JALファストクラス搭乗記(羽田→ロンドン:後半)
JALファストクラス搭乗記(羽田→ロンドン:前半)の続きとなります。
懐かしいアンカレッジの表示が見えて来ました。この文字を観ると昔のアンカレッジ経由のヨーロッパ便を思い出します(→アンカレッジ経由)。私の方は毎回、日本を出発した瞬間に現地時間に時計を合わせています。そして現地が朝の時間帯に起きれる様に飛行機で寝る時間を決めています。おおよそ飛行機の中で4〜5時間寝ることを想定して寝ることにしました。キャビンアテンダントさんにそろそろ寝ようと考えていますと話をすると上下の柔らかい寝巻きを準備してくれました。着替えをしている間にCAさんが座席をフルフラットにしてマットレスなどをひいて寝具を整えてくれるのです(🙏)。
ファーストクラスのトイレには着替え専用の台が設置されています。上の写真の右側の壁に設置した台を降ろした状態となり。地面から10Cm ぐらいの高さの足台となります。トイレで着替えとなると「服が床についてしまうのでは」と抵抗感がある方への配慮からになると思います。
パジャマの写真を撮っていませんので、JALのホームページから写真をお借りしました。その説明によるとパジャマとは言わずに「リラクシングウェア」と呼んでいる様です。「環境と健康に配慮し、生地にはオーガニックコットンを100%使用。また、ごゆっくりお過ごしいただけるよう着心地と肌触りに拘りました。日本が世界に誇るデザインオフィス「nendo」とコラボレーションしたオリジナルデザイン。上着の裾に付した赤色のタグは、日本航空の鶴丸ロゴと日本で古来より親しまれてきた「折り鶴」をモチーフとし、情報を極限まで削ぎ落として表現したものです」・・・となっています。
トイレの洗面台にはいつでも自由に使える歯ブラシやクリームなども備えられています。紙以外に布製のタオルも準備されています。最大8名の人数に対しても2箇所のトイレがありますので、ほぼいつでも自由に使える状態となっています。大きさに関してはファーストクラスでも大きくはありません。トイレの大きささもやたら広い航空会社のあるようですが、ここはJALのスタイルに賛成です😸
着替えの前にCAさんからマットは硬めと柔らかめとどちらかが宜しいでしか?と希望を聞いてくれます。JAL国際線ファーストクラス特別仕様の「エアウィーヴ DUAL MODE」、「エアウィーヴピロー S-LINE」とJALのこだわりが伺えます。片面は硬め、片面は柔らかめのマットレスと横向きにお休みの時も首・肩に負担をかけない頭の高さに保てる枕で、「理想的な寝心地を実現可能にしました」とのことです。私の方は横に寝るタイプですので柔らかめにしました。
国際線の機上でこの様に広々とした状況で睡眠が取れるのは凄いことだと改めて思いました。私の様な庶民的な感覚では寝るのがもったいないと思う時間帯でもありました。
寝心地最高の状態で4時間ぐらい寝たのでしょうか? 余りに現実離れした機内で、目が醒めて来ました。それでも起きるのが勿体ないので読書灯をつけてベットで横になりながら、旅行本などを読んで1時間ぐらい過ごしました。
私が起きてゴソゴソ(笑)していたら、CAさんが気を利かせてくれて何かお飲み物でもお持ちしましょうかと尋ねてくれました。コーヒーを頼んだら温かいポットに入れて持って来てもらいました(写真を撮り忘れましたが前回と同じ感じとなりました🙏)
周りの方も皆起きていましたので、ブラインドを開けてみると眼下にはアイスランドなのでしょうか、氷原の世界が続いていました。久しぶりに北回りの空路だったのを実感します。



飽きることもなく眼下を眺めていると、次第に氷の大地から土の大地へと変わって来ました。海岸沿いに白いものがたくさん浮かんでいるのが観察できました。カメラをズームしてみると、なんと白いものは流氷でした。地球温暖化の影響で昔と比べたら氷の大地から流れ出す流氷も増えているのでしょうか?
素晴らしいファーストクラスでの飛行も到着に近づいて来ました。 最後の食事となります。 気持ち的には朝食ですが、イギリス時間では昼食となります。食事の前にほうじ茶をいただきました。これも香りがよく流石に手を抜いておりません。
洋食の朝食は「豆腐ヌードルと舞茸とえのきの温製ミモザサラダ スモークサーモン」でれんこんとひじき、クレソン、紫キャベツとベーコン、くるみのマリネ、ひよこ豆のフムス、レモンドレッシングとなっています。
和食のメニューとなります。私の料理の知識はほぼゼロですので、JALのHPからみると内容は「太刀魚の梅肉大葉焼き」「粟麩の田楽」「出汁トマト」「青葉の胡麻和え」「赤玉葱のピクルス」となっています。
ボケた写真になってしまい、余り美味しそうに見えませんが、美味でした😅
ファーストクラスでは沢山のアラカルトメニューも準備されています。これも好きな時間で注文することも出来ます。私達は全くその部分も選んでしませんでした。
今回の飛行機で準備されていたのは; おすすめの一品:千葉県産水郷赤鶏の焼き鳥丼。お酒のお供に:赤坂松葉屋 白胡麻豆腐 柚子味噌添え。串盛り合わせ:豚バラ梅だれ、鶏ももタレ焼、玉子焼き。 軽いお食事:バルサミコ茸とフムスの彩り野菜サラダ 豆乳ドレッシング。宮崎和牛カレー。 桜海老のヴルーテ。 JALオリジナル麺:JAL特製『ソラノイロ』鶏油香る中華そば。サンドイッチ:タッカルビ風パニーニサンド、三元豚のカツサンド。チーズセレクション:各種チーズの盛り合わせ 。リフレッシュメント:季節のフルーツ盛り合わせ。プチデザートのトレイ:ガトーピスターシュ、きなこロール。ショコラ:JALオリジナル・・・これだけでもレストランのメニューみたいですね。
CAさんが気を利かせて何かアラカルトメニューからお持ちしましょうかとのことで「串盛り合わせ」を頂きました。なぜお店で食べるのと同じ鮮度と味も変わらずに提供できるのか不思議な一品でした。
日頃からお酒も余り飲まないし、食べるのもどちらかと言うと少食の2人ですので豪華すぎるJALの料理を多く取ることは出来ませんでした。しかしながら本当に良質な最高のメニューだと感嘆しました。
機体はロンドン近くまで来たようです。まだもう少し居たいと思えるのはファーストクラスならではの経験でした。
長距離路線でのクラスによる違いは個人的感想では「エコノミーはとにかく着いた後の旅行を楽しむための修行の時間と耐えること」、「プレミアクラスはもう後何時時間の辛抱と頑張ろう」、「ビジネスクラスはもう少しいてもいいかな」、「ファーストクラスはまだ着いて欲しくない」となりました。ただエコノミークラスも以前と比べたら機内のエンターテイメントも充実して、iPhoneなどにシリーズものの何本かの映画やドラマを入れて集中してみると意外に時間が過ぎることや足を上げる様な工夫や首回りの固定などのグッツを使うと改善していました(→時差ぼけの解消法と機内便利グッズ)。
« 乳がんのリスクファクター | トップページ | ロンドンからウィーンへ移動 »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- グラーツ観光No4(聖心教会Herz Jesu Kircheと洗礼式の様子)(2023.12.10)
- グラーツ観光No3(カイザー・ヨーゼフ広場のファーマーズ・マーケット、オペラ座、Café Mitte昼食)(2023.12.03)
- グラーツ旅行記No2(グラーツ大聖堂、王宮、国立音楽大学、グロッケンシュピールハウスなど)(2023.11.26)
- グラーツ観光No1(クンストハウス、聖母救済教会、ムーアインゼル、シュロスベルク、時計塔)(2023.11.19)
- Grand Hôtel Wiesler - Centre of Graz滞在記(2023.11.12)
院長先生
こんばんは。
今日もお疲れ様でございました。
わ〜凄すぎる!ファーストクラス!空の5つ星ホテルですね♡
パジャマもオリジナル!ベッドに横になれるなんて夢のようです!
お食事も豪華なメニューですね😋
お土産もいただけるのですね✌️
眼下にテムズ川、タワーブリッジも見えてますね!
充分にご堪能されてヒースロー空港へ!
あ〜続きが待ち遠しいです♡
お帰りもファーストクラスなんて凄いですね♡
エコノミーしか利用せずでしたから、本当に象のような脚になり
早く着陸しないかとその思いでしたよ😰
夢のようなブログ有り難うございました🙇
投稿: マコママ | 2023年10月27日 (金) 20時28分
マコママさん、こんばんは。
本当に凄いファーストクラスですね。ベットの大きさや寝具の硬さも選べて、飛行機に乗りながら自由に寝返りが打てるのがビジネスクラスとの違いでした。
シートも食事も飲み物も全てが豪華そのものです。この様な座席を通常の値段で購入できる方々がいるのも格差社会の現実を見ているようでした。私にとってはこの様な社会があることを垣間見れた貴重な経験となりました。
今回は眼下に広がるロンドンの街並みもよく見えて、かつてのイギリス旅行を思い返しています。
エコノミーではどの様に過ごすかを考えて準備して臨みました。しかし1度、欧米の大きな体型の方の間の席に当たったことがあります。彼らは足の方も大変だと思いましたが、私の方は両方から肘掛けの部分まで占領されて身動き出来ずに大変な思いをしたことがありました😂
今回は夢の様な機内でした。
投稿: omoromachi | 2023年10月27日 (金) 22時20分
大体がエコノミークラスでの飛行機旅、たまに夫の関係でビジネスクラスへ招待。
招待とは・・・ビジネス席が空いている時に頂けるものです。
受付の方が・・・「OH MY GOD」と言ってください。なんて冗談を言っていました。
>飛行機に乗ると現地時間にします。
私と逆です。私は降りる時に現地時間にしました。
飛行機で朝食として出る時間が日本では真夜中に近いからです。
ですから朝食はPASSしています。
エコノミー症候群にならないように・・・座席を離れ良く通路を散歩していました。
懐かしい思い出です。
人生に絶対経験できないファーストクラスの飛行機旅・・・楽しい情報です。
投稿: マーチャン | 2023年10月28日 (土) 08時12分
マーチャンさん、おはようございます。
ビジネスクラスへの招待がある場合は、余り期待してないためにこれが在るとテンションが急に上昇しますよね😸
日本の係員は真面目ですからこのようなジョークは言いませんが、海外ではこのような驚かせもあるのですね。
私は飛行機に乗るとヨーロッパ時間に合わせて、機内で調整。帰路の便は日本時間に合わせて行動しています。直ぐに仕事場に出ますので、余り時差ボケを感じたことはなく仕事復帰しています。
私もエコノミークラスではずっと座るとイライラ感が募るのと、エコノミー症候群を防ぐように通路を歩いたり、トイレの中で屈伸運動をしていたりします。
今後もマイルでチャレンジはしますが、ファーストクラスの旅はこれが最後かも知れません。新しい発見が色々ありました。いつもありがとうございます。
投稿: omoromachi | 2023年10月28日 (土) 08時35分