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2023年9月17日 (日)

チューリッヒ観光No1

2022年のスイス旅行の最終目的地のチューリッヒに入りました。3年間コロナで海外に出かけられず、仕方ないとは言え老年期に入る私にとっては実に長い3年間でした。40代から50代中盤まで忙しく海外旅行を諦めていた時期のが悔やまれます。多くの先輩方から海外旅行は「無理してでも行ける時に行きなさい」とアドバイスを貰ったのはこの歳になって事実だと感じてしまうのです。 それでもまだ動ける間は1年に1回は旅への憧れを捨てずに生きて行ければと願っています😊

トランジットでチューリッヒ空港に立ち寄ったのは2〜3回あったと思うのですが、チューリッヒ市内観光をするのは始めてです。今回の宿泊も景観や交通の便利性が良くて比較的リーゾナブルな値段のホテルを厳選して選びました。

今回のホテルはチューリッヒの中心部のセントラル広場に位置するリマト川を望むホテルで、路面電車が交わる交通の便が良い場所に建っています。この電車が見える角部屋を事前にホテルとやり取りして確保して貰いました。もちろん絶対的に保証されてはいませんが、部屋に入ると期待通り満足出来る眺めとなっていました。

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ホテルにチェックインし、荷物を部屋に置いて行動開始です。
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歩いて15分程度の場所に、一応チューリッヒ発祥の地と言われるリンデンホーフの丘(Lindenhof) 」に行ってみました。何故一応と書いたかというと、韓国ドラマの「愛の不時着」の冒頭シーンで使われた場所で、このドラマで何度も観る風景だったからです。この日はまだ曇りから夜は雨が降る生憎の天気でした。しかし滞在後なんどが訪れることが出来、後ほど天気のより日の写真も撮りました。
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夕方でしたので、市民の方も観光客らしき方々で結構いっぱいしていました。写真を撮るには早朝がいいのかも知れません。
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リンデンホーフの丘はリマト川を挟んで旧市街地などを臨む高台となっていて(川からの高さは30m程度)、塀に腰掛けたり、ベンチでくつろいだりすることが出来ます。チューリッヒはもともとローマ人により紀元前15年に築かれ街が起源だそうです(ローマ帝国恐るべきです😃)。 リンデンホフの地名ははドイツ語で「菩薩樹(Linden)が生い茂る中庭(Hof)」と言う意味となりますが、チューリッヒのローマ時代の地名はトゥリクム(Turicum)とのことで、当時リンデンホーフの丘の場所はリマト川を行き来する交易の税関として使用されていたそうです。

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トラムを利用して中心部からチューリッヒ歌劇場(Oper Zürich)へと向かいました。夜も遅くなっていましたのでしまっていますが外観も美しいので写真におさめました。雨がポツポツと降り始めていて、屋外の椅子で飲んでいた方々も中へと入った用で静かな広場となっていました。チューリッヒ歌劇場は1834年に設立され、今でも毎年300ものオペラやバレエ、コンサートなどが行われます。時間が合えば中も観てみたかったのですが・・・😢
 
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チューリッヒ中央駅の構内で今日の夕食を購入して、ホテルへ向かうともうすっかり日が落ちていました。ホテルの目の前が色々な場所にゆけるトラムの駅ですので実に便利でした。
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スイスの後半は曇り空が多かったのですが、最後はよく晴れてくれました。明日は帰国となりますので、1日中目一杯遊ぶことにします(まあ、何時もですが・・😃)。リマト川を挟んでチューリッヒを代表する教会を観ることが出来ます。橋の上からの撮影ですが、朝も夜も何度も歩いたお気に入りの場所です。
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チューリッヒ市街リトマ川に架かるミュンスター橋から眺める教会です。特徴的な2本の塔が聳えるグロスミュンスター大聖堂
(Grossmuenster)です。ロマンティック様式の塔で11世紀から12世紀初頭にかけて建てられて18世紀に再建されています。朝早くここに来たのはこの塔の上に昇ることが出来るからです。
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グロスミュンスター大聖堂は入場無料ですが内部の写真撮影が許可されていません😭 階段を登った展望台からの眺めをお伝えします(塔に登るのは有料となります。2フラン?)。 狭い螺旋状の石階段を何段も上り下りするのは結構息が上がります。まあいい運動となります😀
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急な階段を息を切らして昇った先に展望テラスがあります。グロスミュンスター大聖堂 から見えるチューリッヒの街並みです。
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今後は対岸にあるフラウミュンスター聖母聖堂(Fraumunster)へと向かいました。ここに入るのはシャガールのステンドグラスがあるからなのです。入館料として5CHF(だったと思いますが)を払うことになるのですが、ここも教会内の撮影が出来ません。 チューリッヒの教会で不満に感じるのは、わざわざ遠い所から観光に来る方に写真撮影は許可して欲しいと願っています(もちろんフラッシュなどはしませんし、お祈りしている方の邪魔や撮影などはしません)。
この教会はドイツ・ゲルマニアの王ルートヴィヒ2世が853年に女子修道院と共に建立したもので、そこからフラウ(ドイツ語で未婚の女性の意)の名で呼ばれている。12~15世紀にゴシック様式の教会となり、その後ロマネスク様式とネオゴシック様式の部分も加わった建築となっています。
20世紀になってから、シャガールが手掛けた美しいステンドグラスが取り付けられた。また、ジャコメッティ作のステンドグラスもある美しい教会です。

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教会の奥に進むとマルク・シャガールの83歳?のステンドグラスが祭壇奥を照らしています。約10mの高さの縦長のガラスからなり、中央のキリストの窓、その両隣にはヤコブの窓、そして向かい合うように橙色の預言者エリアの窓、青色の戒律の窓が設置されています(上の写真は教会で買った絵葉書で1枚に収まっていますが、実際は左の壁に1つのステンドグラス(上の絵葉書では1番左側)、正面に3面のステンドグラス(写真中央の3ヶ所)、そして右壁に1個のステンドグラス(1番右側)がありました。絵葉書は同じ圧縮率で撮影しており1番中央のステンドグラスが高い状態となっています)。

シャガールの作品に囲まれた時、私は久しぶりに感動の余り鳥肌が立ちました。それ程このステンドグラスの絵は惹きつけるものを感じました。シャガールの作品をヨーロッパ各地の美術館でみましたが、この教会のステンドグラスはより神秘的で挽きつかれる作品です。 皆様方ももしチューリッヒに出かける機会があれば、写真撮影は出来ませんが是非みて欲しい教会の1つとなりました。


朝早くから運動したせいで、昼頃にはだいぶお腹も空いてきました。
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2022年9月のスイス旅行では、ヨーロッパ各地はコロナの影響は殆ど感ぜず、マスク着用の義務もなく殆どの人がマスクなしで、飲食も普通通りになっていました。ただ私のような医療人は遊びに行って、コロナに感染して日本に帰国は避けたい重要事項でした。そのため夕食は外食ではなく、スーパーなどで食品を買ってホテルの部屋で食べることを基本にしました。
今回のスイス旅行の最後の昼となるために、チューリッヒの人気料理店を調べてネットで予約しました。
Th_33zeughauskeller


ここはチューリッヒの名物レストラン「ツォイクハウスケラー(Zeughauskeller)」となります。私達は12時30分に予約をしました。10分ぐらい前に受付に名前と予約時間を知らせると直ぐに席に案内して貰えました。中もかなりいっぱいです。外では待っている方が列をなしていました。私達の席の隣も直ぐにカップルが案内されました。このレストランの建物は1487年に建造され、かつては兵器を収納する武器庫(ツォイクハウス)を改築して利用していて、スイスの伝統料理やビールやワインも楽しむことができます。私達は人気メニューを戴きました。地元の人々にも人気というだけあって実に美味しいです。 もしもここで食事を取りたいなら予約した方がいいと考えます。

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お腹も満たしたため、元気が出ましたので早速街歩き再開です😃
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郊外の散策のためチューリヒ中央駅へ向かうと古城風の建物が見えて来ます。1898年に開館したスイス国立博物館でスイスの歴史と文化を紹介する膨大なコレクションを展示しています。急いで見学してみました。2016年からはモダンな新館も完成し、展示スペースが増えました。



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色々な展示物がありますが、時間がなくて急ぎ足で観ることに😂
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偶然特別展でアンネ・フランクの紹介がありました。以前アムステルダムの行った時に「アンネ・フランクの家」を見たかったのですが、1ヶ月前に予約しても空きがなく断念しました。第二次世界大戦後世界は自由で開かれた社会になると思っていたのですが・・・今の世をアンネはどう捕らえているのでしょうか。

 

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コメント

院長先生
こんにちは。
今日はご自宅でごゆっくりお過ごしだったのですね?
でも、こうして旅行記UPでしたね!
最後のチューリッヒは又、見どころが沢山でしたね!
教会の中がカメラ禁止は残念です!
絵葉書のシャガールのステンドグラスが素晴らしい♡
実際にご覧になられて良かったです♡
国連本部にも彼のステンドグラスがありましたね!
妹はシャガール大好きで昔、二人で青森美術館迄出かけたことが
あります。アレコと言うバレーの大きな背景画の特別展があったのですよ!すみませんm(_ _)m横道に逸れて!

お食事もボリュームタップリで美味しくお召し上りでしたね😋

今日の日経新聞に院長先生が宿泊されたクルムホテル・ゴルナーグラートにお泊りだった歌舞伎役者の坂東弥十郎さんの記事が載ってました!なんとスイスへ22回もお出かけだそうで〜♡

次のご旅行の記事が楽しみです♡
どちらへお出かけだったでしょうか?

今日も有り難うございました♡

マコママさん、こんばんは。

今日は病院には行かずに自宅で色々とやりたいことをしていました。気づいたらもうこんな時間になっていました💦

チューリッヒはスイスの最大都市と言えどコンパクトで名所は1日あれば見れるのかも知れません。 ヨーロッパの多くの教会が写真撮影がOKですが、残念ながら紹介の2箇所は撮影禁止でした。 教会内に撮影禁止の案内があるのですが、構わずに写真を撮っている方を時々見かけます。 撮りたくてもここは我慢だと思うのですが・・・。

フラウミュンスター聖母聖堂のシャガールのステンドグラスはその中央に立った時に鳥肌がたつほどの感動を覚えました。5面のステンドグラスが統一された作品で描かれていたのも理由のひとつかも知れません。 写真不可ですが、チューリッヒによる機会があれば日本人観光客にもぜひ訪ねてほしい教会でした。

坂東弥十郎さんがクルムホテル・ゴルナーグラートに泊まったことがあるのですね。あの景色は一生モノです。

今日はスイスの旅行の追加の動画を造っていました。今度の水曜日が第3週で私のラジオ放送がないので医療ネタもありません。その時に公開しようかと考えています。

来月からは新しいシリーズに入れると思います。それまでは行き先は秘密にしておきますね😆

いつもありがとうございます。

こんばんは。ご無沙汰しております。
スイスの旅行も後半なのですね
それにしてもチューリッヒも見どころ
万歳ですね。
愛の不時着観ていましたよ。確かに
冒頭で主人公二人が交差する場所が
リンデンホーフの丘だったのですね。
シャガールのステンドグラスを私も
観てみたくなりました。
大自然もこのような教会なども立派で
スイスは一生に一度は訪ねてみたい国
になりました
ただし物価が高いのが心配ですが・・

ツクシンボさん、こんにちは。

ええ、2022年のスイス旅行も最終宿泊地のチューリッヒとなりました。思い返してもスイスは本当に見どころ満載でした。大自然あり美しい街並みや世界的な美術館、国連機関も多く集中した素晴らしい国でした。

ツクシンボさんも韓国ドラマ「愛の不時着」をご覧になったのですね。リンデンホーフの丘は冒頭のシーンで出てくる箇所となります。

シャガールのステンドグラスは5面とも統一されたモチーフで彼らしい色使いや形ですので、教会の奥の場所に立つと全面から受ける絵の圧力のようなものを感じました。一見の価値があります。

物価が高いのは大変ですが、スイスは旅行者を満足させる国だと思いました。ツクシンボさんも挑戦されてくださいね。

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