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2022年4月

2022年4月29日 (金)

今週の生け花(令和4年4月第5週)

いよいよゴールデンウィークも始まりました。新型コロナ感染感染後初めての規制のない連休となり、多くの方がお出かけしているのかも知れません。 いつも口酸っぱく述べていて嫌に思うかも知れませんが、新型コロナウイルスがなくなった訳でありませんし、ワクチン接種も低いことより感染者は増加すると思います。兎に角基本的な予防策だけは講じて欲しいと願っています。

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今週の生け花は、華やかさと落ち着きが同時に味わえます。大きな赤い芍薬とカーネーションに真っ白なグラジオラスがあり、恐らくそれだけなら眩しすぎてしまったと感じます。それを押さえ込んでいるのが枯れた茶色の葉に、苔むした枯れた松の枝となります。
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生け花については素人ですし知識もないのですが、苔むした枝が生け花の花材として使われることにビックリ致しました。このような使い方もあるのですね😊
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アップにするとそれぞれのお花達が可愛らしいですね。皆キラキラしています✨️
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苔松のイメージに合わせて額縁を選んでみました。落ち着いた雰囲気の生け花となりました。気を付けて連休を楽しんで下さいね。
<花材:グラジオラス、シャクヤク、スプレーカーネーション、スターチス、苔松の枝>

2022年4月27日 (水)

寝たきり・要介護にならない為の運動の重要性

この3年近く、新型コロナウイルスのために自宅で過ごして、運動不足になったと感じている方は多いと思います。実際に「長寿科学振興財団が発表した資料」によると「コロナ禍における外出自粛により高齢者の身体活動の時間が3割減少した」と書いてありました。 新型コロナウイルスは老若男女を問わず、多大なストレスを与えていると考えます。特に高齢者に置いては運動不足による筋力低下、それに伴い身体異常の増加、引きこもりや外界との接触の機会の低下などで、認知機能の悪化やうつ状態の悪化なども指摘されています。 これらのことについては昨年のブログでも書きましたのでほぼ同じ内容です。

私が今年受けた健康スポーツ医の更新のための勉強会でも運動は全身の器官の維持にも有効であること、精神的にもいいことなどが挙げられていました。サルコペニアやロコモ(ロコモティブシンドローム)、フレイルなど難しい単語が並びますが、一般的に理解しやすいようなネーミングがないかと専門家の皆様方は考えて欲しいと願っています。 前回書いたイラストを載せて起きます。

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実際にサルコペニアかどうかの簡易的な診断を載せてみます。

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歩行速度の1秒で1メートル以下の歩行はおおよそ「横断歩道で青に変わって歩き始めて青の間に渡りきれる速さ」とされています。
握力に関しては20とか25以下になると、ペットボトルのフタが開けにくくなる、あるいは開けれない程度の握力低下と言うことになります。
このいずれかがある場合は「虚弱高齢者」となりますので、意識的に運動や栄養を見直して健康増進を図らないといけないと思われます。

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厚生労働省や医師会などを中心にプラス10(プラステン)運動を勧めています。大げさなことではなくて今よりも10分間身体を動かすようにしましょうと言うことです。それだけでも糖尿病、心臓病、脳卒中、がん、足腰の痛み、うつ、認知症などになるリスクを下げることができます。気づいた時に少しでも運動をするように心がけましょう(そう言う私は運動不足です😢🙏)

2022年4月24日 (日)

世界を夢みて(288):1990 年ノルウェーの旅2(ゾグネフィヨルド)

1990年に出かけたデンマーク・ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの旅行の写真を記載します。次回行く機会があれば旅行記をしっかりと書いてみたいと思います。 取り敢えずな懐かしい写真をスキャナーで取り込んで載せてみました。
ゾグネフィヨルド(Sognefjorden)は30年以上経った今でもノルウェーの旅行の定番ルートになっているのでしょうか?

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<ベルゲン〜ミルダール〜フロム〜レブスネス〜ファグネス:フィヨルド観光>
1990年の旅行は那覇空港→羽田空港(→成田空港)→ロンドン→デンマーク(コペンハーゲン観光)→ノルウェーへ入国後オスロ観光となりました。この頃からヨーロッパ直行便が出た頃だったと記憶してす(その前は→アンカレッジ経由、その後は→モスクワ経由でした)。アンカレッジ経由の記事をブログに書いたのは2014年のロシアのクリミア併合でウクライナとロシアの戦争が起こったためでした。その後についてもう少し私もウクライナのことに注視すべきだったと反省しています。世界ももう少し感心を持っていたら今年のウクライナへの侵攻も防げたのかも知れません。残念です。(今回のロシアの侵攻でウクライナの支持を早期に出したバルト三国は独裁者からの解放をいち早く成し遂げ、小国を守るためにNATOにも加盟しています。興味のある方は→「バルト三国自由への願い」の記事も読んで頂けたら嬉しいです)

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随分前の旅行ですので、最近のGoogleMapを見ながら、旅行した順を記入してみました。おおよそ上図のように進んだようです😅

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ベルゲン駅から大凡2時間程度かけてミュルダール駅に到着します。長閑な地域をノンビリと進むようです。

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<フロム駅:フロム鉄道(ミュルダール:Myrdal〜フロム:Flam)>
ネットで調べてみるとフロム鉄道は世界でも有数の急勾配を走る鉄道のようです。このフロム鉄道は、今回の旅行の出発地の西のベルゲンと首都のオスロを結ぶノルウェーの幹線ルート上にあるミュルダールを始発としています。電車を乗り換えてフロム鉄道に乗り換えます。駅からも広大なノルウェーの自然を味わうことが出来ました。この駅の風景は今でも覚えていますので、余程強烈な印象だったと思います。
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フロムまでの山岳地帯の約20kmを1時間かけて結ぶ鉄道で1940年に運行が開始されたそうです。急勾配の山間部を走るために路線は曲がりが多く、途中で20のトンネルを通過する必要があります。ただ乗っている方としては色々と移り変わる車窓からの眺めは旅人達を飽きさせることがありません。
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ミュルダールを出てしばらくすると小さなKjosfossen 駅に停車しますが、直ぐ近くにショース滝 Kjosfossenが大きな音を立てて流れています。観光客のためでしょうか、この駅では5〜10分の停車時間を設けていて、皆記念写真を撮るために降りていました。


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ベルゲンを出て、ミュルダールでフロム鉄道に乗り換え、ゾグネフィヨルド観光の玄関港フロム駅に到着しました。あいにくの天気ですがこれだけは仕方ないことです。
 
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フロム駅を降りると、これから乗る大型の客船が既に出発の準備をしていて、暫くは広大なフィヨルド観光となります。

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ゾグネフィヨルド海岸線から深く入り込んだ入り江の全長は204km。周囲には標高1,700mを超える山々が連なり、最深部の水深が1,308mにも及ぶ世界最大スケールのフィヨルドとのこと。ノルウェーのフィヨルド観光の中でも乗り継ぎの便利性やフロムの山岳鉄道やフェリーを乗り継いでの変化に富んだ旅が楽しめることから、一番の人気を誇っています。
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恐らく2〜3時間のフィヨルド観光とお思いますが、その後宿泊の「ファグネスホテル」に宿泊と1990年のアルバムには書いてあったのですが、最初はファグネス自体がが捜せません😢 しかし昔の写真の裏に「FAGERNES」と書いてあるのを発見! 日本語では「ファーゲルネス」と読むようです。それで検索したらこの場所が分かりました・・・こんな小さな発見も旅好きには嬉しいのです😍😍 
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ともあれ周りはとても長閑で美しいです。このような所で釣り竿を垂らしてのんびり1日過ごしてみたいです✨️
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ファグネスホテルで宿泊し翌朝オスロに向かいました。次回はオスロについて記載します。

2022年4月22日 (金)

今週の生け花(令和4年4月第4週)

4月も後半となり気がつけば来週からゴールデンウィークとなります。少し気になるのは浮かれ気分になるのはいいのですが、コロナが消滅した訳でもありませんし、予防接種も受けなくてもいいような雰囲気になっているのが心配です。何度も呼びかけているのですが、旅行に行くな会食にゆくなではないのです。きちんと感染対策を講じながら楽しんで欲しいのです。

昨日から全く時間が取れませんでしたが、今週の生け花(令和4年4月第4週)の写真だけでもアップしたいと思います。

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<花材:花水木、菊、ストーク>

2022年4月20日 (水)

世界を夢みて(287):1990 年ノルウェーの旅1(ベルゲン)

(しばらく旅行に行けないので今のうちに昔の旅行を少しまとめたいと考えています。昔のアルバムから写真を取り出してスキャナーで取り込んでいます。 次の旅行までしばらく以前の旅行先を紹介する予定です)
1990年に出かけたデンマーク・ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの旅行の写真を記載します。次に行く機会があれば旅行記をしっかりと書いてみたいと思います。 取り敢えずな懐かしい写真をスキャナーで取り込んで載せてみました。
ベルゲンはノルウェーの玄関港でもあり、かつてはタラ漁にて繁栄した都市だったようです。街のあちらこちらにかつての繁栄の後が読み取れました。
Th__20210214121901コペンハーゲンからベルゲンへ北海沿岸なのでしょうか?

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ベルゲン市の眺望
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グリーグの家(トロールハウゲン)
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グリーグがその命を終えるまで22年間住んだというグリーグの家は博物館(トロールハウゲン)として公開されています。周囲を取り囲む広い庭園内ではコンサートホール、作曲小屋、お墓ばかりでなく、裏手にはフィヨルド風景も楽しめます。
グリーグの家
の裏にあるノルウェーの作曲家Edvard Grieg(1843~1907)の銅像。私は自分が写る写真を殆ど撮ったことがありません。グリークの銅像だけの写真が見つからず、とうとう私の全身像も入れることに😓 
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グリークの家から直ぐに海が望めるますし、直ぐに海岸線に出ることが出来ました。

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かつてタラ漁で栄えたベルゲンの港
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<ハンザ商人の館群
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ハンザ同盟時代にはドイツの商人が住んでいたブリッゲン地域にある商家(1704年建設)をハンザ博物館にしています。ハンザ同盟の商人達が使っていた倉庫や事務所や寝室などの部屋に、当時の家具や生活用品が展示されています。中の写真も撮ってあったのですが、ここに載せる事が出来ないボケボケな写真でした😢 鱈ななどが屋根のぶら下がっていた記憶があります。
 昔はデジタルではないために写真を撮って帰国後に現像してみたら失敗だったこともしばしばでした・・・今では考えられないですね。
ベルゲンの港に面した北東側の一角にあるブリッゲンはノルウェー語で「埠頭」を意味するそうです。ハンザ同盟時代にドイツから来たハンザ商人たちが居住を許可されたエリアでした。商人の事務所、商館、宿泊地として使用されたこのエリアは、当時の名残を残す建造物として1979年に世界遺産にも登録されています。

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街の中心でベルゲンで坂道の上にあるのがセントジョーンズ教会(St John’s church、Johanneskirkenです。内部は比較的シンプルです・・・と言う事はプロテスタント教会であると考えます。セントジョーンズ教会は赤色で塗られ壁に緑の突き刺すようにとんがった屋根が特徴です。(宗教 キリスト教プロテスタントのルーテル教会が多数派であり、ノルウェー国教会の所属が78.0%を占めている(2010年現在)とのことでした)。
あと4回にわたりノルウェーの旅行記を記載予定です。しばらくお付き合いください。

2022年4月17日 (日)

世界を夢みて(286);1989年エジプト旅行No5(ジェセル王のピラミッド、ムハンマドアリーモスク、カイロ博物館)

コロナの影響で3年間旅行に行けませんので、昔旅行したことのある場所をしばらくの間は記載して行く予定です。デジタルでない時代のは紙の写真はスキャナーで取り込んで紹介します。画質は悪いのですがそれなりに味のある写真が多いです😊。

1989年(平成元年)最後のエジプトの旅行記で、前後するために場所もバラバラとなっています🙇

(これまでのエジプト旅行の記載は→①No1(ギザの三大ピラミット)  ②No2(アブシンベル神殿)  ③No3(カルナック神殿・ルクソール神殿) ④No4(ハトシェプスト女王葬祭殿) )

 

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ジェセル王の階段ピラミットは、サッカラのピラミットとも呼ばれ、エジプトのギーザ県サッカラにあります。大きさは高さ62m、東西125m、南北109mの長方形の底面を持った石灰岩を積み上げたピラミットです。ギザの三大ピラミットとは違い、地下に玄室や回廊などが造られた構造となっています。

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もう場所も定かではありませんが、恐らくサッカラにある絨毯学校の前にあったスフィンクスの像です😅
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このラクダの子孫は今でも観光客相手に頑張っているのでしょうか?

この旅行の最後はカイロに戻って、帰国となっています。

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ムハンマドアリーモスク(Mosque of Muhammad Ali)ムハンマドアリパシャの大モスクまたはアラバスターモスクは、エジプトのカイロの城塞にあるモスクで、1830年から1848年の間にムハンマドアリパシャによって委託されました。
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あの有名なツタンカーメンの像が置いてあるエジプト考古学博物館(Egyptian Museum です。当時は内部は写真撮影は禁止でしたが、この記事を書く時にネットで調べたら、なんと一時期、撮影が許可されていたようです。ツタンカーメンの墳墓もみて来ましたので、あの小さな墳墓の中にカイロ博物館の2階の大部分を占めるほどの装飾品があったことに改めて驚愕致しました。(今書きながら気がついたのですが、英語名では単にエジプト博物館(or美術館)ですが、何故日本ではエジプト考古学博物館(英語ならArchaeological Museum)にしたのでしょうか?)
2021年にはエジプトギザに「大エジプト博物館(Grand Egyptian Museum:GEM」として新装オープンするようでそうです。いつか行ってみたいです。この博物館は日本からの資金援助や技術援助も大きいようです(開館した後は日本人なら大手を振って見学出来そうです、威張っていいわけではありません😊)。実際は写真撮影はどうなんでしょうか?(現在もオープンに向けての最終段階のようです。英語のホームページには2022年9月か10月オープン予定と記載されていました)

2022年4月15日 (金)

今週の生け花(令和4年4月第3週)

4月の中旬になりこの時期の沖縄としては珍しく晴天が続いています。それにしても暑いです。本土の方では急に寒くなったり暑くなったりと寒暖差が大きくて体調管理も大変だと思います。

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今週も生け花クラブの活動があったようで、いつもの2階の小さなスペースにもお花が飾られていました。この場所は小さいので生け花も縦長の構図が多いのですが、今回は横長となっています。
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この場所の天井部分に小さなライトが付いていますので、光を当てると影も濃くなりより華やかさがまして来ます。 今回の花器も面白い形をしています😃 黄色のひまわりは春を通り超して夏を連想させてくれます。黄色の山吹と言いたい所ですが、折角ですので「山吹色」の可愛らしい山吹の花が綺麗です😅 山吹は北海道から九州まで広く分布し、美しい花を咲かせることから万葉の頃より親しまれてきました。山の中に生え、しなやかな枝が風にゆれる様子から『万葉集』では「山振(やまぶり)」と呼ばれ、転じて「山吹(やまぶき)」になったと言われています。晩春に花が咲くことから春の季語となっています。

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短い足を伸ばして斜め上から撮ってみました。光があたって美しいです。
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同じ黄色でも山吹は少し赤が加わった黄色で、ひまわりは白が加わった感じがします。この場所の写真は昔のiPhoneで撮っていますので、色の再現性はいまいちです。
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これから華やかな春に向かって時間が進んで行きます。まだまだ新型コロナウイルス感染症の新規感染者は増えますので、感染対策を疎かにせずに嬉しい春を楽しんで欲しいですね💖
<花材:山吹、ストレリチア、ひまわり、カーネーション>

2022年4月13日 (水)

便の性状について

昨日のFMレキオは便秘症について話をしました。便通異常に関しては、長期的にみたら下痢よりも便秘で悩んでいる方が多いと考えます。

Th_本題とは離れますが、どうせなら私達のウンチについてお話をしたいと思います。綺麗な桜の時期に突然ウンチですかと・・・呆れる方も多いと思いますが・・・😅 何となく「ウンチ」といってしまうと「あらまあお下品な」となるのですが、恐らく就学前の子供さん達だったら「ウンチ」の話題は大好きで、大はしゃぎです。 年齢と共に色々な羞恥心が出て大声で話せなくなるのかも知れません。

 

私達が食事をすると1〜3日程度かけて便となって出て行きます。私達の消化管の中には沢山の分泌液が出て食事と混ざり合いながら消化・吸収を助けていきます。 例えば唾液、胃液、胆汁、膵液、小腸からの分泌液など1日おおよそ10リットルも消化管の中に分泌されます。 出ているだけなら人間の体はすぐに干からびてしまいます。 おおよそ8リットル以上が小腸で再吸収され、更に大腸で1.5〜2リットル吸収されます。最終的に便として出ていく水分量はおおよそ100〜200ミリリットル(0.1〜0.2リットル)だけになります。

 

その僅かな水分量ですが、それが私達の便の形態と関係してきます。便の中の水分量の割合が60以下ならコロコロした硬い便となりますし、水分の量が90%以上なら下痢となります。バナナ状のウンチはだいたい70〜80%程度の水分量でしょうか。

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さて、私達のウンチの成分となると80%が水分ですが、残る20%が固形成分となります。この固形成分は全て食べ物の残りかすと考えている方もいると思います。 しかし実際はその重量の約30%が食べカス、50%は生きた腸内細菌やその死骸、20%がはがれた腸粘膜などです。 と言う事は、私達のウンチの半分近くは目に見えない腸内細菌が占めているというです。

細菌は顕微鏡でしか見えない小さな微生物です。わずか1gのうんちに、約1兆個の腸内細菌が含まれているのです。 一般的いわれる善玉菌20%悪玉菌10%、残りの70%は「日和見菌」といって、良い働きも悪い働きもする菌種が占めています。それぞれの菌が日々勢力争いをしながらも、均衡を保って、私達の健康を保っているのです。

私達の腸の中には100種類以上、その数も私達の身体の細胞の数を上回る100兆個にのぼる腸内細菌が住み着いて私達の便を形作っているのです。なんか不思議な気がします。

私のウンチクもこのあたりで終わることにします😃

2022年4月11日 (月)

春は花を選ぶのか食を選べばいいのか?(番外編)

当院では生け花クラブの皆様方が生け花を練習した後に、その作品を外来などに飾ってくれています。このブログを書き初めてしばらくすると、2階の小さなスペースにも生け花が飾られるようになりました。元々は公衆電話を設置する場所として計画したのですが、携帯電話が普及した現在はもう必要がないだろうと設置を見送った場所でした。そのために余り外部からは目立ちません。折角の生け花を多くの方にも見て欲しくてこの場所の生け花をこのブログにも紹介を始めたのです。

この場所の生け花は大凡週末には撤去されていることが殆どでした。週明けの今日その場所を通ったら先週と違う花が飾られていました。まあブログにも書くことはないと思ったのですが、春らしいお花達だと思わず写真を撮ってしまいました。

ところが今度はお昼の弁当(職員用で300円)を取りに7階の職員食堂まで上がって行くと、こちらは「新年度開始応援キャンペーン」と銘打った特別弁当になっていました。7階の職員食堂は外部委託で、当院の管理栄養士と一緒に入院食も手がけて頂いています。フレッシャーズ応援と書いてありましたが、私も40年近く前はフレッシャーズだったと私も弁当をゲット出来ました。

・・・・と言うことで、番外編の生け花と職員弁当を急遽紹介致します。

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この春先は食欲が先でしょうかお花見が優先されるのでしょうか? 皆様方はどちら(笑)?

2022年4月10日 (日)

世界を夢みて(285):2013年クロアチアの旅の最終日

20代30代の時には1年に1回だけ休みを取って7〜10日の旅行をしました。大学病院を離れて民間病院の再建、移転の時期になり全く休むことさえ出来ない状況となっていました。2013年クロアチアの旅行は14年ぶりに再開した海外旅行となりました。旅行中はもちろんのことですが、旅行前も旅行後も楽しめるのが旅行の利点だと考えています。実際に今現在2013年の旅行記を書きながらもう一度旅行を楽しむことが出来ました。 本当に旅は良いものだと思い出させてくれた旅行でした。

2013年の旅行も最後の1日となりました。

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モンテネグロのコルトを日帰り旅行をして、再度クロアチアのドブロブニクに戻りました。もう既に日が暮れて暗くなっていました。名残惜しくて朝まで遊んでいたい気分です😃😅
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当時は小さなデジカメしか持って行きませんでしたので、夜の景色は上手く撮ることが出来ません。それでもこの美しい街の雰囲気は伝わって来ます。
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ドブロブニク旧港の周りには沢山の土産品店やレストランなどが建ち並んでいます。流石に有数な観光地でこの時間帯でも多くの観光客で溢れていました。
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外にテーブルを出しているレストランをみるとやはりヨーロッパに来たという思いがします。恐らく日本のように雨などが多くないから出来ることでしょうか?
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旧港の近くのレストランで旅行最後のディナーです。食事に疎い私は料理の知識もありませんし、何を食べても美味しいので料理の味のコメントも出来ません😅 最近は少し気にかけて写真を撮っても良いかと聞いて偶に食事の写真も撮ることにしています。
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最後の最後まで街歩きです。ドブロブニクの旧市内から離れた場所のホテルでしたので、これが見納めです😢
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宿泊ホテルは海岸沿いにあるリゾードホテルでした。もう後は帰るだけですしいつものようにお土産もなくスーツケースの荷造りも済ませて、朝食前にビーチの散策に出かけました。
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まだビーチ内には誰もいませんでした。このような所にノンビリ止まりながらドブロブニク観光を楽しめたらいいでしょうにね😃

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いよいよ帰りのドブロブニク空港です。今日も晴天のようです。
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スーツケースを預けてドブロブニク空港よりフィンエアーにて11時出発し、ヘルシンキに15時着。
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マリメッコとコラボしたフィンエアのナプキンが懐かしいです😍
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ヘルシンキ空港から17時15分に出発し、翌日の9時45分成田着となりました。それから羽田空港へ移動し、昼過ぎに羽田から那覇空港へ出発し、夕方那覇に到着。そのまま職場に顔を出して自宅には20時頃帰宅です。 

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楽しい旅の思い出と共に、明日からの通常勤務に備えました。このクロアチアの旅は最後に旅に出て14年ぶりの旅行でした。旅はやはり良いものです。 それ以降は毎年1回の旅行を楽しみに土日も休みなしに働いていたのですが・・・まさかのコロナで旅行に行けず😂😂😂・・・俺の青春(違った、俺の老年)を返してと叫びたくなります😅・・・2022年は旅行に行けたらいいな😍
・・・クロアチアは私の想像以上に歴史・文化、美しい地形と街並みが多く、もう一度訪ねたい国になりました。その為にも世界が平和でありますように🙏 

2022年4月 8日 (金)

今週の生け花(令和4年4月第2週)

新年度がスタートして、新しく再編した部署や新しく加わった職員の皆様も緊張しながら過ごした1週間だったと思います。まあ焦ること徐々に慣れて行きましょう。まずは仲間の顔と名前を覚えて、何処に何があるのか、何処に持って行けば良いのかを覚えることから始まるのではないのでしょうか?

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今週もいつもの2階の小さなスペースにも生け花クラブの皆様方のお花が飾られていました💖 花材は少ないのですがそれぞれが強烈に自己主張をしています😃 少し形の変わった花器と共に全体をまとめて生け花にしているのはやはり飾り方が上手いからなのでしょう👍
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上部のライトを付けて斜位で眺めると全体の構造が良く分かります。コブシ、カンパニユーラ、カーネーションの特徴も分かります。
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鮮やかなピンクの小さな釣鐘状の花が群がって咲くカンパニュラは、品種によって花の形や色が違いを楽しむことができるそうです。白い色もよく花屋さんで見かけることがある品種です。 少し白が混ざったピンク色の大きな花はコブシです。モクレンに似ていると思ったら、モクレン科モクレン属の落葉高木だそうです。「コブシ」って変わった名前ですが、握りこぶしに似ているとか、握りこぶしを開く時に似ているとかで付けた名前という由来もあるそうです・・・そう言われるとコブシをパ〜と広げた感じもします😃
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上方から見るとこんな感じです
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私達医療機関は週末も余り関係はありませんが、週休2日の皆様方は良い週末をお送り下さいね💖
<花材:コブシ、カンパニユーラ、カーネーション>

2022年4月 6日 (水)

(医学的な)ショックとは?

今日のFM放送「いきいきタイム」は急性腹症について説明をしました。急性腹症の1つの急性虫垂炎については以前のブログで記載しました(→急性虫垂炎 )たので、急性腹症でもショックになるような重篤な事態になる場合もあります。 このショックという言葉が受ける印象が一般の方と医療者では違いがありそうですので記載しようと思います。

皆様方も日常会話でも、失恋とか、不快なものを見たり、嫌な言葉を聞いて「○○でショックを受けた」と話すことも多いと思います。これは恐らく精神的、情緒的に落ち込んだり、嫌だと感じたことを指していると考えます。 医療現場では違うようですので 医学的に使うショックとはどのようなものかを記載します。

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ショックとは、臓器への酸素の供給量が低下し、生命を脅かす状態で、臓器不全やときには死亡につながる病態を呼んでいます。 通常、血圧低下しています(収縮期血圧90mmHg以下の低下を指標とすることが多い)。典型的な症状としては(交感神経系の緊張により)頻脈,顔面蒼白,冷汗などが診られることが多くあります。病態別に主に次の4つに分類されます。

①循環血液量減少性ショック(hypovolemic shock):出血,脱水,腹膜炎,熱傷など,

②血液分布異常性ショック(distributive shock):アナフィラキシー,脊髄損傷,敗血症など

③心原性ショック(cardiogenic shock):心筋梗塞,弁膜症,重症不整脈,心筋症,心筋炎など

④心外閉塞・拘束性ショック(obstructive shock):肺塞栓,心タンポナーデ,緊張性気胸など。

ショックに至るまで時間が急激に起こるものから比較的時間がかかるまであります。ショック状態が続くと、私達の全身の臓器に十分な酸素や栄養などが運ばれずに、組織や臓器に重大な障害を引き起こし、最悪の場合は死に至ります。

注意しないといけないのは単に血圧が低いこととショックは違うということ。 ショックになると心臓の血液の拍出量が低下して血圧が低下することが殆どですが、普段から血圧が低い人が80(mmHg)になったらショックとは限らず、本人はピンピンしていることも多いのです。 

ショック時の血圧は90以下が目安となりますが、血圧が危機的に低下すると、人間の身体は危機の神経と言われる交感神経が反応します。そのため、心臓の脈が速くなったり(頻脈)します。また重要な臓器に血液を回すために、皮膚や手足の血液の量を低下させます。そのため顔面蒼白となり手足が冷たくなります。内分泌系のカテコラミンの分泌が増えるために、汗腺に働いて「冷やせが出現します。

<一般的な対応について>

皆様方が、目の前で倒れた人がいて、呼びかけに答えずらそうにしたり意識を失い、顔面蒼白や手足が冷たく感じた場合にはショック状態かも知れません。脈が速いかも知れませんが、素人でも脈を取ることが出来る状態は心肺停止ではありません(ただしAEDなどあれば直ぐに準備して下さい)。

<ショック体位> このような場合には血圧が低下して、脳にゆく血液の量も減っています。脳は他の臓器と比べてもとても虚血に弱い組織です。そのために素人(医療者でもですが)の皆様がやるべき対策として「ショック体位」を取るようにして欲しいです。難しいことではありません。 両方の下肢を高く支えて挙げれば良いことです(女性の方もいますので上着などで被ってあげて下さい)。 それにより一時的に血圧が上昇し、脳にゆく血液も増加します。 

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これで改善すればいいのですが、これは原因究明までの緊急時の対応ですので直ぐに救急車を呼んで搬送出来るようにして下さいね✌️ 

2022年4月 3日 (日)

世界を夢みて(284);2013年:モンテネグロ(コトル)No2

前回の続きです(→モンテネグロ:コルトNo1)

モンテネグロは、ヨーロッパ南東部、バルカン半島に位置する共和制国家で旧ユーゴスラビアに属する国家でした。バルカン半島の複雑な歴史を歩んだ国家で人口も64万人程度の小さな国家です。2006年6月3日に独立を宣言し、21世紀に独立を果たした国家とされています。クロアチアの人気の観光地ドブロブニクから車で3時間程度ですので、ドブロブニクのついでに訪れる方が多いと考えます。またアドリア海から客船で訪れる方も多いようです。


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小さな国ですが、中世時代から栄えたコルトの街はとても美しく、「コトルの自然と文化歴史地域」として1979年にユネスコの世界遺産に登録されています。特に街の丘に登り、入り組んだ港には、巨大なクルーズ船が入港するところが見えて来ました。今ではこのように世界中から多くの観光客が押し寄せる世界遺産として認知度が徐々に高まっているとのことでした。

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市内の広場から山側を観ると、外敵から街への侵入を避けるために、小さな万里の長城のような城壁が山の上まで続いているのが見えて来ました。ガイドブックによるとここに登ることが出来て、コルト湾を眺望出来るとのことでした。

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市街地を散策すると、案内板もあり、ここの門を通り、山の上の城壁へと向かうことが出来ます。最初に入った旧市街の正門から真っ直ぐ奥に歩いて行ったところにあります。ここを通ると受付があり、そこで入場料(8ユーロ?)を払います。ただと思っていましたが、ここまで来て登らない手はないと思い早速歩き始めます。時間もない中で早足で歩くことに😓

ちなみに頂上まではなんと1,300段以上もあるそうで、さすがにそれは厳しい(時間的にも体力的にも😊)なと思いましたが、帰りの時間を見ながら辿り着けるところまではと登り始めました。


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上の写真の場所は比較的傾斜が緩いのですが、上に登るにつれ傾斜も強いので時間がない中では結構キツいかも知れません😢

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このような景色を眺めると、やはり上るべき場所だと思います。入り組んだコルト湾に巨大な豪華客船が2隻見えました。これだけの大きな船がコルトまで入れるということは、この湾は元々氷河によるフィヨルドなのかと調べてみたら、フィヨルドではなくてリアス式海岸の1部とのことでした。

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1隻に何千人か乗れる客船でしょうから、同時に入港すると小さな街は観光客でごった返すことになるのでしょうね?
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コルト湾にもう一隻巨大な客船が入港して来ました。いつかはこのような船で地中海、アドリア海、エーゲ海などを回ってみたいです。

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息を切らしながら、どうにか右手の教会(救世処女教会)の上までは来ました。この風景は旅行の前からチェックしていたポイントでした。晴れていて本当によかったです✨️ 写真を撮って帰りの時間までは、坂道を猛ダッシュです😅。なかなか出かけることは少ないと考えると登って良かった眺めでした。 本当はこれからもっと上まで昇りたかったのですが断念です😂😢 この街で1泊出来たら、この場所に朝夕立って移り変わる光の変化をみてみたいです。想像するだけでもう一度訪ねたくなる場所となりました。

2022年4月 1日 (金)

今週の生け花(令和4年4月第1週)

いよいよ令和4年の新年度のスタートです。今日は朝から新入職員への挨拶などを行いました。これからの医療に対する心構えや生涯学習の重要性、相手を想う気持ちの大切さ、単に賃金を得るためだけでなく仕事を通じて人間としての成長や生きる哲学を学んで欲しいと話をしました。 まだコロナ禍にある中で、伸び伸びと仕事が出来ないことが残念です。この時代を生きる若者たちがこの厳しい状況を乗り越えることが将来の糧に繋がると期待しています。
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今週も生け花がいつもの2階のスペースに飾ってありました。やはり四月らしい桜が使われています。この桜は牡丹桜は八重咲きの桜です。名前の由来は花びらがたっぷりと詰まった咲き方が牡丹の花を思わせるため「牡丹桜」と命名されたとのことです。 なお桜の種類の分け方には、いろいろありますが、5枚の花びらをつけるものを一重咲き、それ以上の花びらをつけるものを八重咲きと咲き方で分ける場合もあル用です。牡丹桜は花が大きくて花びらも多く、単独でみるとスイートピーにも似た柔らかい花びらです。
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スカビオサの和名はマツムシソウ(松虫草)となります。なんとはく花の名前に虫の名前がつくと可愛らしくなくなってしまいます😂 松虫に形が似た訳ではなくて高原のお花畑を彩る時期と昆虫のマツムシが鳴く時期が一緒のためにこの名がつけられています。 古くから俳句にも詠まれ、秋の季語ともなっています。
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アスターは、中国北部原産の半耐寒性の一年草で、多数の園芸品種が存在します。学名のCallistephusは美しい花冠を意味し、花の美しさにちなんでいます。花は3センチほどの小輪から10センチほどの大輪まであり、花色も白、ピンク、紫、赤など豊富にあります。また花形も一重や八重咲き、ポンポン咲きなど様々です。同じ花の中に白から赤まで微妙に変化する色が混ざって綺麗でしたので単独でアップします(↑)
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今日は希望に満ちた若者たちと出会えた貴重な1日です。 子ども達や若者達は社会の希望の星です。 ウクライナで毎日のようにこのような希望の星が亡くなって行くのをみるのは辛いです。 1分でも1秒でも早く平和が訪れる事を祈っています💖
<花材:ボタン桜、スカビオーサ、アスター、カーネーション、ストレリチアの葉>

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