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2020年8月

2020年8月30日 (日)

世界を夢みて(206); パンブローナ(牛追い祭り)

先週、パンプローナを有名にした作家のヘミングウェイについて記載しましたが、「牛追い祭り」について追記したいと思います😃

情熱の国といわれるスペイン。確かに南西部を中心に、太陽に燦々と降り注くイベリア半島のを旅すると、スペイン人は情熱的で自由奔放で陽気な人々にであえます。そのラテン系の陽気さと同じ様に、祭りも大大的で特徴ある(日本ではあり得ないような)祭りも多く見受けることが出来ます。 そんなスペインの代表的なお祭りが「バレンシアの火祭り」「セビリアの春祭り」「牛追い祭り」の三つです。その中でも細い路地を「牛を追いかけるのか、牛に追いかけれられるのは」分からないような祭りがこのパンプローナで繰り広げられる「牛追い祭り」です。

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パンプローナの旧市街に入ると、このようなイラストや人形をみることが出来、祭りの期間でない場合でも、この街が有名な牛追い祭りの場所で在ることが分かります😀

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このようなポスターもあり、そうそう「テレビで見たことあるよね」と思ってしまいます。スペインで行われている牛追い(エンシエロ)で最も有名なものが、パンプローナで行われる牛追い祭りだそうです。パンプローナの守護聖人である「サン・フェルミンの日(7月7日)」を祝うサン・フェルミン祭の一端として行われています。
この祭りは「牛追い?」で有名ですが、もともとは、その日に闘牛で戦う牛を闘牛場まで移動させることが始まりとなっていたのです。 それがいつの間にか牛の前を走るお祭りに変化しました。過去に死者が出ている危険なお祭りですが、18歳以上であれば参加することが可能です・・・上限はないのでしょうかね?・・なら私もと言いたいところですが、きっと100メートルも走ると牛に引かれてというより、運動不足による心臓発作で命を落とす可能性が高いかも知れません😢
 参加者は白い服に、首に赤いバンダナを巻き、腰には赤い紐を身にまとっています。 この赤いバンダナに関しては次のことが理由だとのことです。3世紀頃、聖フェルミンはパンプローナのあるナバラ地方にキリスト教を伝道した聖職者で、伝道を続ける途中のアミアン(南フランス)で斬首されてカトリック教会の殉教者となります。フェルミンの受難を思い出すために、祭りの参加者は首に赤いスカーフを巻いて参加するのだそうです(白い服になったのは1960年代からだそうで理由は分かりません😢)。
祭りの開会宣言は7月6日正午。人で埋め尽くされた市庁舎広場で行われます。市庁舎のバルコニーから市長は「パンプローナ市民たちよ!ビバ・サン・フェルミン!」と宣言を出し、広場を埋め尽くした参加者たちが「ビバ!」と応えると同時に1.2mの大きさのロケット花火(Chupinazo:チュピソナ)が打ち上げられ、いよいよ祭りのスターだそうです。その宣言とともに牛追いはスタートしませんが、広場ではシャンパンや生卵が投げられるとのことですので、悠長に写真を撮っていたりするとひどい目に遭うかも知れません。服が卵で汚れようがもう自分もきっと参加者の一人なのできっと楽しんでいるのでしょうね・・・一度は参加してみたいです(バルコニーから😀)

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街の中心地にはこぢんまりした、市庁舎がありました。ファザードは17世紀のバロック様式で再建されてもので、屋上には力強い彫刻像やナバーラ王国の紋章が装飾された気品ある建物です。 朝まで雨でその後晴れたためか、バルコニー前には観光客が一気に広場に出て来たようで、混雑していました。
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期間中毎朝8時から行われ、闘牛場までの約800mを荒ぶる牛とともに駆け抜けます。調べてみると、誰かが1番になるとかでもなく、牛よりも早く走ればいいというわけでもありません。己の勇敢さや度胸が試すことが目的で、全速力で走る牛の前を走ることができた人は勇者となり、名誉を得るとのことです・・・しかしそれで毎回多くの人が怪我をして、時には命を落とす人もいるのに、人間の行動は理解不能な部分もあります。だから人間は面白い生き物かも知れません😵

上の写真は両方にバルコーニーがあり、その時には見学客で人もいっぱいですが、眺めのよいバルコニーは牛追い祭りの撮影のテレビ局などで使用され、実に何百万でその為に貸し出されるバルコニーもあるそうですよ。この通りを牛と人間が走って来ます。

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街歩きをしながら、闘牛場に向かうと有名な「Monument al Encierro」があるとガイドブックにも載っていますので、iPhoneの地図アプリの指示に従いながら、進むと巨大なブロンズ像が見えて来ました。
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大迫力のブロンズ像です。他のヨーロッパ諸国では戦争記念碑のような感じのブロンズ像が多いのですが、ここでは人間と牛の戦いの場面です

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近くで見てもド迫力!、この倒れた人は難を逃れることが出来たのでしょうか? もしも私がこの祭り期間に訪れることはあっても、バルコニーからの見学で十分であります😓
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走ってきた牛はゴール地の闘牛場に入って行き、実際に午後からは闘牛として使われるとのことです。パンプローナの闘牛場の壁にも牛追い祭りが描かれていました。
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パンプローナに到着した時には雨で、傘をさしての闘牛場の写真でしたが、すっかり晴れ渡りゆっくりと写真を撮ることも出来ました。

ここパンプローナの牛追いはアメリカの小説家、ヘミングウェイの作品『日はまた昇る』や『午後の死』で有名になり、それ以降更に多くの観光客が訪れるようになったとのことです。

次回からは内陸のパンプローナから(私には余り縁のなさそうな😅美食の街)サン・セバスチャンへと向かいます。

2020年8月28日 (金)

今週の生け花(令和2年8月第4週)

来週からは9月になります。ただれさえ自宅と病院の行き帰りの生活なのですが、今年は新型コロナウイルス感染のために本当に何処にも出かけることなく過ごしています。真夏の沖縄を楽しむことなく8月が終わろうとしています。今日が金曜日なのかどうかも一瞬判らなくなるように曜日の感覚も麻痺してしまいそうです😢

 

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ハ〜アとため息をつきながら歩いていると、何時もの2階に生け花が飾られていました。「タラタラしてるんじゃネイゾ〜」と気合いを入れられた感じです。 今週の生け花は花器の前にも栗の実が落ちていました・・・この8月の暑い時期に栗のイガが成長して来ますので。今年は山の方では栗の実のつき具合はどうなのでしょうか? これからイガの中で実が大きくなって秋には収穫を楽しめるのでしょうね。 季節はコロナウイルスなんて関係なくお天道様と向き合っているのでしょうね。
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リンドウの紫の蕾、ストレリチアの鋭い赤い苞、クルクマのピンクの苞がどれも個性的的で美しいです✨️ 前後にも広がりをつけていますね。
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お花達を眺めていると、コロナウイルスで右往左往している自分が小さく見えてしまいます。季節は巡っています。 たまには外の空気を感じないと行けませんね。来週から9月です💥


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<花材:クルクマ、リンドウ、ストレリチア、栗>

2020年8月26日 (水)

熱中症と夏バテの違い

今年はコロナ禍の中で暑い夏を迎え、より熱中症の患者さんの急増が心配されます。これまでブログでも熱中症や夏バテ(http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2019/08/post-10d51b.html )について記載しました。

どちらも急激な暑い環境の中でおこりますが、この二つは似て非なるものです。 細かなことを吹っ飛ばして(笑)二つの違いについて記載します。

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熱中症とは、私たちの体の中と外の「あつさによって引き起こされる、様々な体の不調の事を言います

 一般的には周りの環境が暑すぎたり、スポーツなどで動き過ぎたりして、体温を調整できなくなったり、あるいは多量の汗による脱水や電解質異常のよる全身障害を熱中症(正確には次の4つに分類されます)と呼んでいます。

熱中症は重症度によって4つに分けており、①熱失神 ②熱けいれん ③熱疲労 ④熱射病となり、次第に重篤化し、時には短時間で死に至る病態となっています。(詳細は http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-567f.html )。

Th__20200826152201 一方、夏バテは暑さが続く中で、次第に体力が消耗され、自律神経の失調状態となり、夏の終わり頃に徐々に肉体的にも精神的にも体調不良を来す病態です。

 

「全身の疲労感」「体がだるい」「熱っぽい」「立ちくらみ、めまい、ふらつく」「むくみ」「食欲不振」「無気力になる」「イライラする」「下痢、便秘の胃腸障害」・・・・など多彩な症状、なんとなくスッキリせず体が重く感じるのが夏バテの症状となります。(詳細はhttp://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2015/08/post-75ee.html

 

どちらも主に夏の高温多湿の状態で起こりますが緊急性と生命への危険度が大きく違う点です 。

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ボクシングに例えると、熱中症はハードパンチャーの一撃をもろに食らった状態で、夏バテはジャブやボディーブローを繰り返し受けることで次第にダウンに追い込まれる感じでしょうか・・・😅・・・

2020年8月23日 (日)

世界を夢みて(205); パンブローナとヘミングウェイ「日はまた昇る」

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今回旅行先をバスク地方に決めてから、多くの場所が海岸沿いの街である中で、内陸部のパンプローナを観てみたかったので訪ねることに。この場所に興味があったのはテレビ番組などでも何度となく放映される「牛追い祭り」でした(なんで牛に追いかけられて楽しいのよって😰)。私が訪ねたのは2019年9月ですので、当然牛追い祭りの期間ではありません。

スペイン文化の1つだった闘牛は、スペインとその影響を受けたメキシコが主な開催地で、ローカルな競技だったと思います。 この闘牛やパンプローナの牛追い祭りについて、世界中に注目を浴びせたのも、アメリカ作家のアーネスト・ヘミングウェイの小説だったと言われています。

ヘミングウェイに関しては余り知りませんが、何となく、古き良き時代のアメリカのマッチョの作家のイメージが付きまとってしまいます(好きな方からは非難を浴びせられそうですが・・・余り知らないのであくまでイメージです。お人好しで、酒と女も大好きで、狩りや漁も好きな叔父さん的な存在です)

ヘミングウェイは第1次世界大戦で赤十字の輸送部隊としてヨーロッパ戦線で参戦し負傷します。その後イタリア・ミラノで治療を受け、その時の経験が小説「武器よさらば」になったとのことです。

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1923年にヘミングウェイはパンプローナを訪れた際に実際に闘牛や「牛追い祭り:サン・フェルミン祭」を見学し、その魅力に取り憑かれる事になります。その後もスペイン各地やあるいはメキシコで何度も闘牛を見学に出かけたそうです。

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余談になりますが、以前スペインのロンダの闘牛場を訪ねた時も、ここにヘミングウェイは足繁く通ったと聞いたことがありました。(スペイン・ロンダについては→http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2018/04/77-6fed.html
1926年には「日はまた昇る;The Sun also rises」を発表し、世界中からこのスペインの田舎町に観光客が押しかけるようになります。今では牛追い祭りは世界中に配信されることにもなったとのことです。

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パンブローナの巨大な闘牛場の入口にはヘミングウェイ胸像がおいてあることより、パンブローナ市民にとってもヘミングウェイは親しみのある作家なのかも知れません。

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闘牛場からほど遠くない街の中心にヘミングウェイがパンプローナ滞在時に定宿としていたHotel de Perlがありました。今回パンプローナで宿泊の予定はないため、パンプローナのホテルのチェックは全くしていませんでした。今調べて観ると、1881年創業の洗練されたホテルのようです。こだわりの強いヘミングウェイが愛したのですからそれなりの値段もしたのでしょうか😀
余りヘミングウェイのことを知らないのですが、事前に調べたところでヘミングウェイが通ったバーがあるとのことでしたので、その場所も覗いてみました。

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パンプローナの街の中心部、カスティーリョ広場(Plaza del Castillo)に面しているヘミングウェイの通った老舗カフェがあります。

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右の建物の奥に入口があります。カフェ・イルーニャ(Cafe Iruna)が1888年より創業しているこの老舗のカフェです。入口もシックです。
店内はその歴史を感じさせるレトロな内装で素敵ですが、観光客が多いのでしょうか? 昼前からいっぱいでとても綺麗な内装は写真に納めることが出来ませんでした😢

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ただ私が行きたかったのはこのフロアではなくて、奥にある、ヘミングウェイが通っていたバーなのです。今では彼がいつも座っていた場所に銅像が建てられています。大人の雰囲気のバーでなるほどお酒好きなヘミングウェイが入り浸りだったことも分かります。
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部屋の中には当時の写真なども飾ってありました。今ではヘミングウェイの部屋とでも言う場所なのでしょうか?  店内は食事でなくてもコーヒーヒーやケーキもありますので時間があれば入ってこのゴージャスな雰囲気も味わって下さい。店員さんに断る必要があるかどうかは分かりませんが(私は一応入って写真を撮ってもいいかは了解を得ました)、是非この部屋も覗いて下さいね。
あまりヘミングウェイのことを知らない私ですが、思わずヘミングウェイの後を辿った気になりました。まあ私にとってはヘミングウェイは「武器よさらば」の原作者との記憶が強いです。なんたってイングリッド・バーグマンが可愛かったので記憶に残っている作品です😓

2020年8月21日 (金)

今週の生け花(令和2年8月第3週)

沖縄県では今日も新型コロナウイルス感染症の新規発生者が30名となり、僅かに減少傾向にありますが、それでも人口比で第2位の東京都の2倍以上の発生患者数となっています。また新たに男女2人の死亡者も出ています。まだまだ怖い状況が続いています。

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今週もいつもの2階のスペースにお花が飾られています。ありがたいことです。 三密を避けて部屋も開けっ放しでのクラブ活動と思いますが、徹底した感染予防策を講じて行って欲しいと願います。 今日は、斜め上からの写真を下段の部分を最初に載せてみました。2つの花器を配列して奥行きを出しています。ハランやモンステラの青い葉材が無骨で力強さを与えてくれます。

 

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何時ものように正面からの全体像では上方に伸びるグラジオラスやカーネーションが印象的になります。硬い花器と大柄な葉材に細かな花々の対比が面白いです。
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右斜めで観ると、二つの花器にそれぞれいけられていることがよく判りますね。左右で観るとだいぶ印象も異なってきます。

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上から光が当てた状態だろ、キラキラと輝いて見えましたので、モダンな色合いの額に入れてみました。これも素敵です。生け花は色々な楽しみ方があるようです💖
<花材:ハラン、グラジオラス、カーネーション、ヘリコニア、モンステラ>

2020年8月19日 (水)

コロナ禍の夏

昔、夏休み期間中、素晴らしい時間を過ごしました。キャンプをしたり、釣りをしたり。小学校では夏休みのラジオ体操後には仲間と集まって今日どのように遊ぶのか集合時間を決めて、それぞれの家庭で朝食を取るために戻ります。その後再集合です😃 夏休みの宿題を泣きそうにしながらやる最後の数日間を除いて勉強のことは一切考えることなく遊び一直線でした。

当時はスマホもゲームもありませんので「遊ぶこと=仲間と集う」ことですし、多くの家庭で兄弟も多くいますので遊ぶにも同級生だけでなく上のクラスも下のクラスも皆一緒に遊ぶことに。 人がいないと遊べませんので、農家の同級生が仕事している時は少しでも時間を作るために一緒に手伝いをしたり、小さな子供達と遊ぶ時には彼らの体力に合わせてかけっこなどをする訳です。 自ずと周りの環境に合わせて自分の立ち位置も見極めることが出来ました。 そのことは今の子供達より人間形成には非常に役に立った経験だと考えます。

中学、高校ではより仲間との密接な時間を過ごしました。スポーツをして仲間と語り合い(勉強も殆どせず😅)、人生最高の時期を謳歌しました。 少なくても私に取ってはあの時期の1年は大人になってからの10年に匹敵する濃厚な時間だったのです。

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コロナウイルスに対しては医療をしている立場ですので、感染を防ぐために密な状態をつくって欲しくないと希望しています。しかし早々と春の甲子園が中止になり、夏の甲子園も中止と決まった時には子供達のことを思うと非常に辛いことでした。それ以外の高校生達のスポーツやイベントも中止になり、特に今年、高校3年生の彼ら・彼女らのことを思うとどんな形であっても記念になるイベントを開催して欲しいと願っていました。 

甲子園で1試合だけの交流試合が行われたようです。これを主催した関係者には本当にお礼が言いたいです。子供達にはきっと一生の思い出になり、今後の人生に大きな影響を与えてくれたと考えます。 参加せずとも彼らの活躍を応援した子供達にも夢や希望を与えてくれたと感じます。本当に輝いた時間を手に入れたと思います😃

一方、コロナ禍で子供達の「貧」や「困」も更に厳しくなっている状況とも伺っています。私の子供時代と違い、周りの大人達が地域の子供達に目配せも、関心もなくなっていて、子供も親も孤独になっています。どうかこの時代に見捨てられないように皆がコロナ時代の不自由な中でも輝ける子供達の社会を作って欲しいと祈っているのです。

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<禿オヤジから若者達へのメッセージ> どうか、子供達、夢をあきらめずに耐えて欲しい。人生では耐える時間も大切。楽しいだけの人生を送っては本当の幸せも見えてこないのです。苦しみもがくことでまた1歩成長するのです。二度と訪れない大切な青春時代です。希望を捨てなければ明日は必ず訪れます。コロナ禍で迎える若者達にエールを送ります。

2020年8月16日 (日)

世界を夢みて(204); パンプローナ(Pamplona)観光No2

パンプローナ(スペイン語:Panplona、バスク語:Iruna)観光の続きです

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パンプローナはスペイン、ナバーロ州(スペイン語:Navarra バスク語:Nafarroa)の中央に位置して、パンプローナ盆地と知られる円形の谷の中にあるとWikipediaには記載されていました。ナバーロ州はスペインのバスク地方に与えられた自治州の1つで1県1州として認められているとのこと。

海に近いオンダルビアからパンプローナに向かう時に丁度雨も降っていましたし、緑の山々を抜けて来ました。私がこれまで3回訪ねて来た南部や中央部の乾燥したスペインとは気候もそしてイスラム文化を感じないなど全く違う感覚でこの地を捉えていました。

パンプローナは盆地ということもあるのでしょうが、年の平均気温が1月が1番寒く9.1度、8月が28.3度と最も暑くなります。降水量は平均で25から75mm/月で、湿度は年間を通して、57〜78%と書いてありましたので、かなり湿潤な気候のようです。やはり他のスペイン地域とは違うような気がします。

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今回の旅行で初めての傘の出番でしたので、雨に濡れないで済むパンプローナ大聖堂を先に見学していたら、出る頃には雨も上がって、次第に青空が拡がってくるようでした。

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パンプローナは中世の頃はナバラ王国の首都として栄え、旧市街地はやはり他の地域同様に硬い城壁で守られていました。旧市街をこのような城壁が取り囲んでいます。このような状況を見ると、中世までは戦争の繰り返しで領土を広げたり奪われたりしていたのでしょうね。

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大聖堂から北に向かうと見晴らし台があり、そこから階下の新市街地を臨むことが出来ます。遠くにフランスとの国境をなすピレネー山脈の山々の峰が続く、盆地であることもよく分かります。

Th__20200503165801城壁から再度門をくぐり、旧市街地へと入りました。いかにも歴史のある建物が続いていいます。
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その中の家の玄関の上に、枯れかけた草のようなものが飾られています。バスク地方でよく見かける事になります。この枯れたような花はバスク地方の標高の高い土地に生息する”EGUZKILORE”エウスキロレ(チャボアザミ)と呼ばれる花で「太陽の花」とも呼ばれているそうです。神話の中で、昔人間は暗闇で生活をしており、常に魔物に襲われる事がありました。それで女神Amm Lurに助けをもとめ月を最初に作るも、効果が薄いため更に人間は嘆願します。すると女神は太陽を与えます。昼は太陽が昇っていることで魔物は現れません。しかし夜になると太陽が落ち魔物が出没するようになります。更に人間は女神に嘆願します。それでは太陽に似たこの美しい花を人間に与えます。これは太陽の代わりとなり、魔物を寄せ付けない効果がありました。その為、バスク地方の人々は年に1回は高山まで登り、この花を持ってきて、玄関先に飾るようになったそうです。現在もこれを玄関扉につけることで魔除け、病や天災避けとして使われています。

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1年に1回しか咲きませんので、高山に咲いてある花は今回の旅行でも写真に撮ることは出来ませんでした。ネットで検索したら、本当にアザミのような葉の中にヒマワリが咲いているような植物でした。著作権がありますので載せることが出来ませんでしたので、イラストを描いてみました(当たらずとも遠からずぐらいです😢)

 

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先に旧市街地を突っ切ってパンプローナの南西部にある城壁公園に向かいました。城壁と堀の後が広大な公園として整備されその先にパンプローナのバスターミナルがありパンプローナの玄関口ともなっています。何となく日本の五稜郭のような感じがしました。城塞公園(Parque de Ciutadella)には、16世紀にフィリップ2世により建設された城塞跡が残されていました。
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本当に広々とした公園として、人々の憩いの場にもなっている様ですが、1つ上の模式図がなければ全体像は全く掴むことは出来ません。
Th_a7308342散策しながら元来た道が迷うほどの広々とした公園として整備されています。パンプローナは歴史ある建物が密集する市街地の中にこのような大きめな公園が幾つかありました。はやり色々な意味で余裕があるのでしょうね。
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緑の多かった公園から、入って来た城門と違う場所の城門から出て来ました。続いては、旧市街地の中の散策を進めたいと思います。

2020年8月14日 (金)

今週の生け花(令和2年8月第2週)

沖縄県における新型コロナウイルス感染症の新規発生者数は人口比において東京の2倍以上の蔓延状態となって来ました。対策を講じている救急医療機関や慢性期医療機関、介護施設などでもクラスターが発生する危険な状況となっています。患者さんの急増により感染指定病院などの感染者を受け入れる病床も満床になり、ホテルへの収容も出来ない軽傷者や無症状者が自宅待機を余儀なくされています。見えない敵との戦いはこれからが正念場となり、このような波が何度も訪れることも予想されています。

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このような状況の中で生け花が飾られていました。生け花クラブの活動場所も人数を制限し、ドアを全面開け放しの状況で感染対策を講じて行われているようです。今回の生け花は丸い白い花器にストレリチアの野性的な茎が真っ直ぐと伸び全体の構図を決めています。
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横から見ると、ストレリチアが後方に向き、カーネーションが前方に伸びているのとが分かりました。中央にある紫の可憐な花はランの一種のデンファレです。もともとのランの原種をもとに交配して出来たのがデンファレだそうで、色も模様も沢山の種類が出回っているとのことです。
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頂上からライトを当てると影が映し出されて、また違うイメージですね。毎日、祈りながらの診療が続きます。
<花材:ストレリチア、ツルウもどき、カーネーション、デンファレ、千年木>

2020年8月12日 (水)

慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease=CKD)について

今日のFM放送は尿検査と腎機能について話をしました。外科医の私に取っては専門外ですが、調べた範囲内で説明をしました。ブログには「慢性腎臓病」について記載したいと思います。

腎臓は左右の後腹膜に握りこぶし程度(片方で150g)の臓器として存在します。1個の腎臓中に約100万個のネフロン(糸球体と尿細管)と呼ばれる血液を濾過する装置があり、身体の老廃物を血液の中から取りだして尿として排出することを行っています。腎臓にはそれ以外にも・体液の調整・電解質の調整・酸塩基の調節・ビタミンDの活性化、エリスロポイエチン(赤血球産生を促す)の分泌、血圧を調整するレニンの分泌などの多彩な機能があります。

急性と慢性の腎蔵病がありますが、どちらにせよ悪化して腎臓の機能が荒廃すると腎不全となり、透析療法や腎移植以外に生存することは出来なくなります。日本において腎不全になる前の慢性腎臓病の進行を抑えて、透析療法などの代替治療をせずに済むかが重要となります。

日本腎臓学会がCKDガイドラインを出して啓蒙を勧めています。それを引用して大雑把に重症度分類をまとめてみました。

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日本の透析療法の患者さんの原因では今では糖尿病性腎症が一番多く、高血圧などの生活習慣病が慢性腎臓病の原因として認識されるようになり、ドックや住民健診で早期に腎機能低下を来す人々を見つけ出し、早期介入、早期治療に結び付けようとしているのです。

素人的目線で話を進めると、腎臓を悪くする病気は沢山あります、急性もあれば徐々に進行する慢性的なものも沢山あります。治療を早くしないと解決しない疾患も沢山あります。 それでも慢性腎臓病(CKD)を重要視しているのは、現在の日本の透析療法になる患者さんの多くが自分が自覚するかしなかったかは別として、慢性腎臓病が悪化することで腎不全となってしまうことです。

上の図で分かる様に糖尿病に関しては尿の検査においても糖尿病性腎症を早めに見つけ出すために尿蛋白の中でもアルブミン尿の検出を推奨しています。以前より尿蛋白と尿潜血が同時進行で起こると腎臓病の可能性が高いと言われていました。だたし尿潜血は尿管結石や膀胱炎などでも起こることがあることより腎障害を早期に発見するためには尿蛋白(尿アルブミン)をより重要視したのです。

採血に際して腎機能をみる従来の検査はBUN(ビー・ユー・エヌ)とCr(クレアチニン)でしたが、これは腎機能がかなり悪化してから初めて上がるために、現在では腎臓の予備力を示す検査としてeGFRを用いるようになっています。このように採血と検尿を組み合わせることで抜け落としがないようにしているのです。

この慢性腎臓病の段階を少しでも進行を防いだり維持することを目的により早期に腎臓病を見逃さないことが重要なのです。皆様方も健診などで検尿や血液検査で異常を指摘されたら、無視せずに(笑)医療機関を受診されて下さいね。

 

 

2020年8月 9日 (日)

世界を夢みて(203);パンブローナ観光No1(パンプローナ大聖堂、

オンダルビアからサン・セバスチャンに行く前に、牛追い祭りで有名なパンプローナに寄ることにしました。

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フランスバスクのバイヨンヌ、スペインのオンダルビア、これから向かうサン・セバスチャン、ビルバオと海沿いの街に宿泊となっていますので、内陸のパンプローナも訪ねた方がよいかと思い決定しました。

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内陸部のパンブローナに向かうと、雨が多く急峻な山もあり、私がこれまで来たスペインとは明らかに違う風景がありました。建物がなければ日本の山道を走っているように思える程、似た光景でした。スペインはこれまで3回訪ねたのですが、乾燥した大地に灼熱の太陽、イスラム文化を色濃く残すのが所謂スペインだとイメージしていました。しかしスペイン北部の大西洋側は降水量の多い湿潤で木々が生い茂り、グリーンスペインと呼ばれています。南のイスラム文化が色濃く残すスペインとは違うスペインがここにはありました。

パンブローナはスペイン・ナバーラ州<ムニシピオ(基礎自治体)>の州都で、かつてはナバール王国の首都そして19万の人口を有する都市だそうです。私達にとっては毎年7月6日から14日に行われるサン・フェルミン祭の「牛追い」有名かも知れません。アーネスト・ヘミングウェイの長編小説「日はまた昇る」の主な舞台として名前を知っている方も多いかも知れません。

Th__20200426213201緑の山の間を進むと、牛追い祭りで有名なパンブローナが見えて来ました。今回の旅行で初めての傘の出番です。
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街の看板などをみると確かに牛追い祭りのパンブローナに来たという雰囲気になれいます。闘牛場を通りを抜けて行くとパンプロナの旧市街地で、少し坂道を歩くとこの街のシンボルのIGLESIA CATEDRAL DE SANTA MARIA DE PAMPLONA(サンタ・マリア・デ・パンプロナ大聖堂)のツインの尖塔が見えて来ます。雨が降っていることもあり、先にこの教会に入ることに(入場料は確か大人5€・・はっきり覚えていません😅)。


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12世紀のロマネスク様式の建物を基礎に1397年カルロス高潔王によって建設が始められ、1501年に完成したそうです。天井が非常に高く開放的です。ナバーラ・ゴシック様式と書いてありましたが、詳細は分かりません😰

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主祭壇にはサンタ・マリア・ラ・レアル聖母の像が安置されています。光の関係で余り綺麗な写真が撮れませんでした(残念)。やはりマリア信仰は根強いようで、ナバーラ王国の王たちもこの聖母の前で誓いを立てたとのことです。

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祭壇の前に周りも細かい彫刻に囲まれた2つの彫刻像が安置されています。これはこの地を治めたナバラ王カルロス3世と妃レオノール・デ・トラスタマラの墓石とのことです。フランスの彫刻家ジャナン・ロムによる15世紀初めの彫刻のようです。

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1階から尖塔部分を覗くと、これまた綺麗な彫刻された螺旋階段がありました。

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中庭に面した回廊のの彫刻が細かく華奢で繊細です。この当時は円柱が細くみえる様に工夫されたのでしょうか?

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教会に入る前は雨でしたが、教会内を散策している間に、光が差してきました。光が窓枠を映し出すように、影も映える教会です。
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今回も晴れ男の本領発揮でしょうか✌️ 今回の旅行で雨が比較的多いバスク地方の旅でも、傘を差したのはこの2時間程度でした。晴れた後の教会の正面です。やはり青空の方が映える教会ですね💖

 

2020年8月 7日 (金)

今週の生け花(令和2年8月第1週)

8月に入ってもコロナウイルスの拡散が止まりません。特に沖縄県は恐ろしい状態になりつつあります。来週からは本土の方ではお盆も始まります(沖縄は旧暦で祝いますので、今年は8月31日、9月1日、9月2日となります)。家族にうつさないために帰省を我慢する方がいる一方でゴートゥートラベルは続けて各地に出かけることは推奨する矛盾に苛立ちを覚えます。 何時もながら曖昧な対応で国民は右往左往です。 医療も逼迫です。

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まあ、怒っても仕方ありません、やるべきことをしっかり行うしかありません。 こんな時に嬉しいのは、生け花クラブの皆様方のお花達です(私は生け花のことを知りませんしクラブのメンバーでもありませんが勝手に写真を撮って使わせて貰っています😅)。 今週は正面から見ると細く白い花器にホオズキの赤い苞と真っ青なカーネション、コデマリの青い葉が色鮮やかに写し出されています(くっきりはっきりです:すみません表現力が乏しいです)

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斜めから見ると、それぞれの形が極まって来ます。今年はコロナの影響で日本各地のホオズキ市も開かれなかったのかも知れませんね。寂しい限りです。

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天井部から光を当てるとまた変わってきます。今日はしっくりとした木の枠をはめてみました。優しい感じになりますね
<花材:ほおずき、カーネーション、木葉こでまり>
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私の子供の頃は沖縄では余りホオズキをみることがありませんでした。初めてその名前を知ったのはグレープ(さだまさしさん)が唄った「ほおずき」という曲でした。以前 You-Tubeに私のギター弾き語りの音楽をアップしていましたので、貼り付けてみます。よろしければお聴き下さい。何時ものように気持ち悪くなっても私は💨 💨逃げます。

2020年8月 5日 (水)

閉経後は骨粗鬆症と尿管結石、高コレステロールにも注意を

今日は夏場に多くなる尿管結石について放送しました。非常に痛みを伴うことが多い尿管結石は30〜50代の年齢に多く、女性より男性が2.5倍ほど多く罹患します。その年代の男性は特に暴飲暴食で肉類やアルコールの摂取も多く、尿酸結石の原因となる尿中のシュウ酸カルシウムが高くなる傾向があるからです。一方女性ではエストロゲンの作用により尿管結石は発生しにくい状態となるために、壮年期で男女差が出てしまうのです。

以前尿管結石につては記載(http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/post-2e4c.html )しましたので、今回は閉経後には女性も男性と同じ様に尿管結石が出来やすくなることや、骨粗鬆症、高コレステロールにもなりやすくなる仕組みを書いてみたいと思います。

女性ホルモンには大きく卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)があります。主にこのホルモンは卵巣で作られます(副腎でも作られますので閉経後エストロゲンがゼロにはなりません)。 思春期前になると、脳の中にある視床下部で性腺刺激ホルモンが分泌されて、それが刺激になって今後は脳下垂体からFSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体化ホルモン)が分泌されます。このFSHとLHが卵巣を刺激して、エストロゲンとプロゲステンが分泌されます。それによって生理が始まってきます。 20代から30代にかけてホルモンの安定期からピークに達して、一番妊娠しやすい状態となります。その後40代から徐々に落ち始め、50前後から閉経となり、一気にエストロゲン、プロゲステロンも激減します。

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エストロゲンには骨にカルシウムをくっつける作用があり、閉経後の女性は急激に骨からカルシウムが抜け出てしまいやすくなります。そのため閉経後は骨粗鬆症が進みます。骨から出たカルシウムは尿のカルシウムの増加とともに尿管結石も出来やすくなり、閉経後は女性の方も尿管結石が男性と同率で出来やすくなります。閉経後は骨粗鬆と尿管結石はセットで考えて方がいいかもしれません。

閉経後の女性は脂質異常症(高脂血症)が起きやすくなります。エストロゲンの低下により血液中の総コレステロールの増加(LHLコレステロール(悪玉コレステロール)の増加とHDLコレステロール(善玉コレステロール)の低下)が起きてきます。閉経前の女性はコレステロールが高い人は1〜2%程度ですが、閉経後は50代で11%、60代で23%、70代以降で34%となって行きます。

中性脂肪も同様に閉経前は男性よりも低い人が多いのですが、閉経後は女性の方が高くなる傾向にあります(ただしエストロゲン自体がどのような機序で中性脂肪の上げ下げに直接影響するかは不明です)。 

そのため65歳以上の女性の方は(悪性腫瘍もですが)心筋梗塞や脳卒中などの循環器系疾患にも注意が必要となります。

2020年8月 2日 (日)

さらば愛の季節(ヒデとロザンナ1977年)

コロナの影響だなんとなく吹っ切れない日々、随分とギターも弾いていないと気がつく。弦を押さえる指先も柔らかくなって、強く押さえると痛くなってしまう😢 唄いながらその歌詞の情景が浮かんで来る曲が好き。 

Th_1_20200802151301 今の時期にいいかもと昔懐かしい「ヒデとロザンナ」の「さらば愛の季節」を録音してみました。 ヒデとロザンナさんは1968年に「愛の奇跡」でデビューします。その後沢山のヒット曲を出しますが、その中で私は「さらば愛の季節」が一番好きかも知れません。 唄いながら江ノ島から鎌倉までの情景が浮かんで来ます。地図を片手に散策しているようです✨️

ロザンナさんは1967年に17歳でイタリアから日本に来ます。わたくしヒデさんには目もくれず子供の頃よりロザンナさんは綺麗なひとだな〜と眺めておりました😄 

今年はコロナの影響で江ノ島辺りもだいぶ静かかも知れません。もともと人混みが嫌いですので、湘南の海よりも、都会の喧噪を離れた北鎌倉あたりの裏道を歩くのが好きでした。

それでは久々に録音してみましたので、宜しければお聴き下さい・・・聴いて気持ち悪いと言われても・・・私は💨〜💨〰逃げます😅

 

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