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2021年4月11日 (日)

世界を夢みて(237):パリ・ピカソ美術館1

・ココロブをまとめた私のHPは→「ニライの夢」

ピカソの作品を集めた美術館は多く、特にバルセロナとパリにある「ピカソ美術館」は世界的にも有名だと思います。 ピカソに関しては皆様方の方がよくご存じの方も多いと思いますので、墓穴を掘らない程度に😅(まあ、写真を載せるだけでですので大丈夫でしょうが)2回に分けて紹介したいと思います。もちろんピカソはスペイン出身ですし、1895年から1904年は多感な10代をバルセロナの美術学校で過ごしていましたのでバルセロナに「ピカソ美術館」が建てられるも当然です。 1900年から1904年は親友の死をきっかけに作品は暗い作風となり「青の時代」と言われています。1904年頃からはフランス・パリのモンマルトルに住み着くようになります。パリに移り住んでからは恋人も出来て、明るい作風となったために「バラ色の時代」と呼ばれています。

その後次第に彼の代名詞となる「キュービズム」の作風を生み出した行きます。私の頭では従来の2次元の遠近法の作品しか理解不能です😢 ピカソの作品は分解して解説して貰えなかればこの作風は理解出来ません。私達は今観ている画面を想像するのですが、ピカソは幾つもの角度や視点から捉えた光景を2次元のキャンパスに表現をするのですから、頭の中にスーパーコンピュータが入っていたのかも知れません。


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ピカソ美術館(パリ)はパリ三区にある国立の美術館で、17世紀に塩税徴収官の邸宅であったことから「Hôtel Salé(オテル・サレ、塩の館)」と呼ばれるそうです。歴史的建造物としてパリ市が購入し、改修後1985年からピカソ美術館として開館となっています。

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パブロ・ピカソ(1881〜1973年)はスペインのマラガで生まれて、大半をフランスで制作活動をします。91歳の長寿で比較的若い時代から認められた数少ない芸術家の1人かも知れません。
美術館に入ると、彼の多才ぶりがみて取れます。ピカソは生涯において油絵と素描で1万3500点、挿絵が3万4千点、版画が10万点、彫刻と陶器を300点も残しています。なんと最も多彩な芸術家として「ギネスブック」に登録されているとのことです。

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エントランスから中に入ると、ピカソの制作活動の大きな写真が展示されていました。情熱的で活動的だったピカソは多くの恋をして最後までエネルギッシュだったことが伺えます。
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2018年、2019年のピカソのポスターだけでも多数あり、今でも世界で絶大な人気を誇っています。
Th_la-baie-de-cannes-cannes-19-avril-195
この絵は初期の作品と思いましたが、以外と晩年の作品だったのですね。南仏カンヌの海をテーマにしているのでしょうか? 交流のあったマチスの影響が見て取れるような気がします。


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この作品になると、私がイメージするピカソのキュービズムの作品だと分かります(構図などはなんとなく有名なゲルニカに通じるものがあります)
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流石に昔の豪邸を改造して作っただけあって、2階に上がる階段も豪華です。

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この作品もピカソの青の時代の代表作でしょうか? 1901年に起きた友人の自殺も彼の心の暗い影を落として、しばらくは暗い青を基調とした作品が描かれています。 その後パリに移りしばらくすると作品にも変化が現れます。
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上の2作品は暗い青の時代を終えたのでしょうか、色も鮮やかで、楽しげで生命観に溢れる作品となっています。作品からピカソの嬉しさが溢れ出しています。
ピカソ美術館はかなり多くの展示がありましたので、次回有名どころの作品を紹介したいと思います。

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コメント

こんばんは。
ピカソ美術館へは行っておりませんので、
お写真ありがとうございます。
ピカソの絵画、陶器などは
何処かの?美術館では必ず出会いますね!
以前、ドキュメントでピカソご自身が
制作シーンなど観た覚えがございます。
内容はもう覚えておりませんが青と白のシャツ姿だったと思います。
続きを楽しみにお待ち申し上げております。

こんばんは〜
パリにもピカソ美術館があったの
ですね。舞子も折角パリには行き
ましたが、ツアーでしたのでルー
ブル美術館とオルセー美術館のみ
でした。スペインも行ったことは
ありませんので、これを知って
いたら、パリでピカソに出会えたか
も知れません😭
余り美術を知らない舞子でも
自画像と最後の作品は知って
います。有名な絵画なのでしょう
ね。次回も楽しみにしています💋

先生、こんばんわ。

素晴らしいピカソの絵を、拝見しました。

私がパリに行ったのは、夫の出張で、ブリュッセルに行く時でしたので、時間が取れず
パリ見学だけでした。
シャルルドゴール空港から、即ホテルに行き、荷物を置いて、
観光バスに乗りましたが、時差ボケで眠く、バスの中で半分は寝てしまったのを
覚えています。
目覚め時は、モンマルトルの丘にいました。
凱旋門、エッフェル塔はちゃんと見て来ましたよ(笑)
何ともおそまつ旅行でした。

これからの先生のフランス旅行を楽しませて頂きます。

マコママさん、こんばんは。

マコママさんでもパリのピカソ美術館は行ったことがなかったのですね。素晴らしい美術館ですよ。

ブログで記載したように、長生きで、最後まで活動的であったために本当に沢山の作品を残した方です。その為に多くの美術館にピカソの作品はあり、私達も観察することが出来るようになっています。

私も恐らく同じと思いますが、テレビでピカソの制作シーンも観たことがあると思います。アグレッシブですよね。

いつもコメント頂きありがとうございます💖

舞子さん、こんばんは。

スペインにもありますが、パリにもピカソ美術館があります。バルセロナのピカソ美術館は幼少期のデッサンなどもあり、子供の頃から天才だったことが分かります。パリは若い頃の作品は少ないように思いました。

ツアーですと忙しいので、オプショナルか自分で行かねばピカソ美術館は見学出来ないと思います。次回もし機会があればこの美術館も留めて置いて下さいね。

私達が観たことのある作品が沢山ありました。次回も多くの作品を載せたいと思います。また観て下さいね💖

ガルボさん、こんばんは。

ガルボさんはブリュッセルにも出かけたことをコメントの中でも以前にお話されていましたね。 そのおりにパリだったのですね。
日本からシャルル・ド・ゴール空港に着いて直ぐの行動でしたら、もう時差ぼけで眠くなるのも仕方ないことです。 外国の観光地を寝て過ごすなんてある意味贅沢なことだと友人が話しておりましたよ😊

今後、美術館やモンマルトル、凱旋門、エッフェル塔もゆっくりと記載しますので、ご覧になって頂けたら嬉しいです。これからも宜しくお願い致します💖

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