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2023年11月

2023年11月26日 (日)

グラーツ旅行記No2(グラーツ大聖堂、王宮、国立音楽大学、グロッケンシュピールハウスなど)

グラーツ旅行記No2(グラーツ大聖堂、王宮、国立音楽大学、グロッケンシュピールハウスなど)

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→前回の続きです。 城山を降りて旧市街地の観光に向かいました。するとなんとなく古い門構えのお店があり、覗くことに。「HofbäckereiEdegger-Tax」という名前のお店です。私は全く知りませんでしたが日本の京都にもその支店があるあるようです。(この公式サイトですグラーツの本店の公式サイト(ドイツ語です)

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日本のHPによるとグラーツ最古のベーカリー Hofbäckerei Edegger-Tax(ホーフベッカライ エーデッガー・タックス) となっています。公式な文献には1569年創業との記述がありますが、14世紀にはすでにベーカリーとして営業していたとも伝えられています。

1883年、ハプスブルク帝国の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世のグラーツ滞在に際してパンを献上したのをきっかけに、1888年5月「オーストリア-ハンガリー帝国王家御用達」の称号を授かります。以来、王の(hof) ベーカリー(bäckerei) =「ホーフベッカライ」の名のごとく、宮廷にパンを献上し続けました。ハプスブルク家の象徴である“双頭の鷲”をトレードマークに使用できるのは御用達店だけに与えられた特権。グラーツ本店のファサードには見事な樫の木のレリーフとともに、黄金の鷲が訪問客を迎えています。

私にとってはこの歴史や門構えに興味がありました。肖像権がありますので、名前で隠しましたが、アイスクリームを頬張りながら歩く子供達がとても可愛かったですよ。

<グラーツ大聖堂:Grazer Dom>
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この日は天気も良くて、沖縄にいる時に太陽にあたる生活をしていませんので、帽子を被りましたが一気に日焼けしてしまいました。 

グラーツ大聖堂(ドイツ語: Grazer Dom)は、オーストリア第2の都市グラーツにあるカトリック教会となります。グラーツでは単にドーム(Dom=大聖堂)と呼ばれています。大聖堂と名前がつくように、この地方の教区の司教座がある最も位の高い教会となります。

やはり歴史は古くこの大聖堂は神聖ローマ皇帝フリードリヒ3世により1438年から1462年に建設されたゴシック様式の建物となっています。教会堂の隣りにはグラーツ霊廟(Mausoleum)も併設されています。

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グラーツ大聖堂は外観は意外とシンプルでしたが、中はカトリックの教会らしくフレスコ画や天井も装飾も素晴らしいですし、祭壇なども豪華となっていました。やはり内部はプロテスタントの教会とは違う雰囲気です。
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入り口の両側に 1 つずつ聖遺物の櫃が据えられています。元は 15 世紀中ごろにイタリアのマントヴァ公国から輿 (こし) 入れの道具として運ばれた長持ちを、イエズス会が殉教者の聖骨を納める櫃に転用したとのことです。
<王宮・らせん階段>
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グラーツ大聖堂からすぐ隣にある、王宮へと向かいました。王宮と言っても現在は州知事官邸となっているそうで博物館があるわけではありません。もとは皇帝フリードリヒ3世の居城だったそうですが、現在当時(1499年)のまま残っているのはゴシック様式の二重らせん階段だけとなっています。この螺旋階段を目当てに観光客は見にくるようです(私もですが😆)。
上の写真は王宮の中庭となっていて、正面の少し飛び出した部分が螺旋階段となっています。赤い矢印のところから入れます。もちろん無料です。
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二重のらせん階段右から上がっても左から上がっても、ぐるっと回って次のフロアでは一緒になり、また上に登ると左右のどこから行っても、行きつく場所は同じとなります。この階段は15世紀フリードリヒ3世の時代につくられた王宮で唯一残っているところだそうです。 当時の王様の遊び心で作った階段なのでしょうね。恋人同士なら左右に分かれてまた出会える楽しみがあるのかも知れません❤️〜❤️

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今回の旅行とは関係ありませんが、螺旋階段となるとレオナルドダビンチのフランス・シャンポール城を思い出したので、昔の古いアルバムをスキャンしました。やはりだいぶ規模は違いますね😆

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*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

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螺旋階段を見終わって入ったとことを振り返ると、グラーツ大聖堂の全体像が見えてきました。先ほど気がつかなかった左手にも丸い尖塔がありました。
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写真撮影の為に左手の路地を歩くと綺麗な丸いキューポラが見えてきました。
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更に進むと半球状のドームの上にマリア像と天使の像がある立派なファザードがあり、これがグラーツ大聖堂の正面かも知れません😅。小さな階段がありましたが、ツアーなのでしょうか多くの方が説明を受けていて階段を含めての撮影は出来ませんでした・・・と言うことは先ほど入ったのは大聖堂の裏口からだったのかも知れません😊
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王宮の隣にはGrazer Stadtkern(グラーツ市内中心)のモニュメントが立っていました。元のグラーツの中心点(地図で言う0地点かも知れません)

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中心の種の隣の駐車場です。なぜここを撮ったかと言うと実際の中心地はこの駐車場の中だそうです。詳細は不明ですが・・😅
<グラーツ国立音楽大学>
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今回のグラーツの旅行のアドバイスを貰った方がグラーツ音大に通った方で、その方から中の写真も頂きました。
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グラーツ大聖堂から市庁舎へ向かう細い路地を通り抜けてからくり時計のある建物へと向かいました。
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細い路地を歩きながら、建物の中や壁の装飾などをみるのも実に楽しいです。上の写真のように何故か像のレリーフがあったりします。レストランと関連があるのでしょうか?
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グロッケンシュピール広場 とカラクリ時計 >
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広場といっても小さなスペースしかありませんでした。からくり時計のある建物の1階はgottfried maurerという飲食店となっていました。からくり時計が動くのは午前11時、15時、18時の1日3回だそうです。私たちは18時に合わせて到着しました。
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午後6時に時計のチャイムが鳴り、ドアが開き、民族衣装をつけた男女がダンスをします。くるくると回る単純な仕掛けですが、意外と長く 6〜7分間は続きました。昨年出かけたスイスのベルンのからくり時計と比べて単純ですが時間はこちらの方が長いです。あまり期待をすると拍子抜けしますが、現代ではありませんので、昔なら感激する動きだったと想像しながら見るべきでしょうか😆
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仕掛け時計を見終わったので、また街歩き再開です。
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どのアイスクリーム店なのかわかりませんが、この写真を撮ったのはこの店舗のある場所でした。なんと教会の建物の一部が店舗となっています。教会と関連があるのでしょうか? わかりません。
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いつも間にかグラーツのメイン通りのヘレンガッセへ来てしまいました。グラーツ旧市街の中心部を走る広い通りで、市庁舎や州庁舎などがこの通り沿いにあります。すごく広々とした通りで、中央部分には路面電車も走っていました・・・轢かれないように中しましょう。
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通りの両サイドには中世の建物が整然と並んでいます。このように壁一面に凝った装飾がされている建物や高級店も軒を並べています。
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ここはグラーツの州庁舎の中庭になっています。ヘレンガッセには市庁舎と州庁舎があります。
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旧市街地から川を渡ってホテルの方角に向かいました。
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旧市街地と川を挟んだ反対側にも歴史のありそうな建物が並んでします。
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夕食はホテルに近いグラーツ老舗レストランの「DER STEIRER」を予約しています。ネットで調べたらオーストリアの地元の特色のある料理が人気のようでした。予約なしで入店すると入れなかったなどもありましたので、旅行前にこの日の19時30分に予約をしました。
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地元の定番のスープ料理です。いつもの通り料理の解説はできませんでしたが、見た目は辛そうに思えますが、辛さはなくて優しい味でした。お肉も柔らかく絶品です。料理を撮る癖がなくて、チキンに料理は半分食べたところで写真を撮り忘れたのことにきがついたのですが写真に撮ると無惨な姿に・・・反省😂
(グラーツ観光まだまだ続きます・・では次回)

2023年11月24日 (金)

今週の生け花(令和5年11月第4週)

2023年11月も第4週となりました。来週はいよいよ師走に突入です。年齢と共に明らかに月日が流れるのは速くなったことを実感致します・・・困った物です😊

今週もいつもの2階のいつもの小さなスペースに生け花が飾られていました。

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今日の生け花は賑やかです。可愛い子豚さん達がはしゃぎ回っていると思いましたが、どうも名前からするとフォックス・ファイスとのことですので狐さん達のようです・・・私からすると狐さんより子豚さんなのですが・・・😊 上を見上げるとクチバシが尖った2羽の鳥が求愛行動でもするかのようにクチバシをつつき合っている感じがしました。オイオイ今週は動物園かって言う感じです😸 皆様方はどう見えたのでしょうか?
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一度思いつくと、斜めから見ても、やはりブタと鳥です😅
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来週からは12月ですが、忙しい中でも時間を楽しみたいと思っています。いつも見て頂き感謝です💝
<花材:雲竜柳、フォックス・ファイス(角茄子)、ストレリチア>

2023年11月22日 (水)

便秘の種類と治療薬


2023年11月22日のFM放送「いきいきタイム」は便秘症についてです。ブログには便秘の種類や治療薬について説明します。

<便秘症の頻度>
日本における便秘の発生率は比較的高く、調査によれば、便秘の人口発生率は15%から20%の範囲内にあるとされています。特に女性や高齢者、ストレスの多い職場環境で働く人々において便秘の頻度が高い傾向があります。また、都市部や都市圏に住む人々の間で便秘の発生率が高いことも報告されています。これはライフスタイルや食事習慣の変化などが影響している可能性があります。また便意が起きても排便を我慢する仕事環境なども影響していると推測しています。

便秘の頻度において、男女間に差がみられます。一般的に、女性の方が男性よりも便秘になりやすい傾向があります。しかしながら男性の場合も年齢と共に次第に高くなり、80歳以後の高齢者においては男女差は殆どなくなっています。

全体的に、生活習慣や食事習慣が便秘の発生に影響を与えるため、個々の状況によって男女間の便秘の頻度は異なることがあります。

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便秘はメカニズムによって機能性便秘と器質性便秘に分けられます。機能性便秘はさらに「弛緩性便秘」、「痙攣性便秘」、「直腸性便秘」の3つに分けられ、器質性便秘と合わせて大きく4種類に分類されます。

 

A:<機能性便秘>

自律神経のバランスが崩れ、大腸が機能不全を起こしたことによる便秘です。食生活や生活習慣が原因で起こり、日常生活の改善で便秘も快方に向かいます。一般的に「便秘」と呼ばれているものは、この機能性便秘の中、次の3つのどれかに該当する場合がほとんどです。

①弛緩性便秘

これは最も一般的な便秘のタイプで、特定の病気や構造的な問題がない場合にみられます。
食物繊維の不足や運動不足、腹筋力の低下が原因で大腸の運動機能が低下して腸の中で長い間、便が留まることによって起こります。日常生活のストレス、不規則な食事、運動不足、水分摂取の不足などが原因となります。また神経因性便秘として分類する場合もありますが、脳や脊髄の問題が原因で引き起こされる便秘も殆ど弛緩性便秘(希に直腸性便秘)となります。

☆若い女性でデスクワークなどでじっとしている時間が長く体を動かす機会を作れない人がなりやすく、高齢者や妊婦などにも多くみられます。

 

②痙攣性便秘

大腸の過緊張によりぜんどう運動が強くなり過ぎて腸がけいれんを起こし、便の輸送に障害をきたしている状態です。大腸の働きを調節する自律神経がバランスを崩すことによって起こります。

☆職場や家庭でのストレスが多い人や、リラックスするのが下手で常に緊張が抜けない人がなりやすく、若年者や仕事に追われるサラリーマンに多いとも言われています。

 

③直腸性便秘

便が直腸に到達しても便意を催さず、直腸内に留まってしまうために起こる便秘です。便意を我慢したり、浣腸などを濫用したりすることで排便のリズムが崩れた人などに起こります。

☆高齢者や寝たきりの人や便秘を我慢してしまう人、朝の支度に時間が掛かってトイレタイムをきちんとキープできない人などに多くみられます。仕事の関係などで便意を感じても何時も我慢してしまう方は直腸の神経の反応が鈍くなり次第に直腸性便秘になる方もいますので、可能なだけ便意を感じたらトイレに行って排泄して下さいね。

 

B:<器質性便秘>

胃や小腸、大腸、肛門などに何らかの疾患があり、それが原因で便秘になっている状態をいいます。原因を取り除く(手術など)と便秘は消失します。

*機能性便秘が生活習慣を見直すことで症状が緩和されるのに対し、器質性便秘は医療機関の受診が必要です*
AとBがいわゆる便秘(慢性便秘)の原因となりますが、その他に一過性の便秘もありますので紹介します。


C:<その他:一過性便秘>

旅行者便秘: 旅行中に発生する便秘で、環境の変化、食事の変化、水分不足、長時間の座ったままの状態などが原因となります。

妊娠関連便秘: 妊娠中にホルモンの変化や子宮が腸を圧迫することによって起こる便秘です。

これらの種類の便秘は、原因や症状によって治療法が異なります。医師の指導のもと、個々の症状に合った適切な治療方法を見つけることが重要です。

 

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最後に便秘の治療薬について

便秘の治療薬は、便秘の種類や原因に応じて異なる効果を持ちます。いくつか代表的な治療薬とその効能を挙げてみましょう。

1:浸透性通便薬(オスモチック薬): 便を柔らかくし、便秘を解消するための薬です。便中の水分量を増やして柔らかくすることで排便を促進します。マグネシウム製剤やポリエチレングリコールが含まれます。

2:刺激性通便薬: 腸の運動を刺激し、便を柔らかくして排便を促進します。腸の運動を増やすことで排便を助けます。代表的なものにはセンナやビスマス塩があります。

3:軟便剤: 便を柔らかくし、排便を容易にするための薬です。便のかさを増やすことで排便を助けます。デュコラックスやスツールソフナーが含まれます。

4:腸管モチリティ促進剤: 腸の運動性を高め、便意を生じやすくします。腸の運動を促進することで便秘を解消します。プリュバリンなどがこれに当たります。

これらの治療薬は、様々なメカニズムで便秘を解消するため、個々の症状や原因に応じて適切なものを選択することが重要です。

重要な点では大腸のメラノーシスという病態があります(これについては以前記載しました→大腸メラノーシス)。大腸メラノーシスはセンナ、大黄(ダイオウ)、アロエなどの大腸刺激性下剤(アントラキノン系下剤)を長期連用(平均して9ヶ月以上)している方に起こって来ます(もちろん全員に起きるわけではありません)。漢方が良いと考えてセンナや大黄が入っている下剤を長期内服している方は、時々大腸内視鏡検査も行って、大腸粘膜の変化も確認されて下さいね。

 

2023年11月19日 (日)

グラーツ観光No1(クンストハウス、聖母救済教会、ムーアインゼル、シュロスベルク、時計塔)

ホテルの到着後(→前回の記事)、直ぐに行動開始です。ムール川を挟んで右側は旧市街で街全体が世界遺産となっています。

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ホテルを出て、川沿いを北へ向けて歩きます。上の地図の矢印の順で見学して歩きました。
<クンストハウス>
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このユニークな建物は美術館となっています。不思議な形で上から見ると丸い突起物もあって、巨大なナマコとかウミウシとかウーパールーパーなどの海洋生物に見えるなどと表現されています。私は最初に見た時に「風の谷のナウシカ」の出てくる「王蟲(オーム)」を思い出してしまいました。
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旅行前にネットでこの建物を観察するともう少し黒っぽい建物かと想像していましたが、実際はかなり光沢のある明るい建物でした。

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クンストハウス・グラーツ(Kunsthaus Graz)の名前の美術館となります。「クンストハウス」だけと検索したらクンストハウス・ウィーンも出てきました。ドイツ語でKunstとは「芸術」のことですので、この建物の固有名詞ではなかったのですね。
「クンストハウス・グラーツ」はロンドン現代美術館の館長を務めたこともあるピーター・クックと建築や都市計画に携わる会社のトップを務めるコリン・フルニエの二人の建築家によってデザイン、設計されたそうです(2003年竣工)。 一つ一つが946枚のアクリル板を組み合わせた様になっていています。それぞれに蛍光管が配置されていて、コンピューター制御により様々なグラフィックを描き出せるようになっています。


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中に入ると先ほどの外側から連続する生命体がすっぽりと柱によって支えられている様な構造となっていました。窓が大きく開いているせいで下を歩いても圧迫感はありません。
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1(orゼロ)階のフロアからは宇宙からの生命体を見上げるような状態となっています。
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1階のフロアには書店やショップなどが置かれていました。よく見ると日本の「招き猫」や「こけし」も売ってました。ここにも日本ブームがあるのでしょうか?
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1階のエレベータの前の係員にチケットを渡すと2階へと上がれます。2階以上は随時テーマ別に色々な展示会が催されています。折角ですので私たちも入ることにしました。私はリュックを担いでいましたので、大きな荷物は地下のロッカーに預ける必要があります(お金を入れて閉めて、開ける時に戻ってくる方法です。実際は値段がかかりませんが小銭が1ユーロ?が必要でした)。また地下のトイレはデザインよく綺麗ですので、荷物を受け取った後はトイレを済ませて出かけるのがいいと思います。無料です。
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前衛的な展示がなされていました。作品を見ながら上の階へと登って行きます。随時展示内容は変わるようです。
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上の階からはグラーツの街並みやこの建築の上層部を見ることが出来ます。
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ウミウシの様にとんがった部分は光を取り入れる窓となっていました。

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上部に作られている15の突起は天窓の役割もはたしていて、45度の角度が付けてありますが、一つだけは近くの時計塔の方を向いています(上の写真)。こちらにお寄りの際はこの窓も見つけて下さいね😉


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この建物は独特のデザインから古い街並みと調和しないと物議を醸しているそうです。個人的にはこんな奇抜な建物を世界遺産の街によく許したのだと思いました。しかしパリのエッフェル塔も最初は住民から大反対されたのことですので、この建物がグラーツに根付くのかはまだ未知数なのかも知れません。クンストハウスを出て裏の道を歩くと丸い巨大なお尻が道路に飛び出しています(笑)。

<聖母救済教会>
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クンストハウスから川より1つ中に入る通りを進むと母救済教会Mariahilfkircheが見えてきました。バロック様式の白亜の正面と双塔を持つ最も印象的な教会となっています。あまり大きく感じませんでしたが、中に入ると大きな庭園を擁する教会となっていました。マリアヒルフェル教会の歴史は 17 世紀初頭に遡り、1744 年から 2 つの教会塔を備えた現在の外観になったとのことです。
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教会のホームページによると「グラーツ・マリアヒルフ教区はグラーツの中心部に位置し、ムール川からはマリアヒルファー広場によってのみ隔てられています。 正面ファサードに印象的な 2 つの塔があるマリアヒルフの教区、修道院、巡礼教会は 1611 年に奉献されました。 グラーツ・マリアヒルフ教区は、同じ建物内に住むミノライト修道院の司祭たちによって管理されています」となっていました。中庭の形からすると修道院の一部でしょうか?
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ここのオルガンは,窓からの光を遮らないよう,あいだを開けて左右2つの対称形に分かれていて,造型的にも見事。
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天井にも細かなフレスコ画が描かれています。
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聖母救済教会を川沿いに向かって歩いて、グラーツの近代的な建築物のムーアインゼルに向かいました。


<ムーアインゼル>
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 クンストハウスと同様に世界遺産の中世の街のグラーツに突然近代的な構造物の橋が建築されています。ムーア川の両岸にかけられた巨大な貝のような形をした建造物があります。「ムーアに浮かぶ貝」という名のムーアインゼルです。長さ約50メートル、幅約20メートル。両橋の間にはカフェやシアターなどの人工の中洲のような構造となっています。2本の桟橋によって川の両岸とつながっていますので、もちろん無料の橋として通行できますし、中洲にはカフェとシアター、花屋さんなどもありました。以前テレビでこの場所でパーティーが開かれいたのを見たことがありました。設計は、ニューヨーク出身のヴィト・アコンチによるそうです。2003年、ヨーロッパの特定の都市で一年間を通じてさまざまなイベントを行う文化事業の開催地「欧州文化首都」にグラーツが選ばれたことを記念して、建造された。古い街と未来的な街が混ざり合った不思議なグラーツです。この様な新しいことを受け入れるのは学園都市として若者たちが多いからかも知れませんね。
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グラーツが2003年欧州文化都市を記念して建設した橋だそうで、最初1年で取壊し予定したとのことです。人々に人気がある為にこのまま現在まで存続していると記載されていました。わざわざ造って壊すなんてもったいないですよね。
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この橋を渡って旧市街地を見下せる城山に向かって歩きました。
<シュロスベルク+時計塔
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グラーツの小高いシュロスベルク(城山)には、正面のジグザクの階段を登ることもできますし、その正面には有料ですがエレベーターがあります(片道2€?)。

現在では山の上には城がなく城壁しか残っていません。「グラーツ」とは、スラブ系の言語で「城」や「砦」を示しますので、この跡こそがグラーツのシンボルなのかも知れません。12世紀には既にシュロスベルクの山上には城があり、難攻不落の要塞として名を馳せていました。15世紀から16世紀にかけてのオスマントルコ侵攻も何度も耐えきったシュロスベルクの城だそうで一度も陥落したことがありませんでした。

オーストリアはナポレオンによる戦争でフランス統治下に置かれてしまいます。その戦争(1809年)でもフランス軍攻撃されますが、陥落しませんでした。 しかしオーストリアの首都であるウィーンがフランス軍により陥落した後は戦争に負けてしまいグラーツも解錠されることになります。ナポレオンはこの城の取り壊しを命じます。こうして、一度も陥落したことがないまま、1810年にシュロスベルクの城は解体されました。



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シュロスベルクの山上へのルートは、ケーブルカー、エレベーター、階段(これが市街地より正面見える側にあります)、城山の裏のなだらかな坂道の4つがあります。見晴らしがいいとのことで今回は1890年建造のケーブルカーを利用して登ることにしました。シュロスベルクは町の中心部との高度差が123mとそれほど高くないですが、天気も良く眺めも素晴らしいです。夜もグラーツの街を見たかったために、今回は24時間有効なチケットを購入しました。
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ケーブルカーを降りると、レストランなどがありますがこのままなだらかな坂を歩いて、旧市街地が見える場所に移動しました。

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先ほど歩いて来たところですが、爆薬庫だった建物を使ったワインレストランとなっていてグラーツを見下ろしながら飲食をとることが出来ます。

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そこから、時計塔を目指して歩いて行きます。
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ナポレオンにより解体された城ですが、その時もこの時計塔だけは市民に時間を知らせるために解体を免れたそうで、唯一の生き残りとなっています。高さは28メートルあり、この位置からですのグラーツの街がよく見えます。
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短針と長針が逆という世界でもまれな時計塔ですが、どうしてそんなことになったのでしょう。当地観光案内所発行の日本語の小冊子によると、「元来時計塔には、分を指す長針はなく、時を指す短針しかありませんでした。のちに長針をとりつける際に、長針と短針を取り違えてしまった」(原文のまま)のだそうです。今ではうっかりミスがグラーツの名所を産んだのでした。確かに以前は何分よりも何時が重要で、町から時計を見上げた時に、分より時間が分かるように最初は短針しかなかったのも頷けます。

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時計塔の広場になる肖像を写真に収めたのですが、これがなんなのかわかりませんでした😅 台座にある「FURCHTLOS UNDTREU」の文字で検索してみると次のようでした。 シュタイアーマルク州の首都グラーツのシュロスベルクにある歩兵第27連隊。この記念碑は、歩兵第 27 連隊創立 250 周年を記念して建てられ、1932 年 7 月 3 日にアントン リンテレン知事によって儀式的に除幕されました。 これはヴィルヘルム ゲッサー (1881 ~ 1966) の作品で、片手に穀物の束を持ち、もう一方の手に剣を持った若者の等身大の裸体が描かれており、台座には連隊のモットーである「大胆不敵」が刻まれています・・・となっていました。
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時計塔の近くにレストランがあり、飲み物だけでも入る事が出来ます。少し水分補給と休憩もかねて入る事に。丁度反対側が見渡せる席が空いたためにそこに案内されました。上の写真は先ほどと反対側のグラーツの街並みとなります。
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時計塔の周りには城の取り壊し後に作られた庭園があり、ここから260段の階段で山を下りていきます。昔からあると思っていましたが、この階段は比較的新しく、第一次世界大戦中に作られたため、「戦争階段」という名がつけられいます。
では以前はどの様に登ったかというと、この城山の反対側には曲がりくねってはいますが、比較的大きな道路が市内まで続いています。ここものんびりと歩けます。降りて来たら、城山の麓のトンネルと繋がっていて歩いてくるとちょうど今の位置に戻ることが出来ます。
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これからも市内への観光は続きます。

2023年11月17日 (金)

今週の生け花(令和5年11月第3週)

令和5年11月第3週の生け花です。今日は時間が取れなかったために写真だけ記載致します。急に寒くなっていると思いますので、体調管理を行って下さいね。

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<花材:ケイトウ、アンスリウム、雪冠杉>
・・すみません、でんでん大将さんから指摘を受けて今気が付きましたが「リンドウ」ではなく「ケイトウ」です。訂正して書き直しました。

2023年11月15日 (水)

過去から学び、未来を考えて、今を生きよう

(今日はFM放送がなく、医療ネタもありません。悪しからず🙇)

いつも考えていることに、私達、人間は時間と共に生きているのだという思いです。 過去、現在、未来に対してこの時間軸を持って生きているのが人間だと思うのです。殆どの動物が本能から現在(あるいは過去から学習したこと)しか共有出来ないことに対し、人間は自分の過去(自身の記憶、あるいは伝統として受け継いだり、書物の記録を元に)を振り返り、今の生き方を考え、未来を想像するのことが出来るのです。

この素晴らしい能力を持った人間として、今をよりよく生きるために、過去を学んで、未来を想像したいものです。

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(写真がなかったので、上記のハスの花を載せています。20年以上前から我が家にあったハスですが、一度も花を咲かせることなく経過していました。私はこれが花を咲かせることさえ想像していませんでした。9月の初旬にニョキニョキと水面から花柄が伸びて白い花を咲かせました。夜に咲いて昼には閉じてしまう花でした。調べてみるとヨザキスイレンだそうです。花が咲いたお陰で名前が判った次第です。よくぞ我が家に20年以上いてくれたと感謝した一枚となりました)

2023年11月12日 (日)

Grand Hôtel Wiesler - Centre of Graz滞在記

これまでオーストリアには3回ほど旅行したことがありますが、多くはウィーンを中心とした旅でした。グラーツはオーストリア第2の都市というのに旅行者にはあまり有名な都市ではないと言うのが私の印象でした。

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今回の主なルートとなりますが、ウィーンはチェコのプラハやハンガリーのブタペストの周遊や単独でも旅行先に選ぶ機会があります。 ザルツブルグやインスブルグはドイツ観光やスイス観光に取り込む場合もありますし、有名な景勝地のハルシュタット観光も交通の便利性からするとザルツブルグやウィーンからのアクセスも良くて多くのツアーが開催されています。上の地図でわかる様にグラーツを観光ルートに入れるかどうかは個人旅行の場合は常に迷うことだと思っています。
 今回グラーツだけではもったいなので、60Km南に行けばスロベニアのマリボルにも行けるのでどうしようか最後まで迷っていました。グラーツの音大にいる日本人に連絡を取ることが出来て、今回の観光について相談をしたらグラーツだけでも見るところは多いですよとアドバイスをいただきました。それで丸2日間グラールの名所を回ることに決定しました。
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Wikkipediaによると、グラーツはグラーツ盆地のムール川沿いに位置し、学生や研究者数が6万人を誇る大学都市としての学術面や工業化による発展が目覚ましい歴史を持つ都市とのことです。市街はグラーツ盆地の北部に広がっているそうで東、北、西を400m級のグラーツ山地の山々に囲まれ、南方はグラーツ平野に通じるとのことです。

グラーツの気候はウィーンなどのパノニア気候と比べて地中海沿岸地域からの水蒸気による降水量が多いも、アルプス山脈の南東側に位置するため偏西風が遮られ晴れやすい。平均気温は9度程度とことで、冬は盆地のこともあり寒いとのことです。

古代ローマ帝国の時代に設けられた砦がグラーツの起源であり、町の語源はスラブ語で「砦」を意味する「グラデツ」からきているとのこと(スラブ語のグラデツ(小さい城)に由来との説もあり)

・・・ここでも古代ローマ帝国恐るべしです(→イギリスのロンドンの起源も紀元43年に古代ローマ人によって建設された城塞都市Londiniumを起源とすることを思い出しました)。中世後期よりハプスブルク家の支配下におかれ発展します。1586年、グラーツ大学が創設され、同大学でヨハネス・ケプラーなど様々な学者が教壇に立ったとのことです。

オーストリア第2の都市グラーツは、中世の建物が数多く残る建築都市として知られています。1999年に旧市街が世界遺産に登録され、2010年には郊外のエッゲンベルク城が拡大登録されました。


今回はグラーツの宿泊ホテルについて記載します。
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今回のグラーツのホテルは「Grand Hôtel Wiesler - Centre of Graz」を選びました。いつものことですが私の宿泊選びは、朝夕・夜まで周りを散策できたる便利な位置にあること、可能ならホテルの窓から美しい街の景色が見えることを最初の条件にしています。部屋の豪華さや食事の有無などは全く気にしていません。いくつかの宿泊サイトを見ながら、そのホテルの部屋からの見え方、さらにはGoogle Mapなどを見ながら実際にどの様に見えるだろうかと想像しながら決定しています。決定後は宿泊ホテルやオーナーに連絡して、私の希望要件も伝えています。
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今回のホテルのホームページによると外観はこの様な感じとなっていました。私は川沿いの部屋を予約していました。
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到着後、城壁の高台(シュロスベルグ)から撮ったホテルとなります。有名なクンストハウスも直ぐ近くでした⇧
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チェックインは14時とのことでしたので、宿泊前に「12時ごろに到着するのでスーツケースを預かってもらい、観光後夕方にチェックインします」とメールを送っておきました。 ホテルに到着後名前を告げて、チェックインまでスースケースを預かって下さいと話をしました。そしたら、フロントの方が部屋に入れますとこと。さらに2日間無料でアップグレードした部屋が準備していますとのこと・・・✌️☺️😍(これが効いたのか分かりませんが、ホテルとのやりとりで部屋からの写真も沢山撮りたいので眺めの良い部屋を希望しますとメールはしていました)
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ホテルの最上階の角部屋の豪華の部屋にアップグレードされていました。 まさかの大きさです。 最初正面の壁が塗装されていませんでしたので、そのためにこの部屋になったのかと思いましたが・・・実はこれは昔の壁をあえて残していた様でした。
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カーテンの左奥の方にシャワールームはあるのですが、この様な大きなバスタブもあり、ゆったりとつかることも可能です。
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奥にはこの様な半円状の出窓があり、そこからグラーツ旧市街を見ることができる最高のロケーションでした。
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この様な部屋に無料アップグレードして頂いたホテルに感謝でございます🙇

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部屋からの旧市街の眺めです。 この様な眺めの良い部屋に泊まると、朝・昼・夕だけでなく、真夜中も見ていても飽きない景色でした。
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出窓から反対側を見た景色です。
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13時

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21時
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22時(22時に正面の教会が消灯しました)
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24時(この頃になると橋の袂の飲み屋も照明が消えています)

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5時30分
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5時50分
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6時
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6時15分(刻々と変化する色が美しいです😍)
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6時30分
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7時
今回の様に自由に宿泊施設が選べるのが個人旅行の1番の利点でしょうか。海外のツアーでは主要な観光箇所を網羅して、トラブルがあってもお任せですし、トランクの運び出しも心配ありません。私自身も海外ツアーは楽ですし、一緒のグループの方とも楽しめますので好きです。 至れり尽くせりの海外ツアーでも宿泊が中心部から離れた高級ホテルでの宿泊のことも多くありました。1年に1回の7〜10日の旅行です。旅先での夜の時間帯がもったいないですし、部屋にいながら朝夕の街並みを眺める楽しさもありません。そのため最近は自分で計画した旅行となっています。体力が持てばもう少しそのスタイルで行きたいのですが・・さてどうなることやら😢
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ホテルの0階で朝食を頂けます。2日間頂きましたが、食材が豊富で長期に滞在しても飽きることはないのではないでしょうか。
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今回はホテルだけの紹介となっていますが、これからはいよいよグラーツの観光案内となります。
これからも宜しくお願い致します。

2023年11月10日 (金)

今週の生け花(令和5年11月第2週)

2023年11月の第2週となりました。世界は次第に混沌とした時代に突入した感があります。寛容さが失われて両極端な思考に支配されて、簡単に暴力で相手をねじ伏せようと行動しています。自然界の気候も穏やかさを失い、異常気象が年々増えて来ています😂

個人的にはこれからは色々な行事も重なり時間に追われることが多いと考えます。加速度的に時間が過ぎて年末年始を迎えるのだろうと想像しています。このようなことを考える事態が自分を焦りや窮地に追い込むことになるのかも知れません😢 少し余裕を持って日々の生活を送ることに集中した方がよいと思えるのです😊

こんな時には生け花を眺めて平穏を保つ様に心がけたいと思っています😊👍

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今週も2階の小さなスペースにも生け花が飾られていました。城壁の石のような花器に広いアスターの小さな花やリンドウの紫に癒されます。そして花器の直線的なイメージと対をなすように直角に曲げられたサンゴ水木の枝が印象的でした・・・・と油断していたら、野生の鳥の鋭いクチバシ(ストレリチア)で睨まれたようで一瞬ビックリしてしまいました😅
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やはりストレリチアのクチバシにしばしびびってしまいそうです。
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今週も個性的な花達が調和を取って生けられていました。この花達のように違いを認め合って美しい地球を造って欲しいと願う1週間でした。
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<花材:サンゴ水木、ストレリチア、リンドウ、アスター>

2023年11月 8日 (水)

ビタミンCは必須だか過度な期待は出来ない

今日のFMレキオは先週に引き続きビタミンに関して話をしました。

ビタミンが発見されてまだ100年しかならないのです(ビタミンが発見されたのは1911年)。

それよりずっと以前の大航海時代のビタミンの話です。ビタミンの存在も分からない時代に長期の航海に出る船員を悩ませていたのが壊血病でした。今ではビタミンC欠乏と分かりますが、当時は原因不明の病気でした。 航海から暫く経つと船員達に出血などが出現し動けなくなったり死亡する場合も多くあり、海賊より恐れられた病気でした。実際に1497年にインド航路を発見したヴァスコ・ダ・ガマもインドへ辿り着いたものの多くの船員を失い帰りの航路では三隻のうち一隻は船員が足りずに放棄して帰路につく事態となっています。

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ではビタミンCの役割は?

前回のブログで説明した通り、人間にとってはビタミンは自分で合成することが出来ません。実は多くの哺乳動物では、体内でブドウ糖からビタミンCを合成することができます。 人の他、モルモットなどの一部の動物は、体内で合成に必要な酵素がなくビタミンCを産生することが出来ず、そのため食事からビタミンCを摂取しなければなりません。

ビタミンC(アスコルビン酸)の作用は骨や腱などの結合タンパク質であるコラーゲンの生成に必要なビタミンです。ビタミンCが不足すると、コラーゲンが合成されないために、血管がもろくなり出血を起こします。これが長期航海に出た時に恐れられていた壊血病です。現在では壊血病による死亡まで至らなくても、ビタミン欠乏の症状としては「いらいらする、顔色が悪い、貧血、筋肉減少、心臓障害、呼吸困難」などがあります。また、毛細血管・歯・軟骨などを正常に保つ作用があります。また皮膚のメラニン色素の生成を抑え、日焼けを防ぐ作用や、ストレスやかぜなどの病気に対する抵抗力を強める作用やビタミンCの抗酸化作用に期待して、がんや動脈硬化の予防が注目されています。

ビタミンCの(生物学的)半減期について

ビタミンCの人間の身体における半減期(その濃度が半分まで減る時間)は16日です。ようするにビタミンCを含んだ生鮮食品を取らないと、ビタミンCは16日で半分になり、その16日後にはその半分になってしまい、とうとう人間に必要な最低量を下回ると壊血病が出現してしまうようになるのです。その為日本の食品表には1日の摂取基準量を100mg程度となっています。

ネットなどでみるとビタミンCの半減期は5時間などと書いてあるものもありましたが、おそらくそれは摂取した場合に尿などから速やかに余ったビタミンCが4〜5時間で体外に排出されるために間違って記載されているのかも知れません。 半減期が5時間だったら、長期航海だけではなくて短期航海でも壊血病になってしまいます(笑)。

最近は過度な健康ブームやビタミンCに過剰な期待をかけてサプリメントなどで多量に摂る方が増えているようです。

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お肌にいいから、がんや動脈硬化の予防とか老化の予防などと健康に良いからといって余計に摂っている方や、あるいは過剰にとっても吸収されないか、吸収されても余分なビタミンCは直ぐに尿に流れ出して身体には残らないので副作用はないとされていました。 以前から過剰摂取で下痢や尿管結石が増えることは分かっていましたし、最近の研究では過剰摂取では活性酵素の産生を増やして細胞死を起こす可能性もあるとの研究も存在しているようです。

私はいつも基本的にはバランスの良い食事を取ったら必要分は取れていると考えています。偏食だったり、風邪や病気で足りないと思ったら薬やサプリメントを利用したら良いと思いますし、それによって肌が綺麗になった、風邪をひかなくなったというならそれはそれできっと正しいのです。プラセボ効果もあります。

ある1つの栄養素に美容から病気の予防、はたまた治療まで過度の期待をかけてもいけなないと考えます。有史以来、色々な食材を食べて人間は生きて来たのですから・・・

2023年11月 5日 (日)

ウィーンからグラーツへ(世界遺産・ゼメリング鉄道)

夜中にウィーンに着いて、今日はウィーンからグラーツへ移動します。ホテルのチェックアウトも実に簡単でホテルのフロント横に四角い透明な箱があり、そこにルームキーを入れたら手続き終了です(笑)。

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ホテルから徒歩1〜2分でウィーン空港駅となります。エレベーターやエスカレーターで地下2階のプラットフォームへ向かいました。駅の横に屋台があって美味しそうなパンなども売っていましたので、電車の中で朝食とするために買って持参しました。
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空港からの出発としてはまだ早いからでしょうか?乗客もおらず電車も入って来ていません(余り少ないと間違っていないかと心配になる程です😅)
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今回利用するオーストリア国有鉄道(QBB)が入って来ました。今回は長距離移動の区間は全てQBBのホームページから登録して乗車券を購入しました。2〜3ヶ月前から購入すると安くなるのと私の方はシニア料金を利用出来ますので安く手に入れました。後で分かったことですが、シニア料金を使用するに当たっては別途手続きが必要なようです。 これを知らなかったので、真面目な乗務員さんからは当日の正規料金を支払わねばならにと説明されました(差額を払っただけで罰金のような高い値段を請求されませんでした)。2箇所の区間でそうなりましたが、それ以外の5区間では見て見ぬ振りなのか私の髪の毛をみてなのか分かりませんがシニア料金で通してくれました😃
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シニア料金は別として、予定が決まっている区間があれば早めにQBBからネットで注文してスマホに入れていると便利だと思います。私は何時もですがスマホが壊れたり電波が入らないことも想定して、このような大事なチケットは紙にも印刷して揃えています。今回使うことはありませんでしたが・・・スマホで全て管理出来るのはいいのですが、海外では盗難や壊れたり電波が入らないこともありますので、ある程度の値段の物は紙で印刷して濡れないケースに入れて持ち歩いています。
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ウィーン空港駅からウィーン中央駅までは20分程度で乗務員さんも回って来ませんでした。ウィーン中央駅からグラーツへ向かうプラットフォームの案内板にはその車両がどの位置にあるのかを確認でします。私達は座席指定をしていますのでその場所を捜して乗り込むことにしました。私達はスーツケースを持っていますので、事前の購入時にスーツケース置き場がある直ぐ近くの座席を取ることにしました。その方がスーツケースを心配しなくても済みますし、出入りも楽です(購入時に電車内の配置図が出ますので、自分の希望する座席を選択することが可能です)。
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オーストリアの首都ウィーンと第二の都市グラーツと言っても、その間の区間は長閑な田園地帯が広がっています。実をつけたトウモロコシ畑が広がっていました。
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今回、オーストリア第二の都市グラーツへウィーンから鉄道にて向かいました。最初はただの移動区間と思っていたのですが、旅程を調べる中でその区間に世界遺産があることを初めて知りました。ゼメリング鉄道と言われる「世界遺産」があります。世界一古い鉄道会社と言う訳ではありません😸
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鉄道を経営しているのはオーストリア国鉄ÖBBです。ゼメリング峠を越える一部の区間グロッグニッツ=ミュルツツーシュラーク間をゼメリング鉄道と呼んでいます。 恐らくウィーンとグラーツ間を移動しても、何も知らなければ世界遺産を通ったことさえ覚えない鉄道だと考えます。実際、気にとめなければ小さな途中駅としか思わないと感じました。

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Wikipediaによるとゼメリング鉄道(Semmering Railway)は、オーストリアの首都・ウィーンの南西にあるゼメリング峠を通る、ヨーロッパで最初に国際標準軌間を採用した山岳鉄道」で鉄道自体も今なお稼働しており、鉄道全体が世界遺産に登録されている」と記載されています。
グロッグニッツ駅から途中ゼメリング駅を経由し、ミュルツツーシュラーク駅に至る区間で走行距離は全長41.825キロ、高低差は460メートルになるとのことです。ヨーロッパの山岳鉄道の歴史が長いのが分かる様に、建設期間は1848年から1854年までの6年間となっています。 ゼメリング鉄道の設計者カール・リッター・フォン・ゲーガは機関車の構造に最新の技術を用いることで、急勾配やカーブを克服したとのことで、ゼメリング鉄道駅を出た広場には彼の記念碑もあるとのことです。軌道上には、14のトンネル、16の高架橋、100を超える石橋に11の鉄橋がある。また、土木工事(トンネル掘削・橋梁架構など)に際しては、自然との調和が重要な課題とされており、このことが世界遺産登録について大きく評価されたそうです。


私もよく観ているTBSの「世界遺産」の動画がYou-tubeにありましたので貼り付けておきます↑
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ゼメリング鉄道について知っていてカメラを構えていても、車窓からはこれぐらい撮るのがやっとでした😂 
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鉄道マニアならゼメリング駅で降りると駅舎に無料の小さな展示室があるそうです。駅の隣の広場には立派な世界遺産の碑もあるそうです。またゼメリング鉄道が見える展望台までの遊歩道も整備されているとのことです。その場所からは世界遺産に相応しい風景が撮れるのかも知れません。鉄道ファンなら是非訪ねてみてはどうでしょうか。私達は目的地のグラーツへと急ぐこともあり車窓から眺めただけです。
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朝の時間帯ですので、窓に朝日が反射して中々上手く写真が撮れませんでした。ゼメリング鉄道を堪能したければ降りて散策する必要がありそうですね😸
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オーストリア首都のウィーンと第二の都市グラーツの区間ですが、長閑な風景が続いてゆきます。
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ウィーン空港→ウィーン中央駅乗り換え→グラーツ中央駅へ2時間半程度の電車の旅でした。車窓から流れる風景を観ているとあっという間に到着です。
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プラットフォームから1階のロビーに上がって来ました。独特な天井のペインティングです。
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荷物を抱えて切符を買うことを考えながら歩いていたら、中央駅の外観を撮り忘れました(上の写真は2日後の朝の写真です)。中央駅を出ると右手に進み、エスカレータ(エレベーターもあり)でトラムのある階下へと進みました。エスカレーターを降りた右手に自動の切符売り場があります。予定がはっきりしませんが、取りあえず1区間の1回券を購入しました。チェックインより早めですが予約のホテルに向かいます(次回へ続きます)。

2023年11月 3日 (金)

今週の生け花(令和5年11月第1週)

今日は文化の日でお休みの方も多いと考えます。祝日ですが仕事や勉強で頑張っている皆様方は大変ご苦労様で、お疲れ様です。

文化の日には「自由と平和を愛し、文化をすすめる」という意味で制定されています。ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルとパレスチナの衝突において、如何に平和が大切であるかと思いますし、平和がないと自由もないのだと考えます。そしてもちろん自由で平和の暮らしがなければ文化的な生活も送れません。 私は日本の祝日の中でやはり「文化の日」が1番好きな休日です。

2階のいつものスペースにも今週も生け花が飾られていました。花を愛でるなんて平和でから楽しめているのですね。ありがたい事です。

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今週の生け花は荒々しさと繊細さが共存しているような作品となっています。
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丸い花器の上には先端が曲がりくねったエニシダと大きなクルクマの青い葉で骨格が作られ、その横には白と紫の移行が美しいリンドウと小さな菊の花が控えめに咲いています。
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オレンジ色のマリーゴールドも前方と後方の2箇所に飾られることで遠近感が出ています。
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<花材:エニシダ、マリーゴールド、りんどう、菊、クルクマの葉?>

2023年11月 1日 (水)

ビタミンとは

2023年11月1日のFM放送は2〜3年ぶりにビタミンについて話しました。 そろそろ私も忘れかけましたので、ビタミンの定義や種類などを記載致します。

毎日のように普通の会話の中や、スーパーや薬店に行くと見たり聞いたりする、ビタミン(vitamin)も、その存在が発見されて100年しか経っていないのです。

多くの方はビタミンと聞いて「ビタミン=健康・美容」とうイメージだけで、実際それがどの様な物質でどのような作用があるかは余り気にしたことはないと思います。

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ではビタミンとはどのようなものなのでしょうか? 

ヒトがとらなくてはならない栄養素としては、まず3大栄養素と言われるタンパク質、脂肪、糖質(炭水化物)があります。 それにビタミン、ミネラルを加えたものを一般的に5大栄養素と呼んでいます。 3大栄養素と言われるタンパク質、脂肪、糖質は私達の体をつくるために多くの量が必要となることより、マクロ栄養素といわれています。 それに対してビタミンとミネラルは微量(ミクロ)栄養素といわれ、必要な量はごく少量ですみます。しかし多い少ないではなく、どちらも無くてはならない栄養素です。

 まずはビタミンの定義とは つかみ所がなく難しいのですが、教科書に書いてある通りに書きますと 1.体の組織の構成成分でなく、エネルギーに変換されないもので、 2.体内で必要量が合成されず、 3.欠乏症が確認されているもので、 4.無機物(ミネラル)でないものをさします。 これを聞いて理解できた方は恐らく、天才的頭脳の持ち主と思います。 

とりあえずビタミンとは、量は少ないけれど、人間が生きていく上で無くてはならない栄養素で、私達人間の体で必要量を作ることは出来ない成分と理解してください。 

このことをまず押さえておいて、ビタミンの働きとは

 私達の身体の機能を維持したり、調節をする3大栄養素の中でエネルギー源となるのは主に炭水化物と脂質で、臓器や筋肉など身体を構成する成分となるものがたんぱく質です。しかしこれらの栄養素は、食べ物として摂っただけでは働きません

私達が食べた栄養素は、消化や吸収、分解、合成などの化学反応によって人間の体に合うようにつくり変えられて初めて利用できるようになります。化学反応は何も工場や製薬会社などで起こっているわけでなく、私達の体内でも化学反応が起こって処理されています。

たとえば豚の肉を食べたとします。これがこのまま直接、人間の肉にはなりません。当然ですよね。 このお肉はタンパク質として人間の体の中で、いったん一番小さな部品・これ以上小さくならないとう物質(アミノ酸)まで分解されます。次にこの部品を利用して、今度は私達のDNAの設計通りに組み立てたられて、人間の体の成分をなり、始めて利用されます。馬の肉を食べても決して走りが得意になるわけではないのです。

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ビタミンは栄養を私達の体に合わせて作り替える化学反応を調節する栄養素といえます。車でいえば、たんぱく質は車体、炭水化物と脂質はガソリン、ビタミンやミネラルは車がスムーズに動くための潤滑油にたとえることができます。 ビタミン不足になると化学反応がうまくいかなくなり、全身の機能が低下してしまいます。さび付いて、とうとう動かなくなってしまいます。これがビタミン欠乏症といわれる状態です。

主な欠乏症としては ビタミンB1→脚気、ビタミンB12→貧血、ビタミンA→夜盲症、ビタミンC→壊血病、ビタミンD→くる病 等があります。

ビタミンの摂取は基本は食事から、そして足りないようならサプリメントも考慮、必要以上にとっても無駄で綺麗にはなりません😊

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