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2019年10月

2019年10月30日 (水)

世界を夢みて(159): ベルギーの小さな村巡りNo7(世界で1番小さな町「デュルビュイ」)

モダーブ城を後にして、デュルビュイ城(Durbuy Castle)のあるデュルビュイに向かいました。

ギネスブックに「世界で1番小さな町」として登録されている町だそうです。人口が500人程の町だそうですが、周りが山や緑に囲まれ丘の上には綺麗な形をしたデュルビュイ城が聳えています。何をもって「世界で1番小さな町」なのか分からなかったのですが、ネットで調べたら、人口が僅か500人しかいないものの「自治体として運営するのに必要な全ての機能が備わっている」ことが条件で、それを1977年当時満たしていたために、ギネスに登録されたようです。

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 川にかかる橋を渡り入って行きます。右手にはこの街の象徴のデュルビュイ城(Durbuy Castle)が見えて来ます。9世紀から17世紀までは要塞として使われて、ウルセル伯が居城として改築し、今でもその子孫が暮らしているとのことです。今回は時間がなくて近くには行けませんでした。ただ説明によると一般の方は入城出来ないかも知れません?

デュルビュイはベルギー南東部のリュクサンブール州にあり、蛇行した川と丘に囲まれたウルト渓谷にある石造りの可愛らし町です。

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石造りの街並が可愛らしくて、急いで歩いたら15分程度で全てを散策出来る程のコンパクトな街並です。しかしながら小さな町でもなんかワクワクした気持ちに浸れる素敵な町で、ちょっと気に入ってしまいました😃

小さな石畳の両脇には土産品やカフェやレストランが建ち並び、まるでテーマパークにでも来た雰囲気です。

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・・・あれれ👀 この豚さん何をのぞき込んでいるの・・・と思わず写真を撮ってしまいました。後で調べたら、この地方の特産の生ハムやソーセージを売っているBoucherie Bodsonというお店だそうです。 この豚さん、お腹が減ったのか、あるいは仲間の状態を知って逃走したのでしょうか💨

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小さな町ですが、この石畳の道といい、周りの建物も中世の頃に迷い込んだようです・・・

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街の外れの公園から、大きな岩山<Durbuy Anticline(デュルビュイ アンチライン)>が見えて来ました。丁度街の端っこになります。 この折れ曲がった岩山は、なんと3億年以上前の海底堆積物が隆起した岩盤だそうです。

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可愛らしい街でここでのんびりとしたいのですが、次の場所に移動です。

・・・本当はゆっくりと昼食としたいのですが、次の運河リフトのツアーが日曜日の14時からあり、これに間に合わせるために、ドライブインにてパンと飲み物を購入。ドライバーは私達を送り届けた後2時間30分ほど時間が空きますので、その時間帯に食事に行って貰うことに。 ルクセンブルグの滞在を短くしても行きたかった、ベルギーの世界遺産の1つに向かいました。

2019年10月27日 (日)

世界を夢みて(158): ベルギーの小さな村巡りNo6(モダーブ城)

トリニー村のホテルは本当に素敵なホテル(http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/no-1f24.html )でここでノンビリと滞在したいところですが、今日も1日タイトな時間を過ごすことになります。
長閑なトリニー村を出発し、モダーブ城(Chateau de Modave)見学。こちらは入り口で日本語のオーディオガイド(入場料込みで9€)も受け取ることが出来ます。

モダーヴ城はトリニー村から北に進むと、オユー川沿いの高さ60mの断崖の上に立つお城で、13世紀に最初は建造され、17世紀にマルシャン伯爵により再建され、現在の優雅な姿になったとのことです。 後で分かったのですが、日本人の結婚式も積極的に誘致していて、年間25組程の日本人がここで結婚式を挙げているとのことです。確かに素敵なお城ですので、結婚式にぴったりかも知れません・・・これからの方、候補に挙げたら如何でしょう?😊・・・

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当時の貴族がどれ程財力があったかが判るのですが、まずは城に入るまでに長〜い❗並木道を通ります。ずっと奥に城の外壁が見えます。

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城の城壁の入り口までは車で入り、その門をくぐってもまだ中庭です(°0°)

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中庭の真ん中に噴水があり、そこを回り込んで、お城に入ることが出来ます。

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城に入るとすぐに受付があり、オーディオガイドを貸して貰います。そこが入り口のホールで「衛兵の間」と呼ばれてているようです。天井にはマルシャン家の紋章と家系図は彫られた大広間となっています。

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一体いくつ部屋があるのかさえ判らない程、沢山ありました。沢山写真を撮ってきたのですが、一つ一つ載せても大変ですので大まかな部屋をアップします(・・・と言うよりは、どれがどの名前の間だったか覚えていないのが現状ですが・・😂)

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この部屋は領主の寝室だそうです。シャンデリアに壁の彫刻、もちろんベットも豪華です。私などが寝たら落ち着かずに悪夢を見そうです😃

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この様な部屋もありました・・・皆さんどの目的の部屋か分かります?・・・・向かって左奥のドアの向こうにオマルがあります・・・そうここはトイレです・・・こんな綺麗ならトイレでも住みたいと思ってしまいます😵

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お城の見学の途中から、外にも出ることが出来ます。そこからは広大な緑豊かな所有地を眺めることが出来ます。
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更にシャンデリアのある石造りの階段を降りて進みます。
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更に階下にもルート順に部屋を回りますが、本当にいくつ部屋があるのでしょうか? 浴室は比較的最近のものなのでしょうか?

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奥の螺旋階段を降りて行きます。石の建物を見過ぎたせいか、木の螺旋階段は何故か懐かしく温かみを感じてしまいます😃
入り口のホールで借りていたイヤホンを返して、外に出ました。噴水が綺麗で青空が眩しいです。
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そこから世界一小さな町デュルビュイ観光へと急ぎました(続く)。

2019年10月25日 (金)

今週の生け花(令和元年10月第4週)

那覇市内は今日も青空が続いていて、過ごしやすい気候となっています。だた台風21号の影響で千葉県を中心に大雨になっているとのことでとても心配になります。もう雨は入りませんね。 砂漠や雨が降らない地域に分けて欲しい位です。

先週は生け花クラブの発表会もあり、病院中が生け花で溢れていました。今週はいつものように、外来や総合案内などの場所で生け花を見ることが出来ます。 いつも紹介している2階の場所にも生け花クラブの皆様がお花を飾ってくれています。

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今週の生け花は、柔らかい白い花器に上に力強い直線的に伸びた茎とかオレンジ色の苞がひときわ目立っています。極楽鳥花というだけあって立ち姿が目立つ植物ですね。花言葉は「輝かしい未来」「寛容」「恋の伊達者」「気取った恋」などとなるようです。皆様方にはどれがびったりと来るのでしょうか😊

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白い小さな花を咲かせているのはワックスフラワーと言うオーストラリア原産の低木木で、砂漠に咲く花びらが蝋(ロウ)がかかったような光沢があることより、ワックスフラワーと名付けられているそうです。色はピンクなどもあるそう、葉はレモンの様な匂いがするそうですよ。今回は雲竜柳も千年木の葉も脇役に回ったような印象です💖

雨の被害が少ないことをお祈り致します。早く全国的に穏やかな秋空になって欲しいですね

<花材:ストレリチア、雲竜柳、ワックスフラワー、千年木>

2019年10月23日 (水)

中性脂肪とコレステロールの基礎? 動脈硬化の危険度は?

今回のFM放送は中性脂肪について説明をしました。

ブログでは極簡略してコレステロールと中性脂肪の性質の違いと動脈硬化との関係を書いてみたいと思います(専門家からは怒られそうですが、疑問に思っても老外科医の意見ですのでスルーして下さい😵)

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何かと嫌われ役(?)の中性脂肪の本来の役割は、エネルギーの備蓄場所です。私達の単純なエネルギー源は糖分(ブドウ糖、炭水化物)ですが、食事を取らないと枯渇してしまいます。その時に中性脂肪は分解されエネルギーをして消費されます。いらぬ皮下脂肪も実は寒さから身を守る緩衝材の役目や何かにぶつかったり転んだ時のショックアブソーバーとなって、内臓や筋肉・骨を守っています。

一方コレステロールは私達の細胞膜を生成する脂質で、男性ホルモンとか女性ホルモンとかの色々なホルモン、更には脂肪の消化を助ける胆汁酸の材料になります。

・・・さて上記の①、②から推測すると、中性脂肪もコレステロールも低すぎると問題が起こることが分かるはずです。エネルギー源の枯渇は「疲れやすさ」「体力の回復の遅れ」「寒さ暑さに弱い」など、コレステロールの低下は細胞機能の低下やホルモン産生の異常を来します。

 

ではでは、中性脂肪もコレステロールも高いという方が多いでしょうから、そのことについて書いてみます。

コレステロールの中で悪玉とか善玉とか聞いたことがあるはずです。ところが善玉の中性脂肪、悪玉の中性脂肪は聞いたことがないはずですね!


Th_344541 (A); コレステロールを勝手に私達が「悪玉」「善玉」に分けていますが、どちらもなくては人は生きてゆけません。 血液の中を流れるコレステロールは食事から摂ったものは20%で残りは肝臓から主に合成されます。 ここで問題なのは、血液中のコレステロールが必要以上に多いと、血管の内皮細胞を傷つけ、動脈硬化を進めることにあります(ここでは詳細は省きます😅)。

「人間は血管とともに老いる」と言われます。そのため動脈硬化を抑えることが重要となります。 日頃からやたらと「高血圧」「糖尿病」「高脂血症」「肥満」などを指摘されて、ドキドキしながら人間ドックや外来を受診されていると思います😅😊

・・・余計なことを喋りそうですが、話を元に戻します。

(B);同じコレステロール(総コレステロール)でも、重さで分けるとLDLコレステロール(軽い方)とHDLコレステロール(重い方)の2つがあり、その作用が違うことが分かりました。  LDLは肝臓で生成されたコレステロールを体の隅々まで送り届ける作用があり、一方HDLは血管や組織の余ったコレステロールを肝臓に運んで再合成させる役目があったのです。

→となると結果的には、LDLは血液中のコレステロールを上昇させ、HDLは血液中のコレステロールを下げる役目となります。すなわちLDLが高いとより動脈硬化を進めることになります・・・これまで沢山書いていますが、皆様方ついて来ていますか(^0^)

(C);ここで中性脂肪の説明です

・・・コレステロールと違い善玉や悪玉はないのに・・・何故に嫌われる💥⁉

中性脂肪はエネルギー源ですが、必要以上に多くなると、総コレステロールの産生を増加させますが、LDLとHDLに分けると増加するのが反比例することもありやや複雑となります。

(C)-①中性脂肪が増加すると→LDLコレステロールは上昇↑・・HDLコレステロールは低下↓

(C)-②中性脂肪が低下すると→LDLコレステロールは低下↓・・HDLコレステロールは増加↑

 

・・・上記のことを理解すると・・・中性脂肪の増加↑により・・・LDLコレステロールの上昇↑ およびHDLコレステロールの低下↓が起こり・・・動脈硬化を進行させる因子となるのですね・・・・分かって貰えたでしょうか?

このことから、皆様方が人間ドックや外来での採血のデーターを観て貰えると、「LDLコレステロールが140mg/dl以上」「HDLコレステロールが  40mg/dl 以下」「中性脂肪が150mg/dl以上」のいずれかがあれば「脂質異常症」と診断され、指導を受ける訳です。

(高血糖は中性脂肪やLDLコレステロールの増加作用の他にそれ自体で血管を傷つけますので、動脈硬化を進展させます)

***参考までに**

「肥満、高血圧、高脂血症.、糖尿病の4つの危険因子を持っていない人が虚血性心疾患になる確率を1としますと、肥満、高血圧、高脂血症.、糖尿病のうち2つを持っている人が狭心症や心筋梗塞になる確率が「5.8倍」高くなり、3ないしあるいは全部持っている人は、全くない人に比べ、「35.8倍」心臓病になる危険が増加します。これは私の経験では無く、日本人の12万人の検診のデーターから明らかになっていることなのです。

2019年10月20日 (日)

世界を夢みて(157): ベルギーの小さな村巡りNo5(トルニー村散策とホテル「the Hotel La Grappe d'Or」宿泊について)

ブリュッセルから南ベルギーを回り、ルクセンブルグは翌日観光の計画でしたが、予定が早くなり、そうなれば早めにルクセンブルク観光となり、もの凄く短時間5時間のルクセンブルク滞在となりました。
ルクセンブルクよりタクシーにて南ベルギーの美しい村にも選ばれたトルニー(Torgny)村へと向かいました。トルニー村は参考にした「ベルギーの美しい村」の本にも記載されている場所で、フランスとの国境にある村のようでした。今回の旅行では殆どは大都市の世界遺産にあるようなホテルでしたので、折角ですので、長閑な田舎にあるホテルを捜していました。丁度、日本で宿泊地を選ぶ時に素敵なホテルを見つけたので、ここを選びました。すぐに予約で埋まるような人気のあるホテルで、予約サイトで申し込む時にも後2室しか空いていませんでした。
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トルニーはフランス国境近くで、ベルギーの美しい村にも選ばれていたのでのんびりしたかったのですが、急遽ルクセンブルグを途中で回ることになり、夜9時頃に宿泊先のホテル「the Hotel La Grappe d'Or」に到着です。

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ホテルには事前にメールで遅れることは告げていました。受付には女性の方が一人でしたので、いったん外に出て回り込むようにしてコテージ風の客室に入ることになりました。スーツケースを運ぶには大変ですが、ライトアップもとてもいい感じです。

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部屋に入ると思ったより広々としており、客室の色合いも落ち着いた感じで、バスルームも広々、ホテル検索サイトで人気があるのも判ります。

本当はホテルのレストランも人気があり夕食を取りたかったのですが、時間が遅くなり叶わなかったのです😂。少し村を散策後、ホテルに戻り、バスタブに浸かってのんびり・・・なんと贅沢なことでしょう💖 髪を乾かしたらバタンキューと夢の中へ

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朝は鳥のさえずりで目が覚めました。最初はBGMが流れているのか思いましたが、部屋のカーテンを開けてビックリ😁。 昨日は夜に部屋に入りましたので、周りの景色は分からなかったのですが、緑がいっぱい。部屋からこのまま外に出られて、椅子に腰掛けてこの景色も堪能出来るようになっています。客室の外装は田舎風で周りに溶け込むように設計されています。少し曇り空でしたが、空気がひんやりしていて気持ちが良いです。美味しい空気をいっぱい吸い込みました。ベルギーの田舎ならでは雰囲気を味わうことも出来ます。

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少し、周りを散策後、ホテル内のカフェテリアで朝食を頂きましたが雰囲気も最高でした。コップなどの調度品もエレガントです。それ以上にパンやオムレツ、取り立てのジャムやジュース、珈琲など本当に美味しかったです。本来ならノンビリ過ごした方がよい宿泊施設と感じました。

・・・・・・・・😃😃😃・・・・・

前日の夜にベルギーの美しい村の1つのトルニー村に入り、夜ももったいないので少し出たのですが、疲れもあってホテルに戻り爆睡。

今日もタイトな日程ですが、朝食後、出かける前に散策しました。フランスの国境からわずか数キロメートルしか離れていないベルギー最南端の村で、人口も220人程度だと書いてありました。

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ベルギー南部のワロン地方で最も美しい村にも登録されている村で、周りを田園地帯に囲まれた僅かに勾配のある丘の上に村があります。小さな建物はこの地方でとれる蜂蜜色の石造りの構造となっています。

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丘の上に昇ると十字架のある公園?があり、そのすぐ下を降りると、小さな門の奥に、細長い小さな建物が見えて来ました。

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グーグルマップの検索ではここは小さなチャペルだと思われました。村の丘には現在一人の修道女が自給自足で信仰生活を送っている“エルミタージュ”と呼ばれる庵とチャペルがひっそりと建つと書いてありましたので、この建物なのでしょう。
早朝ですので入り口は閉まっていましたが、この建物の煙突からは白いけむりが上がっていましたので、シスターも朝食の準備中だったのでしょうか?

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丘を下る途中にローマ時代からある洗濯場がありました。今でも水が流れていますし、今でも使っているのでしょうか?

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曲がりくねった小さな丘に立つ村ですが、村全体が調和がとれていて、窓枠などにお花が沢山飾られていますし、道にもごみ1つなく、村人全員で綺麗にしているのかも知れません。流石に美しい村に推薦されるだけのことはある癒される風景でした。

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村には小さなレストランなどもあり、地元でとれるワインなども楽しめるそうです。

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ホテルで荷物を取り、次の目的地に向かいます。振り返ると長閑な田園風景が広がっています。やはりもう1泊したい村でした。

 

2019年10月18日 (金)

今週の生け花(令和元年10月第3週) & 生け花クラブ作品展

穏やかな晴れの天気が続く那覇市です。南国の沖縄でも朝夕は少し涼しくなった気が致します。

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いつもの2階のスペースにも生け花クラブの皆さんのお花が飾られていました。 今週の生け花は全体的に散りばめられたかすみ草にベールに被われ、褐色の花器、真っ黄色の小菊、淡い黄色の蘭の花、中央に赤い燃えるようなピンクション、ツツジの深緑色の葉、そしてニューサイランの葉を上手く折り曲げて全体をまとめています。

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この2階の場所は元々は公衆電話器を置くスペースで、上方からライトがつくようになっています。上からライトをつけてみると更に幻想的な感じとなりましたので、正面と上方から写した写真も載せてみました。ライト1つでだいぶ雰囲気も変わりました。

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それぞれの花々も個性的です。それを全体としてまとめ上げているのは生け花クラブの実力でしょうか✨✨

<2019年生け花クラブ:作品展>

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今週は年に1階の生け花クラブの皆様の作品展があり、外来にその力作が並べられています。外来に来られた患者さんもスマホで写真を撮ったりしていました。 生け花クラブは多くの職員が参加されていて、男子の野球部と共に長い歴史がありますし、毎週火曜日には「三味線クラブ」も活動をしています。これからも職員が生き生きと過ごせる病院でありたいと考えています。まあ私は何もせずに見ているだけですが😅

2019年10月16日 (水)

世界を夢見て(156): 急遽短時間 ルクセンブルグ観光No2

ルクセンブルグはペトリッシュ川とアルゼット川が浸食した岩山の上にあり、この岩山の断崖を利用した堅固な要塞都市として発展します。歴史的な建造物が建ち並ぶ旧市街と欧州裁判所、欧州議会事務所があり多くの近代的な高層ビルが建ち並びヨーロッパの金融センターとして機能する新市街に分かれています。
私が行ったのはルクセンブルグの中でも首都のルクセンブルグ市のみでそれも殆どが旧市街地区となっています。
ルクセンブルグ市はもともと丘の上に立てられたルクセンブルグ大公宮殿とそれを守るために自然の崖を利用した要塞、城壁を中心に発達し、城壁の下の部分は一般市民の住居や教会などの生活の場所として発展しました。旧市街は1994年に「ルクセンブルグ市:その古い街並みと要塞群」として世界遺産に登録されています。
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最もルクセンブルグらしい風景を探して、アゼット川を眼下に見下ろして、城壁を見渡せるボックの砲台の上から写真を撮りました。
この近くから、観光用のミニトレイン(ペトリュス・エクスプレス・ミニ・トレイン)がでます。 
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格好いいので写真を撮ってきました。この様な形はなんとなく「機関車トーマス」を思い出してしまいます😃 
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遊園地にあるようなタイヤをつけた機関車型の車で、ボックス砲台から憲法広場、グルントを周り1時間程度の周遊をしてくれます。
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英語、フランス語、ドイツ語、オランダ語から選択できるヘッドホンガイドを聞きながら走って(人の歩くほどのスピードです)くれます。主な観光場所は通ってくれるようですので、子供心に帰って楽しめる乗り物でした。
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線路を走るわけではありませんが、「え!こんな公園の中の小さな道も走るの」と思う程の車道を走って行きます。ルクセンブルグ市内は思ったより緑が多く、城壁の要塞だけではなく、小鳥のさえずにも聞こえる長閑な場所も多くあります。
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暫く進むと、旧市街の入り口にある憲法広場を通ります(ここを出発にするトレインもあります)。広場の中央には第一次世界大戦の戦没者慰霊碑があり、上部には黄金の像(ゲル・ラフ)が立っています。 この像は1940年にナチスによって撤去されたそうですが、1945年に戻され、ルクセンブルグの自由とレジスタンスの象徴となっているそうです。
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トレインを降りて、崖沿いの道を歩くとこの都市の要塞しての機能が分かる気がします。ルクセンブルグ市内が崖により上下の地区に分断されていること判ります。
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丁度、橋を渡る列車が見えて来ました。これからルクセンブルグ駅に入ってくるのでしょうか? いつかはゆっくりと鉄道の旅もしたみたいものです。

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名残惜しくて、最後もポック砲台から眺めると、雲の動きが不思議で写真を撮りました。なんと短い滞在国だったのでしょうか。いつかはゆっくりとルクセンブルグの地方も回ってみたいですが・・・
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次第に日が落ちて来ました。 本当はもう少し日が沈み、街の灯りが輝く光景を観てから写りたかったのですが、途中で夕食をとって、今日のホテルへと向かいます。

2019年10月13日 (日)

世界を夢見て(155): 急遽短時間 ルクセンブルグ観光No1

Th_2_1 ブリュッセルから専用車にて南ベルギーの小さな村々を散策。出発が早朝で、午前中は雨もあったせいでフォト撮影後するに出発を繰り返しため予定よりもかなり早めにトリニー村のホテルに到着することになりそうでした。当初の予定では、翌日の午前中にルクセンブルグ観光し、午後にはブリュッセルに戻る計画を立てていました。 もう一つ南ベルギーで回りたい運河群の世界遺産がありましたが、それは時間的に無理と諦めていました。
急遽予定を変えて、ホテルには夜遅く連絡をメールで入れて、このままルクセンブルグに向かい観光(4〜5時間しかありませんが)することに。こんなに急いでルクセンブルグに行っても意味があるのと自問しましたが、やはり簡単には行くことはできませんので、まずは足を踏み入れることが大切だと・・・。 国境地帯ですので、すぐにルクセンブルグ市内に到着。運転手さんとはお別れ。
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・・・まずはルクセンブルグ大公国の説明から。ベルギー、オランダと同じ王様がいる立憲君主国家です。西と北はベルギー、南はフランス、東はドイツに囲まれた、神奈川県ほどの面積の小国で、57万人程が暮らしています。 EUの情報の中心地、金融や重工業を中心とした豊かな国で、一人頭のGDPは世界一位の国です。 公用語はフランス語、ドイツ語、ルクセンブルグで、それに殆どの方が英語も話せるという多言語国家となっています。
ルクセンブルグはペトリッシュ川とアルゼット川が浸食した岩山の上にあり、この岩山の断崖を利用した堅固な要塞都市として発展します。歴史的な建造物が建ち並ぶ旧市街と欧州裁判所、欧州議会事務所があり多くの近代的な高層ビルが建ち並びヨーロッパの金融センターとして機能する新市街に分かれています。
私が行ったのはルクセンブルグの中でも首都のルクセンブルグ市のみでそれも殆どが旧市街地区となっています。
ルクセンブルグ市はもともと丘の上に立てられたルクセンブルグ大公宮殿とそれを守るために自然の崖を利用した要塞、城壁を中心に発達し、城壁の下の部分は一般市民の住居や教会などの生活の場所として発展しました。旧市街は1994年に「ルクセンブルグ市:その古い街並みと要塞群」として世界遺産に登録されています。
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崖の上部にはルクセンブルグ宮殿があり、ルクセンブルク大公家の住まいがあります。大きな広場や市庁舎など他のヨーロッパ諸国のような街並みが広がっています。上は市庁舎で、正面には2体の大きなライオン像が市庁舎を守るように鎮座していました。結構迫力ありカッコ良いです。この場所はフランス革命以前はフランシスコ会の修道院だったそうですが、その後は修道院の基礎部分を利用して市庁舎に作り替えられたそうです。

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パリのノートルダム大聖堂の炎上の記事()にも記載しましたが、ルクセンブルグの中心にもノートルダム大聖堂があります。17世紀に建てられ内部には美しいステンドグラスがある大聖堂だそうです。入場も無料とのことですが、滞在時間が短いため今回は内部見学はしませんでした😢
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眼下の尖った尖塔を持つ教会はサン・ジャン教会です。

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最もルクセンブルグらしい風景を探して、アゼット川を眼下に見下ろして、城壁を見渡せるボックの砲台の上から写真を撮りました。このような城壁の壁を境に上下に分かれたルクセンブルグ市内が理解出来ます。 歴史的に多くの国々との間の戦争に巻き込まれ、この断崖の下には巨大な地下要塞「ボックの砲台」があります。地下と言っても岸壁の側面の位置にあり、岩を掘り抜いた迷路のような要塞で、崖の部分に所々に開けた砲台からはルクセンブルグ市の低地(グルント地区)に睨みをきかせています。

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ルクセンブルグ市が要塞としてあることがみて取れます。

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城塞を入れずに低地(グルント)とアルゼット川の流れを写すと他のヨーロッパ諸国と同じ風景を感じます。
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この壁沿いを北に進むと城壁の上とグラント地区を結ぶエレベーターがあり、絶景とのことで乗ることに、ただ無料でしたので、上から乗って下に降りて、また上に上がって来ただけのことですが・・・結構見放しもよく良かったです
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左向こうに見えているのは近代的なシャロット橋です。 
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グラント地区が深い渓谷になることがみて取れます。
(続く)

2019年10月11日 (金)

今週の生け花(令和元年10月第2週)

台風19号の進路が気になります。沖縄はこれまで台風の通り道で、強風や大雨に耐えるような家屋の作りになっていて、被害が最小限になっています。ただし本土の方ではこの様な大型の台風が直接向かうことは少なかったため、被害の状況が気になります。どうぞ備えをなさって対策を講じて下さいね。

台風の影響か沖縄では北寄りの風が吹いていて、秋の涼しさが感ぜられるようになっています。病院では今週も生け花クラブの皆様が2階のいつもの場所に、生け花を飾ってくれています。

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これまで横に配置していた花器を縦向きにしたために、正面から見るととてもシャープで細くなっています。そこから、深紅の小菊、紫のリンドウを密集させ、その上にクルクマの白い花穂が光を放っています。 時期の違う梅もどきの実(柿色とあずき色)を使っていますので2種類の実がなっているように感じられます。

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向きを変えて斜めから見ると、二段に分かれて飾られているのが分かります。そのことでより奥行きが出で立体的になっているのですね。花器の形に合わせて色々なパターンが楽しめそうです💖

<花材:梅もどき、クルクマ、リンドウ、小菊>

2019年10月 9日 (水)

不整脈;特に危険な不整脈について

不整脈は心臓のリズムを司る調律が不規則になった状態を指しています。 心電図で詳細に解析しないと分析できない不整脈もありますが、通常は自分で脈をとったり、自覚するようなことで不整脈は発見出来ると思います。まずは脈の取り方を書いてみます

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上の図を参考に自分の脈が取れるかどうか試してみましょう

<自分で判る不整脈>

安静時に脈をとりながら、判る不整脈は主に次の3種類になると考えます。

①通常より遅い不整脈(徐脈):心拍数50回/分未満(特に40以下は要注意、治療開始へ)

②通常より早い不整脈(頻脈):心拍数100回/分以上(特に120以上は要注意、治療開始へ)

③脈が飛ぶ;単発の不整脈(期外収縮):脈が一定のリズムではなくて、急に短くなったり長くなったりする

 

多くの不整脈はその日の体調などでも健康な人でも出現することはありますが、次の場合は気をつけましょう。

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まず危険度の高い不整脈の症状は・・・不整脈があり「めまいや血の気が引いたり、失神する」ような場合は危険です。これは脈が遅すぎたり、速すぎたり、あるいは心臓が上手く機能せずに、全身に血液を充分に送り出せない状態になった場合に起こる症状です。すぐに病院に受診あるいは救急要請して下さい。
不整脈と言ってもほっといても問題ないものから致死的な不整脈までありますので、まずは正確に診断をつけることが大切でしょうか

 

2019年10月 7日 (月)

世界を夢みて(154) ; ベルギーの小さな村巡りNo4;オルヴァル修道院

ブリュッセルのグランプラスの宿泊を早朝に出発です。 これからは南ベルギーの美しい小さな村を巡りです。前回までに立ち寄ったのがセル村、ヴェーブ城、デュナンを巡り、今回はロレーヌ地方の美しい村の1つChassepierre(ジャスピエール)村に立ち寄りました。慌ただしく次の目的地オルヴァル修道院に向かいました。車では15分程度で到着します。

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食通の方にはその名前でピンとくる方もいらっしゃったのかも知れません。トラビストビールやチーズの名前の「ORVAL」がついているのはここで生産されているものです。

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車を降りて、左側のアーチ状の門より中に入ります。

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この様な案内図を見てもかなり大きな修道院のようです。
Th__23 この地の名前の由来となった「マテルドの泉」の説明を先に行います。見学順ととしては後の方になります。この修道院の建築は1076年にイタリアからの修道士の一団がこの修道院を建てたことに始まるそうです。トスカナ伯爵夫人のマテルドが澄み切った泉の前で腰掛けている時に、亡き夫から贈られた結婚指輪をこの泉に落としてしまいます。どうしても見つけることが出来ず、夫人は聖母マリアに指輪を見つけてくれたらお礼に立派な修道院をこの谷に建てますと祈ったそうです。 すると一匹の鱒(マス)が指輪をくわえて上がってきて指輪を取り戻すことが出来たとのこと。夫人は感激し「本当に黄金の谷(Val d`Or:オル=黄金、ヴァル=谷)だわ」と叫んだそうです。そのためにこの一帯をオルヴァル(Orbal)と呼ぶようになったそうです。

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中庭の方には白い鳩が沢山。いかにも平和な雰囲気です

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ここは現在も修道院として使われている内部で、広々とした池や広場を取り囲むように教会堂や修道士達の宿泊施設が建ちならんでいるようです

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一般の見学者はこの中には入ることが出来ません。午前中曇り空だったのですが、ここに来ると青空が広がり、教会堂のマリア像がより輝いて観えて来ました。以外と新しい建物と感じたのですが、日本に返って来てからその歴史を調べると、この教会堂は確かに比較的新しい教会でした。1070年に始まった長い歴史がありますが、その後何度か火災による焼失、フランス革命時には全財産を没収され、修道院は略奪焼失したとのこと。その後の再建は1920年代からで、1931年に醸造所が建てられ、修道士や信者により運営されて、そのビールやチーズが評判を呼び、オルビアビールとして世界中に販売されるようになったそうです。

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醸造所の展示室ではビール作りの工程や、昔の樽などが展示されています。

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上の写真の左上には、鱒が指輪をくわえているイラストがあり(左に拡大)、オルヴァルビールのキャラクターにもなっています。最初に登場した「マテルドの泉」の伝説をモチーフにしています。修道院のショップでは色々なお土産グッズも販売もしています。私の方は折角ですので、チーズを買って帰りました。

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帰り道に、以前の廃墟となった修道院跡を眺めながら次の目的地へと向かいます。こちらは随分と年代が古いようです。
本当はこれからホテルに向かい、明日午前中にルクセンブルグの観光後、再度ベルギー南部のロワン地方を経由してブリュッセルに戻る予定でした。余りにも急いで回ったせいか、時間に余裕が出てきましたので、ホテルの滞在時間を削って、ルクセンブルクに向かいました。次回は一時ロワン地方を離れて、ルクセンブルグを紹介します。

2019年10月 5日 (土)

世界を夢みて(153): ベルギーの小さな村巡りNo3;シャスピエール村chassepierre

ブリュッセルのグランプラスの宿泊を早朝に出発です。 今日は南ベルギーの美しい小さな村を巡りです。前回までに立ち寄ったのがセル村、ヴェーブ城、デュナンを巡り、今回はロレーヌ地方の美しい村の1つChassepierre(ジャスピエール)村に立ち寄りました。ローマ人の居住地が見つかっている古い村だそうです。

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村が見渡せる小高い丘には、見晴台となっており大きな案内板があり、その表示通りに視界が開けています。
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ロワン地方はベルギー南部に広がる地方で、フランスと国境を接し公用語もフランスです。なんとなく村の雰囲気もフランスに近く感じます。「石の家の村」の名前らしく現在の建物は17世紀頃の建築だそうです。
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村のシンボル的な教会は1702年に建てられたバロック様式のサン・マルタン教会です。白い壁が目立ちますね。
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丘の上から村の中心地へ下ってゆきます。この様な石積み感のかる建物も村の自然とマッチして異国に来た高揚感に包まれます。旅行後に調べたら「Chassepierre」という名前は、「石造りの家」のラテン語であるCasa petreaから来ているとのことで、なるほどとおもいました。 確かに、村の家屋は主に18世紀から19世紀の石で出来ているそうです(wikipediaより)。

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穏やかな流れの川面には水鳥が遊び、村や教会の鐘の音も静かに聞こえてきそうです。曇り空でしたが9月の爽やかな風を感じることが出来る場所です。ベルギーの美しい村に選ばれることが理解出来る美しい景色です。聖マルティン教会が奥に見えます。

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長閑な川辺に沿って道を歩くと、南側にある小さな橋を渡ることが出来ます。

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村を先に進み、スモワ川にかかる橋を渡ると長閑な牧草地が広がります。そこに2頭の馬が放牧されていて、声をかけると興味深そうに近寄って来ました。優しい目をした馬達でした。彼らに乗って村を散歩したい気分です💖
ノンビリすることも出来ず、次の目的地のオルヴァル(ORVAL)修道院に向かいます。
(旅行記もノンビリ書いていると来年まで持ち込みそうですので、週に2回以上記載予定です。慌ただしいですがこれからもお付き合いください✨)

2019年10月 4日 (金)

今週の生け花(令和元年10月第1週)

眩しいほどの青空が広がっている沖縄地方です。この夏から何となく雨の天気が多かったり、台風が近づいたりとスッキリしない感じのある今年の夏でした。ここ3日ほどは青空が広がり気温も高く真夏のようです。そう言えば今年は海に行っていません。それどころが海に近づいてさえいないことに気がつきました😢・・・少し動揺が走っていますが(笑)。

今週も生け花クラブの皆様が、2階のいつもの場所にもお花を飾ってくれています✨✨😃

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今週の生け花は、白い花器にすっと真っ直ぐに伸びた鈴バラが特徴的で、上方に空間が空いたせいか、スッキリとした感じがします。黄色の菊と合わせると秋の気配を感じる作品となっています。

普通にバラの花は良く見かけますが、当然花が咲いた後に実をつけるはずですが、余り気にしたことがありませんでした。鈴バラは確かに鈴のようにとっくり型の赤い実が重なりあって観賞用にもぴったりですね。

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白い花器の上には紫色のリンドウと小さいのですが散房状に淡い紫紅色の小さな花をつけているのはフジバカマです。昔から日本でも馴染みのある草花のようですが、中国が原産国のようです。リンドウとフジバカマの葉が密生することでより、上方の空間が生きてくるように感じられます。

<花材:鈴バラ、菊、フジバカマ(藤袴)、リンドウ>

2019年10月 2日 (水)

乳がん検診;日本人のマンモグラフィー検査の注意点

今日のFM放送は乳がんについて説明をしました。乳がんは増加傾向があり、今では女性のがんになる確率(罹患率)の第1位、そして癌死亡の第5位となっています。

Th__20191002114001 30年前の乳がん検診は医師による視診と触診が中心でした。その後欧米のがん検診のデーターより、費用対効果のあるマンモグラフィーが導入され普及してゆきました。 現在の乳がん検診はこのマンモグラフィーを中心に行われています。 この検査が主流であることは間違いありませんので、皆様方がどれ程受けるかどうか(受診率)でがんの検出率も上がると考えています。

欧米人の大きな乳房の方々には放射線撮影のマンモグラフィーはがんの見落としが少なくより有効であることが統計上分かり、日本にも導入されるきっかけにもなっています。

しかし、日本人の乳房は欧米人と比べて、脂肪の割合が少なく、小ぶりで張っていることが特徴です(乳房の大きさは乳腺組織の大きさよりも脂肪の量によって変化します。ですので欧米の方や日本人でも乳房が大きい方は脂肪の比率が大きいことが一般的です)。

また、若い人ほど乳房内の乳腺の割合が大きく(これを高濃度乳房とマンモグラフィーでは呼んでいます)、特に授乳期前後では更に増大します。 人種を問わず次第に年齢と共に脂肪の比率が高くなる傾向が出て来ます。 

マンモグラフィーは乳房の厚さをなるべく均一にして撮影する必要があります。ですので思い切り乳腺を両方から挟んで厚さを統一して撮影する必要があります・・・・と言うことは、日本人のマンモグラフィーでは欧米人と比べて痛みを感じることが多いということになります・・・更に若年で生理前などは更に乳腺が張った状態での挟み撃ちをくらうと痛くて大変だったと言う方も多いのです。

・・・これで、日本人のマンモグラフィー検査では痛いこともご理解いただけたと思います(日本人のマンモグラフィー担当者の腕が悪い訳でも、意地悪な訳でもありません😊)

放射線の場合に脂肪は黒っぽく移り、腫瘍などの高密度のものは白く写る傾向があり、このコントラストを比較して、異常を判定してゆきます・・・・(ここからは少し考えて見て下さいね)・・・・日本人の乳腺は欧米人と比べて脂肪が少なく高密度の乳腺が多いのです(特に若い女性ほど)・・・と言うことは・・・マンモグラフィーで高濃度乳房として写ることも多くなり、腫瘍とのコントラストがつきにくく、判断が難しくなります。

この様な場合にはマンモグラフィー検査では、癌などと異常を指摘できなくても「高濃度乳房」と判断し、乳腺エコーを勧めることになるのです。 この様な高濃度乳房もエコー検査にては腫瘍を発見出来ることが多いので、「高濃度乳房」の方は念のため乳腺エコーを追加して下さい。

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これからすると、ではマンモグラフィーは必要ないのではとなりますが・・・・エコー検査は検査する側の技量で変化すること、一枚に全体を記録として残せないこと、これにより以前の検査と比較が難しこと、更に重要なのはマンモグラフィーでしか指摘できないようなごく早期の微小石灰化をエコーでは判らないことなど・・・

ですので、現時点では乳がん検診はマンモグラフィーを中心に、そこで異常を指摘されたり、あるいは高濃度乳房の場合はエコー検査を併用することで見落としが少なくなります。これらにより癌が疑われる場合はより精度の高い検査へと進めるのが一般的だと考えています。

乳がんを見つける1番は自己検診で、その次は乳がん検診を欠かさず受けるようにされて下さいね

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