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2019年11月17日 (日)

世界を夢みて(161); ロンキエール・インクライン(Ronquières inclined plane)

このブログの記事をまとめたホームページを作りました。見て頂くと嬉しいです😃(ニライの夢:https://dreams-nirai.com )。
ベルギーの観光においては余り有名ではありませんが「ラ・ルヴィエールとル・ルーにあるサントス運河の4つのリフトとその周辺」という世界遺産のがあります。 ベルギーの産業革命を支えた交通網として2つの主要な川があります。フランス東北部からベルギーを通り、北海へ流れるマース川とフランス北部からベルギーを通りオランダから北海に流れるエスコー川があります。この主要な川同士をワロン地方で結ぶためにサントス運河が作られました。ただその川同士をを連結する7Kmの長さの中で、2つの川には高低差が66.2メートルがあります。この66メートルを19世紀から20世紀にかけて8基のリフトで徐々に高低差を縮めて連結して行ったのです。今でも稼働している4基が世界遺産に登録さえています。
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前回のブログでは、その1つのHoudeng-Goegnies船舶昇降機について記載しました(→http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/no-2378.html  )
この見学を終えて、ツアーの集合場所のストレピ=ディウ船舶昇降機を改めてみるとその巨大さにビックリします。
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この一基で大きな船ごと高低差73メートルの昇降が可能となったため、世界遺産に登録されて昇降機は観光用などで運用され、現在は商業的な運航はこのリフトが行っています。
これからブリュッセルに向かう途中にもう一つ、運河における船舶昇降機があります。ここの急ぎ足で見学しました。Houdeng-Goegnies船舶昇降機やストレピ=ディウ船舶昇降機がエレベーターならエスカレーター式(正式ではありません)の運河の高低差を乗り切る仕組みがあります。

この方式で2つの運河を結んだインクラインがベルギーエノー州にあり、ロンキエール・インクラインです。ここは内部見学だ出来て、ビデオでどのような仕組みかも解説していましたので、私なりに図にしてみました。
Th__20190720211901
ロンキエール・インクラインの長さは1432mで高低差68mを船を載せるカゴ(ケーソン)の中に船を納めた後に大きなケーブルと貨車で秒速1.2mで進んむそうです。いったい誰が考えたのかという大がかりな装置でした。ちなみにケーソンの長さは91m、幅は12mで水深は3〜3.7mだそうです。一体何トンになるのでしょうか😵

Th_ronquieres
GoogleMapからとってきた写真ですが、これだけでも規模の大きさがわかると思います。
Th_1
駐車場に車を止めて、施設内へ上がるエレベーターで受付までゆきます。入場料を払い、内部見学が自由に出来ますし、この施設の概要が観れるミニシアターもありました。
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このように解説した案内図もあり、見学者に判り易いように工夫されていました。
Th_ronquieres-inclined-plane_20190720215601
最上階から、眺めるとこの大きさがわかります。私の旅行としては珍しく雨模様で、晴れていたら遠くまで見回せたかも知れません。
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ガラス越しに、このリフトを吊り上げる8本のケーブルを観ることが出来ます。1300トン以上の重さを引き上げることが可能だそうです。全体の構造として1750mとなり、おおよそ50分でこの関所を通り抜けることが出来るとのことです。
ヨーロッパを旅行すると運河が発達しており、物資の輸送には今も昔も川を利用して往来していることがわかります。しかし多くは前回書いたような水門を開いて水を出し入れして、船が交通するようになっていました。
本当に大規模な運河施設には圧倒された施設でした。

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コメント

こんばんは。
凄い!の一言です!さすが世界遺産ですね。
大きな船をカゴに入れて引っ張り上げるとは!
とても考えが及びませんが、運河の発達したお国ならではでしょうか?
見学なさって素晴らしい体験でしたね。
ツアーではまず行かない所ですよ。
続きを楽しみにお待ちしております。

マコママさん、こんばんは。

本当に凄いと私も思いました。想像した以上の規模と大胆な発想には目を見張りました。
まずツアーなどででは行く機会がないと思いますが、それでも行くことで大きな発見があった旅となりました。世界は本当に広いですね。

早く昨年の旅を書き終えないといけないと思うのですが😅・・・もう少しベルギーの旅をお付き合い下さいね💖

こんばんは。
こちらも凄い規模のリフトですね
前回のHoudeng-Goegniesの船舶昇降機が
船のエレベーターなら今回のはエスカレーター
のような感じでしょうか?
世界には色々な世界遺産があるのですね
一般の方では行くことが少ない?場所を
紹介頂きありがとうございます
今回のイラストも判り易く為になりました
これからもよろしくお願いします💕

舞子さん、おはようございます。

本当に大規模な運河にかかる昇降機ですよね。間近に見てびっくりしました。 舞子さんが仰るように前回のがエレベーターなら今回の施設は船のエスカレーターですね。

これ程の施設がベルギーの南部の田舎にあるなんてビックリしますが、これ程運河が発達した背景にはベルギーは小国ですが、交通網を含めてヨーロッパの中心地だったと知るきっかけにもなります。

いつもコメントいだだきありがとうございます。イラスト書いて良かったです💖

先生、こんにちわ♪
これ程複雑な(私はそう思いました)運河を作るなんてかなりの高度な技術ですね。
メカ好きな方にはさぞかし興味のあるスポットでしょう。
ただただびっくりするのみです。
ベルギーは小国ではありますが、この運河によって発展した事が良くわかります。
先生が色んな事をよく知っておられる事にも感心いたしました。

ガルボさん、こんばんは。

多くのヨーロッパでは運河はもちろんありましたが、これ程大規模な装置は見たことがありませんでした。

メカニックが好きな方には興味のある場所でした。私も一応昔は物理や数学が得意でしたので、この様な施設には興味が湧いてしまいます😅

ベルギーがヨーロッパの十字路の役目を担っていたことが分かりました。

色々なことに興味はありますが、食事のことや芸能界のことなど突然抜け落ちている知識も多いのです😂

こんばんは。

ストレピ=ディウ船舶昇降機は人と比べるとその巨大さが分かりますね。
前回ご紹介頂いたシステムにも驚きましたが、今回のロンキエール・インクラインは
エスカレーター式と言う事ですが、よくこの様な発想になったものだと更に驚きました。
壮大な構想ですよね。
ケーソンで船を運ぶと言う事は船の全長には制限があるのでしょうか?
このような大掛かりな仕掛けを造るには総工費はかなり掛かったのでしょうね。
先生の記事でヨーロッパには様々な型式の運河設備がある事が分かりました。
大変興味深いお話ありがとうございます。

sharonさん、こんばんは。

本当に巨大な昇降機で、近くで見るとその迫力に圧倒されます。

このような巨大な昇降機を作る程、ベルギーにとって重要だったのでしょうね。前回の昇降機はその高さにビックリしましたし、今回はその長さに驚歎致しました。

かなり長いゲージですのが、恐らく運河を渡る船の幅が決まっているように長さも決まっているのかも知れません。

ヨーロッパを巡って小さな個性的な閘門をみましたが、これ程巨大な運河は初めて見ました。仕掛けも色々ありますね。

こちらこそコメント頂きありがとうございます💖

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