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2020年6月

2020年6月28日 (日)

世界を夢みて(198):パラドール・オンダルビア宿泊記(部屋を中心に)

フランスバスクの中心地のバイヨンヌから国境を越えたスペインのオンダルビアへのアクセスが難しそうでしたが、結果的にはあっさりと解決→http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-f666c7.html

フランスのアンダイエ駅から国境を越えてスペインのオンダルビアの古城ホテル(パラドール・オンダルビア)の広場までタクシーで15分程度で着きました。

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古いお城をイノベーションして作られたスペインのパラドールです。街を見下ろす高台に建つ古城は10世紀後半にナバラ王国のサンチョ2世により要塞として建設されたそうです。なんと神聖ローマ帝国皇帝カール5世(スペイン国王カルロス1世)やベラスケスの絵画にも良く出てくるスペイン王フィリペ4世も1時期のこの城に住んでいたとのことです。1968年にスペインの国営のパラドールに改修され宿泊施設となります。無骨な外観ですが大きすぎて広角のカメラを使っても全体像を写せません。
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広場の正面に面したホテルの玄関です。中世の世界にタイムトリップしたかのようです。正面のファサードには神聖ローマ帝国の紋章である双頭の鷲がみてとれます。

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ホテルの入り口から振り返って広場をみたのですが、この扉もいかにも歴史を感じさせてくれます。入り口から入った大広間の左に受付があり、予約サイトの名前と私の名前を告げたらすぐに、チェックインが出来ました。この場所までは誰でも自由に入れますが、奥にはガラスの扉があり、カードキーがないと中に入ることが出来ません。昔のお城を利用していますので、内部には昔の調度品や武具も展示されていて、さながら博物館のようです(後日紹介したいと思います)。

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予約を入れた時点から、この部屋もそして何よりもその窓からの眺めが見たくてエレベーターに乗って急いで部屋に入りました。外観とは違い洗練された部屋となっています。
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この中だけみていると、お城をリノベーションしたホテルとは思えません。

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昔のオンダルビアの居城だけあってホテルはこの様に丘の上に建つ場所にあります。ホテルの入り口は広場に面しており、裏手はフランスとの国境となるビダソア川の沿岸部になります。

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予約を入れる時点で、ホテルとのやり取りを行い角部屋で対岸のエンダイエが見える部屋をリクエストしていました。必ずしも希望に添えないこともありますとの返事でしたが、希望通りのお部屋を手配してくれていました(感謝!)。宿泊出来る部屋の数は全部で68室あるそうですが、やはり絶景が観られるのは裏手に面した部屋だと思います。


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荷物も解かずに部屋の窓に近づくとこの様な景色が見えてきました😃😃
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窓を開けてみた景色です。この美しさにため息をたてながらしばしボ〜ッと眺めてしまいました。手前がスペイン、湾の向こうはフランスです。
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厚い窓枠の石も年代を感じさせてくれませす。湾の向こうはフランスです。両岸間を往来する船も見えます。

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パラドール・オンダルビアはその古い古城の外観と近代的な内装、そしてこの部屋から見える景色が最高のホテルでした。無理してオンダルビアに寄った甲斐がありました。次回もこのホテルを紹介致します。

2020年6月26日 (金)

今週の生け花(令和2年6月第4週)

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今週も生け花クラブの活動があったようです。何時ものように2階の角の方にもお花が飾られていました。時代を感じさせる茶色の花器にハランの青々とした緑が鮮やかです。薄紅色のクルクマの苞がハランの間から顔を覗かせています。まっすくに伸びる黄色のブラジオラスのお陰で安定感が出ています。
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正面と左右の斜めから写真を撮ると立体的なイメージが判ります。どの場所から眺めても美しいですね。
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高い場所にあるモヤモヤとしたのはスモークツリーです。これまでの使い方としては中央で使うことも多かったと思いますが、このように上部にスモークツリーを配置すると、より中央の花材にピントが合ったような演出効果もあるかも知れませんね。
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天井のライトをつけるとこのような感じになりました。額に納めるとまた優しい感じになりました。
東京都での感染者の増加が気になる沖縄県です。観光では来て欲しいのですが、それと同時にコロナも入ってくるはずですので、今沖縄県で発生者がいなくても気を緩めないようにしないといけませんね。今度のコロナは消耗戦の様相です😢

 

2020年6月23日 (火)

沖縄慰霊の日:戦後75年

6月23日は沖縄県の条例による「沖縄慰霊の日」です。あの悲惨な地上戦の終決から75年を迎えました。沖縄県でも戦後生まれが人口の90%を越え、私のように親や親族から沖縄戦について直接聞いて育った世代も少なくなっています。

まだまだ人間は未熟です。積み重ねてきた「歴史から学ぶ」知性よりも「自分の体験」で物事を判断してしまうことも多いのです。

他人と関わってゆく中で、いざこざは当然起こります。家庭内でも意見の対立もあるはずです。それは1人1人が違う人間だからある意味仕方ないことです。意見は違っていても理性があるなら、相手を殺してまで自分の意見を通そうとは考えないはずです。

国家間の戦争は「政治の失敗」の結果です。 バカな政治家の失敗のツケを罪も無い末端の人々が負わされるのが戦争なのです。 多くの情報が得られ、政治を選ぶことが出来る今では「戦争を私達も当事者として」考えなければならなくなりました。



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第二次世界大戦後、勝者も敗者もなく戦争を経験して生き残った人々は「二度と戦争などしてはいけない」と考えてはずです。しかし体験や記憶が薄れる中で、またエゴが顔を持ち上げて来ています。

今、世界は多くの問題に直面しています。国家間の紛争に限らず、あらゆる差別、貧困、世界規模の感染症、自然災害、経済・金融格差など私達が生きてゆく上で克服しないといけない問題が山積しています。

75年前の沖縄戦で学んだことが今の時代に活かさなければ死んでいった人々が報われません。相手を理解することから始めなければまた同じ轍を踏みます。他者を尊敬して、博愛の心で人権や正義を守らなければいけないと考える沖縄慰霊の日です。

2020年6月21日 (日)

世界を夢みて(197): バイヨンヌ(フランス)からオンダルビア(スペイン)への道のり

バイヨンヌ(フランス)からオンダルビア(スペイン)への道のりはとにかくアクセスがよくありません。オンダルビアをパスしようとも考えたのですが、はやりオンダルビアは魅力ある観光地のようですし、宿泊もパラドールに泊まることも可能です。悩みに悩んで決行することに。バイヨンヌからは国境近くのアンダイエ駅までは1本で行きます。

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慌ただしくバイヨンヌを観光して、ホテルで荷物をピックアップして、歩いて5分ほどのバイヨンヌ駅に到着。既に昨日、今日のチケットは購入していました。時間より1時間ほど早めについたために、駅内でサンドイッチとコーヒーで簡単に昼食を済ませました。他の駅同様に改札はありませんが、ちゃんとチケットに打刻印を押さないといけないとのことです。これをやっていないと罰金が結構高いとネットでは書いてありました。

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電車は予定通り、駅内に入って来ました。案内板も判りやすく問題なく進めました。手前の方々は自転車での旅行のようです。

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2号車に乗り込み、どうにかスーツケースも置くことが出来ました。車内を撮りたかったのですが、周りの多くの方が入ってしまうために車窓から外の写真のみアップします。隣に乗った50代のマダムは流暢な英語でいくつか質問してくれました。日本はまだ行ったことないけど行くのならどの季節が良いとか美味しい食べ物はなどと聞いてくれました。電車は大西洋に臨む場所を南下するように進み、時々海も見えて来ました。40分ほどでアンダイエに到着です。ここまでは何も問題はありません。

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この旅行の移動で1番近いのにアクセスが悪そうなのが、アンダイエ駅から目的地のオンダルビア駅の区間でした。上のルート以外にもアンダイエの港まで行ってオンダルビアに船で渡る方法も考えましたが、いずれにしても面倒くさそうです(スーツケースがなければどうでもいいのですが・・😢)。 本当はもう少し列車の旅がしたかったのですが、時間がもったいないので、距離も短く料金も余り高くありませんのでタクシーが便利そうですでした・・・・ではそうすればとなりますが・・・
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何が問題なんかと言うと(色々と旅行された方は判るかも知れませんが・・)、地方の駅にはタクシーが停まってないことも多く、予約したり、タクシー会社に電話したりすることが必要なのです。私の様に外国語が出来ない旅行者にはハードルが高いのです。
ネットで調べたらアンダイエ駅の前には一応タクシー乗り場の表示はあるようでした。辿りつけばどうにかなるだろうと、バイヨンヌからアンダイエまでの片道チケットでの乗り入れです。
・・・アンダイエ駅を降りて駅前に出ると「タクシー乗り場」の案内板が・・・やはりタクシーがいません。10分ほどこの場所で待ったのですが来る気配がなかったのです。 この乗り場の10メートル先に男女の警察官が乗っているパトカーが駐車していました。

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・・・こうなったらダメ元で、フランス語は全く分からないので(一応駄目だったらスマホの翻訳アプリに頼ろうかと思いましたが)パトカーの警察官に英語で話しかけてみました。「タクシー乗り場の表示はあるのですが、待っていたらタクシーはきますか?」と・・・・
そしたら、女性警察官が何やら自分の携帯で電話をしてくれていました(フランス語ですので意味は分かりません)。なんとこの警察官が「タクシー会社に直接電話をかけてくれたのです」・・・10分ぐらいで来るから乗り場で待っていてとのこと・・・都会のパリの警察なら無視されたのかも知れませんが・・・ありがたや!あるがたやです! Merci (beaucoupフランス語)💕💋Eskerrik asko(バスク語)💕💋


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10分程度するとタクシーが来てくれました✨️ 宿泊ホテルのパラドールオンダルビアを告げるとすぐに判ってくれました。フランスとスペインの国境も意識することなく通り過ぎて、湾を回り込んで12分程度(5.8Km)で丘の上に経つホテルの前に到着です。心配していたよりあっさりと到着しました。フランスの女性警察官に感謝です💖
オンダルビアも見所満載です。乗り継ぎの時間を短縮できましたので、その分オンダルビアを散策出来ます。折角の旅に出てもノンビリ出来ない性格は変わりません😅・・・・続いてはホテルの話や街の散策などを記載したいと思います。

2020年6月19日 (金)

今週の生け花(令和2年6月3週)

今日から東京都の休業要請も全面解除となり、国による渡航の移動も制限がなくなったことです。額面通りだと非常にありがたいことですが、東京で再流行が起こっている中での解除が、疫学に基づいたものなのか、流行の危険度を無視した政治判断なのか?・・・もちろん経済も大切ですが、国民を不安にさせたのは「自粛と手当がセットでないこと」だと思うのですが・・・まあ誰も答えを知っていない状況で進むしかありません😢

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今週も生け花クラブの皆様が何時もの場所にも生け花を飾ってくれていました😃😃 ひときわ黄色いひまわりが目立っています。

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金属製の花器に、正面から見ると大きな船をイメージしましたが、斜めから見るとまた違う印象を持ちます。私のような素人でも生け花は色々な角度から眺めるものだと最近分かり始めています(遅すぎますかね 😢)

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答えのないなかで右往左往していますが、お花達は何事もないように季節が来たら咲いてくれているのですね。私ももう少し心のゆとりを取り戻さなければですね♡
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<花材:ブルーベリー、ひまわり、バラ、カーネーション、千年木>

2020年6月14日 (日)

世界を夢みて(196): バスク・バイヨンヌ歴史博物館(バスク文化を判り易く展示してあります)

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マルシェを訪ね、ニーヴ川を渡る位置にバスク・バイヨンヌ歴史博物館があります。他の方のブログで日曜日は無料で入場出来ると書いてありましたが、それ以外の曜日の入場料は7.5ユーロでした。バスク地方の歴史や文化、人々の生活の営みを知る事が出来るように展示されています。常設展以外に、特別展も開催されているようで、訪ねた時にはゴヤなどの美術展の特別展も開かれていました。バスク語やバスク地方の民族衣装や踊りや信仰の様子、文化などがヨーロッパでも特殊な位置にあることが出来ました。とても古い民族のようです。

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外観は昔の建物を利用していて、中に入いると思ったより大きなスペースがありました。受付で何処から来たのかを訪ねられ「日本」と話すと、日本語で書かれたA4サイズの20ページほどにまとめられた案内本も貸してくれました(販売はしていません)。入口のベンチに座って、さっと目を通すと館内の内容が分かりやすいかも知れません。

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昔のバスク地方の家と人々の生活の写真が展示されています。この家の中には人間や家畜などの動物、道具等も一緒に入っていたとのことが書いてありました。昔読んだ柳田国男の遠野物語」に出る、人と馬が一緒に暮らすL字型の農家のことを思いだしてしまいました。
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バスクの踊りの衣装などがとても特徴的で、他のヨーロッパ諸国で見たことないようなスカート状の艶やかな衣装の踊り子を描いています。今回バスクの踊りを実際は見ることはありませんでしたので、今でもこのような衣装が使われているのか判りません。

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バスクの言葉も文字も独特で、非常に古い歴史があるようです。今でもバスク語の表記とフランスやスペイン語の表記が並べられる場合もありますが、全然違う場合もあるようです。バスクの地方を歩くと教会と隣接する墓地にある円盤状の墓石も特徴的です。もちろん今では多くの方がキリスト教徒ですが、キリスト教が定着するまでバスク地方は「太陽崇拝」の宗教だったとのことで、その当時から墓石は太陽神を表す円盤状だったとの事です(エジプトみたいですね)。今でもバスクに見られる十字ではなくて円盤状の墓石は人々に使われているとのことでした。
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バスク地方を旅すると、必ずと言っていいほど教会とこのバスク・ベロタを競技する広場を見かけますした。この起源は古代ギリシャや古代文化にあると言われるほど歴史がある競技のようです。現在のテニスの原型とも言われているようです。子供達から上級者・プロの方々まで、ボールの種類や素手やラケットなども色々とあるようです。

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バスク織はバスク地方で織られている伝統的な織物で、とても目立つ7本のストライプ色合いが特徴です。7本のラインはバスクの7地方を表すそうですが、きっとそれは今の7州に分けられてからでしょうから比較的新しい考えなのでしょうね。それ以前から基本は赤・白・緑の色を使い、縦のストライプは「海の波」を表現していて、バスクが海の民であることも象徴しているとのことです。
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この博物館の絵画の中にも、また街並みを歩いている時に、男性の方がよく被っているのがバスク帽で、いわゆるベレー帽です。何となく私などは画家などの芸術家の帽子のように思えましたが、「ベレー帽」はバスクが起源なのですね。
昔からこの地方で、日よけ、風よけの実用品として使われていた帽子が全世界に広がったとのことです。
短時間でしたが、見応えのある博物館でバスク地方の事を知る事が出来ました。はやりここを訪ねる時には、受付で日本語の説明を読んでから回った方がいいと思いました。 やはりバスク民族はヨーロッパの中でも歴史のある民族で、ヨーロッパだけでなく、スペインやフランスの主要民族と比べても特徴ある文化圏である事が理解出来ました。はやり単純に「バスク=美食」だけではないと味音痴も私も安堵しました(笑)。

2020年6月12日 (金)

今週の生け花(令和2年6月第2週)

6月も第2週となり、ここ沖縄県では40日以上新型コロナウイルス感染症の新規患者さんが出ていない状況でホッとしています。ただ沖縄県は地理学上、東京をはじめ大都市圏からの飛行機による人の往来が多いために、その場所での流行が波及することも考えて対応しています。東京が新規患者数が20名を超える中で次第に制限が解除されていて、夜の繁華街からのクラスターが発生しないことを祈るだけです。

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6月から生け花クラブの活動も三密を避けて、部屋をオープンにした状態で始まったようです。今週もいつもの2階の場所にも生け花が飾られていました(ありがとうございます😄)。たまには枠に入れた写真を最初に載せてみました。余りやり過ぎると本来の美しさがなくなることも考えて、私自身が深入りしないように考えていますが・・・😅

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丸いダリア、シャープなヘリコニア(?)、フワフワなケイトウ、それにこの時期各地で咲き始めるハナミズキを使用しています。真っ赤な花器に映えます。
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まだまだ不安だらけの感染対策ですが、出来るだけのことをやってゆくしか手立てはないようです。皆様方もお気をつけて頑張って下さいね💖
<花材:ダリア、ヘリコニア、ケイトウ、ハナミズキ>

2020年6月10日 (水)

胃潰瘍の治療(変遷)

今日のFMレキオは消化性潰瘍について話をしました。このブログでは消化性潰瘍の治療の変遷について書きたいと思います。

歴史上、消化性潰瘍と思われる症状や治療の記載は、ヒポクラテス(Hippocrates:紀元前460年)の時代と言われています。 近代的な治療は1700年代後半からで、1800年代には消化性潰瘍の原因として胃液の研究が進み、塩酸やペプシンなどの過剰によるもの、胃の粘膜の血流障害Th_説、迷走神経や自律神経失調などのストレス説など、現代に医療と結び付く説が学会で議論されるようになりました。

1963年に様々な意見を集約した形で攻撃因子と防御因子の破綻が潰瘍の原因とした説が認められ、現代まで支持されています。消化性潰瘍の原因を天秤にかけた状態でバランスが取れていたら潰瘍にならないが、何らかの原因で攻撃因子側に天秤が振れたときに潰瘍になるというモデルで、解り易いため現在でも説明に利用されています。

 

上の図のうち、潰瘍の治療薬の中心となるのは攻撃因子を防ぐことになります。1970年代までは胃酸の産生を直接抑制する治療薬はなく、潰瘍の治療は酸を中和する制酸剤と胃の動き等を抑える抗コリン剤が中心でした。これらは大きな潰瘍に関しては効果が少なく、長期入院や手術が必要でした。実際私よりも上の年代の外科医は毎日のように胃潰瘍の手術をしていたと聞いています。
胃潰瘍の治療を一変させたのは、今でも名前をよく聞くH2ブロッカーの開発と普及にあります。日本では1985年頃から普及して来ました。外科医になりかけの私も発売当時はこの効果に驚きを持って観ていました。その後改良が加えられ、更に胃酸抑制の強いPPI(プロトンポンプ阻害薬)が潰瘍治療に主流になります。またもう1つの流れとしてピロリ菌感染に対する除菌療法も行われるようになります。

ピロリ菌は胃に住み着いて胃粘膜に慢性の炎症を起こすことより、萎縮性胃炎、胃潰瘍、胃がんなどの様々な病気を引き起こすために、ピロリ菌陽性の場合は除菌療法を行い、その他の治療を組み合わせます。

H2ブロッカーを開発した英国の薬理学者のブラック博士は1988年に、ピロリ菌感染の発見によりオーストラリアの微生物研究学者のマーシャル教授と病理学者のウォレン教授は2005年にノーベル医学・生理学賞を受賞しています。

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このようなことを書くと短い時間でも劇的に医療は進んだことを実感します。しかしこの潰瘍の歴史をみても改めてヒポクラテス大先生は凄いのだと感じる次第です。なんたってヒポクラテスが活躍したのは日本では弥生時代の年代だったのですから・・・💖 

2020年6月 7日 (日)

世界を夢みて(195): バイヨンヌのマルシェ

バイヨンヌはフランスでありながら、バスク文化を色濃く残す街でした。建築物や習慣や人々の暮らしぶりもフランスとはちっと違う雰囲気が見受けられました。建物の壁や色使い、教会の墓石の彫刻、街中で書かれているバスク文字の看板も観ることが出来ます。

食文化も豊かでフランスで初めてカカオが入り、そのためチョコレート産業も盛んで、街角には上品なチョコレート店も数多く立ち並んでいました。海の品も山の品も豊富ですし、私でもその名前を知っている有名なバイヨンヌ・ハムもこの地のものです。

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ニーヴ川沿いに、比較的新しいマルシェ(市場)「Les Halls de Bayonne 」がありましたので、街歩きついでに立ち寄ることに。どの土地を旅行してもマルシェは旅人にとってその地域の食文化や暮らしを知る重要な場所になります。 私のように食べ物の知識がなくても、観ているだけで結構楽しめます。(全体を写した昼間の写真がなかったので、上の写真の上段は前夜に街歩きした時の写真を、下段は早朝の写真です。夜は営業しておりません)
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マルシェの中に入るとそれ程大きくはありませんが、天井も広くモダンな感じの市場となっています。

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色々な食材が売られていますが、お肉類のコーナーも新鮮で、もちろんハム類も沢山の種類が販売されていました。

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大西洋にも近い為、新鮮な魚介類が並んでいます。見た目も綺麗ですね!

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市場の一角にはすぐに食べれる食材も売っていました。ここで買って川沿いのベンチで食べるのもありかも知れませんね。・・・ふと気づいたのですが、バイヨンヌの市場もそうでしたが市場と言っても叔父さん達のかけ声が聞こえません・・・イタリアやスペインの市場とは違う雰囲気・・・それもゆったりと廻れる原因だったのかも知れません。
食材の豊富さをみてもバスク地方の豊かさを垣間見ている気が致しました💖

2020年6月 5日 (金)

今週の生け花(令和2年6月第1週)

コロナに追われるように6月に突入した感じがします。沖縄県は5月中はCOVID-19感染者は1名も出ずにすみました。しかし東京の感染拡大が気になる所です。どうしても沖縄県は東京などの大都市圏からの飛行機の乗り入れが多いために、感染がおきている地域からの出入りには気を配ってしまうのです。東京で密になるのを避けるのは至難だと思いますが、少しでも感染リスクを減らして頂けたら嬉しいのですが・・

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生け花が何時もの場所に飾られていました。3月後半から中断されていた、生け花クラブも6月から再開したようです。しばらくは部屋も開けっぱなしで、三密にならないように行われると思います。
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今週の生け花は全体的には爽やかな印象です。柔らかい色合いで少しも梅雨のジメジメした感じは受けません。
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乳白色の花は山法師(ヤマボウシ)、薄紅梅色のグラジオラスに縁取りがピンクのバラの花が山法師の深緑色の葉によって引き出された感じを受けます。左側の小さなレッドパープルの可愛らしい花はナデシコです。ナデシコにも色々と種類があるようです。自宅で抱いていたのは「アメリカナデシコ(美女ナデシコ)」だったようで、深紅に周りが白い花でしたので、生け花に使われたナデシコとはイメージが異なっていました。私的にはナデシコはさだまさし(グレープ)の「追伸」やサッカー日本代表の「なでしこジャパン」の方がお花よりも先に頭に浮かんでしまいます😅 皆様方のイメージはどうなのでしょうか?
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上から光を当てるとこのような感じになります。パソコンで枠をはめ込むとまた違う印象になりました。まだまだコロナとは関わってゆかねばなりませんが、気を抜かずに感染を防いでゆきましょう

 

2020年6月 3日 (水)

痛み止めの種類と胃潰瘍

Th_3 胃潰瘍の主な原因は、ストレス、ピロリ菌感染、痛み止めと考えられています。以前のブログにもストレスとピロリ菌感染は書きましたので、今回は痛み止めと潰瘍の関係を書いてみました。細かい所を飛ばして、かなり大まかに書きますのでご了承を・・😅

 では、まず痛み止めなら皆同じか?と言うことになりますので、まずはその辺りから

痛み止めには、麻薬などのオピオイド系鎮痛薬と非オピオイド系鎮痛薬があります。非オピオイド系鎮痛薬の中で非ステロイド性鎮痛薬(NSAIDs)とアセトアミノフェンがよく使われている薬剤です。

商品名で言った方が皆様方には理解しやすいかも知れません。

非ステロイド性鎮痛薬(NSAIDs)には、ロキソニン(R)(ロキソプロフェン)、イブ(R)(イブプロフェン)、ボルタレン(R)(ジクロフェナク)、アスピリン(R)などがあります。

アセトアミノフェンの代表名としてはカロナール(R)、ピリナジン(R)、アンヒバ(R)、アルピニー(R)などがあります。

市販薬にもこの成分が入っていることもあり、これまでに多くの方がよく飲まれていると考えています。

では、この2つの系統に違いはあるのでしょうか?・・・これまで同じと考えている方が多いと思いますので記載します。

<NSAIDsとアセトアミノフェンの違い>

①NSAIDsの薬理作用はアラキドン酸カスケードのシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害することで、プロスタグランジン類の合成を抑制します。プロスタグランジンの中でも、特にプロスタグランジンE2PGE2)は起炎物質・発痛増強物質です。NSAIDsは主にPGE2の合成抑制によって鎮痛・解熱・抗炎症作用を発揮します。

②アセトアミノフェンの薬理作用NSAIDs同様にCOXを阻害しますが、その作用は弱く抗炎症作用はほとんどありません。そのためアセトアミノフェンはNSAIDsには分類されていません。非常に歴史がある薬であるアセトアミノフェンの作用機序は、中枢神経におけるCOX阻害と考えられていますが、実は未だに詳細な機序が判明していない薬でもあります。

 プロスタグランジンの中でも細かな作用によって違いはありますが、胃に関して言えば、プロスタグランジンは胃の粘膜の血流を維持する作用や胃を保護する粘液を増加する作用があります。これが減ると、胃の保護作用が低下して胃潰瘍になりやすくなります(最初の上の図をご覧になって下さい)

 ですので、NSAIDsは胃潰瘍の原因にもなることが考えられますが、アセトアミノフェンは胃には余り影響を与えないと言う結果になるのです(もちろん長期に服用では腎障害などの副作用もあります)


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 <NSAIDsで胃腸障害を防ぐには中止か併用か?>

・実際の臨床でNSAIDsを止めれることが出来れば中止。中止出来なければ併用を考えることが多いです 。具体的には胃酸を抑えたり胃の粘膜の保護作用のある胃薬と併用することが多いです。またNSAIDsが直接胃の粘膜の刺激作用もありますので、空腹時の内服は避けて食後にとるようにするように指導しています。

NSAIDsの長期使用例で、消化性潰瘍の予防効果が証明されているのは、プロトンポンプ阻害剤、プロスタグランジン製剤、H2受容体拮抗薬と呼ばれるタイプの胃薬です。 NSAIDsを服用される方で元々胃が弱いとか長期間服用される場合には、胃を荒らさないために胃薬との併用を行うようにして下さいね。

薬剤師の方や専門家からは怒られそうですが、胃潰瘍と鎮痛薬の関連について書きました。

追記)・・・もう1つややこしくしているのは、皆様方がよく使っている市販薬のバファリンも実はどの分類になるのか判りづらいこともあります・・・私も覚えきれません😢

「バファリンA」はアスピリン(NSAIDs)、「バファリンルナJ」はアセトアミノフェン、「バファリンEX」はロキソプロフェン(NSAIDs)、「バファリンプレミアム」と「バファリンルナI」はイブプロフェン(NSAIDs)とアセトアミノフェンの両方・・・となっています。

・・・まあ、市販の薬のパッケージには書いてあると思いますので、一度ご覧になってみて下さいね。 

**今ではNSAIDsと言っても、副作用を減らすような薬剤が開発発売されていますので、胃潰瘍になりにくいNSAIDsも開発されています**

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