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2020年9月

2020年9月27日 (日)

世界を夢みて(210): サン・セバスチャン教会群

このブログの記事をまとめたホームページを作りました。見て頂くと嬉しいです😃(ニライの夢:https://dreams-nirai.com )。
今や美食の街と世界中に有名となったサン・セバスチャンに到着後、バルがひしめく旧市街を散策すると教会が多いことに気がつきました。コンチャ湾から市庁舎の横から旧市街に入る直ぐにバロック様式のサンタマリアデルコロ教会(basílica de santa maría del coro donostia)があります。内部も綺麗な教会です(前回のブログで→http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2020/09/post-213498.html ) 

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サン・セバスティアンの守護聖人である「サンタ・マリア・デル・コロ(Santa Maria del Coro)」を祀った教会だそうで、1743年から30年程費やして建てられたとのことです。
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サン・セバスチャンの旧市街を更に東に歩くと、また大きな教会が出て来ました。後で調べたらサン・ヴィセンテ教会(Iglesia de San Vicente)だそうです。16世紀に建設されたゴシック様式の教会でサン・セバスティアンで最も古い教会とのこと。


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更に街歩きをしながら、またまた大きな教会が見えて来ました。サン・セバスティアン大聖堂Catedral de San Sebastián)です。 サン・セバスチャンの守護聖人を祀った教会が「サンタマリアデルコロ教会(一番上の写真)」でしたので、てっきりサンタマリアデルコロ教会がサン・セバスチャンで一番重要で大きな教会と思っていました。
しかしサンタマリアデルコロ はあくまで「教会」であって「大聖堂」ではありません(実はこれが大きな違いなのです)。  サン・セバスティアン教会は1953年に、この地区の一番中心となる司教(大司教)が勤める教会ということになり、ワンランク繰り上げられて「大聖堂(司教座聖堂)」という名前がついています。それ以降はこの地区のカトリック教会では一番中心の教会ということになりました(教会や大聖堂の違いの説明は→http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/88-4e57.html  )。
1989年に建てられていますので、上の2つの教会よりは新しいのですが、それでも130年以上経っています。ビルバオ教区とサン・セバスチャン教区が分離されたために1953年に格上されてこの地区の大聖堂となったとのことです。
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改修工事で1部ビニールで被われていましたが、内部は公開されていて写真も撮ることが出来たため、入ることにしました(入場料はいらなかったと記憶しています😅)。 実は1つ上の写真の左側の尖塔が写っている正面写真はサンセバスチャン在住の方より工事前のiPhoneの写真を送って貰いました(私が行った2019年の9月には大聖堂の一番綺麗な尖塔のある部分は全面とも工事現場のように被われていて残念な状況でした)。

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内部は比較的シンプルで、一瞬プロテスタント教会に入ったかのような錯覚を覚えました。

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柵で被われた奥にいくつかの礼拝堂?があり、キリストのフレスコ画が飾られています。時々ヨーロッパの教会にある個人?の礼拝堂となっているのでしょうか。
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両翼廊のバラ窓の下にはキリスト像、反対側にはマリア像がありました。

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バラ窓のステンドグラスをはめ込む枠組みが厚みがありますので、見る角度によって印象も変わって見えました。この立体感は余り見かけないち不思議なバラ窓の印象でした。

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バラ窓の下のマリア像です。
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シャコ貝で出来た素朴な聖水盤、煌びやかさよりもこのように歴史を歩んで来た形の方に興味を注がれてしまいます。純粋に祈りの場所のような気がしてネ・・・😊
そう言えば・・私の疑問の1つに色々な教会の入り口に置かれているこの聖水盤になぜシャコ貝が使われているのかということ? キリストも見たこともない南の貝が使われるのは何故? サンゴ礁の島にあるシャコ貝。 スペインなどでは昔の植民地のフィリッピンなどから、フランスならタヒチなどからわざわざシャコ貝を取り寄せて教会で使用。 当時のヨーロッパではきっと貴重であり、貝の内面は白くツルツルで水を通さないから聖水を入れるにはいいかもしれませんが、何故南の島のシャコ貝を使っているのか分からなくて不思議です。フランス語ではベニティエ(Benitier)は聖水盤と同時にシャコ貝の意味もあるとのこと・・・ますます判らん?・・・知っている人がいたら教えて😃

2020年9月25日 (金)

今週の生け花(令和2年9月第4週)

9月も後半となりました。南国沖縄でも朝晩はだいぶ涼しくなった気がします(まだクーラーは必要ですが・・)。台風12号の影響で関東から東北にかけて雨が強いようで心配となります。

今週の生け花は、煌びやかなイメージを持ちました。色々な形や色を良く組み合わせているなと感心致します✌️

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落ち着いた色合いの花器の上には色取りどりの花が咲き誇っています。色の小さな花達はよくドライフラワーにも使われるスターチアで、紫のリンドウに左側には黄色い姫ヒマワリを配置しています。姫ヒマワリは小さなひまわりのイメージだそうですが、何となく小菊に見えてしまいます。
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直線的に曲げてある細長い茎はふといです。「ふとい」は「太い」と書くのかと思いましたが「太藺」と書くそうです。「藺=イ」はイグサのことです。イグサと同様、茎は針金状となっています。生け花ではアクセントとして全体をまとめる役割もありそうです。
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この週の生け花は、光を当てた影も美しかったので、影を入れて撮影しました。来週は10月ですね✨️ 頑張りましょっと!
<花材:ふとい、レッドジンジャー、リンドウ、姫ヒマワリ、吾亦紅(ワレモコウ)、スターチア>

2020年9月23日 (水)

脊髄と脊椎は漢字(感じ?)は似ていても異なるもの

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今日のFM放送は腰痛について説明しました。これまで何度か書いていますので、最も基本的なことを今回は記載したいと思います。

脊椎と脊髄は漢字(感じ)は似ているけど全く違うこととなります。交通事故などで脊損が起こったと言うのは「脊髄損傷」であって「脊椎損傷」ではありません。脊椎が損傷されて結果で脊髄損傷になって麻痺が起こったりする可能性はあります。

私は整形外科の専門でもありませんので、言葉で書いても読む気にも起こらないと考えます(😭)のでイラストにしました。まあ・・適当に理解して下さいませ😊

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脊椎は一般的には背骨と呼ばれて、私達の体を保持して、前後左右の運動も支えています。人間を含み多くの動物は上から順に頸椎が7本(キリンさんも7本です)、胸椎が12本、腰椎が5本、仙骨5本となります。腰椎は稀に4本の方、6本の方もいます(5本が80%、6本が16%、4本が5%)。
一方脊髄は神経の束で、脳からの指令や逆に体の隅々の情報を脳に伝える役割があります。外傷やヘルニア、脊椎の老化などで神経を損傷すると痛みや麻痺の原因ともなるのです。
今日はこんなところです😅・・・ではまた

2020年9月20日 (日)

世界を夢みて(209): サンセバスチャンに到着(市内観光)No2

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コンチャ湾沿いの遊歩道を歩き、少しだけ丘を登って、旧市街へと入りました。ここは美食の街と言われるサン・セバスチャン旧市街地で有名なバルが建ち並んでいます。午後の3時頃でしたが、既にバルの中にも多くの方が入っていました。夜はもっと賑やかになります。

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旧市街に入り、丘の方向に何やら古い教会が見えてきました(私は個人的にあまり人の顔を写すのが得意ではありませんし、自分自身も撮られるのが嫌いです😅。顔が正面に見えるとその個人が分かりそうな時に写真の中に文字を入れて使っています。どうか人様の顔の上に文字を書いているのをお許し下さい)。 バロック様式のサンタマリアデルコロ教会(basílica de santa maría del coro donostia)です。サン・セバスティアンの守護聖人である「サンタ・マリア・デル・コロ(Santa Maria del Coro)」を祀った教会だそうで、1743年から30年程費やして建てられたとのこと。

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教会の時計の下には、サン・セバスティアンの守護聖人「セバスティアヌス (Sebastianus)」が、何本かの矢を射られた姿の彫刻で立っています。 セバスティアヌスは元はローマの軍人なるもキリスト教に改宗します。当時キリスト教はローマでは認められずに、彼は皇帝の命により身体中に多数の矢を射られます。それでも死ぬことはなく最後は死ぬまで殴打されて殉職したそうです。そのためこの守護聖人の像は他の教会でも弓が刺さった状態で描かれていました・・・300年以上矢が刺さった状態で立っています😢。 教会の正面の壁には沢山の彫刻がありますが、詳細は分かりません😅 

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サンタマリアデルコロ教会は突き当たりにあり、ドアが開いていて自由に入れると思ったら、一応入場料が3ユーロ必要でした。当然と言えば当然でしょうけど? 何となく開けっぱなしの感じでしたのでそう思えました。内部も外部同様に装飾が綺麗な教会でファザードも高く厳粛な雰囲気となります。主祭壇の彫刻も、更にその上の絵画も矢を射られた「セバスティアヌス(Sebastianus)」が描かれており、この街の守護聖人に捧げられた教会だと言うことを改めて実感致します。
教会の外に出ると目も眩むような明るさです。
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旧市街は細い通りに石造りの街並が十字状に走っています。この周りはサンセバスチャンの中心のバル街でもあります。今や世界中から美味しい食べ物を求めて来られる場所で、有名なお店が軒を連ねています(この時刻でバルに入ってピンチョスのお昼ご飯を食べました。バルについては後ほど記載います・・・まあ私の味覚ですので期待しないで下さい😅)
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通りを東側に歩いて行くと、横に大きな広場が見えて来ます。そこに続くアーケードは入ってみました。
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アーケードを通るとサン・セバスチャン旧市街地の中心部にある有名なPlaza de la Constitucionコンステシオン(憲法)広場に入りました。 長方形の広場はかなり広々とした場所でした。この広場は18世紀初めに作られたそうで、周囲はパルやカフェがあり、市民の憩いの場所のようです。

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かつては闘牛場としても利用されていたということで、広場を囲むテラスは、観覧席として貸し出されたのこともあったとのことです。この広場は市民に取って大切なお祭りのLa Tamborradaの開会宣言が行われるとのことです。毎年1月20日のサンセバスチャンの日の午前0時にこの広場は人で埋め尽くされ、開会宣言が行われ、多くの市民が太鼓を叩きながら街を行進するとのことです。パンプローナでは市庁舎で牛追い祭りの宣言を起こっていましたので、この広場はサン・セバスチャン市民にとっては重要な場所かも知れません(パンプローナの市庁舎は→http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2020/08/post-2f5b48.html )。
Th__20200618151803後で調べて観るとこの広場の一角の建物は以前の市役所で、現在は市立図書館として利用されているとのことです(中は入りませんでしたので詳細は分かりません)
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広場から通りに出ると、青空に映えるサンセバスチャンの旧市街地の街並です。何処をとっても絵になる光景ですね✨️
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通りを出て更に東に歩くと、またまた教会が出て来ました。後で調べたらサン・ヴィセンテ教会(Iglesia de San Vicente)だそうです。16世紀に建設されたゴシック様式の教会でサン・セバスティアンで最も古い教会とのこと。

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サン・ヴィセンテ教会(Iglesia de San Vicente)のファザードの飾りや、横にあった水道跡?は如何にも歴史のある造りとなっていました。

・・・写真も多くなりましたので、次回に続きます。

2020年9月18日 (金)

今週の生け花(令和2年9月第3週)

あっという間に9月も中旬になってしまいました。数年前からこの時期に年に1回の休みを貰って旅行に出かけていましたが、コロナの影響でこれも叶わず😂・・・仕事をするのは苦にならないので日曜日もほぼ病院に来ていますので、旅行以外に休むことはありませんでした。今年に入って休んだのは正月と連休の時の2日だけ・・・頑張った(本人だけはそのつもり)自分へのご褒美の旅行だったのに・・・コロナのバカヤロ〜💢〜😡・・・と叫んでおります😅

・・・つい取り乱してしまいましたが・・・お花にいきましょう(笑)。

今週も2階のいつもの場所に生け花クラブの皆様がお花を飾ってくれていました。今週の生け花はくっきり・はっきりと自己主張をしています。

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渋い丸い花器の上には緑は緑、赤は赤、紫は紫とそれぞれの色や形を主張した花材達が共演しています。
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斜めから見るとだいぶイメージが違ってきます。前方に花々を配置し、後方には葉材のヒバのみが使われていました。
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斜め上方から見てもそれぞれの色合い、コントラストが綺麗です。お花達はいいです、その姿を包み隠さずにみせてくれます。政治の世界もこれと同じように裏がなければ信頼も出来るのですが・・・・😸
<花材:ヒバ、ケイトウ、リンドウ、スプレーカーネーション>

2020年9月13日 (日)

世界を夢みて(208): サン・セバスチャン国際映画祭 2019年

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私がサン・セバスチャンを訪ねた2日後にはスペイン最大の映画祭、第67回サン・セバスチャン映画祭(スペイン語: Festival Internacional de cine de Donostia-San Sebastián、バスク語: Donostiako Nazioarteko Zinemaldia) 2019(9月20日〜28日)がこの地で開催されるため、その準備で街も活気づいているようでした💡

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今やスペインを代表する女優「ペネロペ・クルス」さんが今回の映画祭のポスターに使われていました。後で判ったことですが、この映画祭で彼女は生涯功労賞にあたるドノスティア賞を受賞されたそうです。彼女の映画を観たのは確か「すべての美しき馬」「コレリ大尉のマンドリン」だったと思いますが、日本でも彼女を有名にしたのはトム・クルーズ主演の「バニラ・スカイ」だったのではないでしょうか? 「ボルベール 帰郷」「それでも恋するバルセロナ」・・などなどですね。

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カンヌ、ヴェネツィア、ベルリンに並ぶ歴史ある映画祭だそうです(私は余り知りませんでした😅)公式ホームも貼り付けて置きます(→https://www.sansebastianfestival.com/fototeca/index.php  )。なるほど私も見たことのある映画監督や俳優さんが沢山出ているようです。(↑)川向こうの四角い建物がメイン会場のクルサール国際会議場・公会堂です。

日本人の作品も多く出ているようでした。調べた限りでは、三池崇史監督 「初恋」、土井康一監督「よあけの焚き火 」、是枝裕和監督「真実」、新海誠監督 「天気の子」、渡辺崇監督「ル・ショコラ・ドゥ・アッシュ 」、深川栄洋監督「そらのレストラン」、しまだちえみ監督 「ちよ」と多くの作品が上映されるようです。内容は判りませんが、個人的には是枝監督とあの大女優のカトリーヌ・ドヌーヴとジュリエット・ビノシュが共演しているのは気になってしまいますが・・・

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向こうに見えるのが映画祭のメイン会場のクルサール国際会議場・公会堂で橋の欄干もユニークで特徴的です

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橋を渡らず、反対側には歴史を感じさせるビクトリア・エウヘニア劇場があります。
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ビクトリア・エウヘニア劇場を進むと、やたら長い名前のマリア クリスティーナ ア ラグジュアリー コレクション ホテル サン セバスチャンがあります。ここに泊まれる訳ではなくて、ここを載せたのはこの映画祭の時に映画スターなどが沢山泊まるホテルだということでしたので、覗いてみることに。
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5ッ星ホテルだけあって中も本当に綺麗です。取りあえずロビーまでは入れましたが、それ以上の階に上がる勇気はなかったです😅

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ホテルの前を出るとこのような感じです。2日後には上のような感じでレッドカーペットがひかれて、映画スターや監督が歩くそうです(上の写真は実際はレッドカーベットはありません、私が写真に赤帯を着けただけの合成です)。一般の方は柵の向こうに立って身近で映画スターをみることが出来るようです。あと2日この場所に滞在できたらみれたのかも知れませんね😊・・・まあ私の場合は混雑がなくて街を楽しめたので良かったと思っていますが・・・😉

2020年9月11日 (金)

今週の生け花(令和2年9月第2週)

9月に入ると、コロナに熱中症対策、はたまた台風が押し寄せて来たりして・・・爽やかな秋のイメージから遠い生活になっています。ここらで気持ちを切り替えて、秋を楽しまねば・・・😊

 

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先週は台風やら沖縄のお盆(旧盆)のために生け花クラブはお休みだったようです。今週はいつもの場所にお花が飾られていました。今日はいきなり上からライトが当たった状態の写真を先に出しました。上品で落ち着いた感じがします。床面に落とした影も柔らかで優しいです✨️
真上にすっと伸びたストレイチア、紫色の小菊が賑やかです。
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葉材として利用されているのは山査子(サンザシ)で、よく見るとまだ青く丸い実が沢山ついています。これから赤くなると目立ってくるかも知れません。 既にピンクから赤みを付けているのはヒペリカムの実です。
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山査子の葉が黄色味がかっているために小菊の花達が際立っています。
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季節は巡り、自然界は何も変わっていないはずですのに人間世界は目にみえないウイルスで右往左往しています。これから気持ちだけでも穏やかな秋を過ごしたいですね💖

<花材:山査子、ストレリチア、ヒペリカム、小菊>

2020年9月 9日 (水)

胃ポリープ放置していいの?

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今日のFM放送は「胃がん」ついて説明をしました。胃がんについても何度かこのブログでも書いていますので、今回は胃のポリープについて解説してみたいと思います(かなり端折っていますので、医療従事者には物足りないと感じると思いますが・・・)
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まずは以前に書いたシェーマから・・・胃の壁は上記のようにいくつかの層からなっています。胃がんも胃ポリープも胃炎も胃の表面を被っている粘膜から発生します(全ての消化管について言えることですが、粘膜の悪性腫瘍が部位により口腔癌、食道癌、胃がん、十二指腸癌、小腸癌、大腸癌・・・と呼ばれるようになります)。 
今回、胃のポリープを書いたのは、患者さんから「胃のポリープを指摘されたのですが、ポリープを切除しなくても大丈夫ですか?」という質問を受けたかです。 特に大腸のポリープを切除した経験のある方はそのように考えるようです。
では、胃ポリープと大腸ポリープでは何が違うのでしょう・・・・これはあくまで確率論と私の経験論(←根拠がないということ😢)も含めてざっくりと言うと・・・
①胃カメラで胃のポリープは2%前後みつかります(私の経験では2mm程度の小さなものを含めると10%近くいます) 
②胃のポリープから胃がんになるタイプは少ない(日本ではピロリ菌関連の萎縮性胃炎から発生することが多い。逆に大腸癌はポリープ状の形態が徐々に大きくなり癌になることが多い) 
③胃のポリープに多い胃底腺ポリープや過形成ポリープは内視鏡的にみて比較的判断しやすく、検査(生検)しなくてもほぼ良性と判断がつく(勿論全てではありませんが・・・) 
④心配(怪しければ)なら生検をすれば良いし、余り時間をおかず(3ヶ月〜1年)に再度カメラを勧め時間経過をみれば良い・・・このようなことを考慮して胃のポリープと大腸のポリープは分けて日常診療にはあたっています。
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文書力のない私です😢ので、シェーマにしてみました。胃の中に飛び出す形のものをポリープと呼んでいますが、表面(粘膜面)に異常がなくて盛り上がっているものに胃の粘膜下腫瘍があります。表面は正常なため粘膜面をかじって検査に出しても診断はつきません。粘膜下腫瘍は昔は5Cm以上なら手術でしたが、今は検査を半年から1年に1回行って次第に増大するようなら、主に腹腔鏡下の胃部分切除を行って病理診断も行っています。
胃のポリープの殆どは胃底腺ポリープや過形成ポリープですので、余り癌の心配はありません。心配なら生検を行うことになります。
以上のことより胃のポリープを検診で指摘されても「様子をみましょう」と言われるケースが殆どではないでしょうか・・・😉
・・・ついでに大腸のポリープについても書きましたので、参考までに・・・

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大腸のポリープは大きくなればなるほど癌化しやすいために、5mm以上の大きさがあれば現時点で良性でもポリープの切除を勧めているのです。

2020年9月 6日 (日)

世界を夢みて(207): サンセバスチャンに到着(市内観光)No1

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今回のスペインとフランスにまたがるバスク地方の旅先は海沿いの街が多かったため、無理して内陸部にあるかつてのナバラ王国の首都のパンプローナを旅先に入れました。朝早くオンダルビアの古城ホテル(パラドール・オンダルビア)を出発し、午前中にパンプローナを散策後脇目も振らずに(笑)にサン・セバスチャンへと向かいました。

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内陸のパンプローナから車で大西洋に面したサン・セバスチャンに向かいます。バスク地方に入ると公共の標識を含めて、バスク語の表示とスペイン語の表示が並列して記載されることに気がつくようになります。

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これから向かうサン・セバスチャン「ビスケー湾の真珠」とも形容される美しい街です。最近では美食ブームもあって今では「世界一の美食の街」とも呼ばれるようです。

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味音痴の私(基本的に何でも食べられて、何でも美味しいと感じてしまう味覚で、細かな味の違いが分からないのです😰)にとっては、俄然前者の美しい街の方に興味が湧いてしまいます。

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サン・セバスチャンに到着後ホテルにチェックインの前にコンチャ湾を取り囲むような遊歩道を散策しました。上の地図の湾の周辺を歩いているのが上の写真になります。夏のバカンスシーズンには浜辺は人で埋め尽くされるとのことですが9月下旬となると疎らです。

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コンチャ海岸沿いの遊歩道を中心部の旧市街地へと進むと、右手にアルデルディエデル公園が見えてきます。子供達の遊び場もあり親子がノンビリと楽しむ光景がありました。その奥にはサン・セバスチャン市庁舎の建物が見えてきました。なんと昔はこの建物はカジノのだったそうです。優雅な石造りの建物ですが、外観の写真を撮ったぐらいで、今思えば中も見ておけばよかったと後悔しています😢

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市庁舎の横を海外沿いに向かうと次第に人通りも増えて来ます。市庁舎の奥を今度は右に進むと美食の街のバルが並ぶ旧市街へと繫がります。写真の頂上に見えるのがモンテ・ウルグルの丘にあるキリスト像が見えてきます。その周囲はモタ城という要塞があり、今でも大砲などが残っているとのことです。

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市庁舎を過ぎた当たりが砂浜の先端となりますが、ここから眺めると半球状の湾だとよく分かる光景です。きっと夏のシーズン中は人でいっぱいなのでしょうね。
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写真を撮るだけのために走って丘の中央の写真スポットまでは昇ったのですが時間がないために、後少し上のモタ城には上がれませんでした😭
今回のホテルは反対側のモンテ・イゲルドの丘にありましたので、その場所からの写真も一緒に並列して並べてみました。どちらも美しいです。もし時間がある場合には両方とも昇って楽しんで欲しいですね。心が洗われるほどの美しい景色でした💕(続く)

2020年9月 2日 (水)

免疫システムについて

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今日のFM放送は免疫とワクチンについて説明をしました。 もちろん私自身はこの分野は素人ですので、調べた範囲で話をしています。ブログには超簡単に(まあ毎度のことですが😢)解説したいと思います(また専門家からは怒られそうですが・・・)

私達の体は外界から入ってきた病原体(ウイルス、細菌、寄生虫、真菌など)を排除する高度な免疫システムを備えています。

免疫には大きく①自然免疫と②獲得免疫の2系統があります。

自然免疫とは、体の中に細菌やウイルスなどの異物(=抗原)が侵入すると、異物がなんであれ直ぐに攻撃を仕掛け排除するシステムのことです。1番単純で直ぐにやれるのは、白血球の中の好中球やマクロファージなどの食細胞と呼ばれる細胞が、異物をまるごと食べて殺す方法もその1つです

・・・こんなの観たことがない・・・そう皆様方も思うでしょう・・・・しかし怪我をして感染すると膿が出ることがありますよね・・・実はこの膿は細菌を飲み込んだ末に死んだ白血球の死骸が多く含まれているのです・・・だから皆様方も自然免疫システムを観たことがあるはずです😊

獲得免疫とは、同じ種類の「抗原」が2度目に体内に侵入すると、既に記憶されている免疫システムが反応します、これが獲得免疫です。ですので初回の感染ではこれが作動するまでには時間が罹ってしまうのです。この免疫システムを利用して、前もって抗体を作るのが「ワクチン」と言うことになります。

それでは、初回感染時と、2回目以降の感染時における免疫システムについて図を書いてみました(大雑把ですので細かいところは目をつぶって下さい😄)

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まずは初めての感染時には自然免疫システムが作動しますが、同時に抗原の情報を抗体を作るT細胞やB細胞に情報を与え、それにあった抗体を作るように伝令が飛びます。抗体が出来上がるまでに1〜2週間は最低でも罹りますので、自然免疫システムで退治出来ない場合は、感染して症状が出て寝込んでしまうこともあるのです。
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今度は同じ種類の抗原が私達の体に侵入すると、私達もバカではありません、1度痛み目をあっているのこれを記憶していて、直ぐに抗体を作りだして撃退します。その為に同じウイルスなどが入ってきても症状が出ずに済むのです。
・・ただ獲得免疫系にも、1度罹ると1生涯にわたって免疫力を維持できる(終生免疫)とある程度時間が経つと免疫力が殆どなくなるものもあるのです。終生免疫では「はしか、水ぼうそう、おたふく風邪、日本脳炎」などがあります。あまり続かないので有名なのはインフルエンザウイルスでしょうか。 それはインフルエンザウイルスが非常に多くの違うタイプがあるのも原因となりますが、ワクチンの効果も持続しないため、毎年流行期の前にワクチンを接種する必要ともなるのです。
ワクチンについても書いてみたいのですが、これ以上長くなっても疲れますので終わります😅 新型コロナウイルスのワクチンが早く出ることを祈っています💖

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