堂にて行う予定です。頑張って来ま〜す😃  この模様は12月25日のPM6~8時までFMレキオとFM21から放送予定です。

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<花材:着色ツツジ、ヒペリカム、ガーベラ、ブルーアイスポテンセチア(造花)>

2023年12月17日 (日)

グラーツNo5 世界遺産:エッゲンベルク城(Schloss Eggenberg)

グラーツはオーストリア第二の都市ですが、規模は比較的小さな街です。その中の旧市街地(歴史地区)は1999年に世界文化遺産に登録されています。その後、旧市街地から少し離れたエッゲンベルク城が単独ではなく、グラーツ歴史地区の追加される形で2010年に世界遺産の追加された経緯となっています・・・こんがらかってしまいそうですので、歴史背景をまとめてみます。

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現在のグラーツの歴史は10世紀に始まり、15世紀にハプスブルク家出身の神聖ローマ皇帝であったフリードリヒ3世がここに王宮を作り首都としました。この時期に前回紹介したグラーツ大聖堂が築かれ街の形が整ってきました。(*神聖ローマ帝国は9〜10世紀頃に、現在のドイツ・オーストリア・チェコ・イタリア北部・フランス東部に及ぶ他民族国家でローマ教皇に支持された国家という意味で名前がついています。イタリアのローマを中心にした国家ではありません。1806年にフランスのナポレオンによって解体されるまで続きます*)

15〜17世紀までグラーツは帝国の中心として文化・芸術の街として発展します。その歴史的建造物が残っていることもあり、1999年に境遺産となっています。

ではエッゲンベルク城はとなると・・・・

エッゲンベルク城(Schloss Eggenberg)は、神聖ローマ皇帝フェルディナント2世の重臣だったハンス・ウルリッヒ・フォン・エッゲンベルク公によって、1625年から1635年にかけて建てられた宮殿となっています。 
城の構造は大宇宙がテーマとなっており、例えば窓の数や尖塔の数、部屋の数や内装などあらゆるところに天文学、地理学的な意味が持たされているそうです。
また、城内には「日本の間」という日本をテーマにした広間があり、その壁に貴重な豊臣期の大阪城を描いた屏風が飾られていた事が2006年に判明し、それを機に大阪城と友好城郭の協定を結んでいる(この屏風が日本の物であることが分かる以前はインドの間とか呼ばれていたようです。
2010年には「グラーツの市街-歴史地区とエッゲンベルク城」として世界文化遺産に拡張登録された。

エッゲンベルク城には、この他にもアルテ・ギャラリー、コインコレクション、考古学博物館、色鮮やかな惑星庭園、シュロスパークなど市民の憩いの場所など広大な敷地がありますので、単独でも世界遺産となったのではと思える程でした。

エッゲンベルク城は2010年にユネスコ世界文化遺産に登録されていますが、現在はシュタイヤマルク州立博物館ユニバーサル・ヨアネウムが管理しています。

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場所はグラーツ大聖堂がある旧市街からグラーツ中央駅を中間地点として同じぐらいの距離の反対側にあります。トラムなどで比較的近い距離にあります。降りた場所から少し歩くと入り口が見えてきます。入り口から入るだけで、広大な敷地であることが分かります🤩

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ほぼ正方形をした形の城の正面部分になります。広大な敷地は平坦な場所で、その中に城が築かれていますが、戦争を仮定した(防御のために造られた)城ではなさそうです。規模は大きいのですが貴族の館という雰囲気です。
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入り口の細かな彫刻も圧巻です。
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内部に入ると、4面がアーケード状の建物に囲まれた中庭になっています。
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中庭に面した一角に小さな礼拝堂のような場所がありました。その内部にはオーストリアの内陸国にはない無数の貝で装飾されていました。恐らく遠い南の海から持って来た貴重な貝を使っていたのだと想像しました。やはり莫大な財力を持っていたことが覗えます。

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入り口の横には案内があり、荷物置き場やトイレ、博物館のチケットを売るインフォメーションがありました。後で記載しますが、時間が合えばガイド付きのツアーで申し込みたかったのですが時間が合わず、カイドさん無しで廻れる常設展を見学することになりました😂
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世界的な有名な画家の作品も多数展示されていて、公的な大きな美術館といった様相です(この部分は写真撮影OKです)
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実はこのエッゲンベルグ城が日本人にとっても重要な資料が近年発見されていて、これを見た方が良いと思いのですが・・・・入口で支払う入場料は庭と建物の外側や一部の美術作品は見ることが可能です。 しかしながら1番重要な日本の間や大阪城の屏風絵や大広間などはガイド付きの見学(別途料金が必要)でしか見ることができないとのことでした。ここまで来たらガイド付きのツアーに加わらないと勿体ないと思ったのですが、もう一つ見たい教会があったので、時間が合わずガイドツアーの時間まで待つことができなかったのです😂😂 普通に料金を出せば入れると思っていました・・・私の情報収集が甘かったです😂
グラーツ在住の方から私が見れなかったことに対して以下の写真をメールで頂きました。一応私のDreams=niraiを付けて公表してとのことでしたので、私が撮ったわけではありませんが、2枚の写真を公表いたします。

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宮殿のような大広間ですね。世界遺産のエッゲンベルグは多彩な顔をもつお城でした。
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下の2枚はオーストリア政府観光局公式サイトからです「https://www.austria.info/jp/where-to-go/cities/graz/osaka-folding-screen-in-eggenberg」
私はツアーで参加しませんので、この屏風を見ることはできませんが、他の方のブログなどを見ると、この屏風は「撮影禁止」だそうです。
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この城の蒐集品の中で平成18年(2006年)9月、豊臣秀吉が亡くなる前後の大坂城と城下町を描いた貴重な屏風絵「豊臣期大坂図屏風」が発見(確認?)されました。この「豊臣期大坂図屏風」の3年間にわたる共同研究を経て、平成21年(2009年)、大阪城とエッゲンベルグ城は友好城郭提携を結ぶことになったとのことです。現存作例の少ない、豊臣期の大坂城とその城下を描いた屏風であることが確認されましたことにより、当時の大阪城の状態がわかる大変貴重な資料となったとのことです。

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内部や美術館などを見学して、大きな庭を見学しながら出口に向かいます。
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あまり時間がありませんが、折角なので広大な庭を通りながら出口へと移動です。
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このような池もあり、鴨がのんびりと歩いたり水の中を泳いでいました。
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広大な敷地には、孔雀が飼われているそうですが、天気が良すぎたせいか見ることはできませんでした。
次へと続きます。

2023年12月16日 (土)

今年も子ども達から素敵なクリスマスプレゼントが届きました

今年も子ども達から素敵なクリスマスプレゼントが先ほど届きました。本当に嬉しい冬の便りです💝
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アトリエトトロは童画家でエッセイリストのたなかかおるさんが主催する子供から若者達のアトリエ教室です(鳥取県)。教室の様子はこちらからご覧頂けます→「かおるのスケッチブック」
 

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ブログを介してアトリエトトロと交流を持つことが出来ました。数年前からわざわざ遠い沖縄県の私達の病院にも子ども達の作品のプレゼントを届けてくれるようになりました。本当に感謝です🙇🙏
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私がブログでトトロの教室を覗くと、そこには子ども達の伸び伸びとした楽しい情景を目にすることが出来ます。それだけで何故かホッとする幸せを感じます。今の世の中は決して子ども達にとって住みやすい環境ではないことも気になっています。大人が大人でないために子ども達が子供らしく遊べない世の中になっている気がしていたのです。 しかしトトロの教室では子ども達が自主的に色々なことを行っています。 子ども達は見守って困った時に手助けするだけで才能を発揮出来ると思っています。 
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私は子ども達からこれ程多くの貴重な作品を頂いています。感謝しかありません。 それと同時に子ども達がまだ見たこともないおもろまち先生(私はそう呼ばれているようです)や、外来や入院している患者さんのことを想像して自分達でやれることを作品にして届けてくれる・・・そのことが実は子ども達がこれから豊かに成長できる下地を作っているのだと想像しているのです。
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かおる先生、そしてアトリエトトロの子ども達へ、本当にありがとうございました。人のために尽くせることをこれからも大事にして過ごして下さいね。サンタさんはあなた方の心の中でずっと伴走してくれるはずです。作品を送って頂き心より感謝致します💝

2023年12月15日 (金)

今週の生け花(令和5年12月第3週)

今週の生け花(令和5年12月第3週)を紹介致します。今週は時間が取れませんが、写真だけでもアップしています。生け花のように穏やかな時間を過ごしたいですね。

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<花材:雪柳、鶏頭、ポンポン菊、菊>

2023年12月13日 (水)

糖尿病治療薬で危惧した問題が出て来ました(ダイエット目的のGLP-1受容体作動薬)。

2019年に糖尿病治療薬のまとめをしながら、タイトルも「地球に優しくない糖尿病治療薬?」ど題して記載しました(主にSGLT2選択的阻害薬について記載しました) 。このタイトルは余り良い表現ではないと思いましたが、安易に使用する方が増えないかと考えていたので書いてみたのです。

しかし最近話題となっているのが糖尿病治療薬のGLP-1受容体作動薬がダイエット目的で使用されて、社会問題となっています。食事をとると小腸からインスリンの分泌を促進する働きをもつホルモンが分泌されます。これをインクレチンといい、GIP (グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド) とGLP-1 (グルカゴン様ペプチド-1) があります。2型糖尿病に対する治療薬として注目されるのがGLP-1です。

この薬を使用すると、インシュリンの分泌が促され血糖値が下がります。胃腸の動きも抑えられ、脳の食欲中枢にも作用して食欲が湧かなくなるのです。過食による糖尿病の治療薬としては理にかなっています。しかしながら副作用も当然あります。中には急性膵炎などの重篤な副作用もあります。

それと共に私が危惧するのが、いわゆる薬に頼る依存が出来上がってしまうのではないかということです。食事療法と運動療法などをあんなに努力しても達成出来なかったことが、薬を飲んだり注射したら直ぐに改善してダイエット出来た(綺麗になった?)となると精神的に手放せなるのではないかと考えてしまうのです。 

もう一点はこれは私の憶測ですが、インシュリンを促す薬ですので無駄にインシュリンを膵臓の細胞が出し続ければ、Ⅱ型糖尿病の発生と同じ様にやがて膵臓からのインシュリンが分泌できなくなるのではないか、そうなると将来的には実際の糖尿病にならないか心配なのです。

大変だとは思いますが、まずは食事療法と運動療法を毎日続けてダイエットに取り組んで欲しいと願いますし「痩せ=綺麗」ではないことも知って欲しいと願っています。

 

**以下は2019年のブログの内容です**

日本人の糖尿病患者さんは急激に増加し糖尿病を疑われる患者さんは900万人を越え、この50年間に35倍以上に増加しています。いまや40歳以上の3人に1人が糖尿病または糖尿病予備軍です。日本人の体質(インシュリン分泌の遺伝的背景)がこんなに急激に変われるわけはないのですから食生活・運動を含めた生活習慣の変化が糖尿病急増の原因なのです。

外科医の私に取っては糖尿病患者さんの外科治療も担当になることもありますが、基本的に手術後の薬を飲めない時間帯は注射によるインシュリンの治療が原則となっています。ただし上記のように今や多くの糖尿病患者さんを術後も診ることがあり、内科と連携しながら治療を行っています。

今回は、このブログを見ている一般の方には難しいと思いますが、私の錆びた頭の整理のために大まかな糖尿病治療薬一覧を書いてみました。

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糖尿病は糖分とインシュリンの関係ですので、糖尿病に対する治療薬は①インシュリン出させるように働きかける ②小腸から糖の吸収を抑えるか、肝臓での合成を抑える ③糖の分解を促進 ・・・この様なことが治療薬としては考えられていました・・・

ところが、私からすると何となく「ドーピングのよう?」な毛並みが違う薬が最後の「SGLT2選択的阻害薬」です😰(糖尿病を担当している先生からは怒られそうですが・・・)

本来、私達の体にはエネルギーとなる糖分が無駄に尿に流れないようにする仕組みが備わっています。その再吸収するメカニズムを抑えて、血液の中の糖分をオシッコに流してしまおうと言う薬となります。 食糧事情からすると地球に優しくない治療薬のようにも思えます(笑)。 当初は私の方も、もう食事の制限を放棄しても大丈夫となる厄介な薬だと思っていました。 食べても栄養分がオシッコに流れるのですから、糖尿病もよくなるし体重も減るわけです。この薬は体重も減るという画期的な薬でもあることより爆発的に売れている薬となっています。

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ただ否定的な部分だけでなく、体重が減ることでインシュリンの抵抗性が改善したり、腎機能や心機能にもいい影響があるのではないかなどのエビデンスも出てきています。合剤も造られて、更に世界中で使用頻度が高くなると考えています。

糖尿病治療薬としては画期的な薬ですが、地球に優しくない治療薬でもあるかも知れませんね。体のエネルギー(糖)を単にオシッコに流すだけなら食べなければと思うのですが、人間の食欲はなかなか抑えられないようです😠

2023年12月10日 (日)

グラーツ観光No4(聖心教会Herz Jesu Kircheと洗礼式の様子)

グラーツの中心地からトラムに乗って聖心教会(Herz Jesu Kirche)へと出かけました。海外では散策しながら綺麗な教会を見つけると出かけることにしています。昼食を終えてハウプト広場に戻り、そこからトラム3号線のKrenngasse行きに乗り、5つ目の停留所「Herz-Jesu-Kirche」で下りると高い尖塔が観ててきます。

Wikipediaによるとヘルツ・イエズス教会聖心教会:Herz Jesu Kirche) は、オーストリアのグラーツで最大の教会だとことです。建築家ゲオルグ・ハウバーリッサーによって細部に至るまで設計され、1881 年から 1887 年にかけて建設されたそうですので、思ったより新しい教会です。 ネオゴシック様式で設計された教会となっています。

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丸い大きなバラ窓に赤い壁と左右非対称ですが均衡が取れた高い尖った尖塔が美しいです。オーストリア国内でも3番目に大きく、尖塔の高さは109.6mもあるそうです。
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重厚なドアが閉まっていましたので、少し押して見ると開いているようで入る事にしました。
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入ると、祭壇の方で、何かの儀式が行われるようです。直ぐに賛美歌がなったり十数名の参加者と神父さんと助手の方や写真を撮る方もいました。なんと行われるのは「洗礼式」のようでした。これまで途中や終わった後の状況を観たことがありました。まさか最初から観ることになるとは・・・内心は困ったと思ったのですが、待っている間、音を立てずにビデオで録画しました。長くなりそうなら教会の内部見学は諦めようかと思ったのですが、大凡20分程度で終わりました。その後皆さん方が出て行ったので、奥に進み写真を撮ることが出来ました。
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周りの絵画や彫刻、シャンデリアも美しい教会です。
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天井画は施されていませんが、かなり高く広々とした教会です。
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入り口側を振り返ると大きなバラ窓とパイプオルガンがありました。この空間で音楽を聞いてみたいと思う素敵な教会でした。ガイドブックなどにはあまり載っていない教会でしたが綺麗な大きな教会でした。
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(洗礼式の模様)

信者ではありませんので、詳しいことは分かりませんが、Wikipedeaによると洗礼は「キリスト教の入信に際して行われるサクラメントの中心的な儀式で、水の中に沈める」と言う意味。儀式は、浸水または灌水や滴礼によって行われる。 カトリック教会、正教会、聖公会および大半のプロテスタントで「洗礼」と表記されるが、バプテスト教会では専ら「浸礼」または「バプテスマ」と表記される」と書いてありました。

これまで旅行の時に洗礼式をやっている所を見たことがあったのですが、今回ほぼ始まりから終わりまで見ることができました。

(幼児)洗礼式はBattesimo(バッテジモ)と呼ばれ、1歳ごろまでの赤ちゃんが教会で神父様からの洗礼を受けます。洗礼式では親が赤ちゃんの代わりにカトリックになる宣誓をしたり、神父様が聖水でお浄めをしたりします。これが済むと、赤ちゃんにも周りの人から「あなたもキリスト教徒の仲間入りね」とされるそうです・・・私なら勝手に決めないでと赤ちゃんながら思っていたかも😅
式の後は参列者を交えて皆でパーティを開き、ランチをみんなで楽しんだり、赤ちゃんへはギフトが配られたりと、昼から盛大に祝福をします。

なんとなく日本の伝統行事の子供が1歳の誕生日を迎える「初誕生」に似ている感じです(日本では宗教的な意味合いは少ないですね)。子供が何を取るのかという「選び取り」をするのは日本の伝統行事で、親やジジババが勝手にこの子にはこの才能があると思い込んで喜ぶ行事です😛。

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本当は綺麗な写真を撮ったのですが、許可を頂いていませんので、わざと遠方からのぼやけた写真を提示します😅

私達は中で子供の洗礼式が行われているのも知らずに、教会に入りました(ドアも開いていたので問題ないと思いますが・・・)流石にこれから式が始まる感じでしたので私達は入り口のドアの近くで静かに待機しました。音を立てないように観察しました。

祭壇の前で、両親と祖母が乳児を抱いて、神父さんの話や、両親の宣言(?)などの読み上げがあったり、音楽が鳴って皆で唄ったりしながら行われていました。細かいのは見えませんでしたが、子供の頭に水をかける様子もありました。ここでは全身をつけたりはしてないようでした(全身を浸したりする場合もあるようですが・・)。これをやることで「この子はキリスト教徒の仲間入り」が出来るとのことです。その後18歳の時に本当にキリスト教徒になるのかどうかを尋ねる儀式?もあるようです。

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両親や家族、またお姉ちゃん?などの小さな子供の民族衣装も可愛らしいかったです。

20分程度で式も滞りなく終わり、皆が連れだって正面の通路を出てきたので「おめでとう」と一応声をかけたら、嬉しそうに返してくれました。キリスト教徒に取っては特別な儀式なのでしょうね。

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教会の入り口で皆で写真を撮って、その後は食事会をするようで、これが一連の洗礼式の流れのようです。初めて最初から最後まで儀式を観れてよい経験になりました。お子様がすくすくと元気に育つことをお祈り致します。

2023年12月 8日 (金)

今週の生け花(令和5年12月第2週)

12月も第2週となりました。気温が乱高下しているで、体がついて行くのが大変だと感じる方も多いかも知れませんね。産業構造が変わる中で単純に円安・円高が良い悪いはなくなった気がします。気候だけでなく経済も世界中で安定していないのかも知れません。

年末は心穏やかに過ごしたいのですが世界情勢をみると悲しくなることが多いです。ロシアのウクライナ侵攻で亡くなった多くの人々やその戦費を民の為に使うことが出来たらどれ程素晴らしい世界がロシアにもウクライナにももたらされただろうかと想像します。 イスラエルがナチスから受けた迫害の記憶を自分だけでなく他の人々の為に使うことが出来たら、パレスチナの問題もなかったのだろうと想像してしまいます。 

なぜ、世界は生け花達のように、個性を持ちながらも協調して(地球という)作品をつくることが出来ないかと思うのです。

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今回は白い花器の上にレッドウイローのジェットコースターのような枝振りで構成され、花器の上にお花たちが濃縮されていけられています。
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可愛らしい黄色のポンポン菊やスプレーカーネーションが伸びやかに天に伸びています。源平草もしっかりと下方を支えています。
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寒い季節となりますが、この花のように心豊かに師走を楽しんで下さいね💝
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<花材:レッドウイロー、ポンポン菊、スプレーカーネーション、源平草>

2023年12月 6日 (水)

急性腹症(+以前の記事<急性虫垂炎>)

FM放送にて急性腹症について説明をしました。急性腹症とは急激に発症し、激しい腹痛を伴う数多くの疾患の総称で、早急に診断・治療(多くは手術)を必要とします。 原因としては、消化器疾患に限らず婦人科疾患、泌尿器科疾患なども含まれます。私たち外科医にとっては確定診断がつかない場合でも、緊急に手術をする必要に迫られる病態となります。決断が遅れるだけで救命率が下がる場合もあるのです。私が40年近く外科をやっている中でも、近年のエコーやCT検査などの精密度が上がり、多くは原因が絞られた状態で手術に入ることが多くなってきました。昔は「命を助けるために開けよう(開腹手術をしよう)」と決断したものです。そのため助かる命も多かったのです。

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<急性腹症をきたす主な疾患>

A・腹部①胃腸(胃・十二指腸潰瘍あるいは腫瘍(穿孔、急性虫垂炎、腸重積、ヘルニア嵌頓、虚血性腸炎、憩室炎(穿孔)、大腸がん穿孔、腸管捻転、急性胃腸炎、魚骨などの誤嚥による穿孔 など) ②肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓(肝臓がん破裂、急性肝炎、急性胆嚢炎、急性胆管炎、胆石発作、総胆管結石嵌頓、脾臓破裂、脾梗塞など) ③腎臓・尿路(腎・尿路結石、腫瘍、腎梗塞など) ④血管系(腹部大動脈瘤破裂・解離、腸管膜動・静脈閉塞) ⑤婦人科系(子宮外妊娠、卵巣茎捻転、付属器炎、骨盤腹膜炎など) 

B・腹部以外:胸部(食道破裂、心筋梗塞、狭心症、動脈瘤破裂・解離など) その他全身性(膠原病、急性副腎不全、鉛中毒など)

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<急性虫垂炎>

ブログでは腹部外科の緊急手術で1番多いのが急性虫垂炎だと思いますので、以前書いた「急性虫垂炎」再度載せて起きます。

急性虫垂炎で生涯にわたって手術を経験された日本人は大凡5〜7%程度いらっしゃると思います。それでも素人の方が「急性虫垂炎で虫垂切除術を受けた」なんて言う方は少ないと思います。多くの方は今でも「盲腸の手術をした」と話をすると思うのです。では盲腸を切ったのかというとそうではなくてやはり虫垂を切除したことになっているはずです。 ではこの辺りから

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上のシェーマを見ながら説明します。食事を取ると食道→胃→十二指腸→小腸(空腸・回腸)となって大腸(盲腸・結腸・直腸)となって排出されます。大腸の始まりの部分で小腸が入ってくる部分よりも、下側に僅かにある大腸の部分を盲腸と呼んでいます。盲腸は特に草食動物では発達していて繊維質の分解に役に立つ部分ですが、肉食動物や人間では退縮してあまり意味がなくなっています。その盲腸の先端からトンネルの様に開いている小指ほどの大きさの管状の組織が虫垂です。 これも動物により違いもありますし、人間にとってまだ必要なものかどうかも議論の最中です。医学会でも免疫システムのためにあった方がいいとか、不必要なものなど様々な意見があり結論は出ていません。
虫垂は入り口が盲腸と同じ粘膜で被われているのですが、その入り口が何らかの理由(便の塊の糞石やバリウム検査の後にバリウム、あるいは小腸の炎症で周りのリンパ節が腫れた影響など)で詰まったり、詰まり気味になることで、急激に虫垂の内腔の圧が上昇し、炎症が強くなることで、急性虫垂炎が発症する場合があります。

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上の図のように、多くの方は右の下腹部に虫垂はあります。何らかの理由で虫垂の中の圧が上がり、炎症を起こすことで、痛みと熱(微熱程度)がでます。 経験された方や知識がある方は、虫垂炎でも最初は胃の痛みだったり、場所がはっきりしない痛みが、最終的には右下腹部の痛みがはっきりしてくることを知っているかもしれません(勿論皆同じ経過ではありませんが・・)。 お腹の中には胃からカーテンのようにぶら下がった大網と言う組織があります。 お腹の中に炎症があるとその大網が炎症の部位を包むようにして、膿がお腹全体に流れないようにする作用があります。 炎症や外傷で腸に穴が開いたも限局性の腹膜炎に止めるような働きがあります。
長々と大網の位置と作用を書いたのは、虫垂に炎症が起こると早い時期に大網が異常に気がつき、痛みとして伝達します。 根元が胃の部分にあるために、虫垂(右下腹部)の痛みが胃の痛みのように感じてしまいます。 そのことから虫垂炎の始まりの頃に胃の痛みやむかつきがくることがあり、病院へ受診しても胃カメラを受けて帰って来ることもあるのです。 その後半日から1日ぐらい経つと胃の痛みよりも右下腹部の痛みが急速に強くなり、本人も右下腹部が痛いですと病院を訪れる事になるのです。 
右下腹部の痛みは次第に増強し、始めは押した時に痛みがある程度ですが、次第に右下腹部を押して離した瞬間も痛みを感じます(これを反張痛といい腹膜炎の所見となります)。更に強くなると無意識にその場所を押そうとすると、自分を守る為に筋肉が硬直(筋性防御)が起こります。その僅かな違いを外科医は触診で確かめて手術の必要性を判断します。 現在はエコーやCTがあるために、ほぼ確実に判定が可能となっていますし、虫垂炎以外を除外することもある程度分かるようになりました。
では手術となると、腹腔鏡を使うか使わないかも判断に迷うことがあります。同じ急性腹症でも胆嚢炎は可能ならば腹腔鏡の利点が大きいのですが、通常の虫垂炎ならどちらもメリット・デメリットともあまり変わりません。腹腔鏡を使う先生方は傷が小さいとか色々なことを除外出来ると利点を言いますが、術前のCT検査にてその場所がピンポイントで分かりますので、痩せている方なら2Cm の傷で十分やれるのです。 35年以上外科医をやっている禿げオヤジにとってはどちらでも良いと思いますが、皮下脂肪が厚くて比較的軽症なら腹腔鏡を、痩せている方なら腹腔鏡を使うまでもないと考えています。まあケースバイケースです😊

2023年12月 3日 (日)

グラーツ観光No3(カイザー・ヨーゼフ広場のファーマーズ・マーケット、オペラ座、Café Mitte昼食)

(前回の続きです→グラーツNo2) グラーツの2日目の朝を迎えました。
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ホテルから見える朝焼けの街並みが美しいです。このまま観ておきたいのですが、今日もやることがいっぱいですので、朝食後直ぐに出かけました。
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土曜日の朝はカイザー・ヨーゼフ広場でファーマーズ・マーケット(朝市)が開かれると事前に知っていました。ヨーロッパは土曜や日曜日に朝市が開かれることも多くあります。地元の食材や特産物も売っていたり、地元の方々の行動も分かりやすいので朝市があると観に出かけることが多いです。
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ファーマーズ・マーケットでは、新鮮な野菜や果物、自家製のワインなどの酒類やジュース、塩漬け肉、焼き立ての黒パン、ハチミツ、ジャムやケーキなどを売っています。多くのお店が出店していて、散策するだけで楽しいです。
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自家製のジャムなども美味しそうです。ラベルなども可愛らしくつい買ってしまいたいぐらいです。
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近郊からこのような新鮮な肉類も売っていました。常連さんなのでしょうか? 店主とお喋りをしながら地元の方が買い求めていました。
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カイザー・ヨーゼフ広場から道を挟んでオペラ座があります。ネオ・バロック様式の現在のオペラハウスが建設されたのは1899年だそうです。第二次世界大戦の爆撃で被害を受けたそうですが、戦後すぐに修復されたそうです。その後1983年から2年の歳月をかけて大規模な修繕工事が行われ、現在の形となっています。
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グラーツのオペラ座の中は洗練された空間にまばゆい金の装飾とシャンデリアがある、優美なオペラハウスですそうです。今回残念ながら中に入ることは出来ませんでした。時間と演目があれば、ネットで公演を予約して出かけるのも良いと考えます。

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古典的なオペラ座の近くに、奇妙な鉄製の建造物が在りました。ネットで調べるとStatue Lichtschwert(Statue Lightsword)と書いてありました。オーストリアの芸術家ハルトムート・スケビッシュの作品の「光の剣の像」は、1992 年にシュタイリッシャー ハーブスト フェスティバルの機会にオペラ ハウスの前に建てられたとのこと。 アーティストは、アメリカ発見 500 周年のお祝いに触発され、ニューヨークの自由の女神を基にして、同じ高さの 54 メートルにしたとのことです 。余り意味が分からなかったので写真は撮りましたが素通りです😅

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オペラ座を観た後はまたもやグラーツのメイン通りのHerreng通りへと向かいました。天気もよくてとてもよい散歩日和です

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昨日出かけた市庁舎があるハウプト広場(Hauptplatz)から反対側にある小さな広場がありました。花壇と噴水のある池の間にマリア像の塔のある広場となっています。周りにはベンチがあり、多くの方が座って読書をしたりアイスクリームを食べていたりを思い思いに時間を過ごしていました。


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通りに面して、昨日から気になっていた市教区教会(City Parish Church )の建物がありましたので訪ねることに。
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グラーツの賑やかな通りから、教会に入るとビックリする程の静寂の世界でした。ヨーロッパの教会は壁が厚いせいか外が喧騒でも中に入ると静かなのが特色のような気がします。街歩きで疲れていた時に教会に入ると静かですし、多くは無料で座ることも出来ますので便利です(オイオイ、休憩所じゃありません・・とお叱りを受けそうですが)
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この教会はもともとドミニコ会の修道院として造られたそうですが、第二次世界大戦の米軍の空襲で破壊され、戦後に再建された教会とのことです。多くの方の口コミで主祭壇の後ろを飾る大きな美しいステンドグラスが見応えあると記載されていました。このステンドグラスはナチスに迫害を受けたアルバート・ピルクレの作品です。
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美しいステンドグラスと宙に浮いた三次元のキリスト像が印象的でした。しかしそのステンドグラスには秘密か隠されているようです。

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祭壇正面にある三面のステンドグラスの作品の向かって左側の赤い衣服をまとったキリストの迫害のシーンを拡大すると、作者の意図により、迫害するローマ兵に紛れてヒトラーとムッソリーニが隠されていました。これはビルクレ自身がナチスから迫害を受けたことと、キリストを迫害するローマ兵の中に「ヒットラーとムッソリーニ」をあえて書き加えたとのことです。確かにヒットラーとムッソリーニの顔が描いていました。

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街歩きをしながら、昼食をとるために、予約したCafé Mitteに向かいました。イタリア料理がメインのようですが、気楽にピザを食べて直ぐに街歩きをしたいために選びました。味音痴の私ですが、皆さん方の口コミもまあまあでしたの選んだのです。

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場所はっきりしませんが、ヨーロッパでよく見かけるペスト記念碑です。

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Café Mitteは予約していましたので、直ぐに席に案内され、コーラとビザを注文しました。グラーツで評判のお店だけあって、美味しいビザでした💝 さて直ぐに街歩き再開です(続く)。

2023年12月 1日 (金)

リュウキュウキジバトが巣立ちました❤️

小さな庭の一本だけ大きなイッペイの木が我が家にはあります。その木にはこれまでメジロが何度か巣作りをした、巣立つのを観察したことがあります(→2015年のメジロの巣立ち、→2018年のメジロの巣立ち。今年の春に大きくなりすぎたイッペイの木を途中で切り落としました(これまでに30年近くで2回目となりました)。そのために今年の梅雨ごろに巣を作るメジロの営巣は諦めていました。

そのイッペイの木も切った断端から枝を伸ばして成長してきました。これまでも時々リュウキュウキジバトがこの木に止まっているのは見かけました。


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最近、このハトを見かける機会が増えているなと感じてはいたのですが・・・なんとイッペイの切り取った断端の部分に小枝が無造作に置かれたような箇所が見えていました。これから巣を作ろうとする鳥でもいるかと思っていたのですが・・・後から調べて分かったのですが、リュウキュウキジバトはこのようなまばらに開いたような巣で営巣するのだそうです(メジロの巣の細やかさとは全く違う大雑把です😆)。

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キジバトは15日で卵から孵り、15日で巣立つそうです。と言うことは1ヶ月前から巣を作ったことになるのです。上の写真は実は小鳩がいることが分かって初めて2階の方から見た時の巣となっています。もう巣立った残りの巣です。まだ産毛が残っていました。
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なぜ巣立ったのを知ったかというと、上のやつ(笑)のせいです。いつもの通り夜に帰ってきて庭の木に水をやろうとホースに手を伸ばそうとしたら、そのホースに身動きしないコヤツがいたのです。外灯をつけたとはいえ薄暗いから動かないのでしょうが、確実に捕まえることができる距離にいたのです・・・不意を突かれた私も一瞬びっくり😲・・・そっと後ろに戻り今日の水やりは中止です😊 
翌朝(今週の日曜日)にはもう居ないだろうと思っていたら上の写真のように2m近くによっても飛び出そうとせずに私に激写されておりました。 私が更に近づくとヨタヨタと歩いて少し移動する程度でお互いに観察し合っている状況となっていました。おいお前「野生なら(野生ですけど😆)殺されているよ」と思わず話しかけてしまいました。
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もうもう1羽は少し飛べるようで、高い木の上に身を隠していました。
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親鳥が戻るとすかさず駆け寄り、くちばしから餌をねだっていました。結構大きいのですがまだ子供のようです。写真を撮ろうとした気付かされしまいましたが、私の方が後方に下がったのでしばらく親子3羽でくつろいでいました。土・日・月まで近くでこの1羽を観察できたのですが、もしかして病気で飛べないのではないかと心配していました。水曜日からは屋上の木の上で見かけました。少しホッとしました。毎度のことで営巣する鳥がいると住民(私達)は息を殺して生活しないといけないので、嬉しい反面大変なのです😀 
メジロにしろ今回のキジバトにしろ都会の真ん中の住宅地によくも巣を作るものだと不思議に思いました。それだけ彼らの生息地域が狭まっているのかも知れません。
まあ子供の頃より野生の動物が大好きな私にとっては勝手に営巣してくれるのは大歓迎です。元気でまたおいでね😉

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