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2022年9月

2022年9月30日 (金)

今週の生け花(令和4年9月第5週)

今日で9月も最後となりました。恐らく10月11月12月は毎年の様にあっという間に過ぎて年末・年始を迎えるのだろうかと想像しています。 9月は台風の発生が多く、昔と違うルートを辿ったり、突然沖縄近海で台風が発生したりと地球環境の変化に戸惑う事態となっています。気象だけでなく世界の政治や経済も流動的で先が読めない状況となっています。 生け花達のように違いを認めつつも協調してゆければ穏やかで安定した世界になるのにと期待もしています。
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今週の生け花は白い花器の上にそれぞれの花をまとめ上げれいます。全体としてブレを感じさせない安定感があるように思えました。
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1つ1つは色も形も違うのですが、バランス良く配置されていると感心してしまいます。この花達のように心穏やかに10月を迎えたいですね💖
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<花材:サンゴ水木、向日葵、リンドウ、カーネーション>

2022年9月28日 (水)

私達の選択(考えることの大切さ)

今日のFM放送は国民の1番多く訴える症状の「腰痛症」について話をしました。専門外の腰痛ですが、国民に感心も高いと考えて、放送のテーマとしてもこれまで何度か喋ってきました。このブログにも腰痛症に関して10編ほど書いたと思います。今回新たなネタはありませんので、以前のブログの中から一部をリンクしたいと思います(今回は色々なことがあり書く時間が取れませんでしたので、ご容赦下さい)。

①→慢性腰痛症の85%は原因がつかめず     ②→腰痛症と神経ブロック   ③→魔女の一撃(ギックリ腰)

 

*〜*〜*〜*〜 *〜*〜 *〜*〜 *〜*〜 *〜*

今回3年ぶりに海外に出かけて来ました。第2次世界大戦という悲劇の中から、人類は少しでも愚かな争いを防ぐために、多様性や様々な違いをお互いに認め合って安定した社会を築こうとして努力してきたと思います。私が海外旅行に初めて出かけたのは20代の頃でかれこれ40年近く前になります。当時は日本も世界も次第に活気に溢れ、希望に満ちた世界だった気がしました。そして世界は今よりよりよくなると確信していた時代でもありました。 しかし世界は協調よりも分断の時代に進もうとしています。

政治が混迷して、何が焦点で何を優先的に行なおうとしているのかPhotoまったく先が読めない状況となっています。 

先日までは違うことを言っていたのに、今日はあたかもそれが正論だったように話を上手くごまかしているように見えてしまう(反省も自己矛盾も語らないまま・・)。 勇ましい言葉を並べると、いかにも力強いリーダーなのだと思わせる。

どんなにカッコ良いことを言っていても、行動が伴っていなければ、その人の中身・品位はいずれ見抜かれてしまいます。 

人間の感性は本質を見極めようとするのです。 

ただ、その感性が一時的に麻痺し、短絡的な言葉に熱狂してしまうと残るのは対決しかなくなり、人間の残忍さだけが前面に表れて人々や社会を追い詰めてしまうかも知れません。

ロダンの「考える人」を見る時、筋骨隆々とした若者が棍棒を持つのではなく、体を捻って、悩み・考え抜いて、もがいているように感じてしまいます。

30歳の頃にパリのロダン美術館でこの像を見た時は、脚の先まで緊張してこわばった姿勢、どの視点からも、一点の気のゆるみもない姿だったことが印象に残っています。体を捻り、右の肘をあえて左の大腿部の置く、この窮屈な姿が悩みを語っているのかも知れません。

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考えるって大変な作業だなと・・・(なんと単純な私の考え😅)。 嫌なことがあったとしても、そこから(歴史から)学ばなければまた同じ過ちを犯してしまうのだろうかと考えた9月でした。

まあこの姿勢(ロダンの考える人)で考えると腰痛になりそうで、皆様方は楽な姿勢で考えて下さいね。

2022年9月25日 (日)

世界を夢みて(312):マテラ観光No2

前回のマテーラ観光No1の続きです(→世界を夢みて(311)マテーラ観光

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1996年と2014年のマテーラの旧市街地ですが、殆ど変わったようには見えませんが、通り道などはとても整理されていました。1996年にはぬかるんで舗装されていない道が多くありましたが、2014年に出かけた時には何処もこ綺麗になっていました。
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丁度お昼頃に結婚式が行われていた教会の広場の前には 飾りつけられた車が止まっていました。マテーラの住民なのでしょうか?それとも結婚式だけをこの場所で行っていたのでしょうか? いずれにせよ思いで深い場所での結婚式だったのでしょう。末永くお幸せに💖
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街並みの外観もいいのですが、18世紀の洞窟住居や教会内部も公開されていますので見学出来ます。時間があれば見学した方がいいと思います。
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サッシ地区の南部にある「グロッタの家」です。18世紀初頭に建てられた住居の内部は整理されて当時の家具が納められています。いくつかの部屋があり、その中には家畜も一緒に暮らせるようになっていたそうです。まるで日本の物語にでる遠野と似ています。 当時の洞窟の生活を知ることが出来ます。

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もう1つは昔の岩窟内の教会を見学していますが、その教会の名前がはっきりしません。ネットで調べたらサンタ・ルチア・アッレ・マルヴェ教会(Chiesa di Santa Maria di Idris) かも知れません。とても貴重なフレスコ画です。当時はこのように内部の写真を撮ることが出来たのですが今は撮影禁止となっているようですので貴重な写真かも知れません。(ユネスコのページを調べたらこれと同じ写真を見つけました→The Sassi and the Park of the Rupestrian Churches of Matera )

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少し遅い昼食をとってローマへと向かいました。ローマ以北のフィレンツェやミラノはこれまで3回旅行で訪ねたのですが、何時もほんの少しだけですので4回目に行く機会があれば詳しく書いてゆきたいと思います。また何年かしたらイタリア旅行の続きを書きたいと思います。
**次回から2022年9月の旅行について記載する予定です。1年ほど書いていきたいと思いますのでこれからもよろしくお願い致します**

2022年9月23日 (金)

今週の生け花(令和4年9月第4週)

台風の影響も気になりますが、シルバーウィークの終盤でお休みの方も多かったのかも知れません。沖縄県では長く続いた第7波も少し下がりだしています。オミクロン株にも対応する2価ワクチンの接種も開始となるようです。何度も書いているようにウイルスは自分では移動しません。人の移動とともに感染を広げてしまいます。 重症者が少ないからといってもやはり通常のインフルエンザの2〜3倍死亡率が高いですし、予防薬や治療薬も簡単には手に入りません。 ですから社会経済を再開する中でも気をつけながら感染の予防に努めて欲しいと願っています。

今週は生け花クラブの活動があったようで、いつもの2階の場所にも生け花が飾られていました。

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今週の生け花は全体として横に長い構図となっています。横長がいいのか縦長がいいのかは判断出来ませんが、横長の構図はどっしりとしています。

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庭木にも利用される錦(ニシキ)木の枝を横に伸ばすことで左側にも目線が伸びていきます。 恐らく錦木がなければ単調な構図になったのかもしれません。花器の上にはケイトウ、カーネーション、ストレリチアが共演して華を争っています。
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いつもながら個々の花材を眺めると、皆それぞれが特色があります。

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9月は台風シーズンで14号では各地で被害がでました。皆様方の地域は大丈夫でしたでしょうか? 15号も関東に近づいていますので心配になります。秋の収穫時期に台風は来て欲しくないですね。 
<花材:ニシキ木、ケイトウ、カーネーション、ストレリチア>

2022年9月11日 (日)

世界を夢みて(311):イタリア・マテーラ観光No1

南イタリアの旅行では恐らくローマから南下してナポリからシチリアへ渡ったり、カプリ島で青の洞窟出かけることも多いと考えます。島に渡らなくてもポンペイからアマルフィ海岸それからイタリアのブーツの近いのかかと側にあるアルベルベッロとマテラの観光にでるパターンが多いと考えています。1989年の初めてのイタリアはローマから北イタリアでしたが、1996年と2014年の旅行ではこの場所を訪ねました。
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アルベルベッロの可愛らしい街並みと違い、マテーラは、廃墟のような佇まいの一風変わった観光地があります。旧市街地に広がる「サッシ」と呼ばれる住居群がそれで、石灰岩をくり抜いて形成されたことから洞窟住居という別名も。その名前の通り、少し奇妙な雰囲気を感じる街です。

マテーラは1993年に世界遺産に登録されましたが、それまではかなり放置された廃墟の街並みだったようです。初めて出かけた1996年の頃はあまり整地がされてない箇所も多かったのですが、2014年の時にはだいぶこぎれいな街に変貌していました。旧市街地区は、石灰質の岩肌に作られた「サッシ」と呼ばれる洞窟住居があることで有名となっていて「マテーラの洞窟住居」は1993年にユネスコの世界遺産に登録されていますし、2019年の欧州文化首都に選ばれたとのことですので、ここ何年かで街も整理され住みやすい環境に変わったのかも知れません。

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マテーラに来るとまず全体が見回せる展望台に上ることをおすすめします。正面には深いグラヴィーナ渓谷がありその山側に大小様々な凹みがあります。これが古代の居住跡のようです。マテーラの歴史は先史時代にまでさかのぼるそうです。グラヴィーナ渓谷の石灰岩の崖を削り取って洞窟住居が形成されて人々が住み着いたのが街の始まりと言われています。
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その後、街は少しずつ拡大してゆきます。当初は自然に作られた洞窟を利用していた住居のまわりにも、石灰岩を掘って道や階段が作られ、街らしい姿に整えられていきました。最盛期の17世紀頃には、マテーラはバジリカータ州の州都に選ばれるなど繁栄期を迎えたそうです。洞窟住居の多さからするとかなりの人口に達したのではないでしょうか。

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その後次第に谷に向かって左手に大々的に街が形成されてゆきます。上のような景色がマテーラ遺跡の象徴的な場所でしょうか。この日は天気も良くて青空と街が実に良く映えていました。
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廃墟となったマテーラのサッシですが、その後は次第にこの風景が文化遺産として見直され、街を保存・再生させる動きが生まれています。1993年には「マテーラの洞窟住居と岩窟教会公園」として、南イタリアで初めて世界遺産に認定されます。私が最初に出かけた時には丁度そのような背景があったのかも知れません。しかしながら次第に拡張した街は衛生環境の悪化から富裕層は街を離れて、最貧民の街として没落してしまうようです。20世紀に入ると更に衛生環境は悪化の一途を辿り、とうとう行政も強硬手段に出てしまいます。なんとイタリア政府は1950年代には住民を強制移住させ、街は住む人のいない廃墟となってしまいます。これが逆に今の観光地になった要素にもなっていて皮肉な結果となり注目を集めるようになりました。

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今ではこの街が見直されて、芸術家などが洞窟住居をリニューアルして済む方も増えて来て、新しい情報の発信源に変わってきたのかも知れません。
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高台から行ながら旧市街地へと入って行きます。新しいサッシも入り人々が住みだしている様子が覗えます。
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このような可愛らしいお土産屋さんも見かけるようになりました。次回は街の中を紹介したいと思います。
**自宅のiMacが壊れてしまい、買い替えとなりますので、しばらくコメントの返事ができないかも知れませんがご了承ください**

2022年9月 4日 (日)

世界を夢みて(310):魅惑的な夜のアルベルベーロ散策

午後からのアルベルベーロの散策後、宿泊ホテルにもどりまずは食事へと向かいました。今回の宿泊ホテルは「hotel astoria alberobello」でした。小さな4ッ星ホテルで、朝食込みで2人で8000円程度だったと思います。アルベロベッロは小さい町ですのでどこに宿泊しても徒歩で殆どの場所には行くことができます。アルベルベーロまで来たら可愛らしいトゥルッリのある旧市街地の宿泊施設がいいと思ったのですが・・・私の方は前回泊まったので今回は比較的安くて快適なこのホテルにしました。

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アルベルベーロが初めての方ならば旧市街地のトゥルッリの宿泊施設を頼んで、中の様子も経験したら思い出に残ると考えます。
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夕食は近くのレストランで取ったのですが、相変わらず食事に興味のない私としてはレストランの場所などを控えていませんでした(最近になってブログに旅行記を載せるようになってからは極力食事についても写真に撮って残すようにしています😅)
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なかなか美味しそうですよね😃

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夕食を取って20時半近くにになり、夜のアルベルベーロ散策開始です!
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昼間にみた風景と夜のライトがついた街では雰囲気が違いますね。アルベルベーロは小さい街ですし、人通りも多くて治安はよいと思いますので女性の方でも人気のない路地に入らなければ安心して散策が出来ると思います。
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静かな雰囲気の佇まいで、おとぎの世界に迷い込んだ気になります。
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昼間にみたお店のディスプレイも夜はまた一段と可愛らしく思えてしまいます。
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白黒の写真にしても味のある雰囲気ですね。写真が素人の私でも風景がいいと皆美くしい景色に撮れてしまいます。
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このような車も如何にもイタリアの田舎道にある雰囲気です。ルパン三世達と一緒にイタリアの街を走ってみたくなります😃
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教会の時計をみたらまだ21時18分頃のようです。帰るのがもったいないので、何時ものようにもう少し街を散策してホテルに戻りました✨️ 

2022年9月 2日 (金)

今週の生け花(令和4年9月第1週)

2022年の7月、8月と新型コロナウイルス感染症の増加により一部医療崩壊となった沖縄県です。8月の終盤からは患者数が僅かに減少するも医療現場は態勢を立て直すのに苦労している状況が続いています。 何度か書いた様に暑い夏は熱中症や食中毒さらには夏場に流行るウイルス感染症も増える時期に、新型コロナウイルス感染症が予想以上に激増すると医療現場は混乱します。 早く通常の医療や救急医療が出来る範囲でCOVID-19の感染が抑えて欲しいと願っています。

台風11号が今度は向きを変えて北北西に向かって来そうです。先島地方はかなり影響を受けそうです。被害が少なければいいのですが・・・

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先週は生け花クラブがお休みだったようですが、今週は何時もの2階の小さなスペースにも生け花が飾られていました。
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2本のストレルチアが双頭の竜の様に凛々しくも力強く飾られています。後方に小さな黄色の愛らしいオミナエシを配置知ることでより際だって来ます。秋の七草の1つですので、古くから日本人とも関わりの深い植物だと思います。オミナエシを漢字で書くと「女郎花」となり、これは同族の白い花のオトコエシ(男郎花)に対して付けられた和名だそうです。花言葉は「優しさ」「親切」「美人」となるそうです。今どきのジェンダー平等の概念からするとおかしいと言われるかも知れません。私は基本的に性の問題に対しても国や民族に対しても「区別はしても差別はしない」姿勢で臨んでいます。
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それぞれの花々は個性があって歌かな表情を浮かべています。それぞれがまとまることで更に素敵な調和が生まれます。この生け花のような世界がお互いが尊重し合い調和出来たらウクライナ戦争も起こっていないのかも知れません。
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<花材:オミナエシ、ストレリチア、木いちご、薔薇、小菊>

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