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台風17号の通過後は天気が良く暑い日が続いている沖縄です。各地でラグビーのワールドカップの熱戦が展開され、それぞれの国を応援している方もいらっしゃるかも知れません。明日は日本ーアイルランド戦ですね。私は殆どTVを見ることはないのですが、是非頑張って勝って欲しいです✊✊
今週で9月も終わり、本格的な秋の到来です。美味しい食べ物が食卓を囲むかも知れませんね。 食い意地だけでなく芸術の秋でもあります。 今週も2階のいつもの場所に、生け花クラブの皆様が生け花を活けてくれています。ここは芸術の秋です😃
丸い赤い花器に、大きなハランの葉に上方に真っ直ぐに伸びたトリカブト、赤いカーネーションが印象的です。よく見ると黄色い小菊、白い花に紫の縁取りがあるのがトルコギキョウ(バルカン・マリン)や小さな花をつけたほととぎすもあります。
ちなみにトルコギキョウはキキョウ科の植物と誤解されるようですが、リンドウ科の植物で、原産国は中南米のようです。トリカブトは昔から花材としも使われていましたが、トリカブト事件で一躍その存在を知ることになったのかもしれません。
遠い南方に熱帯低気圧があるようで、今後の動きが気になってしまいます。台風はもういりませんけどね💖
<花材:トルコギキョウ、カーネーション、ハラン、トリカブト、ほととぎす、小菊>
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今日のFM放送は腰痛について話をしました。以前にも書いたのですが「ギックリ腰」について説明します。
厚生労働省は毎年色々なアンケートを実施しています。私達医療人にも関わりが高い国民生活基調調査の中で、自覚症状の統計があります。これは病名ではなくて、国民が日常生活や病気、怪我などで実際に感じている症状についてアンケートした結果です。
公表された最新のデーターは平成28年版で、それによると、男性の場合の自覚症状は多い順番に①腰痛 ②肩こり ③咳や痰が出る となっています。女性では①肩こり ②腰痛 ③手足の関節が痛む となっています。いずれも関節に関しての訴えが多く、腰痛が全体で一番多いことがわかります。
米国人のはっきりとしたデーターを捜せませんでしたが、一番多い症状は頭痛と言われています。腰痛を訴えるのは15〜30%で日本人に比べて低いようです。 日常診療では頭痛は日本人にも多いと思いましたが、男性では5番目以降で、女性で第5番目に入っている程度です。 痛みの場所に関してもある程度人種差やライフスタイルの違いが関係しているかも知れません。
ちなみに英語で「肩凝り」のことを「肩ではなくて首が凝る「I have a stiff neck:(直訳すると:私は硬い首を持っています)」と表現するようです。
上記アンケート調査での日本人の訴えは腰痛の中でいわゆる慢性腰痛をさしていることが殆どと思います。腰痛は多くの日本人が感じていることですが、実は正確な診断がつくのは15%程度で、残りの85%は明かな原因を絞れない状態なのです。
急性腰痛の一つにギックリ腰があるのですが、これも一つの病態だけではありません。重い荷物を持った瞬間、捻った瞬間、あるいはクシャミをした瞬間など様々な動作で、急激に腰の痛みを生ずる病態をさしています。
ヨーロッパなどでは「魔女の一撃」と呼んだりしています。確かにこの方が痛みが伝わって来そうです。
ギックリ腰は色々な病態でなっていますが、主な状態は腰を支えている靭帯や筋肉が急激な負荷による断裂が起こっていると考えられています。いわゆる腰回りの筋肉や靭帯が強い捻挫を起こした状態となっています。
骨、椎間板、筋肉、腱膜などに発生した捻挫は急性炎症ですので、炎症を起こした時の鉄則、安静、アイシング、固定が重要です。痛みが和らいで来ると少しずつ運動を加えて行きます。
中高年になると腰を支える筋肉(腹筋・背筋)や靭帯、更に骨も弱くなりますので、ギックリ腰を悪化させないようにしなければいけません。痛みが強ければまずは椎間板ヘルニアなどがないかを整形外科で調べてもらったり、痛みの専門外来(ペインクリニック)などで神経ブロックを受けるのもよいかも知れません。
大凡1週間程度で痛みは改善すると考えますが、長引けば無理せず診察を受けて下さいね💥
セル村の起源は2世紀と言われる古い村です。7世紀に聖アドランがこの地の森の洞窟(セル)に住んだことから、彼を慕って次第に各地から修道士が集まって修道院が建てられたとのことで、今でも信仰心の厚い村と言われています。
セル村にある小さな教会(サン・アドラン教会)です。まだ開いていませんが裏手にも回ることが出来ます。ネットなどで小高い丘から観るセルの街の写真はこの村の紹介でも使用されていましたが、今回は雨のせいで断念しました
まだ早いせいで、パン屋さんが開いているだけでどの施設も開いていません。雨の中傘を差して、ベルギーの美しい村24選にも選ばれた村を散策。穏やかな時間が流れる気がします。 歩いていると、イギリスのコッツウォルズ地方に紛れ込んだような石作の街並みで、雨の雰囲気も似合っているかも知れません。
ムーズ川の艀には沢山の観光船も係留していますので、観光地としても有名だと思われます。
ムーズ川の橋には大きなサックスフォンの銅像が飾られていました。後で聞いたら、この街の出身のアドルフ・サックスフォーンがこの楽器の発明者で、彼の名前と取って楽器名も「サックスフォーン」となったそうです。サックスフォーン奏者に取っては聖地かも知れませんね。
幾多の戦争を経験し、17世紀にはフランス、19世紀杯j目にはオランダ、第二次世界大戦ではドイツ軍がここを軍事拠点として支配しています。
かなり立派な王宮です。ブラバン公爵の館があったところをレオポルド2世が類6世風の建築様式に変えたとのことです。 ベルギーの国王が実際住んではないそうですが、国王が国内にいる時には国旗が掲揚されているとのことですから、その日には国内にいらっしゃられてようです。
15時過ぎて、流石にお腹が空いて来たために、王立美術館近くで前もってチェックていた「L'Entrée des Artistes」へ。ちょっと入るのには躊躇しましたが、お昼のピークを過ぎていましたので、予約無しで直ぐに入りました。 もともと味音痴の私ですので、食べる時間があったら街を歩いていることが多いのです。 考えてみたらここまで余りムール貝を食べていないことに気づき注文しました。
かなりボリュームがあると思いましたが、美味しさもありあっと言う間に完食でした。ムール貝は1つ目はフォークで中身をとって食べるのですが、その貝を挟みにように使って2個目から食べると非常に食べやすかったです。それと海産物は手で食べると結構手に匂いが付くのですが、余り気にならなかったです。このようなものなのでしょうか?
再度王立美術館間の間を通り、最高裁判所近くまで行きますが改修工事で写真は撮れませんでした。しかし隣の広場からはブリュッセルの中心が見渡せる絶景ルポットとして人気があるそうです。パノラマで写して観ました。
広場を通り過ぎると古いレンガ作りの建物があり、ブルーゲルが住んでいる家だったそうです・・・・なるほどと思い写真を撮ったのですが・・・プレートには確かにビーテル・ブルーゲル(父)が刻まれていますが「1524-1924」の記載の意味が分かりません・・・400歳まで生きたわけではないでしょうからブルーゲル家が代々住んでいたと理解した方がいいのでしょうか?
ここからグラン・プラス方向に歩くと直ぐにノートルダム・ド・ラ・シャペル教会が見えて来ました。1403年完成のブリュッセルで一番古い教会だそうです。形はロマネスク様式とゴシック様式が混在した作りとなっています。ブリューゲル(父)が1563年にこの教会で結婚式を挙げ、没後(1569年)はこの教会に埋葬されたことでも有名だそうです。
大きな建物の中を歩くと、球形のロワイヤル広場に出ました。中央にはゴドフロワ・ド・ブイヨンの騎馬像があります。 1096年の第1次十字軍の指導者だそうです。 ヨーロッパ各地にはこの十字軍関連の像があり、宗教の対立は長年の歴史的な怨念もあり、簡単には解決しないのだろうかと改めて思うのです。
私の子供の頃は、台風は主にフィリピン沖で発生して沖縄方面を北上、その後熱帯低気圧に変わり日本列島を通過するコースが一般的でした。地球温暖化と共に台風の発生部位や進路も変わり、勢力を保ったまま直接本土に上陸する機会も増えた気がします。 今後はこれが当たり前となると考えると、強風や豪雨(地震を含めて)の自然災害に対してインフラ整備を急がないといけないと考えますし、特に大都市での交通網の脆さが気になりました。
9月も2週になりました。今週もいつものように2階の小さな場所に、生け花クラブの皆様がお花を飾ってくれていました😃 今日の花器は青ずみ色と形も変わっていて落ち着いた雰囲気を醸し出しています。ややもすると乱雑に見える枝振りであるにも関わらず全体としてまとまったいるのは、それぞれのツルウメモドキの黄色い実やトウガラシの色合い、ケイトウやストレリチアの形や色がも逆にかけ離れ過ぎたせいで干渉しないのかとふと思う次第です。皆様方はどうお感じになるのでしょう?
やはり生け花は正面だけでなく色々な角度からみた方がよさそうです。それぞれの角度でまた違う味わいがあります👍
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今週のFMレキオでは、皆様方とご一緒にひと夏を親密に過ごした😅かも知れない真菌症について話をしました。(以前書いた内容と重複しますが悪しからず)
真菌症とはカビ類が起こす感染症ですが、深部真菌症のように重篤な合併症もありますが、一般的には表在性真菌症が身近だと思います。
皮膚の1番表面の角質層に感染して起こす皮膚真菌症を白癬と呼んでいます。足に発生するのを俗に水虫、外陰部に感染するのは「インキンタムシ」、手足以外の胴体・腕などに感染するのを「タムシ」「ゼニタムシ」、頭に出来るのは「シラクモ」と呼んでいますが、場所は違えど白癬菌による症状です。日本人の10人に1人がかかるポピュラーな疾患です。
表面ついた真菌によるものですので抗真菌薬の軟膏・スプレーを塗り続ければ基本的に治って行きます。 しかしながら爪の中に白癬菌が入り込んだ爪白癬は外用薬ではなかなか退治出来ません。その理由を説明します(外科医が説明するので皮膚科のように専門的ではありません)
真菌は通常の細菌では栄養として吸収出来ないセルロース、リグニンといった高分子成分を様々な酵素を使用して炭素、窒素、リンなどの低分子化合物に分解出来る性質を持っています。
人間の皮膚の最表面の角質層は生きた細胞の核を失いケラチンなどの物質で構成され、垢やふけとなり体から剥げ落ちて行きます。角質は細菌の栄養にならず通常の菌も住み着きません。しかし白癬菌は角質を栄養源に出来るため住み着くことが可能なのです。
爪は皮膚が変化したもので硬質のケラチンやコラーゲンなどから出来ています。硬くて指の先端を守っています。ケラチンなどが煉瓦を積み重ねた様な頑丈な要塞の作りとなっています。
白癬菌もすぐに爪の中に侵入しませんが周囲の指が長らく水虫に感染していると次第に爪の中に菌が入り込むことがあります。また外傷などで爪がひび割れした場所からは入り込み易くなります。
強固な要塞の様な爪ですが、1度入ってしまえば、爪は伸びてくるため白癬菌にとって終わりのない食料庫となり、守りも堅いので籠城するには最適となります。白癬菌に感染した爪は白く濁ったり黄褐色に変色し、厚くなり変形してしまいます。痒みなどはありません。 爪の表面を水洗いしても、軟膏を塗っても内部に浸透せず爪白癬を撃退することは容易ではないのです。
はじめて爪白癬の治療を書いた2013年頃は確かに塗り薬での爪白癬の治療は無理でしたが、その後、爪の中まで浸透しやすくなった塗り薬も出て来ましたので、現在では爪白癬に対しては塗り薬と内服薬で治療を行います。ただしどの方法でも気長に時間をかけて治して行きます。治療薬で爪から白癬菌が消えると、手の指で3ヶ月から5ヶ月、足の爪では5ヶ月から8ヶ月かかり正常な爪へと生まれ変わります。 見た目も綺麗になりますので、頑張って治療をして下さいね。
この辺りは市販薬はないと思いますので、病院の特に皮膚科の先生と相談されて治療されて下さい。相手も手強いですので、気を抜かず、絶え間ない努力で勝ち取って下さいね😃
セイクラースは1388年に暗殺された街の英雄とされています。当時ブリュッセルはブラバン公爵によって支配されていました。その繁栄を羨み、街を支配しようと企んでいたフランダル伯がその旗をグラン・プラスの「星の館」に掲げ、王位を奪おうとしていました。 セイクラースは嵐の番に片手に旗を持ち、片手でこの高い建物によじ登り、フランダル伯の旗を、ブリュッセルの正統な王のブラバン家の旗に取り替えました。それを見た市民は勇気を得て、ついにはブラハム公がブリュッセルの統治者に返り咲いたとのことでした。
気を取り戻して、今度は正真正銘な男性に会いに行きます。なんたって男根を見せびらかしていますので、男性としか疑いようもありません。
グランプラスから賑やかなショップが並ぶエチューブ通りを歩くてするに小便小僧のある小さな一角に出ます。 沢山の人々が写真を撮っています。
順序は前後しますが、もっとがっかりするのに「小便少女」があります。小便小僧に対して1995年に制作されたそうですが、屈んで放尿する姿・・・可愛くないのです。人間にとっては大切な排尿行為で、男女差をつけることではありませんが、正面から写真に撮ることを遠慮してしまいました。 この銅像は南京錠がかけられた鉄格子の中に存在します。軟禁状態です・・・
少年少女を見終わった後はブリュッセルの街の散策に向かいます。グランプラスから東側へと歩いて行くと、街そのものが何となくパリの中を歩いている気にもなります。ブリュッセルがフランス語圏で街の案内などにもフランス語があったりしますが、街そのものの雰囲気もフランスに近いのでしょうか? 自分はいったい何処にいるのかと感じてしまいました・・
1516年にカール5世が戴冠式をこの教会で行い、歴代王家が結婚式を挙げるベルギーで一番格式の高い教会だそうです。13世紀から300年の月日をかけて建築された壮大なゴシック様式の大聖堂です。1962年に大聖堂に昇格します。
右側には壮大な司教座があり、カトリックの教会であることが判ります(http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/88-4e57.html )。
教会の中に、金の銅像があります。左側は悪魔を踏んで武器と羽を持っていることより、大天使ミカエル(サン・ミッシェル)と判りますし、それを守護聖人とする教会としてサンミッシェル大聖堂と名が付いています。 右側の女神像は聖女ギュデュルです。伝説によると7世紀頃、この場所には小さな礼拝所があったそうですが、その中の蝋燭を吹き消しに来る悪魔がいたそうです。少女ギュデュルはその悪魔から火を守るために毎晩祈り続け、火を守ったそうです。 そのためブリュッセル市民はこの教会に名に「聖ギュデュル」を加えることを法王に申請したそうですが、許可は下りなかったとのことです。今でも市民は両方の名前で呼ぶこともあるそうです。
台風13号の影響で雨風が比較的強かったのですが、那覇市内は直撃を避けましたので余り影響はありませんでした。ただ引き続き九州地方は雨が強い時間帯が続くと思いますので、雨による被害が今後も心配です。また台風15号が来週には関東に近づくためこの台風も注意が必要です。
季節は移り9月に入りました。病院の2階にはいつものように生け花が飾られていました。今週の生け花はススキを大きくしたような😵パンパスグラスが存在感があります。花器から直線的に伸びる茎も力強さを伴い、今回の生け花からでる迫力を感じさせてくれます。
この大きなパンパスグラスのお陰で、その他の花や実がとても小さくて愛らしく感じてしまいます。斜め方向から眺めることで花々の配置のよく考えて活けているなと感心してしまいます。
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今日のFM放送は胃がんについて説明しました。胃がんとピロリ菌の感染との関連は認められ、除菌することで胃がんの発生が低下することも明らかにされています。
ピロリ菌の除菌が重要なら、その前に予防の方がもっも大切ではないかと・・・(この様なことを患者さんからも何回か質問されたので記載します)
・・・結論から言うと「現時点で予防方法は分かっていません」となります。
ピロリ菌の感染に関しては、多くは下水道が十分に普及していなかった時代に飲み水から感染を起こしたことが考えられています。 次第に下水道が整備されたため、年代と共に日本人のピロリ菌感染者は減少しています。1970年代では国民の70%以上がピロリ菌に感染していましたが、2010年代になると高齢者では50%を越えるも、若い世代では10%以下の感染率となっています。
もう1つの感染経路と考えられるのは、親や祖父母がピロリ菌感染者で、子や孫が幼児期に口移しで食事を与えることによる感染もあるようですが、具体的には小数であまり神経質にならなくて良いと考えます。 それよりスキンシップをとる方が子の精神面で良い影響があると思います。
・・・幼児期の期間(まだ免疫力が低い年代)でピロリ菌が口から入ってきて胃の中で感染が成立すると考えられています。大人になると感染は起こりにくく、一度ピロリ菌を完全に除菌した後は再発はないと考えられています。
ピロリ菌を完全に予防することは出来ませんが、若年者ほど感染率は低くなっています。このことより、もしピロリ菌感染が見つかった場合(内視鏡検査や抗体検査など)には、その時に除菌を考えたらいいと考えます。
・・・ということで完全な予防は出来ませんので、ピロリ菌の感染が確認された時点での、出た所勝負になります😅
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ベルギーのブリュッセルの街全体も美しいのですが、その中でも世界一美しい広場と称される「グラン・プラス」は本当に美しい広場でした。
この広場に面して客室数は多くないのですが、この広場を一望出来るホテルがあります。 この素晴らしい眺めはこの場所に泊まったことによって経験することが出来ました。ブログでお世話になっている皆様方にもみて欲しくて、時間帯によって移り変わる広場の景色の写真と動画も作ってみました。 ご一緒に宿泊気分を味わえたら嬉しく思います。
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