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2022年12月18日 (日)

ジュネーブからちょっと寄り道ニヨン(Nyon)へ

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少し時間があった為に、ジュネーブ湖畔の街ニヨンに出かけました。ジュネーブ駅から電車で15分程度で行けます。Wikikpediaによれば次のように記載されていました。ニヨンは、ガリア戦争(紀元前58 - 51年)によってガリアを征服したガイウス・ユリウス・カエサルによって紀元前45年頃に古代ローマの植民市として建設された。この植民市はコロニア・ユリア・エクエストリス(Colonia Iulia Equestris)と名付けられ、その中心部はノヴィオデゥヌム(Noviodunum)と呼ばれた。近年、アンフィテアトルムや神殿などのローマ時代の遺跡が発掘されており、1998年に開館したローマ博物館では出土品が展示されている。12 - 13世紀にはサヴォワ家の支配下に入り、ニヨン城が築かれた。現在、ニヨン城には、18 - 19世紀に盛んであったニヨン焼きと呼ばれる磁器などを展示する歴史・陶磁器博物館が設けられている。現在では、欧州サッカー連盟の本部が置かれていることで国際的に知られる・・・・となっていました。

こぢんまりとした街でおおよ1時間もあれば見学できるとの事でしたので、時間を惜しんで寄り道してみました(毎回のように慌ただしい旅です😅)。

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ニヨン駅からレマン湖へ続くなだらかな丘に街がありました。 街中に入るとどこを歩いているのか分からないまま可愛らしい街を散歩です。時間帯もあるのでしょうが、人通りも多くなく長閑な田舎町と言う感じがします。
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色々なお店の案内もフランス語で書かれていたり、お洒落に飾られた店内も多く、知らない街を歩くだけでワクワクしてしまいます😃
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街の中央(?)にはこのような噴水と銅像が立っています。このような噴水と銅像の組み合わせはフランスというよりもドイツの影響がある気もします。甲冑をきた兵士の持っている旗(青と赤地に魚が描かれている)はニヨンの街の旗だそうです。
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ニヨンはチョコレートやクレープの美味しいお店も多いとのことです。上の写真のお店もディスプレーも可愛らしくて店内も可愛らしかったです。
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ニヨンの街でシンボル的な建物はやはりニヨン城。レマン湖を望む丘の上に建つ真っ白なお城で、ニヨンのシンボル的存在。
かつてこの地を治めていた近隣の町プランジャン(Prangins)が初代の城を建て、さらにサヴォイア家の支配下に入った13世紀後半頃以降に建て直されたそうです。現在の姿になったのは16世紀のベルン州支配時代で、その後も幾度か改築・修復が行われています。この辺りはやはり古代から色々な民族や国のせめぎ合いの場所だったのかもしれません。今回時間がなくて入りませんしたが城内は18〜19世紀の貴重なニヨン焼コレクションを収蔵する博物館になっています。

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この城に出かけた第一の目的は、この城のテラスから眺める景色が最高だった点です。

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ニヨンの街並みからレマン湖、対岸のフランスの(葡萄畑)緑に、その奥にはスイスアルプスの峰々が見えて来ます。正面のレマン湖の対岸の場所はおそらくフランスの美しい村にも選ばれている「イヴォワール(YVOIRE)村」があり、ニヨンから定期の航路もありますので、時間がある方にはお薦めです(行ったことはありませんが💦ネットで検索すると素敵な場所のようです)
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今回は鉄道で入りましたが、レマン湖周遊の船で訪れることも可能です。 テラスから見て左奥はおそらくこれから訪れすスイスアルプスの山並みです。
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城の横の階段をレマン湖に向かって降りてゆくと、先ほどのニヨン城が高台に立っていることがわかります。この途中の坂はブドウやバラなどが植えられた小さな植物園のようになっていました。

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レマン湖の湖畔に出てきました。波がたつ広い湖ですので、沖縄の私にとってはまるで海のように感じます。ただ違うのは塩の匂いがしないことです。


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先に進むとヨットハーバーがありました。週末などはニヨン湖を遊覧するのでしょうか? 多くのヨットが停泊していました。
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ヨットハーバーから再度、山側に向かうと公園があり、その横を登って行きました。
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ニヨンの歴史を見詰めるように、丘の上にローマ時代の遺跡が立っていました。

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小さな広場になっていて、湖を望むように古代ローマの建造物がかつてあったのでしょうか? 土台と円柱だけが残っています。
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柱の細部まで細かく彫刻された跡となっています(Roman Columns)。かつてこの地を征服したユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)によって紀元前50年〜44年ごろに建設されたとされる古代ローマ帝国の植民市がその起源という街だけあって、歴史ロマンを感じさせてくれます。かつて古代ローマ人をこの丘からレマン湖やアルプスの山々を観て過ごしていたのでしょうか?

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そこから駅に向かって歩き出すと、突然このようなシーザーの像が出てきてビックリしました。イタリアに来たかのような気分です。

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後ろの黄色い建物が「ローマ博物館」だと思います(入っていませんので正確にはわかりません)。
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さらに街の中を歩くとこのような教会も見てきました。ニヨンはジュネーブから直ぐですし、1時間程度あればこれぐらいは回れますので、せっかくジュネーブに来たら皆様方も立ち寄ったらどうでしょうか。もちろん時間があれば船で対岸のフランスの美しい村々を散策して戻って来ても楽しいと思います。

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コメント

院長先生
こんばんは。
日曜日でもお疲れ様でした!

ニヨンって存ぜずでした!
可愛らしい街並みでも歴史を刻んでいるのですね!
お城のテラスからの見晴らしも素晴らしい✌️
対岸がフランスで奥にアルプスが見えるのですね✌️
可愛らしいディスプレイのお店にお入りになられたでしょうか?
今回もスッキリ青空でしたね☀️
素敵なお写真有り難うございました。
続きを楽しみにお待ちしております。

マコママさん、こんばんは。

やっと今日の談話会が終わりました。後輩達の発表を聞きながら、やはり時代は進んだなと思います。仕事の拘束が大きい外科医は毎年少なくなっています。日本の医療で一番問題になるのが今後の外科医の減少だと考えています。

私もジュネーブの旅行を考えるまで二オンについていは全く知りませんでした。スイスパスを持っているため電車は何度乗っても同じですので、すぐに散策ができる二オン観光を駆け足でやってきました。

お城のテラスから見る景色は壮大で美しかったですし、いつか対岸のフランスの村にも行ってみたいです。

いつも有り難うございます。

こんばんは

二ヨンの街並み本当に奇麗で素敵ですね
湖畔から見たレマン湖の風景は壮大で吸い込まれそうです
レマン湖の向こうのブドウ畑とスイスアルプスの山並み
果てしなく続く空
こんな風景を間近に見られたら本当に幸せですね
いつもありがとうございます

ゆめちゃんさん、こんばんは。

ニヨン城のテラスから眺める景色が綺麗でしたので、確かめることに・・・ジュネーブから電車で15分程度でとても便利な場所です。

レマン湖の対岸はフランスです。フランスでも有名な観光地となっているようです。左の方にはこれから尋ねてゆくスイスアルプスの山々も見えていました。

この日はジュネーブ、アヌシー、再度ジュネーブからニヨン、そして帰りにコープに寄って夕食の買い物をしてジュネーブのホテルで食事となりました。いつものように遊ぶ時は全力投球です😁😅

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