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2018年3月

2018年3月30日 (金)

今週の生け花(平成30年3月第5週)

三月も最後となりました。日本では年度末にも当たり、企業では年度の処理が大変でしょうし、新年度に向けて新入職や、進学・進級など学生さんも大変な時期だと思います。                                 Th_img_0735                              病院の方も保険の切り替えやその対応に追われています。
この様な落ち着かない中で、いつもの2階のスペースに生け花クラブの皆様がお花を飾ってくれていました・・慌ただしさのなかでホッとする瞬間ですconfident

今週の生け花は、鮮やかな緑色の花器が目に飛び込んで来ます。それと同時に紫木蓮(シモクレン)?の花が鮮やかに目に飛び込んで来ます。 

Th_3035 木蓮の花は赤いシモクレンと白木蓮(ハクモクレン)があるのですが、今回の木蓮の花はどちらにも近い感じが致します。 赤と白の交配で出来た沙羅木蓮(サラモクレン)に近い色合いです。

中国原産ですが、日本にはかなり以前から入って来てているため、春を告げる花の1つとして定着しているのかも知れませんね。

中央に千年木の黒茶色の葉に黄色と赤のカーネーションが映えています。千年木のお陰で、遠目にみると赤いカーネーションの花が椿のようにも見えるのは、全体的なイメージが日本的だからなのでしょうか?

三角の花器の中に木蓮の花が1輪浮かんでいるのもとても素敵でしたheart04

<花材:紫(沙羅?)木蓮、カーネーション、千年木>

2018年3月28日 (水)

下肢静脈瘤発症のメカニズム

人間の血管は動脈と静脈があります。私達の血液は心臓の拍動により作り出された圧力(血圧)によって全身の組織に送り出されます。この圧の高い状態を支えているのが動脈になります。組織に酸素や栄養を運んだ後に心臓に戻る血管が静脈です。

Th_ 血液が戻る時には心臓のような送り出すポンプ装置はありません。そのため動脈から送り出された血液が押し出されるようにして、ゆっくりと静脈の中から心臓に戻って行きます。 静脈の圧は低く、それだけでは動いた時などに逆流が起こってしまいます。 それを防ぐ為に、手足の静脈には動脈にはない凄く薄い逆流防止装置の静脈弁があるのです。

動脈と静脈では同じ血管でも随分と違いがあります。それに起因する病気も違ってきます。

動脈はもろに圧を受け、動脈硬化が伸展します静脈は血液のうっ滞や弁の破壊が起こってしまいます。 極論から言うと、動脈の病気は狭窄か破裂(虚血性心疾患、脳卒中、下肢閉塞性動脈硬化症、動脈瘤破裂など)になり、静脈はうっ血による血栓形成か拡張による破裂になります(イボ痔、食道静脈瘤破裂、下肢静脈瘤、深部静脈血栓症・肺梗塞など)。

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話を足の静脈に戻します。私達人間は進化の過程で二足歩行を選びました。四つ足の動物と比べて、心臓から足の高さには大きな開きが出来てしまいました。ですので足の静脈は極端にうっ血した状態を強いられいるのです。

Th__3 元々薄い静脈ですので、圧が長年かかり続けると、血管が太くなってしまいます。静脈弁は成長しませんので、次第に逆流装置が働くなったり、薄い静脈弁が疲弊して破壊が起こります。 次第に悪循環になり、更に足の静脈は拡張、蛇行して目立ってくるのです。

これが多くの方に静脈瘤が起こる原因となります(女性で20〜40%、男性で5〜10%程度)。 女性に圧倒時に多いのはホルモンの関係などもありますが、妊娠すると骨盤内で足から入る静脈も押されてしまうため、更に足の静脈の圧が上昇して、静脈瘤を発症させます。

この様なことが下肢1次性静脈瘤の発症メカニズムです。

ですので同じ様な立ち仕事をずっと続けないように、時々足を上げたり、足の運動をすることでうっ血を防いだり、あるいは弾力のあるストッキングを利用して、静脈瘤の発生や伸展を防ぐようにして下さいね。

2018年3月25日 (日)

世界を夢みて75: トレド観光N02:カテドラル

Th_dsc08496_2 トレドの街はその外観も素晴らしいのですが、その中のカテドラルは必見です。時の国王によって1226年に建築が始まり1493年に完成後、時代と共に追加拡張してゆきます。

アルカサルから細い道を下ってゆくと、建物と建物の壁の間からカテドラルの尖塔が見え隠れして来ます。

そして広場に出たとたんに目の前に巨大なゴシック形式のカテドラルが出現します。大きすぎて通常のカメラでは全体が入らない程の大きな外観です。

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今も昔もスペインカトリックの総本山としてミサなども行われています。10時から18時30分まで8ユーロ(塔や博物館を含む共通チケットなら11ユーロ)。
その内部は見所一杯で、バチカンのセントポール大聖堂と匹敵するほどの素晴らしい内装や装飾品で埋め尽くされています。
トレド大聖堂(カテドラル)は4つの側廊と22の礼拝堂からなったスペイン最大規模を誇るカトリックの教会です。

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広場に面したファザード正面にはゴシック形式の「免罪の門」があります。そこにはキリストと12使徒の像が彫刻されています。だだしこの門は通常は閉じており、大司教や国家元首などを迎えるときのみ開帳され通ることが出来るとのことで、私達も横の出入り口より入ることになります。

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入り口から入ると高く広い空間に驚嘆します。総大理石の床、大きな円柱、バラ窓をはじめとする美しいステンドグラスから入り込む柔らかい光が聖堂内を照らしてくれます。 更に壁一面おびただしい彫刻群があり圧倒されます。 進むにつれて圧倒され放しで、口をポカンと開けてみている自分がいたりしますcoldsweats01

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左奥には宝物室があり、その門をくぐると世界的に有名な「聖体顕示台」があります。16世紀初頭にイザベル女王の命により総重量200Kgに及ぶ金、銀、宝石、王冠などで細工された高さ3m以上の聖体顕示台がガラスのケース内に納めらています。

丁度この頃はコロンブスが新大陸を発見しスペインは世界の富を独占する程の勢いで、その聖体顕示台にもコロンブスが持ち帰った金が使われていると言われています。 どれほどの値打ちは分かりませんが、その細部に及ぶ緻密な装飾は一見の価値があります。

この場所にずっとおかれているだけではなく、年に1回聖体祭の祝いの時に、この聖体顕示台は大聖堂から担がれてトレドの街を練り歩くそうです(テレビで見たこともあるような気もしますが・・・)。

「金」に・・いや「美しさ」にクラクラしながら、本堂中央に進んでゆくと、鉄柵にガードされた内陣をみることが出来ます。

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ここは高さ30mの主祭壇があり、キリストの生涯20場面を現した木彫りの彫刻で埋め尽くされ、壁一面にも新約聖書の各場面が描かれています。こちらも圧倒されます。

祭壇を振り向くと、今後はこれも広い聖歌隊席があります。

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上下二段に分かれていて、上がルネサンス形式、下がゴシック形式となっているとのこと、私には分かりませんが、いずれも椅子ごとに細かな彫刻が帆と越されています。正面には16世紀の彫刻家アロノソ・ベルゲーテによる彫刻がそびえ立っています。

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・・・・でもここで20年ぶりに訪ねたこのカテドラルの楽しみは実はこの聖歌台席の入り口にある「マリアと子キリストのマリア像」にあります。このマリアとキリストの顔と仕草がとても人間的で、ほっこりとなるのですheart04 

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バチカンのミケランジェロによるマリア像も美しさく大好きなのですが、このトレドのマリア像は他にない温かみを放ってくれますし、日本の観音様を思い浮かべてしまいます。

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そこから回廊を左側に進むと聖具室と呼ばれる部屋があります。聖具室ですので、神父さんなどが着替えをする部屋と言うことですが、規模が違います。そこには有名なエル・グレコの絵があるのですが、今回は書くのが多すぎますので次回のブログでエルグレコはまとめて記載したいと思います。

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回り内陣の後ろ側にはこれまた巨大な彫刻があります。これもこの教会の最大の見所の1つでもあります。

スペイン独自のバロック形式(チェリゲーラ形式)の最高傑作と呼ばれるナルシソ・トメ作の「トランスパレンテ」があります(歴代法王のお墓?)。天使や聖母像などありすぎて分からない程の彫刻で埋め尽くされています。 あまりに素晴らしいのですが、出来上がった当時は光が入りに難く暗かったそうです。

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その為になんとその上の天井部分を開けて、光窓にしたとかです(上の写真の丸い窓の部分)。下から見るとあまり大きくはみえませんが直径にすると13mも(うる覚えですので実際は違うのかも・・)あるそうです。その窓にも彫刻が施されています。

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あまりにありすぎて飽和状態となりながら、外に出るとアンダルシアの強烈な日差しが降り注いでいました。

2018年3月21日 (水)

世界を夢みて 74:トレド観光No1:トレドの魅力とは?

「スペインに1日しか滞在しないなら、迷わずトレドに行け」と言う格言のある程の有名な場所です。 20年ぶりのトレドの街です。
Th_ これ程多くの旅人を魅了するのはどうしてなのでしょう? ある程度ヨーロッパの国々を回っても、私にはこの格言のようにここは絶対という場所が未だ見つからないのです。

魅力がないからではなくて、皆魅力がありすぎて決めきれないのです。トレドも素敵な場所ではありますが、私には絶対とは言えませんが否定も出来ない場所ですcoldsweats01。 

では何が魅力なのでしょうか、私なりに旅行者の目線で考えると

街の外観:まず独特の地形、タホ川が蛇行しながら深く浸食した間に、取り残され、タホ川に三方が囲まれたような自然な要塞都市としての外観が素晴らしいこと

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街の雰囲気:街全体が博物館のように雑然としながらも統一した色合いや景観を共有していること。スペインの歴史が凝縮したようにイスラム、ユダヤ、キリスト教の文明が融合した街のたたずまい。もちろん南スペインの特徴かも知れませんが、中世の世界に迷い込んだ不思議な気持ちで街を散策出来ます。

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市内の雑路:入り組んだ小道、両サイドに高い壁があり、街の中を歩いていると先が見えず、ワクワク・ハラハラしながら散策出来ること。街が大きくないので迷って歩いてもどこかで分かる場所に出ることが可能

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歴史的建造物:13世紀建立のゴシック形式のカテドラル、アルカサルなどの世界的にみても凄い建物が幾つもあること(カテドラルの中も圧倒される美しさ)

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人々の生活:中世の中に身を置くも、広場に出たりバルに入ると人々の生活も伝わって来る街の雰囲気

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エル・グレコ作品:元々ギリシャ出身であったエル・グレコの作品を間近で観ることが出来る教会や博物館があること

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私なりに考えられるのはこの様な感じでしょうか、あの有名な格言はやはり多くの方が支持している街なのでしょう。まあ私的には「スペインに1日しか滞在しないなら、トレドもいいかもね」でしょうか? それ程スペインは魅力的な街がいっぱいあるのです。

2018年3月18日 (日)

美しい瞬間

Th_dsc09629 季節は一気に春へと向かっています。周りを見渡すと春を感じさせる花々も沢山咲いてきています。多くの方にとっては桜が春と一番一致する花かも知れませんね。

毎年3月中旬頃、拙宅に1本植えた「イペー」が一斉に真っ黄色な花を咲さかせ、私にも春が来たことを実感させてくれます。

イペー(学名: タベブイア・クリソトリカ、英名: ゴールデントランペットツリー和名: コガネノウゼン/黄金凌霄花)はブラジルの国花で白、黄、紫の花を咲かせます。

沖縄に広く普及したのは、オリオンビールが会社創立30周年の記念事業で、沖縄の南米移住地であるボリビアより多量の種子をとりよせ、緑化事業の一つとして無料で県民に配布したからだそうです。  桜と同じ様に冬に葉が落ちて、春に花が咲き、その後新芽が出てきます。夏の暑い時期には葉が繁茂しますので、適度な日陰を作ってくれます。

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この花はおおよそ1〜2週間で一気に咲き誇るため、その鮮やかな黄色の花を楽しむのも1年で僅かな時間しかありません。この花が咲く僅かな期間が我が家での「一番美しい瞬間(とき)」です。

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あまり手入れもしないのですが、3月は様々な花が咲き誇っています。南国らしいブーゲンビリアの赤も鮮やかです。
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花が咲く時期には蜜を求めてかメジロが頻回に訪ねてくれます。これまでこの木には時々、メジロが巣作りをしてくれていました。中にはこの木から巣立ったメジロもいるのかも知れません(http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-3f8f.html )。
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あまり四季のない沖縄ですが、植物は敏感に春を感じているのですね。美しい花々に感謝するひとときですheart04

2018年3月16日 (金)

今週の生け花(平成30年3月第3週)

三月も中旬になると一気に春めいた気温となったようです。チラホラと桜の開花の予報も出て来て、重いコートから解放されるのかも知れません。まあ花粉症の方にとってはここが一番辛い時期かも知れませんが、どうか対策を講じて乗り切って欲しいと思います。

この沖縄は染井吉野とも花粉とも無縁の地で、Th_img_0666_2 花粉が飛ばないのはいいのですが、染井吉野の桜を眺められないのはとても残念です。沖縄では染井吉野自体は育てることは可能だそうですが、染井吉野の開花に必要な気温まで下がらないないために、花が咲かないそうです。そのため染井吉野の開花の南限は鹿児島県の種子島になるそうです。

今週も病院のいつもの2階のスペースに生け花クラブの皆様がお花を飾ってくれていますheart04

今週の生け花は黄緑の曲線を描いた花器にストレリチアなのでしょうか中型の葉材を大胆に置いて全体の構図を決めています。その葉材から1歩抜け出すようにツツジの花々は上方と右側に配置すること明るい日差しを感じさせてくれています。

Th_3033 その葉の間から白いマーガレットの花が可愛らしくの顔を覗かしています。黄色とピンクのと深紅のカーネーションが並んでそれぞれの美しさを競っています。

抑え気味にした深紅のカーネーションを左側に置くことでより一層ツツヅの赤が目立ってきます。赤いツツジの花言葉は「恋の喜び」だそうです・・・・婚活中の皆様、これから春に向かって恋が芽生えますことを祈っています!coldsweats02

ちなみに、沖縄本島北部の東村では毎年恒例の「東村つつじ祭り」が3月1日より3月20日まで開催されています(http://www.vill.higashi.okinawa.jp/UserFiles/File/2.KIKAKUKANKOU/H30tutujimaturi/SKMBT_C65418013016200.pdf )。

もうすぐ春ですね〜notes

<花材:ツツジ、カーネーション、菊、マーガレット、ストレリチア?>

2018年3月14日 (水)

軟骨組織の再生医療

今日のFM放送は私の専門外ですが、変形生膝関節症について話をしました。

私達の関節には硬い骨が露出しているわけではなくて、関節の部分を薄い軟骨で被われています。 この軟骨の表面はとてもスムーズで、スケートシューズで氷の上を滑るよりも何倍もなめらかに出来ています。その為に関節の運動に関しても摩擦なく動かすことが出来る様になっています。                               Th_910901602848507fc161c5606803c380

この薄い軟骨は非常に特徴的な性質を持っています。軟骨は点在する軟骨細胞を埋めるように多くの軟骨基質と呼ばれる成分で被われていて、水分を多く含む性質を持っています。
その成分は(皆様方も何故か健康食品などによって知れ渡った)コンドロイチン硫酸などからなるプロテオグリカンと呼ばれる物質です。 
人の細胞は隈無く巡らされた血管から酸素や栄養を貰って新陳代謝を行っています。しかし軟骨には血管も神経もないのです。 では軟骨細胞はどのように生きているのでしょう・・・・?

実は軟骨細胞は関節液に含まれている僅かな酸素や栄養で生き抜くことが出来ています。この特殊性もあり、もしも傷ついたら、なかなか修復出来ないのです。要するに自分で再生する能力が他の組織と比べて乏しいのです。

長年、体重の負荷に耐えて、運動を行ってゆく中で、軟骨がすり減って痛みなどを生じる変形性膝関節症があります。

1度破壊された軟骨の再生は難しく、これまでは破壊が進むと人工骨頭などに置換しなければ、関節の痛みや硬直で動かすことが出来なかったのです。

Th_653455 私は30年ほど前に血管の内皮細胞や平滑筋細胞の培養の実験を行っていたことがあります。動物実験でしたが確かにシャーレの中で採取した細胞を増殖させることが出来ました。その後医療の進歩は凄く、患者さんの軟骨細胞を採取して、それを培養して、シート状にすることで、傷ついた軟骨細胞の表面に移植することが近年行われてきました。

更に今、最先端の幹細胞を使った組織再生医療が実用段階に近づきつつあります。自分の関節の中から細胞を取り出さなくても、幹細胞を使って、軟骨に分化した細胞を使っての軟骨再生医療が日本でもスタートしています。

これからの再生医療が更に1歩進んだ臨床応用の段階に進んできた感がありますね。この分野はどう進んで行くのでしょう? 医療者としても楽しみです。

2018年3月11日 (日)

東日本大震災から7年目

あの大震災から7年目の3.11がやって来ました。 
本当に未曾有な震災で、直後に起きた津波の破壊力、その後の原発のメルトダウンによる放射能により未だふるさとに帰れない多くの方々。 Th_dsc03187 何も罪のない被害者がうけたその後の差別、健康被害・・・幾十の苦難に立ち向かって今を生きている方々が未だに多くいらっしゃいます。                

時は川の流れのように戻ることはありません。私達は川の水の流れのように、沢山の場所から集まって一つになり、そして別れてゆきます。海へとなり世界中の全てのものが混ざり、そして水蒸気となって大地を潤し、川となってゆきます。その中に身を委ねることしか出来ません。

時は流れます。しかし記憶は後戻りが出来ます。その記憶のよりどころにふるさとがあります。その故郷をバカにしたり非難する方もいます。福島にしてもそうですし、私自身の住む沖縄に対しても自分と異質なものとして排除しようとする方も中にはいます。 

故郷を変えることは出来ません。それは自分自身の存在を否定してしまうことになりかえないことなのです。

どこで生まれようが、どの肌を持っていようが、どの民族、どの宗教、どの言語を話そうが、私達は何も変わらないのです。全てを含んだ海の水が水蒸気となってどこに降り注ぐかは誰も知りません。それと同じで私達は偶然この地球のこの場所で生まれただけなのです。

Th_dsc03323_5 私はあの東北大震災の時に沖縄に居て、地震も感じず、何も変わらない朝を迎え仕事をしていました。

しかし同じ時間に沢山の命が奪われ、故郷をなくした方々が沢山いたのです。その後も放射能事故のせいで一生故郷にも帰ることが出来ない方々も沢山いるのです。

地球の何処かで誰かに起こったことは私自身にも起こり得ることです。

今年も3月11日が訪れました。きっと今日の海は何事もなかったように穏やかに人々を迎えていると思います。また新たな気持ちで東北大震災で犠牲になった方々のご冥福をお祈りし、経験した方々の胸の内を想像したいと考えています。

2018年3月 9日 (金)

今週の生け花(平成30年3月第2週)

3月も第2週となりました。ここ4〜5日前は春を通り越して初夏になるのかと思える天気でした。しかし昨日からは前日と比べ5度程度気温が下がり、Th_img_0607 風も強く何となく季節が逆戻りした感じとなりました。 三月は寒さと暑さのせめぎ合いのようです。

しかしながら、病院の2階のいつもの場所は、明るく華やかな生け花が飾られていました。病院の生け花クラブの皆様には感謝ですhappy01

気品に満ちた花器に、薔薇の赤が目立っています。薔薇ってトゲもあるのに世界中に栽培されているのが判る気がします。 花弁の重なりの美しさ、優雅な香りも皆を惹きつけているようです。

30年ほど前にブルガリアで薔薇の谷を旅行したことがありました。 Th_3032_3 この薔薇のエキスがパリの有名な香水にも使われているなどが記憶にあります。 私自身は香水は苦手ですが、本物の薔薇の香りは好きです(個人な意見的で済みませんcoldsweats01

金魚草もピンクと黄色を混ぜたらよりコントラストがつきます。黄色だけでは目立ってしまいますので後方のピンクの金魚草を並べることで色が吸収されて落ち着いてきます。

この様な花々を際立たしてくれているのが、葉材として使われている深緑色のユーカリと千年木です。縁の下の力持ちのような役割でしょうか(←いつもながら表現力に乏しいですweep)。今回は短い足を伸ばして色々な角度から録って見ました。どこからみても綺麗ですgood

季節が入れ替わりながら春は確実にやって来ているようですshine 寒い地方の皆様方ももう少しの辛抱ですね。寒さに鍛えられた分、春はより輝くと思いますheart04

<花材:ユーカリ、金魚草、バラ、千年木>

2018年3月 7日 (水)

風邪なのに関節が痛むのは何故?

今日のFM放送では、膝の痛みについて話をしました。整形外科医ではありませんので、詳しいことは判りませんが・・・coldsweats01

まず関節が痛むとは、関節軟骨の炎症や関節周囲の腱の損傷や外傷など直接的な痛みが原因と考えます。実際に変形性膝関節症などで悩んでいる方も多いです。

それ以外にも直接関節の傷害と関係ないような場合でも関節の痛みが出ることがあります。しばしば経験することに、インフルエンザなどの風邪をひいた時にも腰や足などの関節が痛んだことも多いと思います。

Th_669762 私達の体は細菌やウイルスの侵入から身を守るために様々な物質が出されます。この様な生理活性物質の中で有名なのが「サイトカイン」と呼ばれる物質です。細菌やウイルスが体内に入ると、体を守るために白血球から「サイトカイン」が分泌されます。 ただこのサイトカインが出過ぎると、私達の正常な臓器まで攻撃をしてしまう場合があります。

そのサイトカインが過剰に分泌されて体に悪影響を与えないようにするために、これを制御する働きのあるプロスタグランディンE2が分泌されて、バランスを取るように働いています。

プロスタグランディンE2は発熱作用や関節や筋肉の痛みの原因ともなります。おそらく体温を上げることで免疫細胞を活性化させると共に、熱に弱い細菌やウイルスを弱体化させる効果があります。 

ではなんで意味もなく関節や筋肉が痛むかというと、おそらく痛みがあることで活発に動くことを抑制して、体力の温存を計っているのではないかと考えられるのです。

一般的な解熱鎮痛剤の作用としてこのプロスタグランディンの働きを抑える作用があります。逆に言うとプロスタグランディンE2を抑えるので、熱が下がり、節々の痛みも取れる効果があるのです。 この種の薬は解熱作用と鎮痛作用が同時にあるために、「解熱剤」や「鎮痛薬」ではなくて「解熱鎮痛剤」と呼ばれているのです(実に大雑把で、薬剤師から怒られそうですwink)。

本来の意味からすると、風邪などをひいたら、痛みに耐えて働くのではなくて休みなさいと細胞からシグナルを出しているのですね。人間の体っていつみてもよく出来ていますheart01

2018年3月 4日 (日)

街の灯り

久々にテレビで堺正章さんの唄を聞きました。ザ・スパイダーズで唄っていた時代から上手い方でしたが、今でも声質が落ちずに綺麗な声でした。 これぐらい上手ければもっと唄ってもいい気がします。若い人達からすると料理番組のおじさんとしか思われないかも知れませんねcoldsweats02

日本でもザ・ビートルズの来日後、一気にGSブームが起こり、音楽シーンも変わった気がします。私より上の世代はどっぷりと浸かっていたかも知れません。

Th_53 ザ・スパイダーズは1961年に結成し1970年に解散します。「夕陽が泣いている」「なんとなくなんとなく」「あの時君は若かった」が代表曲でしょうか? 堺正章さん、井上順さん、かまやつひろしさんなどがいる人気バンドでした。 このグループと人気を争っていたのがジュリーがいたザ・タイガーズだったのではないでしょうか。ザ・タイバーズには沢田研二、岸部修三、加藤かつみさんなどがいました。

境さんがソロになった頃に唄った「街の灯り」を私も唄ってみました。作詞は阿久悠さんで作曲は浜圭介さんです。

何時ものように動画にしてみました。宜しければお聴き頂けたら嬉しいですheart04

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2018年3月 2日 (金)

今週の生け花(平成30年3月第1週)

Th_img_0586 3月に入りました。明日はひな祭りですね。 3月といえば早春と言う言葉が当てはまりますが、ここ2日程度は沖縄は天気がよく、気温も上昇しています。週間天気予報を見ますと明日は25度、明後日は27度の最高気温となるようです。早春ではなくて初夏の装いです。

今週も2階のいつもの場所に、生け花クラブがお花を飾ってくれています。なんと清々しい、早春の嬉しさに溢れています。

もう既に殆ど散り初めていますが、沖縄の桜は避寒桜で濃いピンク色の花を付けます。そのため今回のピンクのお花は避寒桜かと思いましたが、のお花でした。明日は桃の節句ですもの、びったりですねheart04              Th_3031

今週のお花達は皆それぞれが太陽に向かって咲き誇っています。黄色に赤の縁取りのカーネーション、緑の葉のゴツゴツと先に小さな黄色の花を咲かせている菜の花たち、そして白い小菊もはち切れんばかりに咲いています。みな元気がいいです。

若葉のモンステラ、と黒い花器がどっしりと構えているせいで、花々なより軽やかに見えて来ます。

季節は春だよ〜!との声が聞こえてきそうです。

Th_3031n02 今回の花器は舟のような形をしています。正面だけでは分かり辛いでしょうから、斜め横や斜め上からの写真も貼り付けておきます。 生け花はみる角度でもだいぶ雰囲気が違ってきますね。 それでもどこからみても美しく見えるのは生け花クラブの皆様のセンスの良さなのでしょうscissors

明日、明後日は夏のようになりそうです。皆様方の地域でも早く春が訪れて欲しいですね。

<花材:桃、菜の花、カーネーション、小菊、モンステラ>

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