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2019年8月21日 (水)

世界を夢みて(145): ベルギー人のフリッツ(Fritz)へのこだわり

このブログの記事をまとめたホームページを作りました。見て頂くと嬉しいです😃(ニライの夢:https://dreams-nirai.com )。
ベルギーを旅行していて、街には沢山のフライドポテトが沢山売られていて、それに対して何人かから同じ話を聞いたので、ベルギー人のこだわりがあるのかと思えた「フリッツ」について記載してみます。 日本ではマクドナルドなどの影響かジャンクフード的な扱いですが、ベルギーではレストランで料理を注文してもパンではなくてフリッツが出るほどなくてはならない、主食のような扱いです。 Th_fritz

 

 

 

ベルギーでは「Fritzフリッツ」と呼んでいるのに、米国語で「French Friesフレンチフライ」と呼ばれることがどうも気にくわないようなのです。この話を何度か聞いたことがあるので、少しこだわりがあるのかと思い今日の話題にしました。
・この原料はもちろんジャガイモですが、元々はアンデスの食料でした。コロンブスが新大陸を発見後、スペインに持ち帰り、ヨーロッパでの栽培が始まります。 ヨーロッパの土地は石ころの多い痩せた土壌が多いので、これまで天候不順があると飢饉になり多くの死者が出ました。それを救ったのがジャガイモといわれています。 
・ベルギーではこのジャガイモを細く切って油で揚げて食べる「Fritz」が庶民に広がり、今でも多くの方は主食としても食べる程です。 この作り方は次第にヨーロッパに広がり、フランスでは「Fritesフリット」と呼ばれるようになり、イギリスでは「Chipsチップス」と呼ばれるようになったとのことです。
・当然、この食べ方は米国にはありませんでした。ところが第一次世界大戦で米国から多くの兵士がヨーロッパ戦線に送られます。そこでアメリカ人は初めてこの食品を知り、米国本土に伝えて、あっという間にアメリカ本土でも人気の食材となりました。 この米国軍人はフランスで初めて食べたものですから「フランスのフライ French Fries」と呼ぶようになったのです。
もう1つの定説はトマス・ジェファーソン(第3代アメリカ大統領)が18世紀後半にヨーロッパ旅行中にこの食品を食べて、このレシピを持ち帰り、ホワイトハウスの夕食に「フランス風ポテト」として出されたことから始まった・・など・・・
Th_friet_museum_2

・色々な定説があるようですが、いずれにしてもベルギー人にとっては面白くないネーミングなのです。自分の国から広がった食べ物なのに「ベルギーフライ」ではなくて「フレンチフライ」と呼ばれるとフランスが発祥と勘違いされたからなのです。

・この様なところにも歴史的に大国に翻弄された国民の意地みたいのが覗えてフッと笑ってしまう出来事でした・・・もし私なら「アンデスのフライ」とネーミングしそうですが・・・(ベルギーの方に怒られそう
・ブルージュにはこの様なベルギー人の意気込みを示すフリッツ博物館(Friet Museum)があります。好きな人は訪ねてみては如何でしょう。この博物館のヤマハのバイクもこだわりのあるデザインですね。
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・・・そういえば沖縄の私にとっても少し似たケースも。 

芋(イモ)は中国(唐の時代に)から沖縄(当時の琉球)に伝わり、広がって行きました。

琉球の人々は元の地名を尊重し、唐芋(トーイモ)と呼んでいました。

薩摩が沖縄を支配すると、今度は薩摩にも沖縄産の芋が持ち込まれます。

するとあろうことか、「サツマイモ」として呼ぶようになったのです・・・なんかベルギー人のこだわりに近い物を感じた私なのです(それならリュウキュウイモでしょってね)。

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コメント

こんばんは。
 ベルギーに「フリッツ美術館」があるのですね?
フリッツの由来もよく分かりました。
夫の大好物です!

 鹿児島のいとこ達だったと思いますが、
「カライモ」って言っておりましたよ。
ですから確かに沖縄(琉球)のお芋ですよね。
 私はお芋、大好きです♡

確かに内容を読んで、ベルギー人のこだわりも納得できます

フリッツ、フリット、チップス、フレンチフライ🍟は皆一緒だったのですね。深く考えてもみませんでした😵

最後は沖縄の人としてのこだわりですね❤️

マコママさん、こんばんは。

ベルギーの街角ではフリッツを売っているお店をよく見かけました。それも多量に置いてあるのが全部売り切れるそうですので、かなりの消費量になると思います。

ベルギーを回っている時に3人程から同じ様な話を聞いたので今回話題にしてみました。

鹿児島や南九州では今でも、沖縄と同じ様に唐芋という漢字を当てて「からいも」と呼ぶ所があります(沖縄の場合は唐芋(とういむ)と呼んでいます)。

昔と比べてお芋も糖分がまして美味しくなりましたね。

舞子さん、こんばんは。

フリッツ、フリット、チップス、フレンチフライについて、今回の旅行に行ってその名前の由来を初めて知ったのです。

初めて作った国でフリッツと呼んでいたのですから、フレンチフライと呼ばれるのはベルギー人にとって余り嬉しい話ではないのかも知れませんね。

大国に翻弄された歴史の中でのこだわりかも知れませんね。私の場合もあえてサツマイモとはあまり呼びませんね😊

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