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2021年12月19日 (日)

世界を夢みて(272):トロギール観光(No2)

(前回のトロギール観光No1の続きです)

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トロギールはクロアチア本土とチオヴォ島の間の小さな島にあり、歴史的な遺跡や様々な建築様式の建築物や景観の美しさなどから世界遺産(文化遺産)に1997年に登録されています。

橋を渡り、街の中心部の「イヴァン・パヴァオ・ドゥルギ広場」 入りました。
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「イヴァン・パヴァオ・ドゥルギ広場」のパノラマ写真では左が聖ロブロ大聖堂、正面がトロギールの市庁舎、右が時計塔となります。

 

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時計塔です。中の構造は分かりませんが、14世紀に造られた聖セバスチャンの時計塔は、今も正確な時を刻み続けているそうです。


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時計塔のその脇には「ロッジア(涼み廊下) 」と呼ばれる、中世の集会所が残されています。このロッジアでは会議や裁判なども行われたようです。現在周りにはレストランのテラス席が張り出し、一休みするのにもちょうどいい空間となっています。

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広場に入ると丁度そのロッジアの所で男性4人の合唱団の唄声が聞こえてきました。私もこのロッジアに入り、しばらくこの唄声に足を止めて見ていました。実はこのア・カペラの演奏(クラパ:klapa)もユネスコの無形文化遺産に登録されています。その後クロアチアの違う都市でも見かけることがありました。何曲かの唄が終わると彼らのCDの販売も行っていました。今回は直接近くで聴かせて貰ったので購入して持ち帰りました(タイトルは「Klapa tragos trogir」となっています。4人のサイン入りです😀 久々に聴いてみました。値段は覚えていません😅)。



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大聖堂と時計塔に挟まれているのが市庁舎の建物。かつての宮殿の建物で、この中には観光案内所が入っており、地図をもらったり相談したりと観光情報が得られます。
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宮殿に入った中庭の階段です。ヴェネツィアン・ゴシック様式となっていますが、市庁舎はもともとベネチアの支配時代に建てられた建築で本家ベネチアと似た建築様式とのことです。
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2013年に旅行でしたので、この変なレリーフをなぜ写真に収めたのが覚えていませんでした😅 今回調べたらトロギール市庁舎の中庭にある「翼のあるライオン」のレリーフだそうです。ベネチアのシンボルはこの「翼のある獅子(ベネチアの獅子)」となりますので、ベネチアの影響を示す遺産だったのですね・・・旅行時には分かっていて写真を撮ったのかも知れません😀

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広場の左側(中心部)には街のシンボルの「聖ロブロ大聖堂」が威風堂々と建っています。この広場を出て海に向かい散策後にこの大聖堂に中に入りましたので、聖ロブロ大聖堂については次回記載したいと思います。

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街の中心部の広場から海に向かうと城壁の外に出るための、頑丈な門がありました。丁度ギターの演奏も聴けて、更に旅情感が出てきました。
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こちらはクロアチアの本土(?)との反対側にある場所となります。間の入り江を挟んで向こうに見えているのはチオヴォ島と言う島になりますが、トロギールから橋で繋がれていますので、歩いても10分程度で島まで入れます。次回可能なら島の方のホテルに泊まってトロギールの朝夕の変化を眺めてみたいと思いますが・・・。
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写真左奥にあるのがトロギールとチオヴオ島を結ぶ橋(Ciovski橋)となります。

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城壁からチョッとだけ見えている尖塔は南門から北に50メートルほど入ったところにあるのが聖二コラ修道院となっています。一瞬聖ロブロ大聖堂かと間違えましたが、鐘楼の先の赤いとんがり屋根の面が6面ほどになっているので違いが分かります。こちらの尖塔の方が柔らかくベネディクト会の女子修道院となっています。

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これだけ高い城壁を造っても多くの国々に支配されて歴史の街と思うと複雑な気持ちになる高さです。

Th__20211211224501トロギールのウォーターフロント沿いの遊歩道は広々としていて、海からの風も気持ちよい散歩コースです。城壁との間には様々なカフェやレストランが並んで食事や休憩に最適でした。

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1番奥に見えているのは島の南西端にあるのが15世紀のヴェネチア統治時代に造られたカメルレンゴの砦です

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近くで見ると迫力があります。1420年からヴェネチアがダルマチアを支配していた時代は、トロギール市民がしばしば反乱を起こした時代とのことです(ネットの請け負いですが😅)。このような反乱から守る為にも頑丈な砦が必要だったのでしょうね。
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時間があれば、聖ロヴロ大聖堂の鐘楼やカメルレンゴの砦の展望台からロトギール市内をみてみたかったです。今回は時間がなくて残念😭
それでも今度は聖ロブロ大聖堂に戻り、教会内を見学後、鐘楼からの眺めは堪能しましたので、次回紹介したいと思います。

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コメント

院長先生
こんばんは。
今年最後の学会お疲れ様でございました。

ロトギールは美しい所ですね。
青空に由緒ある大聖堂や市庁舎に今も時を刻む時計塔!
ア・カペラが無形文化遺産とはちょっとビックリですが、
伝統があるのですね?CDを聴かれて又、旅の思い出が
蘇って来られた事でしょう!
お写真が全て素晴らしい😍
「翼のあるライオン」はヴェネチアで見ましたよ。
続きが今から楽しみです。

こんばんは。

また今回も抜けるような青空で街並みが美しく映えてますね。
ロッジアのア・カペラの演奏も素敵です。
現地の雰囲気と相まって気分良くなれそう。
宮殿の中庭の階段は確かにベネチアの建物を彷彿とさせます。
其処かしこにベネチア統治時代の名残があるんですね。
カメルレンゴの砦は威圧的で堅牢そう。
この風光明媚な街には似合わなそうですが
これも歴史の遺産ですものね。
次回のロブロ大聖堂、楽しみにしています。

こんばんは〜
ますますクロアチアが好きになりそう
です。街も海も建物も全てが綺麗です💓
市庁舎がベネチアの支配時代の建物
で、それが今でも使われているのは
やはりヨーロッパの醍醐味ですね
舞子もパリに行って昔からの建物が
リニューアルされながら使い続けて
いるのをみて日本もそうなって欲し
いと思いました。木造だから無理だった
のでしょうか?
城壁を出て対岸にある建物はホテル
なのでしょうか? そこから見える
トロギールもまた素敵なのでしょうね
いつも素敵なお写真ありがとう
ございます😘
先生は早く旅行に行けますように
舞子も祈っています😀

マコママさん、こんばんは。

学会やら大学の様々の医局のズームの忘年会や報告会がおおよそ終わりました(ホッと😀) 

広場でアカペラで歌っていましたので、中に入り聴き入ることに。まあその時にはおおよそCD等を売っていますので、聴かせて貰ったお礼に1〜2枚買うことにしています。今日久々に聴いてみました。 

本当にロトギールは美しい所ですね。それにア・カペラが無形文化遺産とは私もビックリしました。

いつもコメント頂き有難うございます。

sharonさん、こんばんは。

今回もとても良い天気でしたので、青空に海と街が映えました。そして美しい広場でア・カペラの唄声が流れていたのは嬉しい出来事でした。

随所にベネチアの統治をうかがわせる建築物がありました。私もお陰でベネチアのシンボルの翼を持ったライオンを見つけることが出来ました。

カメルレンゴの砦は時間がなくて外から見ただけですが、本当に威圧的で堅牢そうですね。外敵だけでなくトロギールの市民をも監視していたのですね。

次回の聖ロブロ大聖堂は中も鐘楼からの景色も素晴らしかったので記載しますね。コメント有難うございました。

舞子さん、こんばんは。

クロアチアは想像以上に街も自然も美しかったです。このクロアチアの旅行記が終わる頃には舞子さんの旅行先の候補に挙がっていたら嬉しいです。

本当にヨーロッパは昔の建物が残っていて、それを上手く使っていますよね。日本は木の建物ですので、長い年月には耐えづらいかも知れませんが上手く利用すれば大丈夫だと思います。

2年以上何処にも行っていませんので、海外旅行とはいかなくても国内旅行がしたいです・・・立場上最後の最後になりそうです😭

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