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2019年12月11日 (水)

セカンドオピニオンの始まりは保健会社の支払い削減にあった?

このブログの記事をまとめたホームページを作りました。見て頂くと嬉しいです😃(ニライの夢:https://dreams-nirai.com )。

 

今日のFMレキオは「セカンド・オピニオン」について話をしました。以前セカンドオピニオンの概要についてはブログに書きました(→http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2015/11/post-e2e7.html

より専門的になった医療において、患者さんの多くは医療の素人ですので、判定する十分な知識もありません。他の病院の医師(専門医)の意見・所見を求めることで、同じ治療法でも納得して治療に専念できたり、より適した治療法の選択を決める参考になると思うのです。それがセカンド・オピニオンの考えなのです。 私自身も患者さんの要望があれば積極的に勧めています。

今日はちょっと違った視点から話をします。 セカンドオピニオンの始まりは米国において保健会社の支払い削減にあった?とご存じでしょうか。

諸説あるようですが、セカンドオピニオンの考え方は、民間の医療保険が発達した米国において患者(被保険者)の治療のコスト抑制の目的で制度がされたのが始まりだそうです。 医療費を払う保険会社としては、同じ病気に対してはより低コストで治療が出来る医療機関を選択したい訳です。そこで現在患者が関わっている医療機関とは別に、第2番目の医師の治療方針を聞き、費用対効果を比較対照する必要があったのです。 より安い治療法や医療機関を被験者には選ぶことを推奨することになったのです。

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もちろんこのようなことは今でも引き継がれた部分もあるのですが、現代では患者が自ら受ける治療法,ひいてはその後のライフスタイルをも自ら選択するために必要となる医学的知識の補助手段として,セカンドオピニオンが活用されるように変化したのです。 この様にセカンドオピニオンもお金の問題から、人間の生活の問題へと進化したと言えます。

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またセカンド・オピニオンが全て良いわけではありません。時間や費用がかかっただけで、かえって迷ってしまったという方もいらっしゃいます。また自分よがりの解釈で、自分に都合の良い意見を聞けるまで色々な医療機関を受診し直す方も問題となっています。

医療はものではありません。信頼関係でなり立っていますので、信頼出来る先生を見つける目を持つことも私達(患者側)には求められていると思います。

私が言うのもおかしいのですが、皆様にとっても「医者との出会いも一期一会です、信頼出来る良医と巡り会えたらいいな」と思えるのです。

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医療」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。
 セカンドオピニオンの始まりが保険会社とは存じませんでしたが、現在は自分に合った?医療の為でしょうか?
でもなかなか思いきれない?といいますか?いい出せませんね!ドクターは相性もありますね?私はお陰様で「命の恩人」の先生が二人もいる幸せ者です!

マコママさん、こんばんは。

今やセカンドオピニオンは多くの方が知っている言葉となっています。ただし最初の始まりは今とはだいぶ違う目的だったようです。

インフォームドコンセント(説明と納得)の医療をやっている医師からはセカンドオピニオンは普通に考えていることですので、一般の方はそれ程気にする必要は無いと思います。 ただしちゃんと調べて自分(あるいは家族)の病状も理解してから、セカンドオピニオンを申し出ることは重要だと考えています。

医師も人間ですので、合う合わないはあると考えます。マコママさんは2人の相性のよい医師と巡りあえてよかったですね💖

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