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2018年4月18日 (水)

世界を夢みて77: 断崖絶壁の町 ロンダ

三回目のスペインで初めて訪れる町ロンダ。観光案内などに載っている断崖絶壁の町ロンダを訪ねることが出来ました。そしてその宿泊がパラドールという最高の組み合わせが実現しました。

Th__3 ロンダはアンダルシア地方のコルドバ、セビーリャ、グラナダから同じぐらいの距離があり、多くの場合は訪ねたとしても写真を撮って通過することになると思います。

今回宿泊することで、夕方から夜にかけて刻々と移り変わる町の変化、朝日に照らし出される景色を体験できるのではないかとワクワクした気持ちで向かうことになりました。 旅は想像するだけで楽しみが倍増します

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ロンダはロンダ山地を流れるグアダレビン川の浸食によって造り出された深い峡谷の上に立てられた町です。随分古い時代から人々が住んでいたようです。この街を有名にしているのが、谷を挟んで新市街と旧市街の間に架けられたヌエボ橋による景観です。橋の中央から下を眺めると結構高いのが分かります(高所恐怖症の方では駄目かも知れません)

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ヌエボ橋より奥の方にはイスラム時代に最初に谷に架けられたビエホ橋(旧橋)があり、18世紀に今の場所にヌエボ橋(新橋)が完成し新・旧の市街を往来出来るようになっています。この新橋は丁度、断崖絶壁の断端に出来ておりその景観が美しいために、ガイドブック等でも紹介される様になり、町のシンボルともなっています。Th_dsc09245

もう一つロンダを有名にしているのが、18世紀にスペインの近代闘牛術(私達が認知する闘牛士と牛の決闘)を確立したフランシルコ・ロメロが生まれた町としてもスペイン国内で有名な場所となっています。その闘牛場も入場することが出来ます。

闘牛の最初は貴族などが、軍事訓練や結婚式の出し物として公開されていました。馬に乗った貴族が長いヤリなどを持って、牛に対峙する方法がなされ、馬の方も現在のような防護服もなく、牛の角で刺されて死ぬことも多かったようです。人と牛が対峙して行う現在の形を確立したのがロメロ(上の写真の銅像がロメロ)さんだったのです。

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ところで、闘牛の牛はどうして闘牛士に突進して来るのかご存じですか? 牛は色盲ですので赤い色をみて興奮するわけではありません。では普通に飼っている牛が布を揺らしたら突進して来るのでしょうか? その様な習性があったら女性のゆらゆらしたスカートなどに突進して来て大変です

実は闘牛で使う牛は、数日間真っ暗な部屋に閉じ込められ、食事も与えられずに過ごします。そして闘牛が開始する直前に、真っ暗な部屋からいきなり闘牛場の明るい太陽の下に追いやられます。こうなると牛は目はくらくらするし興奮状態が極値に達して、動いているものに突進して行くことになるのです。 皆様方の謎も解けましたか?

ロンダの闘牛場へは7ユーロで入場でき、実際の闘牛場の観客席や場内に入ることが出来ます。またマタドール(正闘牛士)の綺麗な衣装などを展示している博物館なども併設しています。

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町を歩くと、甘い匂いが漂って来ました。お店の中に入るとアーモンドや他のナッツと砂糖を大きな鍋で絡めながら混ぜた伝統的なお菓子を売っています。砂糖の甘さとアーモンドのバリバリ感が美味しくて、これが病みつきになって止められなくなります

ロンダのパラドールに宿泊しましたので、次回はスペイン国内にあるパラドールについて書いてみたいと思います。

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コメント

院長先生
 こんばんは。
ロンダは行っておりませんが、クエンカに似ているかな?と
思いました。同じように断崖絶壁に家が建っていたり・・・。
闘牛はこのようにしているのですね?
初めて教えて頂きありがとうございます。
てっきり?赤いものに突進すると思っておりましたよ。
闘牛は観たくないね、と夫も話して、
ツアーに入っていないのを選びましたが・・・。
続きも楽しみにお待ちしております。

マコママさん、こんばんは。

確かにクエンカと似た雰囲気がありますね。違いは旧市街と新市街を結んだヌエボ橋がある光景でしょうか?

闘牛に関しては25年前に見ましたが、周りの熱狂が理解出来ませんでした。 私のような部外者が判断するより、スペインの方々か判断することでしょう。しかしながらスペインでも色々なことがあり、次第に闘牛を行う機会が少なくなったようですよ。

次回はスペインのパラドールについて書いてみたいと思います。読んで頂けたら嬉しいです。

こんばんは。

ロンダの景色は壮観で素敵!

確かに宿泊しないとみれない景色がありますね
旅行のヒントにもなります。

私も何故闘牛の牛はあの様に突進して行くのか?
・・・実は今更ながら疑問も感じていませんでした
omoromachi様の記載で突進する理由も分かりました
・・・でもやはり残酷のような気になってしまいました。

いつもこのブログを読ませて頂いて嬉しく思えますのは
きっとomoromachi様が旅行先などで他の文化をリスペクト
していることを感じているからかも知れません

病院で院長をされていて多忙と思いますが
どうかこれからもよろしくお願い致します。

miyuki.kikiさん、こんばんは。

ロンダは今回初めて訪ねましたが、やはり絶景でした。本当は全ての街で宿泊して移動したいのですが、時間が限られていて素通りのことも多いですよね。宿泊していいのは夜景も朝の景色も見られることですね。 住んでいる人々の生活も感じることができます。

闘牛の牛については今回の旅行で教えてもらいました。だからあの様に興奮状態だったのですね。いつもあの様だと飼育さえも困難ですもの。

私が旅行でいつも根底に置いているのは、自分が育った価値観でその土地を評価しないこと、嫌な眼にあっても、それはたまたまであってこの国や人々の評価にはならない(参考程度)と考えています。 

行った国をリスペクト出来なければ、旅行に行く価値がないと思っています。

そういえばmiyuki.kikiさん、今年の旅行先は決まりましたか? 決まりましたらまたご連絡下さいね

先生、こんばんは。

断崖絶壁の町ロンダ、凄く迫力のある景観ですね。
何故こういう所に住もうと思ったのでしょう。
私は高い所は得意なのでとても興味深いです。
宿泊された事で町の色んな表情をご覧になれて良かったですね

闘牛は赤い布に突進するのではないと何かで聞きましたが、
詳しい理由は知りませんでしたのでまた勉強になりました
一度観てみたいですが、刺されて亡くなった闘牛士もいると思うと少し怖いです。

sharonさん、こんばんは。

sharonさんは高いところでも大丈夫なのですね。結構ヨーロッパの都市は小高いところの出来ていることが多いですよね。やはり街の防御の意味もあるのでしょうか?

私も今回の旅行で、闘牛の牛が何故あんなにも突進してゆくのかを判りました。だって牛って追い立てられなければわざわざ走りませんものね

人間と牛の命がけの格闘ですので、時には闘牛士が角に刺されてなくなることも何度かあるそうです。色々な意味合いもあり、スペインでの闘牛は次第に開催が少なくなっているそうです。

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