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2022年4月27日 (水)

寝たきり・要介護にならない為の運動の重要性

この3年近く、新型コロナウイルスのために自宅で過ごして、運動不足になったと感じている方は多いと思います。実際に「長寿科学振興財団が発表した資料」によると「コロナ禍における外出自粛により高齢者の身体活動の時間が3割減少した」と書いてありました。 新型コロナウイルスは老若男女を問わず、多大なストレスを与えていると考えます。特に高齢者に置いては運動不足による筋力低下、それに伴い身体異常の増加、引きこもりや外界との接触の機会の低下などで、認知機能の悪化やうつ状態の悪化なども指摘されています。 これらのことについては昨年のブログでも書きましたのでほぼ同じ内容です。

私が今年受けた健康スポーツ医の更新のための勉強会でも運動は全身の器官の維持にも有効であること、精神的にもいいことなどが挙げられていました。サルコペニアやロコモ(ロコモティブシンドローム)、フレイルなど難しい単語が並びますが、一般的に理解しやすいようなネーミングがないかと専門家の皆様方は考えて欲しいと願っています。 前回書いたイラストを載せて起きます。

Photo_20210427104601
実際にサルコペニアかどうかの簡易的な診断を載せてみます。

Photo_20210427105101
歩行速度の1秒で1メートル以下の歩行はおおよそ「横断歩道で青に変わって歩き始めて青の間に渡りきれる速さ」とされています。
握力に関しては20とか25以下になると、ペットボトルのフタが開けにくくなる、あるいは開けれない程度の握力低下と言うことになります。
このいずれかがある場合は「虚弱高齢者」となりますので、意識的に運動や栄養を見直して健康増進を図らないといけないと思われます。

Th__20220426105901
厚生労働省や医師会などを中心にプラス10(プラステン)運動を勧めています。大げさなことではなくて今よりも10分間身体を動かすようにしましょうと言うことです。それだけでも糖尿病、心臓病、脳卒中、がん、足腰の痛み、うつ、認知症などになるリスクを下げることができます。気づいた時に少しでも運動をするように心がけましょう(そう言う私は運動不足です😢🙏)

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医療」カテゴリの記事

コメント

院長先生
こんばんは。
今日もお疲れ様でございました。

拝聴させて頂き、頷ける事が多々でした!
ペットボトルの蓋が開けにくい!横断歩道は大丈夫です。
毎朝、体組成計に乗り筋肉量が減少です!
殆ど出歩きませんからですね!
通院はタクシー利用!直近のスーパーは徒歩数分!
膝、腰の痛みありでどうしてもかばってますよ!
唯一!骨密度が同年齢比で約130%程です。体重も少し減ってますよ!
タンパク質、アミノ酸の摂取に心掛けます!
孤独は全然、感じる事がないのは幸いでしょうか?
今日、取り寄せた本は「80歳の壁」です!
読み始めましょう!

ギター🎸弾き語りのお歌は「木蘭の涙」素敵でした😍
スターダストレビューは殆ど聴いた事がありません!
世代の違い?ですね!
今日も有り難うございました。

こんばんわ。

寝たきりになったり、家族に迷惑をかけるような
病気にはなりたくないので、
毎日頑張って、私なりの運動をしております。
歩く事も欠かしません。
ただ食生活がだんだんと、いい加減になってきました。
この点は気を付けねばと、思っております。

今日は為になるお話、有難うございました。

マコママさん、こんばんは。

コロナ禍になり老年期の方々の運動量は30%低下したとの報告があります。運動量低下は筋肉量の低下になります。 単に走るのが遅くなっただけでなく筋肉量の低下はその他の筋肉、例えば心蔵の筋肉、腸管の平滑筋なども衰えてしまい、体全体の衰えに繫がります。

日本整形外科学会は膝とか関節の痛みも含めたロコモを提唱しています。何となく判る気がします😅

高齢者になるとタンパク質やアミノ酸も十分に取るように心掛けて下さいね。運動は関節が痛まない程度で可能なだけ行うようにされて下さい。

スターダストレビューの「木蓮の涙」を紹介しました。いつも聴いて頂きありがとうございます。

ガルボさん、こんばんは。

この前スポーツ医の更新の講習があったのですが、運動は心機能や肺機能、余り関係の無いと考えていた腎機能にも良いことが判るようになって来ました。 無理は出来ませんが、可能なだけ筋力を維持することが、肉体的・精神的な衰えを防いでくれるとのことです。頑張って下さいね。

一昔前は高齢者でタンパク質摂取については余り言われませんでしたが、今は高齢者でもタンパク質やアミン酸をしっかり取るように指導しています。バランスの良い食事を心掛けて下さい。

こちらこそ、いつもありがとうございます。

こんばんは!
この先、寝たきりの要介護になんてなりたくないので、適度な運動は心がけています。
ただ、心配なのが私の父親です。
何の趣味も無くて、テレビの番人なんですよ。
もう90歳になるのですが、いつも自室でテレビを大音量でかけて視ています。
運動なんてやっている姿を見たことがありません。
たまに近所のスーパーやかかり付けの病院へ行くときに歩くだけなんです。
杖を突きながらフラフラよたよた歩いていますよ。
そのくせ食欲は旺盛で肉が大好きなんです。
だから、プックリ小太りなジジイなんです。

私は見かねて「ゴロゴロしていると、歩けなくなって寝たきりになるぞ。寝たきりになっても、介護なんてしないからな」って脅しても馬耳東風です。
だから、私にとって父親は反面教師なんですよ。
こんな父親、どうやったら意識改革できるでしょうか。
このままでは、本当に寝たきりになりそうで心配です。

FUJIKAZEさん、こんばんは。

FUJIKAZEさん自身はダイビングをしたり色々と行動的ですので運動の面では大丈夫そうですね😊

お父さんのこと気にはなりますね。子供は親の言う通りになりませんし、親も子供の言う通りになりませんね😅 お父さんのような方は結構多くて、外来に子供さんが付いて来て「家でゴロゴロして動かないのですよ、どうにか運動するように勧めているのですけどね〜」訴える方は多いです。

90歳にもなると耳が遠くなるため、大音量でテレビやラジオをかけますし、大声で話しかけて来ます。何故か都合の悪いことは聞き取れないようです。 なかなか意識改革は難しいのですが、お父さんのような方では屋内でも転倒が心配となりますので、段差をなくしたり、電気のコードで足をかけたりしないように時々帰宅時にチェックして下さいね。

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