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2021年5月30日 (日)

世界を夢みて(244):オルセー美術館;ゴッホ作品

このブログの記事をまとめたホームページを作りました。見て頂くと嬉しいです😃( ニライの夢https://dreams-nirai.com

フラン・パリの旅行はこれまで3回出かけたことはありましたが、いつも短い滞在ですのでもしも生きている間に時間が作れたらノンビリとパリを散策したいと願っているのですが・・・パリは色々な魅力に溢れています。 その1つに美術館巡りがあります。美術館の中でもオルセー美術館は大好きな美術館です。

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パリ・オルセー美術館は昔の駅舎を改造して作られた美術館で外装も貯蔵作品も素晴らしい美術館です。ルーブル美術館のように年から年中混んでないのも魅力です(笑)。
前回のブログでは「マネ」と「モネ」の作品を主に載せましたので、今回はオルセー美術館の「ゴッホ」の作品を記載します。(→オランダのファン・ゴッホ美術館



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L'église d'Auversオヴェールの教会(1890)

パリ郊外にある村のオヴェールの教会を描いた作品で、ゴッホの晩年の作品群の特徴であるうねるような絵の具の重なりを観ることができます。数奇な運命を辿ったゴッホが人生の幕を閉じたのもこの村でした。

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La chambre de Van Gogh à Arles:アルルの寝室(1889)

アルルの寝室の平面的な構図はゴッホが浮世絵に傾倒していたことを伺わせる作品でしょうか? 遠近法よりもシンプルな線で大胆に配置された窓枠やドア、飾られて絵など大胆な線の使い方を観ても浮世絵から影響を受けた感じたします。
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ゴッホ:ローヌ川の星月夜 1988年
ゴッホはひまわりなどの自然の花を描くことにも情熱を燃やしますが、もう一方で夜の光の表現にも興味を持ったと記載されています。弟のテオに宛てた手紙の中でも「夜は昼よりもずっと色彩が豊か」と書いていて、夜の光を表現するかも研究したようです。ひまわりのシリーズもいいのですが、オランダのクレラー・ミュラー美術館にある「夜のカフェテラス」と並んで好きな絵の1つです。
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Hôpital Saint-Paul à Saint-Rémy-de-Provence:ゴッホ:サン・レミのサン・ポール病院(1889)
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Potrait de l'artiste画家の肖像(自画像)(1889)

この自画像の背景の大気のうねりがゴッホの特長の1つでもあります。代表作の「ひまわり」シリーズもそうですが、この厚塗りのうねりは観る側に作品中の人物や花が放つ生命のうごめきが伝わってくるかに感じてしまいます。

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L'Arlésienne(Madame Ginoux)アルルの女(ジヌー夫人)(1888)
素人の私からみてこの作品はゴッホ独自のうねるような絵の具の重ねがこの作品には余り目立ちませんでした、黄色の色はやはりゴッホでしょうか?

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シエスタ:1890年
この絵の感じを観たら、ミレーを思い出すと考えます。ゴッホはミレーに尊敬の念を描いていたと言われていますので、ミレーの作品を元に描いたのかも知れませんね。この時期のゴッホは精神的なことで入退院を繰り返した時期でした。しかし精神的に落ち着いた時には絵を描いたと言われています。ゴッホは安らぎを求めていたのかも知れません。
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コルドヴィルの藁葺き屋根の家:1890年
この作品も1番上の作品と同じオヴェールの風景を描いた作品です。特に晩期のゴッホの絵には建物、木々、そして空もが曲がったうねりのある作品が多いのです。彼の精神的な不安定さが作りだした作品かも知れません。


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Dr Paul Gachet : ガシェ医師の肖像<第2バージョン>(1890)
この「ガジェ医師の肖像」には実は2つのバージョンが存在します。同時期ですが第1バージョンを描いた後で、これを元に殆ど同じ構図の第2バージョンを描いています。これはゴッホが肖像画本人の医師の「ガジェ」氏に寄贈しています。ガジェ氏の死去後遺族からフランス政府に寄贈されて、オルセー美術館に展示されています。第1バージョンについては実は日本にも一時あったのです(詳細は来週記載予定です)。
オルセー美術館にあるゴッホの作品群で気づいたところがあるでしょうか? 殆どは彼が亡くなる後半の作品です。 この時期の作品はゴッホの担当の精神科医の「ガジェ医師」とその遺族によってフランス政府に寄付されたものが多いそうです。
改めてゴッホの作品を眺めると写真では表せない油絵が私達の感性に衝撃を与える力があることを考えてしまいます。美的感性のない私でも余韻に浸りたくなる絵が多いのです。
思わずこのようなポスターを作ってみました。早く旅行に行きたいよ〜
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次回はオルセー美術館のルノワールの作品を紹介したいと思います。

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コメント

こんばんは。
(個別の案件についてメール頂き感謝致します)
このように並べて頂くとゴッホの絵の素晴らしさが再発見できました。私も30年まえのオルセー美術館などでゴッホの絵を見た時のことを思い出しました。絵の具の塗り重ねた自画像のうねりに狂気を感じたことがありました。 世界中の人々を引きつけるゴッホの絵は写真では表せない表現だと感じます。

文面の中でミレーの絵に繫がる「シエスタ」を描かれていたことは全く知り得ませんでした。本当にゴッホは安らぎを求めていたのかも知れませんね。

最近は「ニライの夢」を楽しませて貰っています。読みながらますますomoromachi先生に魅了されています。 沖縄県でコロナの流行が大変な事態になっている中でこのように定期的にブログをアップされて頂き感謝致すと共に、こらからの活躍をお祈り致します。

こんばんは。
お部屋のお片付けは終わりましたでしょうか?
お疲れ様でした。

ゴッホ!昔はあまり好きではなかったのですよ!
上野の博物館で昔、ゴッホ展があり、
友人達と出かけました。
まず最初に黒の時代の絵が並んでいて、わ〜暗い!嫌だな!
の印象が強かったのですよ。
アムステルダムのゴッホ美術館へ行き、
あ~このような優しい色合いも沢山描いているのだと気づき
クレラー・ミュラー美術館でも素敵な絵に出合い、
オルセー美術館でも〜!すっかり好きになった次第です。
我ながら何と美意識に欠けていたのかと。。。
院長先生のご説明が実に素晴らしいですね!
最後のコラボ!も楽しいです。

ルノワール!大好きです。
楽しみにお待ち申し上げております。

信州の隠居老人さん、こんばんは。

少し個人的な内容でしたので、ブログのコメント欄ではなくて勝手にメールに返事を入れさせて貰いました。
今日の記事のようにゴッホの作品をまとめながら眺めていると、改めてその素晴らしさを感じることが出来ます。 子供の頃より絵を描くことが苦手な私としても、写実的な表現を超えた先にゴッホの絵はあるように感じます。

ゴッホの絵が日本の浮世絵の影響を受けたことは知っていましたが、ミレーの作品からも影響を受けたことは知りませんでした。オランダのファンゴンゴッホ美術館でゴッホが凄く勉強家で色に対しても研究、造詣が深かったことが判りました。ゴッホは単に天才ではなくて、自らの努力であの絵を生み出したと思います。

ニライの方も読んで頂きありがとうございます。

マコママさん、こんばんは。

部屋の片付けと言うより、パソコン回りが色々なものや、USBのケーブルなどでゴチャゴチャになっていました。今日は久しぶりに拭き掃除をしながらかたづけたのです。少しスッキリとしました😊

ゴッホの初期の作品は暗いシーンが多いですよね。フランス特に南仏のアルルに移ってからは光りに溢れた作品へと変貌しますね。

マコママさんも、オランダのゴッホ美術館やクレラー・ミュラー美術館にオルセー美術館とゴッホの作品を知れば知るほど次第に惹かれることになったのではないでしょうか? 私もその一人です。

最後は遊びで作って観ました😅。 次回はルノワールの作品を載せたいと思います。いつもありがとうございます。

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