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2022年12月

2022年12月29日 (木)

糸(中島みゆき):2022年の終わりに感謝を込めて

2022年最後のFM放送は2時間の年末特別スペシャル番組編成となりました。2022年の出来事を振り返りながら、私のギターの弾き語りで17曲をかけました。最後の曲をどれにしようかと考えながら、中島みゆきさんの「糸」にしました。以前YouTubeにアップした曲が、テンポが速過ぎたので急遽、自宅で再録音しました・・・以前書いたブログの内容もこの記事に書き直しました(you-tube動画も入れ替えしました)。

2022年はロシアのウクライナ侵攻が世界の景色を変えてしまいました。3年前に発生したコロナウイルスも人々の生活を変えてしまいました。しかし人間には知恵があると期待していますし、希望を持って生きています。 

中島みゆきさんの「糸」という曲には1人1人の人生が1本の糸のように例えられています。私達1人1人が違う糸で織りなされた人生を生きています。違う色、違う太さ、違う長さ、違う強さ、様々な糸で塗られた布・・・その布でおられた世界が地球なのです。その小さな1本に自分がなれたら仕合わせと思うのです。

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私達にとって人との出逢いやあるいは災害などもそうでしょうが沢山の偶然が重なって生きています。運命というのかも知れません。

私にとっても沢山の出逢いがあり別れがあり、その全てのお陰で今があります。悪いことも良いことも含めて全てに感謝しなければいけないと感じてしまいます。 これは若い頃には感じ得なかった変化です。 あきらめではありません、感謝なのです。まだまだやりたいことはあるし、やらねばならないことも沢山あります。

この曲の印象的な言葉に「仕合わせ」が出てきます。最初あれ!「幸せ」の間違いではと思いました。調べてみましたら「仕合わせ」の語源は「し合わす」から来ているそうです。「し」は動詞の「する」の連用語で動作が合わさることが「仕合わせ」となり現代の「幸せ」となったと書かれていました。現代の「幸せ」はいいことにしか使いませんが、「仕合わせ」は良い意味でも悪い意味にも使われて、偶然に巡り逢った「仕合わせ」から運命は出来上がったいるんだそうです。

クリスマスが終わって自宅で録音しました。いつものように動画にしました。宜しければお聴き下さい。

2022年もありがとうございました。また来年も宜しくお願いします。

 

 

2022年12月25日 (日)

ローザンヌ観光No1(到着から大聖堂まで)


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スイストラベルパスを事前に購入していましたので、多くの交通機関が指定の期間中何度でも乗れるために、観光客にとってはとても便利で私もその恩恵にあずかりました(ただしスイスですのでこのパスも日本の物価で考えると超高いのが難点です)。昨夕はアヌシーからジュネーブに帰るも時間を惜しんでニヨンまで観光してまたジュネーブに戻りました。
翌朝にスーツケースがあるために、まずはその日の宿泊予定地のモントルーのホテルに荷物だけ預けて、身軽になってから再度モントルー駅からローザンヌ観光へと向かいました。もちろん何度乗っても料金はスイストラベルパスに含まれています。
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スイス国有鉄道の車両は2階建てなどもあり、どれも清潔ですし、時間に正確です。日本に住んでいると電車は時間通りに運行すると考えるのですが、殆どの国では結構ルーズですが、スイスは日本以上に正確な運行かも知れません。そしてSBB Mobileをスマホに入れておけば、目的地へ何処で何時に乗って、乗り換えは何番線で何時出発などの上方が細かく分かるどころか、地図にもバスなどの停留所までの案内図もでるという、もの凄く便利なツールが用意されています。使い方が分かる様になるともの凄く便利でした。
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ローザンヌ駅到着です。観光客が多いせいでしょうが、スイスの駅には必ずスーツケースを転がせるスロープが絶対にあります(もちろん車いすの方にも便利です)し、エレベーターも絶対にあると思います(←エレベーターは確認していませんので絶対とは言い切れませんが😅)。

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ローザンヌはレマン湖の畔にある都市で、国際オリンピック委員会の本部があることでも有名であることから「オリンピックの首都」とも呼ばれています。そのことからスケート、柔道、野球ソフトボールの国際連盟の本部も置かれています。また最高裁判所も置かれていることから司法首都でもあります。
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ローゼンヌの街は駅からするとレマン湖に向かう(南方向)湖畔エリア大聖堂などがある山側(北側)の旧市街地に分かれています。まずは山手側に向かって歩きました。
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市場が開かれていた横に大きな教会がありました。最初はあれ!これがローザンヌ大聖堂?と思いましたが、場所がやはり違いました。調べてみると聖フランソワ改革派教会 とのことのようでした。
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ドアを開けると入ることが出来き、無料のようです。中に入るとスッキリとした教会で、何かしら催しがあるようで椅子の準備をしたりオルガンの調整をしていました。

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新しく感じたのはやはり内部は建て替えられて21世紀のものだそうです。ただ歴史的には古い教会で、13世紀に最初に建てられたそうです。その後火災や広場の拡張や大通りを作るために一部取り壊しの憂き目を見てきた教会とのことです。そう思うと何となく愛着が湧きます😃

 

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丁度パイプオルガンの練習が行われていて、無料で音楽も聴けて楽しめた教会でした。
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更に山手のローザンヌ大聖堂に向かう途中に、ガイドブックに紹介されていた「マルシュ階段:Escaliers du Marché」がありました。マルシュとは「市場」のことで、ローザンヌ大聖堂の前に広場とこの階段の下にも市場があります。この階段の起源はとても古くて13世紀に作られたそうです。上下の広場で開催される市場(マルシェ)を行き来しやすいようにと、この広場を結ぶように屋根付きの階段が設置されたとのことです。
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スマホの地図アプリに登録していましたので、通り過ぎずに済みましたが、大通りの横にありますので通り過ぎてしまう可能性もあるかも知れません。
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観光名所だけあって多くの方が写真を撮っていましたので、その方々いなくなる合間を持って写真をパチリ。もうすぐに目指す大聖堂が見えた来ました。
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マルシェ階段を登り切るとローザンヌ大聖堂のファザードの正面に出ました。
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13世紀に建てられたゴシック様式の大聖堂で、内装はグレーの壁が基調なっています。バラ窓や様々な紋章が彩られたステンドグラスなどは必見です。

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棟楼に登って、高い場所から街を観るのが大好きな私としては、この大聖堂の鐘楼を登ることが出来ると期待していました。なんとなんと!12時から13時半までは昼休み休憩で登ることが出来ないとのこと。丁度私の前の方までは登れたようです😢😂😹 さすがスイスしっかりと休むべき時には休むと徹底しております。

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次回は大聖堂から湖畔エリアを紹介したいと思います。

2022年12月23日 (金)

今週の生け花(令和4年12月第4週)

2022年も12月後半となります。日本列島は大雪や強風などで大荒れの1週間だと思います。雪のない沖縄では雪国の苦労を実感することは出来ません。雪下ろしなど本当に大変だろうと思っています。暑さに慣れているせいで、15度ぐらいでも寒くてたまりません😅 

今週も生け花クラブの活動があったようで、2階のいつもの小さなスペースにも生け花が飾られていました。

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今週の生け花は誰が見ても(私が見てもでしょうか?😅)、クリスマスをイメージした生け花になっています。
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このような飾り付けを観ると、今年もやって来たなという印象です。外は寒くても暖かい気持ちで過ごして欲しいと願っています。

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このようなクリスマスの飾りの出番もあと少しなります。日本人の多くがこの1週間でキリスト教の文化から仏教の文化へと急変して正月を迎えることになると思います。Merry christmas & happy new year!

<花材:黄金ヒバ、レッドウイロー、アンスリウム、手まり草、ストック、ポインセチア(造花)>

2022年12月21日 (水)

今年もアトリエトトロの子ども達から素敵なクリスマスプレゼントが届きました

今年もアトリエトトロの子ども達から素敵なクリスマスプレゼントが届きました。本当に嬉しい便りです。
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アトリエトトロは童画家のたなかかおるさんが主催する鳥取市にある絵の教室です。小さな子ども達から高校生らが活動しています。 日本では次第に周りの子ども達と一緒に遊んだり、ましてや年齢の異なる子ども達どおしで助け合いながら遊ぶ姿を見かけなくなりました。 この教室のブログを覗くと、子ども達が本当に生き生きと輝いています。本来の子ども達の「キラキラする瞳」が見えてくるようです。私も見ているだけで嬉しくなります。どうぞ素敵なブログですので、皆様方も覗いてみて下さい→「かおるのスケッチブック」
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病院の外来のスペースは限られていますので、総合受付の後方に作品を並べてみました。広々とした場所が欲しいのですが、申し訳ないです。 患者さんが立ち止まって作品をみています。 中には私の方に「遠い所から送ってくれているのですね」「かわいいこと」などと声をかける患者さんもいらっしゃいます。 皆きっと暖かい気持ちになれたと思います。
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アトリエトトロの子供達へ:心のこもったプレゼントをありがとう💖  クリスマスは温かい心で過ごして欲しいです。 これまではクリスマスプレゼントはもらう方が嬉しかったはずです。 他の人のために一生懸命作品を作ってくれた君たちは、他の人に幸せを与える喜びを少しずつ知ることができたはずです。 この優しい想いは将来の自分自身へのプレゼントだと知って欲しいのです。 未来の希望の君たちへ本当にありがとう。おもろまち先生より感謝を込めて。

2022年12月18日 (日)

ジュネーブからちょっと寄り道ニヨン(Nyon)へ

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少し時間があった為に、ジュネーブ湖畔の街ニヨンに出かけました。ジュネーブ駅から電車で15分程度で行けます。Wikikpediaによれば次のように記載されていました。ニヨンは、ガリア戦争(紀元前58 - 51年)によってガリアを征服したガイウス・ユリウス・カエサルによって紀元前45年頃に古代ローマの植民市として建設された。この植民市はコロニア・ユリア・エクエストリス(Colonia Iulia Equestris)と名付けられ、その中心部はノヴィオデゥヌム(Noviodunum)と呼ばれた。近年、アンフィテアトルムや神殿などのローマ時代の遺跡が発掘されており、1998年に開館したローマ博物館では出土品が展示されている。12 - 13世紀にはサヴォワ家の支配下に入り、ニヨン城が築かれた。現在、ニヨン城には、18 - 19世紀に盛んであったニヨン焼きと呼ばれる磁器などを展示する歴史・陶磁器博物館が設けられている。現在では、欧州サッカー連盟の本部が置かれていることで国際的に知られる・・・・となっていました。

こぢんまりとした街でおおよ1時間もあれば見学できるとの事でしたので、時間を惜しんで寄り道してみました(毎回のように慌ただしい旅です😅)。

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ニヨン駅からレマン湖へ続くなだらかな丘に街がありました。 街中に入るとどこを歩いているのか分からないまま可愛らしい街を散歩です。時間帯もあるのでしょうが、人通りも多くなく長閑な田舎町と言う感じがします。
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色々なお店の案内もフランス語で書かれていたり、お洒落に飾られた店内も多く、知らない街を歩くだけでワクワクしてしまいます😃
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街の中央(?)にはこのような噴水と銅像が立っています。このような噴水と銅像の組み合わせはフランスというよりもドイツの影響がある気もします。甲冑をきた兵士の持っている旗(青と赤地に魚が描かれている)はニヨンの街の旗だそうです。
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ニヨンはチョコレートやクレープの美味しいお店も多いとのことです。上の写真のお店もディスプレーも可愛らしくて店内も可愛らしかったです。
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ニヨンの街でシンボル的な建物はやはりニヨン城。レマン湖を望む丘の上に建つ真っ白なお城で、ニヨンのシンボル的存在。
かつてこの地を治めていた近隣の町プランジャン(Prangins)が初代の城を建て、さらにサヴォイア家の支配下に入った13世紀後半頃以降に建て直されたそうです。現在の姿になったのは16世紀のベルン州支配時代で、その後も幾度か改築・修復が行われています。この辺りはやはり古代から色々な民族や国のせめぎ合いの場所だったのかもしれません。今回時間がなくて入りませんしたが城内は18〜19世紀の貴重なニヨン焼コレクションを収蔵する博物館になっています。

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この城に出かけた第一の目的は、この城のテラスから眺める景色が最高だった点です。

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ニヨンの街並みからレマン湖、対岸のフランスの(葡萄畑)緑に、その奥にはスイスアルプスの峰々が見えて来ます。正面のレマン湖の対岸の場所はおそらくフランスの美しい村にも選ばれている「イヴォワール(YVOIRE)村」があり、ニヨンから定期の航路もありますので、時間がある方にはお薦めです(行ったことはありませんが💦ネットで検索すると素敵な場所のようです)
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今回は鉄道で入りましたが、レマン湖周遊の船で訪れることも可能です。 テラスから見て左奥はおそらくこれから訪れすスイスアルプスの山並みです。
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城の横の階段をレマン湖に向かって降りてゆくと、先ほどのニヨン城が高台に立っていることがわかります。この途中の坂はブドウやバラなどが植えられた小さな植物園のようになっていました。

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レマン湖の湖畔に出てきました。波がたつ広い湖ですので、沖縄の私にとってはまるで海のように感じます。ただ違うのは塩の匂いがしないことです。


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先に進むとヨットハーバーがありました。週末などはニヨン湖を遊覧するのでしょうか? 多くのヨットが停泊していました。
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ヨットハーバーから再度、山側に向かうと公園があり、その横を登って行きました。
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ニヨンの歴史を見詰めるように、丘の上にローマ時代の遺跡が立っていました。

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小さな広場になっていて、湖を望むように古代ローマの建造物がかつてあったのでしょうか? 土台と円柱だけが残っています。
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柱の細部まで細かく彫刻された跡となっています(Roman Columns)。かつてこの地を征服したユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)によって紀元前50年〜44年ごろに建設されたとされる古代ローマ帝国の植民市がその起源という街だけあって、歴史ロマンを感じさせてくれます。かつて古代ローマ人をこの丘からレマン湖やアルプスの山々を観て過ごしていたのでしょうか?

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そこから駅に向かって歩き出すと、突然このようなシーザーの像が出てきてビックリしました。イタリアに来たかのような気分です。

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後ろの黄色い建物が「ローマ博物館」だと思います(入っていませんので正確にはわかりません)。
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さらに街の中を歩くとこのような教会も見てきました。ニヨンはジュネーブから直ぐですし、1時間程度あればこれぐらいは回れますので、せっかくジュネーブに来たら皆様方も立ち寄ったらどうでしょうか。もちろん時間があれば船で対岸のフランスの美しい村々を散策して戻って来ても楽しいと思います。

2022年12月15日 (木)

今週の生け花(令和4年12月第3週)

今日も雨の那覇市です。ちゃんとした統計ではないのですが、個人的には近頃は雨が多いと感じてしまいます。それでもこの季節では暖かいだけありがたいかも知れません。

国会では国防費の値上げだけが議論されているようですが、コロナ禍で生活に困窮する1人親世帯や小規模事業者の生活の議論はどうなっているのでしょうか? 今後の第8波に対する政策はどうなるのでしょうか? 鶴の一声で急に1兆円も国防費を値上げするなんて、何処か「北の殿様の国」と変わらないのではと不思議に感じてしまいます。 

憤慨しても折角のお花達に申し訳ないので、気を静めて眺めたいと思います😃

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今週の生け花は赤い花器に、中央で目立つピンクのガーベラと上方にある深紅のサンゴ水木が1つのスタイルとして確立されています。枯れたようなランの葉がリボンのようなクリスマス飾りに感じてしまいす。

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生け花を色々な角度で観察すると楽しみも増えますし、赤い色に注目したり、あるいは花に注目したりするとまた感じ方が変化します。
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このように大きくすると脇役だった小さな花(アスター)などの美しい形も楽しめます。
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上からの照明で、影も一体となってモダンで美しいですね💖 全ての人々に光があたって欲しいと願う12月です。
<花材:サンゴ水木、ラン、ガーベラ、アスター、源平かずら>

2022年12月14日 (水)

口内炎

今日(2022年12月14日)のFM「いきいきタイム」は口腔粘膜疾患について話をしました。歯以外の口の中、歯肉や舌、のどの奥は粘膜という滑らかな組織に覆われてるため、そこに出来た異常を口腔粘膜疾患と呼んでいます。
局所的には耳鼻咽喉科や口腔外科が専門で、口内炎やウイルスや自己免疫との関連では内科や小児科が主に扱うことになります。外科の私としては外傷だったり、抗がん剤使用時の副作用や手術などによる消耗疾患で時々診察することがあります。ですので、これから書いてゆくのも素人と同じレベルとなります🙇

口の中は消化器や呼吸器の入り口としてみることも出来ますが、味覚や臭覚などの感覚器官でもありますし、唾液を出すことで消化を助ける役割、舌には発語としての機能もあり複雑な機能がこの部分には集約されています(唾液の細かな役割については→http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2015/12/post-a0e2.html  ) 。

沢山の病気がありますが、今日はアフタ性口内炎に絞って書いてみます。口の中や歯茎、舌などは表面を粘膜が覆っているのですが、何らかの原因でこの粘膜が傷ついて剥がれてしまうと小さな潰瘍となります。炎症が加わりますのでこの潰瘍の周りが赤くなり中心部分は白っぽくなります。

余り大きくはなくても、痛みが強いのがアフタ性(潰瘍性)口内炎の特徴です。口内炎のある場所を噛んでしまったり、刺激物やお醤油、暑いのを食した時などは激痛が走り、思わず「アガ〜(いて〜)」と叫んでしまいます。

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口内炎は試験勉強の時などに起こることも多く、ストレスが一因であると思われますが本当の原因は簡単ではありません。 鉄、亜鉛、ビタミンの不足だったり、ウイルス感染に伴うもの、義歯よる刺激唾液分泌の減少、鼻詰まりで口呼吸による口腔内乾燥睡眠不足などが影響し合って発症すると思われます。

通常のアフタは数ミリ以下の大きさで単発・多発両方あり、痛みは4〜7日続きます。重傷になると発熱や首の周りのリンパ節が腫れ、風邪のような疲労感が現れることがあります。 だたし大きさが1センチを越えたり、長い間治癒しない場合は医療機関で検査を受けた方がよいと考えます。 

治療は自然治癒するまで、痛みを和らげる対症療法が中心です。痛みが強い場合は麻酔薬の入ったうがい薬を使用したり、ペースト状になった局所麻酔薬を塗ったりします。アフタを保護して炎症を鎮めるような軟膏類や最近ではアフタを覆うようなパッチ製剤もありますので試してみて下さい。

特に年末は何かと生活が崩れたりストレスのかかる時期で、乾燥も続きますので口内炎が起こり易い環境ともなります。口内炎になったら少しでも休む時間を作るようにして体調の回復を図りましょう💪 

寒くなりましたので皆様もお体にはお気を付けて下さいね

2022年12月11日 (日)

フランス・アヌシー動画

ジュネーブからフランスの有名な観光地アヌシーAnnecyに向かいました。前回と前々回のブログです→http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-cbb3b4.html
http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-98b7c3.html

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とても可愛らしい街並みでした。折角でしたのでフランス・アヌシー動画を作成してみました。宜しければご覧下さい(もし可能ならテレビなどの大画面でご覧くださいね)💖

2022年12月 9日 (金)

今週の生け花(令和4年12月第2週)

とうとう(?)師走の第2週ともなりました。毎年12月って何で忙しくなるのか不思議でたまりませんが、やはり今年も毎日追われるように生活をしています😢 

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今週もいつもの2階の場所にお花が飾られていました。 白いブロックのような花器と深紅のサンゴ水木に囲まれた構図の中で大輪の百合とガーベラが鎮座しています。彼らから「師走だからと言って何も焦って走り回らなくてもいいよ」と声をかかられている気がしました。
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正面を向いた大きな百合はやはり存在感があります。もう1つの百合とガーベラの2輪は太陽に向かって声をかけているようです。
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千年木の青と小さな赤いカーネーションも脇役としてなくてはならない存在です。いつもながら良くまとめているなと感心してしまいます。
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これから更に忙しさが増すと思いますが、気持ちだけは焦らずに過ごしたいですね。
<花材:サンゴ水木、ガーベラ、千年木、百合、カーネーション>

2022年12月 7日 (水)

お酒と肝臓

1年はあっという間に過ぎて行きますが、今年も忙しい師走に突入致しました。

私にとっては12月は落ち着かない季節なのですが、皆様はどうなのでしょうか? コロナ禍で大規模の忘年会などはないかも知れませんが、内輪や家族での食事会なども増え、食べ過ぎ飲み過ぎにが気になる季節に変わってゆくと思います。

若い頃の12月はクリスマスや忘年会において楽しくて対は目を外して翌日の二日酔いが心配かもしれません。 少しお歳を召してくると、「忘年会行ってみれば老人会」と自分だけ若いつもりでいても、周りからみると五十歩百歩だったりするわけです。 年齢と共に忘年会の話題も、恋人から、子供や仕事について変わっていき、ついには健康談話へと移っていくのかも知れません。

年末ジャンボも発売され、忘年会の飲み過ぎにかけて「当たったら、肝臓も弱る宝くじ」・・クリスマス・忘年会→飲み過ぎ→肝機能障害となることもありますので、この時期注意が必要です。

 

ここ何年かは細かなことを記載しましたが、原点に返って肝臓の位置や役割とアルコールの代謝について説明したいと思います。

では、まず肝臓の位置はとなると、お腹の右上、主に右の肋骨の下に収まっています。見た目は人間の肝臓も、スーパーで売れている豚や牛などレバーと殆ど同じです。(ブタの肝臓などは大きさ的にも人間に近いために、異種間の臓器移植の研究が早くから行われている程です 

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肝臓の機能をまとめると、次の3(+α)項目の働きに分けることが出来ます。 (括弧内に肝機能が障害を受けた時の症状)

①消化管で吸収された栄養を体内で活用できる形に分解・合成。凝固因子の合成(→栄養障害、腹水などの貯留、出血傾向)。

②有害な物質の解毒作用<アンモニア・薬物・毒素など>(→アンモニアの上昇(意識障害、錯乱)、薬物の影響が遅延)。

③消化機能を補助する胆汁の産生(→脂肪の吸収障害、ビリルビンの代謝異常(黄疸出現))。

④女性ホルモンを分解作用(→男性で女性化乳房の出現)。

 

続いて、特にこの時期・気になる「お酒と肝臓」について簡単に記載します。

 日本人では、肝臓病というと、C型、B型などの肝炎ウイルスによる肝炎、肝硬変、肝臓がんが多いのですが、日本人のアルコール消費量の増大とともに、アルコール性肝障害が増えています。

 肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、肝障害が余程ひどくならない限り症状がでないのです。健診などで肝機能障害、脂肪肝を指摘された場合はしっかりと検査を受けて欲しいと思います。

<アルコールの体内での代謝>

アルコールは胃と小腸から吸収されて肝臓へと運ばれ、アセトアルデヒドへ分解され、さらにアセテートへと分解、代謝され、最後は炭酸ガス(息として)と水(オシッコ)になって排出されます。

・アルコールの分解能には個人差も人種差もあり、「日本人は欧米人に比べてアルコールに弱い人が多い」のです。日本人ではアルコールを分解、代謝する酵素の能力が高い遺伝子を持つ人が6割、低い人が3割、分解能力がない完全な「下戸(げこ)」が1割だといわれています。

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アルコールの強さは遺伝で決まっていますので、鍛えて飲めるのでありません 
分解能力の低い人が無理して飲む場合は注意が必要です。 このような人はアルコールの中間代謝産物で毒性の強いアセトアルデヒドが長い時間血液中を巡回することになりますので、その結果、頭が痛くなったり、吐いたり、“悪酔い”が長時間持続します。

宴会などで“一気飲み”して、急性アルコール中毒で急死するのもこうした人に多いのです。 

また、もともと酒が飲めない体質なのに、“鍛えて”飲めるようになっても、喜べるわけではありません。 なぜなら直接アルコールを代謝、分解する酵素が増えたわけではなく、肝臓の別の酵素が代役を務めるようになっただけのことなのですね。 実際には、アルコールの弱い人が、頑張ってお酒を飲めるようになっても、肝臓に負担がかかり、代謝能力が良い人に比べて、アルコールによる脂肪肝、肝線維症、肝炎、肝硬変へと進行する率が高いのです。 


酒は心身をリラックスさせてくれますが依存や肝障害などの原因ともなります。お酒は量の勝負ではありませんので、楽しく、ゆっくりとマイペースで飲んでいきましょう👍

2022年12月 4日 (日)

フランス・アヌシー観光No2

前回の「フランス・アヌシー観光No1」の続きです

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平日でしたが、天気がよかったせいでしょうか街中は観光客で混雑していました。流石にフランスの人気観光地だけあります。

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街中からアヌシー城の高台を上って再び街の中心地へと移動しました。川沿いの風景はアヌシー城から見た景色とはずいぶん雰囲気が違います。
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水の高さの調整のためでしょうか、ところどころに水門を見かけました。その部分では水がいきよりよく流れるために爽やかな水の音が周囲に流れています。写真は旧市街にあるレピュブリック橋の下には「ティウーの水門」です。いつも思うのですが、水の音は騒音ではなくて心地よく響くのは不思議な気がします。
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川沿いのクレープが有名なお店で昼食を取ることにしました。英語の注文表もありますが、組み合わせがあまりにも多すぎて選ぶことができません😅  お勧めを注文することに・・・
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見た目以上にさっぱりとした味で、上方のクレープはハチミツの甘さも加わり上品な美味しさでした。
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お腹も満たしたため、早速街歩きの再開です。確かにアヌシーの「旧市街」は、「フランスのヴェニス」と呼ばれているそうで、張り巡らされた運河に囲まれた美しい街並みが見どころです。

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前回紹介した中洲の牢獄跡の建物(パレ・ド・リル)の後方から湖に向かって歩き出しました。
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天気が良いと川にも周りの建物の影が投影されて、コントラストが美しいです。
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すぐにアヌシー湖に着きますが、周りにはアヌシー湖を回る遊覧船が停泊しています。
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アヌシー湖はヨーロッパで最も透明度が高い湖とのことで、透き通るようなコバルトブルーの水面は光がキラキラと反射して本当に美しいです。ネットの紹介ではアヌシー湖は「サヴォワの宝石」と例えられているそうです。(サヴォワと聞いても意味不明でしたが、恐らくアヌシーのある地域は昔の領主のサヴォワ家が支配していた地域で、北をレマン湖、東から南をアルプス山脈、南東部をシャルトルーズ山地、東をローヌ川とギエール川に囲まれた場所のようです。知ったか振りで書いていますが、間違っていたら🙏)

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アヌシー湖は透明度が良く、また浅いので湖面の中まで透き通り、停泊しているボートの下には小魚が遊んでみえてきます。
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湖畔沿いの道にはサイクリングロードが整備されていて気楽に自転車でアヌシー湖の絶景を眺めならサイクリングが出来るとのことです。写真の左上の方にボートが見えますが、ボートの外に人が立っていたのですが、水の高さは大腿部ぐらいしかないようでした。凄く遠浅な湖かも知れません。
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ヨーロッパ庭園とシャン・ド・マルス公園を結ぶ湖畔の橋の名前は「Pont des Amours(愛の橋)↑」は、その名の通り恋人たちのデートスポットとして親しまれています。
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愛の橋の上からアヌシー湖から流れ出す運河にはいくつかのボートが係留され、白鳥が優雅に泳いでします。左側がヨーロッパ庭園で右側がシャン・ド・マルス公園となっています。緑豊かな街並みです。

今度来る機会があれば、アヌシーにも宿泊して楽しみたい場所でした。滞在時間は昼食も含めて3時間程度でしたが、いつもながら慌ただしい旅はこれからですので、急いでジュネーブに戻ることにしました。

2022年12月 2日 (金)

今週の生け花(令和4年12月第1週)

今日は朝から早起き(or徹夜?)で「」日本-スペイン戦」をご覧になられた方も多かったのかもしれません。日本の劇的勝利と報道されていることもあるようです(ドイツ戦もそうでしたが・・)。 

どのようなことでも一発勝負の時には何が起こるのか分かりません。強いのが勝つのは確率論でやはり高いのでしょうが、力の差があっても100%勝とか負けるもないはずです。 

努力し反復した練習の結果が偶然というチャンスを与えられて開花したと言うことかも知れません。 W杯に出場するチームはどの国も凄いのです。 好試合は相手があって初めてなり立つものです。 勝っても負けても相手をリスペクトしたいと思います。 さあ次ぎも強豪クロアチアです。 お互いに自分達の良い部分を出し切って欲しいですね✌️

 

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1年は早いものではや12月となりました。これから年末まで慌ただしい日々が続いて行きます。少し花を見て落ち着きを取り戻したい気分です。今週の生け花は花器とさつま杉の落ち着いた雰囲気が印象的です。
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黄色は目立つ色ですが、今回の向日葵とフリージアの花は青緑色のさつま杉をより印象深くしている脇役的存在となっています。間に覗くピンクのストックも同様な役割に徹している気がしました。
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さつま杉で作るクリスマスツリーや飾り付けを見かけることがこれから増えるのかも知れません。私は旅行以外は相変わらず自宅と病院の行き帰りしかしませんので、12月に入ってからの街の様子はどのようになっているのでしょうか?
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気温の変化も大きいと思いますが、皆様方も楽しい12月をお過ごし下さいね💖
<花材:さつま杉、向日葵、ストック、フリージア、アスター>

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