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2021年12月

2021年12月26日 (日)

世界を夢みて(273):ドロギール・聖ロブロ教会

9月11日、朝。ザダールからトロギールへ移動。

Th__20210808120801トロギールをぐるっと囲んでいる城壁から旧市街に入り、中心部の「イヴァン・パヴァオ・ドゥルギ広場」に来ました。 広場の左側(中心部)には街のシンボルの「聖ロブロ大聖堂」が威風堂々と建っています。


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鐘楼の窓一つをとってみても、各階ごとに異なる様式で造られているそうです。時代による建築様式が異なったことや支配者が変わることで、階毎に建築様式が異なるとのことでした。窓の形や装飾が違っていて、鐘楼の下段はゴシック様式、中段はヴェネチアン・ゴシック様式、上段は後期ルネッサンス様式となっています(教会建築の推移については以前書いていますので→「ヨーロッパ建築の変遷」をご覧下さい)。鐘楼の高さは47メートルとなっています。
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広場の周りには休憩場所も多くあり、直射日光を避けた下では心地よい風が通り抜けます。私もこの広場でカフェタイムしました。


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広場から入るとロマネスク様式の正面入り口となります。これはこの教会を有名にしている見逃せない門です。 世界遺産の風格が漂う大聖堂の入り口は「ラドヴァンの門」と呼ばれ、聖書の場面を忠実に再現した細かい彫刻が施されています。門の上部にはイエスの生誕と生涯、両側には獅子に乗るアダムとイヴが彫られています。ダルマチア出身の彫刻家ラドヴァン作の見事な彫刻で13世紀に造られたクロアチア中世美術の傑作と言われています。
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イタリアなどのルネサンス時代以降の洗練されて彫刻ではありませんが、素朴な彫刻群です。近くで観察すると本当にきめ細かな彫刻で埋め尽くされています。彫刻の下段には4人(各2人ずつ)が苦しそうに柱を支えている様子が描かれています。調べてみるとその柱を支えているのは異民族(異教徒)でその上のキリスト教の聖人や十二宮などなどを肩に担がせるレリーフとなっています。キリスト教の権限の示す彫刻となっています。描かれている異教徒はアラブ人とユダヤ人なのだそうです。 宗教に上も下もないと思うのは無宗教の私だからでしょうか😅

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門の両サイドの獅子(ライオン)の上にアダムとイヴの像の旧約聖書が描かれています。大き過ぎるイチジクの葉とイブの見事なまでの垂れ乳に思わず笑ってしまうのは私だけかも知れませんが・・😅。 左右両端に、タンパンには、「イエスの生誕」が表されています。

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トリギールはアドリア海を挟んだイタリアのベネチア王国の支配下に長くありました。ヴェネツィアの獅子(イタリア語: Leone di Venezia)は、イタリアの都市ヴェネツィアの象徴である「有翼の獅子(翼を持ったライオン)」のことで、クロアチアの街でよく見かけることがありました。9世紀にヴェネツィア商人はその財力にものを言わせ当時エジプトのアレクサンドリアにあった聖マルコの聖遺物をヴェネツィアに持ち帰ったそうです。それ以来、ヴェネツィアの守護聖人は聖マルコとされ、聖マルコを表す「有翼の獅子」もまたヴェネツィアを象徴するものとされるようになったとのことです。この門の獅子は羽はありませんが・・?
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入口の左側にある獅子は2匹の子羊を抱える羊を押されています。これは退治している訳ではなく羊たちを守っていると解釈した方が良さそうです。よく見るとこの獅子には乳首らしいのが並んでいますので女性の優しさを持った獅子かも知れません。キリスト教では羊飼いがイエスキリストを意味して、子羊は人間に例えることがありますので、キリストと人々を守っていると考えました。 それに対して右側はドラゴンを制圧しています。これは雄の獅子のようです。ドラゴンは悪の象徴として描かれますのでそれを退治しているのでしょう。大天使ミカエルも足で大蛇(ドラゴン)を押さえて描かれています。

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今思いだしましたが、沖縄の魔除けのシーサーも雄雌の二体のシーサー(獅子)で、左側ににはメスのシーサーで口を閉じて幸せを逃がさないように家を守っています。そして右側のシーサーは雄で、口を開けて災害が家に入らないように威嚇しているのです。エジプトからシルクロードを通り沖縄県にシーサーとして入って来たのが13〜15世紀頃と言われていますので、同時期にクロアチア(ヨーロッパ)と沖縄で似た文化があることにも興味が湧いてしまいます。諸説ありますが、口を大きく開いた「あ」から始まり口を完全に閉じた「ん」で終わる、仏教の「阿吽(あうん)」を表現しているといわれています。(以前ブログに書いたことがあります→「シルクロードの終着点:沖縄」

今度は大聖堂の内部に入りましょう。
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主祭壇手前のゴシック様式の聖歌隊席は15世紀の傑作で、細かな彫刻は息を呑むほどの美しさでした。
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素朴なバラ窓とパイプオルガン、どんな響きをしてくれるのでしょうか? 生の演奏を聴いてみたいです。
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説教壇の奥に「聖イヴァン礼拝所」があります。この礼拝堂はクロアチアを代表する初期ルネサンスの傑作だそうです。聖イヴァンの石棺を12使徒が取り囲んでいます。


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ちょっとシックに白黒で全体像を写してみました。この屋根の上に注目!
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天井から立体的に聖人の像が逆さに顔を出しています・・・聖人と書きましたが、調べても誰なのか不明でした😢 恐らくトロギールの城壁の北門の上に12世紀の司教で守護聖人イバン・マシーユが立っていましたので、この守護聖人ではないかと・・・?

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この教会を見学したら、ぜひぜひ登って欲しいのが鐘楼です。人とすれ違うのがやっとの階段を登る必要はありますが、絶景が待ち受けています。ただし写真のようならせん階段ですのでスカートでは登りにと思いますので気をつけて・・・
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青い空にアドリア海の青い海、そして赤い色の屋根の街は見事なまでにマッチしますね。気持ちより1日です。
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大聖堂内部には美しい美術品が飾られた宝物室などもあり見ごたえがありますが、はやり鐘楼には是非登って下さいね。 高さ約47mの鐘楼に上ると、世界遺産の街トロギールを360度のパノラマ絶景を見渡せます💖

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昼食は海に囲まれたトロギールだけあって豊かな海産物に恵まれています。シーフードグリルを頂いて次の観光地へと向かいます。

2021年12月24日 (金)

花より団子?

今週は生け花クラブがなかったようで、いつもの場所にお花が飾られていませんでした。そうなると私は書くネタがありませんので、今日はお休み(冬眠🐻)となる予定でした。

ところがコロナ禍であってもクリスマスイブに少しだけ特別メニューの昼食がでました。折角のイブのメニューですので、花はないので団子(食事)で勝負しようと記載することに😅

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コロナ禍までは7階の食堂で奥の方は人間ドックの受診者用、手前には職員の机が並べられていました(上の写真は現在でコロナ以前は対面の4人掛けの椅子が並べられていました)。 職員の場合は持参する方も、食堂で300円で食券を購入してこの場所で食べることが出来ました。 緊張から解放された食事どきの職員の笑い声もよく聞こえてきました。 私も昼食が取れる時には毎日300円を握り締めて、7階の食堂で昼食をとることが常でした。 私はこの食事タイムに職員と色々とお喋りするが楽しくて貴重な時間帯でした。 しかしコロナになってからは弁当形式になり、持ち帰ったり、食べる時にも1テーブルに1人で会話もなしとなってしまいました。 食事時間ぐらいマスクを外してお喋りがしたいです😂😢(我慢・我慢!)

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2021年12月24日の那覇市は天気にも恵まれ、暖かいを通り超して暑いような日差しでした。 写真を撮るためにブラインドを上げましたが、この状態では暑くて日焼けしてしまいます。 私は結構日差しが差し込んでもありがたいのですが、若い看護師さん達はお肌のことを考えて窓際の席には着かないことが多いようです😊
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7階の食堂の紹介に終わってしまいそうですが、肝心のお食事にしたいと思います。食堂の入り口に、今日の特別メニューは50名限定と書いてありました。何時もより早く売り切れてしまい、間に合わなかった職員のためにも内容を載せたいと思います。

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食堂入り口にはこのようなメニュー表が貼られていました。楽しみにしていた職員の多かったようですが食べれなかった方もいたようです(ここで買えなかった職員は1階の売店でも弁当を売っているために、昼食が取れないと言うことはありません、念のために😊)
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食べれなかった職員のためにも、写真を撮りました(いつもランチを写真に撮る癖がありませんので、食べた後から思い出してしまうことが多いのです😢)。  メニューに書いてあるように一品一品が美味しかったです✨️ これを全部食べたら一体何キロカリーになるのかと、頭をよぎりましたが、今日だけは考えないようにしたいと思います・・・今日だけはが明日も、明後日も続くと絶対にメタボ一直線のメニューですが😊

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皆様方は2021年12月24日のクリスマスイブの夜はどのようにお過ごしなのでしょうか? コロナの再拡大が懸念されていますので、標準予防策を講じながら、楽しいイブを送って欲しいと願っています💖

2021年12月22日 (水)

甲状腺疾患(甲状腺ホルモンの影響について)

きょうのFMレキオは甲状腺の病気について話をしました。 甲状腺の何らかの異常(多くは放置してもよいもの)は、男性で15%、女性で25%が指摘されるようですので、ポピュラーな病気なのです。

ではこの甲状腺で何処にあるのでしょう? 甲状腺は前頸部の気管と皮膚の間にある蝶の様な格好をした16〜20gの小さな組織です。 

正常なら1殆ど気がつくことはありません。 左図のように両手の指をあてて、「ゴクンって」つばを飲む操作ななどをした場合に、気管以外に触れるのがあれば、甲状腺が大きいか、何らかの腫瘤がある場合が多いですし、慢性の甲状腺炎やバセドー病などで全体が大きい場合には、見た目でも判る場合があります。

 

甲状腺はホルモンを分泌する器官ですので、ホルモン量の多い少ないための病気(甲状腺機能亢進症・機能低下症)と腫瘍(良性・悪性)が臨床上問題となります。

 

今回は甲状腺ホルモンについて話を進めます。甲状腺はホルモンを作り臓器で、これがないと私達は生きて行くことが出来ません。それ程大切なホルモンの1つなのです。

甲状腺ホルモンの主な機能は①新陳代謝を盛んにすること②交感神経の刺激すること、③成長や発育を促進する作用にあります。

ですので甲状腺ホルモンが正常より多く出るバセドー病をはじめとする甲状腺機能亢進症では、①②により、動悸、息切れ、体重減少、発汗の増加、手の震え、暑がり、暑さに弱い、下痢などが出ます。 

橋本病をはじめとする甲状腺機能低下が起こると、今後や逆に、寒がり、体重増加(むくみ)、元気が出ない、脈が遅い、集中力の低下、便秘などが出ます。 それぞれの病態は色々な病気でも起きます、自律神経失調症、更年期障害をはじめ心臓病や貧血、その他感染性疾患などに間違われることもあります。

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(細かい字になりましたが、クリックすると拡大すると思います。済みません🙏)

甲状腺ホルモンの第三の作用は「成長や発達を促進する」作用があります。成長期には特に重要となります。 甲状腺ホルモンは、小児が正常に成長するために不可欠なホルモンです。成長するためのホルモンとして、成長ホルモンが有名ですが、これと同様に甲状腺ホルモンは成長期には重要な役割を担っています。このホルモンが不足すると人間では成長障害が見られる事があります。 人間ではないのですが、カエルの実験で甲状腺ホルモンが欠損するとオタマジャクシはカエルになれなくなります。甲状腺ホルモンには成長や分化を早める作用もあるわけです。

甲状腺の病気の多くは採血とエコー検査で発見出来ますので、内科や甲状腺外来などで御相談下さい。

2021年12月21日 (火)

今年も素敵なクリスマスプレゼントが届きました

私がブログを始めたきっかけで知り合ったアトリエトトロさんです。人の出会いは有難いものです。 このココログでもお馴染みの鳥取市で活躍するアトリエトトロさんから、今年も素敵なプレゼントが届きました(トトロさんのココロブは→ http://atelier-totoro.tea-nifty.com/blog/  )。 童画家のトトロさんは、鳥取市で子供達のための絵画教室を主宰されています。 小さな子供さんから高校生まで通われているそうです。 トトロさんの暖かい人柄が子供達にも届いている素敵な教室です。 (追記致します。アトリエトトロの子供たちだけでなく、鳥取市内の小学校3年生の作品も一緒に送って頂いたようです。改めて感謝致します)
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私の子供の頃は同級生だけでなくその兄弟や地域の子供達が一緒に遊ぶ時代でした 実際に目を合わせ、会話し、身体のぶつかり合いの中でしか得ることが出来ない痛み(自分もそして他人の痛み)を感じ取ることが出来ました。 自分の痛みだけでなく他人の痛みを感じることが出来ることは生きて行く上でとても大切なことだと思います。
次第にゲームやネットが発達するに伴い同級生、更には限られて仲間としか付き合う機会しかなくなりました。更にコロナ禍においては次第に大人達も孤独になっていった気がします。そのために自分の痛みの対処法が分からなくなったり、あるいは他人の痛みを知らないことで、自死や些細なことでの傷害が増えた気がします。 
アトリエトトロさんの教室をみると、どの子供達も生き生きと輝いています。 小さな子供から中学・高校生が、勿論大人達も一緒に同じ場所を共有して、学びあっている姿を見ると私も心が落ち着いてホッと致します。 まだまだ日本も捨てたものじゃないぞと・・😊

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毎年のように、遠い沖縄の私達の病院までクリスマスのプレゼントを届けてくれました。 子供達の心温まる力作揃いです
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早速、当院の職員に手伝って貰い、外来の総合待合の近くに飾らせて貰いました。職員や多くの外来の患者さんがホッコリしながら眺めていました。
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当院は小児科がないために、外来では外傷などを除いてあまり子供達をみることはありません。 患者さんの中には孫の作品をみているようで嬉しくなりリましたと私に伝えてくれた方もいらっしゃいました。本当にトトロの子供達ありがとうございます。
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どれも皆、素敵な作品です💖
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素敵な1日、素敵なクリスマスになることを心から祈っています。
アトリエのトトロ先生、そして可愛らしい子供達、遠い沖縄まで幸せを届けて頂き本当に感謝致します。皆様方にとっても素敵なクリスマスになることをお祈り致します。

2021年12月19日 (日)

世界を夢みて(272):トロギール観光(No2)

(前回のトロギール観光No1の続きです)

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トロギールはクロアチア本土とチオヴォ島の間の小さな島にあり、歴史的な遺跡や様々な建築様式の建築物や景観の美しさなどから世界遺産(文化遺産)に1997年に登録されています。

橋を渡り、街の中心部の「イヴァン・パヴァオ・ドゥルギ広場」 入りました。
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「イヴァン・パヴァオ・ドゥルギ広場」のパノラマ写真では左が聖ロブロ大聖堂、正面がトロギールの市庁舎、右が時計塔となります。

 

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時計塔です。中の構造は分かりませんが、14世紀に造られた聖セバスチャンの時計塔は、今も正確な時を刻み続けているそうです。


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時計塔のその脇には「ロッジア(涼み廊下) 」と呼ばれる、中世の集会所が残されています。このロッジアでは会議や裁判なども行われたようです。現在周りにはレストランのテラス席が張り出し、一休みするのにもちょうどいい空間となっています。

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広場に入ると丁度そのロッジアの所で男性4人の合唱団の唄声が聞こえてきました。私もこのロッジアに入り、しばらくこの唄声に足を止めて見ていました。実はこのア・カペラの演奏(クラパ:klapa)もユネスコの無形文化遺産に登録されています。その後クロアチアの違う都市でも見かけることがありました。何曲かの唄が終わると彼らのCDの販売も行っていました。今回は直接近くで聴かせて貰ったので購入して持ち帰りました(タイトルは「Klapa tragos trogir」となっています。4人のサイン入りです😀 久々に聴いてみました。値段は覚えていません😅)。



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大聖堂と時計塔に挟まれているのが市庁舎の建物。かつての宮殿の建物で、この中には観光案内所が入っており、地図をもらったり相談したりと観光情報が得られます。
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宮殿に入った中庭の階段です。ヴェネツィアン・ゴシック様式となっていますが、市庁舎はもともとベネチアの支配時代に建てられた建築で本家ベネチアと似た建築様式とのことです。
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2013年に旅行でしたので、この変なレリーフをなぜ写真に収めたのが覚えていませんでした😅 今回調べたらトロギール市庁舎の中庭にある「翼のあるライオン」のレリーフだそうです。ベネチアのシンボルはこの「翼のある獅子(ベネチアの獅子)」となりますので、ベネチアの影響を示す遺産だったのですね・・・旅行時には分かっていて写真を撮ったのかも知れません😀

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広場の左側(中心部)には街のシンボルの「聖ロブロ大聖堂」が威風堂々と建っています。この広場を出て海に向かい散策後にこの大聖堂に中に入りましたので、聖ロブロ大聖堂については次回記載したいと思います。

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街の中心部の広場から海に向かうと城壁の外に出るための、頑丈な門がありました。丁度ギターの演奏も聴けて、更に旅情感が出てきました。
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こちらはクロアチアの本土(?)との反対側にある場所となります。間の入り江を挟んで向こうに見えているのはチオヴォ島と言う島になりますが、トロギールから橋で繋がれていますので、歩いても10分程度で島まで入れます。次回可能なら島の方のホテルに泊まってトロギールの朝夕の変化を眺めてみたいと思いますが・・・。
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写真左奥にあるのがトロギールとチオヴオ島を結ぶ橋(Ciovski橋)となります。

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城壁からチョッとだけ見えている尖塔は南門から北に50メートルほど入ったところにあるのが聖二コラ修道院となっています。一瞬聖ロブロ大聖堂かと間違えましたが、鐘楼の先の赤いとんがり屋根の面が6面ほどになっているので違いが分かります。こちらの尖塔の方が柔らかくベネディクト会の女子修道院となっています。

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これだけ高い城壁を造っても多くの国々に支配されて歴史の街と思うと複雑な気持ちになる高さです。

Th__20211211224501トロギールのウォーターフロント沿いの遊歩道は広々としていて、海からの風も気持ちよい散歩コースです。城壁との間には様々なカフェやレストランが並んで食事や休憩に最適でした。

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1番奥に見えているのは島の南西端にあるのが15世紀のヴェネチア統治時代に造られたカメルレンゴの砦です

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近くで見ると迫力があります。1420年からヴェネチアがダルマチアを支配していた時代は、トロギール市民がしばしば反乱を起こした時代とのことです(ネットの請け負いですが😅)。このような反乱から守る為にも頑丈な砦が必要だったのでしょうね。
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時間があれば、聖ロヴロ大聖堂の鐘楼やカメルレンゴの砦の展望台からロトギール市内をみてみたかったです。今回は時間がなくて残念😭
それでも今度は聖ロブロ大聖堂に戻り、教会内を見学後、鐘楼からの眺めは堪能しましたので、次回紹介したいと思います。

2021年12月17日 (金)

今週の生け花(令和3年12月第3週)

今日は気圧配置が冬型で、日本海側を中心に大雪や暴風雪の可能性も高まるようですので、皆様方気をつけてお過ごし下さいね。被害が出ないことをお祈りしています。

令和3年12月第3週の「今週の生け花」です。私は生け花クラブに所属していませんので、活動があったかどうかは、生け花が飾ってあるかどうかで判断するしかありません。今週もあったようでいつもの2階の小さなスペースにも花が飾られていました😍🙇

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赤い花器にポインセチアがあると、やはりクリスマスの季節がやって来たと感じます。どこにも出かけない私としては今年の街中はどのようになっているのでしょうか? クリスマスらしい賑やかさがあるのでしょうか?
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斜めにすると黄色の丸い菊が目立ちますし、恐らくハウス栽培なのでしょうか百合も花材として使われています。写真を撮った日は蕾でしたが、先ほど観たら花が開き始めていました。生け花は生きているのだと改めて感じてしまいます。
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鮮やかにな赤い実をつけたのはクリスマスホーリーとなります。クリスマスの時期に赤い実をつけますのでクリスマスホーリーとして鉢植えや切り花として目にすることがあります。西洋ヒイラギとも呼ぶようですが、日本の伝統行事、節分に使われるヒイラギはモクセイ属で、今回のクリスマスホーリーはモチノキ属と言うことで植物学的には違う分類となります。和名の「西洋ヒイラギ」となったのは実ではなくて、ギザギザの葉がヒイラギに似ていることからつけられたそうです。

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竹内まりやさんのケンタッキーの宣伝ではないですが、「すてきなホリデイ」が聞こえてきそうです。 まだコロナから脱出していませんが、素敵な家族や友人と(バカ騒ぎはしないで😅)この季節を楽しんで下さいね。
<花材:クリスマスホーリー(西洋ひいらぎ)、菊、ポインセチア(造花)>

2021年12月15日 (水)

医師としての出発点の違い

第3週水曜日は会議のためFM放送の担当ではありませんので、医療ネタもありません。

これまで医師となってある意味、365日24時間働いているような生活でした。実際そんなことはないのでしょうが、40年近く病院に14〜16時間いました。 今でも帰宅後はポケベルから携帯へと連絡方法は変わりましたが何時でも病院に行ける体勢で生活しています。 あまりお酒も飲みませんし、ゴルフをやる訳でもありません。無趣味のお陰で、特に困ったと感じたこともありませんでした(50歳を超えてからギターをやり出していますが・・)。唯一の趣味だった海外旅行も39歳で今の病院に移ってからは、病院の再建と移転のために忙しくなり50代半ばまで中断となってしまいました。

私が30代最後の海外旅行では団体ツアーで参加しました。この旅行中に参加者の1人が転倒して足に傷を負ったために私が外科医である事を話し処置をしました(骨折等なくかすり傷だけでした)。その後参加者の方々から癌などの病気について色々と質問されたことがありました。私は気にすることもなく「自分の知っている範囲」で世間話のように会話を楽しみました。これも1つの話題づくりだと考えていました。 

実はこのツアーに若い男性2人組がいて、その2人と私の3人だけになった時に、私達は○○病院の2年目の研修医ですと紹介してくれました。そしたら「旅行に行っても医者と言ったら、色々質問されるんだよな〜。タダと思っているんじゃないの」と、だから旅行中は医者とは名乗らないことにしていると耳打ちされたのです・・・・・私はただ唖然とするばかりで意識のギャップを感じました。

私は自分達の医療知識に価値(対価)がないとは考えていません。しかし私に関しては周りの環境や家族や友人の励みで医師になれたと思っています。 努力はしました。 しかし凡人の私はただ脈々と先人達が積み上げた知識を少し分けて貰って学んでいるだけです。今でも自分の患者さんに不利益を与えないように、少しでも自分に出来ることをやれたらと願っているのです。 医師の原点の違いがあると随分と違う生き方をするのだろうと想像してしまう師走の1日です。 

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(また偉そうなことを書いてしまいました。これはあくまで私個人の意見で、これを後輩や職員に押しつけようとは考えていません。人それぞれが自分の立場、自分の役割を考えて仕事をして欲しいと願っているのです)

2021年12月12日 (日)

世界を夢みて(271):トロギール(世界遺産)観光No1

早朝、ザダールからトロギールへ移動(その移動区間内の絶景ポイントは前回紹介しました→Skradin

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古都トロギールの旧市街はクロアチア本土とチオヴォ島の間の小さな島にあり、橋によって結ばれています。古都トロギールの旧市街はユネスコの世界遺産となっています。

トロギールの歴史は古く、様々な国から支配されながら歴史的な遺跡や様々な建築様式が混在する建築物や景観の美しさなどから世界遺産(文化遺産)に1997年に登録されています。

トロギールは紀元前3世紀にギリシアの植民地として歴史が始まった沿岸都市です。その後ローマ人が入りスラブ人が進行、1123年にはサラセン人により街は支配され壊滅状態となったそうです。1420年からは対岸のヴェネチアに支配され、その後ハプスブルク帝国の一部となったり、ナポレオン時代のフランスに支配されたと目まぐるしく変化を遂げた街です。 このように様々な国々に支配されたために、逆に言えば様々な国々の文化や建築が残された希有な都市となったのです。

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上の地図に載せたように、トロギールは四方を海に囲まれて都市で橋を渡って市街地に入ることが出来ます。綺麗に整備された舗道を潮の匂いを嗅ぎながら向かいます。 頬に当たる風が気持ち良いです。 こんなところを歩けるのは旅行の贅沢です。本当に長閑な美しい場所にあります。
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クロアチア本土側にあるバス停から橋を渡って島へ渡ると、旧市街入り口となる北門があります。北門の上に立つのは、12世紀の司教でトロギール守護聖人の聖イヴァン・ウルシーニ像が見守ってくれています。アーケードの下をくぐるとトロギール市内へ入ることになります。
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旧市街は徒歩で回れるほど狭い範囲で、様々な時代の教会や歴史的建造物が所狭しとひしめいています。石畳の細い路地と両側に建ち並ぶ石造りの建物の間を散策するだけでも楽しくなる空間で、観光スポットもギュッと詰まったトロギールをこれから紹介致します。
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このような路地があると、思わず散策したくなります😄
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旧市街の石畳が続く道に両脇に高い壁に囲まれた路地を歩くと中世の時代にタイムスリップした感じを覚えてます。
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このような細い路地の向こうには何があるのか、街歩きはこのワクワク感をいつも感じます。
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街を中央に進むと、観光の中心地「イヴァン・パヴァオ・ドゥルギ広場」に出ることができます。広場に面して世界遺産の建物が多く建ち並んでいるので観光拠点となっています。広場にはカファも並んでいて、丁度休憩を取るにも打って付けの場所です。たくさんの観光客でにぎわっていました。

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少し歩いて汗ばむ陽気でしてので、思わず広場にあるジェラート屋さんで頂くことに・・・味音痴の私でもいつも感じるのはヨーロッパで食べるジェラートやソフトクリームに乳製品が美味しいということです・・・それにパンもです💖
小さな街ですが見所いっぱいですので3回に分けて紹介したいと思います。

 

2021年12月10日 (金)

今週の生け花(令和3年12月第2週)

12月に入りましたが、ここ何日かは那覇市はとても天気も良くて、今日も快晴✨️☀️ なんと気温も24度まで上昇しました。私の方はコロナの影響でまだ街には繰り出していませんが、12 月中盤となり町中の至る所でクリスマスらしい飾りを見ることが出来るのでしょうか? 

今日は3回目のコロナワクチンの接種を行いました。まだ副反応ははっきりしませんが、2回目と同様なら微熱と風邪の初めのような症状が明日、明後日はあるのかも知れません。 世界中でオミクロン株が徐々に増えて来ているようです。今のところの情報では感染力は高くて、重症化リスクは余り高くないとのことです。これだけなら逆に終息に向かうと思うのですが、ワクチンの効果が低下するのでは困ってしまいます。 ワクチンを打ってしばらくはブースター効果で免疫反応は上がります。2回目を打ってしばらく経って抗体が減少しても3回目で再上昇しますので、オミクロン株に対しても効果はあるようです。2回目でも重症化を抑える効果は維持されているようですので、これはありがたいことです。速く世界中のデーターの解析が進んで欲しいです。

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今週もいつもの2階の小さなスペースに生け花クラブの皆様がお花を飾ってくれていました。 亜熱帯性の大きなシダの仲間の飛竜シダと雲竜柳の蛇行した枝のお陰で、今回の生け花は野性的です。コロナなんかも一撃で倒してしまいそうです😊
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左右非対称な花器の上に飛龍シダ、雲竜柳にドラセラの葉があり、それに色を添えているのが赤いアンスリウムと黄色のひまわりです。
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今週の生け花の花材はどれも野性的で個性派揃いです。個性派揃いを上手くまとめて作品にしている生け花クラブの皆様のセンスの良さを改めて感じてしまいます。
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コロナがなくなった訳ではありませんが、十分に感染対策を行って、クリスマスシーズンを楽しんで下さいね💖
<花材:雲竜柳、飛龍シダ、ひまわり、アンスリウム、ドラセナ>

2021年12月 8日 (水)

アルコールが弱い人が飲んで鍛えることは出来ない

今日のFM放送は12月の忘年会にかけて、お酒と肝障害について話をしました。 日本人で肝臓病と言えば、これまでC型、B型などの肝炎ウイルスによる肝炎、肝硬変、肝臓がんが多いのですが、日本人のアルコール消費量の増大とともに、アルコール性肝障害が増えています。戦後日本人の一人当たりの飲酒量はここ数年は横ばいかやや低下にありますが、それでも戦前と比べると5倍ほど増えています。 おおよそ日本人の1人当たり純アルコール消費量は年間8〜10L程度と言われいます。飲酒習慣のある男性は35%、女性は8%だそうですが、その量に関しては結構偏りがあります。上位20%の人が国内の飲酒量の70%を消費しています。

アルコールは胃と小腸から吸収されて肝臓へと運ばれ、体内の分解酵素によりアセトアルデヒドへ分解され、さらにアセテートへと分解、代謝され、最後は炭酸ガス(息として)と水(オシッコ)になって排出されます。

体内で有害なアセトアルデヒドを分解して無害の酢酸にする一番重要な酵素がALDH2(2型アルデヒド脱水酵素)という酵素です。この酵素は父親、母親から1本ずつ遺伝子をもらって1対(2本)になって作られるんです。ALDH2の働きが強いか弱いかは、次の3タイプに分けられます。

このアルコールの分解能には個人差も人種差もあり、遺伝で決まっています。欧米人に比べて日本人はアルコールに弱い人が多いのです。日本人ではアルコールを分解、代謝する酵素の能力が高い遺伝子を持つ人が5〜6割、低い人が3〜4割、分解能力がない完全な「下戸(げこ)」が1割だといわれています。なぜそうなったかは以前のブログに記載していますので併せて見て下さい→(日本人にお酒が飲めい下戸がいる理由)

アセトアルデヒドは飲酒による害の多くを占めます。吐き気がしたり頭痛がしたり、あるいは色々ながんや肝機能を悪化せせる作用を持っています。身体にとってはアルコールを飲んでもこの「アセトアルデヒドの濃度が高く、長時間留まる方はお酒が弱いことになります。ALDH2が少ないのに飲める方と同じ様に飲むと長時間悪影響が出ることになります。 ですから、自分の遺伝子と相談して飲まないと身体を壊すことになるのです。

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これを書くともう1つ反論が出ると考えますので、これも同時に記載してみます。 下戸はアルコールをそもそも受け付けないでしょうが、弱いけれど、飲んでいるうちに多く飲めるようになったのはなぜ? と言う方がいるはずです😊

最初に書いた様に1番大きな役割を果たすのは遺伝で決まっているALDH2です。アルコールの代謝には、最初に体内に入ったアルコールを最初に分解してアセトアルデヒドにするADH(アルコール脱水素酵素)やアセトアルデヒドを分解出来るカタラーゼとかミクロソームエタノール酸化系(MEOS)酵素群といった分解酵素が同時に働いています。それらの酵素類は遺伝とは余り関係がありませんので、お酒を飲むにあたり多少は影響をします。 それらが頑張って対応していることも考えられます。

アルコールがもともと弱い人が、頑張って飲めるようになったても他の機能を総動員しているだけであって、決してお酒が強くなった訳ではありません。

自分の身体(遺伝子)に合わせてお酒を飲んで下さいね😊

 

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手術を終え病棟に上がったら曇り空の中から光が差し込んでいました。思わず見とれてしまう光景でしたので追記してみます。

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2021年12月 5日 (日)

世界を夢みて(270):ザダルからトロギールへの移動風景(Skradin)

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ザダルからトロギールにバスで移動時の海岸沿いの風景(Skradin)が美しかったので、トロギールの観光の前に紹介致します。 クロアチアはアドリア海の真珠と唄われるだけの多くの美しい街が点在していることが分かりました。

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ザダルを朝早くバスにて沿岸部の高速道路で移動します。
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その車窓から眺める景色にウットリとしながら楽しい思いをさせて貰いました。

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途中にトイレ休憩を挟むためにスクラディンの入り江の港町が見えるスクラディン展望台に寄ることに・・・そこからの眺めが本当に綺麗でした😍

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サービスエリアからの景色です。湾のように見えますが、クルカ川という川だそうです。そこからは直ぐにアドリア海へと出て行けます。遠くに見えているのはスクラディンの町です。クルカ国立公園の玄関口にあたり、観光の拠点になっているようです。クルカ国立公園も森と湖の美しい眺めが堪能出来るようです。時間があれば寄ってみたいです。(当時は小さなコンデジしか持って行きませんでしたがこのように風景が美しければそれなりに写りますね😅)

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スクラディンはクルカ川畔の美しい町で、クルカ国立公園を代表する三名所が近くにあるそうです。スクラディン・ブカ瀑布、ロシュキ滝と昔の水車、小さなヴィソヴァツ島のフランチェスコ会修道院(多くの蔵書や文化芸術の至宝がある)とのことで、時間がある方は立ち寄った方が場所のようです。町の川岸には、ACIマリーナがあり、いろんなボートが停泊していることが確認出来ます。Th__20210801161501


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コンデジの連射の機能を使うとこのような魚眼レンズのような写真が撮れていました。
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高速道路本線がクルカ川を跨ぐクルカ橋。こちら側からは橋げたの間からにスクラディンの町が見えます。

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ザダルからトロギールへの向かうサービスエリア休憩でしたが、このような美しい景色を眺めることが出来たことは本当に幸せな気分でした。旅の途中で思わず出会えた素敵な光景はとても大切な宝物です。宝石は持とうと思いませんが、このような旅の宝物には沢山出会いたいです😊😍

2021年12月 3日 (金)

今週の生け花(令和3年12月第1週)

2021年も12月となりました。新型のコロナの出現で一変した師走の風景でしょうが、今年は少し元に戻ることが出来るのでしょうか? これからの短期間は新しい変異種のオミクロン株の性質次第で対策が変わって行くことだと考えます。ウイルスの性質上、常に変異を繰り返して行きます。感染力が強くても毒性が弱く、感染しても無症状か軽症で終わるようになれば新しいウイルスと人類の共存になるのかもしれません。

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今週も生け花クラブの活動があったようで、いつもの2階の小さなスペースにもお花が飾られていました。ミツバチのシッポの様な色と形(みなしごハッチの影響が強い😅) をした花器の上には横広がりせずに長方形に収まるように花材が配置されています。中でもヘリコニアの太い芯と赤い苞は目立ちます。
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正面からは分かりませんでしたが、斜めから見るとグズマニアが前方に張り出すことで立体感のある構造となっています。グズマニアは、中・南アメリカに120~130種ほどが自生するパイナップルの仲間だそうです。赤い部分が花ではなくて、実際の花は真ん中に小さく存在し短期間に散ってしまいます。花びらのように見える部分は葉っぱが変化した苞で、苞は色あせることなくおよそ3~5ヶ月の長い間楽しむことができるため観葉植物としても人気です。
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今週の生け花は赤系が多く、スプレーカーネーション、ヘリコニア、グズマニアの赤の中に黄緑色から先端が白く変色した雪冠杉が色のバランスを保つのに役立っています。
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今週から12月ですので、少し華やかな額縁をつけてみました。師走はやはり慌ただしく、気温の変化も激しいと思いますのでお体は気をつけてお過ごし下さいね💖
<花材:ヘリコニア、雪冠杉、グズマニア、スプレーカーネーション>

2021年12月 1日 (水)

糖尿病:なぜ過食に走るのか(学術的なものでありません😅)

今日のFM放送は糖尿病について話をしました。私は外科医ですので糖尿病の専門医ではありませんので、教科書などで調べた範囲で話をしています。ブログにもこれまでに何度か書いています→(インシュリンの働き糖尿病になりやすい日本人糖尿病の原因とメカニズム

では糖尿病と言われても食事の習慣を変えることが出来ないかを、素人の私が想像で書いてみたいと思います。いつもの通り私の書いたことを信ぜずに、自分で調べて参考にして下さいね😅

私が想像するに、糖尿病は人類の歴史的な歩みと関係する気がします。糖尿病は何らかの原因(ウイルス感染など)で膵臓のβ細胞が破壊されて、インシュリンを作り出せなくなる1型糖尿病と、糖分の摂取と消費量のバランスが崩れ、次第に糖尿病へと変わるⅡ型糖尿病があります。恐らく人間の歴史において1型も2型もあったと思いますが、1型の多くは原因も分からず、治療法もなく短命で終わったはずです。2型は人類が次第にいつでも食事を必要以上に取れるようになった近代において爆発的に増加したと考えます。

人間を含めた多くの動物においては、飢餓との戦いの人生だったはずです。ですから人間の身体においても、食事が取れる時には出来るだけ摂って余ったエネルギー(主に血糖)は備蓄用の脂肪へと変化して蓄えています。 血糖の値を抑えるのはインシュリンだけですが、空腹が続いても血糖下げない仕組みは人間の身体にはいくつも備えられています。

飢餓に備えた人間の身体が、歴史上初めて必要以上の食事を常に取れる近代社会にまだ対応出来ずに、2型糖尿病(糖尿病の90%以上を占める)の増加となってしまったと考えるです。

食事や運動のことも理解でき、糖尿病の原因も怖さもしった私達がなぜ(orそれでも)過食をしてしまうのでしょうか?

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空腹の時に食事が入ると、満足し嬉しくなります。空腹というストレスを食事で満たすことが出来た訳です。 では空腹以外の・・例えば仕事や友人間関係、不眠、イライラ感など様々なストレスを感じることがあると思います。そのような時にイライラ感を解消するために、甘いものを取りたくなることも多いと考えます。 逆にストレス解消に野菜などを中心に低カロリーのものを食べる方は少ないと思います。 短期間に高カロリーな甘いものを取ることでストレスを紛らわしていることも多いと感じます。 糖尿病でダイエットと思って食事を切り詰めても、これがまたストレスとなり、つい食間に甘いものを取ってしまう。

2型糖尿病は過食しても直ぐにははっきりした症状が直ぐには出ませんが、過食して満足してしまう結果は直ぐに分かることです。 糖尿病の治療はこの辺りが難しいのかも知れません。 糖尿病の原因や合併症を理解して、食事も考える事は本能とは逆のことを強いられているかも知れませんが、折角考える力を貰った人類ですので、少しは抵抗を試みたいものです

・・・今日は医学的なことではありません・・・お許し下さい🙇

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