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2023年9月

2023年9月29日 (金)

今週の生け花(令和5年9月第5週)と花より団子?

2023年9月29日となりました。恐らく空のお月さんを観ている方も多いのかも知れませんね。今日は中秋の名月にあたり、1番満月が綺麗だと言われています。秋は空気が澄んで月が比較的高いところを移動するので、多くの場所からよく見えるのかも知れません。

帰宅後ゆっくりと空を眺めてみたいと考えています(那覇市は曇りの予想ですが・・😢)。

今週もいつもの2階の小さなスペースに花が飾られていました。

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今日の生け花は盛りだくさんの種類の花々が使われ、それぞれが秋をイメージさせてくれています。
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素人の私には分かりませんが花材が多い少ないに関わらずバランスを取って仕上げるのはやはり生け方のセンスが問われるのでしょうか? 今回は全体的に上に向かって伸びる印象を受けます。今日に限っては太陽に向かうより満月に向かうイメージですね、お花達もきっと「中秋の名月」を観たかったのかも・・😃
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<花材:たかのはスズキ、女郎花(オミナエシ)、吾亦紅(ワレモコウ)、りんどう、鶏頭、源平草>
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人間ドックのメニューが変わるとのことで今日の昼食時に 私の方に検食として届けてくれました。実に美味しかったです🙇 
最初観た時には2000Kcalぐらいあるのではと思ったのですが、そこは病院としての工夫がありました(当院の食事は外部委託ですが病院の7階で病院の管理栄養士と外部委託の管理栄養士が一緒になって作っています)

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かなりのボリュームですよね。品数も多く、凄いカロリー量だろうと想像しました。確かに人間ドックなどでは前日の夜から食べていませんし、中には健診で引っ掛からない様に普段より食事を落として健診に臨んだ方も多いと思います?😃 健診後に食べる食事はより美味しいと感じるでしょうし我慢した後の楽しみの1つだと理解しています。
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それにしても「これは多過ぎでしょ」と思ったのですが、カロリーを抑える工夫がされていました。一般の方に対しても満足感を保ちながら食事のカロリーを抑えるヒントがあるのかも知れませんね。 ご馳走様でした😃

2023年9月27日 (水)

胃がんの原因について?

2023年9月27日のFM「いきいきタイム(FMレキオ、FM21同時生放送)」は「胃癌について」の説明をしました。

日本は世界的にみても胃癌の発生が多い国の1つです。

胃癌の診断や手術をする際に「どうして胃癌になったのでしょう」と質問を受けることがあります。今現在でも答えは簡単ではありません。


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癌の一番の原因は・・・・「年齢です」・・・と答えるとある意味正しいのですが元も子もありません。 寅さん風に言うと「それを言っちゃあ、おしめいよ〜」となるわけですので、まじめに話をすすめます。

少し歴史を遡りますが、発がんのメカニズムについて19世紀にはデンマークのフィビガー先生の提唱した寄生虫発癌説とドイツのウィルヒョウ先生が唱えた癌刺激説の二大論争が起こりました。


当時ヨーロッパで煙突掃除夫の間で陰嚢癌が多発しました。ススがズボンの中に入ることで、陰嚢の部分に貯まることが原因ではないかと考えられました。毎日風呂に入ったり作業服を洗う習慣もありませんので、ススの入ったズボンの中で陰嚢が動くことでタールを塗られた状態となっていたのです。

それを実験で証明したのは、実は日本の病理学者の山極勝三郎先生と市川厚一先生でした。現在のように日本人の科学者が正しく評価されていたら恐らく日本にノーベル医学賞があとひとつ生まれたのは確かだと考えています

この2人は来る日も来る日もウサギの耳にコールタールを塗ることを繰り返すことで、塗った部分から癌が発生したのです世界で初めて実験で(人工的に)癌を作り出すことに成功し「癌刺激説」が優位となりました。 持続する刺激や炎症が発癌と関与すること示唆する重要な実験となりました。国内でそれが評価され1919年(大正8年)に恩師・山極勝三郎東京帝国大学教授とともに学士院賞を受けることになりますが、ノーベル賞は与えられませんでした。

現在ではB型やC型肝炎ウイルスの持続感染により慢性肝炎、肝硬変となり肝癌が発生することやパピローマウイルスの感染により子宮頸がんが発生することは皆様もマスコミ等でご存じと思います。これも「持続する刺激や炎症が発癌に関与」する結果なのです。改めて先駆者の山極先生と市川先生の功績は大きいと考えます。

ここでやっと胃癌の話しに戻すことが出来ます。現在胃癌の発症のトピックはヘリコバクタ・ビロリ菌の感染との関わりです。胃の中には胃酸という強力な酸があり、胃の壁を住み家とするような菌はいないと誰でもが考えていました。

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実際はピロリ菌はこの強力な胃酸から身を守りながら胃の壁に食い込むように生きていて、胃に慢性の炎症を引き起こします。慢性萎縮性胃炎とよばれ、胃癌の発生母地と考えられています。 胃に慢性の炎症を引き起こすことで胃癌になりやすい状態を作っていたのです。肝炎ウイルスの持続感染と似たメカニズムです。

日本人の50代以上の年齢ではピロリ菌をかっているのが70%を越えます。しかし皆が胃癌になるかというとそうでもありません。ただピロリ菌のいない人で胃癌になるのは稀でもあります。

ではピロリ菌だけが胃癌の発生と関与するのか? つい10〜30年前まで塩辛い食べ物を食べる地方で胃癌が多いため、塩分過剰摂取が胃癌発生に関与する最大の原因と言われていました。 今でも食塩濃度の高い食事の関与は明らかです。 その他に喫煙多量のアルコール緑黄色野菜不足食品添加物生活習慣病、加齢などなど・・・発癌と関与することが疫学的に分かっています。 さらに遺伝子の異常による関与も解明されつつあります。1つの因子だけでなく色々な原因が絡み合って癌が発症します。

 

この様に「なぜ癌になったのですか」の質問に一言で答えることは出来ないのです・・・・ここまで読ませておいて何も無しかよとお叱りを受けそうです。お許しを

2023年9月24日 (日)

ラッパースヴィル観光・チューリッヒ美術館および帰国へ

1年間スイス旅行記をみて頂き、ありがとうございました。

スイスで最も大きな都市のチューリッヒですが、頑張れば1日で名所はみれるコンパクトな美しい街となっています。今回の旅行ではスイストラベルパスを購入もしておりスイスの交通手段はほぼ乗り放題となっています。いつもの通り欲張っているのでこれを有効に使わない手はありません。チューリッヒ郊外へ雰囲気のある街もあるとのことで出かけることにしました。それは「ラッパースヴィル」というチューリッヒ在住の方からもお薦めな場所でした。

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チューリヒからSバーンで35~40分。チューリヒ湖の南東に位置する、水と緑に恵まれた美しい町です。ローマ時代から、交易路と巡礼路が交わる交通の要衝として発展した街だそうです。スイスの方々にも人気のある場所で「バラの町」としても知られ、毎年5月から9月には観光客でごった返すとのことです。私が出かけた9月後半ではそれほど多くはなかったです。
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湖畔には遊歩道が完備されて、たくさんのホテルやペンションが立ち並んでいます。
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夏の観光シーズンには多くの人でごった返すのも頷ける可愛らしい街となっています。
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駅から降りて高台を目指すと、この街のシンボルのラッパーズヴィル城が見えてきました。1229年に建てられたとのことですので、随分と歴史のあるお城なのだそうです。街の高台にあるので階段を登ると眺めのよい場所が開けてきました。ただ私が行った時には結構風が強く上から羽織らないと寒いぐらいでした。
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湖の対岸までまっすぐ伸びている構造物はなんと古い橋だそうです。時間があれば今でも渡ることが出来るとのことですので歩かれてはどうでしょうか? この橋の歴史も古く1358年に「建設公」と呼ばれたオーストリア大公ルドルフ4世の治世下で造られたスイス最長の木の橋とのこと。長さ841メートルでラッパーズヴィルと対岸のハルデンを結ぶ橋として活躍しました。
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城から降りる途中にバラ園があり、まだちらほらと花が咲いていて写真撮影をされている方も多くいました。
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湖側の遊歩道の並木道です。9月も後半になると秋の気配を感じるようになりました。

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チューリッヒ市内に戻ってきました。随分と日が落ちましたが、今日がこの旅行最後の夜となります。ホテルの部屋で食事をとって最後まで街歩きです。正面にライトアップされた壁が愛の不時着のオープニングのロケ地のリンデンホフの丘となります。
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川が流れ、川面に街の明かりが反射してより幻想的で美しい街の姿を見せてくれます。美しい景色に身を置いた時幸せを感じさせてくれます。旅はやめられません😆
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今回宿泊のホテルです。夜のライトアップでまた美しくなりました。明日の帰国の準備をしながら真夜中まで窓の外を眺めて過ごしました。
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最終日の朝です。凄く晴れ渡った気持ちの良い朝を迎えました。
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朝食を済ませ、最後の街歩きです。チューリッヒ空港から昼の便ですので、それまでにもう一つ訪ねたい場所が残っています。
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チューリッヒ美術館もぜひ訪ねたい場所でした。スイスの画家のコレクションに加え、モネ、ゴッホ、セザンヌなどの絵画が豊富に展示されている世界的にも作品が多い美術館の1つだと思います。
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ホテルでチェックアウトを済ませ、荷物をフロントに預けて美術館に歩いて向かいました。10時開館前で入り口に並び1番に入館しました。
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本来なら半日かけてみたいのですが、急足で作品を見ました。美術の教科書に出てくる有名な絵画がズラリとあります。最後の最後まで楽しめたスイスの旅でした。
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美術館からホテルで荷物をピックアップしてチューリッヒ飛行場へと向かいます。
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帰りも素晴らしいカタール航空・ビジネスクラスの旅でしたので飛行機の長いフライトも苦痛でなく楽しみになりました。今回も本当に素晴らしい旅を経験させてもらいました。全てに感謝です🙇  
成田に夜に到着し、その日は羽田に移動宿泊。早朝の第一便で那覇空港に向かい、このまま仕事場へ。そして10時からは何事もなかったように手術場での仕事となりました。もうこの時点で旅のことは忘れて現実の世界に引き戻されています。
また1年夢を見続けて過ごして行きたいと願っています😍 

2023年9月22日 (金)

今週の生け花(令和5年9月第4週)

時間が取れず写真だけアップ致します。今週の生け花です。

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<花材:栗、カーネーション、姫ひまわり>

2023年9月20日 (水)

チューリッヒ路面電車のタイムラプス

2022年のスイス旅行も本当に素晴らしい旅でした。1年かけてブログに載せてきました。旅行先の魅力を伝えたいことや、私の記憶の整理のために書き進めることにしています。それでも恐らく旅行で撮ってきた写真や動画の半分も紹介できていないと思います。いつか時間が取れたら埋もれた写真やビデオを編集したいと考えています。

2022年9月の出かけたスイスの旅行の紹介も1年以上になりそうですので9月いっぱいでスイス旅行記を終えたいと考えています。10月からは2023年に出かけた旅の紹介を1年かけて書いて行きたいと思っています。皆様方も呆れずにまた1年付き合って欲しいと願っています🥹

チューリッヒのホテルの窓からトラムや路線バスの行き交う風景が見えましたので、それをタイムラプスで撮影しました。可愛らしいので動画にして紹介したいと思います。見ていただければ嬉しいです😘 (使用した機材は中古で買ったGopro9とSonyRX100Ⅲという古いコンデジです)

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自然の中の雲や星の動きも素敵ですが、トラムや人の動きも見て飽きることのない世界です。よろしければ下記の動画をご視聴ください。

2023年9月17日 (日)

チューリッヒ観光No1

2022年のスイス旅行の最終目的地のチューリッヒに入りました。3年間コロナで海外に出かけられず、仕方ないとは言え老年期に入る私にとっては実に長い3年間でした。40代から50代中盤まで忙しく海外旅行を諦めていた時期のが悔やまれます。多くの先輩方から海外旅行は「無理してでも行ける時に行きなさい」とアドバイスを貰ったのはこの歳になって事実だと感じてしまうのです。 それでもまだ動ける間は1年に1回は旅への憧れを捨てずに生きて行ければと願っています😊

トランジットでチューリッヒ空港に立ち寄ったのは2〜3回あったと思うのですが、チューリッヒ市内観光をするのは始めてです。今回の宿泊も景観や交通の便利性が良くて比較的リーゾナブルな値段のホテルを厳選して選びました。

今回のホテルはチューリッヒの中心部のセントラル広場に位置するリマト川を望むホテルで、路面電車が交わる交通の便が良い場所に建っています。この電車が見える角部屋を事前にホテルとやり取りして確保して貰いました。もちろん絶対的に保証されてはいませんが、部屋に入ると期待通り満足出来る眺めとなっていました。

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ホテルにチェックインし、荷物を部屋に置いて行動開始です。
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歩いて15分程度の場所に、一応チューリッヒ発祥の地と言われるリンデンホーフの丘(Lindenhof) 」に行ってみました。何故一応と書いたかというと、韓国ドラマの「愛の不時着」の冒頭シーンで使われた場所で、このドラマで何度も観る風景だったからです。この日はまだ曇りから夜は雨が降る生憎の天気でした。しかし滞在後なんどが訪れることが出来、後ほど天気のより日の写真も撮りました。
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夕方でしたので、市民の方も観光客らしき方々で結構いっぱいしていました。写真を撮るには早朝がいいのかも知れません。
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リンデンホーフの丘はリマト川を挟んで旧市街地などを臨む高台となっていて(川からの高さは30m程度)、塀に腰掛けたり、ベンチでくつろいだりすることが出来ます。チューリッヒはもともとローマ人により紀元前15年に築かれ街が起源だそうです(ローマ帝国恐るべきです😃)。 リンデンホフの地名ははドイツ語で「菩薩樹(Linden)が生い茂る中庭(Hof)」と言う意味となりますが、チューリッヒのローマ時代の地名はトゥリクム(Turicum)とのことで、当時リンデンホーフの丘の場所はリマト川を行き来する交易の税関として使用されていたそうです。

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トラムを利用して中心部からチューリッヒ歌劇場(Oper Zürich)へと向かいました。夜も遅くなっていましたのでしまっていますが外観も美しいので写真におさめました。雨がポツポツと降り始めていて、屋外の椅子で飲んでいた方々も中へと入った用で静かな広場となっていました。チューリッヒ歌劇場は1834年に設立され、今でも毎年300ものオペラやバレエ、コンサートなどが行われます。時間が合えば中も観てみたかったのですが・・・😢
 
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チューリッヒ中央駅の構内で今日の夕食を購入して、ホテルへ向かうともうすっかり日が落ちていました。ホテルの目の前が色々な場所にゆけるトラムの駅ですので実に便利でした。
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スイスの後半は曇り空が多かったのですが、最後はよく晴れてくれました。明日は帰国となりますので、1日中目一杯遊ぶことにします(まあ、何時もですが・・😃)。リマト川を挟んでチューリッヒを代表する教会を観ることが出来ます。橋の上からの撮影ですが、朝も夜も何度も歩いたお気に入りの場所です。
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チューリッヒ市街リトマ川に架かるミュンスター橋から眺める教会です。特徴的な2本の塔が聳えるグロスミュンスター大聖堂
(Grossmuenster)です。ロマンティック様式の塔で11世紀から12世紀初頭にかけて建てられて18世紀に再建されています。朝早くここに来たのはこの塔の上に昇ることが出来るからです。
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グロスミュンスター大聖堂は入場無料ですが内部の写真撮影が許可されていません😭 階段を登った展望台からの眺めをお伝えします(塔に登るのは有料となります。2フラン?)。 狭い螺旋状の石階段を何段も上り下りするのは結構息が上がります。まあいい運動となります😀
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急な階段を息を切らして昇った先に展望テラスがあります。グロスミュンスター大聖堂 から見えるチューリッヒの街並みです。
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今後は対岸にあるフラウミュンスター聖母聖堂(Fraumunster)へと向かいました。ここに入るのはシャガールのステンドグラスがあるからなのです。入館料として5CHF(だったと思いますが)を払うことになるのですが、ここも教会内の撮影が出来ません。 チューリッヒの教会で不満に感じるのは、わざわざ遠い所から観光に来る方に写真撮影は許可して欲しいと願っています(もちろんフラッシュなどはしませんし、お祈りしている方の邪魔や撮影などはしません)。
この教会はドイツ・ゲルマニアの王ルートヴィヒ2世が853年に女子修道院と共に建立したもので、そこからフラウ(ドイツ語で未婚の女性の意)の名で呼ばれている。12~15世紀にゴシック様式の教会となり、その後ロマネスク様式とネオゴシック様式の部分も加わった建築となっています。
20世紀になってから、シャガールが手掛けた美しいステンドグラスが取り付けられた。また、ジャコメッティ作のステンドグラスもある美しい教会です。

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教会の奥に進むとマルク・シャガールの83歳?のステンドグラスが祭壇奥を照らしています。約10mの高さの縦長のガラスからなり、中央のキリストの窓、その両隣にはヤコブの窓、そして向かい合うように橙色の預言者エリアの窓、青色の戒律の窓が設置されています(上の写真は教会で買った絵葉書で1枚に収まっていますが、実際は左の壁に1つのステンドグラス(上の絵葉書では1番左側)、正面に3面のステンドグラス(写真中央の3ヶ所)、そして右壁に1個のステンドグラス(1番右側)がありました。絵葉書は同じ圧縮率で撮影しており1番中央のステンドグラスが高い状態となっています)。

シャガールの作品に囲まれた時、私は久しぶりに感動の余り鳥肌が立ちました。それ程このステンドグラスの絵は惹きつけるものを感じました。シャガールの作品をヨーロッパ各地の美術館でみましたが、この教会のステンドグラスはより神秘的で挽きつかれる作品です。 皆様方ももしチューリッヒに出かける機会があれば、写真撮影は出来ませんが是非みて欲しい教会の1つとなりました。


朝早くから運動したせいで、昼頃にはだいぶお腹も空いてきました。
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2022年9月のスイス旅行では、ヨーロッパ各地はコロナの影響は殆ど感ぜず、マスク着用の義務もなく殆どの人がマスクなしで、飲食も普通通りになっていました。ただ私のような医療人は遊びに行って、コロナに感染して日本に帰国は避けたい重要事項でした。そのため夕食は外食ではなく、スーパーなどで食品を買ってホテルの部屋で食べることを基本にしました。
今回のスイス旅行の最後の昼となるために、チューリッヒの人気料理店を調べてネットで予約しました。
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ここはチューリッヒの名物レストラン「ツォイクハウスケラー(Zeughauskeller)」となります。私達は12時30分に予約をしました。10分ぐらい前に受付に名前と予約時間を知らせると直ぐに席に案内して貰えました。中もかなりいっぱいです。外では待っている方が列をなしていました。私達の席の隣も直ぐにカップルが案内されました。このレストランの建物は1487年に建造され、かつては兵器を収納する武器庫(ツォイクハウス)を改築して利用していて、スイスの伝統料理やビールやワインも楽しむことができます。私達は人気メニューを戴きました。地元の人々にも人気というだけあって実に美味しいです。 もしもここで食事を取りたいなら予約した方がいいと考えます。

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お腹も満たしたため、元気が出ましたので早速街歩き再開です😃
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郊外の散策のためチューリヒ中央駅へ向かうと古城風の建物が見えて来ます。1898年に開館したスイス国立博物館でスイスの歴史と文化を紹介する膨大なコレクションを展示しています。急いで見学してみました。2016年からはモダンな新館も完成し、展示スペースが増えました。



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色々な展示物がありますが、時間がなくて急ぎ足で観ることに😂
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偶然特別展でアンネ・フランクの紹介がありました。以前アムステルダムの行った時に「アンネ・フランクの家」を見たかったのですが、1ヶ月前に予約しても空きがなく断念しました。第二次世界大戦後世界は自由で開かれた社会になると思っていたのですが・・・今の世をアンネはどう捕らえているのでしょうか。

 

2023年9月16日 (土)

ルッツェルンNo4(家の装飾とシュプロイヤー橋 )

ルツェルン観光も第3段まで書いたのでこのまま最終目的地のチューリッヒに進もうかと考えました。そうしないと9月中に2022年のスイス旅行の記事が終わらないことが判明したのです。ルツェルンの建物の壁自体が絵画のように美しい建物が多かったため、少しだけルツェルンの記事を追記したいと思います。

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と言うのは、街の建物に描かれた壁画が美しいのでそれを紹介したいと考えました。
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宿泊したホテルの外観です。一面にペインティングされていました。建物の殆どの名前は判りませんが、多くの建物にフレスコ画のような印象深い外壁塗装がなされたいました。
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恐らく旧市庁舎(ラートハウス)の建物です。
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今度は木の枠によって綺麗な外観となっています。
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ルツェルン観光で絶対的に出てくる景色がカペル橋を中心としていると思いますが、それと同様に美しく歴史のある橋がシュプロイヤー橋の景観がありますので、これも追記します。
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この橋はカペル橋ではなくてシュプロイヤー橋 です。こちらの方も保存状態がよいです。
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スイスはルツェルンにある シュプロイヤー橋 Spreuer Bridgeも見所いっぱいの歴史建造物です。有名なカペル橋から下流に架かる屋根付きの木橋で、ロイス川の堰と内部の天井の部分の三角形の板絵が見どころとなります。17世紀に描かれた絵で、地獄絵のような絵画で占められていました。
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橋の中央にはマリア様をおいた小さな礼拝堂のような部屋がありました。橋を渡る人々がお祈りをしたのでしょうか?
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ヨーロッパの綺麗な街は夜もまた美しく、スイスの古都のルツェルンも1日中眺めていたい場所でした。明日はスイス旅行最終のチューリッヒを記載します。

2023年9月15日 (金)

今週の生け花(令和5年9月第3週)

令和5年9月も第3週となります。本土の方では秋の足音が聞こえてきそうですが、まだ暑い日が続いているようです。8月の気象の変動など地球温暖化が私達日常にも影響を与えることを実感出来るようになりました。

昨日は阪神のリーグ優勝があったようです(阪神ファンの皆様には「優勝おめでとうございます」)。次第にここ何年かは帰宅時や夕食時にニュースを30分程度みる以外は殆どテレビを観なくなりました。スポーツが嫌いな訳ではないのですがスポーツ番組も高校野球以外は世界的なイベントしか観る機会が少なくなりました。

情報音痴の私は職員や周りの方が当然知っている俳優さんや有名人の名前にもついてゆけず会話に入れません😂 

まあ、いつかは1日中テレビを観てやると思っているのですが・・そのようになる日にはもうこの世にはいないかと考えてしまいます😃😢😃😂

 

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今週も2階のいつもの小さなスペースに生け花クラブの花達が飾られていました。らせん状の光沢のある花器にスッキリと伸びた花茄子の実と枝が可憐な美しさを醸し出しています。
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左右から眺めても今日の生け花はスッキリとした印象です。
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まだ暑いと言っても、きっと探せば秋が見つかるはずです。世の中の動き疎い私ですが自然の美しい変化には敏感でありたいと願う9月中旬です😃
<花材:花茄子、クルクマ、リンドウ>

2023年9月13日 (水)

足の白癬症(水虫)のタイプ

今日のFMレキオは真菌症について話をしました。

足の部分に起こる真菌症を俗に水虫と呼んでいます。一般的なカビと同じで高温多湿を好むのが真菌類です。 ですので足に起こる真菌症(水虫)も高温多湿となる梅雨時から夏にかけて多くなります。しかしながら以前はこの時期に多い季節病でしたが、暖房の普及、靴を初めとする生活の西洋化で、サラリーマンの4人に1人、オフィスレディの5人に1人が感染している通年病、国民病ともなってきています。

さて水虫と言えば、痒くて、水ぶくれが出き、ジクジクするものだとお思いでしょう。しかしそのタイプだけではなくて、小さな膿疱が出来るタイプ、痒みもないもの、乾燥したものなど様々です。

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タイプ別に大きく3種類に分けます。

①趾間型:1番多いタイプで趾間とは「足の指の間」の意味で、指と指の間に水ぶくれが出て、むず痒くなり、やがて乾いて、ポトポロと剥けると痒みも消えるタイプ。 

②小水疱型:足の裏、特に土踏まずや指・足の縁に小さな水ぶくれが出来、はじめ少し痒くて、掻くと更に痒くなりますが水疱が破れると無臭の透明な液がでて乾燥してゆきます。 

③角質増殖型:足の裏全体の皮膚が次第に厚く硬くなって、カサカサになるのが特徴です。①、②は夏に悪化しますが、このタイプは乾燥する冬にかかとがひび割れしたり、あかぎれになったりと悪化します。 痒みもジクジク感もありませんの単に年齢と共に足の裏が硬くなったと放置することも多いタイプです。

それ以外に爪が感染する爪白癬があります。

 

真菌の特徴はいわゆるバイ菌などと違い、自分で色々な酵素を出すことで、普通の動植物が分解できない、木の皮などのセルロース、リグニン、コラーゲンなどの高分子を炭素、窒素、リンなどに分解して生きることが出来るのが特徴です。 人間の足の裏など角質の部分も栄養源となるため足の裏など、角質層が多い場所を住み家としてしまうのです。

 

①、②のタイプは気長に抗真菌薬を塗って治しますが、③のタイプや爪白癬は治り難く内服薬もありますので皮膚科の先生を相談して下さいね。

2023年9月10日 (日)

ルツェルンNo3(Bourbaki Panorama Luzern、瀕死のライオン像、氷河庭園、交通博物館、ルッツェルン湖畔散歩)

スイスの古都ルッツェルン観光の第3段となります。今回は旧市街から少し離れた高台にバスで移動の観光です。
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ここに向かったのはルツェルンでも多くの観光客が足を運ぶ「瀕死のライオン像」を観るためでした。バス停を降りると大きな建物が・・・しれべると「Bourbaki Panorama Luzern」の建物のようです。中には入りませんでしたので詳細は不明ですが、高さ10m、長さ(周囲)110mという360度のスクリーンに独仏戦争の様子(1871年1月、ブルバキ将軍率いるフランス軍が、ドイツ軍に敗れて雪のスイス国境を越えて退却していたときの様子)が描かれているそうです。

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バスを降りて道案内にそってLöwendenkmal(瀕死のライオン像)へと向かいました。

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観光案内にも載っているのがスイスで有名な記念碑の1つ、ルツェルンの「瀕死のライオン像」があります。
池越しに砂岩壁に彫られた幅10メートル、高さ6メートルの巨大なモニュメントで、私の想像よりも実物の方が大きく迫力がありました。

色々な背景があり、建設当時より賛否両論があったとのことです。旅行で何度か訪れたバチカンでもスイスの傭兵がバチカンの守備を任されており、今でもスイスの傭兵の格好が観られることが当時から不思議と私の記憶にも残っています。 フランス革命当時、フランスの王宮を守っていたのが「スイス人の傭兵達」でした。フランス革命によりスイスの傭兵も多くが犠牲になります。単純に言えばスイス側からは革命軍により守備隊が虐殺されることになりますし、フランス側からみたらフランス革命を邪魔して王政を守り人民を殺した軍隊となるのです(非常に単純化して書きましたの他意はありません)。
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脇腹にやりが刺さり、頭側にはスイス十字の彫られた盾がある瀕死のライオン(=スイスの傭兵)はフランス王家のユリの紋章が描かれた盾の上に右足を置く構図(=フランス王家を守り)が描かれています。この像の土台にはラテン語で「Helvetiorum Fidei ac Virtuti(スイス人の忠誠心と勇気のために)」と刻まれています。宮殿を守ってスイス傭兵が殉死した将校の名前や殉死した日付と亡くなったスイス兵の人数や生き残った兵士の数が記載されているとのことです。 その記念碑の賛否は分かりませんが、歴史を知る一つのモニュメントでした。

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瀕死のライオン像に隣接して有料ですが氷河博物館がありましたので入る事に(料金は忘れました😅)。
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氷河が造りだした流れによって、巨大な円形の穴やそれが出来る過程を映像で紹介してくれるコーナーもあります。
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公園内には子ども達が勉強出来るような施設も数多くありました。子供の遠足にはびったりな場所となっていて、丁度引率の先生と一緒の小学生の一団もいました。
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公園内から見えた「瀕死のライオン像」です。
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ルツェルンにはヨーロッパを代表する交通博物館のひとつ「スイス交通博物館」があります。20000平方メートルの広大な敷地内に、陸・海・空・宇宙すべての交通機関の歴史を多彩な展示やアトラクションで紹介しています。入るかどうか迷ったのですが、今回は時間もなくパスです😢
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瀕死のライオン像をみてここに寄ったのは交通博物館の見学ではなくて昼食をとるためです😅

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昼食を久々に店内で取りました。相変わらず食品については記載出来ませんが、美味しかったです😅。
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施設内にはスイスの有名なチョコレートのお店もあり、眺めるだけでも楽しめます。
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昼食後、ルツェルン湖畔の散歩道から旧市街へ戻ることにしました。
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ルツェルン湖から中に入った公園内で沢山の鴨が新芽をついばんでいましたが、人に驚く気配は全く見せませんでした。余程人慣れしているのでしょう。
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このような彫刻も至る所にあり、散歩コースにはぴったりで、街の近くにこのような場所があるのは羨ましい限りです。

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程なくルツェルン旧市街に入りました。高級ブランド店やスイスの有名な時計などお店もずらりと並んでいます。物価が日本と比べて超お高いスイスで、それも超がつく高級時計などもあり、金額をみても日本円に換算しないようにした旅でもありました😊

2023年9月 8日 (金)

今週の生け花(令和5年9月第1週)

やはり早いもので2023年も9月!・・・何時ものことではあるけれど9月に入ると時間が加速度的に進み気づけば師走となってしまうことだろうと頭の中で描いてします。そうもう秋なのです😅

8月は天候が安定せず、台風、豪雨、猛暑と被害を受けた地域も多いと思います。今日は関東では台風13号の影響で大雨が予想されています。被害がなければいいのですが。

病院の2階の小さなスペースには久しぶりに生け花が飾られていました。この場所は外界の天気に関係なく穏やかな時間が流れています💝

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今週の生け花は大輪の向日葵が夏を感じさせてくれます。シンプルな花器と青い葉がより黄色の向日葵を目立たせています。
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向日葵の黄色があっても今週は緑が多いせいか物静かな印象を受けます。
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全体的には落ち着いていても、1つ1つの花材をアップすると実に個性的で目立つ花々です。この辺りが生け花の楽しいところかも知れませんね。これからの秋を十分楽しみたいと思う9月上旬です😊
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<花材:クルクマ、向日葵、ヒペリカム>

 

2023年9月 6日 (水)

夏バテなのに夏太り・・理由は?

2023年9月6日のFM放送「いきいきタイム」は夏バテについて話をしました。以前も同様な放送内容でしたので、記事もほぼ同じ内容となります🙇

そもそも「夏バテ」とはどのような状態でしょうか? 

実はその定義は難しくて、多くの場合は夏場に起こる疲労、倦怠感、無気力、めまい、食欲不振、不眠などを称して定義されます。夏バテは医学用語ではありませんので、強いて言うなら「暑熱性障害」とか「熱衰弱」が近いかも知れません。

人間は体温の維持に沢山のエネルギーを費やしています。暑いと体に貯まった熱を逃がすため、体表の血管を広げ、汗をかいて体温の維持に努めます。そのため莫大なエネルギーを必要とすると共に自律神経にも負担がかかります。

クーラーなどがなかった時代は熱の放散のためエネルギーを費やされ、食欲も落ち、暑さのため眠れなくなってしまい「体の衰弱」として現れました。いわゆる「夏負け」の状態で、夏に体重が落ちていく原因となりました(最近は外来で患者さんと話をすると「夏バテしているけど食欲だけはある」と言う方が多いです・・Why?😸)。

・・・では夏痩せではなく「夏太り」になる原因があるのでしょうか?

現代社会ではクーラーの不適切な使用により、更に自律神経に負担がかかり異常を来します。 クーラーのかけ過ぎた室内と暑い屋外を出入すると人間の体は夏なのか冬なのかわからない状態となってしまうのです。いわゆるクーラー病の状態で体温を調整する自律神経のリズムが乱れて、体全体の不調となります(暑い屋外で体表の血管や毛穴や汗腺が開き汗がでやすいようにしますが、急に冷えたクーラーの中に入ると血管・汗腺・毛穴などが閉まります、この調整をしているのが自律神経です。これが1日に何度も繰り返されると自律神経は疲れ果ててしまい、「もう勘弁して」となるのです)。

昔のクーラーなどの冷房施設がない高温多湿の日本では夏バテは、①エネルギーの消費増大と②自律神経の不調が大きな要因となっていました。疲労蓄積、カロリー摂取量の低下で夏の時期は痩せる原因となりました。 

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短期間に冷房のある室内と暑い屋外を出入りすると②の自律神経の不調が前面に出ているのが現代人です。 しかし夏でも昔のように汗をかきながら働いたり運動をすることが少なくなることで①のエネルギーの消費が余り起こらなくなりました。更に夏の方が気温が高いために基礎代謝も低下する傾向があります。

ところが昔と比べて食事時になると(一日の大半は?)クーラーのある部屋で食べるために余り食事の量も減りませんし、逆に夏バテしないために何時もよりカロリーの高い食事を取る方も増えています。

夏バテの諸症状は「全身の疲労感」「無気力」「イライラする」「熱っぽい」「立ちくらみ、めまい、ふらつき」「食欲不振?」「下痢・便秘」「不眠」などなど・・の自律神経失調状態は残ったのに、カロリーの消費以上に食べてしまうことで「夏痩せ」ではなくて「夏太り」になる方も多いようです。

まあ、毎日体重計に乗って、微調整をしながら食事管理を行った方がよいかも知れませんね。

 

2023年9月 3日 (日)

ルツェルンNo2(イエズス会教会、ワグナー博物館、ホーフ教会、ムーゼック城壁と9つの塔)

インターラーケンからベルンへ移動し半日観光を楽しんだ後にルツェルンへ移動しました。今回のホテルはルツェルンの名所のカペル橋が見えるホテルにしました。カペル橋が正面に見えるホテルも検討しましたがお値段が超高かったです😅 それでも今回のホテルはロイス川川を挟んで対岸の景色が望める最高のホテルでした。 朝窓を開けると前日の雨模様と違い晴れていました👍 朝食前に周りを散策後、ホテルで食事を取り寸暇を惜しんで行動開始です。まずはホテルの窓から見えたイエズス会の教会をみることにしました。

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イエズス会教会 Jesuitenkircheはロイス川沿いに建てられた左右対称の綺麗な教会です。何となくタマネギ型の尖塔をみると東欧正教会などのイメージが強いのですが・・・

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Wikipediaによるとルツェルンイエズス会教会は、スイスのルツェルンにあるカトリック教会です。アルプス北部のスイスに建てられた最初の大きなバロック様式の教会です。 1534年にイグナチオ・デ・ロヨラによって設立されたイエズス会の修道会は、プロテスタントの誕生に対するカトリックの戦いである対抗宗教改革に積極的に参加しました。(→スイスの宗教改革記念碑) 
内部の身廊は白を基調とした漆喰に黄金色のペイントが施され、シンプルですが実に美しい教会となっています。天井のアーチの部分にはフレスコ画が描かれています。

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白亜の綺麗な教会でしたので、真新しい教会かと思ったですが歴史は古かったようです。
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中央の祭壇はイタリアなどで使われる高価な大理石を使用したのかと思ったのですが、実はこれも大理石調に仕上げた漆喰で出来ているそうです(言われないと気がつきません)。
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朝早くから心洗われる(?)思いで次へと移動しました😊
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次ぎに向かったのが郊外にあるRichard Wagner Museumです。歩くには遠いためバスを利用して出かけました。
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1866年から1872年まで、家族とともにワーグナーが暮らしたルツェルン郊外のトリプシェンにある邸宅は、現在、彼の記念館(Richard Wagner Museum)として一般に公開されています。数々の名曲が生まれた地で、ワーグナーが使用していたさまざまな私物や、楽譜、楽器などが展示されています。
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ドイツから逃げてきたワーグナーは約8年間チューリヒに暮らした後に、かつての妻ミンナが死去したこともあり1866年からリストの娘コジマと2人でこの邸宅を借りて暮らし始めたそうです。

パトロンでもあったバイエルン王ルートヴィヒ2世や妻コジマの父親にあたる音楽家フランツ・リストなど、この邸宅に招かれています。なかでも親交の深かったニーチェは合計で23回も訪れたそうです。

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ここに滞在していた6年間に2人の子供が生まれ、正式にコジマと結婚したとのこと。ワグナー自身もっとも満ち足りた時期だったといわれています。

私はワーグナーの音楽については余り知りませんが、『ニュルンベルクのマイスタージンガーDie Meistersinger von Nürnberg』を完成させたり、結婚した1870年にはコジマの誕生日でもあるクリスマスに、彼女と子供たちのためにつくった『ジークフリード牧歌Siegfried-Idyll』を、この邸宅の階段で演奏したというエピソードも有名だそうです(私は全く存じ上げず😅)。

1938年には、後に有名な国際音楽祭として発展するルツェルン・フェスティバルの始まりとなるトスカニーニ指揮によるガラコンサートが邸宅前で開かれました。

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ワーグナーに関する資料が整理されていて、分かりやすい案内となっています。
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2階の奥の部屋には視聴出来る部屋がありワーグナー作曲の何曲かを聴くことが出来ます。
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ワーグナー邸からルツェルンの旧市街地へと戻って来ました。ルツェルンの市民が多く通うホーフ教会へに入ります。ルツェルンの守護聖人である聖レオデガー(St. Leodegar)と聖マウリティウス(St. Mauritius)を祀る教会として、735~736年頃にベネディクト派の修道院として建築されたのが始まりのようです。
13世紀末に一旦ハプスブルク家の手に渡ったそうですが、その後1433年にはルツェルン市が再び全権を取り戻した。オリジナルの建物は1633年のイースターに発生した火事によって全焼したため、現在の建物は1644年に再建されたとのことです。

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教会の裏手にはヨーロッパらしい墓地が整然と並んでいます。このような開放的な場所なら夜歩いても怖くないかも😅
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旧市街からなだらかな丘を登ると、ルツェルンを見下ろせるムーゼック城壁と9つの塔が見えて来ます。昔はルツェルンの街を取り囲むように建てられていたそうですが、現在は旧市街の北側の900メートルほどが残っているだけだそうです。

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いくつかの塔(9つのようです、数えていませんので分かりません🙇)には内部に階段があり上部の登ることが出来ます。意外と難儀ですが階段を登ると街が見渡せます。

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9月の中旬ですが木々が少しずつ黄色みを帯びて来ています。向こうにルツェルン駅と港も見えるようです。ルツェルンはスイスでも人気の古都で都会でありながらゆったりとした時間が流れる街でした。

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