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JALファストクラス搭乗記(羽田→ロンドン:前半)の続きとなります。
懐かしいアンカレッジの表示が見えて来ました。この文字を観ると昔のアンカレッジ経由のヨーロッパ便を思い出します(→アンカレッジ経由)。私の方は毎回、日本を出発した瞬間に現地時間に時計を合わせています。そして現地が朝の時間帯に起きれる様に飛行機で寝る時間を決めています。おおよそ飛行機の中で4〜5時間寝ることを想定して寝ることにしました。キャビンアテンダントさんにそろそろ寝ようと考えていますと話をすると上下の柔らかい寝巻きを準備してくれました。着替えをしている間にCAさんが座席をフルフラットにしてマットレスなどをひいて寝具を整えてくれるのです(🙏)。
2023年10月25日のFM放送「いきいきタイム」は乳がんについて1時間生放送で話をします。
乳がんは戦後日本でも増加している癌の1つで、今や罹患率(生涯でがんになる確率)は女性9〜10人に1人と最もかかる確率が高い癌となっています(高い順に、乳がん>大腸がん>肺がん>胃がん>子宮がん>膵臓がん)。 しかしながら手術や化学療法、ホルモン療法、放射線療法に反応しやすいため、日本人女性の癌による死亡率では第5位となっています(大腸癌、肺癌、胃癌、膵臓癌、乳癌の順)。
これまで乳がん発症の色々なリスクファクターが検討されています。 よく知られている状態として ①初経年齢が早い ②閉経年齢が遅い(55歳以上) ③出産経験がない ④高齢初産(30歳以上) ⑤長期間のホルモン補充療法 ⑥肥満・・・・・この様な文面を見たことがないでしょうか?
乳腺は二次成長期になり急速に発育します。 これには卵巣で主につくられるエストロゲンが関与します。
乳房内には乳汁をつくり出す「乳腺組織」を含んだ小葉と乳汁を乳頭に運ぶ「乳管」があり、その周りを脂肪組織などが被い丸みを帯びた形になっています。 乳癌の90%は乳管から発症し、5〜10%が小葉から発症します。
月経がある場合、生理に合わせて増減を繰り返しますがエストロゲンが比較的高い状態で経過します。また乳腺が発達する若い時期は、エストロゲンに対する反応が高いと考えられています。 妊娠や授乳中はこのエストロゲンは低下します(このため妊娠期間のない女性は高エストロゲンの期間が長くなることを意味しているのかも知れません)。
エストロゲンは乳癌の発症や増殖に関与します。そのためエストロゲンに曝される期間が長かったり、若い時期には感受性も高まっていますのでこの時期の高エストロゲン状態は乳癌のリスクを高めます。 またエストロゲンは卵巣のみならず副腎皮質や脂肪細胞からも合成されます
このことを押さえて再度、リスクファクターをご覧下さい。 ①、②、③は高エストロゲン状態の期間が長いこと、①、④は乳腺のエストロゲン感受性が高い期間が長い、⑤は更年期障害などでエストロゲン製剤を補充したり、⑥の場合は肥満細胞が作り出すエストロゲンが増えます。
この様な状況を踏まえて、乳癌検診などの問診で、生理や妊娠・出産回数などプライバシーに関わる質問事項もあるのです(怒らないで質問事項に答えて下さいね)。
その他としては、血のつながりのある家族に乳癌になった人がいる場合はいない人と較べ2倍程度、癌のリスクが高くなります。これには研究段階も含めて複数の乳癌発症遺伝子が関与しています。
乳癌は自分で気づくとこもありますので、自己検診をして下さい。 他の癌と較べ予後のよい癌です。5年生存率も90%を越えています。 しかしまだまだ欧米と較べ、乳癌検診の受診者が少ないのが日本です。 また他のがんと比べて発症年齢が40歳代から増えるために、この年代は特に一番家庭の中心となっている30代〜50代の女性で検診を受けて頂きたいと考えています。どうか家族のためにも乳癌検診を受けて下さいね
ということで羽田のファーストクラスランジを出て直ぐの出発ゲートに着きました。
10月も中旬から後半へと向かうところで、やっと日本中秋らしくなった気がします。南国沖縄でも日中でも30度を超えない日も出て来ました。やっとクーラーをかけずに寝ることも可能となっています。 食欲の秋、スポーツの秋といい季節に変わっていますが、円安が進み、物価が上昇し何もかもが高くなった気がします。偶にスーパーで買い物をしても以前と比べて殆どの商品が高くなったり、あるいは値段は据え置きなのですが商品が明らかに小さくなったりしています。
海外旅行にゆくと以前は日本よりだいぶ安く買い物や食事を取ることが出来たのが、今は真逆になりました。飛行機代も値上がりしてしまいました。 私は特に若い日本人に旅行でも留学でもいいので海外に出て欲しいと願っています。 世界を経験することで日本の現状も理解出来ると思うし、これからの生き方が変わるかも知れないと期待しているのです。 しかし今、若い人達が内向き思考になっていることやお金がかかるために更に海外に出る若者が少なくなっていることを危惧しています。
今週もいつものように、小さな2階のスペースに花が飾られていました。
これまで海外旅行は殆どエコノミークラスでしたし、体力がなくなった60歳前から旅行直前まで仕事をして旅行後直ぐに仕事場に向かうことを考えてビジネスクラスの利用が増えました(贅沢したいわけではなくて体力温存のためです)。ANAやJALのマイルを使って日系の航空会社の特典航空券を確保したいのですが、最近は日本からヨーロッパ直行便は取ることが奇跡に近い程困難になっています。一度無理矢理マイルを使ったら日本から目的地までに4回以上乗り換えたことがありました。色々と乗れるので楽しいですが、やはり疲れますし時短になりませんでした。 そのために比較的安い中東キャリアやキャセイパシフィック航空を利用して乗り継いで出かけました(この時はビジネスクラスですので全く移動は苦になりません)。
2022年の旅行でまだコロナ禍で出足が遅かったのでしょうか(特典航空券予約は2021年9月です)。偶然にANAのファーストクラスの羽田ーロンドン便の特典航空券が手に入ったのでした。既に有頂天になっていたのに、旅行3ヶ月前にANAから「機材変更でファーストクラスが無くなりました」と無情の連絡、代替案も満席とのことで提示されず本当にガッカリでした。そのため2022年の旅行は通常購入のカタール航空となったのです(⇒2022年の旅)。
今回はANAに申し込む気力を失い、JALに特典航空券に期待をかけて1年前に申し込むとなんと羽田ーロンドン便のファーストクラスをゲット出来たのでした。後はひたすら機材変更がありませんようにとお祈りする日々が続くのでした。
そしてとうとうその日を迎えたのです。初めてJALのファーストクラスラウンジの中に入ることが出来ました。私のように余りお酒も飲まないし、味音痴で美食家でも全くありませんのでラウンジの素晴らしさを享受できませんが、どのような雰囲気なのか人々の動きや施設や運用はどのようになっているかはとても興味がありました。 私にはもったいないJALファーストクラス・ラウンジですが紹介したいと思います。
10月も中旬になると南国沖縄でも、少し秋の気配を感じるようになりました。本土の方は一気に寒くなるのかもしれませんね。寒暖差も大きくなるでしょうから体調管理も気をつけて欲しいものです。
パレスチナとイスラエルで多くの罪のない人々が殺害されています。どんなことがあっても無差別に人を殺害することに正当性はありません。罰せられるべきだと思います。 私はかつてアウシュビッツを訪れ、人が環境により殺戮に走る姿を知りました(⇒アウシュビッツ・ビルケナウ収容所)。 戦後あの様なひどい民族浄化を受けたユダヤ人が国際社会からの支援も受けてイスラエルを建国します。しかしそのユダヤ人がもともと住んでいたパレスチナ人を塀に囲まれた牢獄に押し込み、電気や水道などのあらゆる物をコントロールすることを平気で行って来ています。今の現状は経済的にも戦力でも圧倒的にイスラエルが上で、かつてのヒットラー率いるドイツ帝国とかつてのユダヤ人と似た立場ではないかと重なって見えてしまうのです。 欧米を中心に戦後国際社会は迫害を受けたユダヤ人を擁護して建国を後押ししながら、パレスチナ人の人権は軽視してしまった歪みが今もこの地域を不安定化させています。 ユダヤ人の命もパレスチナ人の命も同じく尊いのです。国際社会は自分達も当事者としてこの地域の安定を計って欲しいと祈る日々が続きます。人の血が流れて嬉しいことなどありません。
厚生労働省の自覚症状の統計によると、日本人男性の場合の自覚症状は多い順番に①腰痛 ②肩こり ③咳や痰が出る となっています。女性では①肩こり ②腰痛 ③手足の関節が痛む となっています。いずれも関節に関しての訴えが多く、腰痛が全体で一番多いことがわかります。
<重篤な腰痛には注意が必要>
急性の腰痛症として有名なのが「ギックリ腰」と思います(そのことについては以前記載しました→ギックリ腰)。上記の様な原因がありますが、急性腰痛症で1番重要なのは重篤な病態を見逃さないことだと考えます。
まず、具体的には癌の脊椎転移、化膿性椎間板炎、椎体骨折、急性大動脈症候群といった重篤な特異的腰痛を見逃さないことが重要となります。ですから皆様の中にも何時ものギックリ腰だとか、シップを貼って様子をみようと考えずに、何時もと違うと思ったら病院へ行って欲しいと考えます。また診療する整形外科医もこのような患者さんには注意する必要があると考えています。
このような重篤な腰痛を見逃さないためには次のような方の腰痛は注意して検査をするめる必要があると考えられます。
①20歳以下または55歳以上 ②がんの既往や治療中の場合 ③時間や活動性に関係のない腰痛 ③胸背部〜腰部など広範囲の痛み ④免疫抑制剤やステロイドなどの投与中 ⑤体重減少など他の不調を伴う場合 ⑥広範囲に及ぶ神経症状(主に下肢のしびれや痛み、脱力、排尿排便感覚などの異常) ⑦微熱などを含む発熱の継続 ⑧AIDSなどの免疫力低下
このような重篤な病態でないと分かれば、一般的に無治療であっても次第に改善することが殆どで予後良好と考えらています。整形外科医のアドバイスを貰いながら治療やその後のケアを行う必要があると考えています。
<腰痛治療・その後の対策>
急性腰痛の多くは1カ月程度で急速に改善するといわれています。しかし約6割は1年経っても腰痛が残り、さらにそのうちの約6割の人は腰痛の再発を経験するとのことです。
最近の考えでは超急性期以外では安静は必ずしも有効な治療法ではないとされ、痛みに応じた活動性の維持は疼痛を軽減し機能を回復させるのに有効だったとのことです。ただしこれは専門のリハビリなどの施設だといいのですが、素人が無理に動かすと逆効果になるので注意が必要です。
病院で行う治療としては薬物療法については、急性腰痛では、非ステロイド性抗炎症薬・筋弛緩薬、解熱・鎮痛剤、弱オピオイド(鎮痛剤)が使われる頻度が多く、また椎間関節への注射や、脊髄後枝内側枝の神経ブロックは有効と考えられます。
急性でも慢性でも腰痛に関しては再発率が高く、その予防にはエクササイズ習慣を主軸とするセルフマネジメントが強く推奨されています。腰痛を持っている方は非常に多いと思いますので、ネットなどにも腰痛体操や予防法も載っていますので、生活の中に取り入れて腰痛を防ぐように心がけましょう。
1年に1回海外旅行ができたらと考えながら生きています(笑)。最近はANAとJALのマイルを使った特典航空券のゲットするために出発の355日だったり350日前から次の旅がスタートします。 マイルを使ったヨーロッパ便の争奪戦(?)は厳しくてなかなか上手く手に入りません。2020年にJALのファーストクラスを予約できたのですがコロナ禍でJALが運行せずに、マイルの払い戻し(それも嬉しいことに5年間延長してくれました)。2022年にANAの羽田ーロンドン路線のファーストクラスをゲット出来、初めてのファーストクラスと有頂天になっていたのですが、3ヶ月まえに機種変更によりファーストクラスの搭乗が消滅してしまいました・・・呆然としている中で、きっとANAの都合で変更したのだからビジネスクラスやプレエコを準備してくれると思いきやエコノミーもありませんとあっさり断れてしまいました(→昨年の状況)・・・このショックは今だに尾を引いています😭
2023年の旅がおおよそこの辺りになる予想でJALの羽田ーロンドン間を355日前の10時にネットで申し込むとなんとなんとゲット出来たのです❤️😍
後は羽田ーロンドン間は固定して、1年かけて旅先や仕事場の都合を調整にかけるわけです。これまでの多くは9月のシルバーウィークを利用していたのですが、学会等で予定が組めませんでした。今回は都合により8月の後半から9月初めとなりました(沖縄ではお盆となり、お盆の前後は予定手術はありませんのでこの時期を選びました)
8月の後半とは言え、8月に旅行するのは2〜30年ぶりだと記憶しています。以前から1度は行ってみたかったのがザルツブルグでしたし、その時期に音楽祭があるために、今年初めには旅行先をオーストリアに決定。ザルツブルグ音楽祭のチケットも発売と同時に入手して臨みました。
後はJALがANAのように突然ファーストクラスがなくならないことを祈るだけで、キャンセルもなく旅行の日を迎えることが出来ました。
2023年も10月となりました。那覇市は台風14号と前線の影響で晴れ間の少ない1週間でした。皆様方の処はどのような天気だったのでしょうか? 私の学生の頃は本土ではお盆過ぎたら次第に秋に向かってゆく感じでしたが、今年は10月に入っても真夏日になったりと日本も暑くなっています。私達の対応も地球温暖化が現実的になったことを受け入れて変えなければならない時に来ていると思います。
早く日本も暑さ対策、台風対策、豪雨対策、更には地震対策を前倒しして進めないと災害が起こってからでは間に合わないと感じてしまう今日この頃です。
私の心配をよそに、2階のいつもの小さなスペースにお花が飾られていました。花達の写真を撮りながら「余り心配しなさんな!」と言われたようで安心している私がいます😅
皆様方も病院や健診などで尿検査を受けたことがあると思います。昔からある検査だけど今どき必要あるの?と思ったりしませんか(これは私の患者さんからも定期の採血で腎機能も調べているので尿検査は不要ではと質問を受けたことです)
もちろん腎機能をみる目安にもなりますが、糖尿や腎盂炎、膀胱炎などを見つける検査にもなります。針が苦手な人にとっては痛くないですし、尿は簡単に採取出来て便利です😅
皆様方もご存じのように尿検査では主に尿の中に含まれる糖、蛋白、潜血の有無やその程度を調べることで重要となします。実はそれ以外にも尿比重、尿沈渣(にょうちんさ)など詳しい項目が含まれていることもあります。
以前にも書いた様に、腎臓には血液を濾過し、再吸収しながら尿を作り出します。尿の異常が出た場合に腎臓のどの部分が障害されているのかもある程度推測することも可能なのです。
腎臓は血液を濾過して余分な物を尿として排出します。しかしながら人間にとって必要な血液の蛋白も同時に排出してしまうことがあります。尿蛋白が検出されると言うことは、腎臓が正しく機能していないということが推測されます。
ただし腎機能が正常な方でも、激しい運動をした後や生理前後、発熱時、ストレスがあるときなどは異常値が出ることもあるので、再検査を受けて再度尿蛋白が検出されるかどうかが重要となります。
(異常があった場合に考えられる病気)・腎盂腎炎、ネフローゼ症候群、糸球体腎炎など腎臓の病気が主ですが、時々膀胱炎や尿道炎などといった尿路感染症でも認められることがあります。
本来血液の中にある糖分(血糖)は私達の栄養源ですので無駄に尿に逃がす必要はありません。尿に糖が出ると言うことは、血液の中の糖分が多すぎたり(糖尿病)、あるいは糖の再吸収が落ちる腎臓の機能低下が起きた時に糖が尿中に漏れ出てきます。それ以外に時々、妊娠中や高齢の場合は糖が出やすいです。それ以外にも疲労やストレスで糖が出てくることがありますので、異常が見られる際には日を改めて検査を行います。
(異常があった場合に考えられる病気)
糖尿病、甲状腺機能亢進症
尿に血液が混じっているかどうかを調べる検査で、尿が排出されるまでの器官に異常があると、潜血が見られます。一時的な潜血はよくあることで、一度潜血が見られたからといって疾患があるとは限りません。
また、生理中の女性が尿検査を受けると、潜血と診断されることもあります。正しい結果を知るためには、いずれの場合も再検査が必要です。
(異常があった場合に考えられる病気)
・急性腎炎、慢性腎炎、腎結石などの腎臓の病気や腫瘍
・尿管結石、尿管腫瘍、尿管異物などの尿管の病気や腫瘍
・膀胱炎、膀胱結石などの膀胱の病気や腫瘍
・尿道炎、前立腺炎などの尿道の病気や腫瘍
①②③が主に皆様方が通常の病院での検査や人間ドックなどの健診で主に行われる検査となります。次の尿沈渣や尿比重は更に踏み込んで診たい場合に追加することが多い項目となります(最初から検査に組み込まれている場合もあります)。
尿沈渣は①、②、③を調べ終わった尿を遠心分離器にかけて、沈殿した中の細胞成分を調べる検査となります。これを顕微鏡で観察して、細胞成分の数や形状から分析します。
1・赤血球がみられる場合:腎臓・尿路疾患および全身性の出血疾患の一部に見られます。
細かな病名としてはIgA腎症、膜性増殖性腎炎、急性糸球体腎炎、ループス腎炎、間質性腎炎、急速進行性腎炎、嚢胞(のうほう)腎、腎梗塞、遊走腎、特発性腎出血などが疑われます。
2・白血球がみられる場合:腎盂腎炎、膀胱炎、前立腺炎などの腎臓、尿路系の感染症が疑われます。
3・上皮細胞がみられる場合:上皮細胞には扁平上皮細胞、尿細管上皮細胞、尿路上皮細胞、円柱上皮細胞、卵円形脂肪体、核内封入体細胞、異型細胞などがあります。癌などの発見に繋がることがあります。
4・円柱がみられる場合:尿が尿細管で停滞し、濃縮されて鋳型となったものが硝子円柱です。腎臓・尿路疾患の病態や重症度の把握が可能となります。
5・それ以外に細菌、真菌、原虫などの病原体が発見されることがあります。
皆様方も脱水の時には尿が濃縮していることに気がついていると思いますが、腎臓は体内の状況に応じて濃度の異なる尿を作って排泄させることにより、体内の水分量を調整しています。しかし、腎臓に異常があるときは調整が利かず、基準値に比べてより高い数値が出ることがあります。
(異常があった場合に考えられる病気)
・尿比重が高い場合…糖尿病、ネフローゼ症候群、心不全、脱水症など
・尿比重が低い場合…慢性腎炎、腎不全、尿崩症など
このように尿の検査で色々なことが分かるのです。最初の質問の答えとなったでしょうか? ただし特に問題なくても異常値が出ることがあるために再度検査を行う必要もあります。
2023年はオーストリアに出かけました。私にとって初めてのヨーロッパ旅行はウィーンでした。1986年でまだ私も20代の青年(笑)でした。英語が苦手なぶん、大学時代はドイツ語を勉強したせいで当時は旅行会話ぐらいはどうにかやることが出来ました。今では英語もドイツ語も聴いたり話すことが出来ません。それでもいまだに旅への憧れは続いています(その頃の記事は→乗り継ぎのハプニング。 →ウィーン到着 など)。
1980年代は冷戦時代でソビエト上空を飛べないため、アラスカのアンカレッジ経由が日本からの北回りのヨーロッパ路線でした。その後モスクワ経由、そしてロシア上空を通る最短距離でヨーロッパにノンストップで向かうことが出来るようになりました。(その頃の記事は → アンカレッジ経由 →モスクワ経由 )。 世界はより身近になったと感じたものでした。しかし冷戦後世界はまた不安定な時代に突入した感じが致します。
ロシアのウクライナ侵略が始まると、冷戦時代のように西側諸国の飛行機がロシア上空を飛べなくなり日本からヨーロッパには余分な時間がかかるようになりました。
今回の旅行はJALのマイルを使用した特典航空券が用意できたために運良く日系の飛行機でヨーロッパに飛ぶことが出来ました。今回はアンカレッジ経由ではありませんが、北回りのルートとなります。初めてのヨーロッパも日本航空でアンカレッジ経由のロンドン・ヒースロー空港着でした。さらに今回もヒースロー空港のブリティッシュエアラインに乗り換えてウィーンとなりました。昔の記憶と重なってしまい色々と思い返しています。
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