世界を夢見て78: スペインのパラドールについて
三度目のスペインで初めてロンダを訪ねました。町のシンボルともなっている断崖絶壁に建つヌエボ橋の袂にあるパラドール・デ・ロンダの宿泊することが出来るという機会に恵まれました
宿泊出来る利点は夜や朝の風景も楽しむことが出来、景色の移り変わりを体験できることです。今回満喫しました
ところで、宿泊施設としてスペインにはパラドールという宿泊施設が94箇所あります。パラドールとはスペイン語で「休憩所」を示す言葉で、現在では比較的高級ホテルと言った意味合いでしょうか。 その歴史はスペインのインクラン伯爵が自分の所有する狩猟用の山荘を改装して1928年にパラドールとして公開したのが始まりだと言われています。その後、歴史的建造物である古城や宮殿、修道院、市庁舎などを国家が買い上げて、修復してホテルとして使用されるようになります。
歴史的な建造物だけではなく多くは町の中心地や景勝地にあり、泊まる人々にとっても便利性や歴史に触れることもできるのです。
今回、幸運にもバラドール・デ・ロンダに泊まれました。旧市庁舎を改装したパラドールでヌエボ橋とマッチする古風なたたずまいですが、内装は改築されモダンなホテルとなっています。私の部屋はルームナンバー1番の部屋でした。
私などは浅はかですので「No1の部屋」となるときっと眺望も良い部屋に違いないと思っておりました・・・残念ながらヌエボ橋が見える部屋でありませんでした
それでも部屋を出て直ぐのホテルのロビーからこの景観を楽しむことが出来ました。このパラドールも予約が取りにくい人気のあるバラドールの1つです。
<昼、夜、朝の移り変わる風景の写真を載せておきます。宿泊出来たために出来た贅沢な時間です>
私がパラドールの中で1番に泊まってみたいのがアルハンブラ宮殿内にあるバラドール・デ・グラナダでしたが、今回は宿泊は出来ませんでした。 アルハンブラ宮殿散策時にバラドール・デ・グラナダを見つけましので憧れをもって写真を撮りました(左)。 ここに泊まると夜のアルハンブラ宮殿内を散策出来るそうですよ・・
もしも皆様方で自分で宿泊先を決めることが出来るのであれば、スペインには個性的なパラドールが沢山ありますので、ダメ元で捜してみては如何でしょう。
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