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2020年2月 9日 (日)

世界を夢みて(177)・サン・セルナン・バジリカ教会(フランス最大のロマネスク教会)

トゥールーズのキャピトル広場に面したイビスホテルに宿泊し、ロストバッケージでスーツケースが届かない夜に時々窓のカーテンを開けて広場を眺めていました。初めて見る外の景色にしみじみと「旅行」に来たなとう感慨が湧いて来ます😀

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6時頃に起きて窓の外を眺めるとまだ暗い中で少し明るくなって朝の気配を感じられます。まだ人の動くはないようです。夜まで待っていても、フロントからロストバッケージのスーツケースの到着の連絡はなしです。しかたなく早朝にホテルのフロントに尋ねたら無事エールフランスからスーツケースが届いていました。沖縄を発って着替えな無かったため、スーツケースを部屋に持ち込み、シャワーと着替えた後、食事までの間、早速街歩きにでました。

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この間に街が明るくなり、キャピトル広場にも露店にパンが並べられています。みな美味しそう! ホテルで朝食を予約していなければそこのパンを買ってみたい程です。

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キャピトル広場からRue du Taur 通りに入ると、直ぐ奥にサン・セルナン・バジリカ教会の尖塔が見えて来ます。まだ周りの商店は開いていませんが、良い雰囲気で朝の散歩です✨️

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サン・セルナン・バジリカ教会は11世紀から12世紀にかけて建てられ、13世紀から14世紀に増築したそうで、ロマネスク様式の教会としてフランスで最も大きな聖堂です。 1998年には世界遺産に登録されています。

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教会の南側から入って来るとミエジュヴィル門と呼ばれる入口が見えます(ミエジェヴィルとは、主に南フランスで話されているオック語で「町の中心」の意味)。そのタンバン(扉口上の半円形の壁画を「タンパン」と呼ぶそうです)を飾る彫刻はガイド本によると必見だそうで、12世紀の彫刻で「キリストの昇天」を描いており、人物の動きに南フランスのロマネスク彫刻の特徴がみて取れるそうです(私には分かりません・・😅)

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トゥールーズの独自のものという八角形の鐘楼は、高さが67メートルあり、目を惹く美しい存在です。 朝早いためにまで内部をみることが出来ませんが教会の周りを1周することが出来ます。大きな教会ですし、観る角度や場所でも色々と変化があります。

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ぐるっと1周してガロンヌ川の岸部を眺めて、ホテルに戻り朝食を頂きました。清々しい朝のガロンヌ川の景色です💖

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ホテルに戻り、さっと朝食をとって再び行動開始です。前回紹介の市場を見学。そろそろ教会も開いたことだと考え、朝の散歩では外観だけ見たサン・セルナン・バジリカ教会の内部の見学をしました。サン・セルナン・バジリカ教会サンティアゴデコンポステーラへの街道上の重要な巡礼地となっています(フランス4つの巡礼ルート:トゥールの道、リモージュの道、ル・ビュイの道、トゥールーズの道)。
その為、大きなリュックに貝殻のマークをつけた巡礼者を見かける事も多かったですね。私もいつか歩いて回りたいのですが、その前に日本のお遍路が先のような気がします・・・😅

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教会内に入るとこの様な案内の看板がありました。やはりかなり大きな聖堂であることが分かります。

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中に入ると既に多くの方がお祈りを捧げたりしていました。天井画高くロマネスク様式建築様式の半円形の天井も美しく、その奥には主祭壇があります。身廊の奥に主祭壇が見ててきます。
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主祭壇上部キューポラに描かれているフレスコ画は、終期末におけるキリストの再臨を描いているとのことです。見上げると迫力があります。

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後ろを振り返ると、大きなパイプオルガンが見えます。このような場所ではどのように響き渡るのでしょうか?

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名前はわかりませんが、身廊の両サイドにはこの様な巡礼者を迎入れる像がありました。

Th__20200111112901 教会に側面に左のような彫刻像がありました。足をさらけ出すような像は余り見たことがありませんでした。これは「伝染病の守護聖人」の聖ロッシュ像だそうです。

ネットで調べると聖ロッシュは、高貴の出でしたが、自分の財産を貧乏人に与えて、乞食の巡礼者になりました。 巡礼の旅の途中でペストで苦しんでいる地域に入りました。 彼は病人に寄り添い、よく病人の上で十字を切って治癒を願い、何人もの人が奇跡的に治ったんだそうです。その時に彼自身もペストに罹り、死を予兆して森の中に入った所、パンを加えた犬が付き添って次第にその傷も癒えたとのことです。

調べついでに説明しますと・・・キリストの12使徒に「ヤコブJame」がいます。ヤコブは同じ12使徒の「ペテロ」と「アンデレ(ペトロの弟)」の仲間の漁師で、聖マリアの従兄弟であることより、キリストの親戚となるのです。ヤコブはエルサレムで打ち首にされますが、スペイン出身の弟子が遺骸を船に乗せて運び出し、たどり着いたのがサンチャゴ・デ・コンポステーラでそこで建立したのがサンチャゴ・デ・コンポステーラ大聖堂となり、巡礼者のメッカともなっています。
何故、巡礼者とホタテ貝かというと、ヤコブの遺骸を乗せて船には沢山のホタテ貝が付着していたそうです。そのためホタテ貝がヤコブの象徴となり、サンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼者もホタテ貝をシンボルとして持っているのです。
ちなみにイエスの第1の弟子のペテロの名は「シモン」でしたがイエスが「お前の名は岩(ペテロ)だ」、その岩の上に教会を建てなさいと天国の門を開く鍵を授けます(ペトロの象徴は「鍵」となっています)。逆さ張り付けで殉教したペテロの墓所がバチカンにあり、その上に建てたのが、サン・ピエトロ大聖堂(聖ペテロの大聖堂)となります。

 

側廊の奥にはローソクが灯され、お祈りの方がいましたので、その方が立ち去るのを待って奥へと進みました
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改めてこの大教会は祈りの場という気が致します。これまでにこの教会でどれぐらいの巡礼者が祈りを捧げたのでしょうか? 中世の人々の姿をも想像出来る荘厳な教会でした。

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コメント

こんばんは。
初めて拝見する大聖堂ですが、
壮厳ですね。
身廊もクーポラのフレスコ画も素晴らしいですね!
以前、TVでサンチャンゴコンポステーラ迄の放映を
観た事があります。
長い道のりをホタテ貝を付けてひたすら、歩かれている方々。
途中で挫折されたり、何回かに分けて行かれる方などでした!
信仰の強いお心に感心しながら観た覚えがあります。
素晴らしい旅をなさいましたね。

スーツケースも無事、届きホッとされた事でしょう。
続きが凄く!待ち遠しいです♥

マコママさん、こんばんは。

サン・セルナン・バジリカ教会はスペインのサンティアゴデコンポステーラへの街道上の重要な場所となっているだけあって荘厳で巨大な教会でした。 
以前にスペインやフランス、昨年行ったベルギーでもこの貝のマークをよく見ました。
無宗教家ですが、このような徒歩での巡礼の旅をしてみたいです。まずは四国のお遍路を回ってみたいです。 宗教が作り出す大きな力を今回ルルドでも感じることが出来ました。

長い旅程でやっと辿りついたトゥールーズでしたが、スーツケースがないことには唖然としました。 でもなんとかなるものですね😊

いつもコメントを頂き本当に感謝です💖

こんばんは〜
いつものようになんと素敵な写真なの
でしょう! このような場所を本当に
旅されたのですね。舞子もウットッリ😊
フランスのこのような場所からも
スペインへの巡礼の旅が始まって
いたのですね。中世の頃ならどれぐらい
かけてゆかれたのでしょう
このブログは本当に勉強になり毎回
楽しみしております
途中の青字で書かれている箇所は
とても勉強になりました。
サン・ピエトロもこのような意味
だったのですね
先週は沢山手術をなされながら
このように毎回きちんとブログも
更新されていて、改めて先生の
凄さを感じてしまいました
若輩の舞子ですがこれからも
宜しお願い申し上げます💕

舞子さん、おはようございます。

綺麗な風景ですよね(私の写真がいいのではなくて、あくまで風景がいいのです😃)。この様な世界をみることが出来て自分は幸せ者だとつくづく思います。 その感動を少しでもみて貰いたくてブログにアップしています。

歴史の長い建物や人の足で削られた階段や石畳を眺めていると、一体どれぐらいの方々がこの道を歩いたのだろうかと想像してしまいます。

私はクリスチャンでもありませんが、絵画や彫刻を見る時に、キリストの12使徒の特徴が判ると、誰を描いているのか想像がつくことがあります。例えばペトロなら「鍵」を持っています。ベテロの弟アンデレはX型の十字架にかけられ殉教しますので「X形の十字架」がシンボル、ヤコブは「ホタテ貝」、ヨハネは「毒蛇の入った杯」や「書物」などがその聖人と共に描かれていることが多いです。

先週は手術で久々に疲れましたが、今週は明日が休みですのでホッとします(日曜日は外科の学会がありましたのでやっと明日は休めそうです)。

舞子さんと一緒に旅行を楽しめたら嬉しいです、ありがとうございます💖

こんばんは。

特徴的な八角形の鐘楼を持つサン・セルナン・バジリカ教会は
正面の外観もユニークで内装は荘厳で美しく、実際にその迫力を体験してみたいです。
とても尊い行いをした聖ロッシュのお話は興味深く読ませて頂きました。
サン・ピエトロ大聖堂に行った時、自由時間に主祭壇の手前の地下への入り口が開いていたので入ってみたら、歴代教皇の墓所がありました。
そこはまだ明るい所でしたが、その下のネクロポリスと言うところに聖ペテロの遺骨が
安置されているようですね。そこは事前予約しないと入れないようですが・・
先生の記事を拝見して思い出しました^^;

sharonさん、こんばんは。

八角形の鐘楼は特徴のある外観でトゥールーズ独自の建築様式のようです。沢山の巡礼者を受け入れる教会だけあってかなり大きな建物でした。
予備の知識がなければ聖ロッシュの像は無視していたのかも知れません😅

aharonさんはサン・ペエトロ大聖堂の地下にも行かれたのですね。とても貴重経験だったと思います。私もまだ行ったことがありません。次回バチカンに行く機会があれば挑戦したいと思います。 ただし私のような無宗教家は聖ペテロから怒られそうです😊

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