ホルモンとは? ホルモンのフィードバック機構とは?
今日のFM放送は久々に甲状腺の疾患について話をしました。甲状腺の病気については2年前の記事がありました(→http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-29f43f.html )。
今回はもっと基本的な「ホルモンとはどんなものなの(焼き肉屋のホルモンではありません😅)」について記載したいと思います。甲状腺ホルモン、成長ホルモン、男性ホルモン、女性ホルモン・・・などなど皆様も聞いてことがあるかも知れません。しかし実際のホルモンの数は解明されているだけでも100種類以上あるのです(°0°)
ホルモンとは身体の中の内分泌臓器で作られる化学伝達物質で、私達の体の臓器機能や代謝の際の情報伝達として身体の内部環境を一定に保つ様に機能します。 100種類以上のホルモンが流れていますが、それぞれのホルモンの量は本当に僅かな量で、その濃度は「巨大なプールの水の中にスプーン1杯分程度(かなり大雑把ですが😊)」となります。
100種類以上あるホルモンが全ての細胞に関与するかとなるとそれはありません。そのホルモンに対応する細胞を標的細胞と呼んでいて、その細胞には身体を流れてくるホルモンがびったりとはまり込む鍵穴の部分があり、それがびったりと一致すると作用を発揮してゆくのです。
<ホルモンの種類>
①ステロイドホルモン:副腎皮質ホルモン、性腺(男性、女性)ホルモン、ビタミンD3
②ペプチドホルモン:成長ホルモン、インシュリン、サイトカイン
③アミノ酸誘導体:副腎髄質ホルモン(アドレナリン、ノルアドレナリン)甲状腺ホルモン、
④プロスタグランジン:
<どのように量を調整しているのか>・・・
身体の中にはホルモンを作る細胞もそれを受け取る細胞もあります。ホルモンの量が多すぎても少なすぎても良くありません。そのために私達の体の中にはホルモンの量を調整する細胞がまた存在するのです。 この調節の役割を担うセンサーや司令塔としてはたらいているのが間脳の一部である「視床下部」と呼ばれる場所になります(全てではありませんが、この場所は重要ない部位となります)。難しく考えすぎるときりがないのですが、簡単に車の生産工場を例に例えてみました。
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コメント
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院長先生
こんばんは。
今日もお疲れ様でございました。
放送内容より詳しく載せて頂き有り難うございます。
放送では私にも関係あるポリープもお話されて参考になりました。
私は経過観察で自分で喉にふれるものがあった時とか?
検査をと言われております。今のところは大丈夫だと思います。
お歌は世代の違いでシンガーソングライターのお名前は存じていてもお歌はサッパリでした😰
ギター🎸弾き語りは「おいでよ僕のベッドに」でしたね♡
ちょっと?意味深😍どの様なお気持ちでお歌いだったでしょうか?
私はこの曲も存ぜずでした!
今週も有り難うございました。
投稿: マコママ | 2023年1月11日 (水) 20時33分
マコママさん、こんばんは。
今日もFM放送を聴いて頂きありがとうございます。 甲状腺の疾患は大きく分けると腫瘍(良性、悪性)と甲状腺ホルモンの異状(過剰と減少)の2種類となります。 マコママさんも時々検査を継続して下さいね。
今日の男性のシンガーソングライターの4曲のうち3曲はCMでも使われた曲にしました。私の若い頃に流行った曲です。
私が日本語で知ったのは中川五郎さんが歌っていた歌詞でした。意味深ではありませんが兄が持っていたレコードに入っていた曲を耳コピで歌ってみました。
いつも本当にありがとうございます。
投稿: omoromachi | 2023年1月11日 (水) 23時02分