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2021年5月23日 (日)

世界を夢みて(243):オルセー美術館No2(マネとモネ)

オルセー美術館は外観も内装もそして、展示品も素晴らしく私の最も好きな美術館の1つです。前回はオルセー美術館が駅舎を改築して作られたことをうかがわせる部分を紹介しました(→オルセー美術館:駅舎)
今回は恐らく多くの日本人が好きな「モネとマネ」の作品を中心に載せたいと思います。
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マネ:笛を吹く少年、1866年(小さく見えますが:大きさは161 Cm×97Cmのサイズです)
私に取ってマネの笛を吹く少年には思いで深いものがあります。初めて海外に行った時にメモ帳が入った金属ケースを持って行きました。このケースのデザインが「笛を吹く少年」でした。そのメモ帳に飛行機の日程などを書き込んでいました。土日もなく病院で殆ど寝泊まりをしていた研修医時代に、この手帳を見ながら「あと何日で旅行に行けるぞ!」と気持ちを高めたものでした。この「笛を吹く少年」をみると今でも希望が湧いてくるのです😃
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{マネ:オランピア1863年}

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{マネ:すみれの花束をつけたベルト・モリゾ 1872年}

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{マネ:バルコニー、1868−1869年}

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{マネ:ロラ・デ・バレンシア1862年}

 

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{マネ:草上の朝食 1863年} 
きっと皆様方も疑問に思っている方もいらっしゃるかも知れません。「何故、男性はスーツ姿なのに、女性は裸なの?」と思いませんでしたか。 西洋絵画の歴史の中ではキリスト教の影響が強く、公衆の前で「裸の女性を描くことは」タブーであり、画壇からもバッシングを受けていました。 それが比較的許されたのはルネッサンスの時期になってからだと考えます。
キリスト教のアダムとイブの話を聞いたことあると思います。イブは一糸まとわぬ裸で登場します。聖書にそう書いてあるのですから誰もイブを裸で描くことには非難できない訳です。神話で出てくる女神も裸で描いても大丈夫でした。 ですから絵画や彫刻でもイブや女神は裸でもOKでした。 そのために西洋絵画で女性の裸婦像を描いても、これは「女神である」とか「神話の中の世界」などと言い訳をして(確信的な詐欺をして?)堂々と公開することができたのです。
改めて「マネ:オランピア1863年 」の作品を見て欲しいのですが・・・どう観ても現実世界の裸の女性ですよね(「オランビア」とは当時のパリの娼婦の通称)・・・この時期に「マネ」は神話ではない現実の裸の女性を描くことで、当時の画壇にセンセーションを起こしたのです。マネはその当時の批評家達から「不道徳で、なんと下品なやつ」と罵られたとのことです。それに対して何故誤魔化す必要があるのかと反論したそうです。・・・まあ気の弱い世の男性諸君も裸の女性の写真を眺めているのがばれたら「これは神話の世界の話」と言い逃れしましょう(・・・無理か😅)

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{モネ:草上の昼食 1985〜1986年}

今度は「モネ」ですよ「マネ」ではありませんよ・・・ついてきて下さいね(笑)。クロード・モネ(1840〜1926年)とエドゥアール・マネ(1832〜1883年)は同じフランス生まれの印象派の画家ですが、マネの方が印象派初期の大先輩となります。マネが比較的しっかりとした輪郭で描いたのに対して、モネは光の効果や時間的変化を淡い色使いとして作風となっています。
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{モネ:(左を向いた)日傘の女 1886年}

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{モネ:(右を向いた)日傘の女 1886年}
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{モネ:青い睡蓮 1917〜1919年}
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{モネ:睡蓮の池、緑の調和 1899年}
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{モネ:ジヴェルニーの庭園1900年}

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{モネ:ロンドン、霧の国会議事堂 1904年}
日本人は印象派の画家達が好きな方が多いと言われています。日本の浮世絵が印象派に与えた影響は大きかったと言われています。もしかしたら印象派の作品は浮世絵と重なって日本人の心の中に入りやすかったのかも知れません・・・まあ、私には分かりません😅

2019年の旅行では行きませんでしたが、モネの有名な「睡蓮」の作品群を収集したオランジュリー美術館については後ほど載せたいと思います。

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コメント

こんばんは。
オルセー美術館は見応えございますね!
「笛を吹く少年」には思い出も一入でしたね?
こちらは国立西洋美術館でも観ました。
写真を撮っても良かったので私達も同じ画像を
撮りましたが、マネの「ロラ・デ・バレンシアとバルコニー」は
見逃していますね?
出かける前に「カトル・ミュゼ」を取り寄せましたので、
予約済の入口から入場出来ました。
続きを楽しみにお待ち申し上げております。

院長先生、お陰様でワクチン接種の予約出来ました!
一回目が7月7日で二回目は8月6日です!
副反応など起きないように今から少し?気がかりです〜!

こんばんは〜
舞子もオルセー美術館で沢山の
写真を撮りました。友人達と
一緒のツアーでしたので有名な
絵画と一緒に写真もね💕
写真を撮ってもこのまま😅
このブログは勉強になります。
女性の裸の描写に違和感があり
ましたが、女神やイブを描いた
と無罪放免?されたのですね
舞子ももう一度旅行の時の写真
を見返しています。
もう少し丁重に写真を観ながら
勉強したいと思いました
いつもありがとうございます💋

マコママさん、こんばんは。

「笛を吹く少年」は初めての海外旅行で持って行ったメモ帳の表紙に描かれていました。今の研修医では考えられないような、超が2乗付くほどのブラック企業?でした。土日なく毎日朝の6時から24時まで働き、週2〜3回は当直でした・・・本当に今ではあり得ない状況でした。

展示品が多いので、私も見逃しているものも多くあります。時々この絵を目当てに出かけても、貸し出し中の場合や展示されていない場合もあるようです。

ワクチンが予約出来てよかったですね。まだ時間がありますので、十分に対策をして下さい。副反応は起こりますので、初めから発熱などに備えていた方がよいと思います。頑張って下さいね💖

舞子さん、こんばんは。

卒業旅行でしたでしょうか? 友人達と出かけたのは一生の思い出になるのかも知れません。 私自身は写真に撮ることは殆どありませんが、最近の若い人達は、熱心に自分を入れて撮られていますね・・・まあ若く可愛いお嬢さん達(舞子さん達)はインスタでも映えると思いますが、禿げたオヤジ(私)は勘弁してよって言う感じです😅

西洋絵画で突然裸の女性が描かれますが、一応女神ですので、そのつもりで観るようにしております😊

旅は終わった後も楽しめますので、もう一度旅行の写真を見返すと楽しめると思いますよ。いつもありがとうございます💖

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