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2023年8月20日 (日)

ベルン観光

スイスの代表的な山岳地帯を満喫して、インターラーケンからベルンへ移動しました。

スイスの人口順にゆくとチューリッヒ、ジュネーブ、バーゼル、ローザンヌ、ベルン となります。スイスの行政区は20の州と6つの準州(カートン)で構成された連邦国家となっています。公用語はドイツ語(62%)、フランス語(23%)、イタリア語(8%)にロマンシュ語(0.5%)の4つとなっています。

日本においても知名度が高いのが「チューリッヒ」でスイスの首都はと聴かれて・・・チューリッヒ?と答える方も多いと考えます。人口比も経済状況も圧倒的に大きなチューリッヒはスイスの北東部に位置しドイツ語が主に使われています。

1848年にスイスが連邦国家としてまとまる時に「国としての首都」をどこにおくかの問題も出たとのことです。 その時の連合体の選挙で、一極集中を避けたいことや、ベルンがスイスのほぼ中央で、フランス語圏の州からの賛同を集めて一応「首都」と指名されたとのことだとのこと。 この曖昧さもあって条文としてベルンがスイスの首都と定める法律も未だにないそうです(なんか不思議な気もしますが、国際的にもスイスの首都はベルンです😃)。

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インターラーケン・オスト駅を出発しトゥーン湖沿いを北に向かい列車は走り出しました。
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湖と山があり、緑の牧草地に可愛らしい街が点在しています。
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今回のスイス旅行はスイストラベルパスの1号車を手配しましたので、全てスマホのアプリで殆どの移動は完結しました。スイスの鉄道網は本当に完璧です(その代わり代金も目玉が飛び出すほど高いです😭)。それほどの料金を払っても旅行者にはメリットの方が大きいと感じました。上の写真は二階建ての1号車となります。階段を上がると、皆でくつろげるソファーなども設置されています。

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ベルンは2回目となりますが、今回は途中下車で半日観光としました。事前にベルン駅のコインロッカーの場所をチェックしていましたので、その場所にまず向かいました。ベルンに着いたら丁度小雨でした。
これまで山では快晴でしたので、ベルンでの雨も気になりません😆  駅内のコインロッカーが大型のスーツケースを入れる所は使用されていました。もう一箇所のコインロッカーの場所に向かいましたが、地図アプリがよくないせいか近いのですがなかなか辿りつきません😅 そこは大型のスーツケースも大丈夫で、中に荷物を入れるとバーコードの控えが出てきます。取るときには近いの料金を支払う機械にバーコードをかざすと料金が表示されます。カードで支払いすると、終了とともにロッカーの鍵が開く仕組みでした。
U字型に湾曲して流れるアーレ川に囲まれ、中世の面影をとどめるスイスの首都ベルンとなっています。1405年の大火後に再建された旧市街の石造りの町並み全体が、世界遺産に登録されています。
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スーツケースを預け身軽になりました。すぐにベルン駅からバスでベルン市内が見渡せるバラ公園と向かいました。無料で入ることが出来ますが、今回はバラ園を散策ではなくて、世界遺産のベルン旧市街が見渡せる場所としてここに移動しました。この旅行で初めて傘をさしての観光となりました。

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細長く伸びた旧市街の茶色い屋根が統一感のある街並みで、ここから見ると本当に川がUターンして折れ曲がっていることが分かります。

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ヨーロッパの風景で美しく感じるのは、統一された屋根の色やそこから伸びる教会の尖塔の美しさだと改めて思う場所です。
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公園内にはこの街とゆかりの深いアインシュタインのベンチがありました。濡れてなければ一緒に座って写真を撮りたくなりますが・・・まあ私が写っても様になりませんので・・・やはり晴れていてもやめます。

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旧市街の入り口には熊公園があります。ベルンは1191年、領主であったツェーリンゲン家によって森を切り開いて建設されたのが始まりだそうです。狩りの最初の獲物を町の名にすると宣言し、捕らえられたのが熊だったことからベルンと名付けられた説があります。ベルンという名前はドイツ語で熊を表す「ベーレン」が由来となり、以降熊は町のシンボルとして大切に扱われているそうです。(そう言えば昔行った、→チェコのチェスキー・クルムロフもU字に曲がった川沿いにあり、そこでも熊が大切に育てられていました)
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公園側から旧市街地へ入る場所で、橋や川を入れるとどこもかしこも絵になる風景です。
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川の水も澄んで綺麗なブルーの流れです。

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旧市街の真ん中のメイン通りを歩くと装飾された建物の壁や小さな噴水や神話を題材としたオブジェがあちらこちらにあり、見つけるだけで楽しい街歩きができます。
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ツェルマットやユングフラウでは雨は嫌だったでしょうが、ベルンの街並みは雨が降っても風情があり、この傘の様に『雨でもOK🙆』と思わず呟きました😆
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正面に見えるのがベルン観光で有名な時計塔です。ベルンの旧市街において、1191年から1250年までの間、西の境界を示す城門の役割を果たしていたのが時計塔です。1405年大火によって基礎部分(ベルン最古の建造物)を残し消失しますが、1530年に時計塔として再建されたそうです。

Th_23_20230425145501天文時計は、太陽の位置や月の満ち欠けの相互関係を正確に伝えているそうです。確かに複雑です。複雑すぎて私には理解できそうもありませんが・・・。 この時計を有名にしているのがカラクリ時計となります。

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天文時計横のからくり時計は、毎時4分前になると雄鶏が鳴き、道化師の鐘と共に、下段の小熊や騎士などがぐるぐる回りながら登場行進します。そして毎時正時になると中央の「鐘撞き男」と右側の「獅子」が連動して鐘を鳴らして時間を知らせてくれます。そのために1番多くの観光客が正午0時近くになると集まってきます。 私もしっかりと動画にして撮ったのですが、編集の時間がないのと早くスイス旅行記を書き上げたく今回は省略です。面白いですが、昔の仕掛けですのでそれほど奇抜ではなく、あれ!もう終わったのという感じがおおよその観光客の意見の様です😅 拍子抜けした感じで周りの人も散って行きました。

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アインシュタインはこのベルンで過ごした時期があるとのことです。相対性理論で世界で1番有名となった物理学者の住んだ家を観光のアピールとしたベルン市の目論見は功を奏して多くの観光客がこのアインシュタイン博物館を訪れるとのことです。 私も見たかったのですが、時間がなくパスしました😂
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メイン通りを一つ中に入るとベルン大聖堂が見えてきます。1421年に建設が開始されたそうですが、その後工事の中断や宗教改革による破壊などを経て、ようやく完成したのは1893年のことです。ヨーロッパの教会は100〜200年は聞いたことはありますが、着工から、470年以上の歳月をかけて完成した聖堂はあまり記憶にありません。

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ベルン大聖堂は後期ゴシック様式の壮麗な大聖堂となりました。尖塔は、高さ100mありスイスで一番の高さを誇っています。


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大聖堂の正面ファザードには、彫刻家エアハルト・キュングによって作られた234体の像の「最後の審判」があります。向かって左側には、神に選ばれ天国へ向かうもの、右側には地獄へ行き、永遠の苦しみを味わうものが表現されています。
内部は美しいステンドグラスやスイス最大のパイプオルガンなどがあるのですが、内部は写真不可ですので写すことは出来ません。はるばるやってきた観光客のためにも撮影可にして欲しいものです。
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教会の広場にはこの様に装飾されたモーゼの噴水がありました。前述の噴水もそうですが、いわゆる上から流れたり上方に向けて水が吹き上げているタイプではなくて、水平方向蛇口から水が出てきて下の受け皿に溜まる感じですので、噴水ということで探しても見つかりません。泉中央に設置された台座上に旧約聖書に出てくる「十戒」を持つモーゼ像があります。1544年に建造されるも嵐で壊れ、1790-1791年に再建されたそうです。
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12時の時計塔での仕掛けを見た後はベルン駅に向かい、預けたスースケースを無事見つけて取り出して改札へ。改札と言っても何もないのでルッツェルン行きの電車に乗り込みました。次回はルッツェルン観光を紹介いたします。

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コメント

院長先生
こんばんは。
今日はお家でお過ごしだったのですね?
沢山のお仕事があって大変な中、
ベルン観光のブログ有り難うございました🙇

晴れ男さまには珍しく小雨🌂でしたね?
街並みもしっとり濡れて風情がありましたね😍
歴史的建造物も沢山!立派な教会⛪ファザードが素晴らしいですね!
時計塔にからくり時計も素敵です♡動画お待ちしております😊
院長先生?チェスキークルムロフにも行きましたが、
川の流れは観ましたが?熊🐻さんは存ぜずです?

企業秘密も着々とご準備でしょうか?

素敵なベルン観光、有り難うございました♡

マコママさん、こんばんは。

今日は病院にゆかずに家で仕事です。病院でやっても同じような感じでパソコンと向き合っているはずです😂

スイスの前半から中盤まではぜひ晴れて欲しい日程でした。そこを快晴で過ごせましたので、今半は雨でもよかったのです。逆にベルンは雨の日が良く似合う気がしました。

チェスキークルムロフはチェコのヴルタヴァ川が蛇行した小さな街でしたね。城に入る右手にベルンと同じように熊が飼われていましたよ。

私が学会や旅行で病院を空けると手術や会議等に影響がありますので職員には公開しても他には公表できません。悪しからずです😆

ヨーロッパに行ってまず目に付いたのが・・・オレンジ色の統一された屋根の村々でした。
かなりヨーロッパ各国に行っていますが同じオレンジ色でした。
アメリカの一部の町もオレンジだったと記憶しています。
統一された屋根はそれだけで見ごたえありです。
日本はまちまちなので色の統一は無いですが、
一部漁師村では黒い屋根が統一されて趣がありました。
ダウンタウンはどこの国も似ていますね。
久しぶりにヨーロッパの思い出が浮かびました。

マーチャンさん、こんばんは。

オレンジ色の屋根の街並みですか・・・ヨーロッパはオレンジに近い屋根瓦の街がありますよね。沖縄の屋根瓦よりもオレンジに近い色の洋瓦を使った街並みがイタリヤ、フランス、スペイン、クロアチアなどで見かけることもあります。 そしてそれが統一されていると本当に見応えがある風景になりますね。

日本も昔の街並みは同じような高さで同じ瓦と使って統一感があったのかも知れません。

マーチャンさんに昔のヨーロッパの風景を思い出して貰えて、とても光栄に思います。 見て頂いた皆様方と旅行に行けたようで嬉しいです❤️

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