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2019年3月

2019年3月31日 (日)

世界を夢見て(123): ロッテルダム

ロッテルダムはネーデルランド(オランダ)最大の産業都市で、ライン川と2本の支流(マース川とスヘルト川)が北海に注ぐデルタ地帯にできたオランダ第2の都市となっています。                                           
今回の旅行は全くの個人旅行で、全ての計画を自分で立てましたので、ロッテルダムは短い時間でユニークな建築群を回ることをテーマにしました。 と言うのも、前準備の段階で、ロッテルダムには奇抜な近代建築が多いと書いてありました。 
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ロッテルダムは第二次世界大戦で街が徹底的に破壊されて「破壊された都市 Destroyed City」と言われ壊滅状態となります。ヨーロッパの多くの街は、昔の面影を最大限に活かして復興することが多かったのですが、ロッテルダム市民は一部を除いて、完全に新しい街作りを行っています。左のモニュメントは海洋博物館の近くにあるのですが、この像は「心臓を失った男」というタイトルで、ここから戦後ロッテルダムの復興が始まったと言う記念碑となっています。
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ロッテルダムの入口、ロッテルダム中央駅から直ぐにユニークな建築群が始まります。いきなり近未来都市のイメージですね。

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ロッテルダム中央駅は2014年に改築工事も終了し、構内にはショップやカフェなども並ぶモダンな駅へと生まれ変わったそうです。

中央駅から南の海側に向かって歩き出しました。
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奇跡的に空爆を一部免れたロッテルダム市庁舎です。前が工事中でした。

ロッテルダム市内の歩行者専用のある商店街が「ラインバーンDe Lijnbaam」で、やはり新しい感じの通りです。
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そこから歴史的な建造物の聖ローレンス教会へ向かいました。1449〜1525年のゴシック様式の教会で、大きなパイプオルガンなどが必見だそうです。しかし入口に近づくと嫌な予感。何か行事でもあるようで、荷物をもった方が慌ただしく出入りしています。 入口で係の初老のおば様に聞いたら今日はイベントがあり駄目だと。日本から来ましたといったら、少しだけ入らせて貰ったのですが、いかめしい現場監督のような叔父さんから出てくれと言われ写真も撮らずに帰ってしまいました(残念。でも係のおば様にはありがとう!)                            

・・・<キューブハウスとマルクトハルに行ったのですが、ここは写真が多いので次回に紹介します>・・・・
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更に南下してゆくと河口に近代的な建築群があり、まだまだ新しいビルが建ち並ぶ活気溢れる都市です。

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ロッテルダムの北部と南部の境のマース川にかけられたエラスムス橋(Erasmusburg)も有名で、その優雅さから「白鳥」とも呼ばれるそうです。今回は時間がなくて橋の袂には行けませんでした。

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ロッテルダムのマース川の公園に立つのがユーロマスト(Eueomast)で途中の100mの位置にに展望レストランがあり、それから更にユーロスコープと呼ばれるガラス張りのエレベーターが塔を回転しながら一番上まで上がるそうです。この日は天気も良くて運転していて、地上からもその動きが分かります。登りたいのですが、今日はタイトなスケジュールですので、次を急ぎました。

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次に向かったのが「VAN NELLE」と言う世界遺産です。 これは地球の歩き方や他の旅行案内にも殆ど載っていない場所でした。世界遺産はおおよそ旅行の目玉的な場所ですので、紹介されないのはまだ登録されて新しいからでしょうか?そのため外観だけでも観てみたいと思い出かけたのです。

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ファン・ネレ工場は1995年まで操業されていたタバコ・コーヒー、紅茶の製造工場で、「オランダ機能主義建設の最高傑作」と言われているようです。工場棟や倉庫棟、運搬用のブリッジ、事務棟などが非常に運用しやすい形で機能重視で造られた工場のようです。現在はオフィスやイベントスペースとしても利用されており、基本的には関係者以外は入れませんが、色々なイベントがありその時には内部見学も出来るそうです。 もし皆様方もチャンスがあれば見て下さいね。             

次回はロッテルダムのユニークな建築、キューブハウスとマルクトハルについて書く予定です。

2019年3月29日 (金)

今週の生け花(平成31年3月第5週)

いよいよ3月も終わりに近づいています。入園、入学、進学に就職や転職など慌ただしい時間をお過ごしのことと思います。「猫の手も借りたい」ほど多忙の方も多いと考えています。 今や日本ではベットの数で犬を抜いて猫が一番多くなったようです。そのために「猫の手も借りたい」では・・・ないですね🐱?🐱? 昔、猫はネズミを捕るぐらいしか仕事がなかったと思われ一番暇な動物と考えられていました。それで、いつも暇そうにしている猫の力も借りたいために出た諺でした。 猫党としては「犬の手も借りたい」と言いたくなるのかも知れませんが、犬は番犬、狩猟犬やソリを引いたりと忙しく仕事をしていたために「犬の手も借りたい」とは思わなかったようです。 どうしてもと言いたければ「犬の手も人の手にしたい」という諺がありますので、使われて下さい😵・・・出だしから違う方向に行ってしまいましたが・・・

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 今週もいつもの2階の場所に生け花クラブの皆様がお花を飾ってくれていました。シックな花器の上に、赤いガーベラ、紫のバンダラン、黄色のレンギョ、更に白い糸菊など目立ったお花達が私達を元気にしてくれています。 生け花達から忙しい中で元気をもらい頑張れそうです。

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中国原産のレンギョですが、日本各地でこの時期に鮮やかな黄色の花を咲かせていることだと思います。紫色の大きめなお花のバンダランのことは初めて名前を知りました。アジア原産の高山性の蘭だそうですが、普通の蘭と違う育て方のようです。 根が空気を好み、高い木の上に自生するのですが、このまま根が空中に出ている形で、霧などから直接水分を吸収するそうです。

4月1日から新年度のスタート、新元号も発表されるとのことで、平成もいよいよ1ヶ月で終わりを迎えることになりますね。御多忙の折お体に気をつけてお過ごし下さい

・・・何時もなら職員から頼まれたらすぐにやるのですが、今回だけは職員から「院長の手も借りたい」と言われたら・・・複雑な気持ちになるでしょうね💦😞

<花材:レンギョ、ユーカリ、ガーベラ、バンダラン、小菊>

2019年3月27日 (水)

春先からの感染症に注意

寒い冬の時期はインフルエンザやノロウイルスなどの感染性疾患の流行が起こります。春先に向けてインフルエンザなどは少なくなるのですが、春先から初夏にかけて流行しやすいウイスル性疾患に注意が必要となります。

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 これからの時期は昨年から流行が続いている風疹(三日はしか)、麻疹(はしか)と流行性耳下腺炎(ムンプス、おたふく風邪)が流行する季節となります。 どちらもウイルス性感染症で予防にはワクチン(あるいは既に子供の頃に罹患し免疫が出来ている)しかありません。

日本では4月に新年度がはじまり、入園、入学、進学、新社会人として新しい(or初めての)集団生活に入る方が多くいます。新しい生活では、これまでと全く違う環境、集団生活の中で、多くの方と接する機会が一気に増える時期になります。 ワクチン摂取や罹患により十分な抗体を持っている方ならいいのですが、 特に子供達にとっては親子関係以外に密に接することがなかった中で初めてのウイルスに出会う機会が増えるのです。今度は子供達から大人の社会へと感染が広がることで、この4月以降、集団生活の中で麻疹、風疹、流行性耳下腺炎などが増えるのです。 また海外から日本に持ち込まれる機会も増える季節になります。

前回のブログでも書いた様に、春先は気候が目まぐるしく変わる季節で多くの方が知らず知らず体調を崩す季節でもあるのです。これまでの日本においてはワクチン行政の不備もあり、子供の頃に十分なワクチンの接種を行っていない世代も多く混在しています。

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このような社会的、気象学的な原因も重なって春先から初夏にかけてウイルス性の感染症が流行することもあるのです。皆様方も感染症の情報に気をつけたり、自分自身のワクチンの接種状況などを母子手帳などでもう一度把握して欲しいと願っています。 

2019年3月24日 (日)

世界を夢見て(122); デルフト

Th_img_2_2 デン・ハーグを朝早く出発して、皆さま方も観たことがある白とブルーの鮮やかなデルフト陶器(←)で有名なデルフトを目指します。 デルフト陶器は中国の影響を受けたと言われていますが、本物は結構値段が高いです(買い物をしない私はスルーですが・・・)。
朝が早いため新教会よりも先にフェルメールの「デルフトの眺望」が描かれた場所を訪ねることに。途中で世界的にも有名な大学の「デルフト工科大学」へ行く、学生・教員の大自転車軍団が次々と進んでゆきました。これまでノーベル受賞者を3名出した名門校です。丁度授業開始時間になるのでしょうか? それにしても自転車が多いです。
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オランダの大学は授業料が安く(EU圏内の学生なら年間23万程度、それ以外は120万程度)で、4年生ではなくて多くは3年間で学ぶため、質も非常に高いと言われています。 世界の大学のランキングでもトップ100にオランダは7校が入っています。(第59位:デルフト工科大学、第65位:ヴァーヘニンゲン大学、第69位:エラスムス・ロッテルダム大学、第77位:ライデン大学、第80位:フローニンゲン大学、第86位ユトレヒト大学、第94位:マーストリヒト大学)。    
ちなみに我が国では東大が39位で京大が91位です。
目の前を通り過ぎる工科大学の自転車軍団の中から将来ノーベル賞の方だいるかも知れませんね。
 
世界的に有名なフェルメールですが、彼の本名はヤン・ファン・デル・メール・ファン・デルフト (Jan van der Meer van Delft)です。オランダ語の「van」はドイツ語の 「von」と同じで英語で言うと 「of 」とか「from」と同じ意味で、denは男性与格で使われます。オランダ語は分かりませんがそのことからも、デルフト出身のJan van der Meer(これがvermeerと置き換わったのでしょうか?)ということのようです。
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フェルメールはほぼ生涯に渡ってこのデルフトで過ごし、37点の作品を残しますが、生きている時代は余り評価が高くありませんでしたが、死後100年ほど経って評判が上がったとのことです。あの「真珠の耳飾りの少女」も二束三文の値段でオークションに出されていたそうです。殆どのフェルメールは室内での女性達の作品が多く、風景画は「小路」とこの「デルフトの眺望」の2点だけです。彼が描いた場所からみた、今のデルフトの眺望です。350年経っても当時の面影があります。
Th_dsc01183 天気もいいので当初の予定通り、新教会に向かいます。デルフトは運河のある綺麗な街でした。朝早くですので気持ちがいいです。
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運河沿いを歩いて市庁舎の前の広場の奥に新教会があります。新教会と言っても1381年建造のゴシック様式の教会です。その前にすでに教会がありましたのでこれを旧教会とよんでいるのです。朝日に照らされて美しい眺めです。この教会の鐘楼は108.74メートルあります。9時になりましたので鐘楼に登ることが出来ます。鐘楼と教会内部の見学でチケットは8€でした。
朝から376段の階段を登ります。やはり疲れますが、この先にはご褒美が待っています。
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登った先の展望です。真下の広場の奥に、デルフトの市庁舎、右奥には旧教会が見えます。
Th_dsc01225 2つの尖塔を持った十字形のマリア・ファンイェッセ教会が見えます。
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北側の方向です。向こうには今日朝出てきたデン・ハーグの街並みが望めます。
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降りる前に市庁舎正面です。街並みが可愛くて、テーマパークに来たようです。
376段の階段を登ったら、同じ376段を降りなければなりません
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降りたら今度は旧教会の内部見学です。天井が高く開放的です。
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教会の奥にはHendrick de Keyser作のオラニエ公の霊廟があります。16世紀のスペインの支配下でオランダ人のオラニエ公(ウィレムⅠ世)はスペインに反旗を翻すのですが、この教会内でスペインの刺客により殺害されます。そのためこの教会に地下に埋葬され、その後歴代のオランダ国王(オラニエ公の子孫)は主にこの教会に埋葬されたそうです。
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建立当初からパイプオルガンはあったそうですが、何度か火災などで駄目になり、今のパイプオルガンは19世紀初め頃のものと言われています。今でもミサなどで使用されるそうです。
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ステンドグラスも美しく有名だそうですが、綺麗なものが多すぎてどれ程凄いのかさえも判らなくなります
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旧教会は外観だけ観て、美術館にも入らずに、急いでロッテルダムに向かいました(続く)。

2019年3月22日 (金)

今週の生け花(平成31年3月第4週)

ココロブのリニューアルに伴うシステム異常は私達利用者にとってはどうしようもない状況です。色々と改変することは仕方ないと思うのですが、こちらの操作ミスなのか単にシステムに反映されないのかも情報として与えて貰えずに、この何日かはイライラが募ってしまうブログです😖
3月の後半になったかと思ったら、いきなり夏日のような暑さになった那覇市内です。 皆様方の所では如何でしょうか? 昨日の秋分の日に病院への移動の車内では暑くてクーラー使用となっています。 とにかく暑い沖縄です。
今週も生け花クラブの皆様が2階のいつもの場所にお花を飾ってくれていました💕

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今回の生け花は、大きく枝を広げたコデマリのためにこの小さなスペースも手狭ですが、その分勢いがあって元気が出ます。
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全体的なバランスも良くとれていますし、色使いも今回は白系統と黄色の系統に分けて使っているようです。
小手毬と連続するように花器の上には白い小菊の花が違和感なく咲いています。 白い小菊の上方には黄色のフリージアの花が優しげに咲いていて、小菊と色の違いや花びらの違いを楽しめます。
右上方にはオレンジ色のストレリチアが春の太陽に向かって苞を開いています。
・・・今回の生け花もまだまだ、システムの不具合の中でココロブの皆様方にはお伝えすることが出来ていないかも知れません。早くこれまでのように分かりやすいココロブになって欲しいですね。
<花材:コデマリ、ストレリチア、フリージア、小菊>

2019年3月20日 (水)

世界を夢見て(121);  朝のデン・ハーグの風景

何時もは宿泊施設に入っても、それから22時頃までは夜遊びへと出かけています。綺麗な街並みは日中だけでなく、夜の風景はまた違った美しさをを持ちます。 
今回海外で初めてB&Bタイプの宿泊で、その夜はB&Bの居間でオーナーや宿泊客と身振り手振りの談笑(?)をしてワインを頂いて過ごしました。これまでとは違う楽しさを味わいました。
朝早くの出発でしたが、朝の景色を見にと、少し早めに起きて散歩をしました。
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街にはまだライトの灯火が残り、これから朝を迎える静けさがあります。
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通り歩きながら、両サイドの商店の中のライトアップも綺麗です。
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商店街の通りの上にはオランダ王室の王冠マークが・・・デン・ハーグは政治の中心地で、国王もここにお住まいです。
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ホランド州の勲章なのでしょうか? オランダは正式にはネーデルランドでその一部の洲(北ホランド州と南ホランド洲)がホランド(オランダの呼び名)となります。日本ではこれが国名のように歴史的に呼ばれています。
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宿泊はデン・ハーグの中心地で歩いて直ぐに池が観て来ます。ホフフェイファ池から望むビネンホフです。鳥のさえずりが聞こえて来ます。夜明けのビネンホフも綺麗です。
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デン・ハーグは国会議事堂を初めオランダの政治の中心、各国の大使館や国際裁判所などの国際機関もあるオランダ第3の都市ですが、人口は約52万人。マウリッツハイス美術館、エッシャー美術館、市立美術館なども存在する素敵な街でした。街行く人々も余裕を持って生きていることを感じることも出来ました。
<やっとココロブが使えるようになったようです。当初は自分のパスワードが間違っているのかとあたふたしてしまいましたが・・・😖>

2019年3月17日 (日)

原発からの決別を

3.11から8年が過ぎました。震災に遭われた方々は大変な悲しみや苦労をなされたことだと思います。 東京電力福島原発の事故も、復旧の見通しもたっていません。復旧するまで後何十年あるいは溶け落ちたデブリの取り出しは未来永劫に不可能かも知れません。

Th_ 日本は地震国です。いつ自然災害で同じことが起こるかも知れません。 原発について費用が安いなんて全くの誤魔化しではないかと考えるのです。

 福島原発事故の被害補償、その後の復旧に費やす費用も全て原発の費用に入るはずです。 原発に伴う核廃棄物(使用済み核燃料)の処理費用も計算には載っていません。 これからも一体原発の維持にどれだけのコストがかかってゆくのでしょうか? 本当に安い電力なのでしょうか? 「原発=低コスト」・・・本当ですか?

原発を進める政府は、北朝鮮や中国の脅威論も同様に述べています。 もしも戦争になっても「原発には爆弾を落としません」なんて紳士協定があるのでしょうか? 逆です、原発が標的にされたら、日本は戦争を続けることさえ困難です。 戦争しながら、爆破された原発からどのように住民は避難することが出来るのでしょうか? 日本の危機管理の問題上でも原発は止めるべきだと思うのです。 原発推進と北朝鮮や中国脅威論は矛盾する論法です。

日本も先進ヨーロッパ諸国のように再生エネルギーを主エネルギーとする政策に舵を切るべきです。 再生可能エネルギーは気象条件で変動し、安定しません。だから使い物にならないのではありません。 発想の問題だけなのです。

Th__2 再生エネルギーをベースの電力源として普及させ、天候により電力不足になったら、天候に影響を受けない火力発電にて不足分の電力を補い、エネルギーの安定供給を図るべきだと思うのです。

 今日本ではおかしなことに、電力が余ったら再生エネルギーからの買い取りを中止するという訳の分からない方針です。これでは再生エネルギー事業が発展しません。 単に原発を進めるために再生エネルギーを抑制、あるいは電力会社の既得権を守る為に動いている政治家達の考えです。

未来永劫に処理が難しい原発から私達の世代で決別すべきだと思うのです。 このような問題で正解はないのかも知れません。ただ解決が難しい負の遺産は未来を生きる子供達に渡したくないと思うのです・・・そんなことを考えた日曜日の朝です。

2019年3月15日 (金)

今週の生け花(平成31年3月第3週)

Th_img_2267_2 3月も中旬となります。各地で春の便りが届く季節となったと思います。
今年の沖縄は暖冬過ぎて、寒い時期を経験することで開花する、避寒桜の花があまり咲かなかったり、いつも春のこの時期に黄色の花を咲かせる「いっぺい」も咲かずに終わる場所も多いようです。
この様な外界とは関係なく、いつもの2階の場所には生け花クラブの花が飾られ、春を感じさせてくれます。           
捻りが加わった細長い花器に対して、山吹が空に向かった広がった印象は春の暖かい日差しを予感させてくれます。   
山吹は北海道から九州まで分布する落葉性の低木です。4〜5月頃にこの山吹色の鮮やかな花を咲かせますので、印象深い春の花かも知れません。
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谷底に落とした金貨が山吹の花になったという伝説から花言葉は「金運」がありますが、その上品な色より「気品」とか「崇高」という花言葉もあるようです。
胡蝶蘭の柔らかい花びらも素敵です。ピンクと深紅のカーネーションがありますが、花の形や色が異なるため全く違う花の印象を持ちました。
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葉材をとしてフェニックスの葉が使われています。左右対称で涼しげな葉形ですね。      
気品に満ちた春を演出する花々でした。生け花クラブの皆様いつもありがとうございます。
<花材;山吹、カーネーション、胡蝶ラン、フェニックス>

2019年3月13日 (水)

咳喘息

今日のFMは春の季節に変化による体調不良について話をしました。その中で、咳が長引く咳喘息についても話をしましたので、ブログでは「咳喘息」について説明します。                        
冬から初春にかけて体調を崩す方の中で、風邪や気管支炎になる方も多くいらっしゃいます、インフルエンザもまだ流行っています。Th_
多くのウイルスや細菌による上気道炎・気管支炎は2週間程度では改善します。2週間以上咳が続く場合は、普通の風邪以外を考えて病院を受診した方が良い場合もあります。
肺がん、肺炎、心不全などの重篤な疾患以外に、気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患COPDの悪化によるものもあります。            
・気管支喘息は一般的にはアレルギー反応にともなう気管支の慢性炎症により、気管の狭窄や痰詰まりがおこり、ゼイゼイ・ヒュージューなどの呼吸困難が起こってきます。アレルギーを主体とする病態ですので、ステロイドなどの吸入が基本の治療となります。
・しかしながら、元々は喘息がない方が、風邪をひいた後に、なかなか咳が治らずに続く方が最近多くなっています。 熱もないし、どうにか働ける為に病院にも行かずに我慢している方が多くいらっしゃいます。 ただ咳喘息は気管支喘息の1歩手前の病態で、放置することで3人に1人が気管支喘息に移行すると言われていますので、移行を食い止める必要があります。
Th__2 ・咳喘息はウイルスや細菌などが原因で気管に炎症が起こり、そのために気道の過敏性が増加して、咳き込みが治らなくなってしまう病態です。 
気道の過敏性が上昇することで、これまでには経験したことがない条件でも咳が誘発される様になります。 例えば、掃除をしたりホコリの多い室内だけでなく、冷たい空気に触れたり、香り、花粉、湯気などに接しただけで、咳き込んでしまうようになります。
・これまで喘息と言われたことがない方が長引く咳の場合はこの咳喘息に注意が必要になります。
咳喘息を疑う咳の特徴として、熱はないこと。そして「天気によって咳がひどくなる」 「夜間(寝入りばなや深夜、早朝に咳が出る」 「冷たい空気に触れたり、湯気が出る場所、エアコンなどの気流に接すると咳が出る」 「会話中や会議などで咳が出て、止まらなくなる」 「咳がいったん出るとなかなか止まらないも、出ない時には暫くでない場合もある」 「運動すると咳がでる」 「普段より息苦しい感じもあり、ゼイゼイやヒューヒューすることもある」・・・・・・
この様なことが2週以上続いたら、咳喘息の可能性がありますので、呼吸器内科などを受診された方が良いと考えています。
・印象としても最近増えて来ている気がします。皆様方も咳喘息には気をつけて早めに直されて下さいね。

2019年3月10日 (日)

世界を夢みて(120); 初めてのB&B宿泊(Bacán Bed & Breakfast)

今回は「真珠の耳飾りの少女」のあるマウリッツハイス美術館を見るためにデン・ハーグの宿泊としました。 この美術館や国会などの観光施設も多いエリアに隣接する宿泊施設を捜していました。 今回の旅行は全て自分で予約しましたので、1番立地条件の良い場所を第1選択として考えていました。 外国の旅行では初めてのB&B(Bed and Breakfast)タイプの宿泊施設となりました。名前のとおり朝食付きで客室を提供する宿泊施設のことです。日本で言う民泊に近いのでしょうか?
今回選んだB&B(Bacan Bed & Breakfast)は顧客満足度も高く、デン・ハーグ中心の歴史的建造物が多い場所にあり、値段も手頃でした。
オーナが3階に住んでいて、2階には2室か3室(?)ほどの風呂洗面所が付いた部屋があるようでした(他の部屋は観ていませんので分かりません)。 そして通りに面した1階がブテックとなっている構造となっています。 ホテルのようにフロントがあるわけではありませんので、到着する時間を予めメールで連絡しておきます。
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綺麗な通りを進むと、両サイドとも同じ高さ、感じも似た建物が続くのですが、小さな看板を発見(写真は夕方のしかありませんでした)。 1階に入るもブテックの店舗となっています。もしも分からなければメールか電話を下さいとのことでした。 店舗の人に尋ねたら、その建物の外、通りの入り口に、3階のオーナー宅への呼び鈴がありました。ボタンを押すとすぐに店舗の中央にあるドアから、人の優しそうな40才ぐらいの男性オーナが降りてきてくれました。
エレベーターはありませんので、この中のドアから2階へと上がります。
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そこにはネットの予約時に見た真珠の耳飾りの少女のパネルがあるお部屋でした。 
お部屋が綺麗で、窓を開けると先ほど歩いた商店街も見えます。洗面所とトイレ、シャワールームが一緒になっていますが、そのオーナーの趣味がいいのでしょう、タオルや石けん、シャンプーに至るまでとても質のよい品を揃えていました。
そして共有のスペースには冷蔵庫やコーヒーメーカー、書斎などもあり、ベランダの外にはベンチもありゆったりと過ごせます。
 ホテルと違うのは民家みたいなものですから、1階に出る時には、それぞれ二カ所鍵を開けなければなりません。それもわざわざ2カ所とも鍵を持って実践して見せてくれました。夜など何時でも出て行っていいそうですが、鍵をかけて出入りするシステムとなっていました。
 お昼に着いて、デンハーグの街や美術館を見終わり、夕食を取って帰宅(?)。1階のブテックはしまっていましたので、まず入り口のドアを開けて、ブテック内から2階に上がるドアの鍵も開けて部屋に戻りました。
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これまでの旅では、それから22時頃までは外出するのですが、丁度帰室して、コーヒーでも飲もうかと思ったら、中央の応接間で宿泊しているオランダ人のご夫婦、そしてオーナーの2人が雑談中。 英語もあまり話せませんが、オーナーはじめ宿泊の方も一生懸命に分かりやすいようにゆっくりと英語で私達に伝えようとしているものですから、ついついソファーで一緒にくつろぐことに。               しばらくするとオーナーがワインやおつまみも出してくれて、楽しいひとときを過ごしました。貴重な体験でした。
 ここに宿泊した方々が自由に記帳できるノートが沢山あり、日本語で書いた文書も何通かありました。 オーナーから見せて貰いながら、日本語でなんて書いてあるのかと・・・辿々しい英語で説明。 上手く説明は出来ませんでしたが、なんとなく伝わりオーナーも安堵したようです。 良い書き込みが殆どでした。 私も記念に日本語で書きましたので、次ぎに訪れる日本人に尋ねるかも知れませんね。 私もとても良かったこと、オーナーのフレンドリーさに惹かれたことなどを記載しました。
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次の日の工程はハードで7時30分には出発予定のため、オーナーはわざわざ朝早く朝食の準備も整えてくれていました。 席に着くと「私達に卵焼きなども食べますか」とのことで、わざわざ暖かい卵焼きなどを3階の自宅から作って持って来てくれていました。
この様なB&Bは初めての経験でしたが、もちろん当たり外れはあるのかも知れませんが、口コミなどで評判が良ければホテル以外の選択肢もあると思った宿泊でした。本当にホスピタリティー溢れた宿泊でした。オーナーさんに乾杯

2019年3月 8日 (金)

今週の生け花(平成31年3月第2週)

3月に入り気温も上昇すると思いきやここ2〜3日は沖縄としては少し気温が下がっていました。まあそのうち一気に温かくなるとは思いますが・・・Th_img_2242
3月は年度末ですし、卒業や職場の異動の準備の時期となる方も多いですし、3月11日はあの東日本大震災もあった月でなんとなく落ち着かない季節かも知れません。 
暦の上では啓蟄も終わり、冬の時期に眠っていた虫たちや直物も春の準備を整える頃だと思います。
病院の2階にはいつものように生け花クラブの活動後の作品を飾ってくれていました(外来診察室の待合や総合受付などに飾っています)  
今回の花々は赤を基調とした明るい花が多く、なんとなくウキウキとしてしまします。心も春に向けて華やいで行く感じが致します。 派手やかな花々達を落ち着きのある気品のある作品に仕上げているのは花器の存在ではないかと思えました。 
Th_3132 楕円形の桑茶色から漆黒色へと変化する色合いは古びた落ち着いた色合いで心が落ち着いてきます。
花器の上の赤い花はスプレーバラで上方にも1輪咲いています。ピンクのスイートピーは柔らかい春の風を感じさせてくれます。すっと伸びたチューリップは春を予見させる花です。後方には黄色の金魚草を配置しています。
今回葉材としてスッキリした印象なのが金葉こでまりです。
色々な別れの季節でもある3月ですね。別れがあるから出会いもあるのでしょうか? 新たな旅立ち、出逢いのためににも心穏やかに過ごしたい3月です。
<花材:金葉こでまり、チューリップ、スイートピー、スプレーバラ、金魚草>

2019年3月 6日 (水)

舌がんについて

今日のFM放送は口腔内の疾患について説明しました。多くは口内炎などの一過性の病気で、殆ど1〜2週間で回復します。
今回ある女優さんが舌がんの手術を受けたことが報じられ、舌がんを知るきっかけになった方もいらっしゃるかも知れません。 私は外科医ですので、舌がんは専門外ですので、分かる範囲で書いてみたいと思います。            Th_165959
  私がこの女優さんが偉いと思ったのは、大変な手術にもかかわらず手術に臨んだことにあります。この様な病気が発見される中で、民間療法に走ったり、効果もないビタミン療法や免疫もどきの医療に手を出さなかったことが偉いと思いましたし、本来それが当然選ぶべき治療だと私は考えるのです。
 がんになると皆平静ではいられないはずです。そこで大切なのはしっかりとした科学的な根拠に基づいた医療を選択することにあります。 まずはがんセンターなどの大きな機関で情報を得るべきだと考えています。 今やネットを検索したら沢山の情報に溢れています。 安易な情報に流されずに、冷静に考えることが大切です。                     
<舌の役割>
舌は大きな筋肉の塊ですが、その筋肉によって、食事を混ぜ合わせる咀嚼(そしゃく)機能、食事を飲み込む嚥下(えんげ)機能と声を出す発語機能があり、それだけでなく舌の表面にある味覚や知覚を感じるセンサーも持っているため、味や温度や痛みを感知することも出来る受容器官でもあります。
<舌がんの頻度>
舌がんは舌に発生するがんで全部のがんの2〜3%となり、男女比では2:1と男性が多いです。口腔がん(口の中に出来るがん)としては最も頻度が高いがん(50〜60%)となります。
<舌がんの原因>
①飲酒・喫煙; 強いお酒は舌を通り、咽頭、食道へと流れます。 高濃度のアルコールはこの部位の粘膜(扁平上皮)にダメージを与え、がんの発生母地になります。禁煙も口腔内から気管から肺へ影響し、同様にがんの発生源となります。
②歯による慢性刺激; 舌が歯に慢性的に当たることで刺激され(実際に繰り返し炎症を受ける場合など)ることでがんの要因になると考えられています。
Th_ <舌がんの症状>
①硬いしこり; 舌がんの多くは口を開けて見える範囲の前方に多く発生します。特に歯と当たるような側面や後面に硬いしこりとして感じることがあります。 初期の場合は口内炎と似ているため、放置することがありますが、2〜3週経っても改善しない場合はがんの可能性もありますので、専門機関を受診されて下さい。
②持続性の痛み・出血; 舌には神経が豊富ですので、痛みを伴うことがあり、特に表面が潰瘍となると持続的な痛みが出現したり、出血を伴ってきます。 これも2週間程度で改善しなければ受診して下さい。
③稀に舌の症状よりも転移を起こしたために、顎の下や首周りのリンパ節の腫れで気がつく時もあります。風邪をひいてもリンパ節は腫れますが、あまり押しても痛みがなく硬いリンパ節ならこれも検査の対象ですので、医療機関を受診して下さい。
<検査・診断>
・診断や局所の細胞を取って病理検査を行い決定します。今でも訳の分からない医師が「がんもどき」などと言っていいる方もいますが「がんもどき」などありません。
・診断をつけると共に進行度を検査するCTやMRIなども行い、病期を決定します。
<治療>
・舌は上に書いたように重要な役割を持っています。このことより可能な限り機能を温存するようにします。しかし温存だけを考えてがんを残しては元も子もありません。
①外科手術:腫瘍を切除します。切除範囲が小さければ取り除くだけで良いのですが、大きく欠損が起きるとQOLを落とすため、体の一部の筋肉を移植する再建術が同時に行われうこともあります。
②放射線療法: 舌がんの多くは扁平上皮という粘膜面から出ます。この扁平上皮がんは放射線感受性が高いために、がんの治療として放射線は有用となります。
③化学療法; いわゆる抗がん剤療法となります。 殺細胞性の抗がん剤だけでなく分子標的薬が使用されています。最近注目を浴びている免疫チェックポイント阻害薬はまだ保険適用となっていません。
・・・専門外ですので、簡単にさっと書くつもりでしたが、長くなりました。 私の様な外科医からも言えることですが、情報過多の社会ですが、しっかりとしたエビデンスに基づいて治療法を選択して欲しいと願っています。 

2019年3月 3日 (日)

思ひで (深夜食堂テーマソング) ギター弾き語り

毎年のように2月3月は何となく忙しくなり、ギターを弾くことも少なくなってしまっています。昨夜久しぶりにギターを弾いていました。 そういえばしばらくギターの弾き語りをアップしていないと気づき、丁度歌い出していた「思ひで」という曲を録音してみました。
Th_ この曲は日本では、テレビや映画となった「深夜食堂」のテーマソングとして使われた鈴木常吉さんの曲で有名かも知れません。
元々はアイルランド民謡のPretty girl milking a cowという曲が原曲となっています。ちょっと切なくて素朴なアイルランド民謡の特徴的な音階です。原曲は「乳搾りの可愛い少女」というタイトル名で、歌詞の内容も「旅の途中の若者が、村の乳搾りの可愛い少女に恋をして、愛を囁くも素っ気なく断れるような感じ?の寂しい内容」です。          
ですので鈴木常吉の歌詞は原曲とは全く関係のない彼の作詞と言えます。何年か前に、イギリス旅行に行った時に、飛行機の中で見るために「深夜食堂」のシリーズをiPhoneに入れて機内で観ていました。 笑いあり涙あり人情ありとなかなか良質な番組でした。
深夜食堂ではありませんが、今日の深夜に録音しました。30年前と4年前のイギリス、昨年のオランダなどの旅行の際に撮った写真を主に載せて編集しました(1部バルト三国やクロアチアの写真もあります)。
何時ものように適当なギターも唄もです。なかなか上手く弾けませんが、写真で皆様方のイメージを膨らませて貰ったら有難いです・・・今気づいたのですが、今日は3月3日の雛祭りだったのですね。もっと明るい曲をアップした方が良かったですね

2019年3月 1日 (金)

今週の生け花(平成31年3月第1週)

いよいよ3月に入りました。多くのプロ野球の球団も沖縄を離れ、いよいよ開幕戦に向けて本格的な調整に入って行くと考えます。 私の方は殆どテレビTh_img_2204 を観ませんし、甲子園以外の野球もニュースの時にしか見えていません。 それでもプロの選手のスピード・パワーを間近でみれるキャンプは野球を目指す子供達にはとても参考になると考えています。 かつてはスポーツ少年だった私も今では単に走っただけでも転んで骨折の危険がましたオヤジになってしまいました
それはさておき、今週も2階のいつもの場所に生け花クラブの皆様がお花を飾ってくれていました。
3月らしい明るい花達です。真っ赤な花器に真っ白なカーネーションが目に飛び込んで来ます。 赤い蕾が一部花が開いています、一瞬寒緋桜(カンヒザクラ)かと思いましたが、桃の花でした。 沖縄にいると桃のような赤い花をした寒緋桜を桜と思っていますので、桃の花を見ても桜に思えてしまいます
赤い花器の上の葉材はスッキリとしたのが千年木で、ゴツゴスとしたのは菜の花の葉となります。
中央にある赤いものは実ではなくてヒペリカムの蕾で、一部橙色の花が咲いているのがみてとれます。形からすると蕾なのか実なのか区別がつきません。 鮮やかな色ですので、蕾から花、そして実までも楽しめる美しいお花です
Th_201931

これから春に向かって季節は動いて行くのでしょうね。毎年の様に2月、3月はなんとなく忙しい時期となります。何かと年度末は忙しいのです

ノンビリとお花でも眺めてみたいですね。
<花材:桃、菜の花、カーネーション、ヒペリカム、千年木>

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