Sightseeing in Vevey:ブベー観光
今回のスイス旅行では「スイストラベルパス」を購入していますので、殆どの交通機関は何度でも無料で利用出来ます(世界一?生活物価が高い国ですので交通費も非常に高いのですが、その分便利でこの恩恵を受けることが出来ます)。朝早くジュネーブから宿泊地のモントルーに移動しホテルに荷物を預けた後、通過したローザンヌに向かい散策しました(→前回のローザンヌ観光の続きです)。その後にVevey(ブベー:ヴゥヴェイ )に立ち寄りました。

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今回のスイス旅行では「スイストラベルパス」を購入していますので、殆どの交通機関は何度でも無料で利用出来ます(世界一?生活物価が高い国ですので交通費も非常に高いのですが、その分便利でこの恩恵を受けることが出来ます)。朝早くジュネーブから宿泊地のモントルーに移動しホテルに荷物を預けた後、通過したローザンヌに向かい散策しました(→前回のローザンヌ観光の続きです)。その後にVevey(ブベー:ヴゥヴェイ )に立ち寄りました。
令和5年1月も最後の週となります。1月が速いのか遅いのか分からないまま過ぎようとしています。 南国の沖縄に住んでいても寒さを感じる程でしたので、北国では今週の大寒波は大変だったと思います。私などは寒さに弱いので、少しでも寒くなると冬眠したくなります(布団から出たくないだけです😅)。
<花材:緋寒桜、ガーベラ、薔薇、ヒバ>
今日は全国各地でこの冬1番の寒気が流れ込んで交通網が遮断されたり被害が出ているようです。今日のFM放送はこの寒さのために急遽話題を変えて、寒い時期に起こる病気について話をしました。 新型コロナウイルス感染症がどのようになるのかも心配ですが、冬の時期の病気と言えば、まず思い浮かべるのはインフルエンザやノロウイルスなどのウイルス感染症だったおもいます。そして寒いために血圧の変動も強くなるため、脳卒中や虚血性心疾患、寒さのため厚着や雪などでの転倒・骨折も増える時期となります。
最近ではマスコミでも取り上げらるようになった「ヒートショック」があります。水に溺れて死んでしまう状態を溺死と呼んでいます。何となく夏の海水浴シーズンにみられると思いがちですが、実は溺死は冬場に多いのです。
2020年の統計では交通事故による死亡者は過去最低の年間3000人を切るようになったのですが、入浴中の死亡事故は年間6900人と言われ、交通事故死よりもずっと多く、その中で4900人溺死と言われてもいます・・・少しビックリではないでしょうか? 家庭の風呂場で溺れて死亡した人数は交通事故死亡者数より多くなっているのです。
寒さは私達の体に刺激を与え、交感神経が緊張状態となります。急に寒い場所に出たときなどは血圧が30から50mmHgも上昇すると言われています。例えば普段から150/90と血圧が高い方が寒さの刺激を受けると、急に180から200まで最高血圧が上がることになります。それにより、心筋梗塞や脳卒中が増えると言われています。
寒いとやはり暑い湯に浸かりたいと思うでしょう。ここにも落とし穴があります。寒い寒いと思いながら脱衣所で服を脱ぎます(血圧が一気に上がります)。 今度は熱い湯の中に入り込みます(すると急激に血管が拡張し、血圧が一気に低下します)。湯船に浸かりながれ急激な血圧の上昇、低下で意識がなくなる方もいます。 お風呂場は家族でも目に付かないところです。 湯船に入り意識を失い、湯の中で溺死しても誰も気づきません。 家族がお風呂から上がってくるのが遅いと風呂場に行ったら、水の中の沈んでいたということも多いのです。
このような血圧の変動を最小限にするためには、脱衣所の温度を18度から24度程度まで上げておくことが必要です。湯に入る前にかけ湯をして暑い温度にならしながら、湯船に入る、出るときもゆっくりを腰掛けたあとに出るなどの工夫が必要かもしれません(ヒートショックが起こり易い温度差は10度以上となっていますので、少なくとも通常の室内と脱衣所の温度差を10度以下、そして風呂場の温度とお湯の温度差も10度以下に保つ様にした方が良いかも・・正確なデータがありませんが🙏)。
家庭風呂での死亡者の90%は65歳以上が占めていますので、基礎疾患に加えて、高齢やはこの様な温度差に気をつけながら対策を練る必要があると考えています。ただし20代でも死亡例がありますので若くても気をつける様にして下さいね。
早く今回の寒波が過ぎることを祈っています。各地で被害がありませんように。
追伸:次第に時間が取れなくなってきましたので、ブログの中の「医療記事」はしばらく(永久に?)に中断したいと思います。旅行の記事は私の老後の楽しみのため書き続ける予定です。
ローザンヌ観光のもう1つの目玉に国際オリンピック委員会本部の見学がありました(→ローザンヌ観光N01 →ローザンヌ観光No2)。 スイスは色々な国際機関がありますが、当初はパリの本部があったとのことです。
「近代オリンピック」はフランス人のピエール・ド・クーベルタン男爵が、パリ国際会議でオリンピックの復興を提唱し、これが満場一致で可決されて、1894年6月23日に創設されます。 最初のIOC本部は、パリ市内にあるクーベルタンの生家に置かれたとのことです。第1次世界大戦の勃発を受け、オリンピックが政治的な圧力にさらされることなく「IOCの政治的中立性を確保する」するために、クーベルタン男爵の意向に沿って1915年に中立国だったスイスへ移転したとのことです。
スイスのなかでローザンヌになったかは諸説あるとのことですが、レマン湖を望む美しい街並みを、クーベルタンが気に入っていたからではないかと言われています。随分と当時はクーベルタンの独断場だったのかも知れませんね。
ローザンヌのオリンピック駅を降りて、レマン湖に向けて進むと港やレストランなどが建ち並び、気持ちより風が通り過ぎてゆきました。
令和5年1月も第3週となりました。来週にかけてまた寒波がやってくるようで気になるところです。 そして感染症を知らない政治家が新型コロナウイルスの感染症法上の分類を2類から季節性インフルエンザと同じ「5類」へ移行する方針と発表しました。新型コロナウイルス感染症が始まって3年経つ中でウイルスの感染力や毒性なども変化し、それに対する情報も分かる様になりました。ワクチンの開発も進み、治療法もある程度確立されて来ています。感染が始まった当初は未知のウイルスに対する対応策も分からずパニック状態となっていましたし、感染症法上の「2類」は妥当だと思いました。あれから3年、社会経済を維持するためにも「5類」相当に引き下げるには、ある程度妥当で理解出来る範囲内です。
新型コロナウイルス感染症はまだまだ「季節性インフルエンザ」とは違うウイルスであることを認識しながら進めないと医療界は混乱に陥ると考えています。オミクロン株が主流の第8波において、過去最悪の死者数が出ている現状を誰も前面に出さなくなりました。社会がその死者数を許容する(驚かなくなる)ように変化したと考えています。 ある程度死亡者が出ても仕方ないと割り切れるのであれば、社会全般としてそれはそれでいいと思います。
しかし医療界(特に入院施設を有する医療機関)では、2類が5類になっても対応を変える訳にはいきません。重症化が少ない新型コロナウイルス感染症ですが感染力は高いままですし、重症な患者さんが入院している施設でクラスターが出た場合に一気に死亡のリスクが高まります。季節性インフルエンザのように誰もが感染初期に手に入る抗ウイルス薬もまだありません。それに院内で感染者が出た場合に周りの入院患者や医療者への予防内服の手段がありません。
どうかこの違いも認識して、政府には感染症の専門家の意見を十分に聞きながらスムーズに移行して欲しいと願っています🙏
今週もいつもの2階のスペースに生け花が飾られていました😌😍
前回の続きとなります(→ローザンヌ観光No1)。ローザンヌ観光No2(大聖堂からIOCまで)
令和5年も第2週となります。年末年始も慌ただしく過ぎて、今年の目標も立てないまま新しい年となってしまいました😂
何の根拠もない中で、政府を始め多くの国民にもコロナから解放されたい気持ちが先走って、もう以前の様な普通の社会に戻った衝動に駆られている気がします。もう我慢も限界ということも理解出来ています。それなら少しでもリスクを減らすべくせめてワクチンは打って欲しいと願っています。
国の方針として季節性インフルエンザと同様に扱う日も近づいて来たとも考えています。それでも感染の強さや重症化、感染した場合に簡単に手に入る治療薬も予防薬もなく、まだまだ臨床現場ではインフルエンザと新型コロナウイルス感染症は違いが大きいのです。
今年は行政や一般国民の多くは「インフルエンザ=新型コロナウイル」の扱いで、実際の医療現場では「インフルエンザ≠新型コロナウイルス」のままとなります。この意識の乖離により医療現場では精神的にも肉体的にも負担がかかると危惧しています。
年始から医療現場では戦々恐々の日々が始まっています。 まだ先は読めませんので、悩んでも仕方ありません。これまで同様に「やれることにベストを尽くすことしかないな」と思っています。
今日のFM放送は久々に甲状腺の疾患について話をしました。甲状腺の病気については2年前の記事がありました(→http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-29f43f.html )。
今回はもっと基本的な「ホルモンとはどんなものなの(焼き肉屋のホルモンではありません😅)」について記載したいと思います。甲状腺ホルモン、成長ホルモン、男性ホルモン、女性ホルモン・・・などなど皆様も聞いてことがあるかも知れません。しかし実際のホルモンの数は解明されているだけでも100種類以上あるのです(°0°)
ホルモンとは身体の中の内分泌臓器で作られる化学伝達物質で、私達の体の臓器機能や代謝の際の情報伝達として身体の内部環境を一定に保つ様に機能します。 100種類以上のホルモンが流れていますが、それぞれのホルモンの量は本当に僅かな量で、その濃度は「巨大なプールの水の中にスプーン1杯分程度(かなり大雑把ですが😊)」となります。
100種類以上あるホルモンが全ての細胞に関与するかとなるとそれはありません。そのホルモンに対応する細胞を標的細胞と呼んでいて、その細胞には身体を流れてくるホルモンがびったりとはまり込む鍵穴の部分があり、それがびったりと一致すると作用を発揮してゆくのです。
<ホルモンの種類>
①ステロイドホルモン:副腎皮質ホルモン、性腺(男性、女性)ホルモン、ビタミンD3
②ペプチドホルモン:成長ホルモン、インシュリン、サイトカイン
③アミノ酸誘導体:副腎髄質ホルモン(アドレナリン、ノルアドレナリン)甲状腺ホルモン、
④プロスタグランジン:
<どのように量を調整しているのか>・・・
身体の中にはホルモンを作る細胞もそれを受け取る細胞もあります。ホルモンの量が多すぎても少なすぎても良くありません。そのために私達の体の中にはホルモンの量を調整する細胞がまた存在するのです。 この調節の役割を担うセンサーや司令塔としてはたらいているのが間脳の一部である「視床下部」と呼ばれる場所になります(全てではありませんが、この場所は重要ない部位となります)。難しく考えすぎるときりがないのですが、簡単に車の生産工場を例に例えてみました。
今年初めのFM放送「いきいきタイム」は時間とそれに関わる睡眠について話をしました。以前のブログで睡眠についてはいくつか書きましたので、今日は時間の不思議について書いてみます(以前のブログ→「睡眠と夢について」 、「睡眠と成長ホルモン」)。
毎年のように年始・年末の時期になると時間の単位のことを考えます。時間の単位である1分1秒の長さは、絶対的な単位で、どの人にとっても等しく変わりません。しかし私達の感じる時間の単位は、各自で違うと思います。
時間は絶対的な単位であるはずなのですが、実際には個人の年齢や状況によって非常に違いのある、相対的な単位だとも思うのです。
例えば、その人の中でも夢中になって楽しいときには、時間はあっという間に過ぎますし、退屈で苦痛な時間はなかなか過ぎてゆきません。 時間とは不思議なものです。 ですから、私はいつも「人間は時間を生きる動物だ」と思っています。
当たり前と思っている私達の時間の単位とは、何を基準に決められたのでしょうか。
時間の大きな区切りを決定するのは、地球が24時間かけて回転する自転と太陽の周りを1年かけて回る公転だと考えます。
もう一つおおよそ28日の周期で回転する月と地球の関係から発生する時間軸があると考えられます。
そのことより、地球と太陽、月との関係により、1日という区切り、28日というおおよそ1ヶ月という区切り、1年という周期がもっとも大きな意味合いを持つ時間の単位と思われます。
単位という言葉が出てきました。 私達がお金を計算したり、掛け算九九などは1.10.100.1000.万と10がつく単位、つまり10進法で計算し物事を考えます。非常にシンプルで考えやすい単位だと思います。 丁度、私達の手を使って、指折り数えてる場合も、10の単位が便利です。
しかし時間の単位は1日24時間だったり、1時間が60分だったりとややこしいですよね。 自身が子供の時やあるいは小さなお子さんをお持ちの方は、子供に掛け算九九などの10の単位と同時に時間の単位も教えないといけなくなり苦労したと思います。
私は子供の頃、120秒は何分ですか?などの問題がいやでした。
1時間が100分で、1分は100秒だったら「こんな問題でないよな〜」と思いました。 皆さんはどうでしょう?
ではどうしてこんなややこしい事になったのでしょう。 調べてみると色々な説がありそうです。 紀元前の大昔より、エジプトやバビロニアなどの古代文明で既に、日が昇り、日が沈むまでを12の単位で示していたそうです(日時計によるものでしょうか)。
それが時間の単位となり、1日にすると24という単位になったそうです。ここからがややこしいのですが、24時間をもとに1日の長さの24を分解した「2、3、4、6」で割り切れる数字で時間を表すことになり、時計は60秒で1分、60分で1時間、24時間で1日となったのです。これは理論的に云々ではなく、覚えるしか手がないのかも知れません(タイムカプセルがあったら古代エジプトやバビロニア人に12じゃなくて10で分けたほうが子孫達が喜ぶよと伝えて、日時計の単位を変えて貰いたいです😃)。
まだまだ時間について考えていきたいのですが、長くなりましたのでまたいつか書きたいと思います。
それでは、新年早々から時間に遅れませんように!
2022年も12月30日まで仕事があるため、大晦日に台湾に出かける強行旅行を予定にいれていました。12月に入り、飛行機とホテルは予約を済んでいます。ただし職業柄、直前まで予定は未定です。12月30日に緊急の手術や状態の安定しない患者さんがいたら中止となることも覚悟の上です。 今回は緊急の手術もないために、出かけることが出来ました🙇✌️
12月31日にLCCのタイガーエアー✈️で9時45分に台北(桃園国際空港)へ出発(飛行時間は80分程度ですので、那覇からは福岡よりも近いです)。
台北から台湾の新幹線を乗り継いで台中の13時頃到着(1時間の時差があり、日本では14時頃)し台中観光。台中宿泊。1月1日も夕方まで観光して、20時頃に桃園国際空港近くのホテルに移動。1月2日朝7時の飛行機で那覇に向かい朝の9時頃到着となりました(2泊3日になりますが、実質は1日半もない観光です)。
なにもこんな慌ただしい旅行なんてと・・自分にも呆れかえるのですが・・飛行機に乗って海外(近いですが一応海外です😅)ですので、気持ち(頭?)の切り替えが出来て新年を迎えることが出来ました。 私もそれなりの年齢ですので、後がないのも大きな理由です😃
このホテルを選んだのは駅に近いことと、台中で今一番のホットスポットの「宮原眼科」が目の前にあることです。台中旅行をさっと書くつもりでしたが、結構色々な観光スポットに出かけましたのあと2〜3回に分けて記載します(今週中に書き終われればいいのですが・・・)
2023年も慌ただしいと思いますが、どうぞこれからも宜しくお願い致します🙇
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