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2018年6月 6日 (水)

ビタミン様物質(知っている名前もあるかも)

これまでに何度がビタミンについて記載しましたので、今回は「ビタミン様物質」について記載してみます(素人ですのでこのあたりはあまり判りませんが・・・

ビタミン様物質とはビタミンの定義には当てはまらないが,ビタミンと似た働きのある物質の総称です。ではビタミンの定義とは1:体の組織の構成成分ではなく、エネルギーに変換されないもので 2:体内で必要量が合成されず、3:欠乏症が確認されているもので 4:無機質でないものとなります(難しすぎます)。Th_2c8d81b1c4465b7f75f1422462ab73d6

しかし研究が進み色々な体内での物質や作用が判るにつれて、このビタミンの定義には入らないも、ビタミンと同じ作用を示すも、まだ欠乏症がはっきり判らない物質が次々と判明しビタミン様物質と総称されるようになっています。

医学的にみても重要なことも多いのですが、この様なビタミン関連はサプリメント業界が先行して色々と話題づくりがなされています。専門外の私からはこれを沢山摂ったら諸症状が改善されたり、余命が改善されるのかどうかも不明なために、アドバイスが出来ません。

主なビタミン様物質の名前を挙げてみます。さてどれぐらい皆様が知っているのでしょう?

①ケルセチン(ビタミンP)、②フラボノイド、③ノイシトール、④コエンザイムQ10,⑤ルチン(ビタミンP) 、⑥コリン、⑦ヘスベリジン(ビタミンP) 、⑧ポリフェノール、⑨アルファリボ酸(チオクト酸)、⑩ピニトール

・・・コエンザイムQポルフェノールなどは皆様もなんとなく聞いたことがあるかも知れませんね。 以前はビタミンと考えられ「ビタミンP」と命名されるも、ヘスペリジンとルチン、ケルセチンの混合体であることがわかり、正式なビタミンから除外され、それそれの名称でビタミン様物質として扱われるものがあります。これらはビタミンCによく似ていて、毛細血管を強くすると考えられていて、抗酸化作用、抗炎症作用、抗動脈硬化作用などの効用を言われています。これらはタマネギ、ほうれん草、ケール、パセリなどに多く含まれています。

コエンザイムは脂溶性のビタミン様物質で、人のミトコンドリア(エネルギーを生成する場所)に多く含まれており、その為アクティブな生活をサポートする効能で食品としても売られています(実際の効果は判りません)。 食品ではレバーやモツ、牛肉、カツオなどに多く含まれています。

Th_646337 これも赤ワインの効能などで有名になった「ポリフェノール」もビタミン様物質の仲間です。ポリフェノールは植物が光合成で作り出す糖分が変化したもので、よく知られているものに、赤ワインの「アントシアニン」、大豆に含まれる「イソフラボン」、お茶の「カテキン」、カレー粉の「クルクミン」や更にはゴマの「セサミノール」などあります。 どれも私より皆様方の方が健康食品等でよくご存じかも知れません。

それぞれが、効能などがあり、それをうたい文句に沢山の一般用医薬品やサプリメントとして市販されています。

私としてはいつもの通り、基本は食事からで、足りない分をサプリメントを含めた薬からだと考えています。 万遍なく食事が取れているのであれば、殆ど不足することはありません。必要以上に摂っても単に尿などから排泄されるだけです。もしも健康のためと摂取されても、過剰症もありますので、しっかりと容量を守ってお飲み下さいね。

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医療」カテゴリの記事

コメント

omoromachi先生、こんばんは。

ラジオ聴きましたよ。もう10年以上ラジオをなされているのですね
ビックリしました。
今週も、ビタミンの歴史を紐解きながらビタミンの重要性について
説明頂き、面白く理解出来ました。
音楽もでした。

私もコエンザイムQとかポルフェノール知っています
なんたって今やワインにもポルフェノールリッチ
なんていう表示があります・・・なにを隠そうその表示を
みると何となく健康になりそうでつい買ってしまいます

それにしてもビタミンの定義難しいですね

sayakanonさん、おはようございます。

いつも番組を聴いて頂き有り難うございます。滑舌の悪い私ですが皆に支えられて11年以上ラジオ番組を担当しています。
ビタミンは発見されて100年ちょっとですので、昔は欠乏症で多くの方が原因不明の病で亡くなっていった歴史があります。

sayakanonさん同様、私もコエンザイムやポルフェノールなどは最近知った話で、なんとなく健康になりそうなイメージがあります。医療者としてはもう少し理論的に勉強したいと思っています。

ビタミンは奥が深いですね。

こんにちは。健康を保つのにはやっぱり食事ですよね。
私は、トマトが苦手です。絶対食べないと
いうほどではないけど1年に1個くらいしかきっとたべてないです。
リコピンがあってお肌にいいよ!と娘にいわれ、薬とおもって
食べています。でも畑には18本もトマトが植えてあります
主人が無類のトマト好き。自分で食べないのに悔しい~。

フーミンさん、こんばんは。

健康と食事は切っても切り離せないですね。あらまあ、フーミンさんも苦手なものがありましたか トマトのリコピンも最近は抗酸化作用が強いと言われてある意味ブームになっていますね。

それにしても畑には真っ赤なトマトがあるのに、ご主人だけが食しているのですね。ちょっと悔しい気分でしょうか?

まあ、食品は何千種類とありますので、なるべく好き嫌いなく沢山の種類を召し上がって下さいね。

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