<ドラマを観てない人には興味ないかも知れません。これから観ようと考えている方にはネタバレになりますので注意を😀>
普段、殆どテレビを観ることがない生活を送っています。特にドラマなどは長時間連続して観ないといけませので、リタイア後でなければ観る機会はないと思っていました。以前、韓流ブームの火付け役となった「冬のソナタ」も1〜3作までは録画して観たのですが・・・その後は続かず・・・結末も知らずです😢
2020年の流行語にノミネートされていた「愛の不時着」が気になってしまいました。病院と家との行き帰りしかしない私に取って、流行語にノミネートされた単語の中で、初めて聞くような単語がずらり・・・「愛の不時着」もしかり。世の中について行けてない自分に我ながら情けなくなります。
「愛の不時着」なる韓流ドラマが気になり、ネットなどでチェック。同じ民族・国家であったも南北の朝鮮間には、世界で1番交流が難しい現実が横たわっています。北朝鮮のエリート軍人と南朝鮮の財閥の令嬢の恋物語・・・ロミオとジュリエットのレベルよりも遙かに困難な間柄・・・。ネット上の反応を見ると確かに楽しそうです。早速ネット通販でDVDかブルーレイディスクを購入と考えていましたが・・・ない(ガ〜ン😂)
調べたらNetflix(それ以外にもありそうですが)で観れるとのこと・・・悩みながらも正月の楽しみにしようと12月と1月の限定で契約(12月は無料✌️)。実は熱中して観ていたために、新年のカウントダウンも忘れ、気づいたら2021年になっておりました😄
・・・16話もあり、ビックリする程長〜い!・・・しかし、見出すとハマる! ・・・禿げたおじさん(私😢)でも1話ごとに号泣シ〜ンが何度も出てくると言う訳で・・・・この長〜い番組をハラハラ、ドキドキ、泣きながら、お祈りしながら一気に観おわりました。とても嬉しい気分で終了・・・と相成った訳でございます。(ドラマの中で語られるのですが「人がときめくのは結末を知らないからだ」と言っていましたのですでにネタバレになってしまいますでしょうか・・・済まん🙇)
・ドラマの内容が素晴らしい。あり得ない設定でも、次第に納得がいったり、色々なことが繋がってくる楽しさ。 またステレオタイプされていない内容も共感。これまでだと男性が一方的に女性を守ることや、北朝鮮の政治や生活レベルが低さなどを強調することが多かったのですが、この作品では男女がお互いに守り合ったり、生活の中で貧しくても周りを気遣ってくれる人々へのノスタルジックな共感もあり、北朝鮮の人々に対する差別意識もない、実に良く出来た最高レベルの脚本だと考えました。
・主役二人だけだなくもう1つの恋の流れを作るダン(演:ソ・ジヘ)とスンジュン(演:キム・ジョンヒョン)の二人の恋の駆け引き、彼ら、彼女らがいないとなり立たない程の北朝鮮のリ・ジョンヨクの部下4人(第5中隊)の個性ある名演技、北朝鮮の叔母さん達の生き生きした生活。もう一人の諜報員(耳野郎)の心の葛藤も私を惹きつけました。
・男性から観ても、もう完璧な理想像のリ・ジョンヒョク(演:ヒョンビン)の素晴らしさ。外見も超イケメンで強くて、優しくて、芸術にも長けて、それでいてお茶目で・・・禿オヤジでも素直に負けを認めるかっこよさです😵
・主役のユン・セリ(演:ソン・イェジン)の演技力の高さにも引き込まれて来ます・・・彼女の演技力でキュンときたり、どれだけ泣かされたか分かりません😅
・作品の中で、甘くて優しくキラキラと輝く名台詞が多く出て来ます。うなずいたり感情輸入したりしてしまいます。このドラマの流れを1番よく表現しているのが、平壌行きの列車が途中で止まってしまうシーンでリ・ジョンヒョクが将来への夢や希望を追わなくなったことに対して、ユン・セリがリ・ジョンヒョクの肩をポンポンと叩いて、インドの諺を話します。「間違えて乗った電車が時には目的地に連れて行ってくれる」と(インド映画の「めぐり逢わせのお弁当」の中では「人はたとえ間違った電車に乗ったとしても、正しい場所へと導かれる」と表現されています)・・・人生には何が起こるか分かりません。今のコロナ禍で沈んでいても、結果それが良い方向に導くかも知れないのです・・・この言葉がドラマの最後の「間違った電車に乗った。間違った電車が僕をここに連れて来た。毎朝、毎晩、僕が来たかったここへ、僕の目的地へ」二人の再会に繋がってゆくのです。
「人生で絶対に忘れてはならない人は、憎い人ではなく、好きな人だ。人を憎み続けると気持ちが荒れて自分が傷つく。君が損をするよ。好きな人のことだけを思って生きるんだ」・・・本当にそうだよなと思う。
「日々の生活に散りばめられいる小さな幸せを忘れないで」なんて最高じゃないですか? 明日から小さな幸せを忘れないように生きてゆこうと思ってしまうのです。
「隣にいなくてもあなたが寂しくないことを願う私がいつもいる」と南北境界線での別れ際の言葉もいいですね。きっとリ・ジョンヒョクからこのような言葉を投げかけてほしいと願う、女性ファンも多いかも知れません(笑)。
後半の場面で、2人が韓国、北朝鮮に別れ別れになり、再会のために開く年に1度のスイスでのコンサート。「望みが薄いのに行き続けるの」ユン・セリの母が尋ねると、ユン・セリが「会いたいと願わないと、生きてゆけないから」と答えるのです・・・禿げオヤジ号泣です・・・はやり愛は最強です✌️
・私的に残念だった点は、悪役のチョ少佐(演:オ・マンソク)とそれを追うリ・ジョンヒョクがあっけなく北朝鮮から直ぐに韓国に侵入出来たところ。もう少し工夫がほしかった。なるべく外科医の目線で観ないようにしていますが、銃創や敗血症などでの回復過程がリアルじゃない点・・・もう一点はヨーロッパ旅行が好きな私としては第1話で「スイス」が出て来た地点で、北朝鮮と韓国の男女が自由に暮らせるのはスイスが1番適任地ではと思い、最後はこの場所で出逢うのでは?とすでに予想がついた点でした。
あまりドラマを見ない私が言うのもおかしいですが、長時間視聴するに値する良質なドラマだと感じました。2〜3時間で終わる映画と違いそれだけ長い時間を共に過ごす(?)ことで登場人物に対する情報量も多くなり、感情輸入しやすくなるのもハマる原因かもしれません。何度も見返す方も多いようです。私もその一人となりつつあります。もう一度初めから、細かな部分まで見落とさないように観る予定です😊 見返すことで、このドラマに隠されたメッセージを新たに発見出来そうです。
早く日本でDVDやブルーレイディスクを販売して欲しいです。その時には流れる音楽の日本語歌詞も小さな字でもよいので画面に入れてほしいです。 音楽もまた本当に素敵なのです💖(音楽CDは既に日本で販売されていましたので、購入済みです😸。その歌詞がドラマとマッチしていて最高なのです。韓国語が分かりませんので、ドラマの中で日本語の歌詞をテロップで流したら、更に号泣すること間違いなしです✨️)。
年始年末ちょっと優しい気持ちになれました。思わず指ハートを作ってしまいそうです😏 ・・さあ、明日からは頭を切り替えて、また新たな仕事の始まりです。頑張ろって😄
<番外編>
このドラマのスイスのロケ地が昔の旅行先と重なり、楽しい思い出が蘇り嬉しくなりました。愛の不時着のロケ地を34年前に訪ねたことがありました。ドラマでの回想シーンや最後の場面の風景が懐かしかったのです。まだその当時は禿げたオヤジではありませんでした😭 この機会に昔のアルバムを取り出して写真をスキャンして取り込んでみました(当時はデジタルではなくてフイルムを現像した紙写真でした)。 スイスの旅行記の1コマにでもしましょうか😄
(カナダのロッキー山脈の氷河も後退しているニュースが以前ありました。ヨーロッパアルプスの氷河も温暖化で少なくなっているのでしょうか?)
愛の不時着のドラマを見ながら若かりし頃の旅行を思い出しました。素敵なドラマに乾杯です!
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