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サンセバスチャンを早朝に出発し、ゲルニカの街を通り、その分ガステルガチェで海の教会は時間が取れず見晴らし台までに止めて、スペインバスク地方の最大の街ビルバオに到着しました。
翌朝は早朝にビルバオ空港からパリへ向かうために、ビルバオ市内で空港行きのバス停が目の前にあるホテルを予約しました。ホテルから北に5分ほど歩くと有名なグッゲンハイム美術館があります。
まずは、ざっくりと<ビルバオの歴史>について・・・
ビルバオの人口はバスク州内では第1位の人口35万人を有し、スペイン全体でも第10位のとなるそうです。1300年頃からかつての権力者のアロ家によってスペイン北部の商業地として栄え、19世紀20世紀には近郊で採れる良質な鉄鉱石によりスペインでもバルセロナに次ぐ工業都市となり発展します。しかし戦後、鉄鋼業が衰退する中でビルバオも活力を失います。更に1983年には大洪水も起き街が大きな被害を受けることになります。その中から芸術や文化都市へと再生に向けて舵を取ります。 最初に目を付けたのが米国の世界有数な美術館グッゲンハイム美術館にビルバオにおける別館を造ることを要望し、それが通り1997年にビルバオ・グッゲンハイム美術館が開館します。その美術館作りと平行して、街の美化に取り組み、LRTや遊歩道、自動車道、公園を整備し、街自体を芸術観光都市として再生して行ったのです。この試みは大成功し世界からも注目の都市となったそうです。
・・・まあ、そのような歴史的な背景を頭に入れながら、ホテルにチェックインし、直ぐに街歩きです。ホテルを出て旧市街の中心へと南下しながら歩きました。
ホテルを出て直ぐのロータリー(Moyua広場)ですが、緑もいっぱいですし、新旧の立派な建物に道も広々として素敵な街歩きが出来そうですo(^-^)oワクワク・・中央の茶色い建物はチャバリ宮殿とのこと(後で判りました😅)
建物も歴史を感じさせますし、道も広いせいか空間が開けており、ゴミも落ちていない綺麗な街といった印象でした。
ビルバオの中心は、歴史的な街並みが保存されている旧市街(カスコ・ビエホ)と、ネルビオン川を挟んだ反対側のモダンな新市街の二つに分かれているとのことで、このまま南下してネルビオン川へと向かいました。
やはりバスク地方では最大の街なのでしょう。街が綺麗で大きいです。
サン・ティアゴ大聖堂に向かうために、Arenal橋を渡って振り向くと、ビルバオのビルバオ コンコルディア駅がみえました。綺麗な駅舎です。建築家「Severino de Achúcarro y Mocoroa」による設計(1890年)のモデルニスモ建築だそうです。残念ながら駅舎には入っていません😢
この景色は如何にもビルバオといった川と街と緑の木々の丘が見える絶景ポイントでもありました。このネルビオン川が工業都市ビリバオを支えていたのでしょうね。
橋の対岸には1890年(明治23年)に開場した、オペラハウス(アリアーガ劇場:Teatro Arriaga)が見えて来ました。ネオバロック様式の豪華なオペラ座ですが、1983年の集中豪雨でネルビオン川が氾濫して甚大な被害を出したとのことです。
何気に走る路面電車もデザインや色使いが素敵です💓
橋を降りると小さな公園に小さなバロック様式のカトリック教会がありました(1756年に建てられた教会ですので随分と古い教会だったようです)。
ポスタ通りを歩くと横に余り目立ちませんが、Plaza Nueva or Barria(ヌエバ広場またはバリア広場とも呼ばれています)の入口があります。事前にグーグルマップに入れていなければ通り過ぎる場所です。1821年から60年かけて造られた広場と建物で、新古典主義様式とのこと(私には分かりませんが😢)。 中に入るとぐるりと1周出来る通路があり、広場に面して沢山のバルやカフェなどが建ち並んでいます。疲れたら一休みするのもいいかもしれません。
更に歩くとウナムノ広場とMallonako bidarriakという坂道に出ます。ここも人気スポットですし、如何にも絵になる階段ですね。規模は違いますが、なんとなくイタリア、ローマのスペイン階段を思い出させてくれます。恋人達ならこの場に腰掛けて何時間でも話が出来そうです😀
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