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2019年11月

2019年11月30日 (土)

世界を夢みて(164);ベネリクス三国の旅も終わり、帰国の途へ

2018年のベネリスク三国の旅行は、オランダ・ベルギーの魅力を十分に味わえました。ルクセンブルグは半日程度の短い滞在しか経験しませんでしたが、その魅力を垣間見ることは出来ました。毎日早朝から深夜まで、寸暇を惜しんで歩いた旅で、毎日2万5千歩以上歩く、欲張った旅でもありました。宿泊ホテルの立地条件も絞り込んだお陰で素晴らしい景色を味わえました。

年齢を含め不確定要因が多くなる中で、あとどれぐらいこのような旅が出来るか分かりません。最後のあがきのようなものでしょうが(笑) 、自分が求めていた旅を行えました。 言葉が十分通じない中、現地で日本人のガイドさんをお願いしたり、タクシー利用したりと事前の準備を出来るだけ整えて臨んだ結果、通常のツアーで行く行程の倍近く回れたと考えました。 若い時には細かな予定を組まなかったのですが、それはそれで楽しい旅で思い出深くもありました。 年齢と共に、最後かも知れないとか、記録を残すために沢山写真を撮ったり若い時と比べたら旅程の組み方や街歩きも変化しました。 まだ現時点では時間が取れない中で、出来るだけ多くの場所を廻りたいがことが優先の旅です。きっとリタイアしたら時間は作れても、今度は体が思うようには動かなくなるかも知れません。

30代後半から50代後半まで年中無休で働いて来た私にとって、旅行は夢のような贅沢な時間です。旅行に行かして貰えた仲間達に感謝して帰国となります。また1年頑張って働いて次の旅行に備えます。本当にありがとうございます💕💕

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市内からブリュッセル空港に向かい、出国手続きに向かいます。初めてのブリュッセル空港ですが、綺麗な空港でした。

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余り時間はなかったのですが、ワンワールドのビジネスラウンジも訪ねてみました。食事はそれ程多くはありませんでしたが、お酒に関してはかなり種類がありました。

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いよいよ機内に入り、日本時間に時間を合わせて、飛行機の中で時差ぼけを調整します。沖縄についたら、スーツケースも開かずにすぐ職場に向かいました。職員からお帰りなさいと言われながら、ありがとうと声をかけました。 さて1年頑張り、次の旅行です。 

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1年以上にわたりベネリスク三国の旅行を読んで頂き本当に感謝致します。
切りのいい12月1日からは2019年の旅行記を書きたいと思います。また1年お付き合いください💖

2019年11月29日 (金)

今週の生け花(令和元年11月第5週)

11月も最後の週となり、来週には12月です。季節はあっという間過ぎて行こうとしています。街にはクリスマスツリーなども飾られてるのでしょうか? 全国的に寒くなっているようで、先ほどのニュースで北海道でマイナス16度を記録したとのことで、この沖縄とは38度近い気温差になっているようです。寒さに弱い私としては北海道では冬眠に入って布団からでないかも知れません😅

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今週も生け花クラブの皆さんがお花を飾ってくれていました。光を当て方を工夫して育てるのでしょうか? アンスリウムの花穂がピンクから黄緑へと変化をしています。何か人口的なクリスマスの飾りのように思えます。

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その色合いを心なし落ち着けているのが上方に向かってまとめられている千年木の葉ではないでしょうか。その間にあるの葉材はさつま杉で、これもクリスマスを飾る葉材の1つだと思います。その横で咲いているオレンジの花は小菊です。上品な香りがします。

これから週末の殆どは忘年会が始まります。少々バテ気味になるのかもしれませんが、例年そうですので一気に駆け抜けたいと思います😊。 

<花材:千年木、アンスリウム、小菊、さつま杉>

2019年11月27日 (水)

免疫チェックポイント阻害薬の効能について

今日のFM放送は肺がんについて説明をしました。肺がんと言っても組織により分類され、治療法も変わってしまいます。大きく小細胞癌と非小細胞癌(腺癌、扁平上皮癌、大細胞癌)に分かれて検討されます。肺がんの治療に関しては主に手術、化学放射線療法(抗がん剤と放射線治療)および薬物療法があります。

Th__20191126192301 肺がんの薬物療法には①細胞障害性抗がん剤(一般的な抗がん剤)、②分子標的療法、③免疫療法 があります。私自身が手術するようになった35年間で大きく発展したのが②と③の薬物療法です。 ブログではノーベル医学生理学賞にもなった本庶佑京先生が考え出した免疫チェックポイント阻害薬の効能を説明したいと思います。

本庶先生の薬が開発されるようになって初めて免疫療法が他の治療法に肩を並べるようになって来たと臨床医の立場からは思うのです。 

これまで免疫療法と言っても多くは「免疫療法もどき」であり実際に効果があるのかどうかも不明で、単純に免疫細胞を増やしたり、あるいは試験管レベルでの効能をうたって効果があると吹聴するレベルだったと考えています。

がん細胞は様々な特殊な能力があり、色々な手段で転移や増殖を行ってゆきます。また、がん細胞は人間の免疫細胞で自分が攻撃されないように様々な手段を用いてカモフラージュをしてます。その仕組みを取り外したのが免疫チェックポイント阻害薬となります。

最近、ブログの医療欄でも難しいことを書きましたので、免疫チェックポイント阻害薬の効能についてあえて簡単に図にしました。

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現在の免疫療法の中心にある免疫チェックポイント阻害薬の効能について大まかに知ることが出来たら嬉しいです(こんな単純に書くと専門家からは怒られそうですが😊)。

2019年11月24日 (日)

世界を夢みて(163);  ブリュッセルで最後の朝食(le pain quotidien)

今回の旅行(2018年ベネルクス三国の旅)の最後のブリュッセルの朝食はle pain quotidienで取ることを最初からの予定に組み込んでいました。

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ヨーロッパでも最古のアーケードで人気の高いギャルリー・サンテュベール。グラン・プラスのすぐ近くにあり、アーチ状の天井から光が差し込み、通りは明るく、両サイドの様々なショップのディスプレイも皆美しいです。

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その中で地元の方にも人気な喫茶店le pain quotidienがあります。ブリュッセル滞在時にその側を通るといつも満席状態でした。今回の旅行の最終日(日曜日)に飛行場に向かう前、なごり惜しく最後の最後まで市内を散策。朝食はこのアーケードで摂ることを考えホテルでの朝食は含めずにいました。

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人気のギャルリー・サンチュベール(Galeries St-Hubert)も日曜日の朝は人通りが少ないです。


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日曜日の8時頃に着いた時には開店したばかりで私達以外に一組のカップルが居ただけで、静かなギャルリー・サンテュベールを眺めながら朝食を摂りました。

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ジュースも生ジュースで美味しく、パンも何種類か出されましたが、どれも焼きたてで、何種類かのジャムも美味しかったですし、渋めのコーヒーとも相性が良かったです。 この様な場所でゆっくりと朝食をとれるのも旅の醍醐味だと感じました。

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静かに朝食を取ったあと、雨模様の街をわざと遠回りしてホテルに戻りました。さあ、荷物を持って帰路のブリュッセル空港へと向かいます。

2019年11月22日 (金)

今週の生け花(令和元年11月第4週)

11月も後半になると全国的に寒くなっているようですね。南国沖縄もだいぶ寒く?なりました。

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今週も生け花クラブの皆様が2階のいつもの場所に生け花を飾ってくれていました。私はだだ見ているだけですので、ありがたいです😃

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真っ赤な花器がシンプルで力強いです。その赤い色と相応して、野バラの赤い実が存在感を増していますし、後方に見える深紅の花は鶏頭です。深い色のお陰でカーネーションやグラジオラスの花が発色している様に感じられます。 

少し大人のエレガントさを感じてしまう今日の生け花でした。

<花材:野バラ、雲竜柳、グラジオラス、カーネーション、ケイトウ>

・・世の中は連休の方も多いと思いますが、私の方はこの連休を利用して勉強会や講演会のためタイトなスケジュールです。コメントの返事がすぐに返すことが出来ないと思いますのでスルーされてくださいね😊 生け花は生ですので私の時間を待ってくれませんので紹介までに記事にしました・・・・写真だけでも見て貰えたら嬉しいです✨✨



2019年11月20日 (水)

世界を夢みて(162): ベルギーの小さな村巡りからワーテルロー経由でブリュッセルへ

世界遺産の運河巡りも終え、満足しながら、再度、最後の宿泊地のブリュッセルへと向かいます。いよいよ今回の旅も明日にはブリュッセル空港から日本へ帰国となります。
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運河めぐりからブリュッセルに向かう途中に、ナポレオンで有名なワーテルローがあります(ブリュッセルから南18Kmの位置)。時間があればゆっくりしたいのですが、もう時間もないため、写真撮影のみ😢 1815年6月18日、ベルギーのワーテルローにおいて、イギリス・オランダの連合軍とプロセイン(現在のドイツからポーランドの1部)軍とナポレオン率いるフランス軍との戦闘で、ナポレオン戦争の最後の戦闘となった場所です。
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きっと歴史好きの方や戦略好きの方はこの場所を訪ねたことがいるかも知れません。私でも名前を知っている有名な場所です。実際観てみるとこのような地形だったのかと理解出来ます。
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イギリス軍のウェリントン将軍が宿泊し指令本部となった建物を改装して、ウェリントン博物館となっていますが(上の円形の建物)、もう閉館の時間となっていました。 ライオンの像の丘と呼ばれる小高い丘には階段があって昇ることが出来ます。きっと見晴らしが良いだろうなと想像します。
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この丘の頂上には4.5mの台座に重さ28トンのライオン像が置かれています。これは当時のオランダ・ベルギー軍の指揮官オラエル公王子の名誉の負傷を記念して造られたそうです。このライオン像はフランスに顔を向けて睨めつけているそうです。 このワーテルローの戦いにおいては30万人の兵士が戦い、半日で5万人が戦死したという壮絶な戦いの場所でした。
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昔の激戦地ですが、今ではこのようなバスにもデザインされる観光地となっています。資料館も閉館時間を過ぎたため、写真だけ撮ってブリュッセル市内へ向かいました。
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ブリュッセル市内に入る前に、車窓からこのような建物の写真を撮りました。とうとう私の撮影ネタもなくなったかと心配しないで下さいね😓
このような写真を観てもなんとも感じないと思います(私もそうですが・・)。この写真を観て「あれ!」と思った方は余程旅行好きなのか、建築関係をしている方かも知れません。 この建物は「ストックレー邸」というベルギーの世界遺産なのです😵
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残念ながら、個人所有の世界遺産で、一般公開されていませんので、内部をみることは出来ません。ベルギーの首都ブリュッセル自体がアールヌーボー建築の宝庫としても有名ですが、ウィーンの建築家ヨーゼフ・ホフマンによる「ストックレー邸」は、アールデコの先駆けとなった建造物だそうで、2009年には、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。
ブリュッセルのホテルに到着後、名残惜しくもう一度グランプラスを散策し、夕食後ホテルの前にあったワッフル専門店でワッフル購入し、ホテルで荷造りとなりました。その夜も遅くまで街を眺めて、楽しかった行程を思い返しました。ルクセンブルグ三国は本当に素敵な場所でした。まだ明日がありますので最後の最後まで旅を楽しみます。次回もこの旅行の続きです😅

2019年11月17日 (日)

世界を夢みて(161); ロンキエール・インクライン(Ronquières inclined plane)

ベルギーの観光においては余り有名ではありませんが「ラ・ルヴィエールとル・ルーにあるサントス運河の4つのリフトとその周辺」という世界遺産のがあります。 ベルギーの産業革命を支えた交通網として2つの主要な川があります。フランス東北部からベルギーを通り、北海へ流れるマース川とフランス北部からベルギーを通りオランダから北海に流れるエスコー川があります。この主要な川同士をワロン地方で結ぶためにサントス運河が作られました。ただその川同士をを連結する7Kmの長さの中で、2つの川には高低差が66.2メートルがあります。この66メートルを19世紀から20世紀にかけて8基のリフトで徐々に高低差を縮めて連結して行ったのです。今でも稼働している4基が世界遺産に登録さえています。
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前回のブログでは、その1つのHoudeng-Goegnies船舶昇降機について記載しました(→http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/no-2378.html  )
この見学を終えて、ツアーの集合場所のストレピ=ディウ船舶昇降機を改めてみるとその巨大さにビックリします。
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この一基で大きな船ごと高低差73メートルの昇降が可能となったため、世界遺産に登録されて昇降機は観光用などで運用され、現在は商業的な運航はこのリフトが行っています。
これからブリュッセルに向かう途中にもう一つ、運河における船舶昇降機があります。ここの急ぎ足で見学しました。Houdeng-Goegnies船舶昇降機やストレピ=ディウ船舶昇降機がエレベーターならエスカレーター式(正式ではありません)の運河の高低差を乗り切る仕組みがあります。

この方式で2つの運河を結んだインクラインがベルギーエノー州にあり、ロンキエール・インクラインです。ここは内部見学だ出来て、ビデオでどのような仕組みかも解説していましたので、私なりに図にしてみました。
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ロンキエール・インクラインの長さは1432mで高低差68mを船を載せるカゴ(ケーソン)の中に船を納めた後に大きなケーブルと貨車で秒速1.2mで進んむそうです。いったい誰が考えたのかという大がかりな装置でした。ちなみにケーソンの長さは91m、幅は12mで水深は3〜3.7mだそうです。一体何トンになるのでしょうか😵

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GoogleMapからとってきた写真ですが、これだけでも規模の大きさがわかると思います。
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駐車場に車を止めて、施設内へ上がるエレベーターで受付までゆきます。入場料を払い、内部見学が自由に出来ますし、この施設の概要が観れるミニシアターもありました。
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このように解説した案内図もあり、見学者に判り易いように工夫されていました。
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最上階から、眺めるとこの大きさがわかります。私の旅行としては珍しく雨模様で、晴れていたら遠くまで見回せたかも知れません。
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ガラス越しに、このリフトを吊り上げる8本のケーブルを観ることが出来ます。1300トン以上の重さを引き上げることが可能だそうです。全体の構造として1750mとなり、おおよそ50分でこの関所を通り抜けることが出来るとのことです。
ヨーロッパを旅行すると運河が発達しており、物資の輸送には今も昔も川を利用して往来していることがわかります。しかし多くは前回書いたような水門を開いて水を出し入れして、船が交通するようになっていました。
本当に大規模な運河施設には圧倒された施設でした。

2019年11月15日 (金)

今週の生け花(令和元年11月第3週)

11月も中旬になり急に季節が変わりだしたと感じます。沖縄はやっと涼しくなり過ごしやすくなりました。私も今週から半袖から長袖へと変えたとことです。 南国沖縄はこの様な感じですが、北海道などでは猛吹雪だったとのことで心配ですね。もう少し地球が穏やかであって欲しいです。

今週もいつもの2階の小さな場所にも生け花クラブの皆様がお花を飾ってくれています✨

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今回は上品な花器の上には荒々しさも感じられる構成となっています。雲竜柳の曲がりくねった枝が絡み、ストレリチアをわざと斜め方向に活けることでその花穂さえも荒々しく感じてしまいます。 硬い茎を持ったピラカンサの赤い実も整えることなく配置されています。

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今回の花材は3種類と少ないですが、その力強い3種類それぞれが自分の個性を強烈に出した作品のようです。まるで原生林の中を入った感じですね😃

これから本格的な冬に向かって行くのでしょうが、この生け花のように荒々しくなくて穏やかな天候であって欲しいです💕

<花材:ピラカンサ、雲竜柳、ストレリチア>

2019年11月13日 (水)

地球環境に優しくない糖尿病の新薬?

今日のFM「いきいきタイム」は糖尿病について話しました。

日本人の糖尿病患者さんは急激に増加し糖尿病を疑われる患者さんは900万人を越え、この50年間に35倍以上に増加しています。いまや40歳以上の3人に1人が糖尿病または糖尿病予備軍です。日本人の体質(インシュリン分泌の遺伝的背景)がこんなに急激に変われるわけはないのですから食生活・運動を含めた生活習慣の変化が糖尿病急増の原因なのです。

外科医の私に取っては糖尿病患者さんの外科治療も担当になることもありますが、基本的に手術後の薬を飲めない時間帯は注射によるインシュリンの治療が原則となっています。ただし上記のように今や多くの糖尿病患者さんを術後も診ることがあり、内科と連携しながら治療を行っています。

今回は、このブログを見ている一般の方には難しいと思いますが、私の錆びた頭の整理のために大まかな糖尿病治療薬一覧を書いてみました。

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糖尿病は糖分とインシュリンの関係ですので、糖尿病に対する治療薬は①インシュリン出させるように働きかける ②小腸から糖の吸収を抑えるか、肝臓での合成を抑える ③糖の分解を促進 ・・・この様なことが治療薬としては考えられていました・・・

ところが、私からすると何となく「ドーピングのよう?」な毛並みが違う薬が最後の「SGLT2選択的阻害薬」です😰(糖尿病を担当している先生からは怒られそうですが・・・)

本来、私達の体にはエネルギーとなる糖分が無駄に尿に流れないようにする仕組みが備わっています。その再吸収するメカニズムを抑えて、血液の中の糖分をオシッコに流してしまおうと言う薬となります。 食糧事情からすると地球に優しくない治療薬のようにも思えます(笑)。 当初は私の方も、もう食事の制限を放棄しても大丈夫となる厄介な薬だと思っていました。 食べても栄養分がオシッコに流れるのですから、糖尿病もよくなるし体重も減るわけです。この薬は体重も減るという画期的な薬でもあることより爆発的に売れている薬となっています。

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ただ否定的な部分だけでなく、体重が減ることでインシュリンの抵抗性が改善したり、腎機能や心機能にもいい影響があるのではないかなどのエビデンスも出てきています。合剤も造られて、更に世界中で使用頻度が高くなると考えています。

糖尿病治療薬としては画期的な薬ですが、地球に優しくない治療薬でもあるかも知れませんね。体のエネルギー(糖)を単にオシッコに流すだけなら食べなければと思うのですが、人間の食欲はなかなか抑えられないようです😠

2019年11月11日 (月)

世界を夢みて(160): ベルギー世界遺産:ラ・ルヴィエールとル・ルーにあるサントル運河の4つのリフト

急遽ルクセンブルグを前日に無理矢理押し込み、滞在期間が5時間ほどの既成事実を作っただけの大まかな観光となったのは、この日が日曜日で、日曜日の14時から開催される世界遺産「ラ・ルヴィエールとル・ルーにあるサントス運河の4つのリフトとその周辺」という世界遺産の運河の施設案内のツアーがあることが分かったからなのです。
2002年に高低差73mの昇降が可能となる世界最大級のストレピ=ティウ船舶昇降機が完成し、その後は商業的な運行はこちらが担うことになっています。そのストレピ=ティウがツアーの集合場所となっています。 急いで向かうと遠くからもこの巨大な建造物が確認でします。
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ツアー開始のギリギリに到着するも、チケットは売り切れ・・😂・・・・しかしながら受付の方がもう少し待っていてというので待つことに・・・・なんとツアーを組んでいた会社に数人のキャンセルがあり、その分をこちらに回して貰うことに・・・それも定額よりも安い値段で手に入れることが出来ましたラッキー!⤴🎁
ベルギーの産業革命を支えた交通網として2つの主要な川があります。フランス東北部からベルギーを通り、北海へ流れるマース川とフランス北部からベルギーを通りオランダから北海に流れるエスコー川があります。この主要な川同士をワロン地方で結ぶためにサントス運河が作られました。ただその川同士をを連結する7Kmの長さの中で、2つの川には高低差が66.2メートルがあります。この66メートルを19世紀から20世紀にかけて8基のリフトで徐々に高低差を縮めて連結して行ったのです。今でも稼働している4基が世界遺産に登録さえています。
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この日曜日の限定ツアーが定刻に開始となり、まず全員揃って運河の船に乗り込み、 鉄骨で出来たポートリフトをみながら、いったん上陸して、このリフトの駆動部分の説明のため、大きなリフトの動力源がある工場内に入ります。
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ツアーのガイドさんはフランス語、英語、ドイツ語の順に説明して行きます。残念ながら日本語はありませんが、説明用の映像などもあり、なんとなく仕組みが分かります。
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・・・ここで頭の整理のためにも、簡単に運河の仕組みやリフトの仕組みを図にしてみました。 高低差のある堰を通るために、昔から使われているのは、高低差のある片一方をとじて、通行する船と同じ高さになったら閘室(こうしつ)に入り、両サイドの堰をとじて、自然の水の高低差による出し入れを行って、最終的に出る側の運河と同じになれば、ハッチを開けて通る方法で、多くのヨーロッパの国々でも見かけるやり方です。
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一方、今回のベルギーでは、このようなまどろっこしいこと(時間の短縮のため)はせずに、動力で船を昇り降りさせる装置を作ったのです。単に上げるだけでなく、もう一方と連動することで、大きなエネルギーを使わないようにも工夫されています。
・・・と言う事で、旅行記に戻ります。
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一通り説明を終えると、再び乗船し、今度は本当にこの船に乗りながら、Houdeng-Goegniesの船舶昇降機に乗り込み、実際に開門通過します。
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段々と近づくと、あいにくの雨模様でしたが、皆雨具をつけて、船のデッキで見学することに。リフトに中に船ごと入ります。両サイドの閉じ、水の中に船が浮いた状態で、リフトが次第に昇降する様子を見学出来ます。本当に大がかりな仕掛けです。間近でみると大迫力です。
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大迫力の昇降機で高低差を乗り越えて、昇降機の向こう側に出ることが出来ました。場所も不便ですし、ツアーを体験することはなかなか難しいと思います。本当に経験出来てラッキーでした。
運河についてあと1つあるのですが、長くなりましたので次に書きたいと思います。
2002年には高低差73メートルの昇降が可能にした、世界最大級のストレピ=ディウ船舶昇降機(一番上の写真)が完成したため、現在は商業的な運航はこのリフトで一気に高低差を解消して連結できるようになっています。

2019年11月 9日 (土)

元気を貰えました!

筆無精で、書くことも話すことも苦手な私がブログを書き始めて一番良かった思うことは全国の多くの方と交流が出来たことです。私達沖縄県民にとって琉球文化や芸術が世界遺産の首里城には凝縮され、誇りに感じていました。それが一瞬で灰になった光景は大戦で戦火に焼かれた沖縄を思い出させ落胆する方も多かったのです。

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そのことを気にかけてくれた多くの方(本土や海外に住んでいる方)から励ましのメールが届き、勇気づけられました。本当にありがとうございます。そして昨日、このブログを通して知り合った、鳥取県のアトリエトトロさんからメッセージ付きの絵が送られてきました。絵とメーセージが本当に優しくて人を想う気持ちに溢れていると感じました。トトロ先生をはじめアトリエの子供達に本当に感謝致します。 このアトリエトトロのブログはこちらからご覧になれます(http://atelier-totoro.tea-nifty.com/blog/2019/11/post-506c0c.html )。子供達の生き生きした姿がみることが出来ますよ!


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トトロ先生からの温かいメッセージです💕💕


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子供達の間ではわたくしは「おもろまち先生」のようです😃
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元気が出る可愛いシーサーです✨✨


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迫力があり素敵な首里城です。もう一度必ずこの姿を見てみたいです⤴⤴🆗
私宛に送ってくれたのですが、私だけではもったいないので沖縄県民の励ましにもなりますので早速外来に置かせて貰えました。 

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外来の待ち時間や会計を済ませた折に、この絵をご覧になっていましたよ。アトリエトトロ先生に子供達本当にありがとうございました。

それ以外にも多くの方々からメッセージやコメントを頂きました。本当に感謝致します。

2019年11月 8日 (金)

今週の生け花(令和元年11月第2週)

11月も2週となりましたが、先週の首里城火災から気持ちを切り替えて前向きに進みたいと思います。

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先週は生け花クラブがお休みでしたので、2週間ぶりの紹介となります。今週もいつものように2階の小さなスペースに飾られて生け花を紹介致します。

今週の生け花は首里城のような朱色の花器が目立ちますし、同じく赤を基調とした鶏頭カーネーションが目立ちます。一部のカーネーションは人口的に色を加えたのでしょうか?ピンクとイエローにナイトグリーンが混在しています。

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大きなハラン赤目柳を折り曲げて、上手く奥行きを出して三次元を表現しています。正面から見ると、上方に真っ直ぐに伸びた赤目柳のせいで間延びしているようにも感じました。それが横から見ると折り曲げた部分と直線的な赤目柳の組み合わせもマッチしていています。

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真上からと真横からの写真も加えてみました。色々な角度から見るのも印象が変わることを改めて感じました。生け花に負けないように頑張ろうっと!😃

<花材:赤目柳、カーネーション、鶏頭、ハラン>

2019年11月 6日 (水)

イビキと睡眠時無呼吸症候群の危険度

今日のFM放送はイビキに関しての注意点や睡眠時無呼吸の話をしました。 以前にも記載したことがありますので、重複する部分が多いです😅
日本時においては毎日のようにイビキをかく方は全人口の20〜30%で、中年以上になると50%以上になるそうです。
イビキは咽頭部が呼吸による空気の流れによって振動する振動音のことです。咽頭部は舌などの筋肉組織などで構成され、周りが硬い骨で固められていないために、息を吸うと吸い寄せられて狭くなります。狭くなるとそれだけ空気の流れも速くなり振動が起きます。ですのでイビキの多くは息を吸う時に起きます。 日本人は欧米人と比べて顎が小さい方が多く、肥っていなくても元々咽頭部が狭い方もいらっしゃり、痩せていてもイビキをかく方がいます。
肥満になると、口の中にもお肉がはみ出して、内腔が狭くなります。ですので肥るとイビキをかきやすくなり、更に進むと睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まります。
イビキはうるさいだけなら、周りの迷惑はあっても本人にとっては問題もありません。イビキをかく人の中で、規則正しいイビキではなくて、時々呼吸が止まることがあります。長い時には1分以上止まることもあり、側にいる方が静かになったはいいも、呼吸が止まるのではないかと心配にもなります。 分かりやすいように図に書いてみました。
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本人は気がつかなくても、無呼吸が続くと本人の体は非常に負担がかかることになります。例えば

この様な睡眠時無呼吸を放置していると、正常者と比べて、高血圧で2倍、狭心症・心筋梗塞が3倍、脳卒中は4倍高くなると言われています。日中の眠気により、交通事故は7倍増加します。

中等症・重症の睡眠時無呼吸症候群は重度に死亡率が大幅に上昇します。厚生省研究班の調査では、睡眠1時間あたりの無呼吸数や低呼吸数が20回以上おこる場合の5年間の死亡率は16%と報告されています。8年で死亡率40%という報告もあります。これは平均寿命にして約年短くなると言います。死因は脳梗塞、心筋梗塞など。睡眠中や朝方に死亡する例が多いとされています。

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睡眠時無呼吸症候群と診断された場合には、もしも肥満なら減量をして、横向きに寝るなどの指導をします。治療としてはスリープスプリットと呼ばれるマウスピースを睡眠中にくりに装着して気道の閉塞を防いだり、医療的治療としては鼻マスクによる持続陽圧呼吸(CPAP)を用いて、睡眠時の無呼吸を防止します。 見た目は大変そうですが、それをやることで日中の眠気や疲れが取れ、生活の質が向上するだけでなく、心臓病や脳卒中の合併症を防ぐ手段となります。
先ずは上の図のような睡眠パターンがある方は、病院の呼吸器科外来などで相談されてみては如何でしょうか。

2019年11月 3日 (日)

もう一度「上を向いて歩こう」

美しい首里城が燃えて崩れ落ちるニュースをみて、悔しさや悲しみや空虚さが襲って来ました。太平洋戦争で沖縄県、特に那覇市は戦前の面影もないほど破壊され、国宝にもなっていた首里城も瓦礫の山と化してしまいました。

戦前、父は首里城に隣接する師範学校に通っていて、時々首里城内部にも出かけることが出来たそうです。弟も首里城に近い一中(今の首里高校高)に通っていました。南部の実家からは通うことが難しく、首里に家を借りておばあちゃんもその家に通っていたとのことでした。おばあちゃんからは当時の美しい首里の街のことを何度も聞かされました。 戦争で当時学校の校長だったお祖父さん、父の弟の小父さん二人を亡くしました。 父は徴兵で満州で終戦をむかえ、やっと生き残って沖縄に戻って来た時にはおばあちゃんがあばら小屋に住んでいたとのことでした。

おばあちゃん子だった私は、おばあちゃんから「戦争は全ての美しいものを奪い去ってしまう。戦争だけはやっては駄目だ」と何度も諭されました。

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何もなくなり、戦後長い間、祖国復帰もはたせず、米国の占領下にあった沖縄。灰の中から、首里城が竣工され、美しい首里城正殿が出来た時には本当に嬉しく思いました。戦争で全てを失って、支えるものもなくなった沖縄の人々にとっては、この美しい荘厳な首里城を見上げて、やっと誇らしく思えたのです。おばあちゃんは既に他界していましたが、父はこの新しい首里城を見ることが出来ました。本当に嬉しそうにしていたのを覚えています。(上の写真は開園当時(平成4年)の写真です。デジタルではないので昔の写真をスキャナーで取り込んでみました。画像は悪いのですが、龍柱や階段が真新しく白く輝いています)

やっと首里城の全部が今年になって復元して、これからは当たり前にある建造物だと思っていました。昨日まであった美しい建物が一瞬で灰になったのです。 医師としては、戦争を経験した方にとって首里城崩落が戦争の記憶と結び付くトラウマにならなければいいなとも考えます。

この様な火災では残念ですが、しかし形あるものはいつか無くなるのです。無くなったことより、再復興に向けて上を向きたいと思います。

昨日、坂本九さんの「上を向いて歩こう」を唄いました。子供頃からこの曲は色々な場面で私を支えてくれた曲でもありました。もう駄目だと思った時に支えてくれて曲です。

昨夜、久しぶりにこの曲を唄いました。首里城の写真を入れて動画にしました。半分の写真は数名の方から頂いたものです。ありがとうございます。改めて首里城は世界に類をみない美しい建物だと思います。必ずまたこの姿をみることが出来ると信じています。

https://www.youtube.com/watch?v=9KKoCkrUTwQ&feature=youtu.be

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