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2020年3月15日 (日)

世界を夢みて(184) ロザリオ聖堂と無原罪のお宿り聖堂(=バジリカ聖堂)

このブログの記事をまとめたホームページを作りました。見て頂くと嬉しいです😃(ニライの夢:https://dreams-nirai.com )。
ルルドはフランス、スペインの国境に近いピレネー山麓とポー川に抱かれた紀元前からあった小さな村が原点だそうです。この村の貧しい家庭に生まれた14歳の少女、ベルナデッタ・スルビーの前に突然、聖母マリアが現れ、聖母が言うままに洞窟の土を掘ると次第に水が溢れ出しました。この水(ルルドの泉)が病を癒す奇跡を起こすとローマカトリックで認定されカトリックの最大の巡礼地となったとのことです。今では年間6万人の患者や家族を含めて600万人の巡礼者や観光客がこの地を訪れるそうです。 

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祈りの中で何度も現れる女性(マリア様と言われています)に名前を尋ねたところ「Que Soy Era Immaculada Councepciou と答えたそうです。これは、ルルド地方のビゴール方言で「私は無原罪の御宿りです」の意とのこと。 ベルナデッタは気管支喘息や結核により35歳の若さでなくなりますが、ルルドに聖堂を建ててローソク行列をして欲しいことを生前に伝えていました。ルルドの泉の上に立つ聖堂の名前も「無原罪のお宿り聖堂」となっています・・・「無原罪の御宿り 」についてはキリスト教徒間でも解釈などが難しそうです。無宗教の私としては・・・特に言うことはありません😅 

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ただこの「無原罪の御宿り」の名前を何処かで聞いた覚えがありました・・なかなか思い出せなかったのですが・・・やっと思い出すことが出来ました(スッキリ😃)

それは以前スペインに行った時にトレドのサンタクルス美術館のエル・グレコの作品が「無原罪の御宿り」 と言うタイトルでした(ちなみに左の絵です:今回のルルドとは関係ありませんが・・😰

 

前回のブログは「ルルドの泉」を記載しましたが、今回はマッサビエルの洞窟の上に建つロザリオ・バジリカ聖堂(無原罪のお宿り聖堂)の写真を中心に記載したいと思います(なるべく綺麗な写真を載せたいので時間帯が昼の写真だったり早朝や夕方の写真になったりしますがご了承を)。

・・・その前にまたまた横道に逸れそうですが・・・😅 私は帰国するまで「ロザリオ・バジリカ聖堂」は同じ建物でその上に「無原罪のお宿り聖堂」が建てられていると考えていました。 ブログに書こうとすると、更に混乱してしまいました・・・と言う事で呼吸を整えてと・・・下の写真はポー川を挟んだ対側から撮った大まかな全体像です。実際はこの様な構造になっているようです。

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14歳の少女、ベルナデッタ・スルビーが「聖母マリア」のお告げ通り、 マサビエルの洞窟で、穴を掘るように諭されて行うと、何もなかったところから泉が出現(これがルルドの泉)。その水には病や傷を癒す効果があるとのことで奇跡に認定されて、現在の一大巡礼地となります。お告げを聞いた時にベルナデッタ・スルビーはその方の名前を尋ねます。その時に女性(実際は聖母マリア)は「無原罪の御宿り」と名乗ったそうです。(「無原罪の御宿り」 とは「聖母マリアは全ての罪から守られ、原罪の汚れがないままキリストを宿した」という意味です:キリスト教徒ではないので余り追求はしませんが😅)

その洞窟の上に教会を建てることになります。1866年着工で1871年に完成する比較的新しく短期間に出来た聖堂で名前も「無原罪のお宿り大聖堂」となります。名前が長いせいか「バジリカ聖堂」の名前もあります。ですので「バジリカ聖堂」 = 「無原罪のお宿り大聖堂」 なのです。

更にややこしくしているのは、「無原罪のお宿り聖堂」 の前の部分に、同じ色で区別が着かないようなロザリオ聖堂を建立したことにあります(1889年完成)・・・・私を含めて多くの方には区別する必要もないかも知れません。 

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ルルドの泉をみてポー川を渡り対岸(上の案内図の7番)からみた聖域の写真(案内板の16番)です。 広角の写真でも全体が入らない程大きいです。

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橋を渡り、聖域の入り口側からみたロザリオ聖堂 とその上に立つ 「無原罪のお宿り聖堂(=バジリカ聖堂)」 です。ピレネー山麓と青い空と相まって本当に美しい教会です。

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振り返るとマリア像と聖域の入り口の広さが判ります。多くの方がこのマリア像の前で祈りを捧げていました。ルルドのマリア様の衣装は白でマントは青で統一されています(それには諸説あるようですが、「無原罪のお宿り」と言われる教義の中で、マリアが白い服を着て青いマントを羽織ったとのことや、ルルドの泉の泉の色で青になったのだとか・・・)。それ以前のヨーロッパ絵画では赤い服と青いマントで出てくることが多かった気もします。白い百合を持っていたらマリア様だと思ってみていましたが・・マリア像も同じ色では飽きたのかも知れませんね😃

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ロザリオ・バジリカ聖堂に近づくと、やはりまだ新しい教会なのでしょうか入り口正面はモダンな印象を受けます。

この両サイドに内部に入る入り口があります。この内部に入りました。

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丁度ミサが行われていました。この内部が本当に美しく、正面には両手を広げたマリア様のモザイク画が迎入れてくれました。 カメラを消音モードにして写真を撮りました。この一枚だけ撮って邪魔にならないように退出して、翌朝聖域を散歩しながら7時前にもう一度入ってみました

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2〜3人いましたが邪魔にならないようにゆっくりと観察出来ました。 それぞれの壁には「ロザリオの奥義」がモザイク画で表現されているとのこと。私は分かりませんが、ため息が出るほど美しかったです。その奥に昨日ローソク行列で運ばれていた神輿と共にマリア像も安置されていました。

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外に出ると夜がだいぶ明けて来たようです。暫く聖域を散歩してホテルに戻り朝食です。朝はひんやりと冷たい風が吹いていました。この聖域に立っているとピレネー山麓から吹き降ろす風の流れに、東洋的な「気」を感じてしまいました。

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人の少ない早朝の散歩はひんやりとした空気の中で、自身も引き締まる感覚も味わえるルルドの早朝でした。

最後にとても印象的だった夜明けの教会の写真です。まだ満月が残っていました。少しデジタル加工して仕上げてみました。


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次回はルルドで泊まったホテルがとても素敵でしたので紹介したいと思います💖
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(今回、トゥールーズからフランスバスクのバイヨンヌまでを案内してくれた日本人のガイド(TADOKORO )さんの情報です

地球の歩き方→https://tokuhain.arukikata.co.jp/toulouse/ 彼女のホームページ(フランスパラディ)→https://www.france-paradis.com/ )

 

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コメント

こんばんは、前回に続いて典丈です。
ルルドのロザリオ・バジリカ聖堂について詳しく解説して頂き違いが分かりました。確かにこの2つの教会は形も色合いも似ていますので、一緒に建てられた教会だと勘違いしていまいます。
それにしても素晴らしい写真ですね。私などはコンデジやスマホでの写真ですのでこのような美しい写真を撮ることが出来ません。omoromachi様の写真を観ていると一眼レフの写真が気になりました(妻からは散在はよして下さいねと注意を受けております)。
朝に晩にルルドを堪能されているご様子、羨ましいです。今回も長々とコメント致します。ご了承下さい。

こんばんは。
 本当に良いご旅行でしたね。
荘厳な感じの聖堂が二つ並んでいるのですね?
「ルルドの泉」で大勢の方々がきっと病を克服される奇跡に
恵まれたことと思います。

「無原罪の御宿り」は私もプラド美術館とトレドのサンタクルス美術館で
観ましたが、「無原罪の御宿り」の意味も知らずでした。
 お天気にも恵まれて最後のお写真の雲が大きな鳥に見えて
天使が沢山、乗っているように見えて・・・。

 続きを楽しみにお待ちしております。

典文さん、こんばんは。

ブログに記事を書こうとした時にこの2つの教会がこんがらかってしまっていました。私は情けないことに、2つの教会ではなくて1つの教会の名前がロザリオ・バジリカ聖堂で別名が「無原罪のお宿り聖堂」と思っていました😅

写真はミラーレス一眼で撮影していますが、一部はコンデジやiPhoneの写真もあります。ミラーレス一眼の性能はよくて私のような素人でも綺麗な写真が撮れるように設計されています。

旅行に行く時にいつも迷うことは、一眼レフにするかコンデジにするかです。年齢を考えるとこの場所の写真を撮るのも最後になるかもと思うのと、今ならまだ一眼レフを持っても疲れないのではという2点で、最終的にはミラーレス一眼を持ち歩いています。

ルルドは予定地ではなかったのですが訪ねてよかったです。典丈さんももしチャンスがあれば、訪ねてみて下さいね。

マコママさん、こんばんは。

ルルドの教会は1つではなくて2つの教会が合体してような造りになっていました。私は帰ってくるまで1つの教会と考えていました。

本当に、多くの方々の祈りが聞こえてくるルルドの旅でした。彼らの祈りが通じてくれたら嬉しいです。

マコママさんも「無原罪の御宿り」の絵画をプラド美術館とサンタクルス美術館でご覧になったのですね。 私はなんとなく「無原罪の御宿り」の名前が何処かで聞いたことがあって、調べたらこの絵でした。 思い出すまではイライラしましたが・・・😅

最後の写真は色合いを加工しました。マコママさんが仰っているように鳥が羽ばたいているようでしょう・・・気づいてくれて嬉しいです💖

こんばんは。

「無原罪のお宿り」・・宗教的な表現は解釈が難しいですよね。
トレドでサンタクルス美術館は入っていませんが、
プラド美術館の「無原罪のお宿り」は認識していませんでした^^;
ロザリオ聖堂から延びた橋のようなスロープはユニークな形状ですね。
外観も内部も色合いがとても美しい聖堂で、現地でご覧になったら
また感動もひとしおでしょう。
最後の大きな羽根を広げた鳥のような雲と、ドラマティックな聖堂のお写真は
とても素敵です♡

sharonさん、こんばんは。

確かに宗教的な解釈になると難しいですし、部外者にはなんとも言えません😅
その当時に「無原罪のお宿り」が宗教的ブームになったのかも知れません。多くの画家もこの名前を題材に描いていたようです。

ロザリオ聖堂の長いスロープはもしかしたら車椅子なども考えて作られたのかも知れません・・・実際は分かりませんが。このスロープを振り返ると聖域の入口やルルドの街も眺められる最高の場所となっていました。

最後の写真はその時には気がつかなかったのですが、旅行から帰って来て見たら本当に鳥が羽を広げたような雲でビックリしました。 簡単な画像処理(コンピューターが自動でやってくれます)をするとこのような特徴的な写真になりました。 時々写真で遊んでいます😊

いつもありがとうございます💖

先生、お疲れ様です。

無原罪の御宿りは、よく分かりませんでした(-_-;)すみません。
鳥のような雲の写真と、その前の暗い河?の写真も好きです。
画像処理はphotoshopをお使いですか?
キレイな色合いです。

先生が、ゆったりと旅を楽しまれてる様子が伝わってきます☆

由津子さん、こんばんは。

「無原罪の御宿り」はマリア様をどのように受け止めるかに関わり、難しい問題ですので私もパスです😅

川沿いで写したルルドの朝の写真も気に入ってくれたのですね。鳥のような雲の写真は後でわかりました。

基本的にはマックについている無料のソフト「写真」の編集で簡単にしている程度です。フォトショップは10年前にやろうとしたのですが難しくて断念しました。ミラーレス一眼の性能は飛躍的によくなっていますので、素人でも綺麗な写真が撮れるようになっています。

私はお酒も飲みませんし、食事に出かけることもなく、ゴルフもなどもしませんので、旅行が1番の大切なイベントです。旅を存分に楽しめるようにしています💖

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