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今回旅行先をバスク地方に決めてから、多くの場所が海岸沿いの街である中で、内陸部のパンプローナを観てみたかったので訪ねることに。この場所に興味があったのはテレビ番組などでも何度となく放映される「牛追い祭り」でした(なんで牛に追いかけられて楽しいのよって😰)。私が訪ねたのは2019年9月ですので、当然牛追い祭りの期間ではありません。
スペイン文化の1つだった闘牛は、スペインとその影響を受けたメキシコが主な開催地で、ローカルな競技だったと思います。 この闘牛やパンプローナの牛追い祭りについて、世界中に注目を浴びせたのも、アメリカ作家のアーネスト・ヘミングウェイの小説だったと言われています。
ヘミングウェイに関しては余り知りませんが、何となく、古き良き時代のアメリカのマッチョの作家のイメージが付きまとってしまいます(好きな方からは非難を浴びせられそうですが・・・余り知らないのであくまでイメージです。お人好しで、酒と女も大好きで、狩りや漁も好きな叔父さん的な存在です)
ヘミングウェイは第1次世界大戦で赤十字の輸送部隊としてヨーロッパ戦線で参戦し負傷します。その後イタリア・ミラノで治療を受け、その時の経験が小説「武器よさらば」になったとのことです。
1923年にヘミングウェイはパンプローナを訪れた際に実際に闘牛や「牛追い祭り:サン・フェルミン祭」を見学し、その魅力に取り憑かれる事になります。その後もスペイン各地やあるいはメキシコで何度も闘牛を見学に出かけたそうです。
1926年には「日はまた昇る;The Sun also rises」を発表し、世界中からこのスペインの田舎町に観光客が押しかけるようになります。今では牛追い祭りは世界中に配信されることにもなったとのことです。
パンブローナの巨大な闘牛場の入口にはヘミングウェイ胸像がおいてあることより、パンブローナ市民にとってもヘミングウェイは親しみのある作家なのかも知れません。
闘牛場からほど遠くない街の中心にヘミングウェイがパンプローナ滞在時に定宿としていたHotel de Perlがありました。今回パンプローナで宿泊の予定はないため、パンプローナのホテルのチェックは全くしていませんでした。今調べて観ると、1881年創業の洗練されたホテルのようです。こだわりの強いヘミングウェイが愛したのですからそれなりの値段もしたのでしょうか😀
余りヘミングウェイのことを知らないのですが、事前に調べたところでヘミングウェイが通ったバーがあるとのことでしたので、その場所も覗いてみました。
パンプローナの街の中心部、カスティーリョ広場(Plaza del Castillo)に面しているヘミングウェイの通った老舗カフェがあります。
右の建物の奥に入口があります。カフェ・イルーニャ(Cafe Iruna)が1888年より創業しているこの老舗のカフェです。入口もシックです。
店内はその歴史を感じさせるレトロな内装で素敵ですが、観光客が多いのでしょうか? 昼前からいっぱいでとても綺麗な内装は写真に納めることが出来ませんでした😢
ただ私が行きたかったのはこのフロアではなくて、奥にある、ヘミングウェイが通っていたバーなのです。今では彼がいつも座っていた場所に銅像が建てられています。大人の雰囲気のバーでなるほどお酒好きなヘミングウェイが入り浸りだったことも分かります。
部屋の中には当時の写真なども飾ってありました。今ではヘミングウェイの部屋とでも言う場所なのでしょうか? 店内は食事でなくてもコーヒーヒーやケーキもありますので時間があれば入ってこのゴージャスな雰囲気も味わって下さい。店員さんに断る必要があるかどうかは分かりませんが(私は一応入って写真を撮ってもいいかは了解を得ました)、是非この部屋も覗いて下さいね。
あまりヘミングウェイのことを知らない私ですが、思わずヘミングウェイの後を辿った気になりました。まあ私にとってはヘミングウェイは「武器よさらば」の原作者との記憶が強いです。なんたってイングリッド・バーグマンが可愛かったので記憶に残っている作品です😓
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