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2019年1月23日 (水)

めまいの一般論

これまで何度がめまいについて書いたのですが、再度原点に返って「めまい」の概要を書いてみたいと思います。                    Th__3

めまいは多くの方が日常の生活で遭遇する可能性の高い疾患の1つです。

「めまい」とは自分あるいは周囲が動いていないのに動いているように感じて、平衡感覚を失ってしまった状態といえます。一言でめまいと言ってもその症状には違うタイプが含まれ、その強さにも強弱があります。タイプ別にめまいを分けると・・・

「回転性めまい」:自分や周囲がぐるぐる回っている様に感じるめまいです。また物が左右や上下に流れるように感じることもあります。多くは平衡器官に急激な変化(血流障害、炎症、内耳のむくみなど)が起きた時に生じます、耳の病気でも、脳の病気でも起きます。

「動揺性めまい」:頭や体がグラグラ揺れている感じやフラフラする感じをいいます。①の病態でも起きることがあります。平衡器官がある程度広範囲で冒された場合に多いようです。さらに歩いてフラフラする時や傾いてしまう場合は小脳の障害のこともあります。

「立ちくらみ(眼前暗黒感)」:立ち上がった瞬間にクラッと来たり、長くたっていて目の前が暗くなる感じを呼んでいます。重篤な原因でなくても、子供には時々みられます(起立性調節障害と呼んでいます)。 普段低血圧気味の方や貧血の方もも起こしやすくなります。 この症状が普段から高血圧症や脳動脈硬化症のある方で起こった場合に、急に血圧が下がっている状態があり、脳梗塞の危険が高まり注意が必要です。

この様な「めまい」が起きた場合に、どの科を受診したら良いのか分からないと思いますが、実はどの科が良いか分からない場合も多く、まず病院を受診し、救急性のある疾患を除外することが行われます。 ですので普段と違う「めまい」などを経験した場合は病院を受診されて下さい。

Photo めまいは人間の平衡感覚を司る内耳にある耳石系と言われる細胞と三半規管と関連が深いため多くは耳の障害によって起こり得るため、耳鼻科が担当となります。 脳の中の中脳や大脳の梗塞や腫瘍等にて起こる場合もあり、その場合は脳神経外科内科が担当領域となります。 また貧血や全身疾患の一部としてあるいは低血圧などや高血圧、糖尿病の治療の影響もありその場合は内科・循環器科が担当となることがあります。眼震に伴う場合は眼科で診る機会もあります。心因性の場合は精神科で診ることもあります。同じめまいと思って病院に行っても病態も色々ですので、専門の診療科が異なる場合もあるのです。

めまいは多くの方が経験する症状の1つですが、原因を特定することが難しいことも多いのですが、まず急を有する心疾患や脳疾患を除外する必要があります。

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医療」カテゴリの記事

コメント

omoromachi先生、こんばんは。

私は時々③のめまいがありました。
以前病院を受診したら貧血と低血圧が
ある女性は時々起こりますと
説明を受けました。
今回の記事とビッタリでビックリ

このブログのお陰で色々と
医学的な知識が増えて来た感じがします

東京は寒くて、同僚にもインフルエンザの方が
出ています。その同僚も一緒にワクチンを打ったので
私も注意が必要でしょうか?

今年初めてのご挨拶となりましたが
今年も宜しくお願い申し上げます。

舞子さん、こんばんは。

舞子さんも時々立ちくらみがあるのですね。低血圧でも貧血でも要は脳に酸素を運ぶ力が弱くなった時にも立ちくらみになりますので、両方重なるとより立ちくらみは起こりやすくなります。

両方とも若い女性には多い病態ですので、舞子さんも若い女性の部類と言うことでしょうか?

沖縄県でもインフルエンザが流行していますが、ニュースなどでも若い女性がホームより転落死などが報じられていますので、舞子さんも気をつけてお過ごし下さいね。
インフルエンザは麻疹とは違い空気感染ではなくて、感染した方の咳などを吸い込んだり、インフルエンザがいる手すりなどを触って起こる飛沫感染ですので、マスク、手洗いなどをしっかり行っていれば感染のリスクは低下します。
この流行期を上手く乗り切って下さいね。

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