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2018年9月

2018年9月30日 (日)

時差ボケの解消法&機内便利グッズ

日本とヨーロッパの時差はおおよそ7〜8時間ですので、毎回飛行機の中で時差を調整しています。私はいつも飛行機に乗り込んだ時点で時計を訪問先の時間に合わせます。体は日本時間の体内時計のために、現地時間の24時ぐらいまでは眠くなっても、頑張って起きて過ごします。その後休みます。寝付かれなくても今度は現地の朝の時間に合わせて起きるようします。 初日の夕方頃に眠くなる場合もありますが、現地の夜までもつと、おおよそ次の時間からは時差ボケはありません。私の場合ずっと外科をしていますし、3年前までは当直もしていましたし、今でも夜間呼び出しも多く日頃から時差ボケに慣れているのかも知れませんが・・・Th_dsc01804

今回のスペインの旅は関空からフランクフルト間をビジネスクラスを利用しました(那覇ー関空間、フランクフルトースペイン間はエコノミークラス)。  全てが至れり尽くせりで快適な空の旅でした。フルフラットに出来ますので、時間を決めて横になり休めます。また飛行機に乗り込む前から、ラウンジも使えますので快適な旅行となりました。

長距離のエコノミー利用では、とにかく機内で少しでも楽になるグッズを選んで持ち込みます。

まずは 足回り:ずっと足を下げている姿勢は苦しいです。以前は空気枕のように空気を入れることで足台になるものをもっていました。今は座席のテーブルに吊すタイプのフットレストニットホルダーなどが便利です。高さも調節出来ますし、足がベタッとなる時には本など硬いのを入れると足の部分が結構真っ直ぐになれます。 静脈血栓予防のための加圧タイプの靴下があるとむくみが起こりくいので、旅行前に試してみては如何でしょう。 スリッパもいいと思いますが、それよりもかかとまで入るタイプの部屋履き用のスリッポンが使いやすいです。 スリッパのように抜けにくいし保温性もあります。ヨーロッパに着いても多くのホテルは日本みたいに使い捨てのスリッパをおいていませんので、ホテル滞在時も重宝します。

Th__2 首周り:空気式の首を取り巻くような枕は便利で必需品?ですが、これも様々なものが売られています。 私の様に横向きに寝る方でも特殊な形状のものもありますので試してみえては

アイマスク・耳栓:これも機内の必須グッズでしょうが、最近は耳栓も色々あります。完全に音をシャットアウトするのもありますが、機内での雑音を低減して通常のアナウンスは聞こえるものもありますので試してみて下さい。気圧変動を押さえる耳栓もあるようですが、私は耳抜きが出来るので使用したことがありません。

機内は低温で乾燥しています。軽くて上から羽織れるのは一枚必ずもって行きますリップクリーム、のど飴や目薬やマスクなどもあると良いです。 機内の温度は航空会社によってかなり差があります。快適な温度もありますが、だいたいは寒いのが多いです。 昔はこんなにクーラーをかけなくても良いのにと思ったのですが、上空はマイナス50度ぐらいの外気温ですので空調を効かせなければ寒いのです。エンジンの熱源でヒーティングしていると思いますが、燃料消費節減の為にも出力以外ではヒーターはかけないのでしょう。  

また日本人と欧米人では寒さの感覚も違いますので、おおよそ日本人では寒く感じるのが23度前後ですし、おそらく欧米人なら21度前後ではないかと思います。 機内が暑く・湿気が高いと不快に感じますので、基本的に低温・乾燥を保ってのフライトが多いと思います。

今では機内でのエンタメも充実していますが、やはり退屈の場合もあります。私はiPhoneなどに好きな映画(特にシリーズものがあれが吉)を6本程度入れています。 前後のフライトで3本ぐらい熱心に見るとあっという間に時間が経っていることもあり、この時には実にラッキーと思えることもしばしばです 1度イヤホンを忘れてしまい、折角の映画が見れず後悔したことがありますので、イヤホンやモバイルバッテリーなども忘れずに・・・(最近はUSBや電源も供給できる飛行機も多いですが)・・・まあ、バッテリーなどは預けるトランクには入れられません。手荷物にして下さいね。

機内での過ごし方は重要ですので、その為の前準備をしっかりして乗り込みたいものです

(台風24号が沖縄本島を直撃、近年にないほどの大型でしたので、今後日本列島を縦断する中で、被害が大きくならない心配です。皆様方の所は大丈夫ですか?)

2018年9月28日 (金)

今週の生け花(平成30年9月第4週)

台風24号の雨雲に被われた那覇市内です。今年は台風が直接日本に影響を及ぼすことが多い大変な年でした。その中で私達の病院のあるTh_img_1704 那覇市は辛うじて直撃を受けずに、台風の大きな被害もでずに済んでいました。今回はとうとう大きな台風の直撃を免れそうもありません。
今回の台風は沖縄地方での速度が遅く、当院も早々と明日の休診を決定しました。しかしながら入院患者も多く、各病棟の看護士や医師などは交替が必要になるのですが、長時間暴風圏内に曝されるために、どのようにして職員が危険なく病院へ出入りできるかが心配です。 今日はその対策会議で時間を要してしまいました。                             
・・・この様な中でも、2階のいつもの場所に生け花クラブが飾ってくれてた生け花達が私達を迎えてくれています。台風の中で頑張って咲いてくれることに愛おしく感じるほどです    
今日は青い円筒状の花器が美しく輝いています。手前の赤紫の大きな花材がグズマニアで後方のやや小振りな花がグルクマとなります。なんとなくイメージが似かよっています。     
Th_3094 グスマニアはパイナップル科の多年草で、四方に広がる細長い葉が美しく、開花期を迎えると花苞が開き、その花苞を数ヶ月の間楽しむことが出来るため人気の観葉植物です(実際の花自体は短命です)。    
クルクマも南国らしい植物ですが、あまり聞き覚えのない方でも、「ウコン」と聞けば判るかも知れません。ウコンは東南アジア原産で、カレーの材料や止血剤などで幅広く使われ、日本では「お酒を飲んだあとに」二日酔い対策や肝臓を守るために最近よく見かけることがあります。 元々はショウガ科の植物で根が黄色ことより、アラビア語の黄色を意味する「Kurkum;クルクマ」から学名が着いていて、日本では「鮮やかな黄色」を意味する「鬱金(ウコン)」と呼ばれたいるのです。
細い細かな葉は雪柳で、小さな実はリンゴです。リンゴも色々な品種があるのでしょうか? 今回は花器の横に小さな四角の箱がおいてあり、そこにも小さなリンゴが入っていました。それだけでもアクセントがありホッと致します。                               
これから巨大な台風が近づいて来ます。被害が出ないことを祈るばかりです。
<花材:りんご、雪柳、グズマニア、クルクマ>

2018年9月26日 (水)

減塩と腎臓病

今日のFM放送は尿検査と慢性腎臓病について話をしました。
腎機能障害の予防の大きな柱が高血圧の対策と減塩、水分の適切な管理です。              
夏に汗をかく場合に塩分摂取の必要性が言われていますが、多くの日本人では塩分は取り過ぎていますので気にかける必要はありません(もちろんスポーツや屋外の作業などで多量に汗をかく場合には摂取が必要ですが・・・)。 Th__2
 
 そのこともあってか日頃減塩で味気ないと感じている方が「先生、夏は汗をかくので塩分を多めにとっても大丈夫ですよね」と期待を込めて質問をしてくることが時々あります。      
高血圧と減塩は密接に関連があります。血液の浸透圧の柱となるのが血液の中のナトリウム(食塩=塩化ナトリウム)です。食事の塩分が多いと、血液流のナトリウムが増える結果となります。ナトリウムが高いと、血管の中に水分を引き込みます。それによって血管の圧が高くなります。これが高血圧です。         
 戦後、日本人の塩分摂取量が高いことに対して、様々な啓蒙活動が功を奏して少しは下がっています。戦後日本人の1日当たりの摂取量は12g程度でしたが、現在は全体で9.9g(男性10.8g、女性9.2g)と減少しています。若い人ほど塩分摂取量は少ない傾向がありますが、特に60代は男女とも1番高い摂取量で男性で11.4g、女性で9.8gとなっています。        
Th_1179269 血圧が高いと直接循環器系に影響を与えますので、脳卒中や心臓病の危険度が上がりますし、腎臓の血管系や腎臓のネフロンにも悪影響を与え腎機能低下や腎結石も増加します。 それ以外にも胃がんの増加もあります。
 現在厚生労働省は男性で8g/日以下、女性で7g/日以下を目標にしています。さらに現時点で高血圧のある方は6g以下を推奨しています。
日本人は塩分の高い食事になれていますので6g以下の食事は味気なく感じることも多いと思います。ここは慣れるしかありません。                                   
何故かと言うと人間が生きてゆく上で必要な塩分量は1日1〜2gで十分なのです。
私のブログでも熱中症対策でまず水分、次に食塩、その次にカロリーを摂ることを書きましたが、それは汗には塩分が含まれているからです。 しかし多くに方は必要以上に塩分を摂っていますので、極端に汗をかかなければ無理して塩分を摂る必要はありません。        
以上のことより夏場でも高血圧の方は減塩の方が正しいことが多いのです。

2018年9月24日 (月)

世界を夢みて95: サン・パウ病院

今回三度目のバルセロナ観光です。バルセロナといえばガウディの建築作品群ももちろん素晴らしいのですが、彼の師匠のモンタネールの作品を観ることが今回の楽しみでした。特に前回のブログでも紹介したモデルニスモ建築の最高傑作といわれるカタルーニャ音楽堂がみれて、改めてバルセロナはガウディだけでない期待感が高くなってきました。

もう1つ今回是非みたかったのがモンタネールの作品の「サン・パウ病院」でした。1997年にカタルーニャ音楽堂と共にサン・パウ病院は世界遺産に登録されました。 なんと2009年までは診療が行われており、その後修復が進められています。
サン・パウ病院(Hospital de Sant Pau)の正式名称は「サンタ・クレウ・イ・サン・パウ病院」で1401年からあったバロセロナの病院に起源を持つと言われていますが、バルセロナの6つの病院を統合した新たに病院の建築が1902年から始まります。 銀行家で大富豪のパウ・ジルの遺言により、その遺産のもと「病に付した患者やその家族の心も癒す病院」との計画にて建てられます。途中で資金不足となり、サンタ・クレウ病院と合併したため、名称も長くなってしまったのです。 設計を当時先鋭だったモンテネールが担当することになったのです。1930年に完成し、老朽化により2009年に病院は閉鎖となっています。 その後修復が進み、私達も見学が可能となっています。

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建物に入る前に何が凄いかを、GoogleMapの空中写真を見ながら説明します。バルセロナは都市計画の元、碁盤上に建物が並んでいます。まず、サン・パウ病院の敷地の大きさをサグラダ・ファミリアと比べて下さい。あの巨大なサグラダ・ファミリアと比べてもはるかに大きいのが分かると思います。 そしてビックリするのは病院から祈りの場所の教会(サグラダ・ファミリア)が見える様にと、サン・パウ病院から真っ直ぐな道路を造ったのです。真ん中にあった建物を壊してまでこの道を造ったと言うのですから規模が違います。

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病院に入ってから、サグラダ・ファミリア側の向きを観るとこの様な感じです(正面奥にサクラダファミリアが見えます)。

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病院正面も本当に美しいです。事前にチケットも購入していましたの、すぐに中に入ることに。敷地面積14万5千平方メートルに、27の病棟(当初の予定では48病棟)があり、それが地下で繋がっています。病棟のうち16棟がモダニズム建築、12棟はモンテネールの作、その他はモンテネールの息子の作品とのことですが、私には違いが分かりません

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まず地下道を通って中庭に出ました。これが各病棟に繋がっている状態で雨に濡れずに移動も出来ます。

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あまりに広範囲ですので、ガラス面の反射により写真写りは悪いのですが、敷地内の配置の模型がありましたので見て下さい。大きいでしょう〜

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中庭には花や天使像などの彫刻が置かれ、それぞれの病棟が光を取り入れらるようになっています。 

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各病棟内も病院とは思えないような佇まい。装飾タイルにステンドグラス、まるで世界遺産の教会でも観ている雰囲気となります。

初めて見学した、サン・パウ病院。その規模や造りに感動!、バルセロナ恐るべし

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なごり惜しく、入り口で最後の一枚

2018年9月17日 (月)

世界を夢みて94: カタルーニャ音楽堂:夜のコンサート

今回三度目のバルセロナ観光です。バルセロナといえばガウディの建築作品群ももちろん素晴らしいのですが、彼の師匠のモンタネールの作品を観ることが今回のバルセロナ滞在の一番目的でした。 特にモデルニスモ建築の最高傑作といわれるカタルーニャ音楽堂を是非観たかったのです。昼と夜ではステンドグラスの輝きなどや観られる範囲も違うとのことで、こうなったら他の見学を多少削ってでも、昼も夜も見学しようと欲張った考えが出てしまいました。

カタルーニャ音楽堂の公式ホームページに登録し、そこから席を押さえました。 カードの支払いはVISAは大丈夫ですがAmexは駄目なようです。既に殆どの席は予約されており、最前列の席か後方となりましたので、最前列としました。というのはこの音楽堂の構造上はあまり後方だと一番見応えのある天井が見えない場合があるようでしたので、ここは全体を観ることが出来る場所と考えたからです。

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昼のガイド付きの案内で構造は分かっていましたので、音楽堂のカフェテリアで軽い食事を摂って、入場時間すぐに入りました。

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演奏が始まると流石に身動きは取れませんし、写真を撮ることも出来ませんので、入場後まだ人が殆どいない状況で写真を撮りました。斜めから光が差し込んで来ます。
まだ日中の日が残っていましたので、昼間とあまり変わりませんでしたが、日が落ちて最後の方になると雰囲気もだいぶ変わりました。ステンドグラスの反射、室内の雰囲気も変わりました。はやり目がくらむような美しさです。

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この音楽堂の構造上、後方や柱の後などでは全体が見渡せないこともあるようですので、チケットの購入の折には気をつけないといけない点です。この日の公演は1ヶ月前というのに殆どの席は埋まっていました。4列目のやや右側を押さえました。

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しかしながら、交響楽団や合唱団もある大がかりなステージになるため1列から3列までは舞台に変わっていましたので、なんと1列目です。学芸員の方々にかぶりつきでみることに。しかしながら予想通り、上方、後方が見渡せて、この音楽堂の美しさを堪能できました。

Th__1_2 夜のコンサートは地元のバルセロナの交響楽団による第9の演奏会となっています。だだバウチャーの画面が普通の演奏会ではないのではと思ったのですが、既に殆どの席は埋まっていました。やはり人気が高いのでしょうか?

いよいよ開演となり照明が少し落とされると、音楽堂の光が全体的に浮かび上がって来ます。最初の演目はバルセロナで活躍する太鼓による演出でした。音楽堂の通路などを使いそれはそれで面白かったです。

そしていよいよ開演。指揮者も楽団員も皆普段着で登場でした。しかし初めてみるとフルオーケストラによる素晴らしい演奏。かぶりつきの私としては楽団員、指揮者の仕草や顔の表情も手に取るように観察出来ました。やはり近すぎて首は痛くなります

カタルーニャ音楽堂は昼間の案内でも音出しをして貰えたのですが、しっかりと音響も良好でした。演奏の途中から合唱団のコーラスも。それがオーケストラリアの後方に配置しているだけでなく、2階の左右のボックス席後方にも配置されていたため3Dの映画でもみているように、音楽堂全体から響いてきたのは圧巻でした。

こんな美しい建物の中でこんな素晴らしいコンサートが聴けるなんて本当にラッキーでした。

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休憩時間に2階に上がり写真を撮って席に戻りました。昼間とやは違う雰囲気を楽しめます。
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昼に入った休憩所も光が入って綺麗です。やはり昼間と違い、外へのドアは閉まられてバルコニーへは出られませんでした。Th_dsc01665

照明を落とした瞬間に写真を撮って席に着きました。光の影が幻想的です。

Th_dsc01734_2 コンサートもバルセロナの市民交響楽団や合唱団などのフルオーケストラでの構成で大大満足でした。最後の最後になって分かったことはカタルーニャ州の独立の是非を問う住民投票が迫った時期でこの楽団員、指揮者及び多くの入場者がカタルーニャ独立派の集まりのような雰囲気となりました。 終了後アンコールの時に指揮者がスペイン語(あるいはカタルーニャ語)でスピーチがありました。 その頃から楽団員の中で1/4程度の方が退席したのです? 普通はあり得ないことでしたが、その理由は直ぐに分かりました。その後に会場の皆と 一緒に唄った曲がどうもカタルーニャの音楽で、多くの会場の多くの方が立席して、歌い出しました。 私などは理解出来ませんでしたし、後方に座ったイギリス人の方々も座ったままでしたので、私も座ったまま聞いていました。 終了後、左の席で立って歌っていた方に英語で話しかけた所、やはりカタルーニャ州の民族音楽だったようです。 独立反対派の学芸員は退席して、客席で反対の方は座ったままだったようです(2割程度?)。

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その後余韻に浸りながら、カタルーニャ音楽堂を後にし、広場へ向かうと、多くの市民が待ちに繰り出していました。前日同様に午後10時になった時に、独立派によるクラクションや鍋を叩く音などがバルセロナ市内に響いていました。これは30年前と24年間には経験したことはありませんでしたので、独立に向けた住民投票の影響だったのでしょう。

バルセロナは今後スペインのなかで何処の向かってゆくのでしょうか?

2018年9月14日 (金)

今週の生け花(平成30年9月第2週)

南の沖縄でも九月の中旬になりだいぶ秋らしさも感じるようになりました。これからの秋は穏やかな秋になって欲しいと願っています。Th_img_1544
今週も生け花クラブの皆様が2階の小さなスペースに花を飾ってくれていました。
今週の生け花は赤い花器と赤いヘリコニアが印象に残ります。
直線的な赤い花器の上の小さな白い小菊が優しくて愛らしく、私達に語りかけているように感じます。
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赤く曲線状の折り曲げているのはレッドウイローで、青く太い枝は石化柳となっています。この様に生け花と言っても花だけでなく枝や幹(茎)などを使うことで変化に富む生け花を楽しむことが出来ます。素人の私にはこの辺が新しい発見でした。
多忙な日々を過ごしながら、新しい発見を見つけたい秋の夜長です。
(今週は色々ありますので、コメントの返事が出来なかったり遅れたりするかも知れません。ご了承下さい)
<花材:石化柳、レッドウイロー、ヘリコニア、小菊>

2018年9月12日 (水)

軟膏とクリーム製剤の違い

今日のFM放送は白癬症について話をしました。白癬の治療薬は主に塗り薬となりますが、少し吸収率や浸透率に違いがあります。

病院で出される塗り薬は主に「軟膏」と「クリーム」があります(その他に液剤やスプレータイプもあります)。

同じ成分でも軟膏とクリームでは塗った感じも違うと感じるはずです。 今日はこのクリームと軟膏の違いについて説明したいと思います(何時ものように専門ではありませんので適当ですが・・)。

クリームと軟膏の違いはその成分の中に水分を含んでいるか否かによっての違いです。

Th_ まずクリームは「水を含んでいて、油と水が混ざり合っている状態です」。普通は油と水は混ざらないのですが、乳化する(油と水が乳化剤の作用により結合する)ことで、綺麗に混ざり合った状態で安定します。 「乳」とつくのは文字通り「おっぱい」のことで、おっぱいには脂肪など油の成分(栄養分)と水分が混ざっていますが分離はしていませんね。

水分を含んでいる分、クリームは軟膏と比べて、皮膚に塗りやすくて、べとつきが少なくて済みます。乳化していますので皮膚からの吸収も速くなりますので、軟膏よりも早く効果も出ます。 

その反対に軟膏は水分を含んでいないため油の成分が多く、べたつきがあり吸収もゆっくりですが、長い時間効果があります。また汗などでも流れにくい利点があります。 

このような利点や欠点を考えて、使い分ける必要もあります。冬場は軟膏はやや硬くなりますが、ゆっくりと手の平で広げて塗ると効果が長持ちします。逆に夏場などクリームを塗る前後で汗をかいてしまうと流れてしまいますので、クリームを塗った後はクーラーのある室内で過ごす方がよいのかも知れません。

病院で出される処方で同じ成分の薬でも基剤の違いにより軟膏やクリーム製剤があるのです。

2018年9月 9日 (日)

世界を夢みて93: カタルーニャ音楽堂(昼)

今回三度目のバルセロナ観光です。バルセロナといえばガウディの建築作品群ももちろん素晴らしいのですが、彼の師匠のモンタネールの作品を観ることが今回の楽しみでした。また31年前24年前にサクラダファミリアを訪ねたことがありましたが、今回は内部にステンドグラスが入ったことより全く違う印象となっているサクラダファミリアの内部を確認したい旅でもありました。

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これまでの2回のバルセロナでモンタネールの作品はまだ観たことがありませんでした。特にモデルニスモ建築の最高傑作といわれるカタルーニャ音楽堂はずっと憧れていた場所でした。 旅行前に色々な情報を観ると昼と夜ではステンドグラスの輝きが違うことや内部見学の範囲も違うとが書いてあり、どうすべきかを悩んでしまいました。
こうなったら他の見学を多少削ってでも、昼も夜も見学しようと欲張った考えがフツフツと出てきました

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日本から2日間滞在のバルセロナで昼と夜を組み合わせて観ることにしました。初日にカタルーニャ音楽堂の内部見学ツアーを、そして2日目の最終日に夜のコンサートを入れたチケットを考えました。昼は大丈夫でしたが、夜のコンサートは地元のバルセロナの交響楽団による第9の演奏会となっています。バウチャーの画面が普通の演奏会ではないのではと思ったのですが、既に殆どの席は埋まっていました。 カタルーニャ音楽堂の公式ホームページに登録し、そこから席を押さえることができます。 ただしカードの支払いはVISAは大丈夫ですがAMEXやJCBは駄目なようです。

Th_dsc00439_2 昼の内部ガイド付き見学ツアーは日本で手配を済ませていましたので、当日は音楽堂の左側の案内所(←の写真)にて申し込み用紙を提出し、当日券に変えておきます。

昼の内部見学はガイドさんと一緒でないと入れません。おおよそ1時間の時間です。時間まで少しありましたので、外観を観て回りました。 

この音楽堂は1900年代に建築が始まります。当時バルセロナは産業革命における繊維産業にて莫大な富を得て、次々を芸術が花開く1大文化都市へと変貌した時期にあたります。この音楽堂はカタルーニャの伝統音楽を歌うこの地域の労働者の合唱団のために造られたというのです。 それにしては余りにも豪華過ぎる建物で、モンテネールの美の全てを投入するという妥協しない姿をみた気が致しました。Th_

モンタネールは建築の角が鋭角であるために、音楽堂全体を船に見立て、その先端にあたる正面入口に騎士サン・ジョルディの彫刻を施します。正面の太い柱はモザイク彫刻がなされています。その中に小さな窓があります。かつてのチケット売り場だったのことです。この上のバルコニーの柱も森をイメージさせる立柱が立ち並んでいます。

Th_dsc00459 時間が近づいて来ると入口側に集合し、チケットを見せて並びます。100名ぐらいが2組に分かれて、ガイドさんの後をついて行くことに。英語とスペイン語のガイドとなりますので、英語のガイドさんを選びますが、私のように英語が出来なくても、何となく雰囲気で分かります。ゆっくりと喋ってくれますし、ガイドブックに書いてある以上のことは余り喋っていないようです。 私達のグループは視聴室に入り、モンタネールのことや音楽堂の歴史や建築、内部装飾の素晴らしさを15分程度、モニターで見学します。

その後ガイドさんを先頭について行きます。音楽堂のメインステージに入るともうそこは圧巻の世界です。目映いばかりのステンドグラス、どの部位をみても飽きない彫刻類でもう夢の世界へ入って来た印象を持ちます お洒落感抜群です

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入口から入ったところです。こちらの後方の席はご覧のように屋根のお陰で1番綺麗な上部のステンドグラスが見えません。コンサートなどを観に行ったりする方は、この音楽堂の構造を色々と調べて席の指定を考えた方がいいと思えました。

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二階席に上がる階段も美しく飾られています。

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二階席の前席の正面からの写真です。モンタネールの飽くなき美への追究が伺える空間です。なんて美しいのでしょうか! ここまで美しさを追求できた資金源も凄いなと違う意味でも感心してしまいます。太陽をモチーフにした大きなステンドグラス。そこから水滴のようになだらかな曲線を描いて落ちてゆくようです。

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このステンドグラスが本当に美しいです。

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Th_dsc00565主に昼のツアーでしか入れない、幕間の休憩室とバルコニーです。夜は外のバルコニーには出ることが出来ません。

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バルコニーへと出ると円柱のモザイク画がとても表現豊かでそれぞれ楽しめますし、上を覗いてもまた素晴らしいのです。

3度目のバルセロナで1番行きたい場所のひとつに行けて大満足です 今回はバルセロナ建築はガウディだけではないことを痛感しました。 言葉で言い尽くせない程の美しさでした。

次回は夜のカタルーニャ音楽堂とコンサートのついて書いてみたいと思います。

2018年9月 7日 (金)

今週の生け花(平成30年9月第1週)

9月に入りました。台風21号に 北海道胆振東部地震と大きな以前災害が繰り返し日本列島を直撃しています。巨大な自然災害を目にすると人間がいかにTh_img_1504 小さな生き物かが分かってきます。 災害にお亡くなりになった方のご冥福をお祈りすると共に皆様方の復旧を願いたいと思います。
 
今週も生け花クラブの皆様が、2階のいつもの場所に生け花を飾ってくれていました。
今週の生け花で1番目立っているのはやはり大きく枝を伸ばした石化柳でしょうか?
石化柳は日本原産の柳ですが、その特徴は枝にあります。石化柳はオノエヤナギが帯化した品種だそうです。この石化(帯化)とは枝が帯状に硬く平たくなった様子のことです。  
不思議な形で、その個体ごとに特色のある形になるため、生け花などではよく使われるそうです。 確かに今回もこの枝振りから1番目立った存在となっています。             
Th_3091_2 石化柳が目立ちますが、この柳を除いても、まとまりのある生け花になる気が致します。
トウガラシの実がピンクから青までの変化があり、形も面白く、光沢もあるためにこの花材も目立つ存在となります。ピンクと黄色の花はカーネーションではなくての一種です。素人の私からするとなんとなくカーネーションにもバラにもみえてしまうのですが・・・         
青い花材は木いちごの葉になります。 最後になりますが、今回の花器もくり色の落ち着いた色合いが、石化柳と相まって落ち着きを感じさせてくれています
早く災害から復旧して欲しいと願う1週間でした。                            
<花材:石化柳、とうがらし、木いちご、菊>

2018年9月 5日 (水)

乳がんについて:自己検診の重要性

先日、「ちびまる子ちゃん」で有名な漫画家のさくらももこさんが53歳の若さで乳がんで亡くなったニュースがありました。本日のFM放送は急遽乳がんについて説明をしました。ブログでは自己検診の重要性やリスクについて書いてみたいと思います。
乳がんは女性がかかる癌の中でトップとなっています(死亡率では第5位)。
乳がんは乳汁を作り出す組織の乳腺の小葉上皮に出来る「小葉がん」と乳汁の通り道である乳管に出来る「乳管がん」の2つが主な種類になりますが、特殊な乳がんとして乳頭や乳輪に湿疹状のただれを主症状とするパジェット病と乳房全体が赤く腫れ上がる炎症性乳がんがありますが、炎症性乳がんは短期間で全身転移を起こしやすく予後不調ながんとなります。
                                                         Th_ 癌がその発生部位から回りに飛び出して行かず、小葉内や乳管内に留まっている場合を非浸潤がんと呼び、癌が周りの血管やリンパ管に浸潤しているのを浸潤癌と呼んでいます。当然、非浸潤癌の方が予後がよくなります。                                                                
乳がんの多い欧米などでは非浸潤性の小葉がんは悪性疾患とは扱わずに、このまま様子を見ることが原則となっています(日本では部分切除が殆どです)。                                                       
乳がんの90%は痛みのないしこりとして気づくことが多いのです。全くの自覚症状なしで検診のみで診断がつくのは数パーセントと言われますので、如何に自己検診が重要であるかが伺えます。
お風呂上がりにでも毎日チェックをして欲しいと願います。 その時に鏡に映して正面、斜め、前屈や背屈、さらには両手を挙げたり下げたりして全体をチェックして下さい。
①皮膚の状態:色、表面の窪み、盛り上がりなど
②左右差、形や大きさのチェック(経時的な変化)
③えくぼ兆候:おっぱいの一部が引っ込んでいる様な状態
④乳頭の変化:乳頭の形や湿疹、痒みや乳頭分泌液のないかどうか
⑤陥没乳頭:昔から陥没してたのでした問題ないのですが、次第に陥没した場合
それ以外にお風呂で石けんをつけながら乳房にしこりがないかどうかチェックして下さい。   
→このようなことで多くの乳がんが発見されます(もちろんしこり=癌ではありませんので心配するより、まずは病院を受診されて下さいね)。                             
また乳がんの危険度も報告されています。少し古いデーターですが平均の女性と比べて何倍乳がんになり易いかの指標になりますので記載しておきます
①乳がんになったことがある人6倍 ②母親、姉妹、娘が乳がんになっていた方2.8倍 ③初潮が12歳未満 1.9倍 ③30歳以上の未婚女性3.0倍 ④初産年齢が30歳以上1.7倍 ⑤閉経が55歳以上1.6倍 ⑥閉経後の肥満1.4倍 ⑦高度肥満(BMI30以上) 2倍
その他身長が高い方(身長160Cm以上は148Cm 以下と比べて閉経前1.5倍、閉経後で2.4倍)、飲酒量が多い方(1.75倍)、喫煙習慣のある方(1.9倍)は増加します。<色々な研究結果から抜粋しましたので、正確さは多少変動する場合があります>
一番忙しい年代の女性が多く罹患するがんですので、忙しいからではなく忙しいからこそ検診を受けるように、そして毎日の自己検査をしてくださいね。

2018年9月 2日 (日)

世界を夢見て92: カサ・バトリュ

3度目のスペインやはり、その中でもバルセロナは外せません。3回行ったとしてもバルセロナの表面のごく一部の魅力しか判っていないと考えています。
Th_dsc01505 本当は1ヶ月ぐらい滞在してゆっくり見てみたいです。まあ、そのように時間が作れる時期になれば私自身がもうこの世にいないのかも知れません。本当に「人生は短く世界は広いです」。

バルセロナでのガウディやモンタネールの作品群は外せません。2人(特にガウディ)がいなければ建物としてのバルセロナの魅力は半減すると考えます。

カサ・バトリュ(カタルーニャ後では カザ・バッリョーと発音バッリュー邸」)、は1904年から1906年の大富豪のジュゼップ・バッリョ・イ・カザノバスの依頼を受けて改築を行った邸宅です。
ですので、基は1877年に建てられた建物でした。5階と地下室が新たに加えられ、改築と言っても、おそらくまるきりガウディの建物に生まれ変わったと思える仕様となっています。おそらく最初からガウディが設計建築したといっても誰も疑わない程の作品ではないかと考えてしまいます。

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タイルの柔らかな色使いとは裏腹に外観は骸骨をイメージするような魔女の家にでも入るような気分です。外観から「骨の家(Casa dels ossos)]」というあだ名もあるそうです。

やはりこちらも人気のある建物ですので、チケットを求めて長い列が出来ます。私は事前にFast Passを手に入れましたの直ぐに入れました。

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建物に入ると小さな入口ホールがあります。屈曲した階段の手すりはドラゴンの背骨の印象をするモチーフで水族館に出も入っていく感覚にもなります

階段を登ると「中央サロン」に出ます。これはイベントとしても使われうように改築され、中央には敷居があり、それを移動させることで用途に応じて部屋の大きさを変えて使用出来るようになっています。

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大きなステンドグラスの窓は開放的で、窓際に立つと通りの景色が東方まで眺めることが出来ます。

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カサ・ミラでもそうでしたが、建物の内部には大きな吹き抜けがあり、そのため内部まで自然な太陽光が差し込むようになっています。その壁は陶器やガラスなどで飾られ、それが太陽の光によって色が変化します。眺めるだけでも時間が経ってしまいます。

沢山の部屋や途中階から中にはに出たり、屋上などにもそれぞれ番号が書いてあります。入場時に日本語の対応もありますので、イヤホーンガイドで部屋の説明を聞きながら回れます。使ってみて下さいね。

屋根裏のアーケードもガウディらしい恐竜の骨格のように思えます。

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やはりこの建物も屋上が見事です。 

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ガウディの手にかかると、通気口や煙突もまるでおとぎの世界に変身して芸術作品に変わります。キノコのようなユニークの形をした煙突、玉ねぎ型の通気口、ドラゴンの背中のような外壁。

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ガウディはただ機能的な建物だけでなく、建物に芸術性、生き物としての息吹も差し込んだ来してなりません。

Th_dsc00938 ガウディの建物は奇抜ですが、どの部分にも自然光が入るようになされていて、柔らかな光で落ち着いた室内照明となっています。

ちなみに夜のライトアップされたカサ・バトリュです。 最後までご覧頂きありがとうございました。

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