コロナワクチン接種に対するQ&A
(今日は76回目の沖縄慰霊の日ですね。24万人以上の尊い命が失われた戦争でした。戦争の風化が進む中でもう一度不戦の誓いを立てなかればならないと感じています。私の叔父さん2人も今の中学・高校生の時期に沖縄戦で鉄血勤皇隊として、無謀な戦闘に駆り出されてなくなりました。 戦争は政治家が起こす最も馬鹿げた解決方法ですが、犠牲を払うのは何の罪も無い若者や非戦闘員であることを、私達は歴史から学ぶ必要があると考えています。)
さて、今日のFM放送はこの番組でも既に2〜3回は話したかも知れませんが、もう一度コロナワクチンの意義や正確な情報の重要性を説明したいと思います。
この番組を続けて14年ほどになると思いますが、1番気をつけているのは話す内容が「医学的な根拠に基づいているかどうか、多くの教科書にも記載されている事実」になっているどうかです。 テレビやラジオ、インターネットで健康情報が溢れている社会です。 コメンテーターの中には、個人的な意見や考えをあたかも一般的な教科書に書いてあるように話をする方もいます。 面白おかしく話をするのはいいのですが、本当に根拠があるとすれば、学術的な医学論文や世界的な教科書に書いてあることから逸脱してはいけないと考えます。 この場合はあくまで「個人的な意見ですが」と断るべきです。
高齢者にもワクチンが始まり、大規模接種会場や、職域接種も始まっていますが、皆が正確な情報を得ていないことも気になりますので、私が気になったことを今日はお伝えしたいと思います。
今でも多くの方はワクチンを本当に打った方がいいのか、よくないかの疑問を持ちながら、周りに流されて、ワクチンを打ったり、逆に1部の新聞報道などをみて、ワクチンは怖いと勘違いをして、打っていない方も多いと考えています。
私の結論から言うと、これまでワクチンなどでアナフィラキシーを起こしたことがあったり、今現在、肺炎とか急性の感染症でなければ、新型コロナウイルスのワクチンを打った方が良いと考えています。
物事に対して全て100%ではありません。 例えになるかどうか分かりませんが、皆がある場所にたどり着く必要があります。2つの選択肢があります。1つは大きく舗装された道路で、それなりに交通量も多く、料金所でお金も払わないといけません。もう1つは急なゴツゴツした山道を登りますが、お金も払わないで済みます。 大きな道路ですが、交通量が多いので事故に遇うことが2万回に1回あります、山道の方は100名に1人が崖から落ちたりして怪我をします。どちらも100%の保証は出来ませんが、あなたならどちらを選びますか・・・実はコロナのワクチン接種もこれに近いかも知れません。100%はありませんが、正しい情報を得て、自分で決めなければならないのです。
勿論、ワクチンは任意接種ですので、受けたくないなら、受けなくても良いし、受けないからと言って社会や会社などで差別や冷遇を受けてはなりません。正しい情報や根拠を元に各自で判断すべきです。
今日は私自身がここ2ヶ月ほど患者さんや職員と接して疑問に思っていたり、あるいは質問を受ける中からもう一度、コロナワクチンの内容を整理しながら話して行きたいと思っています。
Q-1:ワクチンとはどのようなものなのか?
Q-2:新しいタイプのmRNAワクチンは遺伝子から出来たと聞いているが、私達の遺伝子に関与して、後々人類が違う生き物に変化するような危険はないのか? 急に開発されたワクチンがそもそも本当に安全なのかどうか・・・
Q-3:私は鼻炎などのアレルギーがあるから副作用のアナフィラキシーが心配で打ちたくないけどどうしたらいいの? 心臓病や腎臓の病気などがあり血をさらさらにしている薬ものんでいるし、高血圧などの治療薬も沢山飲んでいるけどワクチンは受けていいの?
Q-4:ワクチンを打ってから死んだ高齢者が県内でも2〜3名いると新聞に書いてあったけど、こんな危険なワクチンを打っていいの? ワクチンを打って死んだら元も子もないじゃないか?
Q-5:打った後、高熱などで休まないといけない人もでているのを聞くけど、自分は若いし自粛もしているからワクチンを打たなくてもデメリットはないのでは?
Q-6:妊娠しているからワクチン接種は出来ないと思うし、でも生まれてくる子供が心配・・どうした方がいいの?
Q-7:色々な変異型がでているのを聞くとワクチン打っても効果がなければ、打っても仕方内じゃないですか? 本当に効果があるの?
Q-8:もう既にコロナウイルスにかかったけど、ワクチンを打つ必要があるの?
・・・このようなことに対する答えを今日はFM放送で説明しました。
A-1:これまで皆様方が摂取してきたワクチンには、主に3種類がありました。生ワクチン、不活化ワクチン、トキソイドです
・生ワクチンの例として、結核、麻しん(はしか)、風しん、おたふくかぜ、水痘(みずぼうそう)、黄熱病。不活化ワクチンは、百日せき・ポリオ・日本脳炎・インフルエンザ・A型肝炎・髄膜炎菌感染症、狂犬病 など皆様方に取っても馴染みが深いワクチンです。もう1つがトキソイドでジフテリア、破傷風(はしょうふう)などがあります。
これまで使われてきたワクチンはこの3種類ですが、原料となるのは生きたウイルスや細菌です。例えば毎年打っている「インフルエンザのワクチン」を作る過程で、卵などの細胞を使ってインフルエンザを多量に作る必要があります。
A-2:しかし今回の新型コロナウイルス感染症のワクチンで注目されたのが、これまでと違う製法でウイルスの遺伝子を使ったmRNAワクチンです。
・コロナウイルスのmRNAワクチンは、どの従来型ワクチンにも属さない全く新規のものです。ただしmRNAワクチンの技術は、何もコロナウイルスの感染が起こったから開発を進めたのではなくて、既に10年以上前から開発されたバイオテクノロジーを用いた最新医療技術のひとつに過ぎません。
コロナウイルスを認識出来る遺伝子を特定出来ると、この部分だけを分離して使うことで私達はウイルスに対して免疫を作り出すことが出来ます。 ウイルスの遺伝子の中から、必要最低限の部分だけを抜き出しますが、この部分だけでは遺伝子としては何も働きません。 名前が悪かったのかも知れませんが、mRNAワクチンと言っても、遺伝子と言うよりも、単なる塩基配列でしかなくて、これから新しいウイルスが出来る訳ではありませんし、私達の遺伝子に影響を与えることもありません。
例えば、私を認識する場合に、なにも私の全身を全て確認する必要もありません。私の顔写真があれば、初めてあった人でも、これが私だと認識出来る訳です。ですからウイルスの遺伝子の中で、コロナウイルスと認識出来る一部分を抜く出すことが出来たら、これで抗体を作ることが出来る訳です。 ワクチンを造るのに遺伝情報を持ったDNAは必要ないのです。
ついでに話をすると、このmRNAは作り出してしまった後、不安定ですぐに失活してしまいます。この不安定な状況では、いくら作っても人間に注射する時には既に効力がなくなってしまいます。 そのためにこのmRNAを包みこんで安定させるコーティング技術が重要となります。
コーティングした後に更に安定するために作成後、すぐにファイザー製はマイナス50度に凍結する必要がありますし、モデルナ製もマイナス20度で長期保存できます。 モデルナ製のよいところはマイナス2〜8度でも最大3ヶ月有効に使えるとのことで、ファイザー製よりはやや扱いやすいのが特徴です。ファイザー製は原液を使う時に生理食塩水に薄めて0.3mlずつ注射する必要があり、解凍して、液を加えて、それから0.3mlずつ抜く出すなど、手間ひまがかかります。 ワクチンを接種する皆さん方は気がつかないでしょうが、その準備に裏方では大変な作業があるのです。
A-3:アレルギー反応にかんしてもこのワクチンの製法と関わりがあります。鼻炎などのアレルギー体質だけどこのワクチンを打っていいのと言う質問も多く見受けます。
mRNAをコーティングする技術が開発され、注射剤として既に使用されています。コーティングをする物質が色々あります。いわゆる注射としては「添加剤」にあたる部分です。 この添加剤の主なものに「ポリエチレングリコール」があります。
ワクチンのmRNA自身はアレルギー反応をおこしませんが、この添加物によるアレルギーは起こる事があります。これまでに、添加物の「ポリエチレングリコール」などにより重度のアレルギー反応を起こしたことがある方は、ワクチン接種の対象外となります。
「ポリなんとかとか」と言われても分からないよと言う方が殆どだと思います。
しかしこの「ポリエチレングリコール」は色々な場所で使われている成分です。例えば軟膏剤や化粧品、乳化剤として色々な食品にも入っていて、多くの方は既に日常的に使っている成分です。
またポリエチレングリコールから派生する「ポリソルベート」は様々な薬の添加物に加え、インフルエンザワクチンや13価肺炎球菌ワクチン(プレベナー)、ロタウイルスワクチン、ポリオワクチンなど様々なワクチンの添付薬として既に多くの方に使われています。
ですからこれまでインフルエンザや肺炎球菌ワクチンなどを受けて大丈夫なら、今回のmRNAワクチンの接種も殆ど大丈夫と思います。ですので、高血圧の薬を飲んでいる、血をさらさらにする薬を飲んでいるとか、鼻炎などのアレルギーを持って居る方も、ワクチンを打ってはいけない範疇には入らないのです。
統計上はこのワクチンによるアナフィラキシーよりも、皆様方が薬店で買う風邪薬や頭痛薬の方がアナフィラキシーの確率は高いのです。
皆様方が心配で注射をためらっていることの多くに、副反応、それも死亡例があることが心配で打ちたくないと考えて方も多いと思います。
A:4:最近、沖縄の新聞にも「沖縄県は16日、新型コロナウイルスのワクチンを接種した後、副反応が疑われる症状が表れた人のうち、2人が死亡していたことを公表した。接種と死亡の因果関係は不明としている」などの記事が出ると、ワクチンを打って死んだら元も子もないじゃないか?と思いませんか?・・私もこれだけ読めば、恐ろしくてワクチンなんか打ちたくありません😅
しかし、新聞にも書いてあるように「接種と死亡の因果関係は不明」となっているのです。 マスコミの方は読者の目を引くように、見出しに「接種後2名死亡」なんて書いていますが、何の根拠もありません。もちろん否定も出来ませんが、もう少し丁寧に書かないと皆の心配を煽るだけの記事になります。
「因果関係は不明だがワクチン接種後2名死亡」との記事について私なりに説明したいと思います。
・・沖縄県を例に例えると、1年間におおよそ12500人がなくなります。1日平均で35名が亡くなっている計算です。癌、心疾患、脳血管疾患が1番多い死因となっていて、当然高齢者が多いと考えます。 沖縄県の死亡原因の中であえて高齢者に多い死因だけ抜き取って考えてみます。 老衰が948名、肺炎641名、誤嚥性肺炎362名だけでも、それだけでも1日5名から6名が亡くなっています。 沖縄県で高齢者のうちワクチンを打った方は1回目で14万人、2回を終えた方が5万にとなっています。高齢者施設などでも接種が行われています。
なぜ私が長々とこのようなことを話をしたかと言うと、癌や心筋梗塞、脳梗塞などを除いて老衰や肺炎、誤嚥性肺炎で毎日5〜6名が亡くなっている状況で、ワクチンを打っても打たなくてもある程度の死亡数が出ると言うことです。ワクチンを打った後に因果関係ははっきりしないが2名が亡くなっていることの新聞報道をみて、ワクチン接種が怖いという根拠にはならないのです。勿論、医療者として過小評価してはいけないと考えますし、死因との因果関係を調査公表することが重要だと考えています。
もしもワクチンを打った後に誰も死ななかったとなると、逆にこのワクチンは人間の命を救える薬となってしまいます。 ですので新聞初め報道機関は、きちんと背景も説明して記事にしないと社会不安をあおることにしかなりません。
A-5:次はワクチンを打った後の副反応について説明します(既に以前ブログに書いています)。
現在日本でのコロナウイルスのワクチンは、ファイザー製とモデルナ製のワクチンを使用しています。どちらもmRNAワクチンです。ただ先ほど説明した、mRNAを包み込み基剤によって、副反応や、投与間隔にも違いがあります。
ワクチンですから接種後、身体の中で免疫を作るために色々な反応が起こります。まずは打った後の肩の部分の筋肉痛が多くの方に起こります。微熱から38℃台の高熱になる方もいます。頭痛や風邪症状がでる方もいますが、殆どは2〜3日で軽快します。 若いほど、また男女間では女性の方が副反応が多く出ます。それはやはり若いほど反応が強いことに起因していると考えられます。4〜5日以上続くなら副反応ではなくて他の病気を疑いますので医療機関を受診して下さい。
若いほど接種後の反応が強くなること、若い人は高齢者よりもコロナにかかっても無症状や重篤にならない方も多くいます。 ですから医療関係者でもこのことを心配してワクチンの接種をためらう若い方も多くいます。
特に若い人にはワクチンは自分を守る手段ですが、同時に家族や同僚、社会を守る役割があることを理解して欲しいと思います。 そして会社の経営者もワクチンを打った後は、2〜3日休んでもいいような勤務態勢を取って欲しいと願っています。
A-6:次は妊婦さんや妊娠を考えている方に対しての答えです。妊娠しているからワクチン接種は出来ないと思うし、生まれてくる子供が心配・・どうした方がいいの?との意見を聞きます。
すでに厚生労働省や産婦人科学会も声明を出しています。妊娠中、授乳中、妊娠を計画中の方でも、mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンを接種することができるとされています。妊娠後期に新型コロナウイルスに感染した場合に重症化リスクが高くなるという点においては、ワクチン接種のメリットが考えられます。
日本産婦人科感染症学会と日本産科婦人科学会は、特に人口当たりの感染者が多い地域の方、感染リスクが高い医療従事者、保健介護従事者、重症化リスクの可能性がある肥満や糖尿病など基礎疾患を合併している方については、積極的に接種を考慮することとしています。
また、妊娠を計画中の方については、可能ならば妊娠前に接種を受けるようにして下さい。既に妊娠している場合には、妊娠12週以降にワクチン接種を検討下さい。授乳中の女性については、現時点で特段の懸念が認められているわけではなく、海外でも接種の対象とされています。妊娠中の方は産科の医師と相談しながら決めて欲しいと思います。
A:7これまでのデーターでワクチンを2回接種後の感染の予防効果は95%以上あることが確認されています。イギリス型の変異株に対しても同様で、インド型に関しても2回目以降は感染のリスクを下げることはわかっています。これも順次分かってくると考えます。
A:8次の質問もよく受けますが、もう既にコロナウイルスにかかったけど、ワクチンを打つ必要があるの?・・・・コロナにかかっても重症度によって変わりますが、重症者ほと、症状が長引いた人ほど抗体は十分作られているようです。 実際にコロナウイルスに罹った人でも、時間と共に抗体価が低下して来ます。特に軽症や無症状で住んだ人は3ヶ月ぐらい経つと低下して、再感染のリスクが高まって来ます。ですので、実際に新型コロナウイルスに罹った人も、3ヶ月後をめどにワクチンを打った方が良いといわれています。
新聞や雑誌、ネットなどでもワクチンに対する危険性などを書いてあるものが沢山あります。しかし、危険性などを述べるには正確なデーターが必要で、これが発表されるのは世界的にも通用する「学術論文」です。個人的な意見をあたかも正しいと考えるならば、まずは「医学論文に投稿すべきことです」皆様方も正常なデーターを元にワクチン接種に臨んで欲しいと希望します。
・・・と言うことは「私の書いたものも違うかも知れません」ので皆様方も正しい情報を調べて下さいね😅
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コメント
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こんばんは。
放送内容と同じですが、文字にして頂くと
一層、理解できますね!
ありがとうございました。
私はまだ一回目も済んでおりませんが、
毎年、インフルエンザワクチンは接種、
肺炎球菌ワクチンも2回接種して頂き、
お陰様で無事?でした!
コロナワクチン接種前に大学病院の定期検診が
ありますので主治医にしっかりお伺いしますね!
今日はイルカさんのお歌でしたね!
弾き語りの「雨の物語」は今の季節に
ピッタリで拝聴させて頂きました。
来週も楽しみお待ちしております!
投稿: マコママ | 2021年6月23日 (水) 19時45分
こんばんわ・・・
確かに仰る通りだと思います。ワクチン接種後に亡くなった等の記事が載ればつい構えてしまいます。報道にありがちな見出しでそのことを大きくでますから、その脇に因果関係は不明と載っても、見出しの方に気がとられるんですよね。だから、記事もやはり見出しで判断せずに、しっかり全体を読まないとうまくないのですね。
俺の接種は来月半ばに決まりました。俺も高脂血症・高血圧の薬を飲んでいますので
ためらうものもありましたが、omoromachi様からも以前に助言頂きましたし、薬の処方して下さる先生からも話を伺いましたので、安心して接種を受けるつもりです。
今回も分かりやすく説明下さり有難うございました。
投稿: でんでん大将 | 2021年6月23日 (水) 20時40分
マコママさん、こんばんは。
今日もFM放送を聴いて頂きありがとうございます。今日の放送内容をまとめた記事です。 言葉で喋るより文字がわかりやすいかと思います。 ラジオをする担当としては、言葉でもわかりやすくしないといけないと日頃から反省しています😢
マコママさんは既にインフルエンザや肺炎球菌ワクチンも済まされていますので、コロナのワクチンも大丈夫だと考えています。定期受診のついでにワクチンについて主治医にお尋ね下さいね。
「雨の物語」の弾き語りはこの時期にしかかけれませんので、今日の音楽はイルカさんにしました。
来週は第5週ですので、私の弾き語り特集です。
投稿: omoromachi | 2021年6月23日 (水) 21時30分
でんでん大将さん、こんばんは。
今日の番組をワクチンについてのQ&Aにしてのは、実際に私の患者さんから「ワクチンを打って死んだ人が沖縄でも出たんですよね」と言われたことにあります。 ワクチン接種後2人死亡、因果関係不明と記載されても読者の捉え方は「ワクチン接種→死亡→危険」としか受け取りません。 誤解を与えないように報道して欲しいと常々思っています。
でんでん大将さんのワクチン接種も決まったのですね。1回目の接種から抗体は次第に作られ2回目の接種はブースター効果と言ってその後十分な抗体が出来上がると考えています。 絶対ではありませんが、現段階では95%以上発症を予防出来ると思います。早く打って安心したいですね。
投稿: omoromachi | 2021年6月23日 (水) 21時37分
こんばんは!
私は明日、1回目の接種です。
自分自身は打ちたくないなぁって思うのですが、職場の雰囲気は打たないなんてあり得ないって感じで、打たざるを得ません。
もちろん、公式には接種は個人の意思に任せるとなっていますがね。
我を張って打たないでおいて、万が一感染した場合、職場に多大な迷惑をかけると思うと、やっぱり打つ以外に選択肢は無くなってしまいます。
変な世の中です。
ワクチンよりも、インフルエンザのタミフルの様な特効薬って開発されないのでしょうかねぇ・・・。
投稿: FUJIKAZE | 2021年6月23日 (水) 22時29分
FUJIKAZEさん、こんばんは。
明日1回目の接種なのですね。FUJIKAZEさんも同調圧力に負けてしまいましたか(笑)。
私は個人的にも、是非打ったらいいと考えている人間です。友人や家族にもすぐに打ったらいいですよと答えています。
現時点でコロナウイルスの特効薬はありません。軽症でもかかってしまうと仕事も長期間休まないといけませんし、家族や職場の人にうつさないかも心配しないといけません。 もしも重症化すると、命の危険性やその後の後遺症に悩むかも知れません。
ワクチンを打ってリスクを減らせるのならやる方がいいと考えます。100%すべて保障出来る訳ではありませんが、よりリスクの少ない方を選ぶ方が理論的だと思います。 注射は痛くありません。 その後の1〜3日は筋肉痛と風邪の初期症状が現れるかも知れません。明日頑張って下さいね。
投稿: omoromachi | 2021年6月23日 (水) 23時14分
omoromachi先生こんにちは。
私の方は1回目の接種を終え、来週2回目となります。前回のコロナワクチンについても詳細に書いておられて参考になりました。今回も私どもが疑問に感じていた点を指摘しながら分かりやすく書かれていますことを心より感謝致します。
東京にいた頃はマスコミ関係の仕事を続けていましたので、先生のご指摘はごもっともなことだと今更ながら自己反省も含めて読ませて貰いました。実は私の周りでもワクチンを打った後に死亡したことで、心配をしていた同世代の方もいらっしゃいました。このブログのように私どもにも分かりやすく解説して貰えるような良質なブログがこれから増えて欲しいと願っています。
医者に述べる言葉ではありませんが、どうぞお体には気をつけてお仕事を続けて頂きたく思います。いつもありがとうございます。
投稿: 信州の隠居老人 | 2021年6月24日 (木) 12時39分
信州の隠居老人さん、こんばんは。
1回目は既に接種を終えたのですね。どうでしたか痛みはございましたか?
これまで2ヶ月余りにわたって職員や患者さんのワクチン接種をするに当たって、様々な意見がありました。 皆の意見を聞くにあたり正確な情報が伝わっていないことも感じていました。専門外ですが私の調べた範囲内で今回Q&Aの形で書くことにしました。
信州の隠居老人さんはマスコミ関係で東京で働いていたと以前書いておられましたね。 マスコミの性質上、読者の目を引くような書き方になるのは仕方ないと思いますが、誤解が出ないようにこの数字が何を意味しているのかも伝えて欲しいです。
私のブログに対してこのようにお褒めの言葉をかけて頂き恐縮です。本当に有難く思います。
忙しいことには慣れていますので、続けていけるまでは惰性で😅仕事は続けるつもりです。こちらこそありがとうございます。
投稿: omoromachi | 2021年6月24日 (木) 21時25分
先生、お疲れ様です。
いつも為になる話を、お忙しい中ありがとうございます。
実は、今、保育士国家資格の勉強をしていて…
(それで、なかなか記事アップできてないのですが(-_-;))
勉強の為に厚生労働省のホームページを見たりしています。
そこに、ワクチンがキッカケで亡くなった人が200人近くいらっしゃって詳しく明記されています。因果関係はあるとは言っていませんが、一つの「キッカケ」となってしまったことは、
真実ではないかと、私は思っています。
結局、今回のコロナのワクチン接種は、国も何かあっても、何も保障する余裕も時間もないので、皆さんが躊躇する気落ちも分かりますよね。これからどうなっていくのか、
もう少し様子を見たいのだと思います。
投稿: 由津子 | 2021年6月27日 (日) 21時14分
由津子さん、こんばんは。
保育士国家資格の勉強中ですか。大変ですがどうぞ難関を乗り切って欲しいと祈っています。
ワクチンなどの注射に関して、関連性を説くのは実に難しいことです。アナフィラキシーなどを起こしたり、注射のショックで死んだのならば関連性が高いのですが、注射を打って2週間以内に亡くなった人は関連性が否定出来ない(=因果関係不明)となるのです。
きっかけになったのか成らなかったのかも神様しか知りようがありません。
日本人で1日平均3300人が亡くなります。高齢者だけでも恐らく1日2500人が亡くなっていると考えます。老衰だけでも1日300人、不慮の事故で112人程度が1日で亡くなります・・・既に高齢者で1回以上受けた人が半数以上になると思います。 もちろん死期が近い人にワクチンは打たないでしょうが、老健施設などでも多くの高齢者がワクチンを打っています。 そのような日本に状況の中で、ワクチンの接種の有無にかかわらず多くの高齢者が亡くなっているのです。
逆に言えば、本来なら毎日多くの方が亡くなっているのに、ワクチンを打って2週間以内に亡くなる人がいなければ、ワクチンは高齢者の命を救う特効薬になります。 これは逆に不自然になるのです。
日本のワクチン行政は訴訟とのことで世界的に見ても萎縮してしまいました。それが先進国の中で接種が1番遅れた原因ともなっています。
中国などはデータを隠すのかも知れませんが、世界的な規模で行われたワクチンの状況は日々アップデートされています。現在のところ、大規模な世界的なデータを比較してもmRNAワクチン接種のメリットが随分高い分析となっています。
私は世界の医療者の情報を信じていますので、私自身も私の親兄弟にもすぐに接種を勧めています。
投稿: omoromachi | 2021年6月27日 (日) 21時52分