今週の生け花(平成30年8月第5週)

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今日のFM放送は夏バテについて話をしました。以前夏バテについてはブログで記載しました(http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2015/08/post-75ee.html )
「バテる」と言う言葉を調べていたら、「バテる」とは、
すっかり疲れてしまう、くたびれて動けなくなる、へたばる、といった状態をさす言葉です。
夏バテは夏にバテることですが、「バテる」そのものは短期間の消耗からきている語源の様な気がします。
夏の暑さのために汗などで体温調整のために多量のエネルギーを消費し、夜間も寝苦しい状態が続いたり、冷房と外気温の違いを行き来するために、体が順能出来ず自律神経失調状態となり、次第に体がバテてしまうのです。
後者の部分は生活習慣を立て直したり、冷房を上手く使ったり、セーターなどを使ってオフィスの寒さを防いだりして自律神経を休めないと行けないと思います。
ではカロリーの消費ではどうなのでしょうか? 夏の多量の汗でエネルギーを沢山使います。ビタミンなども消費されています。
昔から、夏バテ予防に豚肉がいいと聞いたことがありました。昔の人の知恵は正しいのでしょうか? ・・・それにはある程度の根拠があるようです(外科医の私の知識ですのであてにならないと思いますが・・・)。
・夏バテになると食欲が湧きませんし、あまり多くも食べられなくなると思います。ウナギや肉などは夏でも食べる気が湧いてくると思います。 特に夏場はビタミンCビタミンBが消費され少なくなりますし、カロリー源の糖分の吸収にもビタミンB群は役に立ちます。
豚肉には牛や鶏よりも糖分を細胞内に取り込むために必要なビタミンB1やナイアシンなどが豊富に含まれいます。また蛋白質や脂質もバランス良く含まれています。
そのようなことを考えると、やはり先人達が経験値で実行していたことは、栄養学的にみても夏バテの予防に豚肉料理は理にかなっているかもしれません。 改めて、昔の方々の教えが正しかったのだと思いますね。
私は料理は作れませんので、料理作りの上手な皆さま方は夏バテ予防に豚肉を使ったレシピを実行されてみてはいかがでしょうか?(今日は医療よりも料理教室の様になってしまいました)
三度目のバルセロナ。やはりガウディの作品群は外すことが出来ませんが、今回楽しみにしていたのはガウディの先生にあたるモンタネルの作品群でもありました(後日記載予定)。 先にアントニ・ガウディの作品を紹介します。
31年前に初めてバルセロナを訪ねる前に、知人の建築士からバルセロナに行くならガウディの作品を観て来たらいいと勧めらました。その時に「彼の作品には直線は存在しない、なぜなら彼自身が自然界の要素を取り入れて作品にしている。自然界には直線は存在しないから」という言葉が今でも覚えています。見た目は私達が見慣れた建築ではないので「奇抜に思えたとしても、次第に精神的にも落ち着く形だし、機能的にも良く出来ていて、使い勝手を犠牲にしていない」とも聞いたことがありました・・・・今回三度目に観てもその通りなのだろうと感じるのです。
カサ・ミラ(Casa Mila)はバルセロナの中心のグラシア通りに面した建物でガウディ54歳の建築です。実業家のペレ・ミラの邸宅として造られたそうです(邸宅? 賃貸住宅?)
バルセロナの中でも一番賑やかなグラシア通りの角にあり、その曲がりくねった外観からもすぐにカサ・ミラと分かります。1906年から1910年にかけて造られ、当時としては珍しい地下駐車場も確保されています。
当時はあまりにも斬新すぎて、バロセロナ市民からは不評で「石切場」というニックネームをつけられたそうです。波打つような外観はガウディが地中海をイメージし、内装も海底にいるようなイメージで造られています。特徴的な屋上はまるで月や火星でもいるような印象さえも受けます。
エントランスから中に入ると、大きな吹き抜けになっていることが分かります。内部にも自然光が入るように設計されいて、明るかったですね。
先にエレベーターにて屋上に登りました。3度でもその形は斬新で、はっとされます。屋上も丘の様に高低差があり、沢山の変な形()とした立柱が立ち並んでいます。まるで宇宙に来たような雰囲気。しかし、これはただのモニュメントではありません。ちゃんとした役目があり、それぞれが煙突や通気口なのです。
個人的に楽しみにしているのはカラ・ミラの屋上からサクラダファミリアが見えます。 私自身は自分が入った写真を撮りませんが、この場所から3回目のわたくし自身の写真を撮りました・・・周りの景色(少しだけサクラダファミリアが大きくなってきてはいますが)はあまり変わりませんのに、私の容姿(特に頭髪)の変化には驚くばかりです・・・いやはや人間の寿命なんて短いのです
そこから屋根裏?の展示室(資料館)ではこの屋根の構造や、ガウディ自身が造った家具なども展示されています。精巧な模型も置いてありカサ・ミラの全体像を把握出来ます。
更に階下に進むと、実際の室内や廊下を見学出来る様になっています。奇抜に思える形も、住んでいると違和感がなく受け入れられそうです。無駄なように思えて無駄ではないと感じてしまう不思議さがあります。
あまりにも奇抜過ぎたことや、当時としては超高価な家賃だったために買い手が殆どいないために、「三世代にわたって値上げしない」という条件で契約がなされたと言うことです。その為一等地にありながら、今でも各部屋の広さが300m2、全8室がある部屋の家賃は15万円程度だそうです。今でも4世帯が住んでいるそうです。世界遺産に住めるなんてラッキーな人達ですね
曲がりくねった階段を降りますが、結構長いです。足の不自由な方などのために途中でエレベータを利用したければ係の方が載せて貰えます。
実際にこの建物で住んでみたいものですね。外に出ると賑やかな通りに出ます。さて、街歩きをしながら今度は、カサ・バトルを目指します(次回記載予定です)。
ちなみに夜景はライトアップされていてまたまたこれも素敵です。
<旅のアドバイス?>
ガウディやモンテカルロの作品やグエル公園・サクラダ・ファミリアなどはもの凄い人だかりです。 並んで当日券がもちろん買えますが、凄く待つことも多いようです。私達旅行者にとっては時間は重要です。私は殆ど事前にネットなどで予約を取っています。もちろん時間の指定があったりする窮屈さはあるのかも知れませんが、是非出発前には自分の行きたい場所は事前に入場券やコンサートなどのチケットは購入されて下さいね。 圧倒的に早く入れます。少し値がはっても旅行中は「Time is Money」です
3度目のバルセロナでやはり3度目のグエル公園です。31年前は個人でゆっくりと回れたのですが、2回目と今回はツアーに組み込まれていましたので、ちょっと慌ただしい感じですが、説明を受けながらですのでそれはそれでとても楽しく回れました。
本来のグエル公園はおそらく公園の名前はつかずに住宅街となったいたはずです。多彩な事業で財をなしたエウゼビ・グエイ(スペイン語読みではグエル)伯爵は生涯にわたってガウディの最大のパトロンでした。
当時バロセロナは工業化が進む中で、グエルとガウディは自然と芸術が溶け合う街を作るために、この小高い地域に60軒に及ぶ集合住宅を作ろうと計画します。
1900年から1914年に建造されますが、当時の人々には斬新すぎて受け入れられずに買い手が現れなかったそうです。2軒のみは売れたそうですが、何と買い手はガウディとグエル伯爵だけだったとか。ガウディは父のために買ったそうですが、サクラダ・ファミリアの着工に移る前はガウディ自身も住んでいて、今ではガウディ記念館となっています。
グエル伯爵没後には工事も中断され、市の公園として寄付されて現在の「グエル公園」となっています。
入口は3カ所あり、今回はバスの駐車場から近い右側の入口より公園内に入りました。 緑も多く鳥のさえずりを聞きながら散策となります。ガウディは自然界には直線はないとの信念で公園や建築物を設計しています。高低差のある公園内を繋ぐために無骨な石で作られた柱廊があり、その中を歩くことが出来ます。 鳥の声を聞きながらこの中を歩いていると一瞬自分が不思議な世界に迷い込んだ様な気にもなってしまいます。
途中にガウディの家博物館(記念館?)を通り、曲がりくねったベンチで有名なテラスへと向かいます。偶然なのか知りませんが、31年前も25年前も今回も工事をしていました。ずっと工事をしているのかも知れません?
広場を取り巻くこのベンチは破砕タイルやガラスで装飾され、曲がりくねっていて、何となく硬くて座り心地が悪そうに見えます。実際に腰掛けると座り心地は悪くなく、長くいても苦痛にならないですし、このテラスからバルセロナ市内を見下ろせるのは、正に絶景の1つではないかと思います。
テラスを降りると、このテラスの土台が列柱ホールの屋根になっていることが判ります。最初の予定ではテラス部分はギリシャ劇場にこの列柱ホールは市場になる予定だったそうです。列柱の大きさも奥に行くに従いやや大きく、上にゆくほどやや幅広になっていて、人間の視覚で捕らえると同じ大きさに見えるように工夫されているそうですし、天井の装飾タイルも四季を表したデザインになっています。
列柱ホールから正面玄関に向かう階段が有名はドラゴンのモザイクがある中央階段となります。一番メインとなる場所ですので、人が余りにも多くてゆっくりと写真に収まることが難しいです。昔の写真を眺めていると人は疎らですので、この30年でグエル公園を訪れる観光客は倍増したと思います。
本当は人の少ない明け方にこの公園を訪れバルセロナ市内を眺めて見たかったのですが、ホテルが遠て行けませんでした 次回機会があればバロセロナの夜明けを見てみたいです。以前テレビでも放送されたそうですが、8時までなら料金所が開く前に無料で公園に入れるのとか・・・もしも機会があれば調べチャレンジして下さいね。
スペインは日本の国土の4倍程度あります。時間がない中でスペインの見所を回るためには、スペイン版の新幹線(AVE)や国内線を使用して移動する方法が最適だと思います。 私の場合は3度目のスペインも北の地方へは行くことが出来ませんでした。 時間が出来たらバスク地方からスペイン大西洋側をぐるりと回ってポルトガルまたはフランス側に行ってみたいと夢みています。
グラナダからバルセロナの間にも沢山の名所があるのですが、時間の関係上、グラナダからバルセロナへは一気に飛行機での移動となりました。
私にとってスペイン国内の飛行機移動は初めてとなりました。
いつもなら朝早くの出発となると、ホテルでの朝食はなく、サンドイッチと飲み物を渡されるのが普通ですが、今回のホテルは通常のメニューではありませんでしたが、簡易的な食事を朝早く提供して貰いました。これで十分です。スペイン人もやるじゃないかと感心しました
グラナダのホテルを夜が明けぬ前に出発し、グラナダ空港へと向かいます。バスの中で次第に朝日が差して周りの景色が見えて来ました。 この時間帯も私は好きです。 1日が明け新しい人生の始まりの時間帯です。
市内中心部から約17km西に位置する空港で、正式名称は長たらしく、フェデリコ・ガルシア・ロルカ・グラナダ・ハエン空港(英語名:Aeropuerto de Granada Airport)と呼ばれすそうです。文学が好きな方ならこの名前に聞き覚えがある方いらっしゃるかも知れません。フェデリコ・ガルシア・ロルカ(1898〜1936年)はグラナダ出身のスペインを代表する詩人・劇作家で彼の名前をつけた空港だそうです。 ローマのレオナルド・ダ・ヴィンチ空港などもありましたし、日本でも最近は有名人の名前を記した空港もあります。これと似ているのでしょうか?
こぢんまりした綺麗な空港でした。朝出発の早い方も利用出来そうなフードコーなもあります。
国内の移動とはいえ、飛行場での搭乗手続きの時にはワクワクとします。 暫く並んでいると搭乗が開始となります。
今回は車での移動ではなくて、このまま目の前に止まっている飛行機まで歩いてゆきました。 この乗り方も結構好きです。 改めて飛行機は大きいなと感じるし、タラップを登って乗り込む感じも好きです。
今回のグラナダ〜バルセロナ間の移動はイベリア航空傘下のLCC(ブエリング航空Vueling Airlines)となっています。時間的には9時25分発で10時50分着の短いフライトでした。
機体はエアバスA320-200でしょうか? まだ新しいですし、中に入り込んでLCCと感じなほど、座席間隔も狭くありませんでした。
他に出発の飛行機もないせいか、定刻通り離陸、到着もほぼ定刻でした。
バルセロナ空港では沖止めでバスでの移動となりました。流石にバルセロナ空港は大きく行き交う人も多く混雑しています。
さあこれからいよいよバルセロナの観光です
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