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2021年3月28日 (日)

世界を夢みて(235):Sainte Chapelle Paris(2階の大ステンドグラス群と動画)

前回のブログではサント・シャペルの1階部分(下層礼拝堂)を紹介しました(→サント・シャペル1階)。どんなに時間がなくても1階だけ観て帰らないで下さいね😄。1階の入口側の両サイドに2階に上がる階段(向かって右側が昇り、左は降りてくる階段だった思います😅)があります。2階に上がるといよいよこの教会の代名詞となる全面のステンドグラスに圧倒されるはずです。

Th__20201108122801

写真だけ観てもわかり難いと思いますのでサント・シャペルのホームページより無料でダウンロード出来る案内図(↑)を載せて置きます。

Th_saintechapelle2-2
上層礼拝堂に入り奥を眺めてところです。これでもかというぐらいのステンドグラスはヨーロッパでも余り観たことがありません。


Th_a7309346
奥にはこの教会を建てた理由となった大聖遺箱を納めて場所があります。

Th_a7309345
ルイ9世は熱心なキリスト教徒で、キリストの受難に関する聖遺物(=キリストやマリアの遺品や受難に関わるもの、また諸聖人の遺骨や遺品など)の収集に努めた国王でした。中でもキリストが亡くなった時にかぶった荊(イバラ)の冠も奉納されたとのこと。 本物かどうかは分かりませんが、キリスト教に取って、イエスがかぶっていた荊の冠となると想像もつかない貴重なものだと考えます。 ルイ9世は当時の国家予算ぐらいの大金を費やした購入して、この教会に納めたのです(この教会よりもキリストの荊の冠の方がずっと高価だったことが分かります)・・・・その後この「荊の冠」はこの教区の1番権威のあるシテ島のノートルダム大聖堂に保管されることになりました・・・2019年にパリ・ノートルダム大聖堂が火災に遭います。その時にわざわざニュースで「荊の冠」は無事救出されたことが報じられたのです。それ程貴重な聖遺物なのですね。

Th_sainte-chapelle-paris12
入口側を振り向くと、ここはまた素晴らしい薔薇窓が見えて来ます。ヨハネの黙示録を描いた「西のバラ窓」です。

Th__20200922184501
Sainte-chapelle-paris23
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バラ窓の下から2階のバルコニーに出ることが出来ます。パリの素晴らしい教会の1つですので、パリにお越しの際は是非ご覧になって欲しい場所です💕
<動画も作成しましたので合わせて観て頂けたら幸いです>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(10年間このブログで書き留めた記事をまとめてみました。よろしければご覧下さい→「ニライの夢」です)

 

************

2019年9月の旅行の際パリを案内して頂いた方が素敵なインスタグラムを始めました。最新のパリの状況もご覧頂けるものと思います(ご本人にも了解を得ています)https://www.instagram.com/igo_ks/

 

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旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。
素晴らしいステンドグラスですね。
圧倒されました!
私達も各地の教会のステンドグラスを観ましたが、
これ程のは初めてです!
動画も良いですね!
臨場感があり、そこで観ているように感じました!
良いご旅行でしたね。
続きを楽しみにお待ち申し上げおります。

マコママさん、こんばんは。

サント・シャペル教会の2階の全面ステンドグラスはちょっとやり過ぎ(笑)と感じるほどの迫力です。 なかなかこれ程の面積のステンドグラスは他の教会でも見ることがないと考えます。

見学者が多いために、顔が入ってしまい動画を繋ぐことが出来ませんでしたが、どうにか動画を作成出来ました。動く方が臨場感が出ますね。

いつもコメントまで頂き本当に感謝致します💖

先生 こんばんわ。

今迄数々の教会を拝見しましたが、今回は見事なステンドグラスですね。
設計と云い色使いと云い素晴らしいと思いました。

日本にも、大浦天主堂(行った事はないですが)や
東京の麹町の聖イグナチオ教会のステンドグラスは有名ですが、
こんなにも凝ったステンドグラスを見たのは、はじめてです。

今日も有り難うございました。

ガルボさん、こんばんは。

私も全周で尚かつそれぞれが大きいステンドグラスに囲まれた教会はここしか経験ありません(もちろん大きな教会で全部を合わせるとここよりも大きなステンドグラスもあると思いますが)。凄く圧倒されました。 ノートルダム大聖堂の火災があり、こちらが人気が出たせいもあると思いますが、午前中の時間帯でしたが観光客が多く、写真や動画を上手く撮れませんでした。

長崎の大浦天主堂はその歴史的な価値と相まってステンドグラスもとても素敵です。長崎は学生時代や学会などでも時々出かける機会がありましたので数回大浦天主堂は出かけました。 東京の聖イグナチオ教会のステンドグラスは有名ですが、私は入ったことがありません。

世界は美しいものに溢れています。少しでも紹介出来ればと考えています。これからもよろしくお願いします。

こんばんは〜
なんて素敵なステンドグラスなの
でしょう・・・旅慣れた先生も
感動するほどですので、ヨーロッパ
でも有名な教会なのでしょうね✨️
動画の部分でくるりと回り、舞子も
この場所に居る気がしました。
いつもありがとうございます💋

舞子さん、こんばんは。

凄く綺麗なステンドグラスですよね。キラキラしていて凄く幸せな気分になれます😅 歴史的にも価値のある教会です。

観光客が多すぎて、沢山撮った写真の中にも顔が入り込んでいるためにブログに載せる写真は10枚程度となってしまいました。少しでも低いアングルになると人の顔がどうしても入ってしまいました。そのこともあって上を向けての動画撮影となりました。 動画は臨場感が出ますので、少しですが入れてみました。

こちらこそコメント頂きありがとうございます💖

こんばんは。

壁面がほぼステンドグラスで覆われていて圧巻ですね。
この神々しい程の美しさは、現地でご覧になったら
さぞかし感動された事でしょう。
キリストの荊の冠がこの希少な造りの教会よりも高価とは驚きです。
しかもノートルダム寺院に保管され、火災を免れたと言う
お話はとても興味深かったです。
私でしたら荊の冠よりこの美しい聖堂の方が価値があるように思いますが、
キリスト教徒にとってはプライスレスなものなんでしょうね。
個人旅行で行く機会があったら是非訪れてみたいです。
美しいサント・シャペルのご紹介、ありがとうございました。

sharonさん、こんばんは。

この教会の2階は壁面が全方向、それも下から高い場所まで覆い尽くされていました。このような教会はヨーロッパでも少ないと思います(まだ私はこのような教会は他で観たことがありません)。

キリスト教徒にとって聖遺物はどのようなものであれ、もの凄く大切にされていますし、今でもキリスト関連の聖遺物を探すことに大きな関心を持っています。キリストの荊の冠に比べたらこの教会は単に入れ物程度の価値しか持っていなかったかも知れません。私達には理解出来ませんね😅

もしもパリに出かける機会があればこの教会は日程に組み込んで欲しいと思います。

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